JPH10277741A - 金属製箱状構造体の自動溶接装置の製造管理方法及び製造管理装置 - Google Patents

金属製箱状構造体の自動溶接装置の製造管理方法及び製造管理装置

Info

Publication number
JPH10277741A
JPH10277741A JP10515597A JP10515597A JPH10277741A JP H10277741 A JPH10277741 A JP H10277741A JP 10515597 A JP10515597 A JP 10515597A JP 10515597 A JP10515597 A JP 10515597A JP H10277741 A JPH10277741 A JP H10277741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal box
shaped structure
manufacturing
automatic welding
computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10515597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Matsuoka
馨 松岡
Shiyuuo Shinohara
終男 篠原
Tsuneyoshi Muramatsu
常芳 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Light Steel Co Ltd filed Critical Nippon Kokan Light Steel Co Ltd
Priority to JP10515597A priority Critical patent/JPH10277741A/ja
Publication of JPH10277741A publication Critical patent/JPH10277741A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼製セグメントの自動溶接装置の製造を管理
し、遅滞のない生産管理を課題とする。 【解決手段】 (a)鋼製セグメントの製造諸元を工程
管理システムに入力して、記憶させる工程と、(b)前
記入力された製造諸元を満たす鋼製セグメントの設計諸
元を設計コンピュータにより設計する工程と、(c)前
記設計された鋼製セグメントの設計諸元に基いて、鋼製
セグメント自動溶接装置の動作パターン及び溶接条件を
ロボット・シミュレータにより選択する工程と、(d)
前記選択された動作パターン及び溶接条件を前記ロボッ
ト・シミュレータに記憶させて、前記ロボット・シミュ
レータに教示する工程と、(d)前記教示された動作パ
ターン及び溶接条件をプロセス・コンピュータに伝達
し、該プロセス・コンピュータから鋼製セグメントの自
動溶接装置に指示して鋼製セグメントを製造する工程か
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮溶接された金属
製箱状構造体自動溶接装置の製造管理方法及び製造管理
装置に関する。上記金属製箱状構造体としては、具体的
には主として土木工事に使用される鋼製セグメント、ラ
イナープレート、橋梁用箱桁、あるいは建築工事に使用
される鋼製型枠等がある。しかし、以下において説明の
都合上鋼製セグメントに関して主に説明するが、本発明
は鋼製セグメントに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】金属製箱状構造体の一つである鋼製セグ
メントは、例えばトンネル工法の一つであるシールド工
法に用いられる覆工材である。鋼製セグメントは、図4
に示すように、スキンプレート19、主桁15、継手板
17、縦リブ21などの部材から組み立てられる。従来
は、鋼製セグメントの製造には、これらの部材を組み立
てて治具を使用して仮溶接し、その後に人手により本溶
接を行っていた。
【0003】しかし、鋼製セグメントは基本的形状は類
似しているが、その大きさや形に様々なバリエーション
があり、それに合わせるため、スキンプレート19、主
桁板15、継手板17、縦リブ21などの部材の具体的
な寸法が異なるものとなる。また、同一形状同一寸法の
鋼製セグメントを比較的多数製造する。
【0004】ところで、溶接材料を自動溶接して鋼製セ
グメントを製造する自動溶接装置が市販されている。そ
こで発明者等は、市販の自動溶接装置を改良し、図3に
示すような鋼製セグメントの自動溶接装置を発明した。
【0005】この自動溶接装置は、鋼製セグメント1を
位置決めするポジショナー3と、溶接される鋼製セグメ
ントに略水平方向から溶接トーチを接近させることがで
きる多関節ロボット装置4からなる自動溶接装置であ
る。
【0006】この自動溶接装置は、下記の構造を備えて
いる。 (a)仮溶接された鋼製セグメント1をクランプして上
下方向の移動、水平軸回りおよびこれに直交する直交軸
回りに回動させ、所定の姿勢で位置決めするポジショナ
ー3と、(b)このポジショナーに所定の間隔を置いて
水平方向に隣接し、前記回動をさせる水平軸方向に横ス
ライドし任意のスライド位置に位置できる横行スライダ
ー5と、(c)該横行スライダーに設けられ前後方向に
スライドし任意のスライド位置に位置できる前後スライ
ダー7と、(d)該前後スライダーに載置される多関節
溶接ロボット9からなる多関節溶接ロボット装置4。
【0007】更に、この自動溶接装置には、ポジショナ
ー3、多関節溶接ロボット9等の動作を把握し、動作さ
せるためのプロセス・コンピュータが接続されている。
このような自動溶接装置によってさまざまな種類の鋼製
セグメントを溶接するには、適切なポジショナー3の位
置や姿勢、多関節溶接ロボット9やスライダー5、7等
の位置や姿勢、多関節ロボットに取り付けられた溶接用
トーチの移動速度や溶接電圧・溶接電流といった溶接条
件など、多数のパラメータを教示する必要がある。これ
をオフラインティーチングで教示するには多大な労力と
時間を要し、また教示の精度の面でも問題がある。
【0008】そこで、発明者等は、オフラインティーチ
ングを用いて自動溶接装置を実際に動作させずにさまざ
まな鋼製セグメントに応じた溶接の位置や姿勢、溶接条
件などを教示することにより、教示に必要な労力や時間
を大幅に削減し、溶接精度の高い自動溶接を可能にする
鋼製セグメントの自動溶接装置の自動教示方法及び自動
教示方法による鋼製セグメントの自動溶接方法を発明し
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の鋼製セグメント
の自動溶接装置は多品種の鋼製セグメントの製造を短時
間で可能にするものである。この自動溶接装置において
は、パラメータ化されたさまざまな部材を材料として用
いる。また、製造された鋼製セグメントもさまざまな種
類、さまざまな数のものとなる。
【0010】したがって、必要な部材の在庫を調べた上
で不足する場合にはこれを発注する工程管理や、製造し
た鋼製セグメントの数を管理する製造管理に要する労力
は極めて大きなものとなる。また、鋼製セグメントの自
動溶接装置に対する自動教示方法等が発明者によって発
明されているが、教示の時間が短縮できても材料となる
部材の納品が遅れては鋼製セグメントの製造に結局多大
な時間がかかってしまう。
【0011】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたもので、上記のような工程管理と製造管理
に必要な情報を、鋼製セグメントの設計段階や鋼製セグ
メントの製造段階で直接自動的に入力することにより、
労力を削減し時間を大幅に短縮することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの発明は下記の発明である。第1の発明は、以下の工
程を備えたことを特徴とする鋼製セグメントの自動溶接
装置の製造管理方法である。 (a)鋼製セグメントの製造諸元を工程管理システムに
入力して、記憶させる工程と、(b)前記入力された製
造諸元を満たす鋼製セグメントの設計諸元を設計コンピ
ュータにより設計する工程と、(c)前記設計された鋼
製セグメントの設計諸元に基いて、鋼製セグメント自動
溶接装置の動作パターン及び溶接条件をロボット・シミ
ュレータにより選択する工程と、(d)前記選択された
動作パターン及び溶接条件を前記ロボット・シミュレー
タに記憶させて、前記ロボット・シミュレータに教示す
る工程と、(e)前記教示された動作パターン及び溶接
条件をプロセス・コンピュータに伝達し、該プロセス・
コンピュータから鋼製セグメントの自動溶接装置に指示
して鋼製セグメントを製造する工程。上記方法は、製造
すべき鋼製セグメントの設計諸元が予め設計コンピュー
タにより記憶されていない場合には有効な方法である。
【0013】第2の発明は、前記(b)工程に替えて、
あらかじめ前記設計コンピュータに記憶させた鋼製セグ
メントの設計諸元から、前記設計コンピュータにより、
前記製造すべき鋼製セグメントの製造諸元を満たすもの
を選択する工程を備えたことを特徴とする鋼製セグメン
トの自動溶接装置の製造管理方法である。上記方法は、
製造すべき鋼製セグメントの設計諸元が予め設計コンピ
ュータにより記憶されている場合には特に有効な方法で
ある。
【0014】第3の発明は、更に、前記鋼製セグメント
の自動溶接装置により製造された鋼製セグメントの製造
実績諸元を、前記プロセス・コンピュータが取得し、該
製造実績諸元を前記工程管理システムに記憶させる工程
を備えたことを特徴とする鋼製セグメント自動溶接装置
の製造管理方法である。上記方法により製造指令と製造
実績を比較することができ、顧客に対して納入時期等を
適切に伝達することができる。
【0015】第4の発明は、更に、前記鋼製セグメント
の自動溶接装置により製造された鋼製セグメントの製造
実績諸元をマニュアルで前記工程管理システムに入力・
記憶させる工程を備えたことを特徴とする鋼製セグメン
ト自動溶接装置の製造管理方法である。
【0016】第5の発明は、更に、前記工程管理システ
ムに在庫部材諸元を記憶させる工程と、前記記憶された
在庫部材諸元と、前記製造すべき鋼製セグメントの製造
諸元と、この製造諸元に基づいて製造された鋼製セグメ
ントの製造実績諸元に基いて、次に製造する予定の鋼製
セグメントの製造に用いる部材を、工程管理システムに
より発注あるいは部材製造指示する工程を備えたことを
特徴とする鋼製セグメント自動溶接装置の製造管理方法
である。上記方法により、適切な部材管理ができ、遅滞
のない製造を継続することができる。
【0017】第6の発明は、上記発明の方法をコンピュ
ータ又はコンピュータ・ネットワークに実施させること
を特徴とするプログラムを記録した媒体である。上記製
造工程、製造実績を記録した媒体は、製造の記録とし
て、また将来の製造に再利用できる利点がある。
【0018】第7の発明は、以下の装置を備えた鋼製セ
グメント自動溶接装置の製造管理装置である。 (a)鋼製セグメントの製造諸元が入力される工程管理
システムと、(b)前記工程管理システムに入力された
製造諸元を満たす鋼製セグメントを設計し、又は記憶し
ている設計コンピュータと、(c)前記設計コンピュー
タからの鋼製セグメントの設計諸元に基いて、鋼製セグ
メント自動溶接装置の動作パターン及び溶接条件を選択
し、且つ自動教示するロボット・シミュレータと、
(d)前記教示された動作パターン及び溶接条件の情報
を受けて、鋼製セグメントの自動溶接装置に指示して鋼
製セグメントを製造させるプロセス・コンピュータと、
(e)前記プロセス・コンピュータの指示をうけて鋼製
セグメントを製造する自動溶接装置。
【0019】第8の発明は、前記プロセス・コンピュー
タが鋼製セグメントの製造実績を取得し、該製造実績を
前記工程管理システムに伝達するプロセス・コンピュー
タであることを特徴とする鋼製セグメント自動溶接装置
の製造管理装置である。上記鋼製セグメント自動溶接装
置の製造管理装置は迅速且つ遅滞のない製造活動を維持
し、品質の高い鋼製セグメントの製造を保証するもので
ある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図1
により説明する。製造すべき鋼製セグメントの製造諸元
は、工程管理システム30に入力される。製造諸元とし
ては、製造すべき鋼製セグメントの種類、数、納期、納
品先等の条件がある。
【0021】鋼製セグメントは、図4に示す通り、あら
かじめ定められたパラメータ化された部材を材料として
設計される。一実施形態では部材の種類は9種類となっ
ている。たとえば、グラウト13、縦リブ21、スキン
プレート19等である。またパラメータには、長さ、
幅、奥行き、厚さ、半径、角度等がある。使用する部材
の種類とパラメータと数、鋼製セグメントの設計図等が
鋼製セグメントの設計諸元となる。
【0022】これらパラメータ化された部材を用いて鋼
製セグメントを設計する。この際に、設計コンピュータ
としてCADシステム32を利用することが可能であ
る。CADシステム32では、部材のパラメータに具体
的な値を与えて、必要に応じたさまざまな形状の鋼製セ
グメントを設計できる。
【0023】またこのCADシステム32では、既に設
計した鋼製セグメントの設計諸元を記憶装置に保存する
ことにより、新たな製造諸元が与えられた場合にこれを
満たす設計諸元を記憶装置から検索して、設計結果であ
る設計諸元とすることもできる。この際、製造諸元を満
たす設計諸元が見つからない場合は、新たに鋼製セグメ
ントをCADを用いて設計する。
【0024】設計された鋼製セグメントの設計諸元は、
工程管理システム30にも送られる。製造すべき鋼製セ
グメントの数は製造諸元の一部として工程管理システム
30に入力されているので、鋼製セグメントの材料とな
る部材の種類と数を工程管理システム30で計算して、
これを発注あるいは部材製造指示することができる。部
材諸元には、ここで計算される部材の種類と数の情報が
含まれる。
【0025】発注あるいは部材製造指示後は、納品ある
いは製造された部材の情報を工程管理システム30に送
ることもできる。部材諸元の一部として在庫の種類と数
等を記憶している場合は、この納品・製造完了情報に基
いて、この在庫部材諸元が更新される。発注あるいは製
造した数の部材が到着していないことがわかった場合に
は、更新された部材諸元に基いて再発注あるいは再製造
指示を行う。
【0026】また、製造すべき鋼製セグメントの数や、
使用する部材の種類と数などの製造諸元、設計諸元、部
材諸元に基いて、工程管理システム30から仮溶接すべ
き部材の種類と数の指示を出すこともできる。
【0027】一方、設計された鋼製セグメントの設計諸
元はロボット・シミュレータ34にも伝達される。ロボ
ット・シミュレータ34では、鋼製セグメント自動溶接
装置の自動教示及び修正教示が行われ、目的の鋼製セグ
メントを製造するために使用する自動溶接装置の動作パ
ターンと溶接条件が選択される。
【0028】鋼製セグメント自動溶接装置の自動教示及
び修正教示方法は、例えば図2に示すように、以下の工
程で行われる。 (a)予め設計された鋼製セグメントの部材情報をCA
Dシステム32からロボットシミュレータ34に入力す
る工程と、(b)前記部材情報を鍵として動作パターン
データベース42から1つもしくは複数の動作パターン
を前記ロボットシミュレータ34により検索する工程
と、(c)前記部材情報を鍵として溶接条件データベー
ス44から1つもしくは複数の溶接条件を前記ロボット
シミュレータ34により検索する工程と、(e)前記検
索された動作パターンと前記検索された溶接条件とか
ら、前記鋼製セグメント自動溶接装置を動作させた場合
に干渉が発生しない動作パターンと溶接条件を前記ロボ
ットシミュレータ34により選択する工程48と、
(f)前記選択された動作パターンと溶接条件を、前記
動作パターンデータベース42、前記溶接条件データベ
ース44及び前記ロボットシミュレータ34の記憶手段
に記憶させる工程48。
【0029】また、これに、更に、CADシステムを用
いずにマニュアルで設計図を入力する工程40や、自動
教示では適切な動作パターンや溶接条件が見つからなか
った場合にマニュアルでこれを指定する修正教示工程4
9を付加することも可能である。
【0030】上記自動教示工程で選択された動作パター
ンと溶接条件はプロセス・コンピュータ36に伝達され
る。実施形態によっては、選択された動作パターンと溶
接条件のデータ形式をプロセス・コンピュータ36のデ
ータ形式に変換するデータ変換システム35が必要とな
る場合もあるが、データ変換システム35を必要としな
いように製造管理システムを構成することは公知の技術
により可能である。
【0031】プロセス・コンピュータ36は選択された
動作パターンと溶接条件に従って、自動溶接装置38に
指示を出し、自動溶接装置38は仮溶接された鋼製セグ
メントの部材間を自動溶接する。この工程で、目的の鋼
製セグメントが製造される。
【0032】自動溶接装置38はプロセス・コンピュー
タ36により制御されているので、鋼製セグメントが製
造されるたびに、製造された鋼製セグメントの種類と数
などの製造実績諸元を、プロセス・コンピュータが工程
管理システム30に伝達することができる。なお、製造
実績諸元をマニュアルで工程管理システム30に入力す
ることも可能である。
【0033】工程管理システム30は、既に入力されて
いる製造諸元と、伝達された製造実績諸元とに基いて、
鋼製セグメントの納品先の宛名ラベルの自動印刷などを
行うことができる。また、伝達された製造実績諸元の情
報に基いて、製造諸元と部材諸元を必要により更新し、
製造の指示と部材発注の指示を再度出すことも可能であ
る。
【0034】製造実績諸元から製造された鋼製セグメン
トの数が判明するので、これに使用した部材の数が計算
できる。この部材の数に基いて部材諸元を更新する。部
材諸元から必要な部材の納品・製造完了状況がわかるの
で、まだ納品・製造されていない場合は、再発注等がで
きる。また、製造実績諸元に基いて製造諸元も更新され
る。製造実績諸元と更新された製造諸元により、鋼製セ
グメントの製造状況がわかるので、まだ製造すべき鋼製
セグメントがある場合は、再度製造の指示を出すことが
できる。
【0035】工程管理システム30、設計コンピュータ
32、ロボット・シミュレータ34、プロセス・コンピ
ュータ36は、ネットワーク接続によって全体として一
群のコンピュータネットワークを構成するものとしても
よいし、必要に応じて独立したコンピュータとしてその
間をフロッピーディスクなどの媒体で情報を伝達するこ
とも可能である。また、全体を一台のコンピュータで実
現することも可能である。
【0036】また、ロボット・シミュレータ等を複数の
コンピュータからなるコンピュータ群によって実現する
こともできる。工程管理システムには、必要な部材を工
場内、もしくは工場外に発注するためのISDN回線な
どの回線を設けることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多品種製造向きの鋼製セグメントの自動溶接装置で材料
として使用する部材の在庫調査や発注といった工程管理
や、製造した鋼製セグメントの数の管理や配送などの製
造管理に要する労力を大幅に削減し、自動教示によって
短縮された製造時間をさらに短縮し、材料となる部材の
納品等に係る時間を適切に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施に用いる自動教示方法の工程の詳
細を示す図である。
【図3】本発明の実施に用いる自動溶接装置の概略を示
す図である。
【図4】鋼製セグメントの形状と構造を示す図である。
【符号の説明】
1 鋼製セグメント 3 ポジショナー 4 多関節溶接ロボット装置 5 横行スライダー 7 前後スライダー 9 多関節溶接ロボット 13 グラウト 15 主桁 17 継手板 19 スキンプレート 21 縦リブ 23 孔 25 補強板 27 吊り手金具 30 工程管理システム 32 CADシステム 34 ロボット・シミュレータ 35 データ変換システム 36 プロセス・コンピュータ 38 自動溶接機 40 設計図マニュアル入力工程 42 動作パターンデータベース 44 溶接条件データベース 46 溶接線自動生成工程 48 干渉検査工程及び自動教示工程 49 修正教示工程

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程を備えたことを特徴とする金
    属製箱状構造体の自動溶接装置の製造管理方法。 (a)金属製箱状構造体の製造諸元を工程管理システム
    に入力して、記憶させる工程と、(b)前記入力された
    製造諸元を満たす金属製箱状構造体の設計諸元を設計コ
    ンピュータにより設計する工程と、(c)前記設計され
    た金属製箱状構造体の設計諸元に基いて、金属製箱状構
    造体の自動溶接装置の動作パターン及び溶接条件をロボ
    ット・シミュレータにより選択する工程と、(d)前記
    選択された動作パターン及び溶接条件を前記ロボット・
    シミュレータに記憶させて、前記ロボット・シミュレー
    タに教示する工程と、(e)前記教示された動作パター
    ン及び溶接条件をプロセス・コンピュータに伝達し、該
    プロセス・コンピュータから金属製箱状構造体の自動溶
    接装置に指示して金属製箱状構造体を製造する工程。
  2. 【請求項2】 前記(b)工程に替えて、あらかじめ前
    記設計コンピュータに記憶させた金属製箱状構造体の設
    計諸元から、前記設計コンピュータにより、前記製造す
    べき金属製箱状構造体の製造諸元を満たすものを選択す
    る工程を備えたことを特徴とする請求項1に記載の金属
    製箱状構造体の自動溶接装置の製造管理方法。
  3. 【請求項3】 更に、前記金属製箱状構造体の自動溶接
    装置により製造された金属製箱状構造体の製造実績諸元
    を、前記プロセス・コンピュータが取得し、該製造実績
    諸元を前記工程管理システムに伝達・記憶させる工程を
    備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の金属製
    箱状構造体自動溶接装置の製造管理方法。
  4. 【請求項4】 更に、前記金属製箱状構造体の自動溶接
    装置により製造された金属製箱状構造体の製造実績諸元
    を、マニュアルで前記工程管理システムに入力・記憶さ
    せる工程を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の金属製箱状構造体自動溶接装置の製造管理方法。
  5. 【請求項5】 更に、前記工程管理システムに在庫部材
    諸元を記憶させる工程と、前記記憶された在庫部材諸元
    と、前記製造すべき金属製箱状構造体の製造諸元と、製
    造された金属製箱状構造体の製造実績諸元に基いて、次
    に製造する予定の金属製箱状構造体の製造に用いる部材
    を、工程管理システムにより発注あるいは部材製造指示
    する工程を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記
    載の金属製箱状構造体自動溶接装置の製造管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の方法
    をコンピュータ又はコンピュータ・ネットワークに実施
    させることを特徴とするプログラムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 以下の装置を備えた金属製箱状構造体自
    動溶接装置の製造管理装置。 (a)金属製箱状構造体の製造諸元が入力される工程管
    理システムと、(b)前記工程管理システムに入力され
    た製造諸元を満たす金属製箱状構造体を設計し、又は記
    憶している設計コンピュータと、(c)前記設計コンピ
    ュータからの金属製箱状構造体の設計諸元に基いて、金
    属製箱状構造体自動溶接装置の動作パターン及び溶接条
    件を選択し、且つ自動教示するロボット・シミュレータ
    と、(d)前記教示された動作パターン及び溶接条件の
    情報を受けて、金属製箱状構造体の自動溶接装置に指示
    して金属製箱状構造体を製造させるプロセス・コンピュ
    ータと、(e)前記プロセス・コンピュータの指示をう
    けて金属製箱状構造体を製造する自動溶接装置。
  8. 【請求項8】 前記プロセス・コンピュータが金属製箱
    状構造体の製造実績を取得し、該製造実績を前記工程管
    理システムに伝達するプロセス・コンピュータであるこ
    とを特徴とする請求項7記載の金属製箱状構造体の自動
    溶接装置の製造管理装置。
JP10515597A 1997-04-08 1997-04-08 金属製箱状構造体の自動溶接装置の製造管理方法及び製造管理装置 Pending JPH10277741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10515597A JPH10277741A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 金属製箱状構造体の自動溶接装置の製造管理方法及び製造管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10515597A JPH10277741A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 金属製箱状構造体の自動溶接装置の製造管理方法及び製造管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10277741A true JPH10277741A (ja) 1998-10-20

Family

ID=14399834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10515597A Pending JPH10277741A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 金属製箱状構造体の自動溶接装置の製造管理方法及び製造管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10277741A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001353574A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 溶接システム及び溶接方法
JP2002035939A (ja) * 2000-07-24 2002-02-05 Kawasaki Heavy Ind Ltd 溶接線分割指示方法および溶接線分割指示システム
KR20040032619A (ko) * 2002-10-10 2004-04-17 삼성중공업 주식회사 대조립용접자동화라인에 적용되는 캐드캠시스템 및 이의운영방법
CN102319974A (zh) * 2011-08-24 2012-01-18 青岛德力源五金制品有限公司 一种联动锁止护栏焊接工装及焊接方法
CN109128439A (zh) * 2018-08-01 2019-01-04 肖依林 Cad图纸技术引导机器人自动焊接方法
CN113695771A (zh) * 2021-08-20 2021-11-26 江苏京沪重工有限公司 一种拱形装饰板冷压焊接成型工艺

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001353574A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 溶接システム及び溶接方法
JP2002035939A (ja) * 2000-07-24 2002-02-05 Kawasaki Heavy Ind Ltd 溶接線分割指示方法および溶接線分割指示システム
KR20040032619A (ko) * 2002-10-10 2004-04-17 삼성중공업 주식회사 대조립용접자동화라인에 적용되는 캐드캠시스템 및 이의운영방법
CN102319974A (zh) * 2011-08-24 2012-01-18 青岛德力源五金制品有限公司 一种联动锁止护栏焊接工装及焊接方法
CN109128439A (zh) * 2018-08-01 2019-01-04 肖依林 Cad图纸技术引导机器人自动焊接方法
CN113695771A (zh) * 2021-08-20 2021-11-26 江苏京沪重工有限公司 一种拱形装饰板冷压焊接成型工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2625289C (en) System and method for managing welding procedures and welding resources
US6292715B1 (en) Robotic process planning method and apparatus using templates
CN1868690B (zh) 用于修正示教点的装置及方法
US20110054685A1 (en) Robot off-line teaching method
GB2259586A (en) Method of and system for generating teaching data for robots
EP3530421A1 (en) Machining system with optimal paths
JP4574580B2 (ja) 作業ロボットのオフラインティーチング装置
EP3638463A1 (en) Method and system for teaching a robot in reaching a given target in robot manufacturing
JPH10277741A (ja) 金属製箱状構造体の自動溶接装置の製造管理方法及び製造管理装置
Moniz et al. Path generation and execution for automatic shotcrete in railway tunnels
CN105415376A (zh) 一种离线编程装置
JPH1131009A (ja) ロボットによる溶接の順序計画方法および装置
EP0477430B1 (en) Off-line teaching method for industrial robot
CN105415375A (zh) 一种离线编程装置
JPH10264058A (ja) ロボット干渉域設定プログラム作成方法
JP4837837B2 (ja) 作業ロボットシステムにおけるロボットプログラム作成装置並びに自動制御機器システムのプログラム作成装置。
JPH08286722A (ja) Cadデータ利用オフラインティーチング方法及びそのシステム
US20170269574A1 (en) Robot control device that controls robot to perform machining operation, and robot program generator
JPH10211575A (ja) 金属製箱状構造体の自動溶接装置の自動教示方法及び自動教示方法による金属製箱状構造体の自動溶接方法
US9207667B2 (en) Automatic generation of robotic processes for symmetric products
JP2004237364A (ja) ロボットのティーチングデータの作成方法
Pulkkinen et al. 2D CAD based robot programming for processing metal profiles in short series manufacturing
JP2021068180A (ja) 最適化処理装置
JP4243384B2 (ja) 溶接条件設定方法及びシステム
JP2772230B2 (ja) オフラインティーチング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070403

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070814

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02