JPH10280943A - 内燃機関の触媒再生装置 - Google Patents

内燃機関の触媒再生装置

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JPH10280943A
JPH10280943A JP8815097A JP8815097A JPH10280943A JP H10280943 A JPH10280943 A JP H10280943A JP 8815097 A JP8815097 A JP 8815097A JP 8815097 A JP8815097 A JP 8815097A JP H10280943 A JPH10280943 A JP H10280943A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でもって触媒を再生する。 【解決手段】 筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁9
を具備し、機関排気通路内に排気浄化触媒16を配置す
る。燃料噴射弁9からATDC150°に副燃料噴射を
行うことにより排気浄化触媒16に炭化水素を供給し、
それによって流入する排気中のNOX を還元する。排気
浄化触媒16が炭化水素により被毒しているか否かを判
断し、被毒していると判断されたときには副燃料噴射時
期をATDC90°まで早めて排気浄化触媒16に流入
する排気の温度を高め、それによって排気浄化触媒16
を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の触媒再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁を
具備し、燃料噴射弁から機関膨張行程または排気行程に
副燃料噴射を行うことにより機関排気通路内に配置され
た触媒に炭化水素を供給し、触媒においてこの炭化水素
でもって流入する排気中のNO X を還元するようにした
内燃機関が公知である(特開平4−231645号公報
参照)。
【0003】ところで、触媒に炭化水素が付着して堆積
すると触媒がこの炭化水素により被毒せしめられ、すな
わち触媒活性が低下する。この場合、触媒を加熱して再
生する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
触媒に電気ヒータを組み込んでこの電気ヒータにより触
媒を加熱しようとすると多量の電力を必要とする。ま
た、内燃機関の点火時期や空燃比などを制御して触媒に
流入する排気の温度を上昇させるようにすると複雑な制
御を必要とし、しかも燃費が著しく悪化する。すなわ
ち、簡易な構成でもって触媒を再生することができな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に1番目の発明によれば、筒内に直接燃料を噴射する燃
料噴射弁を具備し、燃料噴射弁から機関膨張行程または
排気行程に副燃料噴射を行うことにより機関排気通路内
に配置された触媒に炭化水素を供給し、触媒においてこ
の炭化水素でもって流入する排気中のNOX を還元する
ようにした内燃機関において、触媒が炭化水素により被
毒しているか否かを判断し、触媒が炭化水素により被毒
していると判断されたときには機関膨張行程または排気
行程において副燃料噴射時期を早めるようにしている。
すなわち1番目の発明では、機関膨張行程または排気行
程における副燃料噴射時期が早いとき程排気温度が高め
られるので副燃料噴射時期を早めることによって触媒を
加熱するようにしている。この場合、追加の構成要素を
必要としない。
【0006】また、2番目の発明によれば1番目の発明
において、上記触媒の温度が活性温度範囲内にありかつ
触媒に流入する排気の温度が触媒の下流側端部の温度よ
りも低く維持されているときに、触媒に炭化水素を供給
したときの触媒の下流側端部の温度に基づいて触媒が炭
化水素により被毒しているか否かを判断するようにして
いる。すなわち2番目の発明では、触媒の下流側端部の
温度が高く維持されたときには触媒が活性状態にあると
判断して触媒が炭化水素により被毒していないと判断さ
れ、触媒の下流側端部の温度は触媒に流入する排気の温
度に向けて低下しているときには触媒が被毒していると
判断される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明をディーゼル機関に
適用した場合を示している。しかしながら、本発明を火
花点火式機関に適用することもできる。図1を参照する
と、1はシリンダブロック、2はピストン、3はシリン
ダヘッド、4は燃焼室、5は吸気ポート、6は吸気弁、
7は排気ポート、8は排気弁、9は燃焼室4内に燃料を
直接噴射する燃料噴射弁をそれぞれ示す。各気筒の吸気
ポート5はそれぞれ対応する吸気枝管10を介して共通
のサージタンク11に接続され、サージタンク11は吸
気ダクト12を介してエアクリーナ13に接続される。
吸気ダクト12内にはアクセルペダルと連動する吸気絞
り弁14が配置される。一方、各気筒の排気ポート7は
共通の排気マニホルド15に接続され、この排気マニホ
ルド15は排気浄化触媒16を内蔵した触媒コンバータ
17に接続される。また、各気筒の燃料噴射弁9は共通
の燃料用蓄圧室18を介して燃料ポンプ19に接続され
る。このようにすると各気筒の1燃焼サイクルにおいて
複数回燃料噴射を行うことができる。なお、各燃料噴射
弁9は電子制御ユニット30からの出力信号に基づいて
制御される。
【0008】電子制御ユニット(ECU)30はデジタ
ルコンピュータからなり、双方向性バス31を介して相
互に接続されたROM(リードオンリメモリ)32、R
AM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイク
ロプロセッサ)34、入力ポート35、および出力ポー
ト36を具備する。サージタンク11にはサージタンク
11内の負圧に比例した出力電圧を発生する負圧センサ
37が取り付けられ、触媒コンバータ17には排気浄化
触媒16に流入する排気の温度および排気浄化触媒16
から流出した排気の温度に比例した出力電圧を発生する
温度センサ38u,38dがそれぞれ取り付けられる。
これら負圧センサ37および温度センサ38u,38d
の出力電圧はそれぞれ対応するAD変換器39を介して
入力ポート35に入力される。なお、排気浄化触媒16
に流入する排気の温度すなわち入口温度TINは排気浄
化触媒16の上流側端部の温度を代表しており、排気浄
化触媒16から流出した排気の温度すなわち出口温度T
OUTは排気浄化触媒16の下流側端部の温度を代表し
ている。入力ポート35にはクランクシャフトが例えば
30度回転する毎に出力パルスを発生するクランク角セ
ンサ40が接続される。CPU34ではこの出力パルス
に基づいて機関回転数Nが算出される。さらに、アクセ
ルペダル41の踏み込み量DEPに比例した出力電圧を
発生する踏み込み量センサ42の出力電圧がAD変換器
39を介して入力ポート35に入力される。一方、出力
ポート36はそれぞれ対応する駆動回路43を介して各
燃料噴射弁9にそれぞれ接続される。
【0009】排気浄化触媒16はどのような触媒でもよ
いが、図1の内燃機関ではゼオライト、アルミナなどの
多孔質担体上に、白金Pt、パラジウムPdなどの貴金
属、または銅Cu、鉄Feなどの遷移金属をイオン交換
により担持させることにより形成される。ゼオライトと
して例えばZSM−5型、フェリエライト、モルデナイ
トなどの高シリカ含有ゼオライトを用いることができ
る。この排気浄化触媒16は例えば炭化水素(HC)、
一酸化炭素(CO)などの還元剤を含む酸素雰囲気にお
いて流入する排気中のNOX をこれらHC、COなどと
選択的に反応せしめ、それによってNOX を窒素N2
還元することができる。すなわち、排気浄化触媒16は
流入する排気中が還元剤を含んでいると、たとえ酸素雰
囲気であっても流入する排気中のNOX を還元する。
【0010】ところで、図1のディーゼル機関では機関
から排出されるスモークやパティキュレートを低減する
ために空燃比が理論空燃比よりもリーンに維持される。
このため、排気浄化触媒16は酸素雰囲気に維持される
ことになる。したがって、排気浄化触媒16に還元剤が
存在すれば流入する排気中のNOX は排気浄化触媒16
において良好に還元される。この場合、機関から排出さ
れる未燃HCやCOなどが還元剤として作用しうる。し
かしながら、ディーゼル機関から排出される未燃HCな
どに比べて浄化すべきNOX 量は圧倒的に多く、すなわ
ちNOX を良好に浄化するための還元剤が不足する。そ
こで、燃料噴射弁9から副燃料噴射を行うことによって
排気浄化触媒16に還元剤としての燃料(炭化水素)を
2次的に供給し、それによってNOX に対し還元剤が不
足しないようにしている。
【0011】すなわち、例えば圧縮上死点周りに行われ
る通常の燃料噴射(主燃料噴射)に加えて、燃料噴射弁
9から膨張行程または排気行程、例えば圧縮上死点後
(以下、ATDCと称する)150°、に2回目の燃料
噴射すなわち副燃料噴射を行い、それによって排気中に
燃料(炭化水素)を2次的に供給するようにしている。
なお、この副燃料噴射による燃料は機関出力にほとんど
寄与しない。
【0012】ところで、排気浄化触媒16が活性温度範
囲内にないときに副燃料噴射を行って排気浄化触媒16
に炭化水素を供給してもこの炭化水素はNOX を浄化す
ることなく或いは酸化されることなく排気浄化触媒16
から排出されてしまう。一方、排気浄化触媒16の下流
側端部の温度を代表する出口温度TOUTが活性温度T
ACTよりも高いときには排気浄化触媒16全体の温度
が活性温度範囲内にあると判断することができる。そこ
で、本実施態様では出口温度TOUTが活性温度TAC
Tよりも高いときには副燃料噴射を行い、出口温度TO
UTが活性温度TACTよりも低いときには副燃料噴射
を停止するようにしている。
【0013】ところで、冒頭で述べたように、排気浄化
触媒16に炭化水素、すなわち未燃HCや可溶性有機物
質などが付着して堆積すると排気浄化触媒16がこの炭
化水素により被毒せしめられ、すなわち触媒活性が低下
する。したがって、排気浄化触媒16を加熱して再生す
る必要がある。一方、膨張行程または排気行程において
副燃料噴射時期が早いときほど副燃料噴射による燃料の
うち燃焼室4内で燃焼せしめられる割合が多くなり、斯
くして排気の温度が高められる。そこで、本実施態様で
は排気浄化触媒16を再生すべきときには副燃料噴射時
期を一定期間だけ、通常の副燃料噴射時期よりも膨張行
程または排気行程において早めるようにしている。すな
わち副燃料噴射時期をATDC150°からATDC9
0°に早めている。その結果、高温の排気により排気浄
化触媒16が加熱せしめられ、斯くして排気浄化触媒1
6が再生せしめられる。このようにすると、排気浄化触
媒16を再生するために追加の要素を必要とせず、複雑
な制御も必要としない。なお、排気浄化触媒16を再生
すべきときの副燃料噴射時期はATDC90°から12
0°程度に定めることができる。
【0014】次に、排気浄化触媒16が被毒しているか
否かを判断する方法について説明する。排気浄化触媒1
6の温度が活性温度範囲内にある場合、排気浄化触媒1
6が被毒していなければ排気浄化触媒16において副燃
料噴射による炭化水素とNOXまたは酸素との発熱反応
が生じる。これに対し、排気浄化触媒16が被毒してい
るときには発熱反応はほとんど生じない。したがって、
出口温度TOUTに基づいて排気浄化触媒16が被毒し
ているか否かを判断することができると考えられる。
【0015】ところが、入口温度TINが出口温度TO
UTよりも高いときには排気浄化触媒16が被毒してい
るか否かに関わらず出口温度TOUTが上昇し、或いは
高く維持される。したがって、この場合には排気浄化触
媒16が被毒しているか否かを正確に判断することがで
きない。これに対し、入口温度TINが出口温度TOU
Tよりも低く維持されているときには、排気浄化触媒1
6が被毒していなければ出口温度TOUTは入口温度T
INに対して一定温度以上高く維持され、これに対し排
気浄化触媒16が被毒していると出口温度TOUTは入
口温度TINに向けて低下する。そこで本実施態様で
は、入口温度TINが出口温度TOUTよりも低く維持
されてから一定時間経過した後に出口温度TOUTが入
口温度TINに対し一定温度DLT以上高いときには排
気浄化触媒16が炭化水素により被毒してないと判断
し、出口温度TOUTが入口温度TINに対し一定温度
DLT以上高くないときには排気浄化触媒16が炭化水
素により被毒していると判断するようにしている。
【0016】すなわち、一般的に表現すれば、排気浄化
触媒16の温度が活性温度範囲内にありかつ排気浄化触
媒16に流入する排気の温度が排気浄化触媒16の下流
側端部の温度よりも低く維持されているときに、排気浄
化触媒16に炭化水素を供給したときの排気浄化触媒1
6の下流側端部の温度が排気浄化触媒16に流入する排
気の温度に応じて定まるしきい値よりも高いときには排
気浄化触媒16が被毒してないと判断し、排気浄化触媒
16の下流側端部の温度がしきい値よりも低いときには
排気浄化触媒16が被毒していると判断している。
【0017】このようにすると、排気浄化触媒16が被
毒しているときの出口温度TOUTと、排気浄化触媒1
6が被毒していないときの出口温度TOUTとの差を大
きくすることができる。したがって、排気浄化触媒16
が被毒しているか否かを正確に判定することができる。
排気浄化触媒16が被毒していると判断されたときには
上述の再生作用が実行される。
【0018】次に、図2から図4を参照して本実施態様
をさらに詳細に説明する。まず、図2および図3は排気
浄化触媒16の再生処理ルーチンを示している。このル
ーチンは例えばメインルーチン内で実行される。図2を
参照すると、まずステップ50では、排気浄化触媒16
を再生すべきときにセットされ、排気浄化触媒16の再
生作用が完了したときにリセットされる再生フラグがセ
ットされているか否かが判別される。再生フラグがリセ
ットされているときには次いでステップ51に進み、排
気浄化触媒16が被毒しているか否かの被毒判定処理を
行うべきときにセットされ、被毒判定処理を行うべきで
ないときにリセットされる判定フラグがセットされてい
るか否かが判別される。判定フラグがリセットされてい
るときには次いで図3のステップ52に進む。
【0019】ステップ52では被毒判定処理を実行する
条件が成立しているか否かが判別される。本実施態様で
は、例えば前回の被毒判定処理または触媒再生作用から
予め定められた時間だけ機関運転が行われ、かつ排気浄
化触媒16内の温度が概ね均一であると判断されたきに
条件が成立したと判別される。なお、予め定められた時
間にわたって定常運転が継続されたときに排気浄化触媒
16内の温度が概ね均一であると判断することができ
る。条件が成立していないと判別されたときには次いで
処理サイクルを終了する。これに対し、条件が成立して
いると判別されたときには次いでステップ53に進み、
出口温度TOUTが活性温度TACTよりも高いか否か
が判別される。TOUT≦TACTのときには次いで処
理サイクルを終了する。これに対しTOUT>TACT
のときには次いでステップ54に進み、判定フラグをセ
ットして処理サイクルを終了する。
【0020】判定フラグがセットされたときにはステッ
プ51からステップ55に進み、入口温度TINが出口
温度TOUTよりも低いか否かが判別される。TIN<
TOUTのときには次いでステップ56に進み、判定フ
ラグがセットされかつTIN<TOUTに維持されてか
ら一定時間だけ経過したか否かが判別される。一定時間
だけ経過していないときには次いで処理サイクルを終了
し、一定時間だけ経過すると次いでステップ57に進
む。なお、このとき排気浄化触媒16には副燃料噴射に
よって炭化水素が供給されている。
【0021】ステップ57では出口温度TOUTが入口
温度TINと一定温度DLTの和よりも低いか否かが判
別される。TOUT<TIN+DLTのとき、すなわち
出口温度TOUTが入口温度TINよりも一定温度DL
T以上高くないときには排気浄化触媒16が被毒してい
ると判断して次いでステップ58に進み、再生フラグを
セットする。次いでステップ59に進んで判定フラグを
リセットする。これに対しステップ57においてTIN
≧TOUTのとき、すなわち出口温度TOUTが入口温
度TINよりも一定温度DLT以上高いときには排気浄
化触媒16が被毒していないと判断して次いでステップ
59に進み、判定フラグをリセットする。また、ステッ
プ55においてTIN≧TOUTのときには正確に判定
することができないと判断してステップ59に進み、判
定フラグをリセットする。
【0022】再生フラグがセットされたときにはステッ
プ50からステップ60に進み、再生フラグがセットさ
れてから一定時間経過したか否かが判別される。一定時
間経過していないときには処理サイクルを終了し、一定
時間経過すると次いでステップ61に進み、再生フラグ
をリセットして処理サイクルを終了する。後述するよう
に再生フラグがセットされているときに触媒再生作用が
行われるようになっており、したがって触媒再生作用は
再生フラグがセットされてから一定時間だけ行われるこ
とがわかる。
【0023】図4は副燃料噴射の制御を実行するための
ルーチンを示している。このルーチンは予め定められた
設定クランク角毎の割り込みによって実行される。図4
を参照すると、まずステップ70では上述の再生フラグ
がセットされているか否か判別される。再生フラグがリ
セットされているときには次いでステップ71に進み、
出口温度TOUTが活性温度TACTよりも高いか否か
が判別される。TOUT≦TACTのときには次いでス
テップ72に進み、副燃料噴射が停止される。これに対
しTOUT>TACTのときには次いでステップ73に
進み、NOX を浄化するために必要な炭化水素量に相当
する副燃料噴射時間STAUが算出される。この副燃料
噴射時間STAUは機関運転状態、例えば空燃比、機関
負荷、機関回転数などに応じて定めることができる。続
くステップ74では副燃料噴射時期ITがATDC15
0°とされる。続くステップ75では副燃料噴射時間S
TAUおよび副燃料噴射時期ITでもって副燃料噴射が
実行される。なお、この場合には排気浄化触媒16を再
生するための副燃料噴射は停止されることになる。
【0024】一方、再生フラグがセットされているとき
にはステップ70からステップ76に進み、排気浄化触
媒16を再生するのに必要な炭化水素量に相当する副燃
料噴射時間STAUが算出される。この副燃料噴射時間
STAUは一定とすることができる。続くステップ77
では副燃料噴射時期ITがATDC90°とされる。次
いでステップ75に進み、副燃料噴射時間STAUおよ
び副燃料噴射時期ITでもって副燃料噴射が実行され
る。なお、この場合にはNOX を浄化するための副燃料
噴射は停止されることになる。
【0025】上述の実施態様では、排気浄化触媒16が
活性温度範囲内にありかつ排気浄化触媒16に流入する
排気の温度が排気浄化触媒16の下流側端部の温度より
も低く維持されているときに排気浄化触媒16が被毒し
ているか否かの判定処理を行うようにしている。しかし
ながら、排気浄化触媒16が活性温度範囲内にありかつ
機関アイドリング運転が行われているときに、すなわち
機関負荷が比較的高い運転からアイドリング運転に切り
替わったときに判定処理を行うようにすることもでき
る。
【0026】
【発明の効果】簡易な構成でもって触媒を再生すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】触媒再生処理を制御するためのフローチャート
である。
【図3】触媒再生処理を制御するためのフローチャート
である。
【図4】副燃料噴射制御を実行するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
4…燃焼室 9…燃料噴射弁 15…排気マニホルド 16…排気浄化触媒 18…燃料用蓄圧室 38u,38d…温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 41/34 ZAB F02D 41/34 ZABF 41/40 41/40 D 43/00 ZAB 43/00 ZAB 301 301J 301T 45/00 ZAB 45/00 ZAB 312 312R (72)発明者 田中 俊明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁を
    具備し、該燃料噴射弁から機関膨張行程または排気行程
    に副燃料噴射を行うことにより機関排気通路内に配置さ
    れた触媒に炭化水素を供給し、該触媒において該炭化水
    素でもって流入する排気中のNOX を還元するようにし
    た内燃機関において、触媒が炭化水素により被毒してい
    るか否かを判断し、触媒が炭化水素により被毒している
    と判断されたときには機関膨張行程または排気行程にお
    いて副燃料噴射時期を早めるようにした触媒再生装置。
  2. 【請求項2】 上記触媒の温度が活性温度範囲内にあり
    かつ触媒に流入する排気の温度が触媒の下流側端部の温
    度よりも低く維持されているときに、触媒に炭化水素を
    供給したときの触媒の下流側端部の温度に基づいて触媒
    が炭化水素により被毒しているか否かを判断するように
    した請求項1に記載の触媒再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2804997A1 (fr) * 2000-02-11 2001-08-17 Renault Procede d'injection de carburant pour la regeneration d'un piege a oxydes d'azote

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2804997A1 (fr) * 2000-02-11 2001-08-17 Renault Procede d'injection de carburant pour la regeneration d'un piege a oxydes d'azote
WO2001059269A3 (fr) * 2000-02-11 2002-04-04 Renault Procede d'injection de carburant pour la regeneration d'un piege a oxydes d'azote

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