JPH10283915A - 放電ランプ、ソケットおよび放電ランプ装置 - Google Patents

放電ランプ、ソケットおよび放電ランプ装置

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JPH10283915A
JPH10283915A JP8174797A JP8174797A JPH10283915A JP H10283915 A JPH10283915 A JP H10283915A JP 8174797 A JP8174797 A JP 8174797A JP 8174797 A JP8174797 A JP 8174797A JP H10283915 A JPH10283915 A JP H10283915A
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JP
Japan
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socket
base
discharge lamp
lamp
lamp power
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JP8174797A
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English (en)
Inventor
Daisuke Takayama
大輔 高山
Shinji Inukai
伸治 犬飼
Kazuo Takita
和雄 瀧田
Hisanori Sano
久則 佐野
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるランプ電力の放電ランプ1の口金5と
ソケット31との誤接続を防止する。 【解決手段】 放電ランプ1は、放電管2およびE形ス
クリュー形式の口金5を有する。ソケット31は、ソケッ
ト本体32およびE形スクリュー形式の口金5を接続する
受金33を有する。口金5には、所定のランプ電力と異な
るランプ電力用のソケット31への口金5の接続を規制す
る口金側規制部26を設ける。ソケット31には、所定のラ
ンプ電力と異なるランプ電力の放電ランプ1の口金5の
接続を規制するソケット側規制部44を設ける。口金側規
制部26およびソケット側規制部44により、異なるランプ
電力の放電ランプ1の口金5とソケット31との誤接続を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、E形スクリュー形
式の口金を有する放電ランプ、この放電ランプを接続す
るソケット、これら放電ランプおよびソケットを有する
放電ランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高輝度放電ランプとして、例えば
小形のメタルハライドランプなどは、店舗などの屋内に
おいて、ダウンライトやスポットライトなどの光源とし
て使用されている。
【0003】このような放電ランプでは、小形化や汎用
性の面から、白熱電球で使用されているE形スクリュー
形式の口金が採用されたものがあり、それに対応してE
形スクリュー形式の口金を接続するソケットが採用され
ている。
【0004】また、このような放電ランプは、数種類の
ランプ電力のラインナップがあり、それらは各種類のラ
ンプ電力に対応した電力を供給する安定器を有する点灯
装置と組み合わされて使用される。さらに、これらの各
種類のランプ電力に対して、放電ランプは外観が同一に
形成され、口金およびソケットとも共通化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各種類
のランプ電力に対して、放電ランプの口金およびソケッ
トとも共通化されているため、同じランプ電力の放電ラ
ンプの口金とソケットとを接続できる以外に、異なるラ
ンプ電力の放電ランプの口金とソケットとの接続も許容
されている。
【0006】異なるランプ電力の放電ランプの口金とソ
ケットとが誤接続された場合、特に、小さいランプ電力
の放電ランプを大きなランプ電力用のソケットに接続し
て使用すると、放電ランプの定格ランプ電力を越えたラ
ンプ電力が供給され、異常点灯が生じたり、ランプ寿命
を短くする問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、異なるランプ電力の放電ランプの口金とソケット
との誤接続を防止した放電ランプ、ソケットおよび放電
ランプ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の放電ラン
プは、ソケットに螺合接続されるE形スクリュー形式の
口金と;口金に接続された放電管と;口金に設けられ、
放電管の所定のランプ電力と異なるランプ電力用のソケ
ットへの口金の接続を規制する口金側規制部と;を具備
しているものである。
【0009】所定のランプ電力の放電ランプの口金を異
なるランプ電力用のソケットに接続しようとした場合、
口金の口金側規制部によってソケットへの接続が規制さ
れ、誤接続が防止される。一方、所定のランプ電力の放
電ランプの口金を同一のランプ電力用のソケットに接続
しようとした場合、口金の口金側規制部は作用せず、口
金がソケットに接続される。
【0010】なお、口金側規制部は、ソケットまたはソ
ケットの近傍に配置される部材との当接によって誤接続
を防止するもので、ソケット側に特別な構成を備えずに
口金側のみで対応する場合、ソケット側に特別な構成を
備えてその構成との協働によって対応する場合を含む。
【0011】請求項2記載の放電ランプは、請求項1記
載の放電ランプにおいて、口金側規制部は、口金の側面
から突出されているものであり、ランプ電力の種類が識
別しやすく、誤接続が防止される。
【0012】請求項3記載の放電ランプは、請求項1ま
たは2記載の放電ランプにおいて、口金は、接続された
放電管の所定のランプ電力より大きいランプ電力用の口
金より軸方向長さが短いものであり、小さいランプ電力
の放電ランプの口金を大きいランプ電力のソケットに接
続するには口金の軸方向長さが足りず、誤接続が防止さ
れる。
【0013】請求項4記載のソケットは、所定のランプ
電力の放電ランプにおいてそのE形スクリュー形式の口
金が接続される受金と;この受金を収納したソケット本
体と;所定のランプ電力と異なるランプ電力の放電ラン
プの口金の接続を規制するソケット側規制部と;を具備
しているものである。
【0014】所定のランプ電力の放電ランプの口金を異
なるランプ電力用のソケットに接続しようとした場合、
ソケット側規制部によってソケットへの接続が規制さ
れ、誤接続が防止される。一方、所定のランプ電力の放
電ランプの口金を同一のランプ電力用のソケットに接続
しようとした場合、ソケット側規制部は作用せず、口金
がソケットに接続される。
【0015】なお、ソケット側規制部は、ソケット本体
に設ける場合、ソケット本体とは別体の部材で構成する
場合を含む。さらに、ソケット側規制部は、放電ランプ
との当接によって誤接続を防止するもので、放電ランプ
側に特別な構成を備えずにソケット側のみで対応する場
合、放電ランプ側に特別な構成を備えてその構成との協
働によって対応する場合を含む。
【0016】請求項5記載のソケットは、請求項4記載
のソケットにおいて、ソケット側規制部は、受金への口
金の挿入域に臨んで配設されているものであり、受金に
口金が接続される手前で異なるランプ電力の口金の接続
が規制され、誤接続が防止される。
【0017】請求項6記載のソケットは、請求項4また
は5記載のソケットにおいて、受金は、所定のランプ電
力より低いランプ電力の放電ランプが接続される受金よ
りソケット本体の奥側に配置されているものであり、例
えば小さいランプ電力の口金の軸方向長さが大きいラン
プ電力の口金より短ければ、小さいランプ電力の放電ラ
ンプの口金を大きいランプ電力用のソケットの受金に接
続できず、誤接続が防止される。
【0018】請求項7記載の放電ランプ装置は、請求項
1ないし3いずれか一記載の放電ランプと;請求項4な
いし6いずれか一記載のソケットと;を具備しているも
のであり、それら放電ランプとソケットとを組み合わせ
ることにより、より確実に誤接続が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0020】図1および図2に第1の実施の形態を示
し、図1(a)(b)(c) は各種のランプ電力が同一の場合の
放電ランプとソケットと点灯装置との組み合わせを示す
断面図、図2は放電管の断面図である。
【0021】図1において、1は放電ランプで、この放
電ランプ1は、放電管2、反射体3、レンズ4、口金5
を有している。
【0022】放電管2は、図2に示すように、片口金形
のメタルハライドランプであり、一対の電極11を1つの
封止部12に封着したシングルエンド形の発光管13を石英
ガラス製の外管14内に組み込むことにより、小形に構成
されている。発光管13内には、すず、ナトリウム、タリ
ウムなどハロゲン化物、希ガスおよび水銀などを含む放
電媒体が例えば15気圧以上の圧力で封入されている。
外管14の基部には一対の電極11に接続された一対のリー
ドワイヤ15が導出される封止部16が形成されている。そ
して、外管14の封止部16が口金5側に機械的に固着され
るとともに一対のリードワイヤ15が口金5に電気的に接
続される。
【0023】反射体3は、放電管2を収容可能とするほ
ぼ円錐形に形成され、その頂部側の図示しないネック部
に放電管2が固着され、前面開口に透光性を有するレン
ズ4が装着されている。
【0024】口金5は、E形スクリュー形式(例えばE
26形)を採用しており、反射体3の頂部に固着される
スカート部21を有している。口金5は、導電性を有する
金属製でかつ筒状のベース部22を有し、このベース部22
の周面に螺旋状の雄ねじ部23が形成され、ベース部22の
先端面に絶縁部24を介して接点部25が形成されている。
放電管2から導出された一方のリードワイヤ15はベース
部22に電気的に接続され、他方のリードワイヤ15は接点
部25に電気的に接続されている。
【0025】口金5のスカート部21の側面には、口金側
規制部26が突設されている。この口金側規制部26は、ス
カート部21の全周にわたって環状に形成され、スカート
部21の側面における軸方向の位置すなわち接点部25から
の距離位置が、各種のランプ電力に対応して設定される
位置に配置されている。
【0026】また、図1において、31はソケットで、こ
のソケット31は、ソケット本体32、受金33および接触片
34を有している。
【0027】ソケット本体32は、絶縁性を有する合成樹
脂製で、ほぼ円筒状の筒部41を有し、この筒部41の一端
に開口42が形成されているとともに、筒部41の他端に閉
塞部43が形成されている。
【0028】筒部41の開口42を形成する縁部には、受金
33への口金5の挿入域の周囲に臨んでソケット本体32か
ら突出する形でソケット側規制部44が形成されている。
このソケット側規制部44は、ソケット本体32からの突出
量すなわち閉塞部43からの突出量(距離)L1 ,L2 ,
L3 が、各種のランプ電力に対応して設定される突出量
に形成されている。
【0029】受金33は、導電性を有する金属製で、円筒
状に形成され、口金5の雄ねじ部23が螺合される雌ねじ
部46が形成されている。そして、受金33はソケット本体
32の奥側の定位置に固着されている。
【0030】接触片34は、ソケット本体32内に臨む閉塞
部43の中心に配置されている。
【0031】受金33と接触片34とには、放電ランプ1の
放電管2を点灯させる点灯装置51が電気的に接続されて
いる。この点灯装置51は、各種のランプ電力に対応して
設定されるランプ電力を供給するように構成されてい
る。
【0032】そうして、図1(a)(b)(c) は各種のランプ
電力が同一の場合の放電ランプ1とソケット31と点灯装
置51との組み合わせを示すもので、例えば、図1(a) は
50Wの組み合わせ、図1(b) は100Wの組み合わ
せ、図1(c) は150Wの組み合わせとする。
【0033】同一のランプ電力の各組み合わせでは、放
電ランプ1の口金側規制部26とソケット31のソケット側
規制部44とは近接するが当接はせず、放電ランプ1の口
金5をソケット31の受金33に対して適正位置まで螺合で
き、口金5の先端の接点部25が接触片34に接触する。そ
のため、点灯装置51に対して電気回路的に閉成され、点
灯装置51の作動によって放電ランプ1が適正ランプ電力
で点灯される。
【0034】また、仮に、50Wの放電ランプ1を10
0Wまたは150Wのソケット31に接続しようとした場
合、あるいは100Wの放電ランプ1を150Wのソケ
ット31に接続しようとした場合、放電ランプ1の口金5
の先端側の一部はソケット本体32の開口42に挿入して受
金33に螺合できるが、その螺合途中で口金側規制部26が
ソケット側規制部44に当接し、それ以上の螺合が規制さ
れる。そのため、口金5の先端の接点部25が接触片34に
接触せず、点灯装置51に対して電気回路的に開放された
状態となり、放電ランプ1へのランプ電力の供給を防止
できる。
【0035】また、逆に、150Wの放電ランプ1を1
00Wまたは50Wのソケット31に接続しようとした場
合、あるいは100Wの放電ランプ1を50Wのソケッ
ト31に接続しようとした場合、同一のランプ電力の各組
み合わせと同様に口金5を受金33に対して適正位置まで
螺合されるが、口金側規制部26とソケット側規制部44と
の間が大きく開き、この隙間ができることによって誤接
続を容易に確認できる。
【0036】したがって、放電ランプ1は、所定のラン
プ電力と異なるランプ電力用のソケット31への口金5の
接続を規制する口金側規制部26を有しているため、およ
び、ソケット31は、所定のランプ電力と異なるランプ電
力の放電ランプ1の口金5の接続を規制するソケット側
規制部44を有しているため、異なるランプ電力の放電ラ
ンプ1の口金5とソケット31との誤接続を防止できる。
【0037】また、口金側規制部26は、口金5の側面か
ら突出されているため、ランプ電力の種類を識別しやす
く、誤接続を防止できる。
【0038】また、ソケット側規制部44は、受金33への
口金5の挿入域に臨んで配設されているため、受金33の
適正位置に口金5が接続される手前で異なるランプ電力
の口金5の接続を規制し、誤接続を防止できる。
【0039】次に、図3に第2の実施の形態を示す。図
3(a)(b)(c) は各種のランプ電力が同一の場合の放電ラ
ンプとソケットと点灯装置との組み合わせを示す断面図
である。なお、第1の実施の形態と同一構造は同一符号
を用いてその説明を省略する。
【0040】放電ランプ1において、口金側規制部26が
口金5の軸方向の同一位置に設けられ、ランプ中心軸か
らの口金側規制部26の半径D1 ,D2 ,D3 が、各種の
ランプ電力に対応して設定される寸法に形成されてい
る。
【0041】ソケット31において、ソケット本体32の内
側に内筒部61が設けられ、この内筒部61の内側に受金33
が固着されている。ソケット側規制部44を含むソケット
本体32の軸方向の長さは同一寸法とされるとともに、受
金33および内筒部61に対してソケット側規制部44が長く
突出されている。ソケット中心軸からのソケット側規制
部44の半径D1 ,D2 ,D3 は、各種のランプ電力に対
応して設定される寸法に形成されている。
【0042】そうして、図3(a)(b)(c) は各種のランプ
電力が同一の場合の放電ランプ1とソケット31と点灯装
置51との組み合わせを示すもので、例えば、図3(a) は
50Wの組み合わせ、図3(b) は100Wの組み合わ
せ、図3(c) は150Wの組み合わせとする。
【0043】同一のランプ電力の各組み合わせでは、放
電ランプ1の口金側規制部26がソケット31のソケット側
規制部44の端面に当接せずに内側に進入して開口42を閉
塞し、放電ランプ1の口金5をソケット31の受金33に対
して適正位置まで螺合でき、口金5の先端の接点部25が
接触片34に接触する。そのため、点灯装置51に対して電
気回路的に閉成され、点灯装置51の作動によって放電ラ
ンプ1が適正ランプ電力で点灯される。
【0044】また、仮に、50Wの放電ランプ1を10
0Wまたは150Wのソケット31に接続しようとした場
合、あるいは100Wの放電ランプ1を150Wのソケ
ット31に接続しようとした場合、放電ランプ1の口金5
の先端側の一部はソケット本体32の開口42に挿入して受
金33に螺合できるが、口金側規制部26はソケット側規制
部44の内径より大きいため、その螺合途中で口金側規制
部26がソケット側規制部44の端面に当接し、それ以上の
螺合が規制される。そのため、口金5の先端の接点部25
が接触片34に接触せず、点灯装置51に対して電気回路的
に開放された状態となり、放電ランプ1へのランプ電力
の供給を防止できる。
【0045】また、逆に、150Wの放電ランプ1を1
00Wまたは50Wのソケット31に接続しようとした場
合、あるいは100Wの放電ランプ1を50Wのソケッ
ト31に接続しようとした場合、同一のランプ電力の各組
み合わせと同様に口金5を受金33に対して適正位置まで
螺合されるが、口金側規制部26とソケット側規制部44と
の間が大きく開き、この隙間ができることによって誤接
続を容易に確認できる。
【0046】したがって、第2の実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0047】次に、図4および図5に第3の実施の形態
を示す。図4(a) は放電ランプの一部の側面図、図4
(b) は放電ランプの口金の平面図、図5(a) はソケット
の断面図、図5(b) はソケットの底面図である。なお、
第1の実施の形態と同一構造は同一符号を用いてその説
明を省略する。
【0048】放電ランプ1において、口金側規制部26が
口金5の円周上の対称位置から突設された一対の突起に
よって構成されている。
【0049】ソケット31において、ソケット側規制部44
がソケット本体32の端面の円周上の対称位置から突設さ
れた一対の棒状体によって構成されている。
【0050】そうして、同一のランプ電力の組み合わせ
では、放電ランプ1の口金側規制部26またはソケット31
のソケット側規制部44のいずれか一方を有していない組
み合わせとする。これにより、放電ランプ1の口金5を
ソケット31の受金33に対して適正位置まで螺合でき、口
金5の先端の接点部25が接触片34に接触する。そのた
め、点灯装置51に対して電気回路的に閉成され、点灯装
置51の作動によって放電ランプ1が適正ランプ電力で点
灯される。
【0051】また、異なるランプ電力の組み合わせで
は、放電ランプ1の口金側規制部26およびソケット31の
ソケット側規制部44のいれずも有している組み合わせと
なる。そのため、この組み合わせで、放電ランプ1をソ
ケット31に接続しようとした場合、放電ランプ1の口金
5の先端部をソケット本体32の開口42を通じて受金33に
当てがうことはできるが、口金5を受金33に螺合させる
ために回動させると、口金側規制部26がソケット側規制
部44に当接し、それ以上の回動が規制される。そのた
め、口金5は受金33に螺合されず、口金5の先端の接点
部25が接触片34に接触せず、点灯装置51に対して電気回
路的に開放された状態となり、放電ランプ1へのランプ
電力の供給を防止できる。
【0052】したがって、第3の実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0053】なお、口金側規制部26およびソケット側規
制部44の数は、1つでも2つ以上の複数でもよく、同数
でも異なっていてもよい。
【0054】次に、図6ないし図8に第4の実施の形態
を示す。図6は放電ランプ、ソケット側規制部材および
ソケットの分解状態の側面図、図7はソケット側規制部
材の斜視図、図8は放電ランプおよびソケット側規制部
材の平面図である。なお、第1の実施の形態と同一構造
は同一符号を用いてその説明を省略する。
【0055】放電ランプ1において、ピン状の複数の口
金側規制部26が口金5のスカート部21の側面から突設さ
れている。各口金側規制部26の数および位置は、各種の
ランプ電力に対応して設定される。
【0056】ソケット31の開口42側すなわち受金33への
口金5の挿入域には、ソケット側規制部材71が配設され
る。このソケット側規制部材71は、環状に形成され、複
数箇所に口金側規制部26が通過可能なスリット72が形成
されており、図示しない支持部材に取り付けられてい
る。各スリット72の数および位置は、各種のランプ電力
に対応して設定される。このソケット側規制部材71の下
縁がソケット側規制部44として機能する。
【0057】ソケット31とソケット側規制部材71との間
には、ソケット31の受金33に螺合される口金5の回動に
伴って口金側規制部26の回動を許容する間隙73が形成さ
れている。
【0058】そうして、同一のランプ電力の組み合わせ
では、放電ランプ1の口金側規制部26の数および位置が
ソケット側規制部材71のスリット72の数および位置と一
致した組み合わせとなる。これにより、放電ランプ1の
口金5をソケット側規制部材71の下方から挿入していく
と、口金側規制部26がスリット72を通じてソケット側規
制部材71の上側に通過し、口金5がソケット31の受金33
に当接し、口金5を回動させることにより、口金5をソ
ケット31の受金33に対して適正位置まで螺合でき、口金
5の先端の接点部25が接触片34に接触する。そのため、
点灯装置51に対して電気回路的に閉成され、点灯装置51
の作動によって放電ランプ1が適正ランプ電力で点灯さ
れる。
【0059】また、異なるランプ電力の組み合わせで
は、放電ランプ1の口金側規制部26の数および位置がソ
ケット側規制部材71のスリット72の数および位置と不一
致となる組み合わせになる。そのため、この組み合わせ
で、放電ランプ1をソケット31に接続しようとした場
合、放電ランプ1の口金5をソケット側規制部材71の下
方から挿入しても、口金側規制部26とスリット72が一致
せず、口金側規制部26がソケット側規制部材71の下面す
なわちソケット側規制部44に当接規制される。そのた
め、口金5は受金33に螺合されず、点灯装置51に対して
電気回路的に開放された状態となり、放電ランプ1への
ランプ電力の供給を防止できる。
【0060】したがって、第4の実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0061】次に、図9に第5の実施の形態を示す。図
9(a) はランプ電力が異なる場合の放電ランプと可動式
のソケットとの組み合わせを示す断面図、図9(b) はラ
ンプ電力が異なる場合の放電ランプと固定式のソケット
との組み合わせを示す断面図、図9(c) はランプ電力が
同一の場合の放電ランプとソケットとの組み合わせを示
す断面図である。なお、第1の実施の形態と同一構造は
同一符号を用いてその説明を省略する。
【0062】放電ランプ1を収容する容器81を有し、こ
の容器81の頂部側の口金差込口82に連通してソケット31
が取り付けられている。この口金差込口82の縁部がソケ
ット側規制部44として機能される。
【0063】放電ランプ1において、小さいランプ電力
の口金5の軸方向長さH1 が短く、大きいランプ電力の
口金5の軸方向長さH2 が長く、H1 <H2 の関係とさ
れる。スカート部21は、口金差込口82より大径で、口金
側規制部26として機能される。
【0064】ソケット31において、小さいランプ電力の
放電ランプ1の口金5を接続する受金33が口金差込口82
の近傍に配置され、大きいランプ電力の放電ランプ1の
口金5を接続する受金33が口金差込口82から距離Aだけ
ソケット本体32の奥側に配置される。この距離Aは小さ
いランプ電力の口金5の軸方向長さH1 より大きく、A
>H1 の関係とされる。
【0065】なお、ソケット31の受金33は、図9(a) の
ように距離Bだけ移動可能とする可動式として、ランプ
電力の設定に応じていずれかの位置に配置するようにし
てもよいし、また、図9(b)(c)のようにランプ電力の設
定に応じて固定式としてもよい。
【0066】そうして、同一のランプ電力の組み合わせ
では、放電ランプ1の口金5の軸方向長さとソケット31
の受金33の位置とが一致した組み合わせとなる。これに
より、放電ランプ1の口金5を口金差込口82を通じてソ
ケット31の受金33に対して適正位置まで螺合でき、口金
5の先端の接点部25が接触片34に接触する。そのため、
点灯装置51に対して電気回路的に閉成され、点灯装置51
の作動によって放電ランプ1が適正ランプ電力で点灯さ
れる。
【0067】また、異なるランプ電力の組み合わせで
は、放電ランプ1の口金5の軸方向長さとソケット31の
受金33の位置とが不一致となる組み合わせになる。その
ため、図9(a)(b)に示すように、小さいランプ電力の放
電ランプ1を大きいランプ電力のソケット31に接続しよ
うとした場合、放電ランプ1の口金5を口金差込口82に
差し込んでも、口金5が受金33に螺合する手前で口金側
規制部26が口金差込口82の縁部すなわちソケット側規制
部44に当接規制される。そのため、口金5は受金33に螺
合されず、点灯装置51に対して電気回路的に開放された
状態となり、放電ランプ1へのランプ電力の供給を防止
できる。
【0068】したがって、第5の実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0069】なお、口金側規制部26は、ソケット31また
はソケット31の近傍に配置される部材との当接によって
誤接続を防止するもので、ソケット31側に特別なソケッ
ト側規制部44の構成を備えずに口金5側のみで対応する
場合、ソケット31側に特別なソケット側規制部44の構成
を備えてその構成との協働によって対応する場合を含
む。
【0070】また、ソケット側規制部44は、ソケット本
体32に設ける場合、ソケット本体32とは別体の部材で構
成する場合を含む。さらに、ソケット側規制部44は、放
電ランプ1との当接によって誤接続を防止するもので、
放電ランプ1側に特別な口金側規制部26の構成を備えず
にソケット31側のみで対応する場合、放電ランプ1側に
特別な口金側規制部26の構成を備えてその構成との協働
によって対応する場合を含む。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の放電ランプによれば、放
電管の口金に、放電管の所定のランプ電力と異なるラン
プ電力用のソケットへの口金の接続を規制する口金側規
制部を設けたため、異なるランプ電力の放電ランプの口
金とソケットとの誤接続を防止できる。
【0072】請求項2記載の放電ランプによれば、請求
項1記載の放電ランプの効果に加えて、口金側規制部
は、口金の側面から突出されているため、ランプ電力の
種類を識別しやすく、誤接続を防止できる。
【0073】請求項3記載の放電ランプによれば、請求
項1または2記載の放電ランプの効果に加えて、口金
は、接続された放電管の所定のランプ電力より大きいラ
ンプ電力用の口金より軸方向長さが短いため、小さいラ
ンプ電力の放電ランプの口金を大きいランプ電力のソケ
ットに接続するには口金の軸方向長さが足りず、誤接続
を防止できる。
【0074】請求項4記載のソケットによれば、所定の
ランプ電力と異なるランプ電力の放電ランプの口金の接
続を規制するソケット側規制部を設けたため、異なるラ
ンプ電力の放電ランプの口金とソケットとの誤接続を防
止できる。
【0075】請求項5記載のソケットによれば、請求項
4記載のソケットの効果に加えて、ソケット側規制部
は、受金への口金の挿入域に臨んで配設されているた
め、受金に口金が接続される手前で異なるランプ電力の
口金の接続を規制し、誤接続を防止できる。
【0076】請求項6記載のソケットによれば、請求項
4または5記載のソケットの効果に加えて、受金は、所
定のランプ電力より低いランプ電力の放電ランプが接続
される受金よりソケット本体の奥側に配置されているた
め、例えば小さいランプ電力の口金の軸方向長さが大き
いランプ電力の口金より短ければ、小さいランプ電力の
放電ランプの口金を大きいランプ電力用のソケットの受
金に接続できず、誤接続を防止できる。
【0077】請求項7記載の放電ランプ装置によれば、
請求項1ないし3いずれか一記載の放電ランプと、請求
項4ないし6いずれか一記載のソケットとを組み合わせ
ることにより、より確実に誤接続を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)(b)(c)
は各種のランプ電力が同一の場合の放電ランプとソケッ
トと点灯装置との組み合わせを示す断面図である。
【図2】同上放電管の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)(b)(c)
は各種のランプ電力が同一の場合の放電ランプとソケッ
トと点灯装置との組み合わせを示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示し、(a) は放電
ランプの一部の側面図、(b) は放電ランプの口金の平面
図である。
【図5】同上(a) はソケットの断面図、(b) はソケット
の底面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示し、図6は放電
ランプ、ソケット側規制部材およびソケットの分解状態
の側面図である。
【図7】同上ソケット側規制部材の斜視図である。
【図8】同上放電ランプおよびソケット側規制部材の平
面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示し、(a) はラン
プ電力が異なる場合の放電ランプと可動式のソケットと
の組み合わせを示す断面図、(b) はランプ電力が異なる
場合の放電ランプと固定式のソケットとの組み合わせを
示す断面図、(c) はランプ電力が同一の場合の放電ラン
プとソケットとの組み合わせを示す断面図である。
【符号の説明】
1 放電ランプ 2 放電管 5 口金 26 口金側規制部 31 ソケット 32 ソケット本体 33 受金 44 ソケット側規制部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 久則 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットに螺合接続されるE形スクリュ
    ー形式の口金と;口金に接続された放電管と;口金に設
    けられ、放電管の所定のランプ電力と異なるランプ電力
    用のソケットへの口金の接続を規制する口金側規制部
    と;を具備していることを特徴とする放電ランプ。
  2. 【請求項2】 口金側規制部は、口金の側面から突出さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の放電ランプ。
  3. 【請求項3】 口金は、接続された放電管の所定のラン
    プ電力より大きいランプ電力用の口金より軸方向長さが
    短いことを特徴とする請求項1または2記載の放電ラン
    プ。
  4. 【請求項4】 所定のランプ電力の放電ランプにおいて
    そのE形スクリュー形式の口金が接続される受金と;こ
    の受金を収納したソケット本体と;所定のランプ電力と
    異なるランプ電力の放電ランプの口金の接続を規制する
    ソケット側規制部と;を具備していることを特徴とする
    ソケット。
  5. 【請求項5】 ソケット側規制部は、受金への口金の挿
    入域に臨んで配設されていることを特徴とする請求項4
    記載のソケット。
  6. 【請求項6】 受金は、所定のランプ電力より低いラン
    プ電力の放電ランプが接続される受金よりソケット本体
    の奥側に配置されていることを特徴とする請求項4また
    は5記載のソケット。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3いずれか一記載の放電
    ランプと;請求項4ないし6いずれか一記載のソケット
    と;を具備していることを特徴とする放電ランプ装置。
JP8174797A 1997-03-31 1997-03-31 放電ランプ、ソケットおよび放電ランプ装置 Pending JPH10283915A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077483A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Ushio Denki Kabushiki Kaisha 放電ランプ、放電ランプ用ソケット、放電ランプ装置および放電ランプ点灯装置
JP2007323940A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放電ランプ
JP2014207114A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 株式会社オーク製作所 放電ランプ、及び放電ランプの給電部材に対する取り付け方法

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