JPH10281825A - 計測器用指針 - Google Patents
計測器用指針Info
- Publication number
- JPH10281825A JPH10281825A JP10662897A JP10662897A JPH10281825A JP H10281825 A JPH10281825 A JP H10281825A JP 10662897 A JP10662897 A JP 10662897A JP 10662897 A JP10662897 A JP 10662897A JP H10281825 A JPH10281825 A JP H10281825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- specific gravity
- pointer
- resin
- high specific
- measuring instrument
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】組付け作業をなくして省力化及び低コスト化す
ることができる計測器用指針の提供。確実にバランス化
させて良好な回動応答性で、かつ正確に所要の計数値を
指示させることができる計測器用指針の提供。作業者が
金属障害にかかるのを防止することができる計測器用指
針の提供。 【解決手段】計測値に応じた回転角で回動する回転軸に
取付けられるボス部の一部外周に、放射方向へ所要の長
さで延出する指示部及び該指示部と反対側のボス部外周
に放射方向へ延出する取付け部を設けて指針本体を形成
する。取付け部に比重が２以上で、かつ指針部重量に見
合う重量の高比重樹脂によりバランサを一体成形する。
ることができる計測器用指針の提供。確実にバランス化
させて良好な回動応答性で、かつ正確に所要の計数値を
指示させることができる計測器用指針の提供。作業者が
金属障害にかかるのを防止することができる計測器用指
針の提供。 【解決手段】計測値に応じた回転角で回動する回転軸に
取付けられるボス部の一部外周に、放射方向へ所要の長
さで延出する指示部及び該指示部と反対側のボス部外周
に放射方向へ延出する取付け部を設けて指針本体を形成
する。取付け部に比重が２以上で、かつ指針部重量に見
合う重量の高比重樹脂によりバランサを一体成形する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車輌の速
度計や回転計のような各種計測器において計測値を指示
する計測器用指針に関する。
度計や回転計のような各種計測器において計測値を指示
する計測器用指針に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】図３に示すように従来
の計測器用指針４０は、ワイヤケーブルに接続された回
転軸や計測値に応じた角度で回動制御されるステップモ
ータ等の回転軸に取付けられるボス部４１及び該ボス部
４１の一部外周から放射方向へ所要の長さで延出する指
示部４３とから指針本体４５を形成している。
の計測器用指針４０は、ワイヤケーブルに接続された回
転軸や計測値に応じた角度で回動制御されるステップモ
ータ等の回転軸に取付けられるボス部４１及び該ボス部
４１の一部外周から放射方向へ所要の長さで延出する指
示部４３とから指針本体４５を形成している。
【０００３】この種の計測器用指針４０は、ボス部４１
の一方にのみ指示部４３が放射方向へ延出して片重状態
になっているため、該計測器用指針４０を回動させるに
は大きい回動力を必要とし、良好な応答性で計測値を指
示できない問題を有している。又、回動時には指示部４
３側の慣性力が大きくなって震動し易くなるため、計測
値を正確に指示できない問題をも有している。このた
め、指示部４３と反対側のボス部４１に取付け部４１ａ
を設け、該取付け部４１ａに鉛や鉄等の高比重からなる
バランサ５１を取付けてボス部４１を中心に計測器用指
針４０をバランス化させている。
の一方にのみ指示部４３が放射方向へ延出して片重状態
になっているため、該計測器用指針４０を回動させるに
は大きい回動力を必要とし、良好な応答性で計測値を指
示できない問題を有している。又、回動時には指示部４
３側の慣性力が大きくなって震動し易くなるため、計測
値を正確に指示できない問題をも有している。このた
め、指示部４３と反対側のボス部４１に取付け部４１ａ
を設け、該取付け部４１ａに鉛や鉄等の高比重からなる
バランサ５１を取付けてボス部４１を中心に計測器用指
針４０をバランス化させている。
【０００４】しかしながら、上記した従来の計測器用指
針４０は、指針本体４５を成形した後に取付け部４１ａ
にバランサ５１を取付ける作業を必要とするため、作業
工程数が多くなって高コスト化を招いていた。又、取付
け部４１ａに設けられたアリ溝等に対してバランサ５１
を嵌込むことにより位置決め可能にしているが、アリ溝
に対するバランサ５１の嵌込み状態によっては計測器用
指針４０を完全にバランスさせることが困難であった。
針４０は、指針本体４５を成形した後に取付け部４１ａ
にバランサ５１を取付ける作業を必要とするため、作業
工程数が多くなって高コスト化を招いていた。又、取付
け部４１ａに設けられたアリ溝等に対してバランサ５１
を嵌込むことにより位置決め可能にしているが、アリ溝
に対するバランサ５１の嵌込み状態によっては計測器用
指針４０を完全にバランスさせることが困難であった。
【０００５】更に、バランサ５１として鉛を使用する場
合にあっては、その取付け作業により作業者が鉛害にか
かる問題を有している。
合にあっては、その取付け作業により作業者が鉛害にか
かる問題を有している。
【０００６】本発明は上記した従来の欠点を解決するた
めに発明されたものであり、その課題とする処は、組付
け作業をなくして省力化及び低コスト化することができ
る計測器用指針を提供することにある。
めに発明されたものであり、その課題とする処は、組付
け作業をなくして省力化及び低コスト化することができ
る計測器用指針を提供することにある。
【０００７】又、本発明の他の課題は、確実にバランス
化させて良好な回動応答性で、かつ正確に所要の計数値
を指示させることができる計測器用指針を提供すること
にある。
化させて良好な回動応答性で、かつ正確に所要の計数値
を指示させることができる計測器用指針を提供すること
にある。
【０００８】更に、本発明の他の課題は、作業者が金属
障害にかかるのを防止することができる計測器用指針を
提供することにある。
障害にかかるのを防止することができる計測器用指針を
提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、計測
値に応じた回転角で回動する回転軸に取付けられるボス
部の一部外周に、放射方向へ所要の長さで延出する指示
部及び該指示部と反対側のボス部外周に放射方向へ延出
する取付け部を形成した指針本体において、取付け部に
は比重が２以上で、かつ指針部重量に見合う重量の高比
重樹脂によりバランサを一体成形したことを特徴として
いる。
値に応じた回転角で回動する回転軸に取付けられるボス
部の一部外周に、放射方向へ所要の長さで延出する指示
部及び該指示部と反対側のボス部外周に放射方向へ延出
する取付け部を形成した指針本体において、取付け部に
は比重が２以上で、かつ指針部重量に見合う重量の高比
重樹脂によりバランサを一体成形したことを特徴として
いる。
【００１０】このため、バランサを組付ける作業をなく
して低コスト化することができる。又、計測器用指針を
高精度にバランス化し、計測値を良好な回動応答性で、
かつ高い精度で指示することができる。
して低コスト化することができる。又、計測器用指針を
高精度にバランス化し、計測値を良好な回動応答性で、
かつ高い精度で指示することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って説明する。
従って説明する。
【００１２】図１は計測器用指針の斜視図である。
【００１３】図２は計測器用指針の中央縦断面図であ
る。
る。
【００１４】計測器用指針１の指針本体３は合成樹脂に
より、ワイヤケーブルに連結された回転軸或いはステッ
プモータの回転軸（何れも図示せず）に取付けられるボ
ス部５と該ボス部５の一部外周にて放射方向へ所要の長
さで延出する指示部７及び指示部７と反対側のボス部５
にて指示部７より短い長さで指示部７と反対の放射方向
へ延出する取付け部９とが成形されている。又、取付け
部９上にはバランサ１１が一体成形されている。該バラ
ンサ１１は比重が約２以上の高比重樹脂にて一体成形さ
れている。高比重樹脂としてはブロンズ粉を添加して比
重が約５．５に調整されたポリアミド樹脂、Ｎｄ−Ｆｅ
−Ｂ粉を添加して比重が約６．１に調整されたポリアミ
ド樹脂、希土類を添加して比重が約５．６５に調整され
たポリアミド樹脂、Ｎｉ−Ｚｎを添加して比重が約４．
１に調整されたポリフェニレンサルファイド樹脂等が適
している。そして高比重樹脂の比重及び重量は指示部７
側と取付け部９側の重量比及び取付け部９の面積等から
決定すればよい。即ち、指示部７側が重量化し、取付け
部９側の取付け面積が少ない場合には比較的高比重（５
以上）の高比重樹脂により、反対に指示部７が軽量の場
合には比重が約２〜４の高比重樹脂を選択すればよい。
より、ワイヤケーブルに連結された回転軸或いはステッ
プモータの回転軸（何れも図示せず）に取付けられるボ
ス部５と該ボス部５の一部外周にて放射方向へ所要の長
さで延出する指示部７及び指示部７と反対側のボス部５
にて指示部７より短い長さで指示部７と反対の放射方向
へ延出する取付け部９とが成形されている。又、取付け
部９上にはバランサ１１が一体成形されている。該バラ
ンサ１１は比重が約２以上の高比重樹脂にて一体成形さ
れている。高比重樹脂としてはブロンズ粉を添加して比
重が約５．５に調整されたポリアミド樹脂、Ｎｄ−Ｆｅ
−Ｂ粉を添加して比重が約６．１に調整されたポリアミ
ド樹脂、希土類を添加して比重が約５．６５に調整され
たポリアミド樹脂、Ｎｉ−Ｚｎを添加して比重が約４．
１に調整されたポリフェニレンサルファイド樹脂等が適
している。そして高比重樹脂の比重及び重量は指示部７
側と取付け部９側の重量比及び取付け部９の面積等から
決定すればよい。即ち、指示部７側が重量化し、取付け
部９側の取付け面積が少ない場合には比較的高比重（５
以上）の高比重樹脂により、反対に指示部７が軽量の場
合には比重が約２〜４の高比重樹脂を選択すればよい。
【００１５】上記のように構成された計測器用指針１
は、取付け部９にバランサ１１を高比重樹脂で一体成形
することにより設けることができるため、従来のように
バランサを組付ける作業をなくすことができ、製造工程
数を少なくして低コスト化することができる。又、取付
け部９に対してバランサ１１を画一的、かつ高い位置精
度で設けることができ、計測器用指針１を高精度にバラ
ンス化させることができる。更に、作業者は製造時に有
害金属に触れることなく計測器用指針１を組立てること
ができ、金属障害をなくすことができる。
は、取付け部９にバランサ１１を高比重樹脂で一体成形
することにより設けることができるため、従来のように
バランサを組付ける作業をなくすことができ、製造工程
数を少なくして低コスト化することができる。又、取付
け部９に対してバランサ１１を画一的、かつ高い位置精
度で設けることができ、計測器用指針１を高精度にバラ
ンス化させることができる。更に、作業者は製造時に有
害金属に触れることなく計測器用指針１を組立てること
ができ、金属障害をなくすことができる。
【００１６】そして上記のように組立てられた計測器用
指針１は、ボス部５を中心とする指針本体３側と取付け
部９側が重量的にバランス化しているため、小さい回動
力で回動して良好な応答性で計測値を指示することがで
きる。又、回動には指示部７側の慣性力を少なくして振
動を抑制することができ、所要の計測値を正確に指針さ
せることができる。
指針１は、ボス部５を中心とする指針本体３側と取付け
部９側が重量的にバランス化しているため、小さい回動
力で回動して良好な応答性で計測値を指示することがで
きる。又、回動には指示部７側の慣性力を少なくして振
動を抑制することができ、所要の計測値を正確に指針さ
せることができる。
【００１７】
【発明の効果】このため本発明は、組付け作業をなくし
て省力化及び低コスト化することができる。本発明は、
確実にバランス化させて良好な回動応答性で、かつ正確
に所要の計数値を指示させることができる。更に、本発
明は、作業者が金属障害にかかるのを防止することがで
きる。
て省力化及び低コスト化することができる。本発明は、
確実にバランス化させて良好な回動応答性で、かつ正確
に所要の計数値を指示させることができる。更に、本発
明は、作業者が金属障害にかかるのを防止することがで
きる。
【図１】計測器用指針の斜視図である。
【図２】計測器用指針の中央縦断面図である。
【図３】従来例を示す分解斜視図である。
１ 計測器用指針、３ 指針本体、５ ボス部、７ 指
示部
示部
Claims (5)
- 【請求項１】計測値に応じた回転角で回動する回転軸に
取付けられるボス部の一部外周に、放射方向へ所要の長
さで延出する指示部及び該指示部と反対側のボス部外周
に放射方向へ延出する取付け部を形成した指針本体にお
いて、取付け部には比重が２以上で、かつ指針部重量に
見合う重量の高比重樹脂によりバランサを一体成形した
計測器用指針。 - 【請求項２】請求項１において、高比重樹脂はブロンズ
粉又は希土類粉等の高比重材料を含有したポリアミド樹
脂からなる計測器用指針。 - 【請求項３】請求項１において、高比重樹脂はブロンズ
粉又は希土類粉等の高比重材料を含有したポリアセター
ル樹脂からなる計測器用指針。 - 【請求項４】請求項１において、高比重樹脂はブロンズ
粉又は希土類粉等の高比重材料を含有したポリブチレン
テレフタレータ樹脂からなる計測器用指針。 - 【請求項５】請求項１において、高比重樹脂はブロンズ
粉又は希土類粉等の高比重材料を含有したポリフェニレ
ンサルファイド樹脂からなる計測器用指針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10662897A JPH10281825A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 計測器用指針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10662897A JPH10281825A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 計測器用指針 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10281825A true JPH10281825A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14438386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10662897A Pending JPH10281825A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 計測器用指針 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10281825A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010027346A (ko) * | 1999-09-13 | 2001-04-06 | 조영석 | 자동차의 계기장치용 지침구조 |
-
1997
- 1997-04-08 JP JP10662897A patent/JPH10281825A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010027346A (ko) * | 1999-09-13 | 2001-04-06 | 조영석 | 자동차의 계기장치용 지침구조 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040315 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050615 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050620 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20050808 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051007 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |