JPH10281835A - 流速検出装置 - Google Patents

流速検出装置

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JPH10281835A
JPH10281835A JP9089105A JP8910597A JPH10281835A JP H10281835 A JPH10281835 A JP H10281835A JP 9089105 A JP9089105 A JP 9089105A JP 8910597 A JP8910597 A JP 8910597A JP H10281835 A JPH10281835 A JP H10281835A
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JP
Japan
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temperature
element means
circuit
heater element
resistance
Prior art date
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Application number
JP9089105A
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English (en)
Inventor
Shigeru Aoshima
滋 青島
Katsusuke Shimada
勝介 島田
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Hibino & Co Ltd
Azbil Corp
Original Assignee
Hibino & Co Ltd
Azbil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、基板上のダイアフラム部材に形成さ
れるヒータエレメントと測温抵抗エレメントとで構成さ
れる流速センサを使って可燃性ガスの流速を検出すると
きに、高い安全性を実現できるようにすることを目的と
する。 【解決手段】ブリッジ回路に従ってヒータエレメントを
発熱する発熱回路を用意するときに、ヒータエレメント
に並列接続する形態でツェナーダイオードを備えるとと
もに、ブリッジ回路に従って測温抵抗エレメントの抵抗
値変化を検出する回路を用意するときに、測温抵抗エレ
メントに並列接続する形態でツェナーダイオードを備え
る。これらのツェナーダイオードは、対となるヒータエ
レメントや測温抵抗エレメントの発熱温度が可燃性ガス
の着火温度を超えないようにと、それらのエレメントに
印加される電圧をクランプすることで、それらのエレメ
ントの過熱を防止する。これにより、高い安全性を実現
できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上のダイアフ
ラム部材に形成されるヒータエレメントと測温抵抗エレ
メントとで構成される流速センサや、基板上のダイアフ
ラム部材に形成される2つの測温抵抗エレメントで構成
される流速センサを使って流体の流速を検出する流速検
出装置に関し、特に、可燃性ガス等の危険な流体を測定
対象とするときにも高い安全性を実現できるようにする
流速検出装置に関する。
【0002】可燃性ガスのような危険な流体の流速を検
出する要求がある。このときに用いられる流速検出装置
に対しては、不測の事態の発生に備えて、高い安全性を
実現する構成を構築していく必要がある。
【0003】
【従来の技術】本出願人は、特願平3-106528 号で、ヒ
ータエレメントと、そのヒータエレメント上を移動する
気体により引き起こされる熱移動に応じて抵抗値を変化
させる測温抵抗エレメントとで構成される流速センサと
して、高精度かつ高速応答を実現する微細加工ダイアフ
ラム構成の流速センサを開示した。
【0004】図9(a)に、この微細加工ダイアフラム
構成の流速センサの斜視図、図9(b)に、その断面図
を図示する。この図において、1は例えば単結晶シリコ
ンからなる約1.7ミリ角、厚さ約0.5ミリの半導体基板
であり、この半導体基板1の中央部には、異方性エッチ
ングにより空隙部2が形成されており、この空隙部2の
上部は、半導体基板1から空間的に隔離され、結果的に
半導体基板1から熱的に絶縁されたダイアフラム部3が
形成されている。そして、このダイアフラム部3の表面
には、薄膜のヒータエレメント4と、それを挟む一対の
薄膜の測温抵抗エレメント5,6とが形成され、更に、空
隙部2の形成されていない半導体基板1の表面には、薄
膜の周囲温度測温抵抗エレメント7が形成されている。
ここで、8〜13は、外部回路との接続用に用意される
パッドである。なお、ダイアフラム部3には、ヒータエ
レメント4や測温抵抗エレメント5,6の熱絶縁を図るた
めに、スリットが設けられている。
【0005】このように構成される本出願人の開示した
微細加工ダイアフラム構成の流速センサでは、周囲温度
測温抵抗エレメント7の検出する周囲温度よりも、規定
温度だけ高く発熱されるヒータエレメント4の上を移動
する気体により引き起こされる熱移動を、測温抵抗エレ
メント5,6を使って検出することで、その気体の流速を
検出するものであり、熱絶縁された非常に薄いダイアフ
ラム部3の上に形成されていることから、極めて速い応
答速度で、かつ高精度に気体の流速を検出できるととも
に、非常に小さな流速を検出できるという特徴がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この本出願人の開示し
た微細加工ダイアフラム構成の流速センサは、極めて小
さな発熱で動作することから、可燃性ガスのような危険
な気体の流速も測定できるという特徴がある。
【0007】しかるに、ヒータエレメント4や測温抵抗
エレメント5,6を組み込む駆動回路の能動素子が破壊さ
れたり、小さな半導体基板1に配置されるパッド8〜1
3がゴミ等により短絡したりするといった事故が想定さ
れる。これによって、ヒータエレメント4や測温抵抗エ
レメント5,6に過大な電流が流れたり、過大な電圧が印
加されることが起こるかもしれない。また、外部から供
給される電源線に過大電圧が乗ってくる恐れがある。
【0008】このとき、ヒータエレメント4や測温抵抗
エレメント5,6は、熱絶縁された非常に薄いダイアフラ
ム部3の上に形成されていることから、可燃性ガスの雰
囲気にさらされているそれらのエレメントが高温に過熱
される恐れがある。
【0009】この流速センサは、可燃性ガス100%の
雰囲気に設置されるので、通常、エレメントの過熱によ
って、このガスに着火することはない。しかし、この流
速センサを使った流速検出装置を実装する際に、配管設
計のミスや施工のミスなどが生じて、流速センサが可燃
性ガスと空気との混合気中に置かれてしまうことがある
かもしれない。
【0010】このような場合でも、ヒータエレメント4
や測温抵抗エレメント5,6 は、薄膜で作られていること
と、ダイアフラム部3の上に形成され熱容量が非常に小
さいことから、極めて小さな過大電流や過大電圧で簡単
に焼損し、これがために、混合気を着火させる可能性は
極めて小さなものである。
【0011】しかしながら、流速センサの高感度、高速
応答という特徴を生かすためには流速センサを流れにさ
らす必要があり、可燃性ガスのような危険な気体を測定
対象とする場合には、安全に過ぎるということはない。
【0012】また、本出願人は、特公平6-25684号で、
上述の流速センサの別構成として、ダイアフラム部3の
表面に、薄膜のヒータエレメント4を形成しないで、2
つの測温抵抗エレメント5,6のみを形成する流速センサ
を開示した。図10(a)に、この流速センサの斜視
図、図10(b)に、その断面図を図示する。ここで、
図中、図9で説明したものと同じものついては同一の記
号で示してあり、8a,10a,10bは、外部回路と
の接続用に用意されるパッドである。
【0013】この流速センサでは、2つの測温抵抗エレ
メント5,6が定電流により過熱されて、このときに、測
温抵抗エレメント5,6の上を移動する気体により引き起
こされる熱移動により、下流側の測温抵抗エレメントが
上流側の測温抵抗エレメントよりも加熱されることで、
2つの測温抵抗エレメント5,6の検出する温度に違いが
生じ、これにより気体の流速を検出する構成を採るもの
である。この構成を採る流速センサでも上述と同様の問
題がある。
【0014】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、基板上のダイアフラム部材に形成されるヒー
タエレメントと測温抵抗エレメントとで構成される流速
センサや、基板上のダイアフラム部材に形成される2つ
の測温抵抗エレメントで構成される流速センサを使って
流体の流速を検出する構成を採るときにあって、危険な
流体を測定対象とするときにも高い安全性を実現できる
ようにする新たな流速検出装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では、基板上のダイアフラム部材に形成され
るヒータエレメント手段と、ダイアフラム部材に形成さ
れ、ヒータエレメント手段の両側に設けられて、ヒータ
エレメント手段上を移動する流体により引き起こされる
熱移動に応じて抵抗値を変化させる2つの測温抵抗エレ
メント手段と、ヒータエレメント手段を構成要素に持つ
ブリッジ回路で構成されて、ヒータエレメント手段を発
熱するヒータ発熱回路と、測温抵抗エレメント手段を構
成要素に持つブリッジ回路で構成されて、ヒータエレメ
ント手段上を移動する流体の流速に応じた電圧を発生す
るセンサ検出回路とを備えることで流体の流速を検出す
る構成を採るときにあって、ヒータエレメント手段の過
熱を防止する第1の過熱防止回路と、測温抵抗エレメン
ト手段の過熱を防止する第2の過熱防止回路とを備える
構成を採る。
【0016】この第1の過熱防止回路は、ヒータエレメ
ント手段に印加される電圧を制限するツェナーダイオー
ド等のような電圧制限回路や、ヒータエレメント手段に
流れる電流を制限する抵抗等のような電流制限回路で構
成される。
【0017】また、この第2の過熱防止回路は、測温抵
抗エレメント手段に印加される電圧を制限するツェナー
ダイオード等のような電圧制限回路や、測温抵抗エレメ
ント手段に流れる電流を制限する抵抗等のような電流制
限回路で構成される。
【0018】このように構成されることから、ヒータ発
熱回路の持つ能動電気回路素子が破壊されたり、ヒータ
エレメント手段とヒータ発熱回路との間の接続用に設け
られる流速センサ基板上のパッドやワイヤボンド等が別
のものと短絡することなどにより、ヒータエレメント手
段に過大な電流が流れる事態が発生したり、過大な電圧
が印加される事態が発生しても、ヒータエレメント手段
に過大な電流が流れたり、過大な電圧が印加されるのを
防止できるようになる。
【0019】これにより、ヒータエレメント手段の過熱
を防止できるようになって、可燃性ガスを測定対象とす
るときの安全性を一層高めることができるようになる。
また、センサ検出回路の持つ能動電気回路素子が破壊さ
れたり、測温抵抗エレメント手段とセンサ検出回路との
間の接続用に設けられる流速センサ基板上のパッドやワ
イヤボンド等が別のものと短絡することなどにより、測
温抵抗エレメント手段に過大な電流が流れる事態が発生
したり、過大な電圧が印加される事態が発生しても、測
温抵抗エレメント手段に過大な電流が流れたり、過大な
電圧が印加されるのを防止できるようになる。
【0020】これにより、測温抵抗エレメント手段の過
熱を防止できるようになって、可燃性ガスを測定対象と
するときの安全性を一層高めることができるようにな
る。また、この目的を達成するために、本発明では、基
板上のダイアフラム部材に並列に形成されて、温度に応
じて抵抗値を変化させる2つの測温抵抗エレメント手段
と、測温抵抗エレメント手段を構成要素に持つブリッジ
回路と、ブリッジ回路に電流を供給することで測温抵抗
エレメント手段を発熱する発熱回路と、ブリッジ回路の
電圧バランスを検出することで、測温抵抗エレメント手
段上を移動する流体の流速に応じた電圧を発生する検出
回路とを備えることで流体の流速を検出する構成を採る
ときにあって、測温抵抗エレメント手段の過熱を防止す
る過熱防止回路を備える構成を採る。
【0021】この過熱防止回路は、測温抵抗エレメント
手段に印加される電圧を制限するツェナーダイオード等
のような測温抵抗エレメント手段に印加される電圧を制
限するツェナーダイオード等のような電圧制限回路や、
測温抵抗エレメント手段に流れる電流を制限する抵抗等
のような電流制限回路で構成される。
【0022】このように構成されることから、発熱回路
や検出回路の持つ能動電気回路素子が破壊されたり、測
温抵抗エレメント手段と発熱回路との間の接続用に設け
られる流速センサ基板上のパッドやワイヤボンド等や、
測温抵抗エレメント手段と検出回路との間の接続用に設
けられるパッドやワイヤボンド等が別のものと短絡する
ことなどにより、測温抵抗エレメント手段に過大な電流
が流れる事態が発生したり、過大な電圧が印加される事
態が発生しても、測温抵抗エレメント手段に過大な電流
が流れたり、過大な電圧が印加されるのを防止できるよ
うになる。
【0023】これにより、測温抵抗エレメント手段の過
熱を防止できるようになって、可燃性ガスを測定対象と
するときの安全性を一層高めることができるようにな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図1及び図2に、本発明を具備する
流速検出装置20の一実施例を図示する。図中、図9で
説明したものと同じものについては同一の記号で示して
ある。
【0025】この流速検出装置20は、図9で説明した
流速センサを用いて可燃性ガスの流速を検出するもので
あり、電源入力回路30と、ヒータ発熱回路40と、測
温抵抗増幅回路50と、表示出力回路60とを備える。
【0026】この電源入力回路30は、外部の直流電圧
源VSUP から供給される直流電圧を入力として、逆接続
保護用のダイオードD1と、過大な入力電流で断線する
ヒューズF1と、過大な入力電圧を所定の電圧以下にク
ランプするツェナーダイオードZ1と、直流電圧安定化
回路VReg とを備えて、この直流電圧安定化回路VRe g
で安定化させた直流電圧をヒータ発熱回路40/測温抵
抗増幅回路50に供給する。
【0027】ヒータ発熱回路40は、ヒータエレメント
4と固定抵抗R1の直列接続と、周囲温度測温抵抗エレ
メント7と固定抵抗R2の直列接続とを並列に接続する
ことで構成されるホイートストンブリッジ回路を備える
とともに、過大な入力電流で断線するヒューズF2と、
過大な入力電圧を所定の電圧以下にクランプするツェナ
ーダイオードZ2と、ホイートストンブリッジ回路の持
つ前者の直列接続の中間点の電位を固定抵抗R3を介し
て入力するとともに、後者の直列接続の中間点の電位を
固定抵抗R4を介して入力するオペアンプU1と、オペ
アンプU1の出力に応じてホイートストンブリッジ回路
に供給する電流量を制御するトランジスタQ1とを備え
る。
【0028】ここで、ツェナーダイオードZ2として
は、その降伏電圧がヒータエレメント4や測温抵抗エレ
メント5,6に直接印加されたときの各エレメントの発
熱温度が、可燃性ガス混合気(空気との混合気)の着火
温度を超えないような特性を持つものが用いられる。ま
た、ヒューズF2としては、ツェナーダイオードZ2の
定格電力時の電流よりも小さい電流で断線する特性を持
つものが用いられる。
【0029】測温抵抗増幅回路50は、測温抵抗エレメ
ント5と測温抵抗エレメント6の直列接続と、固定抵抗
R5と固定抵抗R6の直列接続とを並列に接続されるこ
とで構成されるホイートストンブリッジ回路を備えると
ともに、ホイートストンブリッジ回路の持つ前者の直列
接続の中間点の電位を固定抵抗R7を介して入力すると
ともに、後者の直列接続の中間点の電位を固定抵抗R8
を介して入力する計測アンプU2と、ホイートストンブ
リッジ回路に対して、固定抵抗R9と固定抵抗R10の
抵抗分割で規定される直流電圧を印加するオペアンプU
3と、ホイートストンブリッジ回路に供給される過大な
電流で断線するヒューズF3と、ホイートストンブリッ
ジ回路とアースとの間に設けられるツェナーダイオード
Z3と、計測アンプU2の出力とアースとの間に設けら
れるツェナーダイオードZ4と、計測アンプU2の出力
口に設けられて過大な電流で断線するヒューズF4とを
備える。
【0030】ここで、ツェナーダイオードZ3として
は、オペアンプU3が故障するときに測温抵抗エレメン
ト5,6に印加される過大な直流電圧をクランプするこ
とで、測温抵抗エレメント5,6の発熱温度が可燃性ガ
ス混合気の着火温度を超えないようにする降伏電圧を持
つものが用いられる。
【0031】また、ツェナーダイオードZ4としては、
計測アンプU2が故障するときに測温抵抗エレメント5
に印加される過大な直流電圧をクランプすることで、測
温抵抗エレメント5の発熱温度が可燃性ガス混合気の着
火温度を超えないようにする降伏電圧を持つものが用い
られる。
【0032】また、ヒューズF3としては、例えば、ツ
ェナーダイオードZ3の降伏電圧V a3と定格電力P3
から求まる電流I3(=P3 /Va3)よりも小さな電流で
断線する特性を持つものが用いられる。
【0033】またヒューズF4としては、例えば、ツェ
ナーダイオードZ4の降伏電圧Va4と定格電力P4 とか
ら求まる電流I4(=P4 /Va4)よりも小さな電流で断
線する特性を持つものが用いられる。
【0034】表示出力回路60は、測温抵抗増幅回路5
0の出力する電圧値を受け取るオペアンプU4と、オペ
アンプU4の受け取る電圧値を信号処理することで流体
の流速を算出するマイクロコンピュータ61と、マイク
ロコンピュータ61の算出する流速値を表示するディス
プレイ62とを備える。
【0035】ここで、この実施例の表示出力回路60の
持つ入力段のオペアンプU4は、図に示すように、外部
電源から供給される直流電圧をヒューズF1を介して直
接受け取り、それを駆動源として動作する構成を採って
いる。これは、通常、マイクロコンピュータ61の持つ
AD変換器の入力電圧範囲(0〜VReg )を有効に利用
するために、VReg の電位よりも高い電圧でオペアンプ
U4を駆動して、その出力電圧がVReg の電位まで出力
できるようにするためである。これから、この表示出力
回路60の持つオペアンプU4が故障すると、測温抵抗
増幅回路50の持つ計測アンプU2に対して過大な電圧
が印加され、これにより、その計測アンプU2が故障す
る可能性がある。
【0036】このように構成される本発明の流速検出装
置20では、ヒータ発熱回路40は、トランジスタQ1
を介して、自回路のホイートストンブリッジ回路に電流
を供給する。この電流供給に従って、半導体基板1から
熱的に絶縁されているヒータエレメント4は、温度上昇
することでその抵抗値Rh を増加させる。これに対し
て、ヒータエレメント4から熱的に絶縁されている半導
体基板1は温度上昇せず、これから、半導体基板1に接
している周囲温度測温抵抗エレメント7は、その抵抗値
Rr を変化させない。従って、このホイートストンブリ
ッジ回路は、「Rh ×R2=Rr ×R1」になるところ
で安定する。
【0037】このようにして、ヒータ発熱回路40は、
ヒータエレメント4の抵抗値Rh と、周囲温度測温抵抗
エレメント7の抵抗値Rr との比“Rh /Rr ”が一
定、すなわち、周囲温度に対するヒータエレメント4の
温度上昇が一定になるようにと、ヒータエレメント4の
発熱を制御するよう処理する。
【0038】この構成を採るときに、オペアンプU1に
故障することが起きたと想定する。この故障が起こる
と、オペアンプU1を介してヒータエレメント4に過大
な直流電圧が印加されることで、ヒータエレメント4の
発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温度以上になる可能
性がある。
【0039】このオペアンプU1の故障発生に対処する
ために、本発明のヒータ発熱回路40では、ヒータエレ
メント4と固定抵抗R1の直列接続の中間点と、オペア
ンプU1の入力端子との間に、固定抵抗R3を設ける構
成を採っている。
【0040】この固定抵抗R3は、オペアンプU1を介
してヒータエレメント4に流れる電流を抑制する機能を
持つので、オペアンプU1が故障することで、ヒータエ
レメント4に過大な直流電圧が印加されることが起きて
も、そのときにヒータエレメント4に流れる電流を抑制
できる。これから、固定抵抗R3の抵抗値を適切に選択
することで、ヒータエレメント4の発熱温度が可燃性ガ
ス混合気の着火温度以上になることを防止できるように
なる。
【0041】ここで、周囲温度測温抵抗エレメント7
は、半導体基板1に接しているので、オペアンプU1が
故障しても、その発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温
度以上になることは通常起こらないが、オペアンプU1
を介して周囲温度測温抵抗エレメント7に流れる電流を
抑制する機能を持つ固定抵抗R4を設ける構成を採って
いるので、固定抵抗R4の抵抗値を適切に選択すること
で、この可能性を完全に排除できるようになる。
【0042】なお、オペアンプU1はハイインピーダン
スの入力特性を持つので、固定抵抗R3,R4を設ける
構成を採っても何ら支障は起こらない。一方、測温抵抗
増幅回路50は、測温抵抗エレメント5,6と、固定抵
抗R5,R6とで構成されるホイートストンブリッジ回
路を使って、流体の流速に応じた温度上昇に伴う測温抵
抗エレメント5,6の抵抗変化を電圧として取り出し
て、それを差動アンプとして動作する計測アンプU2で
増幅することで、流体の流速に応じた電圧値を出力する
よう処理する。
【0043】この構成を採るときに、計測アンプU2に
故障することが起きたと想定する。この故障が起こる
と、計測アンプU2を介して測温抵抗エレメント5に過
大な直流電圧が印加されることで、測温抵抗エレメント
5の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温度以上になる
可能性がある。
【0044】そして、この構成を採るときに、オペアン
プU3に故障することが起きたと想定する。この故障が
起こると、オペアンプU3を介して測温抵抗エレメント
5,6に過大な直流電圧が印加されることで、測温抵抗
エレメント5,6の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火
温度以上になる可能性がある。
【0045】そして、この構成を採るときに、表示出力
回路60の持つオペアンプU4に故障することが起きた
と想定する。この故障が起こると、表示出力回路60か
ら過大な電圧が印加されることで計測アンプU2が故障
し、これにより、計測アンプU2を介して測温抵抗エレ
メント5に過大な直流電圧が印加されることで、測温抵
抗エレメント5の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温
度以上になる可能性がある。
【0046】この計測アンプU2の故障発生に対処する
ために、本発明の測温抵抗増幅回路50では、測温抵抗
エレメント5,6の直列接続の中間点と、計測アンプU
2の入力端子との間に、固定抵抗R7を設ける構成を採
っている。
【0047】なお、計測アンプU2はハイインピーダン
スの入力特性を持つので、固定抵抗R7,R8を設ける
構成を採っても何ら支障は起こらない。この固定抵抗R
7は、計測アンプU2を介して測温抵抗エレメント5に
流れる電流を抑制する機能を持つので、計測アンプU2
が故障することで、測温抵抗エレメント5に過大な直流
電圧が印加されることが起きても、そのときに測温抵抗
エレメント5に流れる電流を抑制できる。これから、固
定抵抗R7の抵抗値を適切に選択することで、測温抵抗
エレメント5の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温度
以上になることを防止できるようになる。
【0048】また、オペアンプU3の故障発生に対処す
るために、本発明の測温抵抗増幅回路50では、ホイー
トストンブリッジ回路とアースとの間にツェナーダイオ
ードZ3を設ける構成を採っている。
【0049】このツェナーダイオードZ3は、測温抵抗
エレメント5,6の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火
温度を超えないようにと、ホイートストンブリッジ回路
に印加される直流電圧をクランプする機能を持つので、
オペアンプU3が故障することで、オペアンプU3を介
して測温抵抗エレメント5,6に過大な直流電圧が印加
されることが起きても、その印加電圧は可燃性ガス混合
気の着火温度を超えないものにクランプされる。これか
ら、測温抵抗エレメント5,6の発熱温度が可燃性ガス
混合気の着火温度以上になることを防止できるようにな
る。
【0050】また、表示出力回路60の持つオペアンプ
U4の故障発生に対処するために、本発明の測温抵抗増
幅回路50では、計測アンプU2の出力とアースとの間
にツェナーダイオードZ4を設ける構成を採っている。
【0051】このツェナーダイオードZ4は、測温抵抗
エレメント5の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温度
を超えないようにと、表示出力回路60を介して測温抵
抗エレメント5に印加される直流電圧をクランプする機
能を持つので、オペアンプU4,計測アンプU2が故障
することで、表示出力回路60を介して測温抵抗エレメ
ント5に過大な直流電圧が印加されることが起きても、
その印加電圧は可燃性ガス混合気の着火温度を超えない
ものにクランプされる。これから、測温抵抗エレメント
5の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温度以上になる
ことを防止できるようになる。
【0052】図3に、本発明の流速検出装置20の他の
実施例を図示する。この実施例では、図1の実施例で備
えた固定抵抗R3,R4,R7,R8と、ツェナーダイ
オードZ2,Z3,Z4を省略する構成(省略しなくも
よい)を採って、ヒータ発熱回路40の持つヒータエレ
メント4にツェナーダイオードZ7を並列接続し、測温
抵抗増幅回路50の持つ測温抵抗エレメント5にツェナ
ーダイオードZ5を並列接続し、測温抵抗増幅回路50
の持つ測温抵抗エレメント6にツェナーダイオードZ6
を並列接続する構成を採っている。
【0053】ここで、ツェナーダイオードZ7として
は、ヒータエレメント4の発熱温度が可燃性ガス混合気
の着火温度を超えないようにする降伏電圧を持つものが
用いられる。また、ツェナーダイオードZ5としては、
測温抵抗エレメント5の発熱温度が可燃性ガス混合気の
着火温度を超えないようにする降伏電圧を持つものが用
いられる。ツェナーダイオードZ6としては、測温抵抗
エレメント6の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温度
を超えないようにする降伏電圧を持つものが用いられ
る。
【0054】この構成に従って、オペアンプU1が故障
することで、ヒータエレメント4に過大な直流電圧が印
加されることが起きたり、ヒータエレメント4と外部回
路との接続用のパッド(図9のパッド9)と、測温抵抗
エレメント6と外部回路との接続用のパッド(図9のパ
ッド11)とが短絡し、これにより、ヒータエレメント
4と固定抵抗R1の接続点と、測温抵抗エレメント6と
オペアンプU3の接続点とが短絡することで、ヒータエ
レメント4に過大な直流電圧が印加されることが起きて
も、ツェナーダイオードZ7によりその印加電圧がクラ
ンプされ、これによりヒータエレメント4の発熱温度が
可燃性ガス混合気の着火温度以上になることを防止でき
るようになる。
【0055】そして、この構成に従って、計測アンプU
2が故障することで、測温抵抗エレメント5に過大な直
流電圧が印加されることが起きたり、測温抵抗エレメン
ト5と外部回路との接続用のパッド(図9のパッド1
0)と、測温抵抗エレメント6と外部回路との接続用の
パッド(図9のパッド11)とが短絡し、これにより、
測温抵抗エレメント5,6の接続点と、測温抵抗エレメ
ント6とオペアンプU3の接続点とが短絡することで、
測温抵抗エレメント5に過大な直流電圧が印加されるこ
とが起きても、ツェナーダイオードZ5によりその印加
電圧がクランプされ、これにより測温抵抗エレメント5
の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温度以上になるこ
とを防止できるようになる。
【0056】そして、この構成に従って、オペアンプU
3が故障することで、測温抵抗エレメント5,6に過大
な直流電圧が印加されることが起きても、ツェナーダイ
オードZ5により測温抵抗エレメント5に印加される印
加電圧がクランプされ、これにより測温抵抗エレメント
5の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温度以上になる
ことを防止できるようになるとともに、ツェナーダイオ
ードZ6により測温抵抗エレメント6に印加される印加
電圧がクランプされ、これにより測温抵抗エレメント6
の発熱温度が可燃性ガス混合気の着火温度以上になるこ
とを防止できるようになる。
【0057】そして、この構成に従って、オペアンプU
4と計測アンプU2が故障することで、測温抵抗エレメ
ント5に過大な直流電圧が印加されることが起きても、
ツェナーダイオードZ5によりその印加電圧がクランプ
され、これにより測温抵抗エレメント5の発熱温度が可
燃性ガス混合気の着火温度以上になることを防止できる
ようになる。
【0058】なお、ヒータ発熱回路40のホイートスト
ンブリッジ回路が、ヒータエレメント4と周囲温度測温
抵抗エレメント7と固定抵抗R1,R2とを別形式で接
続したり、測温抵抗増幅回路50のホイートストンブリ
ッジ回路が、測温抵抗エレメント5,6と固定抵抗R
5,R6とを別形式で接続する構成を採ってもよい。
【0059】図4に、本発明を具備する流速検出装置2
0の一実施例を図示する。図中、図10で説明したもの
と同じものについては同一の記号で示してある。この流
速検出装置20は、図10で説明した流速センサを用い
て可燃性ガスの流速を検出するものであり、測温抵抗エ
レメント5と測温抵抗エレメント6の直列接続と、固定
抵抗R10と固定抵抗R11の直列接続とを並列に接続
することで構成されるホイートストンブリッジ回路を備
えるとともに、周囲温度測温抵抗エレメント7とトラン
ジスタQ10とトランジスタQ11と固定抵抗R12と
で構成されて、ホイートストンブリッジ回路に定電流を
供給する定電流回路と、ホイートストンブリッジ回路に
流れる過大な電流で断線するヒューズF10と、ホイー
トストンブリッジ回路に印加される過大な電圧を所定の
電圧以下にクランプするツェナーダイオードZ10と、
ホイートストンブリッジ回路の持つ前者の直列接続の中
間点の電位を固定抵抗R13を介して入力するオペアン
プU10と、後者の直列接続の中間点の電位を固定抵抗
R14を介して入力するオペアンプU11と、オペアン
プU10の出力値とオペアンプU11の出力値との差分
値を増幅するオペアンプU12と、トランジスタQ12
と抵抗R15とで構成されて、定電流回路を間欠的に駆
動するスイッチング回路とを備える。
【0060】ここで、ツェナーダイオードZ10として
は、定電流回路が故障するときに測温抵抗エレメント
5,6に印加される過大な直流電圧をクランプすること
で、測温抵抗エレメント5,6の発熱温度が可燃性ガス
混合気の着火温度を超えないようにする降伏電圧を持つ
ものが用いられる。
【0061】また、ヒューズF10としては、例えば、
ツェナーダイオードZ10の降伏電圧Va10 と定格電力
10とから求まる電流I10(=P10/Va10)よりも小さ
な電流で断線する特性を持つものが用いられる。
【0062】このように構成される本発明の流速検出装
置20では、測温抵抗エレメント5,6に定電流が供給
されることで、測温抵抗エレメント5,6が加熱され、
このとき、測温抵抗エレメント5,6の上を移動する気体
により引き起こされる熱移動により、下流側の測温抵抗
エレメントが上流側の測温抵抗エレメントよりも加熱さ
れることで、2つの測温抵抗エレメント5,6の検出する
温度に違いが生じ、これによりオペアンプU12がガス
の流速に応じた電圧を出力することになる。
【0063】このとき、上述した図9の流速センサを用
いるときの実施例と同様に、ツェナーダイオードZ10
やヒューズF10や固定抵抗R13が備えられること
で、回路等に故障が発生しても、測温抵抗エレメント
5,6に流れる電流が抑制されて、その発熱温度が可燃
性ガス混合気の着火温度以上になることを防止できるよ
うになる。
【0064】図5に、本発明の流速検出装置20の他の
実施例を図示する。この実施例では、図6の実施例で備
えた固定抵抗R13,R14と、ツェナーダイオードZ
10を省略する構成(省略しなくもよい)を採って、測
温抵抗エレメント5にツェナーダイオードZ11を並列
接続し、測温抵抗エレメント6にツェナーダイオードZ
12を並列接続する構成を採っている。
【0065】この構成に従って、上述した図9の流速セ
ンサを用いるときの実施例と同様に、ツェナーダイオー
ドZ11,12が備えられることで、回路等に故障が発
生しても、測温抵抗エレメント5,6に印加される電圧
が抑制されて、その発熱温度が可燃性ガス混合気の着火
温度以上になることを防止できるようになる。
【0066】以上に説明した実施例では、エレメントに
印加される電圧を制限するものとしてツェナーダイオー
ドを用いたが、定電圧放電管等のような別の電圧制限手
段を用いることも可能である。
【0067】また、エレメントに流れる電流を制限する
ものとして、抵抗を用いたが、温度が上がると抵抗値が
増えることで電流を制限するPTC素子(特に、高性能
を発揮するポリマー系PTC素子が好ましい)を用いた
り、図6(a)に示す回路構成に従って、過大電圧の印
加時に図6(b)に示すような電流制限機能を発揮する
回路を用いたり、図7(a)(b)(c)に示す回路構成に
従って、過大電圧の印加時に図7(d)に示すような電
流制限機能を発揮する回路のような別の電流制限手段を
用いることも可能である。
【0068】なお、ガス流路の外の環境も危険区域とな
る場合には、流速センサの周辺回路を構成する上述のヒ
ューズや抵抗やツェナーダイオード等が可燃性ガス混合
気の着火温度を上回る可能性があるので、これらが着火
源となってもそれが外部に伝搬しないようにするため
に、例えば図8に示すような耐圧防爆構造を用いること
で安全性を確保する構成を採ることになる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流速検出
装置によれば、基板上のダイアフラム部材に形成される
ヒータエレメントと測温抵抗エレメントとで構成される
流速センサを使って流体の流速を検出する構成を採ると
きにあって、ヒータエレメントの過熱を防止できるよう
になるとともに、測温抵抗エレメントの過熱を防止でき
るようになり、これにより、可燃性ガスを測定対象とす
るときの安全性を一層高めることができるようになる。
【0070】また、本発明の流速検出装置によれば、基
板上のダイアフラム部材に形成される2つの測温抵抗エ
レメントで構成される流速センサを使って流体の流速を
検出する構成を採るときにあって、測温抵抗エレメント
の過熱を防止できるようになり、これにより、可燃性ガ
スを測定対象とするときの安全性を一層高めることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である。
【図2】本発明の一実施例である。
【図3】本発明の他の実施例である。
【図4】本発明の一実施例である。
【図5】本発明の他の実施例である。
【図6】電流制限回路の説明図である。
【図7】電流制限回路の説明図である。
【図8】流速センサの実装方法の説明図である。
【図9】微細加工ダイアフラム構成の流速センサの説明
図である。
【図10】微細加工ダイアフラム構成の流速センサの説
明図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 空隙部 3 ダイアフラム部 4 ヒータエレメント 5 測温抵抗エレメント 6 測温抵抗エレメント 7 周囲温度測温抵抗エレメント 20 流速検出装置 30 電源入力回路 40 ヒータ発熱回路 50 測温抵抗増幅回路 60 表示出力回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上のダイアフラム部材に形成される
    ヒータエレメント手段と、 上記ダイアフラム部材に形成され、上記ヒータエレメン
    ト手段の両側に設けられて、上記ヒータエレメント手段
    上を移動する流体により引き起こされる熱移動に応じて
    抵抗値を変化させる2つの測温抵抗エレメント手段と、 上記ヒータエレメント手段を構成要素に持つブリッジ回
    路で構成されて、上記ヒータエレメント手段を発熱する
    ヒータ発熱回路と、 上記測温抵抗エレメント手段を構成要素に持つブリッジ
    回路で構成されて、上記ヒータエレメント手段上を移動
    する流体の流速に応じた電圧を発生するセンサ検出回路
    と、 上記ヒータエレメント手段の過熱を防止する第1の過熱
    防止回路と、 上記測温抵抗エレメント手段の過熱を防止する第2の過
    熱防止回路とを備えることを、 特徴とする流速検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流速検出装置において、 第1の過熱防止回路は、ヒータエレメント手段に印加さ
    れる電圧を制限するか、ヒータエレメント手段に流れる
    電流を制限することで、ヒータエレメント手段の過熱を
    防止し、 第2の過熱防止回路は、測温抵抗エレメント手段に印加
    される電圧を制限するか、測温抵抗エレメント手段に流
    れる電流を制限することで、測温抵抗エレメント手段の
    過熱を防止することを、 特徴とする流速検出装置。
  3. 【請求項3】 基板上のダイアフラム部材に形成される
    ヒータエレメント手段手段と、 上記ダイアフラム部材に形成され、上記ヒータエレメン
    ト手段の両側に設けられて、上記ヒータエレメント手段
    上を移動する流体により引き起こされる熱移動に応じて
    抵抗値を変化させる2つの測温抵抗エレメント手段と、 上記ヒータエレメント手段を構成要素に持つブリッジ回
    路で構成されて、上記ヒータエレメント手段を発熱する
    ヒータ発熱回路と、 上記測温抵抗エレメント手段を構成要素に持つブリッジ
    回路で構成されて、上記ヒータエレメント手段上を移動
    する流体の流速に応じた電圧を発生するセンサ検出回路
    と、 上記ヒータエレメント手段に並列接続する形態で設けら
    れて、上記ヒータエレメント手段の発熱温度が流体の着
    火温度を越えないようにと、上記ヒータエレメント手段
    に印加される電圧を制限するツェナーダイオード手段
    と、 上記測温抵抗エレメント手段の各々に並列接続する形態
    で設けられて、上記測温抵抗エレメント手段の発熱温度
    が流体の着火温度を越えないようにと、上記測温抵抗エ
    レメント手段に印加される電圧を制限する2つのツェナ
    ーダイオード手段とを備えることを、 特徴とする流速検出装置。
  4. 【請求項4】 基板上のダイアフラム部材に並列に形成
    されて、温度に応じて抵抗値を変化させる2つの測温抵
    抗エレメント手段と、 上記測温抵抗エレメント手段を構成要素に持つブリッジ
    回路と、 上記ブリッジ回路に電流を供給することで上記測温抵抗
    エレメント手段を発熱する発熱回路と、 上記ブリッジ回路の電圧バランスを検出することで、上
    記測温抵抗エレメント手段上を移動する流体の流速に応
    じた電圧を発生する検出回路と、 上記測温抵抗エレメント手段の過熱を防止する過熱防止
    回路とを備えることを、 特徴とする流速検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の流速検出装置において、 過熱防止回路は、測温抵抗エレメント手段に印加される
    電圧を制限するか、測温抵抗エレメント手段に流れる電
    流を制限することで、測温抵抗エレメント手段の過熱を
    防止することを、 特徴とする流速検出装置。
  6. 【請求項6】 基板上のダイアフラム部材に並列に形成
    されて、温度に応じて抵抗値を変化させる2つの測温抵
    抗エレメント手段と、 上記測温抵抗エレメント手段を構成要素に持つブリッジ
    回路と、 上記ブリッジ回路に電流を供給することで上記測温抵抗
    エレメント手段を発熱する発熱回路と、 上記ブリッジ回路の電圧バランスを検出することで、上
    記測温抵抗エレメント手段上を移動する流体の流速に応
    じた電圧を発生する検出回路と、 上記測温抵抗エレメント手段の各々に並列接続する形態
    で設けられて、上記測温抵抗エレメント手段の発熱温度
    が流体の着火温度を越えないようにと、上記測温抵抗エ
    レメント手段に印加される電圧を制限する2つのツェナ
    ーダイオード手段とを備えることを、 特徴とする流速検出装置。
JP9089105A 1997-04-08 1997-04-08 流速検出装置 Pending JPH10281835A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000018988A (ja) * 1998-06-30 2000-01-21 Ricoh Co Ltd フローセンサ用ソリッドステム
JP2000275075A (ja) * 1999-03-23 2000-10-06 Mitsubishi Electric Corp 熱式流量センサ
US6568261B1 (en) 2000-10-16 2003-05-27 Hitachi America, Ltd. Hot wire gas flow sensor

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JP2000275075A (ja) * 1999-03-23 2000-10-06 Mitsubishi Electric Corp 熱式流量センサ
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