JPH10277254A - 遊技媒体容器 - Google Patents

遊技媒体容器

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JPH10277254A
JPH10277254A JP8379897A JP8379897A JPH10277254A JP H10277254 A JPH10277254 A JP H10277254A JP 8379897 A JP8379897 A JP 8379897A JP 8379897 A JP8379897 A JP 8379897A JP H10277254 A JPH10277254 A JP H10277254A
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JP
Japan
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game medium
medium
game
space
container
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JP8379897A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Masayuki Tsurumi
正行 鶴見
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一旦収容した遊技媒体を遊技者が容易に取り
出せないようにすることができる遊技媒体容器を提供す
る。 【解決手段】 遊技媒体1001を収容するための媒体
収容空間1402を包囲部材1410により構成して、
遊技媒体が導入可能であって、かつ、媒体収容空間14
02に収容される遊技媒体の排出を阻止することができ
る一方向連通部1420と、開閉状態が制御部1431
に制御される開閉連通部1430とを包囲部材1410
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技媒体容器に係
り、特に、収容する遊技媒体の排出を制限することがで
きる遊技媒体容器に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技場に設置された遊技機、例えば、パ
チンコ機には、遊技の実行に伴って払い出される遊技媒
体(パチンコの場合、パチンコ玉)を一時的に保持する
ため、および、遊技機に遊技媒体を取り込むための、玉
皿と称される遊技媒体保持用のトレーが設けられてい
る。ところが、多くの遊技媒体を遊技の結果として獲得
した場合、玉皿が収容できる媒体の量が限られているた
め、遊技媒体がオーバーフローすることが起こり得る。
また、遊技を終了した際に、玉皿に残った遊技媒体を、
遊技媒体の個数を計数する計数機まで運ぶ必要がある。
そのため、玉皿に保持されている遊技媒体を格納するた
めの容器として、玉箱と称される遊技媒体容器が用いら
れている。
【0003】従来用いられている、この種の遊技媒体容
器としては、例えば、図21に示すようなものがある。
すなわち、従来の遊技媒体容器は、例えば、合成樹脂製
の包囲部材1410により、箱型形状に形成されてい
る。この遊技媒体容器は、図21に示すように、その上
面部分が、覆いが全くない、開口状態に形成されてい
る。この上面の開口1401は、遊技媒体の出し入れに
用いられる。
【0004】この種の遊技媒体容器は、上述したよう
に、玉皿からオーバーフローされるにおける遊技媒体を
収容するためと、遊技媒体の搬送のためとに用いられて
いた。従って、これらの用途に用いられる限りにおいて
は、図21に示す形態は、十分機能していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、遊技
場では、顧客を引き付けるための手段として、種々の試
みが検討されている。その1つとして、本発明者らは、
遊技者が獲得した遊技媒体と景品との交換単価(遊技媒
体の引き取り単価)を、種々の事情、例えば、遊技機の
種類、遊技の難易度、遊技場内での遊技機の配置、重要
な顧客であるかどうか等に応じて変えることを検討して
いる。例えば、同じ遊技場内に、賞が出易いが交換単価
が低く設定される第1の遊技機群と、賞は出難いが交換
単価が高く設定される第2の遊技機群とを混在させるこ
とがあり得る。
【0006】ところが、この場合、第1の遊技機群に属
する遊技機において遊技することによって獲得した遊技
媒体を用いて、第2の遊技機群に属する遊技機で遊技す
ることが起こり得る。しかし、上述した高い交換単価の
設定は、各遊技機で獲得した遊技媒体が他の遊技機での
遊技に流用されずに、そのまま景品交換されることを前
提としている。特に、低い交換単価を設定した遊技媒体
で獲得した遊技媒体を、交換単価を高く設定した遊技機
での遊技に流用されないことを前提としている。従っ
て、このような状況での遊技媒体の流用がなされると、
遊技場にとって損害が発生することが予想される。そこ
で、遊技によって獲得した遊技媒体を流用する行為を阻
止するため、何らかの対策を講ずる必要がある。
【0007】本発明者らの検討によれば、上記のような
事態が生じないようにするためには、一旦収容した遊技
媒体を遊技者が容易に取り出せないようにすることが、
少なくとも必要である。しかし、従来の遊技場では、こ
れらの対策については、何ら考慮されていなかった。
【0008】本発明の目的は、一旦収容した遊技媒体を
遊技者が容易に取り出せないようにすることができる遊
技媒体容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によれば、遊技媒体を収容する
ための媒体収容空間を構成する包囲部材を有し、上記包
囲部材は、遊技媒体容器の外部と、上記媒体収容空間と
を連通する連通部を有し、上記連通部は、外部から媒体
収容空間に遊技媒体が通過可能であり、かつ、媒体収容
空間に収容されている遊技媒体が外部に通過することを
阻止可能である一方向性を有することを特徴とする遊技
媒体容器が提供される。
【0010】本発明の第2の態様によれば、遊技媒体を
収容するための媒体収容空間を構成する包囲部材を有
し、上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部空間と、上記
媒体収容空間とを連通する連通部を有し、上記連通部
は、当該連通部における遊技媒体の通過方向を制限する
ための通過制限機構を有し、上記通過制限機構は、媒体
収容空間から外部空間に遊技媒体が通過することを阻止
可能な制限状態と、媒体収容空間から外部空間に遊技媒
体が通過可能とする解除状態とを排他的に選択可能であ
ることを特徴とする遊技媒体容器が提供される。
【0011】本発明の第3の態様によれば、遊技媒体を
収容するための媒体収容空間を構成する包囲部材を有
し、上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部と、上記媒体
収容空間とを連通する第1種の連通部および第2種の連
通部を有し、上記第1種の連通部は、外部から媒体収容
空間に遊技媒体が通過可能であり、かつ、媒体収容空間
に収容されている遊技媒体が外部に通過することを阻止
可能である一方向性を有し、上記第2種の連通部は、媒
体収容空間に収容される遊技媒体が外部に通過可能な開
状態と、遊技媒体の通過を阻止可能である閉状態との2
状態を排他的に選択可能であることを特徴とする遊技媒
体容器が提供される。
【0012】本発明の第4の態様によれば、遊技媒体を
収容するための媒体収容空間を構成する包囲部材を有
し、上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部と、上記媒体
収容空間とを連通する連通部を有し、上記連通部は、外
部から媒体収容空間に遊技媒体が通過可能であり、か
つ、媒体収容空間に収容されている遊技媒体が外部に通
過することを阻止可能である一方向状態と、媒体収容空
間に収容されている遊技媒体が外部に通過可能である開
状態との2状態を排他的に選択可能に有することを特徴
とする遊技媒体容器が提供される。
【0013】本発明の第5の態様によれば、遊技媒体を
収容するための媒体収容空間を構成する包囲部材を有
し、上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部から媒体収容
空間に遊技媒体を受け入れるための第1種の連通部と、
上記媒体収容空間に収容されている遊技媒体を外部に排
出するための第2種の連通部とを有することを特徴とす
る遊技媒体容器が提供される。
【0014】本発明の第6の態様によれば、遊技媒体を
収容するための媒体収容空間を構成する包囲部材を有
し、上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部と、上記媒体
収容空間とを連通する連通部を有し、上記連通部は、外
部から媒体収容空間に遊技媒体を導入し、かつ、媒体収
容空間に遊技媒体を保持可能な一方向状態に常時あり、
かつ、媒体収容空間に収容されている遊技媒体を排出可
能な開状態に、外部から支持を受けたとき遷移可能であ
ることを特徴とする遊技媒体容器が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態について説明する。
【0016】図1から図17を参照して、本発明の第1
の実施の形態について説明する。本実施の形態における
遊技媒体容器は、遊技媒体を収容するための媒体収容空
間が包囲部材により形成され、上記媒体収容空間に遊技
媒体を導入するための第1種の連通部と、上記媒体収容
空間から遊技媒体を排出するための第2種の連通部とが
それぞれ上記包囲部材に構成される。
【0017】図1において、遊技媒体容器1400は、
遊技媒体1001を収容するための媒体収容空間140
2を構成する包囲部材1410により容器本体が構成さ
れる。包囲部材1410は、媒体収容空間1402を閉
じる形状に形成される。上記包囲部材1410には、上
記媒体収容空間1402と、その外部とを連通させるた
めの第1種の連通部1420および第2種の連通部14
30が形成される。
【0018】上記第1種の連通部1420は、遊技媒体
1001を媒体収容空間1402に導入するための一方
向連通部である。すなわち、第1種の連通部1420
は、遊技媒体1001の通過を、外部から媒体収容空間
1402に向かう方向に制限する一方向性を有する。こ
の一方向性とは、外部から媒体収容空間1402に、遊
技媒体1001が通過可能であって、かつ、媒体収容空
間に収容されている遊技媒体1001が外部に通過する
ことを阻止することができることである。
【0019】上記第2種の連通部1430は、遊技媒体
1401を媒体収容空間1402に常時保持し、かつ、
外部からの指示に応じて、媒体収容空間1402に収容
されている遊技媒体1001を排出するための、開閉連
通部である。第2種の連通部1430は、その連通状態
を制御するための制御部1431を有する。そして、制
御部1431は、遊技媒体1001が通過可能な開状態
と、遊技媒体1001の通過が実質的に阻止される閉状
態とが排他的に実現されるように連通状態を制御する。
【0020】図2を参照して、本実施の形態の遊技媒体
容器1400の構成の概略について説明する。図2にお
いて、遊技媒体容器1400は、遊技媒体1001を収
容するための媒体収容空間1402を構成する包囲部材
1410により容器本体が構成される。包囲部材141
0は、媒体収容空間1402を閉じる形状に形成され、
例えば、上部部材1415、底部部材1416、およ
び、側部部材1417を有して構成される。
【0021】媒体収容空間1402と、その外部とを連
通させるための、上記第1種の連通部1420および第
2種の連通部1430が、上記包囲部材1410の一部
に形成される。第1種の連通部1420は、遊技媒体1
001を媒体収容空間1402に導入するためのもので
あり、第2種の連通部1430は、媒体収容空間140
2に収容されている遊技媒体1001を排出するための
ものである。
【0022】ここで、上記第1種の連通部1420は、
外部から遊技媒体1001を導入可能な部位に設けられ
ればよく、例えば、上部部材1415に形成される。遊
技媒体1001が導入される形態によっては、側部部材
1417に設けてもよい。
【0023】同様に、第2種の連通部1430は、媒体
収容空間1402に収容されている遊技媒体1001を
外部に排出可能な部位に設けられればよく、例えば、下
部部材1416に形成される。遊技媒体1001を排出
する際の、遊技媒体容器1400の姿勢によっては、側
部部材1417に設けてもよい。
【0024】図2に示す遊技媒体容器1400では、第
1種の連通部1420が上部部材1415に1つ形成さ
れ、第2種の連通部1430が下部部材1416に1つ
形成されているが、これらの連通部1420、1430
が形成される数はこれに限らず、上記第1種の連通部1
420、および、第2種の連通部1430は、それぞれ
複数形成されてもよい。
【0025】上記第1種の連通部1420は、遊技媒体
1001の通過を、外部から媒体収容空間1402に向
かう方向に制限する一方向性を有するように構成され
る。そして、上記第2種の連通部1430は、遊技媒体
1001が通過可能な開状態と、遊技媒体1001の通
過が実質的に阻止される閉状態とを排他的に選択するこ
とができるように構成される。従って、遊技媒体100
1を媒体収容空間1402に保持可能にすること、およ
び、媒体収容空間1402に収容されている遊技媒体1
001が外部に排出可能にすることを、第2種の連通部
1430を上記閉状態とすること、および、第2種の連
通部1430を上記開状態とすることによりそれぞれ実
現することができる。
【0026】以下に、上記遊技媒体容器1400の各部
の詳細について説明する。
【0027】先ず、図2から図6を参照して、上記包囲
部材1410の態様の詳細について説明する。ここでの
説明では、概略6面体形状に形成されて媒体収容空間1
420を構成する包囲部材1410について説明する
が、包囲部材1410の形状は、閉じた媒体収容空間1
420を構成できればよく、これに限らない。例えば、
角筒状、角錐台状などの形状に包囲部材1410を形成
してもよい。
【0028】図3において、側部部材1417は、媒体
収容空間1420を四方から囲む。そして、その上部に
は、枠部1418が設けられている。この枠部1418
は、側部部材1417の上部を外側に折り返した構造と
なっている。また、枠部1418の長手方向の両端に
は、持ち手1419がそれぞれ設けられている。枠部1
418は、側部部材1416と一体に設けることができ
る。枠部1418は、遊技媒体容器1400自体の構造
的強度を向上させると共に、その長手方向の両端に設け
られた持ち手1419で、当該遊技媒体容器1400が
持ち上げられた時、内部の遊技媒体の重量に耐えて、当
該遊技媒体容器1400を支持できる強度を保持してい
る。
【0029】側部部材1417は、上部部材1415
が、枠部1418の最上部より少し下部側に後退した位
置に設けられる。これにより、上部部材1412の上方
に、枠部1418で囲まれる空間(上部空間1404)
が形成される。一方、側部部材1417は、それを囲む
外周の断面積が、上部1417a側で広く、下部141
7b側で狭くなるように、わずかにテーパを持たせて形
成される。このテーパは、上記上部空間1404に側部
部材1417の下部側1417bが嵌まり込むことがで
きるように設定される。
【0030】遊技媒体容器1400をこのような構造と
することにより、複数の容器1400を、順次積み重ね
ることが容易となる。すなわち、図4に示すように、遊
技媒体容器1400を積み重ねた場合に、上部部材14
15の上に、側部部材1417の下端1417bが載る
ので、遊技媒体1001の収容状態の如何によらず、安
定に、かつ、傾かずに置くことができる。また、複数の
遊技媒体容器1400を積み重ねる際、相対的に上に位
置する遊技媒体容器1400の側部部材1417の下端
1417bを、その下側に位置する遊技媒体容器の上部
空間1404に嵌合させることができて、上に位置する
遊技媒体容器1400の横ずれを防止することができ
る。なお、図4では、連通部は省略して描かれている。
【0031】これに対して、図5に示すように、仮に、
遊技媒体容器1400の上部が開放されている場合に
は、側部部材1417の下端1417bまたは底部部材
1416が、遊技媒体容器1400内に収容されている
遊技媒体1001の群の上に直接載る状態となる。その
ため、遊技媒体1001の収容状態に応じて、上に載る
容器1400が傾いたり、不安定な状態で置かれる状態
となり得る。本実施形態では、上部部材1415が存在
するため、上述したように、安定に、かつ、傾かずに、
遊技媒体容器1400の積み重ねが行える。
【0032】なお、遊技媒体容器1400の上部が開放
されている場合には、遊技媒体1001が収容されてい
ない遊技媒体容器1400が積み重ねられる場合であっ
ても、図6に示すように、上に載る容器1400が傾い
たり、不安定な状態で置かれる状態となり得る。
【0033】上記包囲部材1410を構成する各部材
は、材質は、特に問わないが、例えば、合成樹脂材で形
成することができる。合成樹脂材を用いると、軽量であ
り、かつ、安価に製造でき、しかも、製造が容易であ
る。これらの部材は、その全部または一部を一体的に形
成してもよい。
【0034】包囲部材1410は、遊技媒体容器140
0の形を決めるものであると共に、遊技媒体1001
を、媒体収容空間1402に保持する機能を持つ。従っ
て、一般的には、板状の部材で構成される。この板状の
部材には、遊技媒体1001が通過させないことを条件
に、貫通孔が設けられていてもよい。
【0035】次に、図9から図11を参照して、貫通孔
を有して形成される包囲部材1410について説明す
る。なお、これらの図面では、連通部は省略して描かれ
ている。
【0036】貫通孔としては、例えば、図9に示される
スリット1416s、図10に示される孔1416c等
がある。また、図11に示すように、この貫通孔を設け
た包囲部材1410として、同じ条件の下に、メッシュ
状の部材1416mを用いることができる。なお、貫通
孔を設けること(メッシュ状の部材1416mを用いる
場合を含む)は、図2に示す上部部材1415以外の面
を構成する部材についてすることがよい。特に、底部部
材1416とすることが好ましい。上部部材1415
に、貫通孔を設けないようにすることによって、塵埃、
特に、たばこの灰が、媒体収容空間1402内に侵入し
難くすることができる。一方、底部部材1416に、貫
通孔を設けることにより、侵入した塵埃の排出を容易に
して、媒体収容空間1402内に塵埃が溜まりにくい構
造とすることができる。また、洗浄剤を用いて内部を洗
浄する際に、洗浄剤の導入および排出が容易に、かつ、
速やかに行うことが可能になる。これによって、遊技媒
体容器1400を洗浄するための作業が簡易になる。洗
浄剤としては、例えば、水や洗剤など、または、研磨用
の粉体などを用いることができる。
【0037】次に、図2、図3、図7、および、図8を
参照して、上記第1種の連通部1420について詳細に
説明する。
【0038】第1種の連通部の説明に先だって、図7お
よび図8を参照して、本発明の遊技媒体容器が遊技場で
用いられる様子について説明する。
【0039】遊技場では、一般に、複数台の遊技機と、
複数台の遊技媒体貸出機とが、いわゆる遊技島を構成し
ている。通常は、その遊技島が、複数、設置されてい
る。また、島に配置される遊技機としては、遊び方が異
なるもの、賞の出方が異なるもの等の種々の形式の遊技
機が用いられる。図7は、その遊技島の一部を示す。
【0040】図7に示すように、遊技島においては、通
常、複数台の遊技機1100で構成される遊技機列と、
この遊技機列の各遊技機1100の間に配置される遊技
媒体貸出機1200とが天板1010上に設置されて、
全体として遊技島を構成している。なお、図7では、遊
技機列を1列のみ示している。このような1列に並べら
れた遊技機列を有する構造の遊技島の他に、2台の遊技
機を背中合わせにした状態で並べ、全体で2列の遊技機
列を有する構造の遊技島が存在する。遊技場では、それ
ぞれのレイアウトに応じて、これらの遊技島を適宜配置
している。
【0041】図7に示す遊技機1100は、パチンコ機
である。この遊技機1100の場合、その前面下方に、
遊技の実行に用いられる遊技媒体を保持すると共に、当
該遊技機が賞として排出する遊技媒体を一時保持するた
めの第1の遊技媒体保持部(上側に設けられる玉皿。以
下、上皿という。)1161、および、遊技媒体保持部
1161からフローされた遊技媒体の受け皿となる第2
の遊技媒体保持部1162(下側に設けられる玉皿。以
下、下皿という。)が設けられている。
【0042】上記上皿1161には、賞として遊技媒体
1001が払い出される賞媒体出口1161aと、いず
れも図示していないが、保持している遊技媒体1001
を排出するための開口(上皿排球開口)と、その開口を
開閉するためのシャッタと、シャッタを操作するための
操作部(上皿玉抜きレバー)と、保持している遊技媒体
1001が保持可能な量を越えたときに、遊技媒体10
01を上記下皿1162にフローさせるためのフロー経
路とが設けられている。
【0043】上記下皿1162には、上記フロー経路か
ら遊技媒体がフローされる1162aと、いずれも図示
していないが、保持している遊技媒体1001を排出す
るための開口(下皿排球開口)と、その開口を開閉する
ためのシャッタと、シャッタを操作するための操作部
(下皿玉抜きレバー)とが設けられている。また、この
遊技機では、下皿1162に灰皿1162bが設けられ
ている。
【0044】上記下皿1162の下方は、天板1010
との間に、遊技媒体容器1400を配置することができ
るように、空き空間となっている。図8に、上記空き空
間に遊技媒体容器1400が配置された状態を示す。上
記下皿1162に設けられている開口(下皿排球開口)
と、遊技媒体容器1400の上部の開口1401とが対
応する相対位置関係になるように、遊技媒体容器140
0を配置することができる。
【0045】図7に示す遊技媒体貸出機1200は、そ
の本体の前面に、紙幣投入口1222、コイン投入口1
224、遊技媒体排出部1240、および、識別子12
10を有する。紙幣投入口1222およびコイン投入口
1224は、それぞれ紙幣およびコインを投入するため
の開口である。この部分から、紙幣またはコインを投入
して、予め定められた賃借単価で、遊技媒体の貸し出し
を受ける。なお、これらの他に、また、これらの両者ま
たは一方に代えて、カード挿入器を設けてもよい。その
ようにすれば、プリペイドカード、クレジットカード等
が使用可能となる。遊技媒体排出部1240は、貸し出
される遊技媒体1001を、遊技媒体貸出機1200か
ら排出する。この遊技媒体排出部1240は、遊技媒体
案内管1241を有する。この遊技媒体案内管1241
は、その先端の開口1242が、遊技媒体1001を投
入すべき上皿1160の上方に位置するように設定され
ている。従って、遊技媒体貸出機1200から貸し出さ
れる遊技媒体1001は、対応する上皿1161に排出
される。
【0046】次に、図8を参照して、上述のような遊技
場のレイアウトに適用される本実施の形態の遊技媒体容
器について説明する。
【0047】第1種の連通部1420は、上述したよう
に、例えば、上部部材1415に設けられる。この第1
種の連通部1420は、図8に示すように、技媒体容器
1400を遊技機1100の上皿1161の下方の天板
1010に載置した場合に、下皿1162の遊技媒体1
001を排出するための開口(下皿排球開口)と連通し
て、下皿1162から、それに保持されている遊技媒体
1001を受け取ることができる位置に設けられる。な
お、第1種の連通部1420は、上記開口と連通して、
遊技媒体1001を受け取ることができる位置に設けら
れればよい。そのため、そのような位置であれば、それ
が設けられる位置は、上部部材1415に限られない。
また、下皿1162の遊技媒体1001を排出するため
の開口が複数箇所に存在する場合には、連通部1420
も、それに対応させて、複数箇所に設けることができ
る。
【0048】そして、遊技媒体容器1400が上記天板
1010上に載置される際に、複数の置き方が可能であ
れば、それぞれの置き方に対応する第1種の連通部14
20を設けることができる。例えば、図2に示す遊技媒
体1400は、水平面内で、半回転した状態でも同様に
載置することができる。従って、この対称性に応じて、
互いに対称な位置に、それぞれ第1種の連通部1420
を設けることができる。
【0049】第1種の連通部1420の機能の1つは、
遊技媒体1001を通過させることにある。このため、
第1種の連通部1420は、遊技媒体1001が通過可
能な断面形状の開口を形成する構造とする。開口の断面
形状は、遊技媒体1001が通過できればよく、例え
ば、円形、多角形、方形、三角形等が可能である。ま
た、大きさは、遊技媒体1001が単独で通過できる大
きさのみならず、複数個が同時に通過できる大きさであ
ってもよい。
【0050】第1種の連通部1420の全体の大きさ
は、上記下皿1162の開口(下皿排球開口)に対応す
る部位を少なくとも含む大きさとすることができる。こ
れによって、上記下皿1162の下皿排球開口から排出
された遊技媒体1001が円滑に媒体収容空間1402
に導入される。また、第1種の連通部1420の全体の
大きさを、上記下皿1162に対応する部位よりも小さ
く形成することができる。これにより、遊技中に塵埃、
例えば、遊技者が喫煙する際の煙草の灰が侵入すること
が、より確実に防止される。
【0051】上記下皿1162に、灰皿1162bが設
けられている場合には、第1種の連通部1420の全体
の大きさを、上記下皿1162よりも少なくとも小さく
形成することは、特に効果的である。すなわち、このよ
うな遊技機1100の場合は、遊技者が、灰を灰皿11
62bに捨てる際に、その灰の一部が遊技媒体容器14
00に降りかかり易い。さらに、遊技媒体容器1400
が交換される際に、灰皿1162bが反転するなどし
て、灰皿1162bに捨てられている煙草の吸殻、灰等
が、遊技媒体容器1400に降りかかることがある。従
って、媒体収容空間1402に、第1種の連通部142
0を下皿1162よりも小さく形成することは、上記の
ように降りかかる灰が侵入することを防止する効果が顕
著となる。
【0052】上記第1種の連通部1420は、例えば、
図2に示す部位に構成することができる。
【0053】一方、第1種の連通部1420の他の機能
の一つは、遊技媒体容器1400の媒体収容空間140
2からの遊技者による遊技媒体1001の取り出しを阻
止することにある。この観点から、第1種の連通部14
20は、外部から媒体収容空間1402に遊技媒体10
01を導入させることが可能であり、かつ、媒体収容空
間1402に収容されている遊技媒体1001が容易に
取り出されることを阻止するために、一方向性を有する
ように構成される。すなわち、第1種の連通部1420
は、外部から媒体収容空間1402に遊技媒体1001
の通過を許し、媒体収容空間1402から外部に向かう
遊技媒体1001の通過を阻止することができるように
構成される。第1種の連通部1420を一方向性に構成
する目的のためには、例えば、第1種の連通部1420
に逆行阻止機構を設けること、第1種の連通部1420
を屈曲通路構造とすること、第1種の連通部1420の
通路の中途に、そこに保持される遊技媒体により、遊技
媒体の通過が制限される陥入部を形成することなどがで
きる。
【0054】以下に、第1種の連通部における一方向性
を実現するための構成について説明する。
【0055】先ず、図3を参照して、逆行阻止機構が設
けられた第1種の連通部について説明する。
【0056】図3において、逆行阻止機構は、通過制限
部材1425を有して構成される。通過制限部材142
5は、第1種の連通部1420の開口の媒体収容空間1
402側に設けられ、上部部材1415に対する姿勢を
変位可能に支持されている。
【0057】そして、遊技媒体1001が外部から媒体
収容空間1402に向かって第1種の連通部1420を
通過しようとするとき、これに伴い、通過制限部材14
25は媒体収容空間1402側に変位し、遊技媒体10
01の通過を可能にする。
【0058】一方、遊技媒体1001が媒体収容空間1
402から外部に向かって通過しようとするときは、上
部部材1415に当接するように変位して、上部部材1
415と共に、上記第1種の連通部1420における遊
技媒体1001の通過を実質的に阻止する。
【0059】次に、図12を参照して、屈曲通路構造を
有する第1種の連通部について説明する。
【0060】図12において、遊技媒体容器1400
は、上部部材1415の媒体収容空間1402側に設け
られた、通路隔壁12を有して構成される。上部部材1
415は、上記遊技媒体容器1400の一側部の端に、
貫通孔11aを有する形状に構成される。また、上記通
路隔壁12は、上記遊技媒体容器1400の上記貫通孔
11aが形成される反対側の側部の端に、貫通孔11b
を有する形状に構成される。
【0061】上記上部部材1415は、その上側の面1
0aが、貫通孔11aの側が低くなるように傾斜し、か
つ、その下側の面10bが、貫通孔11aの側が高くな
るように傾斜する形状に形成される。また、上記通路隔
壁12は、その上側の面12aが、貫通孔11bの側が
低くなるように傾斜し、かつ、その下側の面12bが、
貫通孔11bの側が高くなるように傾斜する形状に形成
される。
【0062】このようにして、上部部材1415と、通
路隔壁12とに挟まれる空間によって、一方向通路14
22が構成される。そして、上部部材1415の貫通孔
11aと、通路隔壁12の貫通孔11bとが、一方向通
路1422の2つの開口11a、11bとなる。
【0063】遊技媒体容器1400の上部に遊技媒体1
001が送られると、遊技媒体1001は、上部隔壁1
0の面10aを低い方向へ転がり、貫通孔11aに向か
う。そして、貫通孔11aから一方向通路1422へ入
り、通路隔壁12の面12aを、低い方向へ転がり、貫
通孔11bに向かう。そして、遊技媒体容器1400の
内部空間1402に収容される。
【0064】一方、遊技媒体容器1400を貫通孔11
aの側を高くするように傾けた状態では、遊技媒体10
01は、貫通孔11bの側に移動する。しかし、上部隔
壁1415に遮られて、遊技媒体容器1400から排出
されない。他方、遊技媒体容器1400を貫通孔11b
の側を高くするように傾けた状態では、遊技媒体100
1は、貫通孔11aの側に移動する。しかし、通路隔壁
12に遮られて、遊技媒体容器1400から排出されな
い。
【0065】このようにして、遊技媒体1001は、一
方向通路1422により、内部空間110に導入され、
かつ、そこから排出されることが防止される。
【0066】なお、遊技を実行する遊技機に用いられる
状態が終了し、媒体収容空間1404に収容される遊技
媒体1001を、計数器などに移すために排出する場合
には、遊技媒体容器1400を、倒置することによっ
て、遊技媒体1001を取り出すことができる。すなわ
ち、遊技媒体容器1400が倒置される状態では、遊技
媒体1001は、通路隔壁12の面12bを低い方向へ
転がり、貫通孔11bに向かう。そして、貫通孔11b
から通路1422へ入り、上部部材1415の面11b
を、低い方向へ転がり、貫通孔11aに向かう。そし
て、遊技媒体容器1400の媒体収容空間1402から
排出される。従って、図12に示すような屈曲通路構造
が設けられる場合には、第2種の連通部を省略しても、
媒体収容空間に収容される遊技媒体の排出を行うことが
可能である。
【0067】次に、図13を参照して、爪止め機構を有
する第1種の連通部について説明する。
【0068】図13において、第1種の連通部1420
は、上部部材1415に設けられ、爪止め機構20を格
納するための保護部材24、25と、側部部材1417
との間の空間を、通路1421として構成される。保護
部材25は、上記通路1421が、媒体収容空間140
2の外側に向かって拡開する形状に形成される。これに
よって、外部から遊技媒体1001が与えられるとき、
円滑に通路1421に導くことができる。
【0069】上記爪止め機構20は、爪部材21と、爪
部材21を回動可能に支持するための軸部材22と、上
記爪部材21が上記通路1421に突出する状態に、爪
部材21の姿勢を安定させるためのバネ部材23とを有
して構成される。
【0070】上記爪部材21は、通路1421に突出し
た状態で、外部空間から媒体収容空間1402に向かっ
て通路幅を狭める傾斜面21aを有する形状に形成され
る。また、爪部材21の媒体収容空間1402側には、
係止突起21b,21cが形成される。係止突起21b
および21cは、保護部材24の突起部24aを挟む位
置に設けられる。そして、係止突起21bおよび21c
のそれぞれと、突起部24aとが係合することによっ
て、爪部材21が回動する範囲が制限される。
【0071】このように、爪止め機構20が構成される
ことによって、爪部材21は、上記バネ部材23に押さ
れ、通路1421に常時突出している。この状態で、媒
体収容空間1402から外部に向かう遊技媒体1001
は、爪部材21に通過を阻止される。
【0072】一方、外部から媒体収容空間1402に向
かう遊技媒体1001は、爪部材21の傾斜面21aを
押して爪部材21を変位させることができる。このと
き、通路1421に、遊技媒体1001が通過可能な通
路幅が確保され、遊技媒体1001は、通過することが
できる。遊技媒体1001が通過した後、爪部材21
は、バネ部材23によって、通路1421に突出した状
態に復元される。
【0073】次に、図14を参照して、陥入部を有する
第1種の連通部について説明する。この連通部は、球形
の遊技媒体を対象とし、遊技媒体が媒体収容空間から外
部に向かうとき、通路に“詰まり”を生じさせて、この
向きの遊技媒体の通過を阻止するものである。
【0074】図14において、第1種の連通部1420
は、陥入部30が形成された通路1421を有して構成
される。
【0075】上記陥入部30は、遊技媒体容器1400
が遊技機に対応して載置される状態で、下側(重力のポ
テシャンシャルが小さくなる側)に設けられる。
【0076】上記通路1421は、その幅dが、遊技媒
体1001の直径Dよりも大きく、かつ、その2倍より
も小さく形成される。好ましくは、遊技媒体1001が
通過可能な程度に、その直径Dに近い幅dを有する形状
に形成される。例えば、遊技媒体1001の直径Dに対
し、その1割ほど大きい幅(d=1.1D)とすること
ができる。
【0077】上記陥入部30は、その深さd’(通路1
421に対する段差)が、遊技媒体1001の直径Dの
半分より大きく、かつ、遊技媒体1001の直径Dより
は小さく形成される。すなわち、陥入部30において、
遊技媒体1001が、その半分以上収容され、かつ、そ
の一部が通路1421に突出するように形成される。
【0078】また、外部空間の陥入部30の側面30c
は、通路1421の壁面と鋭角を成すように形成され
る。これによって、当該側面30cと、陥入部30に収
容された遊技媒体1001とが接する点において、側面
30cから遊技媒体1001に作用する力は、遊技媒体
1001を、陥入部30に保持する方向に働く。従っ
て、媒体収容空間1402から外部に向かう遊技媒体1
001によって、上記陥入部30に収容されている遊技
媒体1001が押圧されても、当該収容されている遊技
媒体1001が、陥入部30から脱出することを抑制す
ることができる。
【0079】また、陥入部30の底面30aは、弾性係
数が小さいことが好ましい。これにより、遊技媒体10
01が底面30aで跳ね返ることにより、陥入部30
で”詰まり”を起こさずに通過することを避けることが
できる。
【0080】上記底面30aの弾性係数を小さくするた
めには、例えば、内部損失が大きい材質で壁面を構成す
ることができる。このような材質としては、例えば、低
反発ゴム、高損失樹脂などを用いることができる。ま
た、弾性を有する包体に封入されたゲル状物質を用いて
もよい。
【0081】陥入部30の媒体収容空間1402側の側
面30bは、通路1421の壁面と鈍角を成すように形
成される。これによって、当該側面30bと、陥入部3
0に収容された遊技媒体1001とが接する点におい
て、側面30bから遊技媒体1001に作用する力は、
遊技媒体1001を、陥入部30から放出する方向に働
く。従って、外部から媒体収容空間1402に向かう遊
技媒体1001を、円滑に導入することができる。
【0082】上記陥入部30を通路1421の下側にの
み設けることにより、遊技媒体容器1400の上下を反
転して、媒体収容空間1402に収容されている遊技媒
体1001を排出することができる。
【0083】ところで、第1種の連通部1420につい
て、例えば、その開口断面形状を選ぶことにより、遊技
媒体1001と、それより大きい異物とを分別すること
ができる。遊技場においては、異物、特に、遊技客が硬
貨を誤って遊技媒体1001と混在させてしまうことが
起こり得る。遊技媒体中1001に硬貨が混在すると、
後に、遊技媒体1001を計数する際に、詰まりが生じ
る原因となる。そして、それによって、計数機を故障さ
せることがある。このような事態を防ぐため、連通部1
420は、特に、遊技媒体1001と硬貨との分別がで
きる構造とすることが好ましい。
【0084】そのような構造として、例えば、遊技媒体
1001の最大の断面を含み、かつ、最も小さい硬貨
の、最小の断面を含まない形状とすることにより、硬貨
を通さず、遊技媒体1001を通すことができる。
【0085】具体的には、例えば、直径11mmの球形
の遊技媒体1001を通過させ、一円硬貨を通過させな
いために、直径11mmの円を含み、かつ、20mm×
1mmの長方形を含まない形状の断面を有する第1種の
連通部1420とすることができる。より具体的には、
第1種の連通部1420の内断面が円形であり、その内
径が11mm以上、20mm未満となるように構成する
ことができる。勿論、内断面の形状は、これに限らな
い。例えば、菱形、方形、六角形等の形状の開口を有す
る形状とすることができる。次に、上記分別を実現する
他の手段として、第1種の連通部1420に、フィルタ
を設ける構造とすることができる。フィルタは、遊技媒
体1001のみを通過し、これより大きい異物、例え
ば、硬貨の通過を阻止する。具体的には、遊技媒体10
01は通過でき、硬貨は通過できない形態に形成した孔
を1以上有する部材で構成することができる。例えば、
メッシュ部、多孔部等を有する板材で構成することがで
きる。フィルタは、第1種の連通部1420のどこに設
けてもよい。ただし、外部空間側の開口端ないしその外
側に設けることにより、通過を阻止された異物を取り除
きやすくすることができる。また、第1種の連通部14
20の途中で異物による詰まりが発生することも防げ
る。
【0086】次に、上記第2種の連通部1430の詳細
について説明する。
【0087】第2種の連通部1430は、例えば、包囲
部材1410の底部に開口を形成し、この開口に開閉可
能な可動蓋を設けて構成することができる。
【0088】例えば、図3に示すように、開口を覆う形
状の閉塞部材1435を配設し、閉塞部材1435を、
開口を覆う位置と、開口に遊技媒体1001が通過可能
な隙間を残す位置とに変位可能に支持してもよい。図3
において、底部部材1416に沿って破線で示す位置に
閉塞部材1435を変位させることにより、媒体収容空
間1402に収容されている遊技媒体1001を排出す
ることができる。閉塞部材1435は、ここでは図示し
ていないが、制御部1431(図1参照)によってその
状態が制御される。
【0089】上記閉塞部材1435を変位させるための
には、いずれも図示していないが、駆動機構およびアク
チュエータを設けて、閉塞部材1435を駆動すること
ができる。また、閉塞部材1435に、外部の駆動機構
と係合する係止突起を設け、外部の駆動機構によって変
位されることができる。例えば、遊技媒体容器1400
が載置される天板1010(図8参照)に、上記係止突
起と係合する係合部を形成し、遊技媒体容器1400を
天板に載置しようとする力、および、遊技媒体容器14
00を天板から移動しようとする力を利用することがで
きる。
【0090】次に、図15から17を参照して、第2種
の連通部の別な態様について説明する。
【0091】図15において、遊技媒体容器1400
は、包囲部材1410よって、媒体収容空間1401が
構成される箱形に形成されている。包囲部材1410の
側壁1417に開口1426が開設される。開口142
6には、開口における遊技媒体の通過を制限するための
シャッタ蓋1520が設けられる。包囲部材1410
は、その側壁1417の底部部材1416に、円弧断面
をした陥入部1515が、媒体収容空間1402に突設
して設けられる。陥入部1515は、円周壁1517を
有し、これに上記開口1426が開設されている。
【0092】シャッタ蓋1520は、媒体収容空間14
02に、遊技媒体媒体が収容されている状態で、開閉可
能に移動するため、円周壁1517の円周に沿って摺動
開閉可能に構成される。
【0093】また、容器の底部には、上記陥入部152
5の側部に隣接して、駆動部1532、受電部1600
が設けられる。
【0094】上記受電部1600は、外部から供給され
るエネルギを受け取り、これを電力に変換するためのも
のである。
【0095】受電部1600は、例えば、電源回路、ア
ンテナを用いて構成することができる。また、外部から
照射されるエネルギを受け取り、これを電力に変換する
素子を用いて構成することができる。例えば、太陽電池
を、その受光面が遊技媒体容器1400の底部に、外部
に面する向きに設置することができる。
【0096】上記駆動部1532には、上記受電部16
00から供給される電力で動作する電動アクチュエータ
(図示せず)が設けられ、上記シャッタ蓋1520を駆
動するように構成される。例えば、ソレノイドを用い
て、シャッタ蓋を駆動すること、ギア機構を備えるモー
タにより、シャッタ蓋を駆動することなどがでる。な
お、ソレノイドを用いるときは、電動アクチュエータが
動作する際に流れる電流が大きくなることがある。この
ため、上記受電部1600にコンデンサを設けることが
好ましい。
【0097】上記電動アクチュエータによってシャッタ
蓋1520を、図16に示す位置に変位させることによ
り、吐出開口1516を遊技媒体が通過可能することが
できる状態を実現する。
【0098】また、シャッタ蓋1520を図17に示す
位置に変位させることにより、吐出開口1516におけ
る遊技媒体の通過を阻止することができる状態を実現す
る。
【0099】シャッタ蓋1520が図17に示す位置に
安定的に常時位置し、かつ、遊技媒体容器1400が、
遊技媒体を計数するための計数機のホッパ上部に載置さ
れたとき、シャッタ蓋1520が図16に示す位置に変
位するように構成することにより、通常時は、媒体収容
空間1401に遊技媒体を収容し、これを払い出す際
に、上記吐出開口1516を通じて遊技媒体を排出可能
な遊技媒体容器1400を構成することができる。
【0100】以上に述べた本発明の第1の実施形態は、
遊技媒体1001を導入するための第1種の連通部14
20を一方向性としたことにより、媒体収容空間140
2に収容されている遊技媒体が、第1種の連通部142
0から取り出されることを避けることができる。
【0101】また、遊技媒体1001を排出するための
第2種の連通部1430を、開閉可能に構成したことに
より、遊技媒体1001を媒体収容空間1402に保持
可能な状態と、媒体収容空間1402に収容されている
遊技媒体1001を排出可能な状態とを排他的に選択す
ることができる。第2種の連通部1430を底面側に設
けることにより、遊技媒体容器1400を反転させるこ
となく、収容される遊技媒体1001を取り出すことが
できる。特に、多くの遊技媒体1001が収容された重
い遊技媒体容器1400を反転することは面倒であり、
第2種の連通部1430を底面側に設けることによっ
て、遊技媒体1001を排出するための作業が簡易にな
る効果は大きい。
【0102】図18から図20を参照して、本発明の第
2の実施の形態について説明する。本実施の形態におけ
る遊技媒体容器は、遊技媒体を収容するための媒体収容
空間が包囲部材により形成され、一方向状態と、開状態
とを選択可能な連通部が上記包囲部材に構成される。
【0103】図18において、遊技媒体容器1400
は、遊技媒体1001を収容するための媒体収容空間1
402を構成する包囲部材1410により容器本体が構
成される。包囲部材1410は、媒体収容空間1402
を閉じる形状に形成される。上記包囲部材1410に
は、上記媒体収容空間1402と、その外部とを連通さ
せるための連通部1440が形成される。
【0104】上記連通部1440は、遊技媒体1001
を媒体収容空間1402に導入するための一方向状態
と、媒体収容空間1402に収容されている遊技媒体1
001を排出するための開状態とを排他的に選択するこ
とができる一方向連通部である。連通部1440に付随
して、連通状態を制御するための制御部1431が設け
られ、連通部1440の連通状態が、一方向状態(図1
8の(a)に示す状態)であるか開状態(図18の
(b)に示す状態)であるかが制御される。
【0105】連通部1440は、上記一方向状態(図1
8の(a)参照)において、遊技媒体1001の通過
を、外部から媒体収容空間1402に向かう方向に制限
する一方向性を有する。この一方向性とは、外部から媒
体収容空間1402に、遊技媒体1001が通過可能で
あって、かつ、媒体収容空間に収容されている遊技媒体
1001が外部に通過することを阻止することができる
ことである。また、連通部1440は、制御部1431
の制御に従って、開状態となり(図18の(b)参
照)、媒体収容空間1402から外部に向かう遊技媒体
1001の通過を可能にする。
【0106】制御部1570は、それが設けられた遊技
媒体容器1400が、特定箇所に設置されたか否か、特
定の状態で載置されているか否か等の検出を行い、この
結果に基づいて、制御すべき連通状態を決定する。
【0107】例えば、制御部1431は、上記連通部1
440の連通状態を、常時一方向状態とするように制御
する。そして、外部からの指示を受け付けたとき、上記
連通部1440の連通状態が開状態となるように制御す
る。
【0108】上記特定箇所および特定状態としては、例
えば、上記通過部1440を開状態とすることを要求す
る箇所、連通部1440が開状態となることが許容され
る状態が挙げられる。より具体的には、遊技媒体を受け
入れて収容すべき箇所、例えば、遊技機1100(図8
参照)の下皿1162(図8参照)の下方位置が挙げら
れる。また、遊技媒体の排出を行うべき箇所、例えば、
計数機における遊技媒体投入部が挙げられる。
【0109】図19を参照して、本実施の形態の遊技媒
体容器1400の構成について説明する。図19におい
て、遊技媒体容器1400は、遊技媒体1001を収容
するための媒体収容空間1402を構成する包囲部材1
410により容器本体が構成される。包囲部材1410
は、媒体収容空間1402を閉じる形状に形成され、例
えば、上部部材1415、底部部材1416、および、
側部部材1417を有して構成される。
【0110】媒体収容空間1402と、その外部とを連
通させるための連通部1440が、上記包囲部材141
0の一部に形成される。連通部1440は、天板101
0(図8参照)に載置される状態で、外部から遊技媒体
1001を導入可能な部位に設けられればよく、例え
ば、上部部材1415に形成される。遊技媒体1001
が導入される形態によっては、側部部材1417に設け
てもよい。
【0111】上記連通部1440は、遊技媒体の通過を
外部から媒体収容空間に制限する一方向状態と、媒体収
容空間から外部に向かう遊技媒体の通過が可能な開状態
とを排他的に選択することができるように構成される。
上記連通部1440は、上記開状態にあるとき、媒体収
容空間から外部に向かう遊技媒体の通過が可能であれば
よく、外部から媒体収容空間に向かう遊技媒体の通過が
制限されるものであってもよいし、この向きの遊技媒体
の通過が可能であってもよい。
【0112】なお、本実施の形態の遊技媒体容器140
0では、遊技媒体1001の取り出しは、遊技媒体容器
1400が倒置された状態で行われる。
【0113】以下に、上記一方向状態および開状態を選
択可能な連通部1440について説明する。
【0114】先ず、図20を参照して、逆行阻止機構を
有する連通部について説明する。図20において、上記
連通部1440には、通過制限部材1440と、通過制
限部材1440の状態を操作するための係止部材144
2と、係止部材1442を制御するための制御部144
1とが設けられる。この逆行阻止機構の基本的な構成お
よび動作は、上記第1の実施の形態において、第1種の
連通部に設けられる逆行阻止機構(図3参照)と同様で
あるので、ここでは、相違点を中心に説明する。
【0115】本実施の形態の逆行阻止機構では、通過制
限部材1440の姿勢を、遊技媒体1001が通過可能
な隙間が連通部1440に残される状態に規制するため
の係止部材1442が設けられている。
【0116】上記係止部材1440は、常時、通過制限
部材1440に当接しない状態に第1の位置に位置す
る。そして、通過制限部材1440の姿勢を規制する第
2の位置に制御部1441の指示に従い変位する。
【0117】上記係止部材1440は、上記第2の位置
にあるとき、通過制限部材1440と、上部部材141
5との間に、遊技媒体1001が通過可能な空隙か残さ
れるように、通過制限部材1440の姿勢変化を規制す
る。従って、この状態では、遊技媒体1001が、媒体
収容空間1402から外部に向かう場合であっても、通
過制限部材1445は、連通部1440を閉じる状態に
は姿勢変化せず、遊技媒体1001の、媒体収容空間1
402から外部に向かう通過が可能となる。
【0118】上記制御部1441としては、例えば、鍵
機構を用いることができる。すなわち、特定の鍵に対応
して、上記係止部材1442の位置を変更することがで
きる。従って、遊技媒体容器1400からの遊技媒体1
001の取り出しを、上記の鍵を保有する者に限定する
ことができる。
【0119】また、第1の実施の形態における爪止め機
構(図13参照)において、爪部材の変位を規制する機
構を設けて、連通部1440に用いることができる。爪
部材の変位を規制するためには、変位可能な係止部材を
用いてもよいし、ソレノイドを用いて爪部材が引き込ま
れた状態にしてもよい。
【0120】さらに、第1の実施の形態において上述し
た屈曲通路構造(図12参照)、陥入部を有する通路
(図14参照)を利用することもできる。これらの場合
には、遊技媒体容器1400を転置することにより、連
通部1440を開状態とすることができる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、一旦収容された遊技媒
体が、遊技者によって容易に取り出されることを防ぐこ
とができる遊技媒体容器が提供される。従って、このよ
うな遊技媒体容器を用いることにより、遊技場におい
て、遊技媒体が遊技機相互に流用されることを防止する
ことができる。このため、遊技機ごとに異なる遊技難易
度、交換単価等を設定して、遊技場のサービスを多様化
することを、損害の発生が回避された状態で実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における遊技媒体
容器のブロック図であって、(a)遊技媒体を導入可能
な状態、(b)遊技媒体を排出可能な状態である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における遊技媒体
容器を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における遊技媒体
容器を示す断面図である。
【図4】 本発明を適用した遊技媒体容器を積み重ねた
状態を示す断面図である。
【図5】 遊技媒体を収容した状態で積み重ねられた従
来の遊技媒体容器を示す断面図である。
【図6】 空の状態で積み重ねられた従来の遊技媒体容
器を示す断面図である。
【図7】 遊技機および遊技媒体貸出機を示す説明図で
ある。
【図8】 図7で、遊技媒体容器が設置された状態を示
す説明図である。
【図9】 底部にスリットが設けられた遊技媒体容器を
示す斜視図である。
【図10】 底部に丸孔が設けられた遊技媒体容器を示
す斜視図である。
【図11】 底部にメッシュ状の部材を用いた遊技媒体
容器を示す斜視図である。
【図12】 屈曲通路構造を有する連通部を示す断面図
である。
【図13】 爪止め機構を有する連通部を示す断面図で
ある。
【図14】 通路に陥入部が形成された連通部を模式的
に示す断面図である。
【図15】 開閉連通部が形成された遊技媒体容器を示
す斜視図である。
【図16】 開状態の開閉連通部を示す部分断面図であ
る。
【図17】 閉状態の開閉連通部を示す部分断面図であ
る。
【図18】 本発明の第2の実施の形態における遊技媒
体容器のブロック図であって、(a)遊技媒体を導入可
能な状態、(b)遊技媒体を排出可能な状態である。
【図19】 本発明の第2の実施の形態における遊技媒
体容器を示す斜視図である。
【図20】 本発明の第2の実施の形態における遊技媒
体容器を示す断面図である。
【図21】 従来の遊技媒体容器を示す説明図であっ
て、(a)斜視図、(b)断面図である。
【符号の説明】
10a…上部部材の上面、10b…上部部材の下面、1
1a,11b…貫通孔、12…通路隔壁、12a…通路
隔壁の上面、12b…通路隔壁の下面、20…爪止め機
構、21…爪部材、21a…傾斜面、21b,21c…
係止突起、22…軸部材、バネ部材23、24,25…
保護部材、24a…係止突起、30…陥入部、30a…
底面、30b…媒体収容空間側の側面、30c…外部空
間側の側面、1001…遊技媒体、1010…天板、1
100…遊技機、1110…識別子、1161…第1の
遊技媒体保持部(上皿)、1161a…賞媒体出口、1
161b…開口、1162…第2の遊技媒体保持部(下
皿)、1162a…フロー媒体出口、1162b…灰
皿、1200…遊技媒体貸出機、1220…遊技媒体貸
出機、1222…紙幣投入口、1224…硬貨投入口、
1240…遊技媒体排出部、1242…遊技媒体案内
管、1243…開口、1400…遊技媒体容器、140
1…開口、1402…媒体収容空間、1204…上部空
間、1410…包囲部材、1415…上部部材、141
5c…開口、1416…底部部材、1416c…丸孔、
1416s…スリット、1416m…網目、1417…
側部部材、1417a…上端、1417b…下端、14
14d…貫通孔、1418…枠部、1419…持ち手、
第1種の1420…連通部、1425…通過制限部材、
1430…第2種の連通部、1431…制御部、143
5…通過制限部材、1426…開口、1440…連通
部、1441…制御部、1442…係止部材、、144
5…通過制限部材、1520…シャッタ蓋、1516…
吐出開口、1517…円周壁、1525…陥入部、15
32…駆動部、1600…受電部。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体を収容するための媒体収容空間
    を構成する包囲部材を有し、 上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部と、上記媒体収容
    空間とを連通する連通部を有し、 上記連通部は、外部から媒体収容空間に遊技媒体が通過
    可能であり、かつ、媒体収容空間に収容されている遊技
    媒体が外部に通過することを阻止可能であることを特徴
    とする遊技媒体容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技媒体容器において、 上記連通部が、外部から媒体収容空間に遊技媒体が通過
    可能であるのは、遊技機から払い出される遊技媒体を導
    入するための姿勢に遊技媒体容器が置かれる場合である
    ことを特徴とする遊技媒体容器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の遊技媒体容器において、 上記連通部は、媒体収容空間から外部に遊技媒体が通過
    することを阻止するための逆行阻止機構を有することを
    特徴とする遊技媒体容器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の遊技媒体容器において、 上記連通部は、屈曲通路構造を有することを特徴とする
    遊技媒体容器。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の遊技媒体容器において、 上記遊技媒体容器は、球形の遊技媒体を収容するための
    ものであって、 上記連通部は、外部から媒体収容空間に向かう遊技媒体
    は保持せず、かつ、媒体収容空間から外部に向かう遊技
    媒体を保持する陥入部が形成される通路を有し、 上記陥入部は、上記保持した遊技媒体を、その一部が通
    路に突出する状態で保持し、 上記保持された遊技媒体は、その通路に突出した部分
    が、上記連通部における媒体収容空間から外部に向かう
    他の遊技媒体の通過を阻止することを特徴とする遊技媒
    体容器。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項記載の遊
    技媒体容器において、 上記遊技媒体容器は、底部に開閉可能な開口部を有する
    ことを特徴とする遊技媒体容器。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか一項記載の遊
    技媒体容器において、 上記連通部は、上記一方向性を解除可能であり、 上記一方向性を解除された状態において、遊技媒体が媒
    体収容空間から外部空間に通過可能となることを特徴と
    する遊技媒体容器。
  8. 【請求項8】 遊技媒体を収容するための媒体収容空間
    を構成する包囲部材を有し、 上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部空間と、上記媒体
    収容空間とを連通する連通部を有し、 上記連通部は、当該連通部における遊技媒体の通過方向
    を制限するための通過制限機構を有し、 上記通過制限機構は、媒体収容空間から外部空間に遊技
    媒体が通過することを阻止可能な制限状態と、媒体収容
    空間から外部空間に遊技媒体が通過可能とする解除状態
    とを排他的に選択可能であることを特徴とする遊技媒体
    容器。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の遊技媒体容器において、 上記通過制限機構は、遊技媒体の通過を制限するための
    制限部材と、上記制限部材を第1の位置および第2の位
    置に変位可能に支持するための支持部材とを有し、 上記制限部材は、上記第1の位置に支持されるとき、連
    通部における遊技媒体の排出を実質的に阻止し、かつ、 上記第2の位置に支持されるとき、遊技媒体の排出を阻
    止しないことを特徴とする遊技媒体容器。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の遊技媒体容器におい
    て、 上記通過制限機構は、遊技媒体の通過を制限するための
    制限部材と、上記制限部材を支持するための支持部材と
    を有し、 上記制限部材は、連通部における遊技媒体の排出を実質
    的に阻止することができる第1の位置に支持され、 上記支持部材は、上記制限部材を支持する状態として、
    制限部材を上記第1の位置に固定的に支持する状態、お
    よび、遊技媒体を排出可能な第2の位置に、制限部材が
    変位可能に支持する状態を、排他的に選択可能であるこ
    とを特徴とする遊技媒体容器。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の遊技媒体容器におい
    て、 上記通過制限機構は、媒体収容空間に収容されている遊
    技媒体の排出を阻止するためのラチェット機構を有する
    ことを特徴とする遊技媒体容器。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の遊技媒体容器におい
    て、 上記ラチェット機構は、上記第1の状態において、遊技
    媒体を排出させる向きに回転可能であり、上記第2の状
    態において、双方向に回動可能なラチェット車を有する
    ことを特徴とする遊技媒体容器。
  13. 【請求項13】 遊技媒体を収容するための媒体収容空
    間を構成する包囲部材を有し、 上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部と、上記媒体収容
    空間とを連通する第1種の連通部および第2種の連通部
    を有し、 上記第1種の連通部は、外部から媒体収容空間に遊技媒
    体が通過可能であり、かつ、媒体収容空間に収容されて
    いる遊技媒体が外部に通過することを阻止可能である一
    方向性を有し、 上記第2種の連通部は、媒体収容空間に収容される遊技
    媒体が外部に通過可能な状態である開状態と、遊技媒体
    の通過を阻止可能な状態である閉状態との2状態を排他
    的に選択可能であることを特徴とする遊技媒体容器。
  14. 【請求項14】 遊技媒体を収容するための媒体収容空
    間を構成する包囲部材を有し、 上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部と、上記媒体収容
    空間とを連通する連通部を有し、 上記連通部は、外部から媒体収容空間に遊技媒体が通過
    可能であり、かつ、媒体収容空間に収容されている遊技
    媒体が外部に通過することを阻止可能な状態である一方
    向状態と、媒体収容空間に収容されている遊技媒体が外
    部に通過可能な状態である開状態との2状態を排他的に
    選択可能に有することを特徴とする遊技媒体容器。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の遊技媒体容器におい
    て、 上記連通部は、上記開状態にあるとき、媒体収容空間か
    ら外部空間に向かう方向、および、外部空間から媒体収
    容空間に向かう方向の双方向に遊技媒体が通過可能であ
    ることを特徴とする遊技媒体容器。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の遊技媒体容器におい
    て、 上記連通部は、上記開状態にあるとき、媒体収容空間か
    ら外部空間に向かう遊技媒体の通過を許可し、かつ、外
    部空間から媒体収容空間に向かう遊技媒体の通過を阻止
    することを特徴とする遊技媒体容器。
  17. 【請求項17】 遊技媒体を収容するための媒体収容空
    間を構成する包囲部材を有し、 上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部から媒体収容空間
    に遊技媒体を受け入れるための第1種の連通部と、上記
    媒体収容空間に収容されている遊技媒体を外部に排出す
    るための第2種の連通部とを有することを特徴とする遊
    技媒体容器。
  18. 【請求項18】 遊技媒体を収容するための媒体収容空
    間を構成する包囲部材を有し、 上記包囲部材は、遊技媒体容器の外部と、上記媒体収容
    空間とを連通する連通部を有し、 上記連通部は、外部から媒体収容空間に遊技媒体を導入
    し、かつ、媒体収容空間に遊技媒体を保持可能な一方向
    状態に常時あり、かつ、媒体収容空間に収容されている
    遊技媒体を排出可能な開状態に、外部から支持を受けた
    とき遷移可能であることを特徴とする遊技媒体容器。
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