JPH10276940A - 暖房便座装置 - Google Patents
暖房便座装置Info
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- JPH10276940A JPH10276940A JP8492097A JP8492097A JPH10276940A JP H10276940 A JPH10276940 A JP H10276940A JP 8492097 A JP8492097 A JP 8492097A JP 8492097 A JP8492097 A JP 8492097A JP H10276940 A JPH10276940 A JP H10276940A
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Abstract
円滑に起倒させるように枢支できる暖房便座装置。 【解決手段】便座支持具11に枢支具12を介して暖房
便座13を着脱可能に枢支し、枢支具12に給電用トラ
ンス14を備え、枢支具12は、便座支持具11に設け
た筒状の受具15と、受具15に嵌合するように暖房便
座13に設けた筒状の嵌着具16とを備えると共に、受
具15を枢支軸芯方向(矢符A方向)に沿つて嵌合枢支
位置Bから非嵌合位置Cまで進退可能に配置してあり、
給電用トランス14は、受具15の筒内側に設けた1次
側コイル27と、嵌着具16の筒内側に設けた2次側コ
イル28とを接近させて備えると共に、両コイル27,
28を枢支軸芯D上に配置してある。
Description
いて着脱可能で且つ給電可能に枢支した構造に関するも
のである。
6729号公報に、便器本体に固定した便座支持具から
暖房便座を完全に分離できるように、便座支持具に暖房
便座を着脱可能に枢支すると共に暖房便座に対する給電
をコードレスで行うようにしたものが記載されている。
この暖房便座装置は、図4に示す如く、便座支持具1に
枢支具2を介して暖房便座3を着脱可能に枢支し、枢支
具2に給電用トランス4を備えたものである。
部5と、暖房便座3に設けた取付座6と、膨出部5及び
取付座6へ抜き差し可能に挿着したヒンジピン7とを備
えている。給電用トランス4は、便座支持具1の膨出部
5に内蔵した1次側コイル4aと、暖房便座3の取付座
6に内蔵した2次側コイル4bとを備え、ヒンジピン7
がトランスの鉄心を兼ねるようにしてある。
座装置には、次の如き問題がある。 (a)ヒンジピン7は、トランスの鉄心を兼ねるため、
高周波磁心材料で成形されいる。しかし、この材料で成
形されたヒンジピン7は、強度的に弱いために折損し易
く、暖房便座3の枢支ができなくなることがある。 (b)ヒンジピン7は、給電用トランス4の安定した給
電を確保するために、膨出部5及び取付座6に対して小
さい隙間ばめで挿着する必要がある。しかし、便座支持
具1の膨出部5及び暖房便座3の取付座6には成形等の
誤差があるため、ヒンジピン7を小さい隙間ばめで挿着
することは、暖房便座3の円滑な起倒を阻害することが
ある。更に、小さい隙間ばめでは、隙間に浸入したゴミ
等により、暖房便座3の円滑な起倒を阻害することもあ
る。
ために、鉄心を兼ねる抜き差し可能なヒンジピンを用い
ることなく、便座を頑丈且つ円滑に起倒させるように枢
支できる暖房便座装置の提供を目的とする。
持具に枢支具を介して暖房便座を着脱可能に枢支し、枢
支具に給電用トランスを備えた暖房便座装置において、
前記枢支具は、便座支持具に設けた筒状の受具と、該受
具に嵌合するように暖房便座に設けた筒状の嵌着具とを
備えると共に、該受具を枢支軸芯方向に沿つて嵌合枢支
位置から非嵌合位置まで進退可能に配置してあり、前記
給電用トランスは、受具の筒内側に設けた1次側コイル
と、嵌着具の筒内側に設けた2次側コイルとを接近させ
て備えると共に、両コイルを枢支軸芯上に配置したこと
である。
状の受具に、暖房便座に設けた筒状の嵌着具を嵌合して
枢支するため、筒状の受具及び筒状の嵌着具の剛性を大
きくすること並びに適度の嵌め合い状態とすることが可
能となり、頑丈で且つ円滑な便座起倒のできる枢支構造
が得られる。更に、本発明にあつては、受具及び嵌着具
の各筒内側に設けた1次側コイルと2次側コイルとを接
近させることにより、給電用トランスの安定した給電を
確保することができる。
とを併せて行うことができるように、前記給電用トラン
スは、両コイルの枢支軸芯上に収納空間を形成し、該収
納空間に信号用コネクタを内蔵し、該信号用コネクタ
は、前記1次側コイル側の収納空間に配置したコネクタ
部材と、前記2次側コイル側の収納空間に配置したコネ
クタ部材とを備えることもある。
を保護するために、前記給電用トランスは、1次側コイ
ル及び2次側コイルの露出側を保護層で被覆することも
ある。
側コイルと2次側コイルとを常に接近させて安定した給
電を確保するために、1次側コイル及び2次側コイルの
少なくとも一方を他方に向かつてバネで付勢することも
ある。
を図1乃至図3に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1は暖房便座装置において便座の一部を切欠いて示す
平面図、図2は枢支状態の主要部を拡大して示す正面断
面図、図3は非枢支状態の主要部を拡大して示す正面断
面図である。
座支持具11に枢支具12を介して暖房便座13を着脱
可能に枢支し、枢支具12に給電用トランス14を備え
ている。便座支持具11は、便器本体(図示省略)に固
定される基板部17と、基板部17の上に配置した箱部
18とを備え、箱部18に便座ヒータ電力用高周波イン
バータ回路及び便座温度指示回路を有する本体側回路1
9を内蔵してある。暖房便座13は、便座ヒータ20を
内蔵すると共に、便座ヒータ電力復調回路及び便座温度
制御回路を有する便座側回路21を内蔵してある。
筒状の受具15と、受具15に嵌合するように暖房便座
13に設けた筒状の嵌着具16とを備えている。受具1
5及び嵌着具16は、合成樹脂素材等で形成されてい
る。便座支持具11側の受具15は、図2及び図3に示
す如く、便座支持具11に設けた案内筒部23に内嵌さ
れ、枢支軸芯方向(矢符A方向)に沿つて嵌合枢支位置
B(図2に示す位置)から非嵌合位置C(図3に示す位
置)までの間を進退するように配置してある。受具15
は、案内筒部23に開設した長孔24に案内される摘部
25を取り付けると共に、摘部25を便座支持具11の
上面に突出させることにより、人が進退操作できるよう
にしてある。上記暖房便座13側の嵌着具16は、暖房
便座13の座面を形成する本体部と一体に成形され、便
蓋用枢支部16aを必要に応じて突設してある。
内側に設けた1次側コイル27と、嵌着具16の筒内側
に設けた2次側コイル28とからなり、両コイル27,
28を枢支軸芯D上に同芯状態で配置してある。給電用
トランス14は、1次側コイル27を前記本体側回路1
9(図1参照)の便座ヒータ電力用高周波インバータ回
路に接続すると共に、2次側コイル28を前記便座側回
路21(図1参照)の便座ヒータ電力復調回路に接続し
てあり、便座ヒータ20に給電するように構成してあ
る。
に摺動自在に配置した保持具29に保持させると共に、
受具15と保持具29との間に配置したコイルバネ30
で付勢させて2次側コイル28を押圧するようになつて
いる。2次側コイル28は、嵌着具16の筒内側に配し
た保持具31に保持されている。両コイル27,28
は、コイルバネ30の付勢で接近し、安定した給電を確
保することができるようにしてある。
7,28の枢支軸芯D上に収納空間32,33を形成
し、収納空間32,33に信号用コネクタ34を内蔵す
ることにより、ヒータ給電と温度制御信号の送受信とを
併せて行うことができるようにしてある。信号用コネク
タ34は、1次側コイル側の収納空間32に配置したコ
ネクタ部材35と、2次側コイル側の収納空間33に配
置したコネクタ部材36とからなり、両部材35,36
が枢支軸芯D上となるようにしてある。信号用コネクタ
34は、コネクタ部材35,36を双方向伝達ができる
光通信用の素子から構成し、非接触式としてある。信号
用コネクタ34は、トランス14の影響を受けにくいも
のであればよく、光通信方式以外に、超音波式や電磁誘
導式等の非接触式のコネクタ方式に置換することも可能
である。
5を前記本体側回路19(図1参照)の便座温度指示回
路に接続すると共に、コネクタ部材36を前記便座側回
路21(図1参照)の便座温度制御回路に接続してあ
り、便座ヒータ20の温度制御を行うように構成してあ
る。
27及び2次側コイル28の対向する露出側の夫々を、
保護層37で被覆してある。保護層37は、給電用トラ
ンス14の誘導や信号用コネクタ34の通信を阻害しな
いように、透明な合成樹脂フイルム等から形成してあ
る。給電用トランス14は、保護層37の被覆により、
ゴミ等から保護されることになる。
筒状の受具15に暖房便座13側の筒状の嵌着具16を
嵌合して枢支するため、筒状の受具15及び筒状の嵌着
具16の剛性を大きくして破損のない頑丈な枢支構造と
すること並びに適度の嵌め合い状態にして円滑な便座起
倒のできる枢支構造とすることができる。また、暖房便
座装置10は、受具15及び嵌着具16の各筒内側に設
けた給電用トランス14の1次側コイル27と2次側コ
イル28とを接近させることにより、安定した給電を確
保することができる。
装置は、次の如き優れた効果を有する。
が得られると共に、給電用トランスの安定した給電を確
保することができる。
給電と信号送信と併せて行うことができる。
尿等から給電用トランスを保護するため、安定したヒー
タ給電を確保することができる。
ものであり、便座の一部を切欠いて示す平面図である。
して示す正面断面図である。
大して示す正面断面図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 便座支持具に枢支具を介して暖房便座を
着脱可能に枢支し、枢支具に給電用トランスを備えた暖
房便座装置において、前記枢支具は、便座支持具に設け
た筒状の受具と、該受具に嵌合するように暖房便座に設
けた筒状の嵌着具とを備えると共に、該受具を枢支軸芯
方向に沿つて嵌合枢支位置から非嵌合位置まで進退可能
に配置してあり、前記給電用トランスは、受具の筒内側
に設けた1次側コイルと、嵌着具の筒内側に設けた2次
側コイルとを接近させて備えると共に、両コイルを枢支
軸芯上に配置してあることを特徴とする暖房便座装置。 - 【請求項2】 前記給電用トランスは、両コイルの枢支
軸芯上に収納空間を形成し、該収納空間に信号用コネク
タを内蔵し、該信号用コネクタは、前記1次側コイル側
の収納空間に配置したコネクタ部材と、前記2次側コイ
ル側の収納空間に配置したコネクタ部材とを備えた請求
項1記載の暖房便座装置。 - 【請求項3】 前記給電用トランスは、1次側コイル及
び2次側コイルの露出側を保護層で被覆した請求項1又
は2記載の暖房便座装置。 - 【請求項4】 前記1次側コイル及び2次側コイルの少
なくとも一方を他方に向かつてバネで付勢した請求項
1,2又は3記載の暖房便座装置。
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Publications (2)
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---|---|---|---|
JP08492097A Expired - Fee Related JP3637469B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 暖房便座装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009183594A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Inax Corp | 暖房便座装置 |
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-
1997
- 1997-04-03 JP JP08492097A patent/JP3637469B2/ja not_active Expired - Fee Related
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