JPH10280086A - 800〜850℃における降伏強度が高い溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法 - Google Patents

800〜850℃における降伏強度が高い溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法

Info

Publication number
JPH10280086A
JPH10280086A JP9208597A JP9208597A JPH10280086A JP H10280086 A JPH10280086 A JP H10280086A JP 9208597 A JP9208597 A JP 9208597A JP 9208597 A JP9208597 A JP 9208597A JP H10280086 A JPH10280086 A JP H10280086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
proof stress
less
steel sheet
hot
mpa
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9208597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3413341B2 (ja
Inventor
Koji Sakuma
康治 佐久間
Akinobu Murasato
映信 村里
Atsushi Itami
淳 伊丹
Kenichi Asai
謙一 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP09208597A priority Critical patent/JP3413341B2/ja
Publication of JPH10280086A publication Critical patent/JPH10280086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3413341B2 publication Critical patent/JP3413341B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 800〜850℃において15MPa以上の
耐力を有し、耐火被覆を施すことなく建築物の屋根、壁
等に用いても、火災時に坐屈しにくい溶融亜鉛めっき鋼
板とその製造方法を提供すること。 【解決手段】 極低炭素鋼においてPをフェライト中に
固溶状態で存在させ、その固溶強化を活用することで、
常温での耐力が340MPa以下で、かつ800〜85
0℃における耐力を15MPa以上とするため、重量%
で、C:0.0005〜0.0050%、P:0.04
〜0.20%、Ti:0.01〜0.08%以下を含有
し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、さらに%
C、%P、%TiをそれぞれC、P、Ti含有量とした
時に、%P≧53×%C×√(%Ti)の関係を満たす
組成のスラブを、%PをP含有量とした場合に(700
−150×√%P)℃以下で巻き取って熱延鋼帯とし、
必要に応じて90%以下の冷間圧延を施した後、連続溶
融亜鉛めっき設備で650℃以上850℃以下の温度範
囲で180秒以下の焼鈍と溶融亜鉛めっき処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の屋根、壁
等に用いられる火災時に坐屈しにくい溶融亜鉛めっき鋼
板とその製造方法に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】建築物に使用される材料には火災にあっ
た場合にも、簡単には建築物が損壊したり、崩壊したり
しないよう十分な強度が要求される。一般に鉄鋼材料は
高温になると耐力が低下するため、建築物が建築基準法
で規定される火災加熱( 標準加熱) を被った場合にも、
鋼材自体の温度が極端に上昇しないようロックウール等
で耐火被覆を施して用いられてきた。すなわち1時間で
925℃、2時間で1010℃、3時間で1050℃と
いう標準加熱にそって、耐火被覆を施した鋼材が建築物
に使用されてきた。
【0003】しかし、この標準加熱は事務所や住宅等可
燃物の多い建築物を想定したものであり、駐車場やアナ
トリウム等では火災が発生しても室内はフラッシュオー
バーに至らず、鉄骨の到達温度は600℃以下と想定さ
れる。これは1987年に建設省総合技術開発プロジェ
クトにより建築物の火災条件・設計条件および使用材料
の性能により総合的に防災安全性を評価する「建築物の
総合防火設計法」により提案され、明らかにされたもの
であるが、その結果、特公平4−50362号公報や特
公平7−68578号公報にあるように、600℃にお
ける耐力が常温規格耐力の2/3以上である鋼材が「耐
火鋼」として、かかる建築物の柱や梁を用途に開発・適
用されてきている。
【0004】一方、建築物の屋根や壁にもJIS G3
302に規定される溶融亜鉛めっき鋼板やJIS G3
312に規定される塗装溶融亜鉛めっき鋼板が耐火被覆
を施して用いられているが、この場合には、例えば屋根
材においては建設省告示第2999号に記載されるよう
に65Kg/m2 の重石を載せ、30分で表面温度84
0℃に加熱し、最大たわみ量が試験体の支点間距離をL
1 mmとした時、L1/80000mm以下であること
が必要とされる。このような場合において耐火被覆を省
略するためには、特開平2−185916号公報にある
ようにフェライト系ステンレス鋼を用いたり、あるいは
特公平6−104859号公報にあるように柱や梁を用
途とする耐火鋼と同じように600℃における耐力が常
温規格耐力の2/3以上である鋼材を用いることが提案
されてきた。
【0005】しかし、フェライト系ステンレス鋼はかか
る用途に対してはコスト高であり、また600℃におけ
る耐力が常温規格耐力の2/3以上である耐火鋼を用い
る場合においては、実際に屋根や壁として必要な耐火性
を満足しないことが指摘されてきた。すなわち規格にお
ける600℃における耐力と実際使用される際に必要な
鋼材が到達する温度域における耐力との間に一定の相関
があるわけではなく、耐火被覆を行わずに建築物の屋根
や壁等に溶融亜鉛めっき鋼板を用いる場合、必要な特性
は載荷試験において鋼材が到達する温度域で構造物の坐
屈が起こらないのに必要な耐力を有することである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、耐火性
を要求される建築物の屋根や壁等に耐火被覆を行わずに
用いた場合に、載荷試験において鋼材が到達する温度域
で構造物の坐屈が起こらないのに必要な耐力を有する溶
融亜鉛めっき鋼板とその製造方法を提供することが課題
とされてきた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するべく、JIS G3312に規定される溶
融亜鉛めっき鋼板SGCCの高温での引張試験を行い、
火災時に坐屈が生じないよう耐火被覆を行った上で建築
物の屋根として使用されている鋼材が裁荷加熱試験で到
達すると想定される温度域750〜800℃において、
その耐力が最も小さい場合には13MPaとなることを
明らにし、一方、耐火被覆を行わない場合には鋼材の温
度は800〜850℃に達することから、800〜85
0℃における耐力が15MPa以上であれば、屋根や壁
等に耐火被覆を行わずに用いたとしても、火災時に坐屈
が起こらないと判断し、なおかつ鋼板を屋根や壁等に加
工する際に支障を生じないよう常温での耐力がJIS
G3312に規定される溶融亜鉛めっき鋼板SGCCの
340MPa以下を満たすような溶融亜鉛めっき鋼板の
開発に取り組み、鋭意検討を加えた結果、極低炭素鋼に
おいてPをフェライト中に固溶状態で存在させ、その固
溶強化を活用することで、常温での耐力が340MPa
以下で、かつ800〜850℃における耐力を15MP
a以上とすることができることを見出し、本発明をなし
たものであり、その要旨は以下のとおりである。
【0008】(1)重量%で、C:0.0005〜0.
0050%、Si:0.5%以下、Mn:0.03〜
1.0%、P:0.04〜0.20%、S:0.015
%以下、Al:0.005〜0.1%、Ti:0.01
〜0.08%、N:0.0040%以下を含有し、残部
Feおよび不可避的不純物からなり、さらに%C、%
P、%TiをそれぞれC、P、Ti含有量とした時に%
P≧53×%C×√(%Ti)を満たし、常温での耐力
が340MPa以下で、かつ800〜850℃における
耐力が15MPa以上である溶融亜鉛めっき鋼板。 (2)重量%で、B:0.0002〜0.0020%、
Nb:0.01〜0.05のうちの1種以上を含有す
る、前記(1)記載の常温での耐力が340MPa以下
で、かつ800〜850℃における耐力が15MPa以
上の溶融亜鉛めっき鋼板。
【0009】(3)重量%で、C:0.0005〜0.
0050%、Si:0.5%以下、Mn:0.03〜
1.0%、P:0.04〜0.20%、S:0.015
%以下、Al:0.005〜0.1%、Ti:0.01
〜0.08%、N:0.0040%以下を含有し、残部
Feおよび不可避的不純物からなり、さらに%C、%
P、%TiをそれぞれC、P、Ti含有量とした時に%
P≧53×%C×√(%Ti)を満たす組成のスラブを
Ar3 点以上の温度で仕上圧延を行い、%PをP含有量
とした場合に(700−150×√%P)℃以下で巻き
取って熱延鋼帯とし、必要に応じて90%以下の冷間圧
延を施した後、連続溶融亜鉛めっき設備で650℃以上
850℃以下の温度範囲で180秒以下の焼鈍と溶融亜
鉛めっき処理をすることを特徴とする、常温での耐力が
340MPa以下で、かつ800〜850℃における耐
力が15MPa以上の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。 (4)重量%で、B:0.0002〜0.0020%、
Nb:0.01〜0.05%のうちの1種以上を含有す
る、前記(3)記載の常温での耐力が340MPa以下
で、かつ800〜850℃における耐力が15MPa以
上の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、C、Si、Mn、P、S、Al、Ti、N、N
b、Bの数値限定理由について述べる。C は鋼板の常温
における耐力を決定する極めて重要な元素であり、0.
0050%を超えると、本発明に規定するようなライン
内焼鈍方式の連続溶融亜鉛めっき設備で焼鈍後に常温で
の耐力を340MPa以下とすることが困難となる。一
方、Cを0.0005%未満とするには、真空脱ガスに
要する時間が極めて長くなり製造コストの増大が著し
い。
【0011】Siは鋼板の表面にSiO2 の皮膜を形成
し、めっき密着性を阻害し、また化成処理性にも悪影響
をおよぼすので、その添加量が0.5%を超えることは
好ましくない。Mnは熱間脆化を抑制するため、0.0
3%以上の添加が必要である。しかし、その添加量が
1.0%を超すと金属組織がバンド状となって加工性を
損なう。
【0012】Pは本発明において最も重要な元素であ
り、フェライト中に固溶状態で存在する時、800〜8
50℃における耐力を固溶強化により増加させる。80
0〜850℃における耐力を15MPa以上とするため
には0.04%以上の添加が必要であるが、その量が
0.20%を超えると、常温での耐力の増加が著しく、
340MPaを超え、また冷間圧延性の劣化や二次加工
脆化を生じる。また%C、%TiをそれぞれC、Ti含
有量とする時、Pの添加量が53×%C×√(%Ti)
よりも少ないと、本発明で規定するような一連の熱処理
を行った後でも、FeTiPと推定される化合物が析出
しやすく、高温での固溶強化に十分な量のPがフェライ
ト中に固溶状態で存在せず、800〜850℃における
耐力を15MPa以上とすることが難しい。
【0013】Sは熱間脆性を招きやすいため、上限を
0.015%とする。Alは0.005%未満では脱酸
が不十分となる場合が発生し、一方0.1%を超えるこ
とはコスト高となるばかりか、表面性状を劣化させる。
Nは一般に不可避的不純物として鋼に含まれるが、0.
040%を超すと脆化しやすくなるため、これを上限と
する。
【0014】Ti、Nbは、N、C、Sの一部を固定す
ることにより、時効劣化による常温での耐力上昇を抑制
する目的で添加する。Tiの添加量が0.01%未満で
あったり、Nbの添加量が0.01%未満の場合にはそ
の添加効果が認められず、プレス成形性の時効劣化が著
しい。一方、0.08%を超す量のTiや0.05%を
超す量のNbを添加ことはコスト高となるばかりか、再
結晶温度の上昇により常温での耐力を340MPa以上
とする場合がある。
【0015】Bは本発明において必須の元素ではない
が、特に二次加工脆化を改善する目的で0.0002〜
0.0020%添加してもよい。その添加量が0.00
02%未満だと、二次加工脆化の改善に効果がなく、一
方0.0020%を超えると常温での耐力の増加が著し
く、340MPaを超え、また冷間圧延性も劣化する。
これらを主成分とする鋼に、Cu、Sn、Zn、Mo、
W、Cr、Niを合計で1%以下含有しても本発明の効
果を損なわず、その量によっては耐食性が改善される等
好ましい場合もある。
【0016】次に、製造条件の限定理由について述べ
る。熱間圧延に供するスラブは特に限定するものではな
い。すなわち、連続鋳造スラブや薄スラブキャスター等
で製造したものであればよい。また鋳造後直ちに熱間圧
延を行う連続鋳造−直送圧延(CC−DR)のようなプ
ロセスにも適合する。熱間圧延の仕上温度は金属組織を
均一なものとし、フェライト中にPを均一に分布し、8
00〜850℃における耐力を一様とするため、Ar3
点以上とする。巻取温度は本発明において重要であり、
PがFeTiPとして析出し、800〜850℃におけ
る耐力が15MPa未満にならないようにするために
は、%PをP含有量とした場合に(700−150×√
%P)℃以下としなければならない。巻取温度が(70
0−150×√%P)℃を超えるような場合には、Pが
FeTiPとして析出する結果、フェライト中に固溶状
態で存在するPの量が不足し、800〜850℃におけ
る耐力が15MPa未満となる。
【0017】この後、必要な場合には冷間圧延を行う
が、その圧延率を90%以上とすることは多大の冷延負
荷が必要となるため現実的ではない。ライン内焼鈍方式
の連続溶融亜鉛めっき設備で焼鈍する際、その焼鈍温度
は650℃以上850℃以下、焼鈍時間は180秒以内
とする。焼鈍温度が650℃未満では冷間圧延を行った
場合には再結晶が不十分であり、常温での耐力が340
MPaを超える。一方、焼鈍温度の上昇とともにPがF
eTiPとして析出し、800〜850℃における耐力
を低下させるため、850℃を焼鈍温度の上限とすると
ともに、焼鈍時間も180秒以内とする。この後、形状
矯正が必要とされる場合には0.3〜1.5%の調質圧
延を行い、あるいは、防錆の一層の改善のために例えば
有機皮膜処理などを施しても、常温での耐力が340M
Paを超えたり、800〜850℃における耐力が15
MPa未満となる等、本発明の特徴を何ら損なうことは
ない。
【0018】
【実施例】次に本発明例を実施例にて説明する。表1に
示す組成からなるスラブを1150℃に加熱し、仕上温
度920℃で厚さ4.0mmの熱間圧延鋼帯とし、表2
に示す温度で巻き取った。酸洗後、75%の圧下率の冷
間圧延を施して厚さ1.0mmの冷間圧延鋼帯とした
後、ライン内焼鈍方式の連続溶融亜鉛めっき設備を用い
て表2に示すような条件の熱処理と形状矯正が必要とさ
れる場合には0.3〜1.5%の調質圧延を行い、溶融
亜鉛めっき鋼板を製造した。この鋼帯からJIS5号試
験片を切り出し、常温での引張試験を行って耐力(降伏
強さ、YP)を、また高温引張試験はJISに則り、8
00℃、あるいは850℃での耐力を測定した。以上の
結果を表2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】この表から明らかなように、本発明試料で
ある試料No.2、5、6、8、及び9は常温での耐力
が340MPa以下であるため屋根や壁等に加工するこ
とが容易であり、また800〜850℃における耐力が
15MPa以上であるため、耐火被覆を行わずに屋根や
壁等に用いても、載荷試験に応じて構造物としての坐屈
を生じない。これに対し、本発明成分鋼であっても、熱
処理条件が本願特許請求の範囲外である場合には、試料
No.3、4、及び10のように常温での耐力が340
MPa以下であるため屋根や壁等に加工することが容易
であるものの、800〜850℃における耐力が15M
Pa未満であるため、載荷試験において構造物として坐
屈するか、あるいは試料No.7のように常温での耐力
が340MPaを超えるため屋根や壁等に加工すること
が困難となる。
【0022】また、本発明成分以外の鋼では試料No.
1、11〜13にあるように本発明で規定するような熱
処理を行ったとしても、常温での耐力が340MPaを
超えるため屋根や壁等に加工することが困難であるか、
常温での耐力が340MPa以下となり、容易に屋根や
壁等に加工できたとしても、800〜850℃における
耐力が15MPa未満であるため、載荷試験において構
造物が坐屈し、本発明における課題を解決できない。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は800〜
850℃において15MPa以上の耐力を有し、耐火被
覆を施すことなく建築物の屋根、壁等に用いても、火災
時に坐屈しにくい溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法を
提供するものであり、建築物の建造コストを低減できる
ため、産業上極めて大きな効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 38/14 C22C 38/14 C23C 2/06 C23C 2/06 (72)発明者 浅井 謙一 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C:0.0005〜0.00
    50%、Si:0.5%以下、Mn:0.03〜1.0
    %、P:0.04〜0.20%、S:0.015%以
    下、Al:0.005〜0.1%、Ti:0.01〜
    0.08%、N:0.0040%以下を含有し、残部F
    eおよび不可避的不純物からなり、さらに%C、%P、
    %TiをそれぞれC、P、Ti含有量とした時に%P≧
    53×%C×√(%Ti)を満たし、常温での耐力が3
    40MPa以下で、かつ800〜850℃における耐力
    が15MPa以上である溶融亜鉛めっき鋼板。
  2. 【請求項2】 重量%で、B:0.0002〜0.00
    20%、Nb:0.01〜0.05のうちの1種以上を
    含有する、請求項1記載の常温での耐力が340MPa
    以下で、かつ800〜850℃における耐力が15MP
    a以上の溶融亜鉛めっき鋼板。
  3. 【請求項3】 重量%で、C:0.0005〜0.00
    50%、Si:0.5%以下、Mn:0.03〜1.0
    %、P:0.04〜0.20%、S:0.015%以
    下、Al:0.005〜0.1%、Ti:0.01〜
    0.08%、N:0.0040%以下を含有し、残部Fe
    および不可避的不純物からなり、さらに%C、%P、%
    TiをそれぞれC、P、Ti含有量とした時に%P≧5
    3×%C×√(%Ti)を満たす組成のスラブをAr3
    点以上の温度で仕上圧延を行い、%PをP含有量とした
    場合に(700−150×√%P)℃以下で巻き取って
    熱延鋼帯とし、必要に応じて90%以下の冷間圧延を施
    した後、連続溶融亜鉛めっき設備で650℃以上850
    ℃以下の温度範囲で180秒以下の焼鈍と溶融亜鉛めっ
    き処理をすることを特徴とする常温での耐力が340M
    Pa以下で、かつ800〜850℃における耐力が15
    MPa以上の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】 重量%で、B:0.0002〜0.00
    20%、Nb:0.01〜0.05%のうちの1種以上
    を含有する、請求項3記載の常温での耐力が340MP
    a以下で、かつ800〜850℃における耐力が15M
    Pa以上の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
JP09208597A 1997-04-10 1997-04-10 800〜850℃における降伏強度が高い溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法 Expired - Fee Related JP3413341B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09208597A JP3413341B2 (ja) 1997-04-10 1997-04-10 800〜850℃における降伏強度が高い溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09208597A JP3413341B2 (ja) 1997-04-10 1997-04-10 800〜850℃における降伏強度が高い溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10280086A true JPH10280086A (ja) 1998-10-20
JP3413341B2 JP3413341B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=14044614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09208597A Expired - Fee Related JP3413341B2 (ja) 1997-04-10 1997-04-10 800〜850℃における降伏強度が高い溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3413341B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1336666A1 (en) * 2000-11-08 2003-08-20 Bhp Steel (Jla) Pty. Ltd. Cold-formable metal-coated strip

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1336666A1 (en) * 2000-11-08 2003-08-20 Bhp Steel (Jla) Pty. Ltd. Cold-formable metal-coated strip

Also Published As

Publication number Publication date
JP3413341B2 (ja) 2003-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0123530B2 (ja)
JP2759517B2 (ja) 曲げ加工性にすぐれる高張力浴融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP3413341B2 (ja) 800〜850℃における降伏強度が高い溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法
JP2512640B2 (ja) 高温特性の優れた折板屋根材用溶融亜鉛めっき冷延鋼板の製造方法
JP3267324B2 (ja) 耐火用高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP3464289B2 (ja) 耐食性に優れた耐火構造用溶融Zn−Al合金めっき鋼板の製造方法
JPH11241140A (ja) 800〜850℃における降伏強度が高くロール成形性の優れた溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法
JPH06122940A (ja) 優れた焼付硬化性と常温非時効性を兼備した冷延鋼板と溶融亜鉛メッキ冷延鋼板およびその製造方法
EP3778980A1 (en) High-strength alloyed hot-dip galvanized steel sheet and manufacturing method therefor
JP3616472B2 (ja) 加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JPH06122939A (ja) 焼付硬化性と成形性とに優れた冷延鋼板あるいは溶融亜鉛メッキ冷延鋼板およびそれらの製造方法
JPH0768578B2 (ja) 耐火性に優れた建築用低降伏比熱延鋼板の製造方法およびその鋼板を用いた建築用鋼材料
JP2002363692A (ja) 加工性および耐食性に優れた冷延鋼板
JP3984320B2 (ja) 高温強度に優れた加工用薄鋼板の製造方法
JPH0747810B2 (ja) 耐火性に優れた建築用低降伏比溶融亜鉛メッキ熱延鋼板の製造方法およびその鋼板を用いた建築用鋼材料
JP3464288B2 (ja) 耐食性に優れた耐火構造用溶融アルミニウムめっき鋼板の製造方法
JPH0756044B2 (ja) 耐火性の優れた低降伏比h形鋼の製造方法
JPH10140237A (ja) 耐火性に優れた建材用冷延鋼板及び溶融めっき冷延鋼板の製造方法
JPH05255807A (ja) 成形性に優れた高強度冷延鋼板と溶融亜鉛メッキ高強度冷延鋼板およびそれらの製造方法
JP2778429B2 (ja) 焼付硬化性を有する高強度鋼板の製造方法
JP3247152B2 (ja) ほうろう焼成後高強度化するほうろう用冷延鋼板およびその製造方法
JPH0681081A (ja) 優れた焼付硬化性と常温非時効性を兼備した冷延鋼板と溶融亜鉛メッキ冷延鋼板およびその製造方法
JPH05306411A (ja) 耐火用高張力溶融Zn−A1合金めっき鋼板の製造方法
JPH05263185A (ja) 成形性の良好な高強度冷延鋼板と溶融亜鉛メッキ高強度冷延鋼板およびそれらの製造方法
JPH05125440A (ja) 耐火用高張力溶融アルミニウムめつき鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080328

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees