JPH10274415A - 点火装置 - Google Patents
点火装置Info
- Publication number
- JPH10274415A JPH10274415A JP9515597A JP9515597A JPH10274415A JP H10274415 A JPH10274415 A JP H10274415A JP 9515597 A JP9515597 A JP 9515597A JP 9515597 A JP9515597 A JP 9515597A JP H10274415 A JPH10274415 A JP H10274415A
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- Japan
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- fuel
- spray nozzle
- ignition
- electrodes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 広い角度の噴霧を飛ばす事が可能となり、こ
れにより単一の噴霧器でも、形成される火炎の大形化と
安定化が実現しうる点火装置を提供する。 【解決手段】 先端が開放され内部から燃焼用空気を供
給する外筒内を貫通し、該外筒先端より突設された噴霧
ノズルの外周に、先広がり状のいわゆるパラボラ形の保
炎器を取り付けたため、１本の燃料噴霧器にて形成する
火炎の大きさを従来より大幅に大きくし、従来技術のよ
うに噴霧器を上下に２段配置する等の装置の２重化を排
除する事が出来、これにより信頼性及び経済性の向上を
計る。
れにより単一の噴霧器でも、形成される火炎の大形化と
安定化が実現しうる点火装置を提供する。 【解決手段】 先端が開放され内部から燃焼用空気を供
給する外筒内を貫通し、該外筒先端より突設された噴霧
ノズルの外周に、先広がり状のいわゆるパラボラ形の保
炎器を取り付けたため、１本の燃料噴霧器にて形成する
火炎の大きさを従来より大幅に大きくし、従来技術のよ
うに噴霧器を上下に２段配置する等の装置の２重化を排
除する事が出来、これにより信頼性及び経済性の向上を
計る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は事業用あるいは産業
用火力発電設備の燃焼用バ−ナの点火に適用される点火
装置に係り、特に化学プラント設備、研究用プラント設
備の燃焼用バ−ナの点火に適用される点火装置に関す
る。
用火力発電設備の燃焼用バ−ナの点火に適用される点火
装置に係り、特に化学プラント設備、研究用プラント設
備の燃焼用バ−ナの点火に適用される点火装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】前記燃焼用バ−ナの点火に適用される点
火装置として図３に示す点火装置は公知である。かかる
従来技術では燃焼用バ−ナの上下角度が変更された場合
でも点火が確実になる様、上下２本の燃料噴霧器を設置
して上下幅を広くしていた。かかる構成を図３に基づい
て簡単に説明するに、５０、５０は両端が開口された上
下２本の保炎筒で、該保炎筒５０の元側周囲を燃焼用空
気導入筒５１で包被し、該導入筒５１内に導入された空
気が保炎筒５０の元側開口より保炎筒５０内に吸引可能
に構成されている。そして前記保炎筒５０内には元側開
口より夫々燃料噴霧器Ａ1、Ａ2が挿設され、該燃料噴霧
器Ａ1、Ａ2の先端には発電用のボイラ等の燃焼用のバ−
ナに点火する為の燃料を噴霧ノズル１、噴霧ノズル１に
点火する為の点火プラグ２、燃料噴霧に点火する事によ
り形成した火炎中に＋−の電極を挿入して電極間に電圧
をかけ電極間に微弱電流が流れた場合に、火炎が形成さ
れている事を確認できる火炎検出用電極３が設けられ、
該火炎検出用電極３よりの検出信号は検出信号線１０を
介して点火制御装置６に導入される。
火装置として図３に示す点火装置は公知である。かかる
従来技術では燃焼用バ−ナの上下角度が変更された場合
でも点火が確実になる様、上下２本の燃料噴霧器を設置
して上下幅を広くしていた。かかる構成を図３に基づい
て簡単に説明するに、５０、５０は両端が開口された上
下２本の保炎筒で、該保炎筒５０の元側周囲を燃焼用空
気導入筒５１で包被し、該導入筒５１内に導入された空
気が保炎筒５０の元側開口より保炎筒５０内に吸引可能
に構成されている。そして前記保炎筒５０内には元側開
口より夫々燃料噴霧器Ａ1、Ａ2が挿設され、該燃料噴霧
器Ａ1、Ａ2の先端には発電用のボイラ等の燃焼用のバ−
ナに点火する為の燃料を噴霧ノズル１、噴霧ノズル１に
点火する為の点火プラグ２、燃料噴霧に点火する事によ
り形成した火炎中に＋−の電極を挿入して電極間に電圧
をかけ電極間に微弱電流が流れた場合に、火炎が形成さ
れている事を確認できる火炎検出用電極３が設けられ、
該火炎検出用電極３よりの検出信号は検出信号線１０を
介して点火制御装置６に導入される。
【０００３】かかる燃料噴霧器Ａ1、Ａ2には、前記噴霧
ノズル１に燃料管７及び噴霧用空気管８が夫々接続され
所定の燃料噴霧が行なわれる。点火制御装置６には電源
が印加されており、又点火プラグにはスパーク（点火）
信号線９と点消火信号線９０、９１が接続されており、
不図示の制御装置より導入される点消火信号線９０より
の信号に基づいて点火／消火制御される。
ノズル１に燃料管７及び噴霧用空気管８が夫々接続され
所定の燃料噴霧が行なわれる。点火制御装置６には電源
が印加されており、又点火プラグにはスパーク（点火）
信号線９と点消火信号線９０、９１が接続されており、
不図示の制御装置より導入される点消火信号線９０より
の信号に基づいて点火／消火制御される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の点火装置
においては、燃焼用バ−ナの燃料噴霧の上下角度が変更
できるように上下２本の燃料噴霧器Ａ1、Ａ2を設置して
点火装置を構成し、点火の為に形成される火炎の上下有
効範囲を広くしているが、この燃料噴霧器Ａ1 、Ａ2が
２重化される事により経済性が低下する。また本従来技
術においては、燃料噴霧器Ａ1、Ａ2を上下２本設置し点
火用火炎を安定化させるとともに、火炎を保護する為の
保炎筒５０，５０を使用していた為、火炎の広さを保炎
筒５０，５０以上にすることができず、１本の燃料噴霧
器Ａ1、Ａ2にて形成する火炎の大きさでは、燃料用バ−
ナの上下角度の変更範囲に限界が生じてしまう。
においては、燃焼用バ−ナの燃料噴霧の上下角度が変更
できるように上下２本の燃料噴霧器Ａ1、Ａ2を設置して
点火装置を構成し、点火の為に形成される火炎の上下有
効範囲を広くしているが、この燃料噴霧器Ａ1 、Ａ2が
２重化される事により経済性が低下する。また本従来技
術においては、燃料噴霧器Ａ1、Ａ2を上下２本設置し点
火用火炎を安定化させるとともに、火炎を保護する為の
保炎筒５０，５０を使用していた為、火炎の広さを保炎
筒５０，５０以上にすることができず、１本の燃料噴霧
器Ａ1、Ａ2にて形成する火炎の大きさでは、燃料用バ−
ナの上下角度の変更範囲に限界が生じてしまう。
【０００５】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、広
い角度の噴霧を飛ばす事が可能となり、これにより単一
の噴霧器でも、形成される火炎の大形化と安定化が実現
しうる点火装置を提供する事にある。
い角度の噴霧を飛ばす事が可能となり、これにより単一
の噴霧器でも、形成される火炎の大形化と安定化が実現
しうる点火装置を提供する事にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
先端が開放され内部から燃焼用空気を供給する外筒内を
貫通し、該外筒先端より突設された噴霧ノズルの外周
に、先広がり状のいわゆるパラボラ形の保炎器を取り付
けたことを特徴とする。
先端が開放され内部から燃焼用空気を供給する外筒内を
貫通し、該外筒先端より突設された噴霧ノズルの外周
に、先広がり状のいわゆるパラボラ形の保炎器を取り付
けたことを特徴とする。
【０００７】かかる発明によれば、前記従来技術のよう
に円筒状の保炎筒を用いる事なく、先広がり状のパラボ
ラ形状の保炎器を用いる事により１本の燃料噴霧器にて
形成する火炎の大きさを従来より大幅に大きくし、前記
従来技術のように噴霧器を上下に２段配置する等の装置
の２重化を排除する事が出来、これにより信頼性及び経
済性の向上を計る。特に、パラボラ形状の保炎器の保炎
性は強力であり、従来以上の安全性を得られる。而も前
記従来技術よりも燃焼室内側に燃料噴霧器のノズルを配
置する事が可能となり、広い角度の噴霧を飛ばす事が可
能となった為、形成される火炎の大形・安定化が実現さ
れた。
に円筒状の保炎筒を用いる事なく、先広がり状のパラボ
ラ形状の保炎器を用いる事により１本の燃料噴霧器にて
形成する火炎の大きさを従来より大幅に大きくし、前記
従来技術のように噴霧器を上下に２段配置する等の装置
の２重化を排除する事が出来、これにより信頼性及び経
済性の向上を計る。特に、パラボラ形状の保炎器の保炎
性は強力であり、従来以上の安全性を得られる。而も前
記従来技術よりも燃焼室内側に燃料噴霧器のノズルを配
置する事が可能となり、広い角度の噴霧を飛ばす事が可
能となった為、形成される火炎の大形・安定化が実現さ
れた。
【０００８】特に本発明におけるパラボラ形の保炎器
（以下パラボラという）は、パラボラの後方から外筒を
流れて供給される燃焼用空気によりパラボラ背面の圧力
が高く、パラボラ前面の圧力は低くなりこの間で燃焼用
空気の巻き込みにより渦が発生する。この渦が強力な場
合、外側の流れ場で独立した常に一定の渦流れ場が形成
され、パラボラ外側の流れ場に影響されにくい為、この
中での火炎は非常に安定したものとなり全体の火炎に対
して、種火の役割りを果たす。
（以下パラボラという）は、パラボラの後方から外筒を
流れて供給される燃焼用空気によりパラボラ背面の圧力
が高く、パラボラ前面の圧力は低くなりこの間で燃焼用
空気の巻き込みにより渦が発生する。この渦が強力な場
合、外側の流れ場で独立した常に一定の渦流れ場が形成
され、パラボラ外側の流れ場に影響されにくい為、この
中での火炎は非常に安定したものとなり全体の火炎に対
して、種火の役割りを果たす。
【０００９】請求項２記載の発明は、請求項１記載の点
火装置には噴霧ノズル先端近傍に点火プラグを設け、該
プラグをパラボラ形の保炎器内に配置するとともに、該
保炎器の先側に火炎検出用電極を突設し、該電極により
燃料噴霧に点火した火炎中の電極間に電圧をかけ、微弱
電流が流れた場合に火炎が形成されたことを確認出来る
ように構成したことを特徴とする。
火装置には噴霧ノズル先端近傍に点火プラグを設け、該
プラグをパラボラ形の保炎器内に配置するとともに、該
保炎器の先側に火炎検出用電極を突設し、該電極により
燃料噴霧に点火した火炎中の電極間に電圧をかけ、微弱
電流が流れた場合に火炎が形成されたことを確認出来る
ように構成したことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
【００１１】本発明を火力発電設備へ適用した場合の実
施形態を図１に示す。図１は発電用のボイラ等の燃焼用
バ−ナに点火する為の点火装置で、１は円筒状の外筒５
内に軸線方向に沿って管状噴霧器Ａを挿設し、該挿設し
た噴霧器Ａを外筒５開口より先側に突設し、該突設端に
先広がり状のいわゆるパラボラ形の保炎器４を取り付
け、該保炎器４内に発電用のボイラ等の燃焼用のバ−ナ
に点火する為の燃料を噴霧ノズル１、噴霧ノズル１に点
火する為の点火プラグ２を配置するとともに、＋−の一
対の火炎検出用電極３、３が設けられている。火炎検出
電極用３、３は、燃料噴霧ノズル１に点火する事により
形成した火炎中に＋−の一対の火炎検出電極３、３を挿
入して電極間に電圧をかけ電極間に微弱電流が流れた場
合に、火炎が形成されている事を確認出来る。外筒５は
基端側を前記噴霧器Ａを支持する支持板５３で閉塞する
とともに、その途中側壁を開口し、燃焼用空気を導入可
能に構成する。
施形態を図１に示す。図１は発電用のボイラ等の燃焼用
バ−ナに点火する為の点火装置で、１は円筒状の外筒５
内に軸線方向に沿って管状噴霧器Ａを挿設し、該挿設し
た噴霧器Ａを外筒５開口より先側に突設し、該突設端に
先広がり状のいわゆるパラボラ形の保炎器４を取り付
け、該保炎器４内に発電用のボイラ等の燃焼用のバ−ナ
に点火する為の燃料を噴霧ノズル１、噴霧ノズル１に点
火する為の点火プラグ２を配置するとともに、＋−の一
対の火炎検出用電極３、３が設けられている。火炎検出
電極用３、３は、燃料噴霧ノズル１に点火する事により
形成した火炎中に＋−の一対の火炎検出電極３、３を挿
入して電極間に電圧をかけ電極間に微弱電流が流れた場
合に、火炎が形成されている事を確認出来る。外筒５は
基端側を前記噴霧器Ａを支持する支持板５３で閉塞する
とともに、その途中側壁を開口し、燃焼用空気を導入可
能に構成する。
【００１２】次に図２に基づいてパラボラ形保炎器の形
状と噴霧ノズル１、点火プラグ２、電極３の取付位置に
ついて説明する。（Ａ）はパラボラ形保炎器の正面断面
図、（Ｂ）は右側面図である。パラボラ形保炎器４は、
前記噴霧器Ａに螺着される取付筒４０の先端に偏平テー
パ状（先広がり状）パラボラ形状に形成され、そして該
パラボラ形保炎器４を、点火プラグ２の貫通する円形状
の切欠き１１及び火炎検出用電極３が貫通する穴１３
ａ、１３ｂを開口させるとともに、前記切欠き１１及び
穴１３ａ、１３ｂの開口部位とを避けて多数のスリット
１２が所定角度づつ変位させて放射状に設けている。
状と噴霧ノズル１、点火プラグ２、電極３の取付位置に
ついて説明する。（Ａ）はパラボラ形保炎器の正面断面
図、（Ｂ）は右側面図である。パラボラ形保炎器４は、
前記噴霧器Ａに螺着される取付筒４０の先端に偏平テー
パ状（先広がり状）パラボラ形状に形成され、そして該
パラボラ形保炎器４を、点火プラグ２の貫通する円形状
の切欠き１１及び火炎検出用電極３が貫通する穴１３
ａ、１３ｂを開口させるとともに、前記切欠き１１及び
穴１３ａ、１３ｂの開口部位とを避けて多数のスリット
１２が所定角度づつ変位させて放射状に設けている。
【００１３】一方、噴霧ノズル１はパラボラ形保炎器４
の軸線上に沿って、該保炎器内基側に臨ませている。点
火プラグ２はパラボラ軸線と平行に、取付筒４０外方よ
り前記切欠き１１より保炎器４の噴霧ノズル１より僅か
に先側に位置せしめている。火炎検出用電極３、３は
＋、−２本の電極がパラボラ軸線と平行に、取付筒４０
外方より前記穴１３ａ、１３ｂよりパラボラ壁を貫通し
更にパラボラ壁の先側に位置せしめている。言換えれば
火炎検出用電極３、３の電柱のすぐ後ろにパラボラ形保
炎器４が位置するように配置すればよい。
の軸線上に沿って、該保炎器内基側に臨ませている。点
火プラグ２はパラボラ軸線と平行に、取付筒４０外方よ
り前記切欠き１１より保炎器４の噴霧ノズル１より僅か
に先側に位置せしめている。火炎検出用電極３、３は
＋、−２本の電極がパラボラ軸線と平行に、取付筒４０
外方より前記穴１３ａ、１３ｂよりパラボラ壁を貫通し
更にパラボラ壁の先側に位置せしめている。言換えれば
火炎検出用電極３、３の電柱のすぐ後ろにパラボラ形保
炎器４が位置するように配置すればよい。
【００１４】噴霧ノズル１には燃料管７及び噴霧用空気
管８が接続され、噴霧媒体（空気又は蒸気）によって燃
料がノズル先端部より噴霧されるように構成している。
又、点火プラグ２には電線９が接続され、電流が流さ
れ、先端よりスパ−クが発生すると共に、不図示の制御
装置より得られる消火信号により消火する。火炎検出用
電極３は、燃料噴霧ノズル１に点火する事により形成し
た火炎中に＋−の電極を挿入されており、両電極３、３
間に電圧をかけて該電極間に微弱電流が流れた場合にこ
れを検知し検出用信号電線１０を介して点火装置制御装
置６に送られ、該制御装置６で火炎が形成されている事
を確認できる。
管８が接続され、噴霧媒体（空気又は蒸気）によって燃
料がノズル先端部より噴霧されるように構成している。
又、点火プラグ２には電線９が接続され、電流が流さ
れ、先端よりスパ−クが発生すると共に、不図示の制御
装置より得られる消火信号により消火する。火炎検出用
電極３は、燃料噴霧ノズル１に点火する事により形成し
た火炎中に＋−の電極を挿入されており、両電極３、３
間に電圧をかけて該電極間に微弱電流が流れた場合にこ
れを検知し検出用信号電線１０を介して点火装置制御装
置６に送られ、該制御装置６で火炎が形成されている事
を確認できる。
【００１５】パラボラに設けた多数のスリット１２は空
気渦の巻き込みを良好にするもので、空気渦は矢印に示
すように前記スリットより空気が通過しながらパラボラ
外周より空気を巻き込む。より具体的には、パラボラ４
の後方から外筒を流れて供給される燃焼用空気によりパ
ラボラ背面の圧力が高く、パラボラ前面の圧力は低くな
りこの間で燃焼用空気の巻き込みにより渦が発生する。
この渦が強力な場合、外側の流れ場で独立した常に一定
の渦流れ場が形成され、パラボラ外側の流れ場に影響さ
れにくい為、この中での火炎は非常に安定したものとな
り全体の火炎に対して、種火の役割りを果たす。
気渦の巻き込みを良好にするもので、空気渦は矢印に示
すように前記スリットより空気が通過しながらパラボラ
外周より空気を巻き込む。より具体的には、パラボラ４
の後方から外筒を流れて供給される燃焼用空気によりパ
ラボラ背面の圧力が高く、パラボラ前面の圧力は低くな
りこの間で燃焼用空気の巻き込みにより渦が発生する。
この渦が強力な場合、外側の流れ場で独立した常に一定
の渦流れ場が形成され、パラボラ外側の流れ場に影響さ
れにくい為、この中での火炎は非常に安定したものとな
り全体の火炎に対して、種火の役割りを果たす。
【００１６】かかる装置によればボイラ等の制御装置か
らの点消火指令によりボイラ等の燃焼用バ−ナに点火す
る為に、燃料噴霧ノズル１に燃料を供給する為に不図示
の燃料止弁を開き、点火用プラグ２及び火炎検出用電極
３に電力を供給する為の制御装置６内の回路を開き、燃
料噴霧ノズル１より燃料を噴霧し、噴霧された燃料に点
火して点火により形成された火炎を検知して、点火制御
装置６により検知／不検知の信号をボイラ等の制御装置
に返信する事が出来る。
らの点消火指令によりボイラ等の燃焼用バ−ナに点火す
る為に、燃料噴霧ノズル１に燃料を供給する為に不図示
の燃料止弁を開き、点火用プラグ２及び火炎検出用電極
３に電力を供給する為の制御装置６内の回路を開き、燃
料噴霧ノズル１より燃料を噴霧し、噴霧された燃料に点
火して点火により形成された火炎を検知して、点火制御
装置６により検知／不検知の信号をボイラ等の制御装置
に返信する事が出来る。
【００１７】
【発明の効果】従って本発明によれば、燃焼用バ−ナへ
の点火をパラボラ形の保炎装置を用いて形成した安定し
て大きな点火用火炎で行えるため、 （１）燃焼用バ−ナの燃焼噴流の方向によらず点火する
事ができるため、点火性が向上する。 （２）点火用に形成する自己の火炎の安定性が向上する
ため、信頼性が向上する。 （３）点火用に形成する火炎を大型化するための設備数
の増加をしなくて良いため、経済性に優れる。 等の種々の著効を有す。
の点火をパラボラ形の保炎装置を用いて形成した安定し
て大きな点火用火炎で行えるため、 （１）燃焼用バ−ナの燃焼噴流の方向によらず点火する
事ができるため、点火性が向上する。 （２）点火用に形成する自己の火炎の安定性が向上する
ため、信頼性が向上する。 （３）点火用に形成する火炎を大型化するための設備数
の増加をしなくて良いため、経済性に優れる。 等の種々の著効を有す。
【図１】本発明の実施形態に係る点火装置の全体構成図
である。
である。
【図２】図１のパラボラ形保炎器の拡大図で、（Ａ）は
正面断面図、（Ｂ）は右側面図である。
正面断面図、（Ｂ）は右側面図である。
【図３】従来技術の点火装置を示す全体構成図である。
１ 噴霧ノズル ２ 点火プラグ ３ 火炎検出用電極 ４ パラボラ形保炎器 ５ 外筒 ６ 点火制御装置 ７ 燃料管 ８ 噴霧用空気管 ９ スパ−ク信号電線 １０ 検出用信号電線 １１ 切欠き １２ スリット １３ａ、１３ｂ 穴
Claims (2)
- 【請求項１】 先端が開放され内部から燃焼用空気を供
給する外筒内を貫通し、該外筒先端より突設された噴霧
ノズルの外周に、先広がり状のいわゆるパラボラ形の保
炎器を取り付けたことを特徴とする点火装置。 - 【請求項２】 噴霧ノズル先端近傍に点火プラグを設
け、該点火プラグをパラボラ形の保炎器内に配置すると
ともに、該保炎器の先側に火炎検出用電極を突設し、前
記火炎検出用電極により燃料噴霧に点火した火炎中の電
極間に電圧をかけ微弱電流が流れた場合に、火炎が形成
されたことを確認出来るように構成したことを特徴とす
る請求項１記載の点火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9515597A JPH10274415A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9515597A JPH10274415A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 点火装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10274415A true JPH10274415A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=14129908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9515597A Withdrawn JPH10274415A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 点火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10274415A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106369605A (zh) * | 2016-08-25 | 2017-02-01 | 昆明博远中菱科技有限公司 | 燃烧器的点火装置 |
| CN106439816A (zh) * | 2016-11-14 | 2017-02-22 | 安德森热能科技（苏州）有限责任公司 | 一种点火烧嘴 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9515597A patent/JPH10274415A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106369605A (zh) * | 2016-08-25 | 2017-02-01 | 昆明博远中菱科技有限公司 | 燃烧器的点火装置 |
| CN106439816A (zh) * | 2016-11-14 | 2017-02-22 | 安德森热能科技（苏州）有限责任公司 | 一种点火烧嘴 |
| CN106439816B (zh) * | 2016-11-14 | 2018-08-31 | 安德森热能科技（苏州）有限责任公司 | 一种点火烧嘴 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |