JPH10279416A - 親水性シリコン歯科印象採得用の組成物 - Google Patents

親水性シリコン歯科印象採得用の組成物

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JPH10279416A
JPH10279416A JP9340049A JP34004997A JPH10279416A JP H10279416 A JPH10279416 A JP H10279416A JP 9340049 A JP9340049 A JP 9340049A JP 34004997 A JP34004997 A JP 34004997A JP H10279416 A JPH10279416 A JP H10279416A
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polysiloxane
polyester
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 最適な親水特性を有し、破壊力が増大し、水
分の吸着作用が向上した歯科用の印象採得物と、その作
製方法を提供する。 【解決手段】硬化可能なシリコンプレポリマーと、下記
一般式のポリエステルポリシロキサンポリマーとの混合
物を含む硬化可能な組成物。 A−[−B−C−]x−A 〔式中、xは1より大きい整数、ポリシロキサン ポリ
エステルのフッソ含有量は、重量比で約5〜30%の範
囲内にあり、Aは次式のふっ素化アルコキシ基: F3C(CF2n(CH2mO− Bは、イマーアシッド若しくは2塩基酸、Cは、下記式
で表せるジメチコンベースのポリシロキサン コポリオ
ールである〕 Me3Si--[-OSiMeR1-]o--[-OSiMeR
-]q--SiMe3

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯冠、インレ
ー、義歯等の歯科補綴物を調製するために必要な口腔組
織モデルを作製するために使用される歯科印象採得(de
ntal prostheses)用の組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】歯科
用の印象採得物は、印象の形、サイズ、又は硬質組織と
軟質組織両方の相対的な位置関係を口腔内で正確に形成
されるように使用されている。従来、石膏スラリーを使
って型穴から型を成形することが一般的であった。口腔
内から印象採得物を除去する際に弾性変形させ得るもの
が使用されており、変形があっても原形に復元できるよ
うになっていた。しかし、正確な型をとるためには、そ
の素材が極端に変形できて収縮に耐え得るものであるこ
とが、同様に重要である。印象採得物の素材としては、
アガール、アルギン酸塩、多硫化ゴム、ポリエーテルゴ
ム、シリコンゴム、又はこれらに類似するものが一般に
使用されている。
【0003】味覚、臭気、有毒性、粘着性、硬化速度、
脱型の簡便性、治療後の耐久性等の各要因の全てが勿論
重要であるが、最も重要なことは、正確な印象採得物を
調製することである。アガールやアルギン酸塩といった
印象採得物用の素材は、治療の観点からは適度の弾性が
あって取り扱いやすく、そして、比較的安価である。
【0004】しかし、引き裂き強度が小さく、口腔内か
らこれを取り出しする際に永久的な変形が起きる可能性
があり、そして、水分含有量が高いために調製した印象
採得物の寸法形状が時間の経過と共に変化する傾向があ
った。これらの理由から、合成ゴム系の印象採得物が好
まれてきた。合成ゴムをベースとする印象採得物は、適
度の弾性を有し、取扱いすく、引き裂き強度が大きく、
口腔内からこれを取り出す際に永久的な変形が起き難
く、且つ時間が経過してもその寸法変化が僅かである固
化製品を作製することができる。
【0005】しかしながら、多硫化ゴムは、強い悪臭が
あって硬化が遅いために適切ではない。ポリエーテルゴ
ムは弾性に欠け、ひどい味がして悪臭が強く、粘着性が
高く、水分による変化が大きい。室温硬化性のシリコン
ゴムは、本質的には無味無臭であり、硬化が早く、弾性
に優れておりしかも寸法形状の変化がないという両方の
性質を兼ね備えているため、印象採得物の素材として選
択することができる。
【0006】室温硬化性のシリコンゴム(RTV)は、
縮合タイプ若しくは付加タイプに分類できる。いずれも
一般的には、2成分硬化シリコンプレポリマーシステム
によって形成され、架橋剤と、金属及び/又は過酸化水
素触媒とを含有するシリコンポリマーがベースとして含
まれている。縮合タイプのシリコンゴムは、硬化可能な
シリコンプレポリマーから形成されており、このシリコ
ンプレポリマーは、第1シリコンポリマーと第2シリコ
ンポリマーも含んでいる。第1シリコンポリマーは、一
般的に末端にヒドロキシル又はベンダント(pendant)
ヒドロキシル基を有したヒドロキシジメチルポリシロキ
サンを含んでいる。第2シリコンポリマーには、一般
に、例えばテトラエチルオルトシリケートのようなアル
キルオルトシリケートに代表される珪酸エステルと、有
機スズ触媒とを含有する架橋剤が含まれている。
【0007】一方、室温硬化性付加タイプのシリコンゴ
ムは、硬化可能なシリコンプレポリマーから形成され
る。このシリコンプレポリマーは、少なくとも一末端に
水素を有する若しくはペンダント水素をもったハイドロ
ジェン ポリメチルシロキサン()hydrogen polymethy
lsilioxane)を一般的に含むシリコンポリマーをベース
成分とし、これにビニル・ポリメチルシロキサン架橋剤
とプラチウム触媒を含ませた第2の成分とで構成されて
いる。
【0008】シリコンゴムを歯科用印象採得物として用
いる際、その一つの欠点は疎水性であることであり、血
液や唾液や他の体液で濡れると、歯の細部及び/又は硬
化組織の正確な印象を採得することが難しくなることで
ある。印象採得物を作製する際、血液や唾液や他の体液
は、疎水性シリコンの印象採得用の素材によって、歯の
端あるいは歯の凹部や裂け目に押しやられ、シリコン原
料の表面張力が大きいために、精密かつ正確な印象をと
ることを難しくしている。歯科医あるいは歯科技師はエ
アーを吹き込むことで口腔を乾燥させようとするが、こ
れは技師にとっても患者にとっても、特に患者が出血し
ているときには煩わしいものである。シリコン製の歯科
用印象採得物は、その疎水性のために石膏スラリーから
正確な型を形成することができない。
【0009】実験を繰り返していくと、組成物中に様々
なイオン型又はイニオン型界面活性剤を含めるにつれ、
シリコン製歯科用印象採得物はその親水性を増していく
ことがわかってきた。これは例えばヘフナーらのドイツ
特許第4,129,613号、ブライアンらの米国特許第4,657,9
57号、アーゼンらの米国特許第4,691,039号及び米国特
許4,752,633号に記載されている。フタミは米国特許第
4,778,832において、親水性を増加させるため、シリコ
ンオイルやノニオン型界面活性剤と同様に、アルブミン
のようなタンパク質混合剤を使用する方法を開示してい
る。
【0010】しかし、これら混合剤にはいくつかの欠点
がある。湿潤雰囲気で不安定であること、プラチナ触媒
複合体を非活性化すること、歯科用印象採得物の引き裂
け強度が減少することなどである。混合剤をまず水中で
膨張させ、徐々に溶解し、末端ビニル基を有するポリジ
メチルシロキサンベースの中に位相分離(pjase separa
tion)させる。従って、シリコン製の歯科用飲用採得物
の作製に必要なことは、親水性の増加、引き裂き強度の
向上、及び永久変形を最小限にとどめることである。
【0011】本発明はこのような実状に鑑み鋭意創案さ
れたものであって、その目的とするところは、特には、
末端がフッ素アルコキシ基で置換されたジメチコンをベ
ースとするポリシロキサン−ポリエステル重合体を含む
組成物であって、結果として最適な親水特性を有し、破
壊力が増大し、水分の吸着作用が向上した歯科用の印象
採得物と、その作製方法を提供して、叙上の諸問題を解
消せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために本発明が採用
した手段の要旨とするところは、叙上の特許請求の範囲
に記載の通りである。
【0013】本発明に係る歯科用の印象採得物を作製す
るための組成物によると、上述した従来技術の具有する
欠点や問題点を解消することができる。すなわち、本発
明に係る組成物は、硬化物の親水性を増加させるべく、
硬化性のシリコンプレポリマーと、末端をフッ素化アル
コキシ基で置換したジメチコンベースのポリシロキサン
ポリエステル ポリマーとを含むものであり、前記組成
物の硬化物は、そのスリーミニッツウオーター コンタ
クトアングル(a three minute water contactangle )
が約73度かそれ以下である。その濃度は、硬化性シリ
コン プレポリマー当たりの重量比で、0.3から約7
5%の範囲内である。このようにして得られた硬化物
は、水湿潤性があり、シリコンの好適な諸特性を保持し
ている。すんわち、本組成物によると、より正確な歯科
用印象採得物が作製でき、正確なモデル類を作製するこ
とができる。
【0014】 〔発明の詳細な説明〕本発明に係るポリシロキサン ポ
リエステル ポリマーは、次の一般式をもっている。 A−[−B−C−]x−A ここで、xは1より大きい整数であり、ポリシロキサン
ポリエステルのフッソ含有量は、重量比で約5〜30
%の範囲内にある。
【0015】Aは次式で表せるふっ素化 アルコキシ基
である。 F3C(CF2n(CH2mO− ここで、nは3〜7の整数であり、mは2〜4の整数で
ある。
【0016】また、Bは、例えばアジピン酸、コハク
酸、マレイン酸、又はトラウマト酸(dodecanedioic as
id)の如きダイマーアシッド若しくは2塩基酸である。
【0017】Cは、次式で表せるジメチコンベースのポ
リシロキサン コポリオールである。 Me3Si--[-OSiMeR1-]o--[-OSiMeR
-]q--SiMe3 ここで、Meはメチル基、Rはメチル基若しくはプロピ
ル基であり、oは2〜20の範囲内にある整数、qは2
〜20の範囲内にある整数である。
【0018】前記R1は、次式で表せるヒドロキシレイ
ト ポリオキシアルキレン置換体である。 -(CH23O(AO)a(BO)b(CO)c- ここで、プロピリ基はシリコン原子に結合しており、そ
して、AO、BO及びCOはそれぞれ単独で、炭素が2
〜6の長鎖若しくは分枝した、ポリオキシアルキル基で
あり、a及びbはそれぞれ単独で0〜20の範囲内にあ
る整数であり、cは2〜20の範囲内にある整数であ
る。
【0019】好適にはAOはCH2CH2O-、BOはC
2CH(CH3)O-、そして、COはCH2CH2O-で
ある。
【0020】重要なことは、前記ポリシロキサン ポリ
マーの末端がトリメチルシリル基で塞がれたカップ構造
を有することである。
【0021】本発明に係る硬化性シリコン性の歯科用印
象採得組成物は、(A)少なくとも1つのシリコン結合
水素原子を有するポリオルガノハイドレジェンシロキサ
ン、(B)少なくとも2つのアルケニル基をもつシリコ
ン ポリマー、(C)上述したジメチコン ベースのポ
リシロキサン ポリエステル ポリマー、(D)白金触
媒、(E)無機フィラー、を含んでいる。
【0022】本発明の係る歯科用の印象採得物には、従
来の技術として公知の、珪そう土、カルシウム炭酸塩、
珪酸、カルシウム硫酸塩、ジルコニウム珪酸塩、酸化ジ
ルコニウム、二酸化チタン、酸化亜鉛のような、無機フ
ィラーをさらに含む場合がある。表面処理済みのフィラ
ーもまた使用でき、このようなフィラーとしてはシラン
処理フィラー若しくはこれに類するものが例示できる。
【0023】本発明にあっては、他にも、重合抑制剤、
着色剤、香料、流動調製剤(fluidity regulators)、
補強材、及びこれらに類するものを含有させることがで
きる。
【0024】通常、本発明に係る組成物は包装して保存
され、硬化性のシリコン プレポリマーシステムとして
通常の方法で使用される。よって、2成分にそれぞれ分
離して保存される、第1成分は、シリコン ポリマー
ベース成分と、フィラー及び他の添加物を含むものであ
り、第2成分は架橋剤と触媒を含むものである。ポリシ
ロキサン ポリマーはどちらか一方若しくはその両方に
含まれることがある。しかし、ポリシロキサン ポリマ
ーがどちらかの成分と反応する場合には、反応しないも
のの中に含有させなければならない。
【0025】本発明の他の実施例は、上述した上述した
組成物を成形して硬化させることにより調製した親水性
のモールドシリコン硬化物を含んでいる。このものは、
歯科用の印象採得物、平板印刷用原板、リリース ライ
ナー(release liner )、反射板、接着剤、被覆剤、及
び密封剤等を含むものとする。
【0026】本発明の又他の実施例は、前記、組成物を
使用して歯型及び/又は硬質組織型を成形する工程を含
む方法を提供する。
【0027】なお、本発明の実施例によると、硬化性の
プレポリマー組成物は、適度な湿気と、架橋剤と、触媒
及び/若しくは熱によって硬化することのできる1要素
若しくはマルチ要素の組成物である。最も好適なもの
は、室温硬化性の2要素付加タイプ若しくは縮合タイプ
の組成物である。組成物は「硬化性のシリコン プレポ
リマー」、すなわち、プレポリマーを、高分子状態の重
合若しくは硬化体にすることができる1又はそれ以上の
官能基をもったポリシロキサンを含んでいる。好適なか
かるポリシロキサン プレポリマーは、例えば1982
年発刊の「シリコン」第3版、第922〜962頁に記
載されているように公知であり、この開示を本発明は参
考にしている。
【0028】2要素RTVシリコン付加型の硬化組成物
は、特に好ましい。上述したように、このような組成物
は従来技術として公知であり、一般には、ビニル ポリ
メチルシロキサン、ハイドロジェン ポリメチルシロキ
サン架橋剤及び白金ベースの触媒を含む。
【0029】好適な、末端がビニルを有するポリジメチ
ルシロキサンの構造は、次の式で表せる。 CH=CHSi(CH3)2--[-Si(CH3)2-O-]e--[-SiCH3RO-]g--Si(C
H3)2CH=CH2c ここでRはアルキル若しくはアリル基であり、eは約7
5若しくはそれ以上、gha約12若しくはそれ以上で
ある。このような末端がビニルを有するポリジメチルシ
ロキサンは市販されている。
【0030】好適なシリコン クロスライナー(dross-
liners)は、テトラファンショナル シラン(Si
(OSiMe2H)4)、ペンタファンクショナル シラ
ン(OSi(OSiMe2H)5、及び、ハイドリッドフ
ァンクショナル シラン(Me 3Si(OSiMeH)
37OSiMe3である。
【0031】本発明の組成物は、さらに次の式をもつポ
リシロキサン ポリエステル ポリマーを含んでいる。 A−[−B−C−]x−A ここで、xは1より大きい整数であり、ポリシロキサン
ポリエステルのフッソ含有量は、重量比で約5〜30
%の範囲内にある。
【0032】Aは次式で表せるふっ素化 アルコキシ基
である。 F3C(CF2n(CH2mO− ここで、nは3〜7の整数であり、mは2〜4の整数で
ある。
【0033】また、Bは、例えばアジピン酸、コハク
酸、マレイン酸、又はトラウマト酸(dodecanedioic as
id)の如きダイマーアシッド若しくは2塩基酸である。
【0034】Cは、次式で表せるジメチコンベースのポ
リシロキサン コポリオールである。 Me3Si--[-OSiMeR1-]o--[-OSiMeR
-]q--SiMe3 ここで、Meはメチル基、Rはメチル基若しくはプロピ
ル基であり、oは2〜20の範囲内にある整数、qは2
〜20の範囲内にある整数である。
【0035】前記R1は、次式で表せるヒドロキシレイ
ト ポリオキシアルキレン置換体である。 -(CH23O(AO)a(BO)b(CO)c-
【0036】ここで、プロピリ基はシリコン原子に結合
しており、そして、AO、BO及びCOはそれぞれ単独
で、炭素が2〜6の長鎖若しくは分枝した、ポリオキシ
アルキル基であり、a及びbはそれぞれ単独で0〜20
の範囲内にある整数であり、cは2〜20の範囲内にあ
る整数である。
【0037】好適にはAOはCH2CH2O-、BOはC
2CH(CH3)O-、そして、COはCH2CH2O-で
ある。
【0038】重要なことは、前記ポリシロキサン ポリ
マーのコポリオール部分がジメチコン−ベース、すなわ
ち、示したようにトリメチル シリル基によって末端が
塞がれていることである。このようなポリエステル ポ
リシロキサン類は、一般には、適当なジメチルコンーベ
ースのポリシロキサン ポリオールを有するダイマーア
シッド若しくは2塩基酸と、フッ素化アルコールとのエ
ステルか反応によって調製できる。フッ素化アルコール
は、脂肪族1級アルコールである。好適なポリエステル
ポリシロキサンは、オレニック ジュニアーらの米国
特許第5,235,017号に開示されており、その全
体を参考にしている。
【0039】特に、好適なポリエステル ポリシロキサ
ン ポリマーは、シルテック インク(Siltech
Ink.)から商標名を[SIL WAX WD−
F]として市販されており、このものは、Bが2塩基
酸、Rがメチル基、nが10、mが2、oが4、qが2
9、aが6、bがゼロ、そしてcが1である。
【0040】ポリシロキサン ポリエステルポリマーは
組成物中に、硬化性ポリマーに対して親水性を保持させ
得る充分量が含まれており、これを硬化させると、その
スリーミニッツウオーター コンタクトアングル(a th
ree minute water contact angle )が約73度かそれ
以下である。好適な界面活性剤の量は、特に好適なもの
として使用する硬化性シリコン プレポリマー、ポリシ
ロキサン ポリマーと、当該組成物中に配合される他の
補助剤の種類のよって決まる。一般的には、その濃度
は、硬化性シリコン プレポリマー当たりの重量比で、
0.3から約75%の範囲内である。
【0041】ポリシロキサン ポリマーは、単独で、又
は他のポリシロキサン ポリエステル ポリマーと組合
せされて使用される。
【0042】
【実施例】ついで、 本発明を、次に示す限定された実
施例に基づいてさらに詳細に説明する。
【0043】一般的な方法 歯科用の印象採得組成物は、ニーダー(kneader)によ
って、ベース ポリマー成分と、触媒ポリマー成分とを
後述する重量割合で混和した。全ての実施の態様委おい
て、ポリシロキサンポリマーは、シルテック インク
(SiltechInk.)から購入したSIL WA
X WD−Fを使用した。このものは、Bが2塩基酸、
Rがメチル基、nが10、mが2、oが4、qが29、
aが6、bがゼロ、そしてcが1である。
【0044】力学接点角度、θを、カリフォルニア州、
カール インスツルメント セリトス社製の力学接点角
度分析機を使用して、固相、液相、気相の3相間(thre
e phase interface)でのタンジェントを測定した。カ
ーン エレクトロバランスによって、固体プローベ表面
(probe solid surface)が保持されており、ビーカー
内の蒸留水を一定の割合で移動させて固体の表面を走査
させ、特異の接点角度ヒステレシス カーブ(unique c
ontact angle hysteresis curve)を作成するようにプ
ログラムした。既に確立しているウイルヘルミー法の原
理を適用することにより、力学接点角度、θは、次に示
すヤングの修辞式から算定した。 COS θ =F/s.t.*P ここで、Fは、バランサーによって記録されたウエッテ
ング力(wetting force)であり、s.t.は蒸留水の
表面張力であり、そして、*Pは固体のウエテッィド
ペリメテラー(wetted perimeter)(若しくは周囲(cir
cumference))である。
【0045】
【実施例1】ベースポリマーは、末端にビニル基を有す
るポリジメチルシロキサン77部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、ヒドリドシリル基
(hydridosilyl)を含むポリジメチルシロキサン6.5
部と、本発明に係るポリエステル ポリシロキサン ポ
リマー1部と、シランコートした無機フィラーと着色用
の無機色素の充分量と、の混合物である。
【0046】触媒ポリマーは、末端にビニル基を有する
ポリジメチルシロキサン67.5部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、1,3 ジビニルテ
トラメチル ジシロキサンと塩化白金酸とから調製した
触媒0.40部と、重合抑制剤0.1部、及びシランコ
ートした無機フィラーと着色用の無機色素の充分量と、
の混合物である。
【0047】算定できた接点角度は73.0であった。
【0048】
【実施例2】ベースポリマーは、末端にビニル基を有す
るポリジメチルシロキサン77部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、ヒドリドシリル基
(hydridosilyl)を含むポリジメチルシロキサン6.5
部と、ポリエステル ポリシロキサン ポリマー10部
と、シランコートした無機フィラーと着色用の無機色素
の充分量と、の混合物である。
【0049】触媒ポリマーは、末端にビニル基を有する
ポリジメチルシロキサン67.5部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、1,3 ジビニルテ
トラメチル ジシロキサンと塩化白金酸とから調製した
触媒0.4部と、重合抑制剤0.1部、及びシランコー
トした無機フィラーと着色用の無機色素の充分量と、の
混合物である。
【0050】算定できた接点角度は70.7であった。
【0051】
【実施例3】ベースポリマーは、末端にビニル基を有す
るポリジメチルシロキサン77部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、ヒドリドシリル基
(hydridosilyl)を含むポリジメチルシロキサン6.5
部と、ポリエステル ポリシロキサン ポリマー30部
と、シランコートした無機フィラーと着色用の無機色素
の充分量と、の混合物である。
【0052】触媒ポリマーは、末端にビニル基を有する
ポリジメチルシロキサン67.5部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、1,3 ジビニルテ
トラメチル ジシロキサンと塩化白金酸とから調製した
触媒0.4部と、重合抑制剤0.1部、及びシランコー
トした無機フィラーと着色用の無機色素の充分量と、の
混合物である。
【0053】算定できた接点角度は67.4であった。
【0054】
【実施例4】ベースポリマーは、末端にビニル基を有す
るポリジメチルシロキサン77部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、ヒドリドシリル基
(hydridosilyl)を含むポリジメチルシロキサン6.5
部と、ポリエステル ポリシロキサン ポリマー60部
と、シランコートした無機フィラーと着色用の無機色素
の充分量と、の混合物である。
【0055】触媒ポリマーは、末端にビニル基を有する
ポリジメチルシロキサン67.5部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、1,3 ジビニルテ
トラメチル ジシロキサンと塩化白金酸とから調製した
触媒0.4部と、重合抑制剤0.1部、及びシランコー
トした無機フィラーと着色用の無機色素の充分量と、の
混合物である。
【0056】算定できた接点角度は67.4であった。
【0057】
【実施例5】ベースポリマーは、末端にビニル基を有す
るポリジメチルシロキサン77部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、ヒドリドシリル基
(hydridosilyl)を含むポリジメチルシロキサン6.5
部と、ポリエステル ポリシロキサン ポリマー75部
と、シランコートした無機フィラーと着色用の無機色素
の充分量と、の混合物である。
【0058】触媒ポリマーは、末端にビニル基を有する
ポリジメチルシロキサン67.5部に、粘度が1,00
0,000若しくはそれ以上の、すなわち、20℃で6
5,000〜1,000mPa・sの液体混合物を加え
てトータル100部となし、ニーダー内にて混和する。
この際に加えられる液体混合物は、1,3 ジビニルテ
トラメチル ジシロキサンと塩化白金酸とから調製した
触媒0.4部と、重合抑制剤0.1部、及びシランコー
トした無機フィラーと着色用の無機色素の充分量と、の
混合物である。
【0059】算定できた接点角度は67.3であった。
【0060】なお、上記各実施例はその代表的な実施の
態様を述べたに過ぎず、本発明の意図するところやその
領域を越えない範囲内で様々な改良や変更を成し、実施
できる。
【0061】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る歯科用印
象採得物用の組成物によれば、当該印象採得物の湿潤性
を改善すること、引き裂き強度を向上されること、そし
て、水分吸着能の向上を図ることができる。さらに、こ
れらの組成物あ、無味無臭であり、混合が容易であり、
優れた変形性を有し、しかも時間の経過と共に萎縮する
ことがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596079149 53 North Plains Indu strial Road Walling ford,Connecticut 06492 United States o f America

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)硬化可能なシリコンプレポリマーと
    (b)次の一般式で表せるポリエステル ポリシロキサ
    ン ポリマーと、の混合物を含む硬化可能な組成物であ
    って、 その一般式は、 A−[−B−C−]x−A であり、 この場合において、xは1より大きい整数であり、ポリ
    シロキサン ポリエステルのフッソ含有量は、重量比で
    約5〜30%の範囲内にあり、 Aは次式で表せるふっ素化アルコキシ基: F3C(CF2n(CH2mO− であって、nは3〜17の整数、mは2〜4の整数であ
    り、 Bは、イマーアシッド若しくは2塩基酸であり、 Cは、次式で表せるジメチコンベースのポリシロキサン
    コポリオール: Me3Si--[-OSiMeR1-]o--[-OSiMeR
    -]q--SiMe3 であって、Meはメチル基、Rはメチル基若しくはプロ
    ピル基であり、oは2〜20の範囲内にある整数、qは
    2〜20の範囲内にある整数であり、 前記R1は次式: -(CH23O(AO)a(BO)b(CO)c- で表せるヒドロキシレイト ポリオキシアルキレン置換
    体であって、プロピリ基はシリコン原子に結合してお
    り、そして、AO、BO及びCOはそれぞれ単独で、炭
    素が2〜6の長鎖若しくは分枝した、ポリオキシアルキ
    ル基であり、 a及びbはそれぞれ単独で0〜20の範囲内にある整数
    であり、cは2〜20の範囲内にある整数であり、 さらに、前記組成物の硬化物のスリーミニッツウオータ
    ー コンタクトアングル(a three minute water conta
    ct angle )が約73度かそれ以下にすべく、前記ポリ
    エステル ポリシロキサン ポリマーの充分量が含まれ
    ていることを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 前記組成物において、 前記硬化可能なシリコンプレポリマーは、2成分系の室
    温で付加硬化する又は縮合硬化するポリシロキサンを含
    んでいることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記組成物において、 前記硬化性のシリコン プレポリマーは、 (a)少なくとも1つのシリコン結合水素原子を有する
    ポリオルガノハイドレジェンシロキサンと、 (b)少なくとも2つのアルケニル基をもつシリコン
    ポリマーと、 (c)白金触媒、 (d)無機フィラー、 を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記組成物において、 前記Bがダイマーアシッド若しくは2塩基酸、Rがメチ
    ル基、nが10、mが1、oが4、qが29、aが6、
    bが10、cが1であることを特徴とする請求項1に記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記組成物において、 前記ポリエステル ポリシロキサン ポリマーが、SI
    L−WAXであることを特徴とする請求項1に記載の組
    成物。
  6. 【請求項6】 前記組成物において、 前記硬化可能なシリコン成分が、2要素室温硬化性の付
    加硬化ポリシロキサンであり、 前記Bがダイマーアシッド、Rがメチル基、nが10、
    mが2、oが4、qが29、aが6、bが10、cが1
    であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記組成物において、 該組成物は、ポリエステル ポリシロキサン ポリマー
    を分散した硬化可能な組成物であって、 硬化後の組成物は、歯科用印象採得物の型と、口腔組織
    の印象採得物の型を含んでいることを特徴とする請求項
    1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 歯科用印象採得物の製造方法において、 (a)次の一般式で表せるポリエステル ポリシロキサ
    ン ポリマーとの混合物を含む硬化可能なシリコン プ
    レポリマーを提供する工程であって、 このポリエステル ポリシロキサン ポリマーの一般式
    は、 A−[−B−C−]x−A であり、 この場合において、xは1より大きい整数であり、ポリ
    シロキサン ポリエステルのフッソ含有量は、重量比で
    約5〜30%の範囲内にあり、 Aは次式で表せるふっ素化アルコキシ基: F3C(CF2n(CH2mO− であって、nは3〜17の整数、mは2〜4の整数であ
    り、 Bは、イマーアシッド若しくは2塩基酸であり、 Cは、次式で表せるジメチコンベースのポリシロキサン
    コポリオール: Me3Si--[-OSiMeR1-]o--[-OSiMeR
    -]q--SiMe3 であって、Meはメチル基、Rはメチル基若しくはプロ
    ピル基であり、oは2〜20の範囲内にある整数、qは
    2〜20の範囲内にある整数であり、 前記R1は次式: -(CH23O(AO)a(BO)b(CO)c- で表せるヒドロキシレイト(hydroxylated)ポリオキシ
    アルキレン置換体であって、プロピリ基はシリコン原子
    に結合しており、そして、AO、BO及びCOはそれぞ
    れ単独で、炭素が2〜6の長鎖若しくは分枝した、ポリ
    オキシアルキル基であり、 a及びbはそれぞれ単独で0〜20の範囲内にある整数
    であり、cは2〜20の範囲内にある整数であり、 さらに、前記組成物の硬化物のスリーミニッツウオータ
    ー コンタクトアングル(a three minute water conta
    ct angle )が約73度かそれ以下にすべく、前記ポリ
    エステル ポリシロキサン ポリマーに充分量が含まれ
    ており、 (b) この組成物を、口腔組織の型とすべく硬化する
    工程と、を含むことを特徴とするに歯科用印象採得物の
    製造方法。
JP9340049A 1996-12-12 1997-12-10 親水性シリコン歯科印象採得用の組成物 Pending JPH10279416A (ja)

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US08/766595 1996-12-12
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