JPH10281891A - 婦人体温計 - Google Patents

婦人体温計

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JPH10281891A
JPH10281891A JP9094160A JP9416097A JPH10281891A JP H10281891 A JPH10281891 A JP H10281891A JP 9094160 A JP9094160 A JP 9094160A JP 9416097 A JP9416097 A JP 9416097A JP H10281891 A JPH10281891 A JP H10281891A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基礎体温を基にした各種予定日の予測精度を上
げる。 【解決手段】一旦基礎体温が測定された日や、測定され
なかった日について、後日妥当な測定値の再入力を再入
力部9により行なうことができる。この再入力された値
は、高い優先度を有しており、表示選択部6aは、表示
許可優先された値として再入力された値を表示する。ま
た、再入力された値は、排卵日や生理日、出産予定日な
どの予測にも用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、婦女子が基礎体温
を測定し、測定された体温値のトレンドから妊娠や避妊
あるいは健康の管理などを行うための婦人体温計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】婦女子の基礎体温は周期的に高温相と低
温相の2相性を持っており、妊娠や避妊を管理する上で
重要な情報となっている。一般的には、婦人体温計で測
定した基礎体温を毎日記録してトレンドグラフを作成し
た上で、基礎体温法やオギノ式といった計算式に基づい
て可妊期と避妊期とを見分け、妊娠や避妊、健康管理等
を行うことになる。これらの作業を簡便化するために、
現在では、特公平2−63014号に開示されているよ
うな、基礎体温を自動的に記録して表示する婦人体温計
がある。また、特公平1−14524号に開示されてい
るように、基礎体温の記録時間に制限を設けて、より厳
密に基礎体温を測定できるものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の婦人体温計では、基礎体温の記録や表示が
自動に行え、基礎体温の記録時間に制限を設けてより厳
密な基礎体温を測定することができるものの、記録時間
の制限から少しでも外れた時間に測定された体温は記録
されない。このため、後で測定値の確認が全くとれない
という欠点があった。
【0004】また、制限された記録時間内に測定された
値であれば最後に測定された体温が測定値として記録さ
れるため、例えば体温を何度も計りなおした場合など、
最も基礎体温として用いるのに相応しい測定値が必ずし
も相応しくない測定値により上書きされてしまう場合が
ある。その結果トレンドグラフの精度も下がってしまう
ことになる。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、測定し損ねた日や正しく測定できなかった場合など
に、別の体温計で測定された測定値など、妥当な値を日
付を指定して再入力させ、再入力された値を指定日の測
定値として登録することができ、それにより、より予定
日の予測精度やトレンドグラフの精度を高めた婦人体温
計を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の婦人体温計はつぎのような構成からなる。体
温を測定する体温測定部と、前記体温測定部により体温
が測定された際に、測定時刻に対応して設定された最も
優先度の高い測定値をその優先度とともに前記記憶部に
記憶する記憶部と、前記記憶部により記憶されている測
定値を変更する変更入力手段とを備える。
【0007】また、好ましくは、前記記憶部に記憶され
た測定値に基づいて各種予定日を算出する算出部を更に
備え、前記算出部は、前記所定優先度以上の優先度を有
する測定値に基づいて前記予定日を算出する。
【0008】また、好ましくは、前記各種予定日が、排
卵日、生理日、出産予定日を含む。
【0009】また、好ましくは、表示部を更に備え、前
記変更入力手段により変更入力された測定値に基づいて
該表示部に前記測定値のトレンドを表示する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を適用した婦人用電子体温
計を図面を参照して説明する。 <装置の構成>図3は本実施の形態の婦人体温計本体の
外観図であり、図3(a)は体温計本体の蓋31を12
0度程度開いた上面図、(b)は蓋を閉じた状態の側面
図である。この体温計本体は、口中に挿入して体温を検
知するための測温部32aを備えたプローブ32と、測
定日時や測定された体温、基礎体温のトレンド等などの
測定値に関する情報や、電池切れなど装置の制御に関す
る情報を表示する表示パネル33と、後述する表示モー
ドや優先時間のほか、体温測定に付随する各種情報を入
力するためのキーパネル34とを備えている。また、図
示しないが、パーソナルコンピュータなどをホストとし
て接続するためのコネクタ等も備える。また、この体温
計は定時測定を促進するために目覚まし機能を有してお
り、別途設定された時刻になると目覚し音を鳴らして利
用者に体温測定を促す。
【0011】より詳しく説明すると、表示パネル33
は、日付や測定された体温、あるいは測定され、記憶さ
れた体温のトレンドグラフを表示する他に、排卵予定,
生理予定,出産予定といった、基礎体温の測定結果に基
づいた推定日付を表示するための予定表示バー33a
と、メモとして入力される、生理,発熱,薬飲,おりも
の,生理痛,性交の各メモ項目の入力時のプロンプトあ
るいは設定されていることを表示するためのメモ表示バ
ー33bとが設けられている。なお、図3ではすべての
表示バー33a,33bが表示されている様子を示して
いるが、これらはすべて同時に表示されるわけではな
く、対応する項目の表示時や入力時に各表示バーが表示
される。
【0012】また、キーパネル34には、電源キー,メ
モキー,機能キー,確定キー,体温表示・移動キー(+
キー及び−キー),アラームキー,取り消しキーの各種
キーが備えられている。また、前述の各表示バーに対応
して、各表示バーが何を意味するかを示す項目名が記載
されている。これら項目名は、予定表示バー31aとメ
モ表示バー31bとで色分けされており、一目で区別で
きるように記されている。これにより、利用者は表示バ
ーとそれに対応する項目名とを対比し、表示内容の意味
をただちに知ることができる。なお、蓋31の裏面には
これら各メモ項目の入力のしかたと、各予定表示のさせ
方の説明とが、メモ表示バー31bと予定表示バー31
aの項目名と同じ色で記載されている。
【0013】図1は図3の体温計による体温測定を制御
するための体温計(婦人体温計)全体の構成を示すブロ
ック図である。
【0014】まず、使用者はこの体温計の使用に先立っ
て優先時刻設定部2により優先時刻を設定しておく。こ
の設定はキーパネル34あるいは接続されたホストから
行うことができる。優先時刻はあとで記録に用いるため
の情報であるとともに、目覚し音を鳴動させる時刻でも
ある。この優先時刻が指定されると体温測定時刻に対応
した優先度の分布が決定する。
【0015】図2は測定時刻と優先度との対応関係を示
す図である。優先時刻taを中心として、その2時間前
の時刻t2の優先度Paが最も高く、それから時間の経
過に従って単調減少的に優先度が減少して優先時刻ta
の2時間後の時刻t3で優先度Pbとなる。優先時刻t
aの前後2時間を外れた時間帯では、優先度はすべてP
cなる最も低い値をとる。すなわち、時刻t2に測定さ
れた体温は優先度としてPaを有し、時刻t3に測定さ
れた体温は優先度としてPbを有することになる。この
図2の優先度分布は、優先時刻及び測定時刻をパラメー
タとした数式やテーブルとして優先時刻設定部2に記憶
されている。
【0016】さて、使用者がプローブ32の先端の測温
部32aを口中に挿入して体温の測定を開始すると、体
温測定部(体温測定手段)1は、測温部32aから入力
された温度に基づいて所定の手順に従って体温の測定を
開始し、測定を開始したことを優先時刻設定部(優先時
刻設定手段)2に通知する。そして測定が終了すると得
られた測定値を記憶更新部(記憶更新手段)3に通知す
る。このために、体温測定部1は、測温部32aにより
検出される温度データを所定時間おきにサンプリングし
ている。本体温計では、サンプルデータが30℃を越え
てかつ温度上昇率が0.25℃/4秒以上になれば、そ
の時点を起点として体温の測定を開始し、この起点の時
刻を測定時刻として優先時刻設定部2に通知する。
【0017】測定を開始すると所定サンプリング周期
(例えば2秒)ごとにプローブ32により検知される温
度をサンプリングし、そのサンプルデータをもとに所定
の方法で体温を測定する。ここでは測定にピークホール
ド方式を用いる。ピークホールド方式では、温度を定期
的にサンプリングしてそれらサンプリングされた温度の
うち最高値を保持する。サンプルデータの上昇率が所定
の値、例えば0.019℃/16秒以下になった時点で
測定を終了し、温度測定部1は、その時点で得られた最
高値を測定値として記憶更新部3に通知する。また、測
定に用いるサンプルデータはプローブからの計測値をそ
のまま用いず、ある時点におけるサンプルデータとし
て、そのデータそのものとその前後合わせて3つのサン
プルデータの算術加算平均を求め、それをその時点のサ
ンプルデータとして用いる。こうすることでサンプリン
グごとのばらつきを抑えてより正確に測定を行うことが
できる。
【0018】測定開始の通知を受けた優先時刻設定部2
では、通知を受けた時刻を時計から読み取り、それを測
定時刻として図2の優先度分布パターンから優先度を設
定する。設定された優先度は新優先度として優先度比較
部(優先度比較手段)4に通知される。
【0019】記憶部(記憶手段)5は、測定された体温
とその優先度とを対にして、1日あたり1測定値を所定
日数分、例えば240日分記憶している。優先度比較部
4は、優先度設定部2aから新優先度を受け取ると、そ
れと同日に記録された測定値の優先度(旧優先度)を記
憶部5から読み出し、新優先度と比較する。新優先度の
方が大きいか、あるいはその日初めての測定でその日の
測定値がまだ記憶されていない場合には、新優先度とと
もに更新許可を記憶更新部3に対して通知する。旧優先
度が大きければ、記憶更新部3に対して更新不許可を通
知するか、あるいは何もしない。
【0020】記憶更新部3では、体温測定部1から測定
値を受け取ると、その時点で更新許可を通知されていれ
ば、受け取った測定値とその優先度(新優先度)を対に
して記憶部5に記憶された同日の最新の測定値を更新す
る。
【0021】こうして一回の測定及び記憶を終えると、
表示制御部6により記憶部5から測定値が読み出され、
表示部7に表示される。その際、スイッチ6bを切り替
えて、表示モードをモード1あるいはモード2のいずれ
かに切り替える。スイッチ6bは、キーパネル34によ
り切り替えることができる。モード1が選択されている
場合、記憶部5から読み込まれた測定値及びそれらの優
先度は、表示選択部6aに入力される。表示選択部6a
は、測定値の優先度を固定された表示優先度と比較し、
表示優先度よりも高い優先度を有する測定値を有効な基
礎体温として表示する。表示優先度よりも低い優先度を
有する測定値は、基礎体温としては無効であるとして表
示されない。一方、モード2が選択されてると、優先度
にかかわらずすべての測定値を表示する。 <測定値の再入力>基礎体温の通常の測定及び表示は上
述の手順で行われる。しかしながら、必ずしも毎日測定
できるとは限らないし、また発熱などで正確な基礎体温
を測定できない日も有り得る。そこで発明に係る婦人体
温計は、仮の基礎体温の記憶および再入力を行なうこと
ができるように構成されている。
【0022】基礎体温が測定されなかった場合、仮の基
礎体温36.5℃が自動的に記憶される。その後、体温
表示・移動キーにより、基礎体温として妥当な値を変更
入力することができる。また、仮の基礎体温だけでな
く、一旦測定された値についても、その後、体温表示・
移動キーにより、基礎体温として妥当な値を変更入力す
ることができる。
【0023】このように過去に遡って測定値の再入力を
行なう場合には、利用者は再入力部(再入力手段)9か
ら、再入力を行なう日付を指定し、その日付のデータと
して例えば従前のアナログ体温計で測定されている測定
値を入力する。再入力できる所定の条件としては、つぎ
のようなものがある。 指定日が所定期間以内、例えば過去1ヶ月以内である
こと 体温の未測定期間が所定起案以上連続する場合、例え
ば9日間以上続いた場合、その期間は再入力できない 指定日が所定期日以降、例えば最初の測定日以降であ
ること これらの所定の条件を満たした指定日について、再入力
ができる。再入力された値は、優先時刻に測定された測
定値と同様に扱われる。また、再入力は上記条件に沿う
ものであれば繰り返し行なうことができ、最後に入力さ
れた値で前の値を上書きする。
【0024】記憶部5に記憶されたデータおよび体温の
測定とともに使用者により入力される種々のデータを利
用して、次回生理日予測、次回排卵日予測、出産日予測
等の算出処理を行うが、これらの処理を行う際にも、記
憶部5に記憶された測定値の優先度を参照する。すなわ
ち、体温の測定値を参照する場合、優先度が所定のしき
い値よりも大きい測定値を有効な基礎体温とし、そうで
ない測定値は無効な測定値として上記計算には用いな
い。再入力された測定値は、このしきい値よりも高い優
先度を持つ値として扱われる。なお、有効・無効の判定
基準となるしきい値は、表示優先度と同一の値でも良
い。
【0025】以上のようにして、測定された体温を優先
度に応じて記録し、表示する。 <処理の手順>上記の構成は、本実施形態の体温計を機
能別のブロックにより構成したものであるが、汎用的な
プロセッサを用いた構成とすることもできる。その場合
にはプロセッサによりプログラムを実行することで図1
の構成を実現できる。
【0026】図4はプロセッサとしてCPU41を用い
た体温計(婦人体温計)全体の構成を示している。図4
において、時計8は実時間を刻む時計である。表示部7
は液晶パネルなどで、測定された体温や、測定値のトレ
ンド、種々の予測値などを表示する。体温測定部1は、
プローブ32により計測された温度から前述した方法で
平衡温を予測するようにすることができる。入力部44
はキーパネル34を含み、優先時刻や各種の制御情報な
どを入力する。RAM42は、1日1回の測定値及びそ
の優先度を240日分記憶する測定値・優先度記憶部4
21、設定された優先時刻を記憶する優先時刻記憶部4
22、表示モードを記憶するモード記憶部423を含む
ほか、作業領域として使用される。なお記憶部421〜
423のために不揮発メモリを用いれば、電池によるバ
ックアップをする必要がなくなる。ROM43は、図2
に示した優先度パターン431や固定された表示許可優
先度433などのデータの他、CPU41により実行さ
れるプログラム432を格納する。またこの体温計は、
ホストインターフェース45を介して不図示のホスト装
置と接続される。
【0027】図5は、上述した測定や再入力をはじめと
する、本婦人体温計による各種機能を遂行するための機
能モードの遷移を示す状態遷移図である。既に概略を説
明した項目も、説明していない項目も含めて、各モード
を説明する。 測定モード 電源を投入したときや、取り消しキーによりリセットさ
れたときは、測定モードに入る。この測定モードでは、
初期状態で時計8により示される現在日の測定値を表示
するが、入力部44としてのキーパネル34を構成する
体温表示・移動キーの+キーあるいは−キーの操作によ
り、表示される日付が1日ずつ進められ、あるいは1日
ずつ戻される。また、このモードでは測温部32aから
の測定値を監視しており、測定開始条件がみたされれば
体温測定を開始する。 再入力モード 測定モードにおいて体温表示・移動キーの+キーと−キ
ーが同時に押されると、表示されていた日の測定値を入
力しなおす再入力モードに遷移する。再入力モードでは
その日の測定値を表示する。測定されていない日につい
ては、デフォルト値として36.5℃を表示する。この
状態から、体温表示・移動キーの+キーあるいは−キー
により0.01℃刻みに表示されている測定値を変更
し、所望の値に変更し終えたなら、入力部44としての
キーパネル34を構成する確定キーによりその値を測定
値として設定する。それと共に測定モードに戻る。 現在時刻設定モード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4を構成するアラームキーと機能キーが同時に押される
と、現在時刻設定モードに遷移する。このモードに入る
と、現在日時を表示し、最初に設定する項目として現在
の年を点滅表示する。点滅している状態の項目について
体温表示・移動キーの+キーあるいは−キーにより値を
1ずつ変更し、所望の値で確定キーが押されると、次の
項目の設定に移行する。設定されるのは、年,月,日,
時,分の順に5項目で、最後の分について確定される
と、すなわち5回目の確定キーが押されると、測定モー
ドに戻る。 優先時刻設定モード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4を構成するアラームキーとメモキーが同時に押される
と、優先時刻設定モードに遷移する。このモードに入る
と、現在設定されている優先時刻を表示し、最初に設定
される項目として何時かを示す値を点滅表示する。点滅
している項目について体温表示・移動キーの+キーある
いは−キーにより値を1ずつ変更する。所望の値で確定
キーが押されると、次の項目に移行する。設定されるの
は、時,分の順に2項目で、最後の分について確定され
ると、すなわち2回目の確定キーが押されると、測定モ
ードに戻る。 メモモード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4を構成するメモキーが押されると、メモモードに遷移
する。このモードに入ると、測定モードで設定された日
付について6項目のメモが入力できる。メモキーが押さ
れるごとに設定する項目が順次移行する。各項目におい
て確定キーが押されると、そのメモ項目が設定されたこ
とを記憶し、測定モードに戻る。また、どの項目も確定
されず、6回目のメモキーが押された場合にも測定モー
ドに戻る。 推定日表示モード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4のひとつである機能キーが押されると、推定日表示モ
ードに遷移する。このモードに入ると、記憶された体温
測定値から、まず次回排卵日を推定してそれを表示す
る。このモードで表示される項目は全部で3項目あり、
機能キーが押されるごと表示される項目が次回生理日,
出産予定日と移行し、3回目の機能キーで測定モードに
戻る。 音量設定モード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4のひとつであるアラームキーが押されると、音量設定
モードに遷移する。このモードでは、体温表示・移動キ
ーの+キーあるいは−キーによりブザーの音量を所望の
大きさに設定できる。
【0028】本実施形態の婦人体温計のモードは以上の
7モードである。なお、各モードにおいて、入力部44
としてのキーパネル34のひとつである取り消しキーが
押されると測定モードに戻る。また、測定モード以外の
各モードにおいては、キー入力がないまま経過する時間
を測定しており、所定時間経過すると取り消しキーが押
された場合と同じ状態に戻る。測定モードにおいて同様
に所定時間が経過すると、自動的に電源が落とされる。
また、測定モードから各モードに遷移するためのキー入
力は、誤入力を防止するために、所定時間押し続けられ
た場合に入力されたものとみなされる。 <再入力モードにおける処理>図6〜図7は、図4のR
OM43に格納されるプログラムの手順のうち、再入力
モードに係る手順を示す流れ図である。これはまた、図
1の構成におけるデータ処理の手順ということもでき
る。
【0029】図6は、測定モードにおける測定値表示処
理の手順及び各ステップにおける表示内容を示すフロー
チャートである。入力部44から体温表示・移動キーの
+キーあるいは−キーにより測定日が指定されると、指
定された日の測定値が表示される。なお、図5における
各モードは、それを記憶するための変数をメモリに確保
し、その値に応じてどのモードであるか設定・判断され
るものとする。また、表示内容は、日付とその日の測定
値の他、高温期・低温期の判断の目安となる測定値の推
移を示すトレンドグラフが、現在日から所定日数遡って
例えば12日分について4段階でドットで表示される。
【0030】まず、測定モードの状態で、表示D60の
ように現在日の測定値が表示されているとする。この状
態で、体温表示・移動キーのうち、+キーあるいは−キ
ーのいずれかが押されると、指定日の測定データを読み
出す(ステップS61)。読み出されたデータは、その
日付とともに表示される(ステップS62)。表示D6
2は、指定日の測定値がない場合の表示例である。この
場合には、グラフにも測定が表示されていない。このよ
うに測定モードで表示されている日付について、再入力
モードで測定値を入力する。
【0031】図7(A)は、表示D70(表示D62と
同じ内容)が表示されている状態で、再入力モードに移
行する際の手順である。測定モードにおいて、体温表示
・移動キーの+キーと−キーとが同時に押されると、上
述した再入力するための3つの条件が満たされているか
判定する(ステップS71)。条件が満たされているな
ら、その日付における測定値、あるいは、測定値がなけ
ればデフォルト値(ここでは36.50℃)を、表示D
72のように点滅表示する(ステップS72)。
【0032】図7(B)は、デフォルト値を変更する手
順である。再入力モードにおいて、再入力部(変更入力
手段)9としての機能を有する体温表示・移動キーのう
ち、+キーあるいは−キーいずれかを押すと、0.01
度ずつ値が変わり(ステップS73)、それが表示D7
4のように表示される(ステップS74)。
【0033】オペレータはこの表示を見て再入力する値
を確認し、再入力部(変更入力手段)9としての機能を
有する確認キーを押す。図7(C)は、確認キーが押さ
れたときの処理手順である。確認キーが押されると、図
7(B)の手順で設定された値をその日付での有効な測
定値、すなわち有効無効の基準となる所定のしきい値よ
りも高い優先度をもった測定値として記憶する(ステッ
プS75)。それとともに、推移グラフも新たに記憶さ
れた値701が表示される。
【0034】このような手順で、過去に遡って測定値を
再入力することができる。
【0035】以上説明したように、本実施の形態におけ
る電子婦人体温計は、体温の測定時刻に応じた優先度を
測定値に持たせて1日のうち最も優先度の高い測定値を
記録する。記録された測定値を用いる際には、所定値以
上の優先度を持つ測定値を有効な基礎体温とみなすこと
により測定値の精度を高めることができる。また、優先
度と合わせて測定値を記録するので、基礎体温とみなす
ことのできない測定値をも記録しておくことができ、そ
の測定値を後で表示させ、確認することができる。
【0036】また、測定し忘れた場合や、被測定者の都
合により他の体温計で測定した場合、あるいは発熱など
により不適当な測定値が記録されてしまった場合など、
妥当な基礎体温を新たに入力したり、あるいは妥当な値
に変更入力して、より正確な排卵日,生理日,出産予定
日の予測をすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る婦人
体温計は、測定値の記録自体には特に時間の制限を設け
ず、測定時刻に応じた優先度を測定値に持たせて1日の
うち最も優先度の高い測定値を記録しておき、所定値以
上の優先度を持つ測定値を基礎体温とみなすことにより
測定値の精度を高めるとともに、基礎体温とみなすこと
のできない測定値をも記録し、その後変更入力すること
で、より正確な排卵日,生理日,出産予定日を予測でき
るという効果を奏する。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における体温計の機能ブロック図で
ある。
【図2】測定時刻と優先度との関係を示す図である。
【図3】本実施の形態の婦人体温計本体の外観図であ
る。
【図4】実施の形態における体温計のプロセッサを用い
たブロック図である。
【図5】モードの遷移を表す状態遷移図である。
【図6】日付を指定して測定値を表示させる手順のフロ
ーチャートである。
【図7】指定された日付の測定値を再入力する手順のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 体温測定部 2 優先時刻設定部 3 記憶更新部 4 優先度比較部 5 記憶部 6 表示制御部 7 表示部 8 時計 9 再入力部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体温を測定する体温測定部と、 前記体温測定部により体温が測定された際に、測定時刻
    に対応して設定された最も優先度の高い測定値をその優
    先度とともに前記記憶部に記憶する記憶部と、 前記記憶部により記憶されている測定値を変更する変更
    入力手段とを備えることを特徴とする婦人体温計。
  2. 【請求項2】 前記記憶部に記憶された測定値に基づい
    て各種予定日を算出する算出部を更に備え、前記算出部
    は、前記所定優先度以上の優先度を有する測定値に基づ
    いて前記予定日を算出することを特徴とする請求項1に
    記載の婦人体温計。
  3. 【請求項3】 前記各種予定日が、排卵日、生理日、出
    産予定日を含むことを特徴とする請求項1または2に記
    載の婦人体温計。
  4. 【請求項4】 表示部を更に備え、前記変更入力手段に
    より変更入力された測定値に基づいて該表示部に前記測
    定値のトレンドを表示することを特徴とする請求項1に
    記載の婦人体温計。
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