JPH10277987A - 搬送ロボット - Google Patents

搬送ロボット

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Publication number
JPH10277987A
JPH10277987A JP10000819A JP81998A JPH10277987A JP H10277987 A JPH10277987 A JP H10277987A JP 10000819 A JP10000819 A JP 10000819A JP 81998 A JP81998 A JP 81998A JP H10277987 A JPH10277987 A JP H10277987A
Authority
JP
Japan
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rotating
base
groove
transfer robot
moving body
Prior art date
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Pending
Application number
JP10000819A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kuge
淑雄 公家
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
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Publication of JPH10277987A publication Critical patent/JPH10277987A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体等を分離しやすくすることにより、優
れたメインテナンス性を有する搬送ロボットを提供する
こと。 【解決手段】 基盤に設けられた回転駆動体により回転
可能な回転体と、回転体上に設けられ搬送物を把持する
把持部材とを有する搬送ロボットにおいて、(a)回転
体が、回転基体50と回転上部体55とに分離されると
共に、(b)回転基体50の上面に固定された第一配線
コネクタA42と、回転上部体55の下面に固定され、
第一配線コネクタA42と接続される第一配線コネクタ
B43とを有し、(c)回転上部体55が、回転基体5
0を含む基盤に対して、第一配線コネクタ42,43に
より分離されるユニットを構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程に
おいてウエハ等を搬送するための搬送ロボットに関し、
さらに詳細には、分解修理等のメインテナンス性に優れ
た搬送ロボットに関するするものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、ウエハを搬
送するために搬送ロボットが使用されている。搬送ロボ
ットの一例として、特開平8−274140号公報に記
載されたものを、図20に示す。この搬送ロボットは、
上下移動機構を持たず、基盤101に設けられたモータ
102により、回転体103を回転させている。回転体
103に設けられた一対のモータ104により、回転体
103の上面に設けられた一対のアームがウエハを把持
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
搬送ロボットには、次のような問題点があった。すなわ
ち、搬送ロボットの回転体103には、モータ104や
センサ等が取り付けられているため、複数本の配線を接
続する必要がある。従来は、それらの配線がコネクタに
より各別に接続されていたので、回転体103を基盤1
01から分離するには、その各コネクタを外して回転体
103を外さなければならないため、手間がかかってい
た。また、回転体103とモータ102の回転軸とが、
ボルト等で連結されているため、分解するのに工具を必
要とし、手間がかかっていた。具体的には、回転体10
3を取り付けているボルトを外し回転体を外した時点
で、回転体103を持ち上げたままでコネクタを外す作
業が必要となるため、少なくとも2人または3人の人手
を必要とした。
【0004】そこで、本発明は上記の問題点を解決する
ためになされたものであり、回転体等を分離しやすくす
ることにより、優れたメインテナンス性を有する搬送ロ
ボットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の搬送ロボットは、次の構成を有してい
る。 (1)基盤に設けられた回転駆動体により回転可能な回
転体と、回転体上に設けられ搬送物を把持する把持部材
とを有する搬送ロボットにおいて、(a)回転体が、回
転基体と回転上部体とに分離されると共に、(b)回転
基体の上面に固定された第一配線コネクタAと、回転上
部体の下面に固定され、第一配線コネクタAと接続され
る第一配線コネクタBとを有し、(c)回転上部体が、
回転基体を含む基盤に対して、第一配線コネクタにより
分離されるユニットを構成している。
【0006】(2)(1)に記載する搬送ロボットにお
いて、(a)前記回転上部体の下端部に凸状ガイドが形
成され、前記回転基体の上端部に凹状ガイドが形成さ
れ、(b)前記回転上部体と前記回転基体とが、前記ガ
イドで嵌合され回転方向に位置決めされると共に、
(c)前記回転上部体と前記回転基体とが、上下方向で
ワンタッチ式ファスナで結合されることを特徴とする。
ここで、凸状ガイドと凹状ガイドとを入れ替えて配置し
たとしても同様である。
【0007】(3)(1)に記載する搬送ロボットにお
いて、前記回転上部体の下端部に凸状ガイドが形成さ
れ、前記回転基体の上端部に凹状ガイドが形成され、前
記回転上部体と前記回転基体とが、前記ガイドで嵌合さ
れ回転方向に位置決めされると共に、前記回転基体に設
けられた第一溝と、前記回転上部体に設けられるととも
に前記回転上部体が前記回転基体に組み付られた際には
前記第一溝と連通することによって結合溝を形成する第
二溝と、前記回転基体に一端側が回動自在に持設される
ことによって前記結合溝に対して嵌脱自在であるボルト
と、前記ボルトの他端側に螺接されるとともに前記ボル
トが前記結合溝に嵌合された際には前記回転上部体側の
前記結合溝から突出するナットとを備え、前記回転上部
体と前記回転基体とが、上下方向で前記第一溝、前記第
二溝、前記ボルト、前記ナットで結合されることを特徴
とする。ここで、凸状ガイドと凹状ガイドとを入れ替え
て配置したとしても同様である。
【0008】(4)(1)又は(2)に記載する搬送ロ
ボットにおいて、前記凸状ガイド及び前記凹状ガイド
が、非点対称位置に配置されていることを特徴とする。
【0009】(5)(1)乃至(4)に記載する搬送ロ
ボットのいずれか1つにおいて、(a)前記基盤が、基
体と基体に対して上下方向に移動する上下移動体とを備
えると共に、(b)前記上下移動体の上面に固定された
第二配線コネクタAと、前記回転駆動体の下面に固定さ
れ、前記第二配線コネクタAと接続される第二配線コネ
クタBとを有し、(c)前記上下移動体、前記回転上部
体、及び前記回転基体を含む前記回転駆動体が、前記第
一配線コネクタ及び前記第二配線コネクタにより分離さ
れるユニットを構成することを特徴とする。
【0010】(6)また、(5)に記載する搬送ロボッ
トにおいて、(a)前記回転駆動体の下端部に凸状ガイ
ドが形成され、前記上下移動体の上端部に凹状ガイドが
形成され、(c)前記回転駆動体と前記上下移動体と
が、前記ガイドで嵌合され回転方向に位置決めされると
共に、(d)前記回転駆動体と前記上下移動体とが、上
下方向でワンタッチ式ファスナで結合されることを特徴
とする。ここで、凸状ガイドと凹状ガイドとを入れ替え
て配置したとしても同様である。
【0011】(7)(5)に記載する搬送ロボットにお
いて、前記回転駆動体の下端部に凸状ガイドが形成さ
れ、前記上下移動体の上端部に凹状ガイドが形成され、
前記回転駆動体と前記上下移動体とが、前記ガイドで嵌
合され回転方向に位置決めされると共に、前記上下移動
体に設けられた第一溝と、前記回転駆動体に設けられる
とともに前記回転駆動体が前記上下移動体に組み付られ
た際には前記第一溝と連通することによって結合溝を形
成する第二溝と、前記上下移動体に一端側が回動自在に
持設されることによって前記結合溝に対して嵌脱自在で
あるボルトと、前記ボルトの他端側に螺接されるととも
に前記ボルトが前記結合溝に嵌合された際には前記回転
駆動体側の前記結合溝から突出するナットとを備え、前
記回転駆動体と前記上下移動体とが、上下方向で前記第
一溝、前記第二溝、前記ボルト、前記ナットで結合され
ることを特徴とする。ここで、凸状ガイドと凹状ガイド
とを入れ替えて配置したとしても同様である。
【0012】上記構成を有する搬送ロボットは、次のよ
うに作用する。基体は固定されるか、またはレール等で
移動可能に設置される。上下移動体は、基体に対して、
上下方向に移動する。これにより、把持部材が上下可能
となる。回転体は、回転駆動体が固設された上下移動体
に対して回転する。これにより、把持部材が回転可能と
なり、例えば、周囲に配置されたワークステーションに
対して作業が可能となる。把持部材は、例えば、直線移
動タイプの先端部にチャックを備えたものでも良いし、
従来技術で説明したようなチャック自体が前進しながら
把持するタイプでも良い。
【0013】次に、メインテナンス時の分解作業につい
て説明する。回転上部体は、上部に取り付けられた把持
部材と共に、回転上部体を回転基体に結合させているワ
ンタッチ式ファスナを外すことにより、ユニットとして
着脱できる。回転上部体は、凸状ガイドと凹状ガイドと
で嵌合しているので、ワンタッチ式ファスナを外した
後、回転上部体を垂直に持ち上げることで両者は分離さ
れる。
【0014】配線は、回転上部体の下面に固定された第
一配線コネクタBと、回転駆動体に回転可能に保持され
ている回転基体の上面に固定された第一配線コネクタA
とが上下方向で連結されているので、回転上部体を垂直
に持ち上げることにより、第一配線コネクタBが第一配
線コネクタAから作業者が意識しないでも容易に外され
る。コネクタを構成するコネクタピンは弱い構造で有
り、コネクタ同士を真っ直ぐに移動させないと破損する
恐れがあるが、本発明の構造によれば、コネクタは、必
ず真っ直ぐに移動するため、コネクタピンを破損する恐
れがない。また、回転上部体を回転基体に取り付けると
きにも、凸状ガイドと凹状ガイドとを嵌合させて、据え
付けるだけで、人手をかけずに第一配線コネクタBを第
一配線コネクタAに結合できるので、作業効率が高く、
余分な人手を必要としない。
【0015】これにより、回転上部体を基盤からユニッ
トとして、配線を含めて容易に外すことが可能となる。
ここで、凸状ガイドと凹状ガイドとが、非点対称位置に
配置されているので、間違った位置では、嵌合できない
ため、結合させる位置を誤ってコネクタピンを破損する
恐れがない。
【0016】また、回転基体を保持している回転駆動体
を上下移動体から、取り外すときにも、回転駆動体の側
壁に取り付けられているワンタッチ式ファスナを外すこ
とにより、ユニットとして着脱できる。配線は、回転駆
動体の下面に固定された第二配線コネクタBと、上下移
動体の上面に固定された第二配線コネクタAとが上下方
向で連結されているので、回転駆動体を垂直に持ち上げ
ることにより、第二配線コネクタBが第二配線コネクタ
Aから作業者が意識しないでも容易に外される。コネク
タを構成するコネクタピンは弱い構造で有り、コネクタ
同士を真っ直ぐに移動させないと破損する恐れがある
が、本発明の構造によれば、コネクタは、必ず真っ直ぐ
に移動するため、コネクタピンを破損する恐れがない。
また、回転駆動体を上下移動体に取り付けるときにも、
凸状ガイドと凹状ガイドとを嵌合させて、据え付けるだ
けで、人手をかけずに第二配線コネクタBを第二配線コ
ネクタAに結合できるので、作業効率が高く、余分な人
手を必要としない。これにより、回転駆動体を上下移動
体からユニットとして、配線を含めて容易に外すことが
可能となる。
【0017】さらに、回転駆動体と上下移動体とを、上
下方向で第一溝、第二溝、ボルト、ナットで結合する場
合には、上記構成を有する搬送ロボットは、次のように
作用する。すなわち、上下移動体に回転駆動体を組み付
けた際において、上下移動体の第一溝と回転駆動体の第
二溝が連通することによって結合溝が形成される。そし
て、上下移動体に一端側を回動自在に持設されたボルト
を回動させることによって、かかる結合溝にボルトを嵌
合させる。このとき、ボルトの他端側に螺接されたナッ
トが回転駆動体側の結合溝から突出した状態になるの
で、かかるナットを締め付けて回転駆動体側の結合溝の
端面に圧接させることによって、搬送ロボットの上下移
動体に回転駆動体を取り付けることができる(結合され
た状態である)。
【0018】一方、搬送ロボットの上下移動体から回転
駆動体を取り外す際には、締め付けられたナットを緩め
て回転駆動体側の結合溝の端面から離間させた後に、結
合溝に嵌合されたボルトを逆方向に回動させ、結合溝か
らボルトを抜脱する。これにより、搬送ロボットの上下
移動体から回転駆動体を取り外すことができる(結合が
解除された状態である)。
【0019】すなわち、上下移動体に回転駆動体を組み
付けた後において、上下移動体と回転駆動体の取り付け
や取り外しの操作を、上下移動体に一端側を回動自在に
持設されたボルトの回動と、ボルトの他端側に螺接され
たナットの緊緩により行っているので、上下移動体と回
転駆動体の取り付けや取り外しの操作が容易であり、さ
らに、上下移動体に一端側を回動自在に持設されたボル
トを結合溝に嵌合させた際において、回転駆動体側の結
合溝から突出した状態にあるナットを締め付けて回転駆
動体側の結合溝の端面に圧接させることにより、回転駆
動体を上下移動体とナットでボルトを介して挟持するよ
うにして、搬送ロボットの上下移動体に回転駆動体を取
り付けているので、上下移動体に回転駆動体を取り付け
たときには必要な結合力を確保することができる。
【0020】また、上下移動体と回転駆動体に渡って形
成される結合溝に対して、上下移動体に一端側を回動自
在に持設されたボルトを嵌合させているので、結合溝に
対して垂直な方向の慣性力が上下移動体又は回転移動体
に作用しても、回転駆動体が上下移動体に対して不安定
な状態となることはない。さらに、回転駆動体側の結合
溝から突出した状態にあるナットを締め付けて回転駆動
体側の結合溝の端面に圧接させているので、結合溝に対
して平行な方向の慣性力が上下移動体又は回転駆動体に
作用しても、回転駆動体が上下移動体に対して不安定な
状態となることはない。従って、上下移動体及び回転駆
動体が直線移動したり又は回動したりして慣性力があら
ゆる方向に作用しても、回転駆動体が上下移動体に対し
て動くことはない。
【0021】また、ボルトはその一端が上下移動体に回
動自在に持設されているので、かかるボルトを結合溝に
嵌合させた際において、回転駆動体側の結合溝から突出
した状態にあるナットを手作業で締め付けても、上下移
動体に回転駆動体を取り付けたときに必要な結合力を確
保することができる。
【0022】さらに、第一溝は上下移動体に設けられ、
第二溝は回転駆動体に設けられ、結合溝は上下移動体と
回転駆動体から形成され、ボルトはその一端が回動自在
に上下移動体に持設され、ナットはボルトの他端側に螺
接されているので、回転駆動体と上下移動体とを上下方
向で結合する場合に用いられる第一溝、第二溝、ボル
ト、ナットがばらばらになることはない。
【0023】尚、回転上部体と回転基体とを、上下方向
で第一溝、第二溝、ボルト、ナットで結合する場合につ
いても、同様である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の搬送ロボットにつ
いて、具体化した実施の形態を挙げ、図面に基づいて詳
細に説明する。先ず、第1の実施の形態について説明す
る。図1に、搬送ロボット11の全体正面図を示し、図
2に全体側面図を示し、図3に全体平面図を示す。搬送
ロボット11は、基盤14、回転体13、把持部材12
から構成されている。図4(a)に、基盤14のみを側
面図で示す。また、図12に図4(a)の側断面図を示
す。また、図13に図12を右方向から見た正面断面図
を示す。基盤14の中心には、ボールネジ21が回転可
能に保持固設されている。ボールネジ21は、モータ2
4とギア列25により連結されている。また、2本のガ
イド棒22,23がボールネジ21と平行に固設されて
いる。ボールネジ21、ガイド棒22,23、モータ2
4、プーリ列25、下カバー27等により、基体が構成
されている。
【0025】ガイド棒22,23には、スライドガイド
32,33を介して、上下移動体34が上下方向に摺動
可能に保持されている。上下移動体34は、上板26、
下板29、側板30から構成されている。スライドガイ
ド32,33及びボールネジナット31が、下板29に
固設されている。上板26には、上カバー28が、基盤
14の外周を覆う下カバー27を囲んで取り付けられて
いる。また、上板26の上面中央には、上向きに第二配
線コネクタA35が固設されている。第二配線コネクタ
A35を含む配線系を図4(b)に示す。上下配線板3
6が上下移動体34に固設されている。また、固定配線
板39が、基体側に固設されている。そして、上下配線
板36と固定配線板39との間に、配線のたるみ37が
設けられている。配線のたるみ37は、上下移動体34
が上下に移動したときの配線の余裕を採るためのもので
ある。配線は、外部コネクタ38により、外部と接続さ
れる。また、上板26の上端面には、2カ所に凹ガイド
81が形成されている。また、上板26の中央部には、
第二配線コネクタA35が上向きに固設されている。
【0026】以上説明した基盤14の作用を説明する。
モータ24が駆動されることにより、ボールネジ21が
回転され、ボールネジナット31を介して、上下移動体
34が上下方向に移動する。この駆動部は、全て下カバ
ー27により覆われているので、ウエハのラップ加工等
により、研削液等が飛散しても駆動部にかかることがな
い。
【0027】次に、回転体13について説明する。図1
0に回転体13及び回転駆動体の構造を断面図で示す。
また、図5(a)に回転体13及び回転駆動体の外観図
を示し、(b)に配線斜視図を示す。回転基体を含む回
転駆動体は、回転駆動本体41内にユニットとして収納
されている。回転駆動本体41の側面には、3カ所にカ
フスラッチタイプファスナ51が付設されている。ま
た、上板26の側面のカフスラッチタイプファスナ51
に対応する部位に、係合部が形成されている。また、回
転駆動本体41の下面には、凹状ガイド81に対応する
位置に、凸状ガイド80が2カ所に付設されている。回
転駆動本体41には、回転駆動モータ47が固設されて
いる。回転駆動モータ47の出力軸は、プーリ48、タ
イミングベルト49を介して回転基体50を駆動する。
また、回転駆動モータ47の出力軸と反対側には、エン
コーダ46が取り付けられ、フォトセンサ45により、
回転位置が検出されている。
【0028】また、回転駆動モータ47の上部内側に
は、ベアリング52,53を介して、回転基体50を回
転可能に保持している。回転基体50の中央には、上向
きに第一配線コネクタA42が固設されている。また、
回転基体50の下面には、回転側ブラケット61が固設
されている。また、回転駆動本体41の内側には、回転
側ブラケット61と平行に固定ブラケット62が固設さ
れている。回転側ブラケット61を出た配線は、図5
(b)及び図15に示すように、回転側ブラケット61
の周りに二重に円筒状に巻かれた後、回転駆動本体41
の下面に、下向きに固定された第二配線コネクタB44
に接続している。配線を二重に円筒状に巻いているの
は、回転基体50が回転したときに、配線の余裕を採る
ためである。図示しないが、二重に円筒状に巻かれた配
線を受けるためのブラケットが、配線の落下を防止して
いる。
【0029】回転基体50の上には、回転上部体55が
連結されている。その連結は、図11に示すように、回
転上部体55の外壁下端に3カ所形成された凸状ガイド
59を、それに対応して回転基体50外壁上端に形成さ
れた凹状ガイドを嵌合させ、回転上部体55の段付部が
回転基体50の上端に当接させている。さらに、回転上
部体55を回転基体50に対して固定するために、ワン
タッチ式ファスナとしてカフスラッチタイプファスナ6
3を3カ所に取り付けている。カフスラッチタイプファ
スナ63を、図14(a)に側面図で示し、(b)に底
面図で示す。支点70を中心に回転可能な内枠73と、
内枠73の先端支点71を中心に回転可能な外枠72と
でリンクを構成し、外枠72の先端部を相手側の係合部
74に引っかけ、外枠72及び内枠73を回転させ、リ
ンクを閉じた状態で、外枠72を内枠73外側に嵌合さ
せロックするファスナである。これを図10に示すよう
に、回転上部体55側壁に上下方向に取り付け、回転基
体50側壁の対応する部位に係合部を取り付けている。
【0030】回転上部体55の内側にはブラケット54
が固設され、ブラケット54の下面には、第一配線コネ
クタB43が固設されている。また、回転上部体55の
上には、把持装置を載せるための回転平板56が付設さ
れている。回転平板56の下面には、位置検出ブラケッ
ト58が付設されている。また、回転駆動本体41に
は、位置検出ブラケット58に対応する位置のセンサ5
7が固設されている。
【0031】次に、把持部材12について説明する。図
8に把持部材12の側面図を示し、図9に把持部材12
の正面図を示す。回転平板56の上には、水平方向に一
対の直線ガイド65が固設されている。直線ガイド65
に沿ってスライドする直線スライド66が摺動可能に取
り付けられている。直線スライド66の上面に把持装置
を付設するのであるが、把持装置は一般的なチャックで
あるので、図面では省略している。
【0032】次に、上記構成を有する搬送ロボット11
をメインテナンス時に分解する場合の作用を説明する。
把持部材12を回転体13から切り離すには、3カ所あ
るカフスラッチタイプファスナ63を開放する。これ
は、特別な工具を必要とすることなく素手で操作可能な
ため、作業性が良い。次に、回転平板56の下面を持っ
て、回転上部体55を回転基体50から引き抜く。この
とき、回転上部体55の凸状ガイド59が、回転基体5
0の凹状ガイドと嵌合しているので、水平方向の位置関
係を変化させることなく、回転上部体55を回転基体5
0から切り離すことができる。
【0033】ここで、配線は、回転上部体55の下面に
付設されたブラケット54の下面に固定された第一配線
コネクタB43と、回転駆動本体41に回転可能に保持
されている回転基体50の上面に固定された第一配線コ
ネクタA42とが上下方向で連結されているので、回転
上部体55を垂直に持ち上げることにより、第一配線コ
ネクタB43が第一配線コネクタA42から作業者が意
識しないでも容易に外される。配線コネクタを構成する
コネクタピンは弱い構造で有り、コネクタ同士を真っ直
ぐに移動させないと破損する恐れがあるが、上記構造に
よれば、コネクタは、必ず真っ直ぐに移動するため、コ
ネクタピンを破損する恐れがない。
【0034】また、回転上部体を回転基体に取り付ける
ときにも、凸状ガイド59と凹状ガイドとを嵌合させ
て、据え付けるだけで、人手をかけずに第一配線コネク
タB43を第一配線コネクタA42に接続できるので、
作業効率が高く、余分な人手を必要としない。これによ
り、把持部材12を回転体13からユニットとして、配
線を含めて容易に外すことが可能となる。ここで、凸状
ガイド59と凹状ガイドとが、非点対称位置に配置され
ているので、間違った位置では、嵌合できないため、結
合させる位置を誤ってコネクタピンを破損する恐れがな
い。
【0035】次に、回転体13を基盤14から分離する
作用を説明する。回転体13を基盤14から切り離すに
は、3カ所あるカフスラッチタイプファスナ51を開放
する。これは、特別な工具を必要とすることなく素手で
操作可能なため、作業性が良い。次に、回転駆動本体4
1の側面を持って、回転駆動本体41を上板26から分
離する。ここで、配線は、回転駆動本体41の下面に固
定された第二配線コネクタB44と、上板26の上面に
固定された第二配線コネクタA35とが上下方向で連結
されているので、回転駆動本体41を垂直に持ち上げる
ことにより、第二配線コネクタB44が第二配線コネク
タA35から作業者が意識しないでも容易に外される。
配線コネクタを構成するコネクタピンは弱い構造で有
り、コネクタ同士を真っ直ぐに移動させないと破損する
恐れがあるが、上記構造によれば、コネクタは、必ず真
っ直ぐに移動するため、コネクタピンを破損する恐れが
ない。これにより、回転体13を基盤14からユニット
として、配線を含めて容易に外すことが可能となる。
【0036】以上詳細に説明したように、第1の実施の
形態の搬送ロボット11によれば、(a)回転体が、回
転基体50と回転上部体55とに分離されると共に、
(b)回転基体50の上面に固定された第一配線コネク
タA42と、回転上部体55の下面に固定され、第一配
線コネクタA42と接続される第一配線コネクタB43
とを有し、(c)回転上部体55が、回転基体50に対
して、第一配線コネクタ42,43により分離されるユ
ニットを構成しているので、把持部材12を含む回転上
部体55を、配線も含めて一体的に分離して取り外すこ
とができるため、作業性が高くなる。
【0037】また、(a)回転上部体55の下端部に凸
状ガイドが形成され、前記回転基体の下端部に凹状ガイ
ドが形成され、(b)前記回転上部体と前記回転基体と
が、前記ガイドで嵌合され回転方向に位置決めされると
共に、(c)前記回転上部体と前記回転基体とが、上下
方向でワンタッチ式ファスナで結合しているので、回転
上部体55を回転基体50から引き抜くとき、水平方向
の位置関係を変化させることなく、回転上部体55を回
転基体50から切り離すことができる。そして、配線
は、回転上部体55の下面に付設されたブラケット54
の下面に固定された第一配線コネクタB43と、回転駆
動本体41に回転可能に保持されている回転基体50の
上面に固定された第一配線コネクタA42とが上下方向
で連結されているので、回転上部体55を垂直に持ち上
げることにより、第一配線コネクタB43が第一配線コ
ネクタA42から作業者が意識しないでも容易に外され
る。
【0038】また、配線コネクタを構成するコネクタピ
ンは弱い構造で有り、コネクタ同士を真っ直ぐに移動さ
せないと破損する恐れがあるが、上記構造によれば、コ
ネクタは、必ず真っ直ぐに移動するため、コネクタピン
を破損する恐れがない。また、凸状ガイド59a,59
b,59c及び凹状ガイドが、非点対称位置に配置され
ているので、間違った位置では、嵌合できないため、結
合させる位置を誤ってコネクタピンを破損する恐れがな
い。
【0039】さらに、(a)基盤が、基体と基体に対し
て上下方向に移動する上下移動体34とを備えると共
に、(b)上下移動体34の上板26上面に固定された
第二配線コネクタA35と、回転駆動本体41の下面に
固定され、第二配線コネクタA35と接続される第二配
線コネクタB44とを有し、(c)上下移動体34、回
転上部体55、及び回転基体50を含む回転駆動本体4
1が、第一配線コネクタ42,43及び第二配線コネク
タ35,44により分離されるユニットを構成している
ので、回転駆動本体41を、配線も含めて一体的に分離
して取り外すことができるため、作業性が高くなる。
【0040】また、(a)回転駆動本体41の下端部に
凸状ガイド80が形成され、上板26の上端部に凹状ガ
イドが形成され、(b)回転駆動本体41と上下移動体
34とが、前記ガイドで嵌合され回転方向に位置決めさ
れると共に、(c)回転駆動本体41と上下移動体34
とが、上下方向でワンタッチ式ファスナで結合している
ので、回転駆動本体41を上下移動体34から引き抜く
とき、水平方向の位置関係を変化させることなく、回転
駆動本体41を上下移動体34から切り離すことができ
る。
【0041】そして、配線は、回転駆動本体41の下面
に固定された第二配線コネクタB44と、上板26の上
面に固定された第二配線コネクタA35とが上下方向で
連結されているので、回転駆動本体41を垂直に持ち上
げることにより、第二配線コネクタB44が第二配線コ
ネクタA35から作業者が意識しないでも容易に外され
る。また、配線コネクタを構成するコネクタピンは弱い
構造で有り、コネクタ同士を真っ直ぐに移動させないと
破損する恐れがあるが、上記構造によれば、コネクタ
は、必ず真っ直ぐに移動するため、コネクタピンを破損
する恐れがない。
【0042】第1の実施の形態では、ワンタッチ式ファ
スナとして、カフスラッチタイプファスナ51を使用す
ることによって、回転駆動本体41と上下移動体34を
上下方向に結合していた。次の第2の実施の形態では、
第一溝、第二溝、ボルト、ナットを用いて結合する場合
について説明する。以下、その構造を、「搬送ロボット
の着脱構造」と呼ぶ。
【0043】図19に示すように、第2の実施の形態の
搬送ロボットの着脱構造1は、搬送ロボット11のカフ
スラッチタイプファスナ51に代わるものであり(図1
参照)、上板26(上下移動体34の一部)と回転駆動
本体41とを着脱させるものである。
【0044】ここで、第2の実施の形態の搬送ロボット
の着脱構造1について、図18を参照にして説明する。
図18は、回転駆動本体41が上板26(上下移動体3
4の一部)に組み付けられた際の状態を示す。図18に
示すように、第2の実施の形態の搬送ロボットの着脱構
造1は、上板26(上下移動体34の一部)に設けられ
た第一溝3と、回転駆動本体41に設けられるとともに
回転駆動本体41が上板26(上下移動体34の一部)
に組み付けられた際には第一溝3と連通することによっ
て結合溝4を形成する第二溝2と、上板26(上下移動
体34の一部)に一端側が回動自在に持設されることに
よって結合溝4に対して嵌脱自在であるボルト5と、ボ
ルト5の他端側に螺接されるとともにボルト5が結合溝
4に嵌合された際には回転駆動本体41側の結合溝2か
ら突出するナット8とを備えている。
【0045】結合溝4については、上板26(上下移動
体34の一部)に設けられた凸状ガイド80(図10参
照)と、回転駆動本体41に設けられた凹状ガイド81
(図12、図13参照)との嵌合によって、上板26
(上下移動体34の一部)と回転駆動本体41が位置決
めされながら組み付けられるので、回転駆動本体41が
上板26(上下移動体34の一部)に組み付けられた際
には、常に形成させることができる。
【0046】ボルト5については、回動軸7で軸支され
た回動体6にその一端側が固着されることによって、上
板26(上下移動体34の一部)に一端側が回動自在に
持設される。また、回動体6が第一溝3内において軸支
されており、ボルト5を図18の矢印のように回動させ
ることによって、結合溝4に対して嵌脱自在となる。
【0047】ナット8については、図17に示すよう
に、ボルト5が結合溝4に嵌合された際には回転駆動本
体41側の結合溝2から突出した状態となる。
【0048】次に、搬送ロボット11の上板26(上下
移動体34の一部)に回転駆動本体41を取り付ける手
順について説明する。先ず、図18に示すように、上板
26(上下移動体34の一部)に回転駆動本体41を組
み付け、上板26(上下移動体34の一部)の第一溝3
と回転駆動本体41の第二溝2を連通させることによっ
て結合溝4を形成する。
【0049】そして、図17に示すように、上板26
(上下移動体34の一部)に一端側を回動自在に持設さ
れたボルト5を回動させることによって、かかる結合溝
4にボルト5を嵌合させる。このとき、ボルト5の他端
側に螺接されたナット8が回転駆動本体41側の結合溝
4から突出した状態になるので、図16に示すように、
かかるナット8を締め付けて回転駆動本体41側の結合
溝4の端面に圧接させる。これにより、搬送ロボット1
1の上板26(上下移動体34の一部)に回転駆動本体
41を取り付けることができる(結合された状態であ
る)。
【0050】一方、搬送ロボット11の上板26(上下
移動体34の一部)から回転駆動本体41を取り外す際
には、図17に示すように、締め付けられたナット8を
緩めて回転駆動本体41側の結合溝4の端面から離間さ
せた後に、図19に示すように、結合溝4に嵌合された
ボルト8を逆方向に回動させ、結合溝4からボルト5を
抜脱する。これにより、搬送ロボット11の上板26
(上下移動体34の一部)から回転駆動本体41を取り
外すことができる(結合が解除された状態である)。
【0051】すなわち、第2の実施の形態の搬送ロボッ
トの着脱構造1では、上板26(上下移動体34の一
部)に回転駆動本体41を組み付けた後において、上板
26(上下移動体34の一部)と回転駆動本体41の取
り付けや取り外しの操作を、上板26(上下移動体34
の一部)に一端側を回動自在に持設されたボルト5の回
動(図18の矢印)と、ボルト5の他端側に螺接された
ナット8の緊緩(図17の矢印)により行っているの
で、上板26(上下移動体34の一部)と回転駆動本体
4の取り付けや取り外しの操作が容易である。
【0052】さらに、上板26(上下移動体34の一
部)に一端側を回動自在に持設されたボルト5を結合溝
4に嵌合させた際において、回転駆動本体41側の結合
溝4から突出した状態にあるナット8を締め付けて回転
駆動本体41側の結合溝4の端面に圧接させることによ
り、回転駆動本体41を上板26(上下移動体34の一
部)とナット8でボルト5を介して挟持するようにし
て、搬送ロボット11の上板26(上下移動体34の一
部)に回転駆動本体41を取り付けているので、上板2
6(上下移動体34の一部)に回転駆動本体41を取り
付けたときには必要な結合力を確保することができる。
【0053】また、上板26(上下移動体34の一部)
と回転駆動本体41に渡って形成される結合溝4に対し
て、上板26(上下移動体34の一部)に一端側を回動
自在に持設されたボルト5を嵌合させているので、結合
溝4に対して垂直な方向の慣性力が上板26(上下移動
体34の一部)又は回転駆動本体41に作用しても、回
転駆動本体41が上板26(上下移動体34の一部)に
対して不安定な状態となることはない。
【0054】さらに、回転駆動本体41側の結合溝4か
ら突出した状態にあるナット8を締め付けて回転駆動本
体41側の結合溝4の端面に圧接させているので、結合
溝4に対して平行な方向の慣性力が上板26(上下移動
体34の一部)又は回転駆動本体41に作用しても、回
転駆動本体41が上板26(上下移動体34の一部)に
対して不安定な状態となることはない。従って、上板2
6(上下移動体34の一部)及び回転駆動本体41にが
直線移動したり又は回動したりして慣性力があらゆる方
向に作用しても、回転駆動本体41が上板26(上下移
動体34の一部)に対して動くことはない。
【0055】また、ボルト8はその一端が上板26(上
下移動体34の一部)に回動自在に持設されているの
で、かかるボルト8を結合溝4に嵌合させた際におい
て、回転駆動本体41側の結合溝4から突出した状態に
あるナット8を手作業で締め付けても、上板26(上下
移動体34の一部)に回転駆動本体41を取り付けたと
きに必要な結合力を確保することができる。従って、工
具の作業スペースを考慮する必要はない。
【0056】さらに、第一溝3は上板26(上下移動体
34の一部)に設けられ、第二溝2は回転駆動本体41
に設けられ、結合溝4は第一溝3と第二溝2から形成さ
れ、ボルト5はその一端が回動自在に上板26(上下移
動体34の一部)に持設され、ナット8はボルト5の他
端側に螺接されているので、第2の実施の形態の搬送ロ
ボットの着脱構造1の第一溝3、第二溝2、ボルト5、
ナット8がばらばらになることはない。
【0057】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、ガイドとして凸状ガイドと凹状ガ
イドを用いたが、丸棒等をガイドに用いても良い。ま
た、第1の実施の形態では、ワンタッチ式ファスナとし
て、カフスラッチタイプファスナを使用したが、蝶ネジ
等工具を必要としない方法で連結すれば同様である。
【0058】さらに、第2の実施の形態の搬送ロボット
の着脱構造1においては、ボルト5の一端側が固着され
た回動体6が第一溝3内において軸支されることによっ
て、ボルト5が結合溝4に対して嵌脱自在となってい
る。しかし、上板26(上下移動体34の一部)にボル
ト5の一端側が回動自在に持設されることによって、ボ
ルト5が結合溝4に対して嵌脱自在となるならば、ボル
ト5の一端側を直に軸支してもよい。また、回動体6が
第一溝3外において軸支されてもよい。
【0059】また、搬送ロボット11においては、上板
26(上下移動体34の一部)に設けられた凸状ガイド
80(図10参照)と、回転駆動本体41に設けられた
凹状ガイド81(図12、図13参照)との嵌合によっ
て、上板26(上下移動体34の一部)と回転駆動本体
41が位置決めされながら組み付けられている。従っ
て、第2の実施の形態の搬送ロボットの着脱構造1にお
いては、結合溝4に対してボルト5が緩嵌されていて
も、結合溝4に対して垂直な方向の慣性力が上板26
(上下移動体34の一部)又は回転駆動本体41に作用
した場合に、回転駆動本体41が上板26(上下移動体
34の一部)に対して不安定な状態になることはない。
【0060】また、第2の実施の形態の搬送ロボットの
着脱構造1は、搬送ロボット11の上板26(上下移動
体34の一部)に回転駆動本体41を取り付けたり、搬
送ロボット11の上板26(上下移動体34の一部)か
ら回転駆動本体41を取り外したりするものであるが、
搬送ロボット11の回転駆動本体41に上板26(上下
移動体34の一部)を取り付けたり、搬送ロボット11
の回転駆動本体41から上板26(上下移動体34の一
部)を取り外したりすることについても、同様である。
【0061】また、第2の実施の形態の搬送ロボットの
着脱構造1は、搬送ロボット11のカフスラッチタイプ
ファスナ51に代わるものであったが(図1参照)、図
19に示す搬送ロボットの着脱構造9のように、カフス
ラッチタイプファスナ63に代わるものでもよい(図1
参照)。このとき、回転基体50と回転上部体55が、
上下方向に結合される。
【0062】
【発明の効果】本発明の搬送ロボットによれば、(a)
回転体が、回転基体と回転上部体とに分離されると共
に、(b)回転基体の上面に固定された第一配線コネク
タAと、回転上部体の下面に固定され、第一配線コネク
タAと接続される第一配線コネクタBとを有し、(c)
回転上部体が、回転基体に対して、第一配線コネクタに
より分離されるユニットを構成しているので、把持部材
を含む回転上部体を、配線も含めて一体的に分離して取
り外すことができるため、作業性が高くなる。
【0063】さらに、(a)基盤が、基体と基体に対し
て上下方向に移動する上下移動体とを備えると共に、
(b)上下移動体の上面に固定された第二配線コネクタ
Aと、回転駆動本体の下面に固定され、第二配線コネク
タAと接続される第二配線コネクタBとを有し、(c)
上下移動体、回転上部体、及び回転基体を含む回転駆動
体が、第一配線コネクタ及び第二配線コネクタにより分
離されるユニットを構成しているので、回転駆動体を、
配線も含めて一体的に分離して取り外すことができるた
め、作業性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送ロボット11の全体正面図であ
る。
【図2】搬送ロボット11の全体側面図である。
【図3】搬送ロボット11の平面図である。
【図4】基盤14の側面図である。
【図5】回転体13及び回転駆動本体41の外観図であ
る。
【図6】把持部材12の側面図である。
【図7】搬送ロボット11内の配線系統を示す模式図で
ある。
【図8】把持部材12の側部分断面図である。
【図9】把持部材12の正面図である。
【図10】回転上部体55が取り付けられた状態での回
転駆動本体41を示す断面図である。
【図11】回転基体50を含む回転駆動本体41の平面
図である。
【図12】図4(a)の側断面図である。
【図13】図12を右方向から見た正面断面図である。
【図14】カフスラッチタイプファスナ63の外観図で
ある。
【図15】回転駆動本体41内での配線の状態を示す平
面図である。
【図16】搬送ロボット11の上板26(上下移動体3
4の一部)に回転駆動体41を取り付けた状態を示した
図である。
【図17】搬送ロボット11の上板26(上下移動体3
4の一部)に回転駆動体41を取り付ける直前の状態、
又は、搬送ロボット11の上板26(上下移動体34の
一部)から回転駆動体41を取り外した直後の状態を示
した図である。
【図18】搬送ロボット11の上板26(上下移動体3
4の一部)から回転駆動体41を取り外した状態(搬送
用ロボット11の上板26(上下移動体34の一部)に
回転駆動体41を組み付けた状態)を示した図である。
【図19】第一溝3、第二溝2、ボルト5、ナット8を
備えた搬送ロボット11の全体正面図である。
【図20】従来の搬送ロボットを示す断面図である。
【符号の説明】
2 第二溝 3 第一溝 4 結合溝 5 ボルト 8 ナット 11 搬送ロボット 12 把持部材 13 回転体 14 基盤 26 上板(上下移動体の一部) 34 上下移動体 35 第二配線コネクタA 41 回転駆動本体 42 第一配線コネクタA 43 第一配線コネクタB3 44 第二配線コネクタB 50 回転基体 55 回転上部体 59 凸状ガイド 63 カフスラッチタイプファスナ 80 凸状ガイド 81 凹状ガイド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤に設けられた回転駆動体により回転
    可能な回転体と、回転体上に設けられ搬送物を把持する
    把持部材とを有する搬送ロボットにおいて、 前記回転体が、回転基体と回転上部体とに分離されると
    共に、 前記回転基体の上面に固定された第一配線コネクタA
    と、 前記回転上部体の下面に固定され、前記第一配線コネク
    タAと接続される第一配線コネクタBとを有し、 前記回転上部体が、前記回転基体を含む前記基盤に対し
    て、前記第一配線コネクタにより分離されるユニットを
    構成することを特徴とする搬送ロボット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する搬送ロボットにおい
    て、 前記回転上部体の下端部に凸状ガイドが形成され、 前記回転基体の上端部に凹状ガイドが形成され、 前記回転上部体と前記回転基体とが、前記ガイドで嵌合
    され回転方向に位置決めされると共に、 前記回転上部体と前記回転基体とが、上下方向でワンタ
    ッチ式ファスナで結合されることを特徴とする搬送ロボ
    ット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載する搬送ロボットにおい
    て、 前記回転上部体の下端部に凸状ガイドが形成され、 前記回転基体の上端部に凹状ガイドが形成され、 前記回転上部体と前記回転基体とが、前記ガイドで嵌合
    され回転方向に位置決めされると共に、 前記回転基体に設けられた第一溝と、 前記回転上部体に設けられるとともに前記回転上部体が
    前記回転基体に組み付られた際には前記第一溝と連通す
    ることによって結合溝を形成する第二溝と、 前記回転基体に一端側が回動自在に持設されることによ
    って前記結合溝に対して嵌脱自在であるボルトと、 前記ボルトの他端側に螺接されるとともに前記ボルトが
    前記結合溝に嵌合された際には前記回転上部体側の前記
    結合溝から突出するナットとを備え、 前記回転上部体と前記回転基体とが、上下方向で前記第
    一溝、前記第二溝、前記ボルト、前記ナットで結合され
    ることを特徴とする搬送ロボット。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載する搬送ロ
    ボットにおいて、 前記凸状ガイド及び前記凹状ガイドが、非点対称位置に
    配置されていることを特徴とする搬送ロボット。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載する搬送ロ
    ボットのいずれか1つにおいて、 前記基盤が、基体と、基体に対して上下方向に移動する
    上下移動体とを備えると共に、 前記上下移動体の上面に固定された第二配線コネクタA
    と、 前記回転駆動体の下面に固定され、前記第二配線コネク
    タAと接続される第二配線コネクタBとを有し、 前記上下移動体、前記回転上部体、及び前記回転基体を
    含む前記回転駆動体が、前記第一配線コネクタ及び前記
    第二配線コネクタにより分離されるユニットを構成する
    ことを特徴とする搬送ロボット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載する搬送ロボットにおい
    て、 前記回転駆動体の下端部に凸状ガイドが形成され、 前記上下移動体の上端部に凹状ガイドが形成され、 前記回転駆動体と前記上下移動体とが、前記ガイドで嵌
    合され回転方向に位置決めされると共に、 前記回転駆動体と前記上下移動体とが、上下方向でワン
    タッチ式ファスナで結合されることを特徴とする搬送ロ
    ボット。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載する搬送ロボットにおい
    て、 前記回転駆動体の下端部に凸状ガイドが形成され、 前記上下移動体の上端部に凹状ガイドが形成され、 前記回転駆動体と前記上下移動体とが、前記ガイドで嵌
    合され回転方向に位置決めされると共に、 前記上下移動体に設けられた第一溝と、 前記回転駆動体に設けられるとともに前記回転駆動体が
    前記上下移動体に組み付られた際には前記第一溝と連通
    することによって結合溝を形成する第二溝と、 前記上下移動体に一端側が回動自在に持設されることに
    よって前記結合溝に対して嵌脱自在であるボルトと、 前記ボルトの他端側に螺接されるとともに前記ボルトが
    前記結合溝に嵌合された際には前記回転駆動体側の前記
    結合溝から突出するナットとを備え、 前記回転駆動体と前記上下移動体とが、上下方向で前記
    第一溝、前記第二溝、前記ボルト、前記ナットで結合さ
    れることを特徴とする搬送ロボット。
JP10000819A 1997-02-10 1998-01-06 搬送ロボット Pending JPH10277987A (ja)

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JP9-26693 1997-02-10
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