JPH10275058A - データ記録装置およびデータ記録装置へのアクセス方法 - Google Patents

データ記録装置およびデータ記録装置へのアクセス方法

Info

Publication number
JPH10275058A
JPH10275058A JP1426498A JP1426498A JPH10275058A JP H10275058 A JPH10275058 A JP H10275058A JP 1426498 A JP1426498 A JP 1426498A JP 1426498 A JP1426498 A JP 1426498A JP H10275058 A JPH10275058 A JP H10275058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
data
memory
recorded
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1426498A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohisa Motomura
直久 本村
Yoshihiro Morioka
芳宏 森岡
Yutaka Kase
裕 加瀬
Shinji Hamai
信二 濱井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1426498A priority Critical patent/JPH10275058A/ja
Publication of JPH10275058A publication Critical patent/JPH10275058A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 映像データのように時間的に連続するデータ
を途切れなく高速に記録する。 【解決手段】 ホストバス1に接続されたホストアダプ
タ2とそれに接続した記録媒体とよりなる記録ユニット
において、複数組の記録ユニットで一つの記録ユニット
群を構成するようにしておき、入力振り分け手段で記録
すべきデータを所定サイズ単位に分割するとともに、上
記記録ユニット群を構成する複数の記録媒体が一つの論
理記録空間となるように上記所定サイズ単位に分割され
たデータを各記録媒体に振り分ける。このように、振り
分けられた所定サイズのデータを記録手段を用いて、各
記録媒体に転送することを各ホストアダプタに同時に指
示するようにする。これによってホストアダプタに内蔵
されるコントローラ6は上記データを受け取って対応す
るハードディスク4に記録することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記録装置に
関し、特に映像データのように時間的に連続するデータ
を記録するデータ記録装置、該データ記録装置へのアク
セス方法および、該データ記録装置への記録または再生
の手順をプログラムとして収納する媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータで扱うデータの量は
マルチメディア化に伴い、非常に大きなデータ量を短時
間で扱う必要性が高まっている。例えば、ファイルサー
バー等に大量のデータの入出力を行う必要がある場合、
また映像などの時間的に連続するアナログ信号をデジタ
ル化して、そのデータストリームをハードディスク等の
記録媒体(以下記録媒体としてはハードディスクを例に
説明する)に記録し、あるいは該ハードディスクから再
生する場合などがある。特に映像を扱う場合にはデータ
が高速かつシームレスに記録あるいは再生されることが
要求され、この観点から種々の提案がなされている。
【0003】図15は従来のコンピュータにおけるデー
タ記録装置の構成の例を示す概念図である。コンピュー
タ8のホストバス1にホストアダプタ2が接続されてい
る。近年のホストアダプタ2はより高速転送が可能なバ
スマスタDMA転送に対応しており、ハードディスク4
に対して、記録、および読み出しの命令が発生した場
合、ホストアダプタ2の内部のコントローラ6がホスト
バス1のバス占有権を取得し、コントローラ6がメモリ
5から任意のデータをホストバス1を介して、ホストア
ダプタ2に内蔵するバッファメモリ7に転送する。この
ようにバッファメモリ7に書き込まれたそのデータを転
送バス3を介してハードディスク4に記録していく。次
いで、データを読み出す場合は、コントローラ6がハー
ドディスク4のデータを転送バス3を介してバッファメ
モリ7に転送し、次にコントローラ6がホストバスの占
有権を取得し、バッファメモリ7の内容をメモリ5の任
意の領域に転送する。
【0004】図16はハードディスクへの記録、読み出
しの別の従来例を示すものであり、例えば特願平5−2
65661に開示されているように、記録するデータを
複数のハードディスクに分散して記録し、より高速な処
理ができるようになっている。
【0005】コンピュータ8のホストバス1に接続され
ているホストアダプタ2は1つまたは複数の転送バス3
を備え、その転送バス3に複数のハードディスク4(1)
〜4(4) を接続している。ただし、当該11図に示すハ
ードディスク4の個数は1例であって、各転送バス3に
接続されるハードディスクの個数は任意でよい。
【0006】データの記録命令が発生すると、ホストア
ダプタ2に内蔵するコントローラ6がホストバス1のバ
ス占有権を取得し、コントローラ6がメモリ5から任意
のデータをホストバス1を介して、ホストアダプタ2に
内蔵するバッファメモリ7に転送する。次いでこのよう
にバッファメモリ7に書き込まれたデータをコントロー
ラ6(1),6(2) が各ハードディスク4(1) 〜4(4) に分
散し記録する。尚、コントローラ6(1),6(2) の役割を
コントローラ6が担ってもよいことはもちろんである。
この場合各ハードディスク4(1) 〜4(4) への記録は、
時間的にオーバーラップして行われるため、記録時間は
短縮されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ホストアダプタ2内部のコントローラ6
がホストバス1を介してアダプタ2内のキャッシュメモ
リとしてのバッファメモリ7に記録データを一時的に収
納して、ホストアダプタ2の転送バス3を介して各ハー
ドディスク4に転送する方式をとっており、コンピュー
タ上のメモリ5からホストアダプタ2上のバッファメモ
リ7に転送する処理と、そのバッファメモリ7からハー
ドディスク4に転送する処理を並行して処理できないと
いう問題点を有す。
【0008】また、コンピュータのホストバス1上でバ
スマスタDMA転送を行う場合、1のデバイス(この場
合コントーラ6)がホストバスの占有権を確保するため
には、アービトレーション制御をするための時間を必要
とし、1つのデバイスが占有できる時間が限られている
ため、ホストバスの高速な転送能力をフルに活用してい
ないという問題も有する。
【0009】現状、コンピュータ内部のホストバス1と
ホストアダプタ2の転送バス3とでは明らかにコンピュ
ータ内部のホストバス1の方が高速にデータを転送でき
る。例を挙げるとコンピュータの代表的ホストバスであ
るPCI(Pripherl Component Interconect)バスは133M
byte/secに対し、ホストアダプタの代表であるSCSI
バスは最高転送速度のUltraWide 規格で40Mbytes/secで
あり、ホストバスの方が高速に転送できることは明らか
である。
【0010】本発明は、このホストバスのアイドル時間
を可能な限り、データ転送に割り当て、また、コンピュ
ータ上のメモリからホストアダプタ上のバッファーメモ
リに転送する処理と、該バッファーメモリからハードデ
ィスクに転送する処理を並行して行うことにより、より
高速なデータの記録及び読み出しを可能にし、高ビット
レートなデータストリームを高速で記録、及び読み出し
を行うことができるデータ記録装置および該データ記録
装置へのアクセス方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下の手段を採用している。まず、本発
明は、ホストバス1に接続されたホストアダプタ2と該
ホストアダプタ2に接続された記録媒体とよりなる記録
ユニットを備えたデータ記録装置を前提としている。
【0012】ここで、まず、複数組の上記記録ユニット
で1の記録ユニット群を構成するようにしておき、入力
振り分け手段17で記録すべきデータを所定サイズ単位
に分割するとともに、上記記録ユニット群を構成する複
数の記録媒体4が1の論理記録空間となるように上記所
定サイズ単位に分割されたデータを各記録媒体4に振り
分ける。このように、振り分けられた所定サイズのデー
タを記録手段を用いて、各記録媒体4に転送することを
各ホストアダプタ2に同時に指示するようにする。
【0013】これによってホストアダプタ2に内蔵され
るコントローラ6は上記データを受け取って対応するハ
ードディスク4に記録することになる。記録されるべき
データを各記録ユニットに対応して一時的にコンピュー
タ8のメモリ5上に保持するようにすると、上記データ
がI/Oアダプタ10を介して高速に入力されるシーム
レスなデータストリームであるような場合にも対応する
ことができる。
【0014】この場合、上記分割されたデータを上記メ
モリ5上の連続空間に記録するとともに、該メモリ5上
の別の空間に上記データのアドレスを各記録ユニットに
対応して記録するようにするとメモリを効率的に使用す
ることができる。
【0015】上記入力振り分け処理段階で、上記メモリ
上の連続空間に各ディスクに対応する分割されたデータ
がn個(nは自然数)になったときに上記転送をするこ
とによって更に転送速度を高めることができる。
【0016】上記のようにディスク装置に記録されたデ
ータは、読み出し手段22によって順番に読み出すこと
ができる。このとき、読み出されたデータを一時的に順
次メモリ5に記録し、その後出力手段によって出力する
ようにすると、高速に処理できることになる。
【0017】尚、本発明は複数の端末機器に対して同時
に命令を出しても処理可能なマルチタスク機能を備えた
オペレーティングシステム(OS)でのみ実現可能であ
る。また、マルチタスク機能を用いると1の端末機器に
対する複数の命令も処理できる。従って、1のハードデ
ィスクに対応するホストアダプタ2に予め複数の記録命
令を出しておくことによって、更に効率のよいデータ転
送が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。 〔実施の形態1〕図1は本発明の実施の形態を示すシス
テム構成である。このシステムはコンピュータを用いて
構成されており、コンピュータ8はCPU9と、メモリ
5と、ホストバスとしてのPCIバス1と、PCIバス
1に接続されるホストアダプタとしてのSCSIアダプ
タ2(k) (k:自然数であって、この明細書では1〜4
を用いる)と、それぞれのSCSIアダプタ2(k) のS
CSIバス3(k) に接続される記録媒体としてのハード
ディスク4(k) と、I/Oアダプタ10と、上記各ハー
ドディスク4(k) へのアクセス制御をする制御ユニット
11を備える。
【0019】上記SCSIアダプタ2(1) とハードディ
スク4(1) 〜SCSIアダプタ2(4) とハードディスク
4(4) (すなわち、括弧内の数字が同じSCSIアダプ
タとハードディスクのグループ)はそれぞれ記録ユニッ
トを構成し、該4組の記録ユニットで1の記録ユニット
群を構成している。各SCSIアダプタ2(k) はバスマ
スタDMA転送を可能にしている。すなわち、該SCS
Iアダプタ2(k) に内蔵するコントローラ6がPCIバ
ス1の占有権を取得し、メモリ5上の任意のデータをP
CIバス1を介してSCSIアダプタ2(k) に内蔵する
バッファ7に転送することが可能である。
【0020】尚、本実施例ではコンピュータのホストバ
スとして、PCIバスを用いているが、転送速度条件さ
え満足するようであれば他の種類のデータ転送バスであ
ってもかまわない。また、ホストアダプタはSCSIア
ダプタを用いているが、バスマスタDMA転送が可能な
他の種類のホストアダプタであってもかまわない。
【0021】I/Oアダプタ10は、高ビットレートの
ストリームデータを上記制御ユニット11の指示に基づ
いて固定サイズのブロックの単位で入力し、メモリ5の
任意の領域に転送、またはメモリ5の任意の領域に既に
記録されたデータをストリームデータとして出力するこ
とが可能である。
【0022】制御ユニット11は以下の記録制御部11
1と、ファイル管理部112と、再生制御113で構成
される。記録制御部111は、CPU9の制御の下、固
定サイズブロックの単位で連続してメモリ5に入力され
るデータストリームを必ず記録が間に合うように、すな
わち、メモリ5がオーバフローしない状態を維持しなが
ら、各ハードディスク4に振り分けて記録する制御を担
当する。ファイル管理部112は各ハードディスク4に
記録したデータのハードディスク上での配置管理を行
う。再生制御部113は各ハードディスク4に振り分け
て記録したデータを、順に読み出してデータストリーム
を再構築し、I/Oアダプタ10に出力する制御を行
う。
【0023】図2はデータストリームを構成する所定サ
イズ(以下固定サイズブロックという)のデータを各ハ
ードディスク4(k) に記録するフォーマットの概念図で
ある。I/Oアダプタ10から入力されたデータストリ
ームは、固定サイズのブロック、・・に区切られて
メモリ5に転送され、ハードディスク4(1) には、上記
の固定サイズブロックを、ハードディスク4(2) には
固定サイズブロックを、更にハードディスク4(3) に
は固定サイズブロックをという順序で、シリアライズ
に記録されていく。
【0024】図3は制御ユニット11の記録制御部11
1が行う制御手順の概念を示すものである。上記記録制
御部111は更に以下に説明する記録バッファマネージ
ャ16と入力振り分け手段17と記録手段18より構成
される。
【0025】上記入力振り分け手段17はI/Oアダプ
タ10を介して入力されるデータストリームを固定サイ
ズブロック単位でメモリ5の任意の領域に転送するとと
もに、該メモリ5内で上記のように固定サイズ単位に分
割されたデータを上記各ハードディスク4(k) に対応し
て振り分ける処理を受け持つ。
【0026】また、上記記録手段18は上記入力振り分
け手段17によってメモリ5の任意の領域に転送された
ブロック単位のデータを振り分けられた各ハードディス
ク4に記録する処理を受け持つ。尚、この2つの手段に
よる処理は並行して行うことが可能である。
【0027】記録バッファマネージャ16は、下記の記
録ストリームバッファ14と記録管理キュー15とを管
理する機能を備えている。記録ストリームバッファ14
は、I/Oアダプタ10よりメモリ5に入力されるデー
タストリームを固定サイズブロック毎に格納するために
メモリ5内に形成される。また、上記、記録管理キュー
15は、各ハードディスク4(k) に記録されるべき上記
各ブロックデータが格納された記録ストリームバッファ
14のアドレスを登録するとともに、上記各ハードディ
スク4(k) のそれぞれに対応した構成となっている。ま
た、上記入力振り分け手段17および記録手段18はこ
の記録バッファマネージャ16から情報を取得すること
により、以下の記録及び再生制御を行うことになる。
【0028】図4、及び図5は、記録制御における、入
力振り分け手段17と、記録手段18のそれぞれの動作
手順を示すフローチャートである。以下、図1、図2、
図3、図4、及び図5を用い、ストリームデータをハー
ドディスク4(k) に記録する記録処理手順を詳細に説明
する。
【0029】ストリームデータをハードディスク4(k)
に記録する必要が生じた場合、CPU9の制御の下、上
記記録制御部111の入力振り分け手段17と記録手段
18の処理がスタートする。上記必要が生じた場合と
は、オペレータがI/Oアダプタ10の外部に設けられ
た該I/Oアダプタ10に入力する映像を表示するモニ
タを見ながら必要な時点で記録指示をマウス等より出し
た場合等である。
【0030】これによってまず、入力振り分け手段17
が固定サイズブロックで入力するデータを記録するため
にメモリ5内に形成される記録ストリームバッファ14
のアドレスを、記録バッファマネージャ16より取得す
る(ステップS1)。
【0031】入力振り分け手段17は、このように取得
したアドレスに上記I/Oアダプタ10より入力するス
トリームデータを記録するようにI/Oアダプタ10に
対して通知し(ステップS2)、この通知に基づいて、
I/Oアダプタ10が1の固定ブロックサイズのデータ
を上記記録ストリームバッファ14の所定のアドレスに
記録する。尚この記録処理の間上記入力振り分け手段1
7は処理を休止している(ステップS3)。
【0032】上記メモリ5には更に、各ハードディスク
4(k) に対応して記録管理キュー15が確保されてい
る。この状態で、ストリームデータが固定サイズブロッ
クで記録ストリームバッファ14の所定のアドレスに入
力されると、入力振り分け手段17が起床して入力完了
を記録バッファマネージャ16に通知するとともに、記
録が完了した上記所定のアドレスを該アドレスに記録さ
れた内容を記録すべきハードディスク4(k) に対応する
上記記録管理キュー15にセットする(ステップS
4)。
【0033】この時点で記録すべきデータが発生したこ
とになるため、入力振り分け手段17は記録手段18を
起床させる(ステップS5→S8)とともに、ストリー
ムデータの入力が終了であるならば、入力振り分け手段
17の動作を終了し、データストリームの入力が継続す
るならば、再び記録バッファマネージャ16に格納する
記録ストリームバッファ14のアドレスを取得する手順
(ステップS1)に移行する。以上記述したように、入
力振り分け手段17は格納できる記録ストリームバッフ
ァ14のアドレスを記録バッファマネージャ16から確
保しながら、データストリーム入力の処理を続けること
になる。
【0034】一方、記録手段18は、ファイル管理部1
12より、各ハードディスク4(k)の空き領域の先頭ア
ドレスを取得し(ステップS7)、ストリームデータが
入力されるまで処理を休止している(ステップS8)。
【0035】上記のように固定サイズブロックのストリ
ームデータが記録ストリームバッファ14の所定のアド
レスに入力されると、記録手段18は入力振り分け手段
17より起床される(ステップS5→S8)。ここで記
録手段18は記録バッファマネージャ16に対して、各
ハードディスク4(k) に対して記録すべきデータが存在
するかどうか問い合わせる(ステップS9(k) )。すな
わち、記録管理キュー15(k) に記録ストリームバッフ
ァ14のアドレスが書き込まれているか否かを問い合わ
せる、とともに、記録すべきデータが存在するとき(記
録管理キュー15(k) に記録ストリームバッファ14の
アドレスが書き込まれているとき)そのアドレスを取得
する(ステップS10(k) )。
【0036】記録手段18は各ハードディスク4(k) に
記録すべきデータに対応する上記アドレスを取得した
後、書き込み対象となるハードディスク4(k) に対応す
るSCSIアダプタ2(k) のコントローラ6(k) のそれ
ぞれに対し、記録命令を通知する(ステップS11(k)
)。これによって命令を受けた各コントローラ6(k)
が対応する各ハードディスク4(k) へのデータの書き込
みを行うことになる。
【0037】例としてハードディスク4(k) のすべてに
記録すべき記録ストリームバッファ14のアドレスが存
在した場合、記録対象である各ハードディスク4(k) に
対応するSCSIアダプタ2(k) コントローラ6(k) す
べてがPCIバスの占有権を取得をすることを試みる。
【0038】ここで図示しないPCIバス1のアービト
レーションを制御する伝送コントーラは予め設定された
時間、各コントローラ6(k) がマスタになれる時間を割
り振っており、各コントローラ6(k) はこの割り振られ
た時間(以下に説明する図10の実線部分)内でPCI
バスを占有して順次に記録データの転送を行うことにな
る。
【0039】すなわち、まず図10に示すように、コン
トローラ6(1) 〜6(4) に対する記録命令が出された場
合を想定する(時刻t1,t2,t3,t4 )。ここで、まず、コ
ントローラ6(1) がPCIバス1の占有権を確保して上
記予め設定された時間、メモリ5の記録ストリームバッ
ファ14よりバッファ7(1) にデータ転送する〔図10
(a) (A1-1)〕。次いでバッファ7(1) よりハードディス
ク4(1) にデータ転送されることになるが、この時間は
ハードディスク4(1) の性能によって規定され、上記設
定時間の数倍となる〔図10(a) (B1-1)〕。この間に図
10(b),(c),(d) に示すようにコントローラ6(2),6
(3),6(4) が順次占有権を確保して、メモリ5よりバッ
ファ7(2),7(3),7(4) にデータを転送することになる
〔図10 :(A2-1),(A3-1),(A4-1)〕。以上の処理をメモ
リ5と各コントローラ6(k) 間で繰り返して、記録スト
リームバッファ14の1固定サイズブロック分(全体と
しては4固定サイズブロック)のデータが転送される
と、記録手段18は記録完了通知を記録バッファマネー
ジャ16に発行することになる(時刻t11,t12,t13,t1
4)。
【0040】尚、上記のように各コントローラ6(k) に
記録命令を発行する処理は図5に示すように、正確には
各コントローラ6(k) に対して順番に実行される(図
5、ステップS9(1) 〜 9(4) )。しかしながら、こ
の処理はその後のバッファ7(k) よりハードディスク4
(k) への転送処理〔図10 :(B1-1)(B2-1),(B3
-1).......〕(ミリ秒単位)に比して著しく短い(ナノ
秒単位)ので、殆ど同時と考えてもよい。更に、特定の
ハードディスク4(k) に対応するデータがメモリ5に蓄
積されていない場合もあり、このときはそのハードディ
スク4(k) に対する記録命令は出されない(図5、ステ
ップS9(1) 〜 9(4) での否定回答があった場合)こ
とになる。
【0041】上記のように、メモリ5から各SCSIア
ダプタ2(k) のバッファ7(k) への転送処理が時間的に
連続することになるので、PCIバス1の転送能力を可
能な限り活用することになる。また、各バッファ7(k)
からハードディスク4(k) への記録も並列的に処理でき
ることになり、ホストバスとSCSIバスの伝送能力の
相違を補償できることになる。
【0042】各ハードディスク4(k) への記録命令を通
知した後、記録手段18は、各コントーラ6(k) がハー
ドディスク4(k) への記録処理をしている間は休止状態
となる(ステップS12)。各ハードディスク4(k) の
何れか(以下ハードディスク4(k0)を例に説明する)の
記録が完了すると、記録手段18は記録完了により起床
し、記録バッファマネージャ16にハードディスク4(k
0)への記録完了を通知するとともに、当該ハードディス
ク4(k0)に対応する記録管理キュー15(k0)の対応する
バッファアドレスの位置に記録完了を示す値を格納して
記録終了とする(ステップS13)。
【0043】記録手段18の起床は、上記記録完了時
(ステップS13)だけでなく上記ハードディスク4
(k) のいずれかへの記録中(ステップS12の休止中)
に、上記入力振り分け手段17側からの命令(ステップ
S5)によっても発生する可能性がある。このときも、
記録手段18はいずれかのハードディスク4(k) に対し
て記録するべき記録ストリームバッファ14のアドレス
が存在するか否かを、記録バッファマネージャ16に問
い合わせる(ステップS9(k) )。
【0044】しかしながらこのとき、上記前回のS12
のステップで記録中である特定のハードディスク4(k0)
への記録は該前回の記録処理が終了するまで休止され、
前回の記録処理が終了すると次のデータの記録命令が出
されるようになっている(後に説明する図11参照)。
従って、現在記録処理がなされていない、ハードディス
ク4(k) のコントローラ6(k) に対してのみ記録命令を
通知することになる(ステップS11(k) )。このよう
に、あるハードディスク4(k0)への記録命令が終了し、
その次のハードディスク4(k1)に記録すべき領域が存在
する場合、直ちにその記録命令を通知し、そのホストバ
ス1のアイドル時間を極力少なくするようになってい
る。
【0045】上記の処理によって何らかの原因で、ある
一連の記録処理が中断した場合であっても、記録バッフ
ァマネージャ16が管理する記録ストリームバッファ1
4の空き容量がなくなるまでの時間にハードディスク4
(k) への記録処理が復活するならば、ストリームデータ
を欠くことなく記録処理を継続できることになる。
【0046】もし、各ハードディスク4(k) の記録管理
キュー15(k) に記録すべきアドレス(記録ストリーム
バッファのアドレス)が存在せず、かつ、ストリームデ
ータの入力が終了している場合には(ステップS1
4)、発行した命令のすべてが終了していることを確認
した上で、記録されたストリームの記録情報をファイル
管理部112に通知して記録処理は終了とする(ステッ
プS15→S16→S17)。
【0047】〔実施の形態2〕次に制御ユニット11の
再生制御部113における、データストリームの再生制
御の処理を説明する。再生制御部113は更に、以下に
説明する再生バッファマネージャ19と読み出し手段2
2と、出力手段23とよりなる。
【0048】図6はストリーム再生制御処理を示す概念
図である。この再生処理は、データストリームが再生さ
れるように、読み出し手段22によって各ハードディス
ク4(k) から順次に固定サイズブロックのデータを読み
出してメモリ5の任意の領域に記録する処理と、上記の
ようにメモリ5の任意の領域に格納されたデータを出力
手段23によって固定サイズブロックの単位を連続させ
てストリームデータとして出力する処理とよりなる。
【0049】再生バッファマネージャ19は、固定サイ
ズブロックに区切られたストリームデータを格納するメ
モリ5に確保された再生ストリームバッファ20と、そ
のバッファのアドレスを登録する読み出し管理キュー2
1を管理する機能を備え、上記読み出し手段22と出力
手段23は再生バッファマネージャ19から情報を取得
することにより再生制御を実行するようになっている。
【0050】図6、及び図7はストリームデータを再生
する制御において、読み出し手段22と出力手段23
の、それぞれのフローチャートを示した図である。以
下、図1、図2、図5、図6、及び図7を用い、高速ス
トリームを再生するまでの制御を詳細に説明する。
【0051】ストリームの再生を行う必要が発生した場
合(オペレータの指示、あるいはソフト上の再生指示が
各SCSIアダプタ2(k) のコントローラ6(k) に出さ
れた場合)、CPU9の制御の下、読み出し手段22と
出力手段23の処理がスタートする。
【0052】読み出し手段22は、ファイル管理部11
2に対して、再生されるべきデータが格納されている領
域の先頭アドレスを検索しておく。更に、再生バッファ
マネージャ19に対して再生ストリームバッファ20の
空き領域を検索する(ステップS20)。ここで再生ス
トリームバッファ20に空き領域が存在しなかった場合
は該再生ストリームバッファ20の全領域が読み出され
たデータを貯えている状態であるので、そのデータが出
力されて、空き領域ができるまで、読み出し手段22は
休止状態となる(ステップS21→S25)。
【0053】読み出し手段22は再生ストリームバッフ
ァ20のアドレスが取得できた時点で、制御ユニット1
1のファイル管理部112より目的とするデータストリ
ームが格納されている領域の先頭アドレス情報より、読
み出すハードディスク4(k)の順番と領域を算出し、そ
のハードディスク4(k) に対応するコントローラ6(k)
に読み出し命令を通知する(ステップS23)。
【0054】ストリームデータは図2に示すように固定
サイズブロックの単位で各ハードディスク4(k) に格納
されているので、例として、そのデータストリームの最
初のデータがハードディスク4(1) に格納されていたと
すると、まず、ハードディスク4(1) に対応するコント
ローラ6(1) に読み出し命令を通知し、次いで、ハード
ディスク4(2) 、4(3) 、4(4) に対応するコントロー
ラ6(2) 〜6(4) に読み出し命令を順次通知する(ステ
ップS22は以下で説明する)。
【0055】次の格納バッファアドレスを取得してハー
ドディスク4(1) に対して読み出し命令を通知する際、
つまりそのハードディスク4(1) にアクセスする2回目
以降からは、そのハードディスク4(1) に対して前回の
読み出し命令が完了しているかどうかを確認する(ステ
ップS22)。ここで前回の読み出しが未だ終了してい
ないときには、読み出し手段22は当該読み出し処理が
終了する迄休止する(ステップS26)。前回の読み出
しが完了すると、上記同様、当該ハードディスク4(1)
のコントローラ6に読み出し命令を通知する(ステップ
S23)。
【0056】上記のように読み出し命令が出されて各固
定サイズブロックのメモリ5への読み出しが完了する毎
に、読み出し手段22は再生バッファマネージャ19に
対して、読み出し完了を通知するとともに、読み出し管
理キュー21の先頭からそのアドレスをセットしていく
(ステップS24)。同様にハードディスク4(2) 〜4
(4) について同様の処理を行っていく。
【0057】上記の処理を継続すると、再生バッファマ
ネージャ19が管理している再生ストリームバッファ2
0の空き領域がなくなり、読み出し手段22が格納バッ
ファアドレスを取得できなくなる。そこで、再生ストリ
ームバッファ20が満杯状態になると、出力手段23を
起床させ、読み出し手段22は休止状態となる(ステッ
プS25)。また、以下に説明するように、出力手段2
3は1つの固定サイズブロックを出力完了した後、休止
状態になっている読み出し手段22を起床させる(ステ
ップS35)。
【0058】次に出力手段23の処理を説明する。スタ
ート直後、出力手段23は休止状態になっており、前述
したとおり、再生バッファマネージャ19の再生ストリ
ームバッファ20が満杯状態になると、読み出し手段2
2によって起床され(ステップS30)、再生バッファ
マネージャ19よりアクセスすべき再生ストリームバッ
ファ20のアドレスを取得する(ステップS31)。次
に該アドレスに格納された固定サイズブロックのデータ
を出力する命令をI/Oアダプタ10に通知し(ステッ
プS32)、該固定サイズブロックのデータがストリー
ムデータとして出力されて、該データ出力が完了するま
で出力手段23を休止状態にする(ステップS33)。
【0059】出力手段23は上記固定サイズブロックデ
ータの出力が完了した時点で起床し、再生バッファマネ
ージャ19に完了を通知するとともに、読み出し管理キ
ュー21に出力完了を示す値をセットする(ステップS
34)。このとき、1つの固定サイズブロックに対する
出力命令が完了したので、再生ストリームバッファ20
に1つ空き領域ができる。ここで、出力手段23は、読
み出し手段22を起床させ、これによって、読み出し手
段22は空き領域のアドレスを取得する処理(ステップ
S20)を行うことになり、空き領域に対して読み出し
が常に行われることとなる。
【0060】何らかの原因でハードディスク4(k) から
の読み出し命令が終了しなかった場合、再生バッファマ
ネージャ19の再生ストリームバッファ20にセットさ
れている読み出し完了のストリームデータを、出力手段
23がすべて出力し終えるまでの時間に、読み出し動作
が復活するならば、ストリームデータ出力処理の中断が
発生することはない。また、上記読み出し手段22と出
力手段23による再生処理は並行して行われているた
め、PCIバスの転送能力を有効に活用していることに
なる。
【0061】以上、ストリームデータの記録処理と、再
生処理とに分けて説明したが、本システムでは上記記録
処理と再生処理が同時に発生するような場合もある。こ
のような場合は、各ハードディスク4(k) に記録するべ
きデータのブロックサイズをできるだけ大きくすること
により、ハードディスク4(k) の回転待ち、及びヘッド
のシーク動作を少なくして転送時間の向上を図る処理を
行うことが可能である。
【0062】〔実施の形態3〕図9は、記録すべきスト
リームデータを一時的に格納する記録ストリームバッフ
ァ14において、各ハードディスク4(k) に記録するデ
ータのブロックサイズが固定サイズブロック×2、固定
サイズブロック×3、及び固定サイズブロック×4の場
合のそれぞれについて、ストリームデータを格納する順
番を示した図である。
【0063】以下、図1、図2、図3、図4、図5、及
び図9を用い、記録、再生の同時処理が発生した場合に
おいて、記録バッファマネージャ16の処理に、ブロッ
クサイズを可変にする処理を説明する。
【0064】各ハードディスク4(k) に記録するデータ
のブロックサイズを〔固定ブロックサイズ×n(nは自
然数)〕とする。入力振り分け手段17が記録バッファ
マネージャ16からバッファアドレスを取得する際(ス
テップS1)、入力振り分け手段17は記録ストリーム
バッファ14の中で連続して空いているn個の領域を検
索し、そのn個の先頭の領域のアドレスを取得する。こ
の時点でそのn個の領域は予約されたものとし、次の入
力振り分け手段17によるバッファアドレス取得には、
前回のn個の連続の空き領域以外で、n個連続している
領域を検索し、その先頭領域のアドレスを通知する。
【0065】この処理をハードディスク4(k) の個数分
行う。具体的には、n=2のとき、図9(1) に示すよう
に、入力振り分け手段17は連続する2つのブロックデ
ータの第1番目のデータに対応する記録ストリームバッ
ファ14のアドレスとして、0、2、4、6を順に取得
する。同様にn=3のときは、図9(2) に示すように、
連続する3つのブロックデータの第1番目のデータに対
応する記録ストリームバッファ14のアドレスとして、
0、3、6、9を、更にn=4のときは、図9(3) に示
すように、連続する4つのブロックデータの第1番目の
データに対応する記録ストリームバッファ14のアドレ
スとして、0、4、8、12の順で取得する。
【0066】更に、振り分け手段17は、n=2のと
き、第2番目のブロックデータに対応するアドレスとし
て1、3、5、7を取得する。n=3のとき、第2番目
のブロックデータに対応するアドレスとして1、4、
7、10をまた、第3番目のブロックデータに対応する
アドレスとして2、5、8、11を取得する。更に、n
=4のとき、第2番目ブロックデータに対応するアドレ
スとして1、5、9、13を、第3番目のブロックデー
タに対応するアドレスとして2、6、10、14を、第
4番目のブロックデータに対応するアドレスとして3、
7、11、15のアドレスを取得する。
【0067】これによって、データストリーム30は、
n=2のときは図9(1) 、n=3のときは図9(2)、
n=4のときは図9(3)で示すとおりに記録ストリー
ムバッファ14に格納される。各ハードディスク4(k)
の記録管理キュー15にはn個における最後の領域にス
トリームデータが格納されたことによる入力完了通知
(ステップS4)の際に、n個における先頭の領域のア
ドレスを登録し、記録手段18はブロックサイズとして
(固定ブロックサイズ×n)を取得する(ステップS1
0)。これによって、各ハードディスク4(k) に対応す
るコントローラ6には固定ブロックサイズ×nのサイズ
の記録命令が通知される(ステップS11)。
【0068】記録が終了し、記録手段18が記録完了通
知を記録バッファマネージャ16に通知すると、その領
域の先頭からn個の領域を空き領域とする。これら一連
の処理を行うと、図2で示すフォーマットで各ハードデ
ィスク4(k) に保存されることとなり、再生の読み出し
制御を変更することなく大きなサイズのデータを記録で
きることになる。
【0069】上記の処理は、必要最小限として、固定ブ
ロックサイズ×n×ハードディスク4(k) の個数×2の
メモリを記録バッファストリーム14として確保する必
要がある。従って、コンピュータ8で確保できる記録バ
ッファストリーム14のメモリサイズが、(固定ブロッ
クサイズ×n×ハードディスクの個数×2)より多くな
るように、nの値を決定して制御を行う。ここで、(固
定ブロックサイズ×n×ハードディスク)まではnの単
位で記録バッファストリーム14に収納したときの1サ
イクルを意味し、最後の乗算数2は少なくとも2サイク
ル分の容量が必要であることを意味している。
【0070】このような制御により、限定されたメモリ
の容量から、最適なブロックサイズを選択して、効率よ
く転送することが可能である。 〔実施の形態4〕以上の記述において複数のSCSIア
ダプタ2(k) を時間的に並行させて作動させるようにし
ており、このことはマルチタスク方式のOSを用いるこ
とを前提としている。すなわち、図14に示すように、
マルチタスク方式では複数のディバイス(この場合複数
のSCSIアダプタ2(k) )に対する命令(記録命令)
が重複して発生したときでも、該複数の命令をCPU9
のI/Oマネージャ101が整理して、順次に処理でき
るようになっている。
【0071】しかしながら、上記の記述では、1のハー
ドディスク4(k) に着目すると、図11に示すように、
上記記録手段18が記録命令(図5、ステップS11)
をだすと、該記録命令は上記CPU9のI/Oマネージ
ャ101を介してSCSIアダプタ2(k) (ハードディ
スク(4k))に通知されるようになっている。これによっ
て、ハードディスク4(k) に所定の時間(図11の黒矢
印)の記録処理が可能となり、記録手段18が記録完了
通知を出すことによって、次の単位のデータが記録処理
されることになる(図5、ステップS13、図11、時
刻T1 →T2 、T3 →T4 ・・)。尚、このような処理
手順で複数のSCSIアダプタ2(k) が稼働している状
態は上記図10に示した通りである。
【0072】ところが、上記マルチタスク方式のOSを
用いると、CPU9のI/Oマネージャ101は1のS
CSIアダプタ2(k) に対する複数の命令を受け付ける
ことができ、該命令を必要なときまで待機させることが
できる。尚、このときに受け付け可能な命令数Mは設計
時に任意に定めることができる。
【0073】この方式を本願発明に適用すると図13に
示すような手順になる。すなわち、メモリ5上に例えば
ハードディスク4(1) に記録すべきデータが存在すると
き、記録命令を発行することは、上記図5に示した手順
と同じであるが、ここでメモリ5上に上記ハードディス
ク4(1) に存在するデータが複数mの固定サイズブロッ
クであると、上記のようにCPU9が受け付け可能な数
(M)の記録命令(もしくはm<Mのときはm)を受け
付けるようにする。また、他のハードディスク4(k) に
対する処理も同様にする(図13、ステップS9(k) →
91(k) )。
【0074】このように記録命令が複数だされると、最
初の記録命令以外の記録命令は、該最初の記録命令に基
づく転送処理が終了する迄、実行されずにCPU9上で
待機していることになる。そこで、上記CPU9が受け
付け可能な数をM=2とし、メモリ5の記録ストリーム
バッファ14上にハードディスク4(1) に記録すべき固
定サイズブロックが2以上存在すると仮定する。
【0075】この状況下では、図12に示すように時刻
11にハードディスク4(1) に対する2つの記録命令が
連続して発行され、ここで、最初の記録命令が実行され
ている間、もう1つの記録命令がI/Oマネージャ10
1上に待機していることになる。次いで、コントーラ6
(1) (SCSIアダプタ2(1) )より記録完了の通知を
I/Oマネージャ101が受けると略同時(時刻T21
に、CPU9上に待機している次の記録命令がコントロ
ーラ6(1) に通知されるようになっている。
【0076】また、上記SCSIアダプタ2(1) よりの
最初の記録命令に対応する記録完了の通知はそのまま記
録手段18にも通知され、ここで記録ストリームバッフ
ァ14にハードディスク4(1) に対応する固定サイズの
データが存在することを条件に、更に新たな記録命令が
発行されることになる(時刻T12)。
【0077】図11と図12の比較より明らかなよう
に、上記のように処理することによって、更に、効率の
よい転送処理を実現することができることになる。尚、
図13に示すように、現在実行中の記録命令がある場合
は該記録命令による処理が終了するまで、記録手段18
は休止する(図13、ステップS92:Y→S12)。
その他の処理は上記図5の処理と同様である。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、データ(ストリームデ
ータ)源より記録ユュニットを構成する1のバッファへ
のデータ転送と、該バッファよりハードディスクへの記
録処理が交互に熟考されているが、複数の記録ユニット
単位では見掛け上上記2つの処理が同時行われているこ
とになり、飛躍的に記録速度が向上する。また、ホスト
バスの、転送速度が向上すると、記録速度が更に向上
し、高速なストリームデータでも記録することが可能に
なるという効果がある。
【0079】また、各ハードディスクに対応して、記録
するためのストリームデータを一時的に保存するコンピ
ュータ上のメモリ(記録ストームバッファ)を割り当て
ることによって、あるハードディスクへの記録が中断し
たり、または記録が間に合わない場合にもストリームデ
ータの取りこぼしを防止することができる効果がある。
また、この場合記録命令を複数先出すしすることによっ
て、更に、記録効率を向上させることができる。
【0080】更に、データを再生出力する場合にも、あ
らかじめ、記録ストームバッファにストリームデータに
格納して出力することにより、あるハードディスクの記
録が、なんらかの原因で中断、または記録が間に合わな
い場合にも、メモリに格納されているストリームデータ
が出力し終えるまでにハードディスクの読み出し処理が
復帰したら、ストリームデータの出力が中断することは
ない。
【0081】また、データを一時記録した記録ストリー
ムバッファとは別に各ハードディスクに対応した記録管
理キューを設けて、アドレスのみを記録管理することに
よって、コンピュータ上のメモリの使用効率が向上する
効果がある。
【0082】また、記録単位としてのデータサイズを通
常の伝送単位のn倍とすることによって、通知する命令
の数が減少することになり、より高速化に対応すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステム構成図であ
る。
【図2】ハードディスクへの記録フォーマットの概念図
である。
【図3】本願発明の振り分け記録処理を示す更に詳しい
機能ブロック図である。
【図4】本願発明の入力振り分け処理を示すフロー図で
ある。
【図5】本願発明の記録処理を示すフロー図である。
【図6】本願発明の再生処理を示す更に詳しい機能ブロ
ック図である。
【図7】本願発明の読み出し処理を示すフロー図であ
る。
【図8】本願発明の出力処理を示すフロー図である。
【図9】本願発明の別の実施形態を示す概念図である。
【図10】本願発明の1記録サイクルのタイムチャート
である。
【図11】本願発明のタイムチャートである。
【図12】本願発明の更に別の実施形態のタイムチャー
トである。
【図13】本願発明の更に別の実施形態のフロー図であ
る。
【図14】マルチタスクの概念を示す構成図である。
【図15】従来のデータ記録装置の1例を示す構成図で
ある。
【図16】従来のデータ記録装置の他の例を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 PCIバス 2 SCSIアダプタ 3 SCSIバス 4 ハードディスク 5 メモリ 6 コントローラ 7 バッファ 8 コンピュータ 9 CPU 10 I/Oアダプタ 11 制御ユニット 111 記録制御部 112 ファイル管理部 113 再生管理部 14 記録ストリームバッファ 15 記録管理キュー 16 記録バッファマネージャ 17 入力振り分け手段 18 記録手段 19 再生バッファマネージャ 20 再生ストリームバッファ 21 読み込み管理キュー 22 読み出し手段 23 出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱井 信二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストバスに接続されたホストアダプタ
    と該ホストアダプタに接続された記録媒体とよりなる記
    録ユニットを備えたデータ記録装置において、 複数組の上記記録ユニットで構成される記録ユニット群
    と、 記録すべきデータを所定サイズ単位に分割するととも
    に、上記記録ユニット群を構成する複数の記録媒体が1
    の論理記録空間となるように上記分割されたデータを各
    記録媒体に振り分ける入力振り分け手段と、 上記振り分けられた所定サイズ単位のデータを各記録媒
    体に転送することを各ホストアダプタに同時に指示をす
    る記録手段と、 を備えたことを特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記入力振り分け手段が、更に、入力デ
    ータを受信する機能を備えた請求項1に記載のデータ記
    録装置。
  3. 【請求項3】 上記入力振り分け手段が上記分割された
    データを各記録ユニットに対応して一時的にメモリ上に
    保持し、その後上記記録手段が該メモリの記憶状態に基
    づいてデータの上記各記録媒体への記録命令を出す請求
    項1に記載のデータ記録装置。
  4. 【請求項4】 上記記録命令が、記録媒体への所定サイ
    ズのデータ転送が終了するとともに、メモリ上に次の所
    定サイズのデータが保持されていることを条件に1個ず
    つ出される請求項3に記載のデータ記録装置。
  5. 【請求項5】 上記記録命令が、メモリ上に所定サイズ
    のデータが保持された時点で、任意に定められた数Mも
    しくはm<Mの範囲でメモリ上に保持されたデータの単
    位数mと同じ数出される請求項3に記載のデータ記録装
    置。
  6. 【請求項6】 上記入力振り分け手段が上記メモリ上の
    連続空間に上記分割されたデータを順次記録するととも
    に、上記メモリ上の別の空間に上記データが記録された
    連続空間のアドレスを各記録ユニットに対応して記録す
    る請求項3に記載のデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 上記分割されたデータの所定サイズが、
    伝送単位として使用される固定サイズである請求項1に
    記載のデータ記録装置。
  8. 【請求項8】 ホストバスに接続されたホストアダプタ
    と、該ホストアダプタに接続された記録媒体とよりなる
    記録ユニットを備えたデータ記録装置において、 複数組の上記記録ユニットで構成される記録ユニット群
    と、 上記記録ユニット群を構成する複数の記録媒体を1の論
    理記録空間となるように各記録媒体に分割記録されたデ
    ータを、一連のデータとして読み出す読み出し手段と、 上記読み出されたデータをそのままの順序で出力する出
    力手段とを備えたことを特徴とするデータ記録装置。
  9. 【請求項9】 上記読み出し手段が上記読み出されたデ
    ータを一時的に順次メモリに記録し、その後該データが
    出力手段によって出力される請求項8に記載のデータ記
    録装置。
  10. 【請求項10】 ホストバスに接続されたホストアダプ
    タと該ホストアダプタに接続された記録媒体とよりなる
    記録ユニットを備えるとともに、複数組の該記録ユニッ
    トにより記録ユニット群を構成したデータ記録装置への
    アクセス方法において、 記録すべきデータを所定サイズ単位に分割するととも
    に、上記記録ユニット群を構成する複数の記録媒体が1
    の論理記録空間となるように、上記分割されたデータを
    各記録媒体に振り分けて、各記録媒体に記録することを
    特徴とするデータ記録装置へのアクセス方法。
  11. 【請求項11】 上記分割されたデータを各記録ユニッ
    トに対応して一時的にメモリ上に保持し、その後該メモ
    リの記憶状態に基づいてデータの各記録媒体への記録命
    令を出す請求項10に記載のデータ記録装置へのアクセ
    ス方法。
  12. 【請求項12】 上記記録命令が、記録媒体への所定サ
    イズのデータ転送が終了するとともに、メモリ上に所定
    サイズのデータが保持された時点で1個ずつ出される請
    求項10に記載のデータ記録装置へのアクセス方法。
  13. 【請求項13】 上記記録命令が、メモリ上に所定サイ
    ズのデータが保持された時点で、任意に定められた数M
    もしくはm<Mの範囲でメモリ上に保持されたデータの
    単位数mと同じ数出される請求項10に記載のデータ記
    録装置へのアクセス方法。
  14. 【請求項14】 上記分割されたデータが上記メモリ上
    の連続空間に記録されるとともに、各記録ユニットに対
    応するメモリ上の別の空間に該データが記録された連続
    空間のアドレスを上記各データ記録装置に対応して振り
    分ける請求項11に記載のデータ記録装置へのアクセス
    方法。
  15. 【請求項15】 上記入力振り分け処理段階で、上記メ
    モリ上の連続空間に各記録媒体に対応する分割されたデ
    ータがn個(nは自然数)収納されたときに対応する記
    録媒体に記録する請求項11または14に記載のデータ
    記録方法。
  16. 【請求項16】 上記データの所定サイズが伝送単位と
    して使用される固定サイズである請求項10に記載のデ
    ータ記録装置へのアクセス方法。
  17. 【請求項17】 ホストバスに接続されたホストアダプ
    タと該ホストアダプタに接続された記録媒体とよりなる
    記録ユニットを備えるとともに、複数組の該記録ユニッ
    トより記録ユニット群を構成したデータ記録装置へのア
    クセス方法において、 上記複数の記録媒体を1の論理記録空間となるように各
    記録媒体に分割記録されたデータを、一連のデータとし
    て読み出すとともに、該読み出されたデータをそのまま
    の順序で出力することを特徴とするデータ記録装置への
    アクセス方法。
  18. 【請求項18】 上記読み出されたデータが一時的にメ
    モリに記録され、その後出力される請求項17に記載の
    データ記録装置へのアクセス方法。
  19. 【請求項19】請求項1〜18に記載の各制御方法の全
    部、又は一部の制御方法、又は各手段の全部、又は各手
    段の一部の機能をコンピュータで実行させるためのプロ
    グラムを記録したことを特徴とする媒体。
JP1426498A 1997-02-03 1998-01-27 データ記録装置およびデータ記録装置へのアクセス方法 Withdrawn JPH10275058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1426498A JPH10275058A (ja) 1997-02-03 1998-01-27 データ記録装置およびデータ記録装置へのアクセス方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-20618 1997-02-03
JP2061897 1997-02-03
JP1426498A JPH10275058A (ja) 1997-02-03 1998-01-27 データ記録装置およびデータ記録装置へのアクセス方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10275058A true JPH10275058A (ja) 1998-10-13

Family

ID=26350180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1426498A Withdrawn JPH10275058A (ja) 1997-02-03 1998-01-27 データ記録装置およびデータ記録装置へのアクセス方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10275058A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754680B1 (en) 1999-05-20 2004-06-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data control equipment, method to control data and recording medium to record data control procedure
JP2020047344A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 株式会社東芝 磁気ディスク装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754680B1 (en) 1999-05-20 2004-06-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data control equipment, method to control data and recording medium to record data control procedure
JP2020047344A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 株式会社東芝 磁気ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0971358B1 (en) Data processing apparatus and file management method therefor
US6321237B1 (en) Recording and reproducing apparatus and method for accessing data stored on a randomly accessible recording medium, and for managing data thereon
US6292878B1 (en) Data recorder and method of access to data recorder
JP2804115B2 (ja) ディスクファイルシステム
KR930009779B1 (ko) 디지틀정보 입출력장치와 디지틀정보 입출력방법
EP1094392B1 (en) Method and apparatus for interfacing with a secondary storage system
JPH11119923A (ja) データアクセス制御装置及びデータアクセス制御プログラムを記録した媒体
US20040268070A1 (en) Method and apparatus for backing up data in virtual storage medium
JP2003141813A (ja) 記録再生装置及び記録再生方法
JP2007249938A (ja) Usbホストシステム、avデータ再生装置およびavデータ記録装置
US20050259542A1 (en) Reproduction device and method, recording medium, and program
JPH10124352A (ja) ライブラリ内ファイルの管理方法、及びライブラリ用サーバ装置
JPH10275058A (ja) データ記録装置およびデータ記録装置へのアクセス方法
JPH11306124A (ja) データ転送方法および装置
US7382970B2 (en) Process control manager for audio/video file system
JP2001100927A (ja) ファイル管理システム,ファイル管理方法および記録媒体
JP2000235542A (ja) データ処理装置及び記録媒体
JP4513054B2 (ja) 情報端末
EP0858025B1 (en) Data recorder and method of access to data recorder
JP2001118335A (ja) データ記録・再生装置、データ記録方法、データ再生方法、データ記録・再生方法、ハードディスクコントローラおよびavデータの記録・再生方法
JP3175999B2 (ja) ディスクアレイ装置
JP2001169238A (ja) ノンリニア編集装置、ノンリニア編集方法、記録媒体、テスト方法
JPH08212707A (ja) データ管理方法およびデータ記録装置
JP2001209577A (ja) 情報記録再生装置
JP2001211412A (ja) 高速av情報サーバー及びその磁気ディスク装置増設方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060524