JPH10274629A - 熱伝達率の計測装置 - Google Patents

熱伝達率の計測装置

Info

Publication number
JPH10274629A
JPH10274629A JP21631897A JP21631897A JPH10274629A JP H10274629 A JPH10274629 A JP H10274629A JP 21631897 A JP21631897 A JP 21631897A JP 21631897 A JP21631897 A JP 21631897A JP H10274629 A JPH10274629 A JP H10274629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermocouple
specimen
temperature
measuring
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21631897A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Sonoda
圭介 園田
Nobuhiro Hokao
暢皓 外尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP21631897A priority Critical patent/JPH10274629A/ja
Publication of JPH10274629A publication Critical patent/JPH10274629A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、流体と固体表面間の熱伝達率がリア
ルタイムかつ高精度で計測可能となる熱伝達率の計測装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】棒状供試体20、断熱材2、固体3、供試
体表面温度計測用熱電対4、供試体内部温度計測用の熱
電対、流体温度計測用熱電対8、温度データ記録用機器
及び演算機器7からなり、棒状供試体20は、断熱材2
の中に設置し、断熱材2は、計測対象となる固体3の中
に設置し、流体10と接する面は同一平面となるように
し、供試体表面温度計用熱電対4からのケーブルと、供
試体内部温度計測用熱電対からのケーブルは、温度デ一
タ記録用機器及び演算機器7へ接続し、温度データ記録
用機器及び演算機器7には、予め熱伝達率hの算定式が
組み込まれており、熱伝達率計測時には、各熱電対から
のデータを処理し、熱伝達率hの経時変化をリアルタイ
ムで表示し記録することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種工業用・産業
用熱機器の設計、或いは実機運用状況計測などで必要と
なる熱伝達率の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、熱電対による温度計測
値をもとに算出した熱流束q、あるいは熱流束計で計測
した熱流束qをもとにして、熱伝達率hを算出してお
り、リアルタイムで熱伝達率を計測していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術には、次の
ような問題がある。
【0004】(1)従来の技術では、熱電対による温度
計測値をもとに算出した熱流束q、あるいは熱流束計で
計測した熱流束qをもとにdw,熱伝達率hを算出して
いるが、リアルタイムで、熱伝達率hを計測することが
できない。
【0005】本発明は、これらの問題を解決することが
できる装置、すなわち、流体(気体あるいは液体)と固
体壁面間の熱伝達率を精度良く、リアルタイムで把握で
きる熱伝達率計測装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】解決するための手段1、
2は、請求項1の発明に対応するものであり、解決する
ための手段3は、請求項2の発明に対応するものであ
り、解決するための手段4は、請求項3の発明に対応す
るものである。
【0007】(第1の手段)本発明に係る流体(気体ま
たは液体)と固体表面間の熱伝達率の計測装置は、
(A)熱を伝導させるための棒状供試体20と、断熱材
2と、固体3と、供試体の表面温度を計測するための熱
電対4と、供試体内部の温度を計測するための1つの熱
電対と、流体温度計測用熱電対8と、前記熱電対からの
信号を入力する温度データ記録用機器及び演算機器7か
らなり、(B)前記棒状供試体20は、その側面および
端面が断熱されるように断熱材2の中に設置し、(C)
前記断熱材2は、計測対象となる固体3の中に設置し、
(D)流体10と接する棒状供試体20の入熱面と、断
熱材2の表面と、固体3の表面は同一平面となるように
し、(E)棒状供試体20の表面に設置した試体表面温
度計用熱電対4からのケーブル11Aと、供試体内部に
設置した1つあるいは2つの供試体内部温度計測用熱電
対からのケーブルは、断熱材2と固体3の内部を通し
て、温度データ記録用機器及び演算機器7へ接続し、
(F)前記温度データ記録用機器及び演算機器7には、
予め熱伝達率hの経時変化をリアルタイムで表示し記録
することを特徴とする。
【0008】すなわち、本発明装置においては、(1)
1次元の非定常熱伝導が実現できる棒状供試体の表面
(流体と接触する面)、および供試体の内部1ヵ所に熱
電対を取付ける。
【0009】(2)熱電対の取り付け位置は、供試体の
表面と、供試体の表面より距離△xだけ離れた点とす
る。
【0010】ただし、距離△xは6mm程度以下とす
る。
【0011】(3)供試体の側面及び端面(熱電対を取
付けた面の反対側の面)は断熱条件とするため、断熱材
2で覆う。なお、端面は必ずしも断熱とする必要は無
く、温度一定の温度壁としても良い。
【0012】(4)熱電対を温度データ解析演算機器及
び記録用機器に接続する。
【0013】(5)表面に設置する熱電対は、供試体表
面に凹凸が発生しないように取り付ける。
【0014】(6)2本の熱電対からの信号を演算し、
熱伝達率を算出する。
【0015】(第2の手段)本発明に係る流体(気体ま
たは液体)と固体表面間の熱伝達率の計測装置は、
(A)熱を伝導させるための棒状供試体20と、断熱材
2と、固体3と、供試体内部の温度を計測するための第
1熱電対5と、第2熱電対6と、流体温度計測用熱電対
8と、前記熱電対(5、6、8)からの信号を入力する
温度データ記録用機器及び演算機器7からなり、(B)
前記棒状供試体20は、その側面および端面が断熱され
るように断熱材2の中に設置するとともに、前記断熱材
2は、計測対象となる固体3の中に設置し、(C)流体
(10)と接する棒状供試体(20)の入熱面と、断熱
材2の表面と、固体3の表面は同一平面となるように
し、(D)前記温度データ記録用機器及び演算機器7に
は、予め熱伝達率hの算定式、が組み込まれており、熱
伝達率計測時には、各熱電対からのデータを処理し、熱
伝達率hの経時変化をリアルタイムで表示し記録するこ
とを特徴とする。
【0016】すなわち、本発明装置においては、(1)
1次元の非定常熱伝導が実現できる棒状供試体の表面
(流体と接触する面)、および供試体の内部2ヵ所に熱
電対を取付ける。
【0017】(2)熱電対の取り付け位置は、供試体の
軸方向に、供試体の表面と、供試体の表面より距離△x
1 だけ離れた点と供試体の表面より距離△x2 だけ離れ
た点とする。
【0018】ただし、距離△x1 、△x2 は6mm程度
以下とし、△x1 ≠△x2 とする。
【0019】(3)供試体の側面及び端面(熱電対を取
付けた面の反対側の面)は断熱条件とするため、断熱材
2で覆う。なお、端面は必ずしも断熱とする必要は無
く、温度一定の温度壁としても良い。
【0020】(4)熱電対を温度データ解析演算機器及
び記録用機器に接続する。
【0021】(5)表面に設置する熱電対は、供試体表
面に凹凸が発生しないように取り付ける。
【0022】(6)3本の熱電対からの信号を演算し、
熱伝達率を算出する。
【0023】ところで、流体(気体あるいは液体)と固
体壁面間の熱流速は、式(1)で表される。
【0024】 q=h(TF −T1 ) 式(1) 図4は、流体(気体あるいは液体)と固体壁面間の熱移
動の模式図で、固体温度よりも流体温度が高い場合を示
す。
【0025】一方、流体(気体あるいは液体)と固体と
の接触面1における熱の移動は、熱伝導となるから、接
触面1における流体側の熱流束qF と固体側の熱流束q
S はそれぞれ次式で表される。
【0026】流体側の熱流束qF
【数1】
【0027】固体側の熱流束qS
【数2】
【0028】ところで、式(1),式(2),式(3)
で表される熱流束は等しいため、 q=qF =qS 式(4) その為、式(1)と式(3)から、つぎの熱伝達率の式
が得られる。
【0029】
【数3】
【0030】従って、熱伝導率λS が既知の供試体に対
し、
【数4】
【0031】を計測することにより、熱伝達率hを求め
ることが出来る。
【0032】(第3の手段)本発明に係る流体(気体ま
たは液体)と固体表面間の熱伝達率の計測装置は、 (1)1次元の非定常熱伝導が実現できる棒状供試体の
表面(流体と接触する面)、および供試体の内部2ヵ所
に熱電対を取付ける。
【0033】(2)熱電対の取り付け位置は、供試体の
軸方向に、供試体の表面より距離△x1 だけ離れた点と
供試体の表面より距離△x2 だけ離れた点とする。
【0034】ただし、距離△x1 、△x2 は6mm程度
以下とし、△x1 <△x2 とする。
【0035】(3)供試体の側面及び端面(熱電対を取
付けた面の反対側の面)は断熱条件とするため、断熱材
2で覆う。なお、端面は必ずしも断熱とする必要は無
く、温度一定の温度壁としても良い。
【0036】(4)熱電対を温度データ解析演算機器及
び記録用機器に接続する。
【0037】(5)表面に設置する熱電対は、供試体表
面に凹凸が発生しないように取り付ける。
【0038】(6)供試体内の2本の熱電対および、必
要であれば流体主流温度計測用熱電対からの信号を演算
し、熱伝達率を算出する。
【0039】(第4の手段)本発明に係る流体(気体ま
たは液体)と固体表面間の熱伝達率の計測装置は、
(A)供試体の表面の温度を計測するためのシート状熱
電対21と、温度計測用熱電対を設置するための断熱材
2と、固体3と、流体温度計測用熱電対8と、前記熱電
対21、8からの信号を入力する温度データ記録用機器
及び演算機器7からなり、(B)前記シート状熱電対2
1は、その表面と断熱材2の表面が同一平面となる様
に、断熱材2の中に設置し、(C)シート状熱電対21
を設置した断熱材2は、計測対象となる固体3の中に設
置するとともに、流体10と接する断熱材2の表面と、
固体3の表面は全て同一平面となるようにし、(D)温
度データ記録用機器及び演算機器7内には、予め、熱伝
達率の算定式が組み込まれており、熱伝達率計測時に
は、各熱電対からのデータを処理し、熱伝達率の経時変
化をリアルタイムで表示し記録することを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1、2は請求
項1の発明に対するであり、本発明の実施の形態3は請
求項2の発明に対するであり、本発明の実施の形態4は
請求項3の発明に対するである。
【0041】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態を図1に示す。
【0042】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
熱伝達率計測装置の構成を示す図である。
【0043】図1に示すように、棒状供試体20をその
側面と端面が断熱されるように断熱材2の中に設置す
る。
【0044】更に、棒状供試体20を設置した断熱材2
を計測対象となる固体3の中に設置する。
【0045】ただし、流体10と接する棒状供試体20
の入熱面、断熱材2の表面、固体3の表面は全て同一平
面となるようにする。
【0046】棒状供試体20の表面に設置した試体表面
温度計用熱電対4、供試体内部に設置した供試体内部温
度計測用熱電対Aからのケーブル11Aは、断熱材2と
固体3の内部を通し、温度デ一タ記録用機器及び演算機
器7へ接続する。
【0047】また、流体温度は、液体温度計測用熱電対
8で計測し、温度データは同様に温度データ記録用機器
及び演算機器7へ接続する。
【0048】なお、流体10の温度の計測は、熱電対の
みではなく、その他のセンサーを使用しても良い。
【0049】また、流体10の温度のリアルタイムデー
タが得られない場合には、別手法で得られたデータ(推
定値を含む)を、予め、棒状供試体20の熱伝導率、熱
電対の設置位置を表す距離と同様に、設定値として与え
ても良い。
【0050】温度データ記録用機器及び演算機器7内に
は、予め熱伝達率hの算定式、すなわち、式(8)が組
み込まれており、熱伝達率計測時には、各熱電対からの
データを処理し、熱伝達率hの経時変化をリアルタイム
で表示し記録する。
【0051】図5を用いて、第1の実施の形態の作用を
説明する。
【0052】供試体表面(点1)と供試体内部(点2)
において、点1のまわりのテーラ展開により、次式が得
られる。
【0053】
【数5】
【0054】式(6)において、高次(2次以上)の項
を省略すると、
【数6】
【0055】式(7)を式(5)に代入することによ
り、次の熱伝達率hの式が得られる。
【数7】
【0056】従って、供試体の表面温度T1 、表面から
△x1 はなれた供試体の内部温度T2 、および流体の主
流温度TF を計測すれば、熱伝達率hを求めることが出
来る。
【0057】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図2に示す。
【0058】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
熱伝達率計測装置の構成を示す図である。
【0059】図2に示すように、棒状供試体20をその
側面と端面が断熱されるように断熱材2の中に設置す
る。
【0060】更に、棒状供試体20を設置した断熱材2
を計測対象となる固体3の中に設置する。
【0061】ただし、流体10と接する棒状供試体20
の入熱面、断熱材2の表面、固体3の表面は全て同一平
面となるようにする。
【0062】棒状供試体20の表面に設置した試体表面
温度計用熱電対4、供試体内部に設置した供試体内部温
度計測用熱電対A、Bからのケーブル(11A、11
B)は、断熱材2と固体3の内部を通し、温度デ一タ記
録用機器及び演算機器7へ接続する。
【0063】また、流体10の温度は、液体温度計測用
熱電対8で計測し、温度データは同様に温度データ記録
用機器及び演算機器7へ接続する。
【0064】なお、流体10の温度の計測は、熱電対の
みではなく、その他のセンサーを使用しても良い。
【0065】また、流体10の温度のリアルタイムデー
タが得られない場合には、別手法で得られたデータ(推
定値を含む)を、予め、棒状供試体20の熱伝導率、熱
電対の設置位置を表す距離と同様に、設定値として与え
ても良い。
【0066】温度データ記録用機器及び演算機器7内に
は、予め熱伝達率hの算定式、すなわち、式(12)が
組み込まれており、熱伝達率計測時には、各熱電対から
のデータを処理し、熱伝達率hの経時変化をリアルタイ
ムで表示し記録する。
【0067】図6を用いて、第2の実施の形態の作用を
説明する。
【0068】供試体表面(点1)と供試体内部(点2、
および点3)において、それぞれ点1のまわりのテーラ
展開により、次式が得られる。
【0069】
【数8】
【0070】式(9)と式(10)において、高次(3
次以上)の項を省略すると、次式が得られる。
【0071】
【数9】
【0072】従って、この場合の熱伝達率hは、次式で
与えられる。
【0073】
【数10】
【0074】従って、供試体の表面温度T1 、表面から
△x1 はなれた供試体の内部温度T2 、表面から△x2
はなれた供試体の内部温度T3 、および流体の主流温度
Fを計測すれば、熱伝達率hを求めることが出来る。
【0075】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態を図3に示す。
【0076】図3は、本発明の第3の実施の形態に係る
熱伝達率計測装置の構成を示す図である。
【0077】図3に示すように、棒状供試体20をその
側面と端面が断熱されるように断熱材2の中に設置す
る。
【0078】更に、棒状供試体20を設置した断熱材2
を計測対象となる固体3の中に設置する。
【0079】ただし、流体10と接する棒状供試体20
の入熱面、断熱材2の表面、固体3の表面は全て同一平
面となるようにする。
【0080】棒状供試体20の表面に設置した試体表面
温度計用熱電対4、供試体内部に設置した供試体内部温
度計測用熱電対A、Bからのケーブル(11A、11
B)は、断熱材2と固体3の内部を通し、温度デ一タ記
録用機器及び演算機器7へ接続する。
【0081】また、流体10の温度は、液体温度計測用
熱電対8で計測し、温度データは同様に温度データ記録
用機器及び演算機器7へ接続する。
【0082】なお、流体10の温度の計測は、熱電対の
みではなく、その他のセンサーを使用しても良い。
【0083】また、流体10の温度のリアルタイムデー
タが得られない場合には、別手法で得られたデータ(推
定値を含む)を、予め、棒状供試体20の熱伝導率、熱
電対の設置位置を表す距離と同様に、設定値として与え
ても良い。
【0084】温度データ記録用機器及び演算機器7内に
は、予め熱伝達率hの算定式、すなわち、式(16)も
しくは式(17)が組み込まれており、熱伝達率計測時
には、各熱電対からのデータを処理し、熱伝達率hの経
時変化をリアルタイムで表示し記録する。
【0085】図7を用いて、第3の実施の形態の作用に
ついて説明する。
【0086】棒状供試体内の1次元非定常熱伝導は、次
の微分方程式で表される。
【0087】1次元非定常熱伝導方程式
【数11】
【0088】境界条件
【数12】
【0089】ここで、上述の1次元非定常熱伝導方程式
と境界条件を図7に示すように、供試体内部の点1、点
2、点M、点3で離散化する。
【0090】
【数13】
【0091】式(25)に、式(26)と式(27)を
代入して、整理すると、次の離散式が得られる。
【0092】
【数14】
【0093】一方、式(28)の右辺における供試体の
表面温度T1 は、次の2種類の方法で近似することが出
来る。
【0094】(近似方法1)点1のまわりで、点2の温
度についてテーラ展開を行うと、
【数15】
【0095】上式において、2次以上の高次項を省略す
ると、
【数16】
【0096】ところで、流体主流と供試体表面間の熱流
束と供試体表面(点1)での熱流束(供試体側)は等し
いから、
【数17】
【0097】式(30)と式(31)から、次式が得ら
れる。
【0098】
【数18】
【0099】が得られる。
【0100】(近似方法2)点1のまわりで、点3の温
度についてテーラ展開を行うと、
【数19】
【0101】式(29)と式(33)において、3次以
上の高次項を省略して整理すると、
【数20】
【0102】式(31)と式(34)から、
【数21】
【0103】従って、式(32)あるいは式(35)を
式(28)に代入して、熱伝達率hについて整理する
と、次の2つの式が得られる。
【0104】
【数22】
【0105】なお、式(36)と式(37)の右辺の温
度の時間勾配は、次式で表す。
【0106】
【数23】
【0107】従って、熱伝導率λS が既知の供試体に対
し、内部温度T2 、T3 、および流体主流温度TF を計
測することにより、熱伝達率hを求めることが出来る。
【0108】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態を図8〜図9に示す。
【0109】図8は、第4の実施の形態に係る熱伝達率
計測装置の構成を示す図。
【0110】図9は、第4の実施の形態の係る熱伝達率
計測装置の原理を示す図である。
【0111】図8に示すように、シート状熱電対21を
その表面と断熱材2の表面が同一平面となる様に、断熱
材2の中に設置する。
【0112】更に、シート状熱電対21を設置した断熱
材2を、計測対象となる固体3の中に設置する。
【0113】ただし、流体10と接する断熱材2の表
面、固体3の表面は全て同一平面となるようにする。
【0114】シート状熱電対21からのケーブル12
は、断熱材2と固体3の内部を通し、温度デ一タ記録用
機器及び演算機器7へ接続する。
【0115】また、流体温度は、液体温度計測用熱電対
8で計測し、温度データは同様に温度データ記録用機器
及び演算機器7へ接続する。
【0116】なお、流体温度の計測は、熱電対のみでは
なく、その他のセンサーを使用しても良い。
【0117】また、流体温度のリアルタイムデータが得
られない場合には、別手法で得られたデータ(推定値を
含む)を、予め、シート状熱電対21の比熱、密度、熱
伝導率、熱電対の設置位置を表す距離、温度の計測時間
間隔と同様に、設定値として与えても良い。
【0118】温度データ記録用機器及び演算機器7内に
は、予め、熱伝達率の算定式(本文の式(10)と(1
1))が組み込まれており、熱伝達率計測時には、各熱
電対からのデータを処理し、熱伝達率の経時変化をリア
ルタイムで表示し記録する。すなわち、本発明装置にお
いては、 (1)測定対象となる個体壁の状況に適合する形状の断
熱材の端面に熱電対を取付ける。
【0119】(2)熱電対の取り付けた断熱材の端面
は、流体(気体もしくは液体)と接触し、しかも、測定
対象となる固体壁と同一平面となる様に設置する。
【0120】(3)断熱材に取付ける熱電対には、シー
ト状熱電対を用いる。
【0121】(4)シート状熱電対内の非定常熱伝導
を、
【数24】
【0122】で記述する。
【0123】(5)上述の1次元非定常熱伝導方程式と
境界条件を、図9に示すように、シート状熱電対21の
表面(点1)、熱電対の内部(点0)、熱電対の裏面
(点2)で離散化する。
【0124】
【数25】
【0125】
【数26】
【0126】式(50)は、温度の時間微分に式(4
8)を用いる場合、式(51)は、温度の時間微分に式
(49)を用いる場合である。
【0127】上式において、シート状熱電対材料の比
熱、密度、熱伝達率、熱電対の厚さ、温度の計測時間間
隔を設定し、シート状熱電対からの温度データと、ガス
温度データを代入すれば熱伝達率hが得られる。
【0128】なお、熱伝達率hは、式(50)あるいは
式(51)、もしくは式(50)と式(51)の平均値
として求める。
【0129】熱伝達率hは、固体の種類により変化しな
いものとして取扱われているため、シート状熱電対21
を用いて、流体(気体または液体)とシートの熱伝達率
hを計測することにより、流体(気体または液体)と固
体表面間の熱伝達率hを求めることができる。
【0130】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0131】(1)本発明により、流体(気体あるいは
液体)と固体表面間の熱伝達率がリアルタイムかつ高精
度で計測可能となる。
【0132】(2)請求項1の発明の第1の実施の形態
では、供試体の表面とその内部に設置した合計2本の熱
電対からの温度データからの計測値から熱伝達率を求め
ることが出来る。
【0133】(3)請求項1の発明の第2の実施の形態
では、供試体の表面とその内部2カ所に設置した合計3
本の熱電対からの温度データからの計測値から熱伝達率
を求めることが出来る。
【0134】(4)一般に、供試体表面の温度計測は、
熱電対の設置状況に大きく左右されるため、供試体の内
部温度に比べ高精度の計測が難しいが、本発明により、
計測精度の悪い表面温度を使用せずに、高精度計測の容
易な内部温度(および流体主流温度)のみで熱伝達率を
計測することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る熱伝達率計測
装置の構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の係る熱伝達率計測
装置の構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る熱伝達率計測
装置の構成を示す図。
【図4】流体と固体壁面間の熱移動の模式図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の作用の説明図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の作用の説明図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の作用の説明図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る熱伝達率計測
装置の構成を示す図。
【図9】本発明の第4の実施の形態の係る熱伝達率計測
装置の原理を示す図。
【符号の説明】
1…流体(気体あるいは液体)と固体との接触面 2…断熱材 3…固体 4…供試体表面温度計測用熱電対 5…供試体内部温度計測用熱電対A 6…供試体内部温度計測用熱電対B 7…温度データ記録用機器及び演算機器 8…流体(気体あるいは液体)温度計測用熱電対 9…熱伝達率算定式 10…流体 11…ケーブル 12…ケーブル 20…棒状供試体 21…シート状熱電対 Cp…供試体の比熱 h …熱伝達率 k …供試体の熱伝導率 L …棒状供試体の長さ q …熱流束 qF …流体と固体の接触面での流体側の熱伝導による熱
流束 qS …流体と固体の接触面での固体体側の熱伝導による
熱流束 qM …供試体表面から軸方向に△x1 離れた位置の熱流
束 q1 …流体主流と固体表面間の熱流束 TF …流体の主流温度 T1 …供試体表面の温度 T2 …供試体表面から軸方向に△x1 離れた位置の温度 T3 …供試体表面から軸方向に△x2 離れた位置の温度 T2 (t+△t)…t時刻より△t後の時刻での点2の
温度 T2 (t) …t時刻での点2の温度 T2 (t−△t)…t時刻より△t前の時刻での点2の
温度 t …時間 △t…時間間隔 x …供試体の軸方向距離 △x…分割距離 ρ …供試体密度 λF …流体の熱伝導率 λS …固体(供試体)の熱伝導率
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】(第1の手段)本発明に係る流体(気体ま
たは液体)と固体表面間の熱伝達率の計測装置は、
(A)熱を伝導させるための棒状供試体20と、断熱材
2と、固体3と、供試体の表面温度を計測するための熱
電対4と、供試体内部の温度を計測するための1つの熱
電対と、流体温度計測用熱電対8と、前記熱電対からの
信号を入力する温度データ記録用機器及び演算機器7か
らなり、(B)前記棒状供試体20は、その側面および
端面が断熱されるように断熱材2の中に設置し、(C)
前記断熱材2は、計測対象となる固体3の中に設置し、
(D)流体10と接する棒状供試体20の入熱面と、断
熱材2の表面と、固体3の表面は同一平面となるように
し、(E)棒状供試体20の表面に設置した供試体表面
温度計用熱電対4からのケーブル11Aと、供試体内部
に設置した1つあるいは2つの供試体内部温度計測用熱
電対からのケーブルは、断熱材2と固体3の内部を通し
て、温度デ一タ記録用機器及び演算機器7へ接続し、
(F)前記温度データ記録用機器及び演算機器7には、
予め熱伝達率hの算定式、が組み込まれており熱伝達率
計測時には、各熱電対からのデータを処理し、予め熱伝
達率hの経時変化をリアルタイムで表示し記録すること
を特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】ところで、流体(気体あるいは液体)と固
体壁面間の熱流束は、式(1)で表される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1、2は請求
項1の発明に対するものであり、本発明の実施の形態3
は請求項2の発明に対するものであり、本発明の実施の
形態4は請求項3の発明に対するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】棒状供試体20の表面に設置した供試体表
面温度計用熱電対4、供試体内部に設置した供試体内部
温度計測用熱電対Aからのケーブル11Aは、断熱材2
と固体3の内部を通し、温度デ一タ記録用機器及び演算
機器7へ接続する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】棒状供試体20の表面に設置した供試体表
面温度計用熱電対4、供試体内部に設置した供試体内部
温度計測用熱電対A、Bからのケーブル(11A、11
B)は、断熱材2と固体3の内部を通し、温度デ一タ記
録用機器及び演算機器7へ接続する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】また、流体10の温度は、流体温度計測用
熱電対8で計測し、温度データは同様に温度データ記録
用機器及び演算機器7へ接続する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】
【数10】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】供試体内部に設置した供試体内部温度計測
用熱電対A、Bからのケーブル(11A、11B)は、
断熱材2と固体3の内部を通し、温度デ一タ記録用機器
及び演算機器7へ接続する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】また、流体10の温度は、流体温度計測用
熱電対8で計測し、温度データは同様に温度データ記録
用機器及び演算機器7へ接続する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】変更
【補正内容】
【0106】
【数23】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正内容】
【0115】また、流体温度は、流体温度計測用熱電対
8で計測し、温度データは同様に温度データ記録用機器
及び演算機器7へ接続する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)熱を伝導させるための棒状供試体
    (20)と、断熱材(2)と、固体(3)と、供試体の
    表面温度を計測するための熱電対(4)と、供試体内部
    の温度を計測するための1つあるいは2つの熱電対と、
    流体温度計測用熱電対(8)と、前記熱電対からの信号
    を入力する温度データ記録用機器及び演算機器(7)か
    らなり、(B)前記棒状供試体(20)は、その側面お
    よび端面が断熱されるように断熱材(2)の中に設置
    し、(C)前記断熱材(2)は、計測対象となる固体
    (3)の中に設置し、(D)流体(10)と接する棒状
    供試体(20)の入熱面と、断熱材(2)の表面と、固
    体(3)の表面は同一平面となるようにし、(E)棒状
    供試体(20)の表面に設置した試体表面温度計用熱電
    対(4)からのケーブル(11A)と、供試体内部に設
    置した1つあるいは2つの供試体内部温度計測用熱電対
    からのケーブルは、断熱材(2)と固体(3)の内部を
    通して、温度デ一タ記録用機器及び演算機器(7)へ接
    続し、(F)前記温度データ記録用機器及び演算機器
    (7)には、予め熱伝達率hの経時変化をリアルタイム
    で表示し記録することを特徴とする流体と固体表面間の
    熱伝達率の計測装置。
  2. 【請求項2】(A)熱を伝導させるための棒状供試体
    (20)と、断熱材(2)と、固体(3)と、供試体内
    部の温度を計測するための第1熱電対(5)と、第2熱
    電対(6)と、流体温度計測用熱電対(8)と、前記熱
    電対(5、6、8)からの信号を入力する温度データ記
    録用機器及び演算機器(7)からなり、(B)前記棒状
    供試体(20)は、その側面および端面が断熱されるよ
    うに断熱材(2)の中に設置するとともに、前記断熱材
    (2)は、計測対象となる固体(3)の中に設置し、
    (C)流体(10)と接する棒状供試体(20)の入熱
    面と、断熱材(2)の表面と、固体(3)の表面は同一
    平面となるようにし、(D)前記温度データ記録用機器
    及び演算機器(7)には、予め熱伝達率hの算定式が組
    み込まれており、熱伝達率計測時には、各熱電対からの
    データを処理し、熱伝達率hの経時変化をリアルタイム
    で表示し記録することを特徴とする流体と固体表面間の
    熱伝達率の計測装置。
  3. 【請求項3】(A)供試体の表面の温度を計測するため
    のシート状熱電対(21)と、温度計測用熱電対を設置
    するための断熱材(2)と、固体(3)と、流体温度計
    測用熱電対(8)と、前記熱電対(21、8)からの信
    号を入力する温度データ記録用機器及び演算機器(7)
    からなり、(B)前記シート状熱電対(21)は、その
    表面と断熱材(2)の表面が同一平面となる様に、断熱
    材(2)の中に設置し、(C)シート状熱電対(21)
    を設置した断熱材(2)は、計測対象となる固体(3)
    の中に設置するとともに、流体(10)と接する断熱材
    (2)の表面と、固体(3)の表面は同一平面となるよ
    うにし、(D)温度データ記録用機器及び演算機器
    (7)には、予め、熱伝達率の算定式が組み込まれてお
    り、熱伝達率計測時には、各熱電対からのデータを処理
    し、熱伝達率の経時変化をリアルタイムで表示し記録す
    ることを特徴とする流体と固体表面間の熱伝達率の計測
    装置。
JP21631897A 1997-01-29 1997-08-11 熱伝達率の計測装置 Withdrawn JPH10274629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21631897A JPH10274629A (ja) 1997-01-29 1997-08-11 熱伝達率の計測装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-15392 1997-01-29
JP1539297 1997-01-29
JP21631897A JPH10274629A (ja) 1997-01-29 1997-08-11 熱伝達率の計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10274629A true JPH10274629A (ja) 1998-10-13

Family

ID=26351525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21631897A Withdrawn JPH10274629A (ja) 1997-01-29 1997-08-11 熱伝達率の計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10274629A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2468360C1 (ru) * 2011-07-27 2012-11-27 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования Томский государственный университет (ТГУ) Способ измерения интегрального коэффициента излучения поверхности теплозащитных материалов
CN105527315A (zh) * 2014-09-30 2016-04-27 常州星宇车灯股份有限公司 灯具样件的温度测试方法
US9909936B2 (en) 2012-12-27 2018-03-06 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Heat flux sensor and method for manufacturing same
JP2020041717A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 株式会社前川製作所 加熱冷却装置の性能評価方法
CN113092523A (zh) * 2021-04-07 2021-07-09 宁波石墨烯创新中心有限公司 薄膜材料导热性能测试装置及测试方法
FR3110242A1 (fr) * 2020-05-12 2021-11-19 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Système miniaturisé de détermination de coefficient d'échange thermique et procédé de fabrication associé

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2468360C1 (ru) * 2011-07-27 2012-11-27 Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования Томский государственный университет (ТГУ) Способ измерения интегрального коэффициента излучения поверхности теплозащитных материалов
US9909936B2 (en) 2012-12-27 2018-03-06 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Heat flux sensor and method for manufacturing same
CN105527315A (zh) * 2014-09-30 2016-04-27 常州星宇车灯股份有限公司 灯具样件的温度测试方法
JP2020041717A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 株式会社前川製作所 加熱冷却装置の性能評価方法
FR3110242A1 (fr) * 2020-05-12 2021-11-19 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Système miniaturisé de détermination de coefficient d'échange thermique et procédé de fabrication associé
CN113092523A (zh) * 2021-04-07 2021-07-09 宁波石墨烯创新中心有限公司 薄膜材料导热性能测试装置及测试方法
CN113092523B (zh) * 2021-04-07 2023-06-06 宁波石墨烯创新中心有限公司 薄膜材料导热性能测试装置及测试方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wills The correction of hot-wire readings for proximity to a solid boundary
Sanderson et al. Transient heat flux measurement using a surface junction thermocouple
US5879082A (en) Dual element temperature sensing probe using a mathematical model of heat transfer along the probe and method therefor
CN101343676A (zh) 高炉炉腔温度在线检测装置及检测方法
BR112021013249A2 (pt) Sistema de análise e método de análise
Wikström et al. Estimation of the transient surface temperature and heat flux of a steel slab using an inverse method
JPH10274629A (ja) 熱伝達率の計測装置
Löhle et al. Characterization of a heat flux sensor using short pulse laser calibration
CN105466495A (zh) 一种同时获取壁内部非均匀温度场及壁厚的测量方法
GB2395561A (en) Fluid temperature measurement
JP2006208257A (ja) 熱伝達特性測定方法および装置
US5452601A (en) Method for simultaneous determination of thermal conductivity and kinematic viscosity
Battaglia Linear and non-linear thermal system identification based on the integral of non-integer order—Application to solve inverse heat conduction linear and non-linear problems
JP2002131258A (ja) 表面温度と表面熱流束等の測定方法および装置
Shi et al. A method for reconstructing internal temperature distribution in solid structure
Kendall et al. Heat transfer measurements in a hot shot wind tunnel
RU186025U1 (ru) Устройство для определения тепловых свойств материалов
Sparrow et al. Novel techniques for measurement of thermal conductivity of both highly and lowly conducting solid media
US20240085175A1 (en) System and method for measuring the thickness of refractories
Al-Hadithi et al. Experimental investigations of heat-flux and temperature predictions by new inverse technique
RU2762534C1 (ru) Способ определения коэффициента теплопередачи материалов и устройство для его осуществления
RU2527128C2 (ru) Способ измерения теплопроводности и теплового сопротивления строительной конструкции
JPS6126829A (ja) 配管内温度測定装置
Giedt et al. A dual-element transducer for measuring high gas-stream temperatures
US3498126A (en) Apparatus for measuring the enthalpy of high temperature gases

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102