JP3175999B2 - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JP3175999B2
JP3175999B2 JP23476393A JP23476393A JP3175999B2 JP 3175999 B2 JP3175999 B2 JP 3175999B2 JP 23476393 A JP23476393 A JP 23476393A JP 23476393 A JP23476393 A JP 23476393A JP 3175999 B2 JP3175999 B2 JP 3175999B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データの高転送速度化
を可能とするディスクアレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高性能なマイクロプロセッサの開
発により計算機の演算処理能力は飛躍的に向上してき
た。これに合わせて大量のデータを記録する二次記憶装
置にも、高い転送速度と大きな記憶容量を誇るディスク
アレイ装置が登場してきた。このディスクアレイ装置に
より画像データの実時間処理が可能となるため、マルチ
メディアを支える記憶装置として期待されている。
【0003】しかしならが、前述したディスクアレイ装
置では、小容量のデータをアクセスする場合にも、全て
のディスクがデータの記録対象となって駆動されるので
効率が悪いという欠点が指摘されている。
【0004】図2に従来のディスクアレイ装置における
データ転送の例を示す。図2に示すデータ転送では、デ
ータの語長を4分割して4台のディスク装置21〜24
のそれぞれに分割した各々のデータを記録し、データの
読み書きを行なう。この際、データの読み書きは予め定
めた大きさのブロック単位で行なわれる。図において、
(a) の期間は画像データ等の大容量データの記録再生が
行われたことを示し、(b) の期間ではトランザクション
・データ等の小容量データの記録再生が行われたことを
示している。
【0005】また、一般にディスク装置ではデータの読
み書きにシーク動作を必要とすため、前述したブロック
の単位を大きめに設定して、シーク動作による無駄時間
の割合を削減する手法が取られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のディスクアレイ装置においては、図2からも明
らかなようにブロック単位を大きくすると、小容量のデ
ータを読み書きする際の未使用領域が無駄時間tを増大
させる結果となる。従って、小容量データの読み書きを
頻繁に行なうと記憶システムの性能が著しく低下する。
【0007】このような問題を解決するために、データ
を語長方向に分解せずに時間軸方向に分解し、一連のデ
ータを一定の時間間隔で分割して各ディスク装置に逐次
書き込む手法(例えば、木野内康夫,他:”長短データ
アクセス混在時のストライプアレーディスクのスループ
ット解析”,信学会D-Ipp1005-1014,1992 等)が検討さ
れている。
【0008】しかし、これらの手法によって小容量デー
タを読み書きする際の無駄時間tは軽減されるが、本質
的に性能向上を図ることができる訳ではなく、小容量デ
ータのランダムアクセスが頻発すると大容量データの高
速な転送において同期の確保が困難となり、画像データ
等の場合には時間軸に乱れが生じるという問題点があっ
た。
【0009】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、小容
量データと高速転送を必要とする大容量データを効率よ
く並列にアクセスできるディスクアレイ装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1では、並列に接続して配置された複数の
ディスク装置と、該ディスク装置へのデータ記録時に、
データをビット,バイト,ワード等の予め定められた単
位で分解して各ディスク装置に分散して記録し、データ
再生時には各ディスク装置から再生されたデータを結合
して元のデータを復元するデータ記録再生手段とを備え
たディスクアレイ装置において、前記各ディスク装置
は、画像データ等の高転送速度が要求される大容量デー
タをエラー訂正符号を用いたデータ変換処理を行って
割して記録する第1の領域とトランザクション・データ
等の小容量データを分割せずに記録する第2の領域とを
有し、前記データ記録再生手段は、記録再生対象となる
データに基づいて前記各ディスク装置の第1の領域又は
第2の領域を選択すると共に、前記各ディスク装置の第
1の領域を選択して記録再生を行っている間に前記各デ
ィスク装置のうちの特定のディスク装置を切り離して当
該ディスク装置の第2の領域を選択する記録領域選択手
段を有するディスクアレイ装置を提案する。
【0011】また、請求項2では、請求項1記載のディ
スクアレイ装置において、前記データ記録再生手段は、
少なくとも前記各ディスク装置の第1の領域への記録対
象データに対して、2N(N≧1の整数)台のディスク
装置が機能しない場合にも元のデータを復元できるエラ
ー訂正符号を付与するエラー訂正符号付与手段と、前記
エラー訂正符号を付与されたデータから元のデータを復
元するデータ復元手段とを有すると共に、前記第1の領
域及び第2の領域へのアクセスが重複した場合に、任意
の最大N台までのディスク装置に対して前記第2の領域
へのアクセスを許可し、この間アクセスが不能となる該
ディスク装置の第1の領域には分割データの記録を行な
わないディスクアレイ装置を提案する。
【0012】また、請求項3では、請求項1記載のディ
スクアレイ装置において、前記データ記録再生手段は、
前記各ディスク装置への記録対象データに対して、N
(N≧1の整数)台のディスク装置が機能しない場合に
も元のデータを復元できるエラー訂正符号を付与するエ
ラー訂正符号付与手段と、前記エラー訂正符号を付与さ
れた前記各ディスク装置の記録データから元のデータを
復元するデータ復元手段とを有すると共に、前記第1の
領域及び第2の領域へのアクセスが重複した場合に、任
意の最大N台までのディスク装置に対して前記第2の領
域へのアクセスを許可し、この間アクセスが不能となる
該ディスク装置の第1の領域には分割データの記録を行
なわず、各ディスク装置の第1の領域に一連に分割デー
タを記録した直後に該記録データを復元し、該復元した
データに基づいて前記第2の領域へのアクセスを許可し
たディスク装置の第1の領域に記録されなかった分割デ
ータを該第1の領域に記録するディスクアレイ装置を提
案する。
【0013】また、請求項4では、請求項3記載のディ
スクアレイ装置において、前記データ記録再生手段は、
前記第1の領域及び第2の領域へのアクセスが同時に要
求された結果、前記第1の領域への記録を行なわなかっ
たN台以下のディスク装置に記録すべき分割データを一
時的に記憶する記憶装置を有しており、各ディスク装置
の第1の領域に一連の分割データを記録した後に、前記
記憶装置に記憶されている未記録の分割データを前記N
台のディスク装置の第1の領域に記録するディスクアレ
イ装置を提案する。
【0014】さらに、請求項5では、請求項1、2、3
又は4記載のディスクアレイ装置において、前記各ディ
スク装置の第1の領域に格納する大容量データを高速に
転送するための高転送レートバスと、ディスクアレイ装
置の制御コマンド及び各ディスク装置の第2の領域に格
納する小容量のデータを転送するための低転送レートバ
スとを有するディスクアレイ装置を提案する。
【0015】
【作用】本発明の請求項1によれば、複数のディスク装
置が並列に接続して配置され、データ記録再生手段によ
って、前記ディスク装置へのデータ記録時には、記録対
象のデータはビット,バイト,ワード等の予め定められ
た単位で分解して各ディスク装置に分散して記録され、
データ再生時には各ディスク装置から再生されたデータ
を結合して元のデータが復元される。また、画像データ
等の高転送速度が要求される大容量データを記録或いは
再生する際には、記録領域選択手段によって前記各ディ
スク装置の第1の領域が選択されて、前記大容量データ
エラー訂正符号を用いたデータ変換処理が施されて前
第1の領域に分割して記録され、或いは各第1の領域
から分割データが再生される。さらに、トランザクショ
ン・データ等の小容量データを記録或いは再生する際に
は、前記記録領域選択手段によって任意のディスク装置
の第2の領域が選択されて、該第2の領域に前記小容量
データが分割されずに記録され、或いは該第2の領域か
ら前記小容量データが再生される。さらに、前記第1の
領域を選択して記録再生を行っている間に、前記第2領
域を用いて小容量データの記録再生が生じた場合は、前
記各ディスク装置のうちの特定のディスク装置が切り離
されて当該ディスク装置の第2の領域が選択される。
【0016】また、請求項2によれば、ディスク装置へ
のデータ記録時には、エラー訂正符号付与手段によって
少なくとも前記各ディスク装置の第1の領域への記録対
象データに対して、2N(N≧1の整数)台のディスク
装置が機能しない場合にも元のデータを復元できるエラ
ー訂正符号が付与され、データに冗長度が与えられた
後、該データが各ディスク装置に分散されて記録され
る。また、データ再生時には、データ復元手段によって
各ディスク装置に記録されている前記エラー訂正符号が
付与されたデータから元の個々の分割データが復元され
ると共に、各ディスク装置から再生された個々の分割デ
ータが結合されて一体化され、記録時のデータが復元さ
れる。さらに、前記第1の領域及び第2の領域へのアク
セスが重複した場合には、データ記録再生手段によっ
て、任意の最大N台までのディスク装置に対して前記第
2の領域へのアクセスが許可され、この間アクセスが不
能となる該ディスク装置の第1の領域には分割データの
記録は行なわれず、該第1の領域に対応する分割データ
の再生に関しては前記データ復元手段のエラー訂正処理
によってデータが復元される。
【0017】また、請求項3によれば、ディスク装置へ
のデータ記録時には、エラー訂正符号付与手段によって
少なくとも前記各ディスク装置の第1の領域への記録対
象データに対して、N(N≧1の整数)台のディスク装
置が機能しない場合にも元のデータを復元できるエラー
訂正符号が付与された後、該データが各ディスク装置に
分散されて記録される。また、データ再生時には、デー
タ復元手段によって各ディスク装置に記録されている前
記エラー訂正符号が付与されたデータから元の個々の分
割データが復元されると共に、各ディスク装置から再生
された個々の分割データが結合され一体化されて、記録
時のデータが復元される。さらに、前記第1の領域及び
第2の領域へのアクセスが重複した場合には、データ記
録再生手段によって、任意の最大N台までのディスク装
置に対して前記第2の領域へのアクセスが許可され、こ
の間アクセスが不能となる該ディスク装置の第1の領域
には分割データの記録は行なわれず、該第1の領域に対
応する分割データの再生に関しては前記データ復元手段
のエラー訂正処理によってデータが復元される。また、
各ディスク装置の第1の領域に一連に分割データを記録
した直後に、前記データ記録再生手段によって、該記録
データが復元され、該復元されたデータに基づいて前記
第2の領域へのアクセスを許可したディスク装置の第1
の領域に記録されなかった分割データがエラー訂正符号
を付与された後該第1の領域に記録される。
【0018】また、請求項4によれば、前記第1の領域
及び第2の領域へのアクセスが同時に要求された結果、
前記第1の領域への記録を行なわなかったN台以下のデ
ィスク装置に記録すべき分割データが記憶装置に一時的
に記憶され、各ディスク装置の第1の領域に一連の分割
データが記録された後に、前記記憶装置に記憶されてい
る未記録の分割データが、データ記録再生手段によって
前記N台のディスク装置の第1の領域に記録される。
【0019】さらに、請求項5によれば、前記各ディス
ク装置の第1の領域に格納する大容量データは高転送レ
ートバスによって高速に転送されると共に、ディスクア
レイ装置の制御コマンド及び各ディスク装置の第2の領
域に格納する小容量のデータは低転送レートバスによっ
て低速で転送される。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の第1の実施例の概要を説明す
る図であり、本実施例はエラー訂正符号を用いたデータ
格納方式により小容量データと高速転送が必要な大容量
データとを並列にアクセスできるようにし、小容量デー
タのアクセスに伴う無駄時間を完全に解消したものであ
る。
【0021】具体的には図1に示すように、ディスクア
レイ装置を構成する各ディスク装置1(図1では1台の
みを示す)内に、画像データ等の高速転送が要求される
大容量データを分割して記録する第1の領域2と、トラ
ンザクション・データ等の小容量データを分割せずに記
録する第2の領域3を設けている。また、大容量データ
に対してはアレイコントローラ4によってエラー訂正符
号を用いたデータ変換処理を行なって記録再生すること
により、複数台のディスク装置1の中の特定台数のディ
スク装置1が小容量データの記録再生のために切り離さ
れた場合にも、他のディスク装置1に対する大容量デー
タの記録再生を継続できるようにしている。さらに、大
容量データ及び小容量データは、バスコントローラ5を
介して例えば高転送レートバスHB及び低転送レートバ
スLBの2つの専用バスを介して転送される。ここで、
高転送レートバスHBを共通バスとしてもよい。即ち、
バスコントローラ5によって、低転送レートバスLBを
介して転送されるデータを高転送レートバスHBを介し
て転送するようにし、低転送レートバスを削除してもよ
い。
【0022】次に、図3に示す構成図に基づいて第1の
実施例の詳細を説明する。ここに示す第1の実施例は、
9台のパリティ用のディスク装置1a〜1iと12台の
データ用のディスク装置1j〜1uを備え、上位装置か
ら入力された12ビットパラレルデータに対してエラー
訂正用のパリティビットを9ビット付加し、その後1ビ
ット毎に分割してそれぞれ異なるディスク装置に記録す
るようにしたものである。これにより、各ディスク装置
1a〜1uの第1の領域2にある大容量データにアクセ
スしている場合にも、各ディスク装置1a〜1uの第2
の領域3にある小容量データの1つに任意にアクセスす
ることができるものである。
【0023】即ち、図3において、1a〜1uはディス
ク装置で、それぞれ分割された大容量データを格納する
第1の領域2と、分割しない小容量データを格納する第
2の領域3を有している。4は複数のディスク装置1a
〜1uを同時に制御するアレイコントローラ、5は高転
送レートバスHB及び低転送レートバスLBのデータの
流れを管理するバスコントローラ、6は小容量データを
書き込むディスク装置を選択するためのデバイスセレク
タである。
【0024】また、7は12ビットパラレルデータに9
ビットのパリティを付加する符号回路、8は21ビット
のデータから12ビットパラレルデータを復元する復号
回路、9は各ディスク装置1a〜1uのアクセス状態を
管理するアクセスコントローラ、10はデータのシリア
ル・パラレル変換を行なうデータ変換回路、11はディ
スクアレイ装置全体のステータスを管理するステータス
コントローラである。
【0025】第1の実施例では、各ディスク装置1a〜
1uは、1ビットデータをシリアルに記録再生するよう
に構成されている。図示せぬ上位装置から高転送レート
バスHBを介して入力された大容量のパラレルデータ
は、符号回路7によって先ず12ビット毎に9ビットの
パリティビットが付加され、その後1ビット毎に各ディ
スク装置1a〜1uの第1の領域2に書き込まれる。再
生時には、各ディスク装置1a〜1uの第1の領域2か
ら再生された1ビットデータが結合され、復号回路8に
よってエラー訂正されて高転送レートバスHBに出力さ
れる。なお、上位装置から高転送レートバスHBを介し
て入力されたパラレルデータは、符号回路7を通過した
後にデバイスセレクタ6を通過するが、デバイスセレク
タ6は小容量データを書き込むディスク装置を選択する
ためのものであり、該パラレルデータに対しては基本的
に何ら機能するものではない。
【0026】一方、上位装置から低転送レートバスLB
を介して入力されたパラレルデータは、データ変換回路
10によってシリアルデータに変換され、デバイスセレ
クタ6を介して所望のディスク装置1a〜1uの第2の
領域3に記録される。この場合、デバイスセレクタ6
は、ディスク装置1a〜1uと符号回路7及び復号回路
8とをつなぐデータラインの中から、第2の領域3にデ
ータを書き込もうとするディスク装置1a〜1uに至る
データラインを切り離して、これをデータ変換回路10
に接続する。また、ディスク装置1a〜1uの第2の領
域3に記録されているデータを再生する場合には、これ
と逆の過程を経て、低転送レートバスLBに再生された
パラレルデータが出力される。
【0027】上位装置からのコマンドデータは、低転送
レートバスLBを介してステータスコントローラ11に
転送され、該コマンドデータに基づいてアクセスコント
ローラ9が各ディスク装置1a〜1uのヘッド位置を制
御する。逆に各ディスク装置1a〜1uのステータス
は、アクセスコントローラ9からステータスコントロー
ラ11に転送され、ディスクアレイ装置のステータスデ
ータとして低転送レートバスLBを介して上位装置に出
力される。
【0028】前述した構成よりなる第1の実施例の場
合、大容量データを書き込んでいる間に小容量データを
書き込もうとすると、デバイスセレクタ6によって小容
量データを書き込むディスク装置につながるデータライ
ンが切り離されるため、大容量データの一部は記録され
ないままとなる。このため、エラー訂正を行なうには、
記録時に任意の1台が機能せず、さらに再生時には任意
の1台が機能しない場合を想定しなくてはならない。
【0029】即ち、任意の2台のディスク装置がデータ
を記録再生できない場合にもエラー訂正が可能であり、
元のデータを復元できる必要がある。このため本実施例
の場合にはパリティビットを9ビット設けてハミング距
離を6とし、任意の2台のディスク装置が機能しない場
合にもデータを復元できるようにしている。
【0030】このように第1の実施例では、高速転送を
必要とする大容量データに対してエラー訂正符号を用い
て冗長度を高めることにより、大容量データと小容量デ
ータを並列にアクセスできるようにしている。従って、
高速かつ同期転送を必要とする画像データの記録再生に
影響を与えることなく、トランザクション・データ等の
小容量データの記録再生を安定にかつ並行して行うこと
ができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図4は第2の実施例を示す構成図である。図4におい
て、前述した第1の実施例と同一構成部分は同一符号を
もって表しその説明を省略する。また、第2の実施例で
はパリティ用のディスク装置を4台に削減すると共に、
第1の実施例の構成に加えて、復元されたデータを一時
的に保存するバッファ12を高転送レートバスHBに介
在させて設けている。
【0032】第1の実施例において説明したように、大
容量データを書き込んでいる間に小容量データを書き込
もうとすると、デバイスセレクタ6によって小容量デー
タを書き込むディスク装置1a〜1d,1j〜1uにつ
ながるデータラインが切り離されるため、大容量データ
の一部は記録されないままとなる。本第2の実施例で
は、このような未記録となった大容量データの一部をベ
リファイ動作によって復元し、ディスクアレイ装置内で
自動的に再書き込みするものである。
【0033】即ち、第2の実施例の場合、ステータスコ
ントローラ11は大容量データの書き込みが終了すると
直ちに書き込んだデータを再生し、復号回路8によって
未記録データを復元しながら高転送レートバスHBを介
してバッファ12に保管すると共に、バッファ12に保
管されたデータを符号回路7を介して各ディスク装置1
a〜1d,1j〜1uに再書き込みする。この場合、ベ
リファイ動作の目的は未記録データの書き込みであるた
め、復号回路8から出力されるエラーデバイスのアドレ
スとベリファイ動作中に小容量データを書き込もうとす
るディスク装置1a〜1d,1j〜1uとのアドレスが
一致するときは、ベリファイ動作或いは小容量データの
書き込みを一時中断する必要がある。
【0034】本第2の実施例の場合、大容量データを書
き込んだ直後にベリファイ動作を行なって未記録のデー
タを復元した後これを再記録するため、大容量データへ
のアクセスが多少制限される。しかしながら、データの
記録及び再生動作に対して個別にエラー訂正処理を行な
うため、前述した第1の実施例では少なくとも2台のデ
ィスク装置が機能しない場合のみエラー訂正できること
が必要であったが、第2の実施例では1台のディスク装
置が機能しない場合のみにエラー訂正できればよいこと
になる。従って、ハミング距離は4でよく、パリティビ
ット数を4ビットとして符号化効率を高めることがで
き、同一のシステム記憶容量に対してディスク記憶装置
の台数を削減することができる。
【0035】さらに、ステータスコントローラ11に小
容量のメモリ(図示せず)を備え、該メモリに大容量デ
ータ書き込み中に小容量データを書き込んだディスク装
置のデバイスアドレスをログデータとして保管してお
き、該ログデータを復号回路8に出力しながらデータを
復元するように構成すれば、記録後のベリファイ動作に
おけるエラー訂正も再生時と同様に既知のエラーデバイ
スに対してデータを復元すればよいことになる。この場
合、エラー検出能力を有する符号化方式によってエラー
訂正が可能となるため、パリティビット数をさらに1ビ
ットまで削減することができる。
【0036】このように第2の実施例では、大容量デー
タの書き込み直後の該データへのアクセスが制限される
が、符号化効率が最も高い最小システム構成を実現する
ことができる。
【0037】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
図5は第3の実施例を示す構成図である。図において、
前述した第1の実施例と同一構成部分は同一符号を持っ
て表しその説明を省略する。また、第3の実施例ではパ
リティ用のディスク装置を1台に削減すると共に、第1
の実施例の構成に加えて未記録データを選択するデータ
セレクタ13、及び未記録データを一時的に保管するメ
モリ14を設けている。これにより、第3の実施例で
は、大容量データと小容量データを同時に書き込む場合
に生じる大容量データの未記録データをデータセレクタ
13を介してメモリ14に一時的に保管しておき、小容
量データへのアクセスの空き時間を利用して該メモリ1
4に保存された未記録データを該当するディスク装置1
a,1j〜1uの第1の領域2に再書き込みしている。
【0038】即ち、第3の実施例では大容量データと小
容量データの書き込みが重複した場合、データセレクタ
13はステータスコントローラ11の指示にしたがっ
て、小容量データを書き込むディスク装置1a,1j〜
1uに書き込まれるべき大容量データの一部、即ち未記
録データを一時的にメモリー14に保管する。このとき
メモリ14には、未記録データを記録すべきディスク装
置1a,1j〜1uのデバイスアドレスが同時に保管さ
れる。
【0039】メモリ14は、保管したデータをデータセ
レクタ13を介してデータラインに出力でき、かつ未記
録データと該未記録データを記録すべきディスク装置1
a,1j〜1uのデバイスアドレスを同時に記録できる
ので、各ディスク装置1a,1j〜1u共有のキャッシ
ュメモリとして機能し、メモリ14に保管された未記録
データがヒットした場合には、メモリ14は各ディスク
装置1a,1j〜1uに代わってデータを送り出すこと
ができる。従って、大容量データと小容量データの書き
込みが重複した場合でも、記録直後に大容量データをア
クセスすることができる。
【0040】また、第4の実施例では大容量データと小
容量データの書き込みが重複した場合でも実効的に未記
録データが発生しないので、データの再生動作に対して
のみエラー訂正を行えばよいことになる。従って、パリ
ティビットを1ビットだけ設けておけばエラーを訂正す
ることができる。尚、このときの未記録データは、小容
量データへのアクセスの空き時間を利用して、バックグ
ランド処理により該当するディスク装置に記録される。
【0041】本実施例の場合、メモリ14に多少大きな
容量を必要とするが、メモリ14に保存された未記録デ
ータをそのまま使用できるため、大容量データへのアク
セスは制限されず、かつ最小のシステム構成で大容量デ
ータ及び小容量データへの並列アクセスを実現すること
ができる。
【0042】尚、前述した第1乃至第3の実施例では明
記しなかったが、従来のディスクアレイ装置の構成と同
様に高転送レートバスHBにバスコントローラを介して
低転送レートバスLBのデータを組み入れることも可能
である。具体的には、第2の実施例においてバスコント
ローラ5内にあるデータ変換回路10とバッファ12を
バスで結合し、バッファ12上で大容量データと小容量
データを振り分け或いは結合できるようにすればよい。
この場合、大容量データへのアクセスと小容量データへ
のアクセスを並行して行なえることから、従来の構成で
問題となっていた小容量データを書き込む際に生じる無
駄時間が省かれ、高転送レートバスHBにおいて小容量
データ挿入による時間遅れが発生するのみとなり、無駄
時間を軽減することができると共に、バスの利用効率を
ほぼ100%まで向上させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、画像データ等の大容量データを分割して各デ
ィスク装置の第1の領域に記録し、小容量データは分割
せずに第2の領域に記録するので、前記大容量データの
記録再生を高速に行うことができると共に、前記小容量
データの記録再生の際に、従来のような無駄時間を発生
させることがない。
【0044】また、請求項2によれば、上記の効果に加
えて、エラー訂正符号を用いて大容量データに冗長度を
もたせることにより、分割して記録する大容量データと
分割せずに記録する小容量データを並列にアクセスでき
るようにしているので、周期性及び高転送速度が要求さ
れる画像データ等の大容量データに影響を与えることな
く、アクセス頻度の高いトランザクションデータ等の小
容量データ処理をリアルタイムに実行することができ
る。
【0045】また、請求項3によれば、上記の効果に加
えて、エラー訂正符号を用いて大容量データに冗長度を
もたせることにより、ディスクアレイ装置において分割
して記録する大容量データと分割せずに記録する小容量
データを並列にアクセスできるようにしているため、周
期性及び高転送速度が要求される画像データ等に影響を
与えることなく、アクセス頻度の高いトランザクション
データ等の小容量データ処理をリアルタイムに実行する
ことができる。さらに、1台のディスク装置が機能しな
い場合のみエラー訂正できればよいので、エラー訂正符
号の符号化効率を高めることができ、同一のシステム記
憶容量に対してディスク装置の台数を削減することがで
きる。
【0046】また、請求項4によれば、上記の効果に加
えて、前記第1の領域への記録を行なわなかったN台以
下のディスク装置に記録すべき分割データが記憶装置に
一時的に記憶され、各ディスク装置の第1の領域に一連
の分割データが記録された後に、前記記憶装置に記憶さ
れている未記録の分割データが、データ記録再生手段に
よって、例えばディスク装置のアクセスの空き時間を利
用して前記N台のディスク装置の第1の領域に記録され
るので、実効的に未記録データが発生しないことにな
り、大容量データと小容量データの書き込みが重複した
場合においても、記録直後に前記大容量データをアクセ
スすることができる。
【0047】さらに、請求項5によれば、上記の効果に
加えて、高転送レートバス及び低転送レートバスが設け
られ、前記各ディスク装置の第1の領域に格納する大容
量データは高転送レートバスによって高速に転送される
と共に、ディスクアレイ装置の制御コマンド及び各ディ
スク装置の第2の領域に格納する小容量のデータは低転
送レートバスによって転送されるので、各データを安定
にかつ高信頼性を確保しつつ転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概要を説明する図
【図2】従来のディスクアレイ装置におけるデータ転送
の例を示す図
【図3】本発明の第1の実施例を示す構成図
【図4】本発明の第2の実施例を示す構成図
【図5】本発明の第3の実施例を示す構成図
【符号の説明】
1a〜1u…ディスク装置、2…分割された大容量デー
タを格納する第1の領域、3…分割しない小容量データ
を格納する第2の領域、4…アレイコントローラ、5…
バスコントローラ、6…デバイスセレクタ、7…符号回
路、8…復号回路、9…アクセスコントローラ、10…
データ変換回路、11…ステータスコントローラ、12
…バッファ、13…データセレクタ、14…メモリ、H
B…高転送レートバス、LB…低転送レートバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井沢 伸芳 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−265914(JP,A) 特開 平4−370823(JP,A) 特開 平2−239348(JP,A) 特開 平3−292525(JP,A) 特開 平5−189257(JP,A) 特開 平4−259025(JP,A) 特開 平6−332626(JP,A) 特開 平6−168075(JP,A) 特開 平5−80944(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に接続して配置された複数のディス
    ク装置と、該ディスク装置へのデータ記録時に、データ
    をビット,バイト,ワード等の予め定められた単位で分
    解して各ディスク装置に分散して記録し、データ再生時
    には各ディスク装置から再生されたデータを結合して元
    のデータを復元するデータ記録再生手段とを備えたディ
    スクアレイ装置において、 前記各ディスク装置は、画像データ等の高転送速度が要
    求される大容量データをエラー訂正符号を用いたデータ
    変換処理を行って分割して記録する第1の領域とトラン
    ザクション・データ等の小容量データを分割せずに記録
    する第2の領域とを有し、 前記データ記録再生手段は、記録再生対象となるデータ
    に基づいて、前記各ディスク装置の第1の領域又は第2
    の領域を選択すると共に、前記各ディスク装置の第1の
    領域を選択して記録再生を行っている間に前記各ディス
    ク装置のうちの特定のディスク装置を切り離して当該デ
    ィスク装置の第2の領域を選択する記録領域選択手段を
    有することを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記データ記録再生手段は、少なくとも
    前記各ディスク装置の第1の領域への記録対象データに
    対して、2N(N≧1の整数)台のディスク装置が機能
    しない場合にも元のデータを復元できるエラー訂正符号
    を付与するエラー訂正符号付与手段と、 前記エラー訂正符号を付与されたデータから元のデータ
    を復元するデータ復元手段とを有すると共に、 前記第1の領域及び第2の領域へのアクセスが重複した
    場合に、任意の最大N台までのディスク装置に対して前
    記第2の領域へのアクセスを許可し、この間アクセスが
    不能となる該ディスク装置の第1の領域には分割データ
    の記録を行なわないことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクアレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記データ記録再生手段は、前記各ディ
    スク装置への記録対象データに対して、N(N≧1の整
    数)台のディスク装置が機能しない場合にも元のデータ
    を復元できるエラー訂正符号を付与するエラー訂正符号
    付与手段と、 前記エラー訂正符号を付与された前記各ディスク装置の
    記録データから元のデータを復元するデータ復元手段と
    を有すると共に、 前記第1の領域及び第2の領域へのアクセスが重複した
    場合に、任意の最大N台までのディスク装置に対して前
    記第2の領域へのアクセスを許可し、この間アクセスが
    不能となる該ディスク装置の第1の領域には分割データ
    の記録を行なわず、各ディスク装置の第1の領域に一連
    に分割データを記録した直後に該記録データを復元し、
    該復元したデータに基づいて前記第2の領域へのアクセ
    スを許可したディスク装置の第1の領域に記録されなか
    った分割データを該第1の領域に記録することを特徴と
    する請求項1記載のディスクアレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記データ記録再生手段は、前記第1の
    領域及び第2の領域へのアクセスが同時に要求された結
    果、前記第1の領域への記録を行なわなかったN台以下
    のディスク装置に記録すべき分割データを一時的に記憶
    する記憶装置を有しており、各ディスク装置の第1の領
    域に一連の分割データを記録した後に、前記記憶装置に
    記憶されている未記録の分割データを前記N台のディス
    ク装置の第1の領域に記録することを特徴とする請求項
    3記載のディスクアレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記各ディスク装置の第1の領域に格納
    する大容量データを高速に転送するための高転送レート
    バスと、ディスクアレイ装置の制御コマンド及び各ディ
    スク装置の第2の領域に格納する小容量のデータを転送
    するための低転送レートバスとを有することを特徴とす
    る請求項1,2,3又は4記載のディスクアレイ装置。
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