JPH10275919A - 可変容量ダイオード - Google Patents

可変容量ダイオード

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Publication number
JPH10275919A
JPH10275919A JP9461897A JP9461897A JPH10275919A JP H10275919 A JPH10275919 A JP H10275919A JP 9461897 A JP9461897 A JP 9461897A JP 9461897 A JP9461897 A JP 9461897A JP H10275919 A JPH10275919 A JP H10275919A
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JP
Japan
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dicing
electrode
chip
positioning
variable capacitance
Prior art date
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Pending
Application number
JP9461897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Honda
仁 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH10275919A publication Critical patent/JPH10275919A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップの寸法が小さくても、完全に自動化さ
れたダイシングを行うことができる可変容量ダイオード
を提供する。 【解決手段】 外部リード端子に電気的に接続されるべ
き円形の電極17aの他に、多角形のダイシング用位置
決めマーク17bが設けられている。円形のパターンで
は何れの方向にも位置決め余裕が等しいので、電極17
aに対するボンディングに際して位置決め余裕が全体と
して大きい。しかも、多角形の端縁は直線であるために
ダイシング用位置決めマーク17bを容易に認識するこ
とができるので、高い位置決め精度でダイシングを行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、接合容量の電
圧依存性を利用する可変容量ダイオードに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、放送衛星や通信衛星を利用して
いるテレビ放送は地上波を利用しているテレビ放送より
も信号の周波数が高いので、衛星放送用のテレビ受像機
で用いられている可変容量ダイオードの容量は、地上放
送用のテレビ受像機で用いられている可変容量ダイオー
ドの容量よりも小さい。
【0003】即ち、逆方向印加電圧が夫々2V及び25
Vの場合の容量であるC2 及びC25は、C2 ≒4pF、
25≒0.6pFである。このため、接合面積が1×1
-4cm2 以下と小さく、それに伴ってチップの寸法も
0.3mm×0.3mm以下に小さくすることができ
る。
【0004】また、接合の一方に電気的に接続されると
共に外部リード端子に電気的に接続されるべき電極が接
合の平面パターンから突出していると、この突出部で寄
生容量が生じて、高い容量変化指数を得ることが困難に
なる。このため、電極のパターンは接合の平面パターン
に対応しているのが一般的であり、接合の平面パターン
が四角形であれば電極も四角形であり、接合の平面パタ
ーンが円形であれば電極も円形である。
【0005】一方、平面パターンが四角形の接合でも円
形の接合でも等しい面積に形成することが可能である
が、外部リード端子に電気的に接続するために電極に対
するボンディングを行う場合、四角形の電極では方向に
よって位置決め余裕が異なるが、円形の電極では何れの
方向にも位置決め余裕が等しい。
【0006】ボンディング時の位置ずれ量が大きくてボ
ンディング部が電極から突出すると、この突出部でも寄
生容量が生じて所望の容量変化指数を得ることが困難に
なるので、歩留りが低下する。このため、電極の面積が
等しければ、四角形の電極よりも円形の電極の方が、位
置決め余裕が全体として大きくて歩留りが高い。
【0007】ところで、多数の可変容量ダイオードが形
成されている基板を個々のチップに分割するダイシング
に際して、従来は、基板を真空吸着しているテーブルを
X方向及びY方向へ移動させつつ、外部リード端子に電
気的に接続されるべき電極の端縁を検出し、検出した端
縁の位置を基準にしてダイシング位置を決定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、可変容量ダ
イオードの歩留りを高めるために用いられている円形の
電極では、端縁が直線ではないために端縁の認識が容易
ではなくて、チップの位置決め精度が低かった。そし
て、寸法が0.3mm×0.3mm以下の小さなチップ
に形成されている円形の電極では、チップの位置決め精
度が特に低かった。このため、多数の可変容量ダイオー
ドをダイシングしている間に位置決め誤差が累積してい
た。
【0009】そこで、従来は、ダイシング中にもダイシ
ング装置を監視していて、位置決め誤差が累積した時点
でダイシングを一旦中止し、位置決め誤差を修正した後
にダイシングを再開していた。つまり、従来の可変容量
ダイオードでは、特に、チップの寸法が小さい場合に、
完全に自動化されたダイシングを行うことができなかっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の発明による可変容
量ダイオードは、外部リード端子に電気的に接続される
べき円形の電極と、多角形のダイシング用位置決めマー
クとを具備することを特徴としている。
【0011】本願の発明による可変容量ダイオードは、
前記電極と前記ダイシング用位置決めマークとが同一層
の導電膜で形成されていることが好ましい。
【0012】本願の発明による可変容量ダイオードは、
前記電極がチップの中央部に位置しており、前記ダイシ
ング用位置決めマークが前記チップのコーナ部に位置し
ていることが好ましい。
【0013】本願の発明による可変容量ダイオードで
は、外部リード端子に電気的に接続されるべき電極が円
形であり、円形のパターンでは何れの方向にも位置決め
余裕が等しいので、電極に対するボンディングに際して
位置決め余裕が全体として大きい。しかも、ダイシング
用位置決めマークが多角形であり、多角形の端縁は直線
であるために容易に認識することができるので、高い位
置決め精度でダイシングを行うことができる。
【0014】また、電極とダイシング用位置決めマーク
とが同一層の導電膜で形成されていれば、これらの電極
とダイシング用位置決めマークとを同時にパターニング
することができるので、工程を増加させることなくダイ
シング用位置決めマークを形成することができる。
【0015】また、電極がチップの中央部に位置してい
て、ダイシング用位置決めマークがチップのコーナ部に
位置していれば、ダイシング用位置決めマークがチップ
の辺の中央部近傍に位置している構造に比べて電極とダ
イシング用位置決めマークとが離間しているので、チッ
プの寸法が小さくても電極とダイシング用位置決めマー
クとを同一層の導電膜で形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、PN接合型の可変容量ダイ
オードに適用した本願の発明の一実施形態を、図1、2
を参照しながら説明する。図1が、本実施形態を示して
いる。本実施形態を製造するためには、図2(a)に示
す様に、N型で低抵抗の半導体基板11上にN- 型のエ
ピタキシャル層12を成長させ、エピタキシャル層12
上にCVD法で絶縁膜13を堆積させる。
【0017】次に、絶縁膜13上にレジスト(図示せ
ず)を塗布し、このレジストのうちでPN接合を形成す
べき円形の領域上と格子状のダイシング領域上とに開口
を形成する。そして、レジストをマスクにして絶縁膜1
3をエッチングして、図2(b)に示す様に、絶縁膜1
3に円形の開口13aを形成すると同時に、後に行うダ
イシングを容易にするためにダイシング領域の絶縁膜1
3を除去する。
【0018】その後、レジストを除去してから、絶縁膜
13をマスクにしてN型の不純物とP型の不純物とをエ
ピタキシャル層12中にイオン注入し、更に熱処理によ
って不純物を拡散させて、N+ 型の拡散層14とP+
の拡散層15とから成るPN接合型のダイオード16を
形成する。なお、拡散層14、15はダイシング領域に
も同時に形成される。
【0019】次に、Al膜を全面に蒸着させ、このAl
膜上にレジスト(図示せず)を塗布する。そして、チッ
プの中央部に位置する円形の電極のパターンと、チップ
のコーナ部に位置するL字形のダイシング用位置決めマ
ークのパターンとに、レジストを加工する。
【0020】その後、レジストをマスクにしてAl膜を
エッチングして、図2(c)に示す様に、Al膜から成
る電極17a及びダイシング用位置決めマーク17bを
形成して、可変容量ダイオード18を完成させる。そし
て、半導体基板11をダイシング領域でダイシングし
て、図1に示す様に、可変容量ダイオード18を四角形
のチップ19毎に分割する。
【0021】この可変容量ダイオード18では、チップ
19のコーナ部に形成されているダイシング用位置決め
マーク17bがL字形であるので、このダイシング用位
置決めマーク17bの端縁の認識が容易になる様にその
辺を長くしても、チップ19の中央部に形成されている
円形の電極17aとダイシング用位置決めマーク17b
との間の距離を確保することができる。しかし、ダイシ
ング用位置決めマーク17bは、必ずしもL字形でなく
てもよく、例えば正方形でもよい。
【0022】なお、以上の実施形態はPN接合型の可変
容量ダイオードに本願の発明を適用したものであるが、
本願の発明はショットキ接合型の可変容量ダイオードに
も適用することができる。
【0023】
【発明の効果】本願の発明による可変容量ダイオードで
は、電極に対するボンディングに際して位置決め余裕が
全体として大きくて歩留りが高いにも拘らず、高い位置
決め精度でダイシングを行うことができるので、チップ
の寸法が小さくても、完全に自動化されたダイシングを
行うことができる。
【0024】また、電極とダイシング用位置決めマーク
とが同一層の導電膜で形成されていれば、工程を増加さ
せることなくダイシング用位置決めマークを形成するこ
とができるので、コストを増大させることなく、完全に
自動化されたダイシングを行うことができる。
【0025】また、電極がチップの中央部に位置してい
て、ダイシング用位置決めマークがチップのコーナ部に
位置していれば、チップの寸法が小さくても電極とダイ
シング用位置決めマークとを同一層の導電膜で形成する
ことできるので、チップの寸法が小さくても、コストを
増大させることなく、完全に自動化されたダイシングを
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施形態の平面図である。
【図2】一実施形態の製造方法を工程順に示しており、
図1のII−II線に沿う位置における側断面図であ
る。
【符号の説明】
17a 電極 17b ダイシング用
位置決めマーク 18 可変容量ダイオード 19 チップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部リード端子に電気的に接続されるべ
    き円形の電極と、 多角形のダイシング用位置決めマークとを具備すること
    を特徴とする可変容量ダイオード。
  2. 【請求項2】 前記電極と前記ダイシング用位置決めマ
    ークとが同一層の導電膜で形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の可変容量ダイオード。
  3. 【請求項3】 前記電極がチップの中央部に位置してお
    り、 前記ダイシング用位置決めマークが前記チップのコーナ
    部に位置していることを特徴とする請求項2記載の可変
    容量ダイオード。
JP9461897A 1997-03-28 1997-03-28 可変容量ダイオード Pending JPH10275919A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9461897A JPH10275919A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 可変容量ダイオード

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JP9461897A JPH10275919A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 可変容量ダイオード

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JPH10275919A true JPH10275919A (ja) 1998-10-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000260733A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000260733A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
US6303470B1 (en) 1999-03-11 2001-10-16 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor wafer and method for manufacturing semiconductor devices
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