JPH10277730A - アルミニウム熱交換器の製造方法 - Google Patents

アルミニウム熱交換器の製造方法

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JPH10277730A
JPH10277730A JP8828897A JP8828897A JPH10277730A JP H10277730 A JPH10277730 A JP H10277730A JP 8828897 A JP8828897 A JP 8828897A JP 8828897 A JP8828897 A JP 8828897A JP H10277730 A JPH10277730 A JP H10277730A
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heat exchanger
brazing
nitrogen gas
flux
sub
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JP8828897A
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Yoshihiro Kinoshita
義浩 木下
Taketoshi Toyama
猛敏 外山
Takaaki Sakane
高明 阪根
Yasutoshi Yamanaka
保利 山中
Akira Uchikawa
章 内川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主熱交換器(ラジエータ)10の流体通路内
に副熱交換器(オイルクーラ)20を内蔵するアルミニ
ウム熱交換器を、窒素ガスまたは不活性ガスの雰囲気中
にて、非腐食性のフッ化物系フラックスを使用して、一
体ろう付けする製造方法において、フラックス使用量の
増加なしで、副熱交換器20部分でのろう付け性を向上
する。 【解決手段】 主熱交換器10および副熱交換器20の
組付体を、ろう付け炉内に搬入して一体ろう付けする前
に、予め、副熱交換器20内に窒素ガスまたは不活性ガ
スを充填しておき、その後に、組付体をろう付け炉内に
搬入して一体ろう付けを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主熱交換器の流体通
路内に副熱交換器を内蔵するアルミニウム熱交換器の製
造方法に関するもので、例えば、自動車のエンジン冷却
用ラジエータのタンク内にオイルクーラを内蔵する熱交
換器構造に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウム熱交換器の製造方法
として、窒素ガスまたは不活性ガスの雰囲気中にて、非
腐食性のフッ化物系フラックスを使用してろう付けを行
うろう付け方法(一般に、ノコロックろう付け法と称さ
れている)が知られている。このろう付け方法による
と、非腐食性のフッ化物系フラックスの使用により、熱
交換器のろう付け後の洗浄が不要になる等の利点があ
る。
【0003】上記ろう付け方法では、アルミニウム表面
での酸化皮膜の生成を抑制して、ろう付け性を良くする
ためには、低酸素雰囲気でろう付けする必要があり、そ
のため、ろう付け炉内では窒素ガスを放流することによ
り、酸素と置換している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ろう付け炉
内でろう付けを行う際に、熱交換器の外側部分は炉内の
低酸素雰囲気と接しているので、ろう付け性が良好であ
るが、熱交換器の内部では酸素と窒素ガスとが置換しに
くいので、酸素濃度が高くなる。そのため、アルミニウ
ム表面に酸化皮膜が生成されて、ろう付け性が悪化する
傾向にある。
【0005】特に、自動車のエンジン冷却用ラジエータ
のタンク内にオイルクーラを内蔵する場合のように、主
熱交換器の流体通路内に副熱交換器を内蔵するもので
は、主熱交換器の外部から副熱交換器内部に通じる通路
形態が複雑となるので、副熱交換器内部への窒素ガスの
流入が阻害される。そのため、副熱交換器内部における
酸素濃度が高くなって、ろう付け不良が発生しやすい。
【0006】このろう付け不良の低減のためにはフラッ
クス使用量を多くすることが考えられるが、フラックス
使用量を増加させると、主熱交換器および副熱交換器内
部通路でのフラックス残渣が増加して、流通抵抗の増加
を招く。この結果、内部通路の流体流量が減少し熱交換
性能を低下させる。本発明は上記点に鑑みてなされたも
ので、主熱交換器の流体通路内に副熱交換器を内蔵する
アルミニウム熱交換器の製造方法において、フラックス
使用量の増加なしで、副熱交換器部分でのろう付け性を
向上することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】主熱交換器(10)の流
体通路内に副熱交換器(20)を内蔵するアルミニウム
熱交換器では、その内部での酸素と窒素ガスとが置換し
にくくなって、ろう付け性が悪化するという点に着目し
て、請求項1〜3記載の発明では、主熱交換器(10)
および副熱交換器(20)を一体ろう付けする前に、予
め、副熱交換器(20)内に窒素ガスまたは不活性ガス
を充填しておき、その後に、窒素ガスまたは不活性ガス
の雰囲気中にて、非腐食性のフッ化物系フラックスを使
用して、熱交換器の一体ろう付けを行うようにしたもの
である。
【0008】これによれば、主熱交換器(10)内に内
蔵される副熱交換器(20)内部を確実に低酸素濃度の
状態にすることができ、その結果、主熱交換器(10)
の外側部分から副熱交換器(20)内部に至る熱交換器
全体を良好に接合できる。なお、上記各手段の括弧内の
符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関
係を示すものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明方法を適用する車両用
ラジエータ10を示しており、ラジエータ10は主熱交
換器をなすもので、オイルクーラ(副熱交換器)20を
内蔵する。ラジエータ10およびオイルクーラ20はと
もに周知のものであるので、その概要をまず説明する。
ラジエータ10はエンジン冷却水の入口側タンク部11
と出口側タンク部12とを有しており、入口側タンク部
11には車両エンジン(図示せず)からの高温の冷却水
が流入する入口パイプ13が設けられている。また、出
口側タンク部12には車両エンジンに冷却水を還流させ
る出口パイプ14が設けられている。
【0010】両タンク部11、12の間には熱交換用コ
ア部15が形成され、このコア部15は多数本並列配置
された断面偏平状の偏平チューブ16と、この偏平チュ
ーブ16相互の間に配置されたコルゲートフィン17
と、このコルゲートフィン17の積層方向(図1の上下
方向)の最外側部に配置されたサイドプレード18とか
ら構成されている。
【0011】入口パイプ13からのエンジン冷却水は入
口側タンク部11で多数本の偏平チューブ16に分配さ
れ、この偏平チューブ16を図1の左側から右側へ流れ
る。一方、コア部15に対しては、図示しない冷却ファ
ンにより矢印A方向に冷却空気(外気)が送風されるの
で、偏平チューブ16を左側から右側へと流れる間に、
エンジン冷却水はコルゲートフィン17を介して冷却空
気中に放熱して冷却される。
【0012】この冷却された冷却水は出口側タンク部1
2に流入して集合した後に、出口パイプ14から車両エ
ンジンに還流する。出口側タンク部12にはオイルクー
ラ20が内蔵されており、このオイルクーラ20は一般
に2重管式と称されているものであって、同心状に配置
された内側筒部20aと、この内側筒部20aの外周側
に所定間隔をおいて配置された外側筒部20bとらな
る。この両筒部20a、20bの間の環状空間は出口側
タンク部12内の空間から密封されてオイル通路を形成
するものである。この環状空間内部には、伝熱性能の向
上および強度の向上のために、インナーフィン(図示せ
ず)が環状に配置されている。
【0013】両筒部20a、20bの間の環状空間内に
オイルを循環させるために、外側筒部20bにはオイル
入口パイプ20c、オイル出口パイプ20dが配置され
ている。オイル入口パイプ20cから両筒部20a、2
0bの間の環状空間内に流入した高温のオイル(エンジ
ンオイル、自動変速機作動オイル等)は上記インナーフ
ィンおよび両筒部20a、20bの壁面を介して出口側
タンク部12内の冷却水と熱交換して冷却される。この
冷却後のオイルは出口パイプ20dから外部へ流出し
て、車両エンジン等に還流する。
【0014】ここで、ラジエータ10を流通するエンジ
ン冷却水が請求項1の第1流体であり、オイルクーラ2
0を流通するオイルが請求項1の第2流体である。次
に、上記した熱交換器の各部材はいずれもアルミニウム
合金で構成されており、その具体的材質を例示すると、
次の通りである。 タンク部11、12: 両面クラッド材→芯材:A3003 犠牲腐食材(水側の面):A7072 ろう材(空気側の面):A4045またはA4343 出入口パイプ13、14: 片面クラッド材→芯材:A3003 犠牲腐食材(水側の面):A7072 偏平チューブ16: 両面クラッド材(タンク部11、12と同一材料) コルゲートフィン17: ベア材→A3003+1重量%Zn 但し、両面クラッド材を用いる場合は、 芯材:A3003+1重量%Zn ろう材:A4045またはA4343 サイドプレード18: 片面クラッド材→芯材:A3003 ろう材:A4343 またはA4045 両筒部20a、20b: 両面クラッド材→芯材:A3003 犠牲腐食材(水側の面):A7072 ろう材(オイル側の面):A4045またはA4343 両筒部20a、20b内のインナーフィン: ベア材→A3003 オイル出入口パイプ20c、20d: 片面クラッド材→芯材:A3003 犠牲腐食材(水側の面):A7072 次に、本発明による製造方法の第1実施形態を工程順に
説明する。図1において説明した各部品を所定形状に加
工した後に、フラックス塗布を行う。ここで、フラック
スの材質は非腐食性のフッ化物系フラックス(KF・A
lF3 )であり、また、フラックス付着量は約1〜20
g/m2 である。
【0015】次に、フラックス塗布が湿式である場合は
フラックス乾燥工程を行う。乾燥温度は150°C〜2
00°Cで、乾燥時間は10分〜20分である。次に、
図1に示す熱交換器構造に各部品を組み立てる組立工程
を行う。この熱交換器組立体は適宜の治具を用いて、そ
の組立姿勢を保持する。次に、再度、熱交換器組立体に
対してフラックス塗布を行う。フラックスの材質、付着
量は上記と同じである。そして、フラックス塗布が湿式
である場合は上記と同じ乾燥工程を行う。
【0016】次に、オイルクーラ20のオイル出入口パ
イプ20c、20dのうち、いずれか一方、図1の例で
は、オイル出口パイプ20dにパイプ接続器(カプラ
ー)30を介して窒素(N2 )ガスの供給管31を接続
し、オイル出口パイプ20dを通してオイルクーラ20
の両筒部20a、20b間の環状空間内に窒素ガスを充
填する。この窒素ガスの充填によりオイルクーラ20内
部の酸素濃度を約200ppm程度まで低下させてお
く。
【0017】次に、熱交換器組立体をろう付け炉内に搬
入して一体ろう付けを行うのであるが、上記窒素ガスの
充填後、直ちにろう付けを行う場合は、オイルクーラ2
0内部に大気が流入して再び酸素濃度が上昇する恐れが
ないので、オイル出入口パイプ20c、20dに蓋をす
る必要はない。これに反し、上記窒素ガスの充填工程
後、暫く経過してから、ろう付けを行う場合はオイル出
入口パイプ20c、20dを一時的に蓋で閉じておき、
ろう付け炉内への搬入直前に蓋をオイル出入口パイプ2
0c、20dから取り外すのがよい。
【0018】図2は第1実施形態におけるろう付け炉4
0の概要を示すもので、前室41は炉外部の大気雰囲気
と炉内部の窒素ガス雰囲気とを分離するためのもので、
前室41の扉42を開放して、熱交換器組立体Rをまず
最初に前室41内に搬入する。次に、熱交換器組立体R
を予熱室43内に搬入し、予熱室43内のヒータにより
熱交換器組立体Rを予熱する。
【0019】次に、熱交換器組立体Rをろう付け室44
内に搬入して、ろう付け室44内のヒータにより熱交換
器組立体Rをそのろう付け温度(ろう材の融点)まで加
熱して、一体ろう付けを行う。ここで、ろう付け室44
内には、液体窒素タンク45から開閉弁46aを持つ供
給管46を経て窒素ガスが流入しているので、ろう付け
室44内は窒素ガスの雰囲気中に維持されており、熱交
換器組立体Rの外側部分は炉内の低酸素雰囲気と接して
いる。
【0020】また、ろう付け室44内の窒素ガスが流入
しにくい熱交換器組立体R内のオイルクーラ(副熱交換
器)20の内部には予め窒素ガスが充填してあるので、
オイルクーラ20の内部も低酸素雰囲気となっている。
その結果、熱交換器組立体Rの外側部分のみならず、内
部でもアルミニウム表面における酸化皮膜の生成を抑制
して、非腐食性のフッ化物系フラックスを使用したろう
付け法により、熱交換器組立体Rの全体を良好に接合で
きる。
【0021】なお、具体的なろう付け条件としては、ろ
う付け温度:600°C、ろう付け時間:約5分、窒素
ガス雰囲気の酸素濃度:100ppm以下、窒素ガス雰
囲気の露点:−40°C以下、窒素ガス雰囲気の圧力:
大気圧である。ろう付け時に、熱交換器組立体Rのオイ
ルクーラ20内部の酸素濃度は、ろう付け室44内の酸
素濃度が100ppm以下であるため、この影響を受け
て、100ppm程度まで下がる。
【0022】ろう付け室44でろう付けを終えると、熱
交換器組立体Rは次に水冷ジャケットを持つ徐冷室47
に搬入され、ここで、徐冷される。その後に、熱交換器
組立体Rは大気雰囲気と窒素ガス雰囲気とを分離する後
室48内に搬入され、この後室48の扉49を開放し
て、ろう付け炉40の外部に取り出される。以上によ
り、熱交換器の製造を完了できる。
【0023】なお、図2において、破線で示す仕切り部
50は、上記各室40、43、44、47、48相互を
扉なしで常に連通しているので、これらの各室はいずれ
も窒素ガス雰囲気になっている。次に、本発明の第2実
施形態を説明すると、図3は第2実施形態によるろう付
け炉40を示しており、図2と同等部分には同一符号が
付してある。図3において、前室41には真空ポンプ5
1が配管52を介して連結されている。前室41は炉外
部との間の連通部に扉42を設けるとともに、予熱室4
3との間の連通部にも扉42aを設けている。さらに、
液体窒素タンク45から窒素ガスが供給される供給管4
6と並列に供給管460を設け、この供給管460から
窒素ガスを前室41に直接供給するようにしてある。供
給管460には開閉弁460aが設けてある。
【0024】前述の第1実施形態では、熱交換器組立体
Rをろう付け炉40内に搬入する前に、オイルクーラ2
0のオイル出入口パイプ20c、20dのいずれか一方
を通してオイルクーラ20内に窒素ガスを充填する「窒
素ガス充填工程」を設けているが、第2実施形態では、
このような、ろう付け炉搬入前における「窒素ガス充填
工程」を廃止している。
【0025】そこで、第2実施形態では、熱交換器組立
体Rをろう付け炉40の前室41内に搬入した際に、オ
イルクーラ20内に窒素ガスを充填するようにしてい
る。すなわち、第2実施形態では、熱交換器組立体Rを
前室41内に搬入した後に、扉42、42aを閉じて、
前室41を密封状態とし、真空ポンプ51を作動させ
る。この真空ポンプ42の作動により0.1Torr程
度に前室40内を真空引きする。これにより、前室41
内および熱交換器組立体R内部の大気、水分等を外部へ
排出でき、前室41は真空置換室となる。
【0026】そして、この真空引き終了後に、液体窒素
タンク43から開閉弁460aを有する供給パイプ46
0を経て前室41内に窒素ガスを充填する。これによ
り、前室40内を大気圧程度まで復圧する。ここで、前
室41内の酸素濃度は約50ppm程度であり、熱交換
器組立体Rのオイルクーラ20内部の酸素濃度も同程度
となる。
【0027】次に、熱交換器組立体Rを予熱室46内に
搬入して予熱した後に、熱交換器組立体Rをろう付け室
44内に搬入して、熱交換器組立体Rの一体ろう付けを
行う。ここで、ろう付け条件は、第1実施形態の前述の
ものと同じであり、熱交換器組立体Rのオイルクーラ2
0内部も予め低酸素濃度の状態にしてあるので、熱交換
器組立体Rの全体を良好に接合できる。
【0028】そして、ろう付け完了後に、熱交換器組立
体Rは徐冷室47、後室48を経由してろう付け炉40
の外部に取り出される。なお、上述の第1、第2実施形
態では、非腐食性のフッ化物系フラックスとして、KF
・AlF3 を使用しているが、これの他に、セシウム系
のCsF・AlF3 (・KF)を使用できる。また、こ
のセシウム系のフラックスと、KF・AlF3 フラック
スとの混合物を使用してもよい。
【0029】また、上述の第1、第2実施形態では、オ
イルクーラ20を内蔵するラジエータ10をろう付けす
る場合について説明したが、本発明は、主熱交換器の流
体通路内に副熱交換器を内蔵するアルミニウム熱交換器
一般に広く適用できることはもちろんである。また、上
述の第1、第2実施形態では、熱交換器組立体Rの周囲
を低酸素濃度の状態とするために、窒素ガスを使用して
いるが、アルゴン等の不活性ガスを使用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用する自動車用ラジエータを例
示する一部破断斜視図である。
【図2】本発明方法の第1実施形態に用いるろう付け炉
の概要を示す断面図である。
【図3】本発明方法の第2実施形態に用いるろう付け炉
の概要を示す断面図である。
【符号の説明】
10…ラジエータ(主熱交換器)、20…オイルクーラ
(副熱交換器)、40…ろう付け炉、41…前室、44
…ろう付け室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 保利 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 内川 章 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主熱交換器(10)と、この主熱交換器
    (10)の流体通路内に内蔵された副熱交換器(20)
    とを備え、 前記主熱交換器(10)の流体通路内を流れる第1流体
    と前記副熱交換器(20)の流体通路内を流れる第2流
    体とを熱交換するアルミニウム熱交換器に適用され、 窒素ガスまたは不活性ガスの雰囲気中にて、非腐食性の
    フッ化物系フラックスを使用して、前記主熱交換器(1
    0)および前記副熱交換器(20)を一体ろう付けする
    製造方法において、 前記主熱交換器(10)および前記副熱交換器(20)
    の組付を終えた後に、前記副熱交換器(20)内部に窒
    素ガスまたは不活性ガスを充填し、 しかるのちに、前記主熱交換器(10)および前記副熱
    交換器(20)を一体ろう付けすることを特徴とするア
    ルミニウム熱交換器の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記副熱交換器(20)は前記第2流体
    を出入りさせる出入口(20c、20d)を有し、この
    出入口(20c、20d)を通して前記窒素ガスまたは
    不活性ガスを前記副熱交換器(20)内に充填し、 その後、前記主熱交換器(10)および前記副熱交換器
    (20)の組付体(R)をろう付け炉(40)内に搬送
    して、前記一体ろう付けを行うことを特徴とする請求項
    1に記載のアルミニウム熱交換器の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記主熱交換器(10)および前記副熱
    交換器(20)の組付を終えた後に、この両熱交換器の
    組付体(R)をろう付け炉(40)の前室(41)に搬
    入し、 この前室(41)を真空引きした後にこの前室(41)
    内に窒素ガスまたは不活性ガスを充填して、前記副熱交
    換器(20)内部にも窒素ガスまたは不活性ガスを充填
    し、 しかるのちに、前記組付体(R)を前記ろう付け炉(4
    0)のろう付け室(44)に搬入して、前記一体ろう付
    けを行うことを特徴とする請求項1に記載のアルミニウ
    ム熱交換器の製造方法。
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Cited By (3)

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