JPH10274355A

JPH10274355A - ガス遮断装置

Info

Publication number: JPH10274355A
Application number: JP7699997A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Onishi; 薫大西; Norio Niimura; 紀夫新村; Koichi Ueki; 浩一植木; Junichi Saito; 潤一斎藤
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1997-03-28
Filing date: 1997-03-28
Publication date: 1998-10-13

Abstract

(57)【要約】【課題】ガス未使用時の配管内でのガス漏れを防止す
る。【解決手段】制御手段２は閉栓中に積算流量測定手段
１からの信号を検出すると、ガスの使用を開始したと判
断し弁開駆動手段３に開信号を出力する。続いて弁開駆
動手段３は弁５に弁開駆動信号を出力するので弁５によ
ってガス流路は開栓される。また、ガスを使用中に停止
した場合、流量停止判定手段７は使用停止したと判定し
制御手段２に信号を出力する。また制御手段２から弁閉
駆動手段４を介し弁５に弁閉駆動信号を出力するのでガ
ス流路は閉栓される。これによりガス使用時のみガス流
路を開栓することにより、ガス未使用時の配管内でのガ
ス漏れを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ガスの事故を未然
に防ぐガス遮断装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のガス遮断装置は、図５に
示すような構成になっていた。１は積算流量測定手段で
通過ガス流量を一定単位流量毎に測定する。１２は制御
手段で積算流量測定手段１からの信号により、ガスの使
用状況が異常であると判定した場合、ガスの通路の閉止
を行う弁閉駆動手段３に対し閉信号を出力し、弁閉駆動
手段３は弁閉駆動信号を弁４に出力してガス通路を閉栓
していた。

【０００３】また、再度ガスを使用する場合、弁開信号
入力手段５により弁開信号を制御手段１２に入力し、弁
開駆動手段６を介して弁４を開放復帰することによりガ
ス通路を開栓していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ガス未使用時にもガス流路を開栓するこ
ととなり、ガス配管に漏れがある場合、この漏れにより
ガスを不用意に放出してしまい、これが安全上の課題と
なっていた。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のガス遮断装置は
ガス流路を開閉する弁と、瞬間流量を測定する瞬間流量
測定手段と、前記瞬間流量測定手段からの信号に基づき
前記弁に弁開駆動手段を介し開信号を出力する制御手段
と、前記瞬間流量手段からの信号に基づきガスの使用停
止を判定する流量停止判定手段と、この流量停止手段か
らの閉信号に基づき前記弁に閉駆動信号を出力する弁閉
駆動手段と、前記制御手段に外部から弁開信号を入力す
る弁開信号入力手段とを備えたものである。

【０００６】この本発明によれば、非ガス使用時にはガ
ス通路の入口弁を閉じ、漏れによる無駄なガス消費を防
ぎ、安全性を向上することができる。

【０００７】

【発明の実施の形態】請求項１のガス遮断装置は、通過
ガスの積算流量を測定する積算流量測定手段と、前記積
算流量測定手段からの信号に基づきガス使用開始と判定
すれば開信号を出力する制御手段と、ガス流路の開閉を
行う弁と、前記開信号に基づき前記弁に開駆動信号出力
を行う弁開駆動手段と、前記積算流量測定手段からの信
号に基づきガス使用停止を判定する流量停止判定手段
と、前記流量停止判定手段からの信号を受けた前記制御
手段からの閉信号に基づき前記弁に閉駆動信号を出力す
る弁閉駆動手段とを備えたものである。そして、ガス使
用時のみガス通路を開き、無駄なガス消費を防ぎ、さら
に安全性を向上することができる。

【０００８】また、請求項２はガス圧を測定するガス圧
力測定手段と前記ガス圧力測定手段からの信号に基づき
ガス圧の変動を測定する圧力変動測定手段と前記圧力変
動測定手段からの信号に基づきガス使用開始と判定すれ
ば開信号を出力する制御手段と、ガス流路の開閉を行う
弁と、前記開信号に基づき前記弁に開駆動信号出力を行
う弁開駆動手段とを備えたものである。そして、同様に
ガス使用時のみガス通路を開き無駄なガス消費を防ぎ、
さらに安全性を向上することができる。

【０００９】また、請求項３は通過ガスの瞬間流量を測
定する瞬間流量測定手段と、前記瞬間流量測定手段から
の信号に基づきガス使用開始と判定すれば開信号を出力
する制御手段と、ガス流路の開閉を行う弁と、前記開信
号に基づき前記弁に開駆動信号出力を行う弁開駆動手段
と、前記瞬間流量測定手段からの信号に基づきガス使用
停止と判定した前記制御手段からの閉信号に基づき前記
弁に閉駆動信号を出力する弁閉駆動手段とを備えたもの
である。そして、ガスの使用、未使用を瞬時に判定する
ことが可能になり、さらに高精度でガス使用時のみガス
通路を開き、無駄なガス消費を防ぎ、さらに安全性を向
上することができる。また、瞬時にガス流路を開栓する
ため立ち消え防止に対応できる。

【００１０】また、請求項４はガス燃焼器具からの信号
に基づきガス使用開始と判定すれば開信号を出力する制
御手段と、ガス流路の開閉を行う弁と、前記開信号に基
づき前記弁に開駆動信号出力を行う弁開駆動手段と、前
記ガス燃焼器具からの信号に基づきガス使用停止と判定
した前記制御手段からの閉信号に基づき前記弁に閉駆動
信号を出力する弁閉駆動手段とを備えたものである。そ
して、ガスの使用、未使用を正確に判定することが可能
になり、ガス使用時のみガス通路を開き、無駄なガス消
費を防ぎ、さらに安全性を向上することができる。ま
た、ガス使用直後ににガス流路を開栓するため立ち消え
防止に対応できる。

【００１１】以下、本発明の実施例について、図面を用
いて説明する。（実施例１）図１は実施例１のガス遮断装置である。図
１において、１は積算流量測定手段で、例えばリードス
イッチ等により通過ガス流量を一定単位流量毎に測定す
る。２は制御手段で、積算流量測定手段１からの信号に
基づき開信号を出力する。３は弁開駆動手段で、制御手
段２からの開信号に基づき弁開駆動信号を出力する。４
は弁閉駆動手段で、制御手段２からの閉信号に基づき弁
閉駆動信号を出力する。

【００１２】５は弁で、弁開駆動信号を受信するとガス
流路を開栓し、弁閉駆動信号を受信するとガス流路を閉
栓する。６は弁開信号入力手段で、外部から制御手段２
に弁開信号を入力する。７は流量停止判定手段で、積算
流量測定手段１からの信号に基づき流量停止判定した場
合、制御手段２に信号を出力する。

【００１３】次に上記構成の動作を説明すると、制御手
段２は弁５を閉栓中に積算流量測定手段１からの信号を
検出（一定流量ガスが使用された）すると、ガス使用開
始したと判断し弁開駆動手段３に開信号を出力し、弁開
駆動手段３は弁５に弁開駆動信号を出力することにより
弁５はガス流路を開栓する。

【００１４】また、ガス使用中にガス使用停止した場
合、流量停止判定手段７は所定時間内に積算流量測定手
段１からの信号を検出できないためガス使用停止したと
判定し制御手段２に信号を出力する。制御手段２は弁閉
信号を弁閉駆動手段４に出力し、弁閉駆動手段４は弁５
に弁閉駆動信号を出力することにより弁５はガス流路を
閉栓する。

【００１５】（実施例２）図２は本発明の実施例２のガ
ス遮断装置である。実施例１と異なる点はガスの使用開
始判定をガス圧の変動で検知するため、ガス圧測定手段
８と圧力変動測定手段９を用いたところである。なお実
施例１の場合と構成要素が同一のものについては同一符
号を付し、その説明を省略する。

【００１６】次に動作、作用について説明すると、８は
圧力測定手段で、圧力センサ等で実施され、ガス管内の
ガス圧を測定する。９は圧力変動測定手段でガス圧力測
定手段８からの圧力測定値が所定値変動した場合、制御
手段２ａに信号を出力する。制御手段２ａは弁閉栓時
に、圧力変動測定手段９からの信号を受信した場合、ガ
ス使用開始したと判断し弁開駆動手段３に開信号を出力
し、弁開駆動手段３は弁５に弁開駆動信号を出力するこ
とにより弁５はガス流路を開栓する。

【００１７】（実施例３）図３は本発明の実施例３のガ
ス遮断装置である。実施例１と異なる点はガスの使用開
始、停止判定をガス流量の瞬間流量で判定（たとえばガ
ス通路内を斜めに横断するように両方向から交互に音波
を発射して、音波の上流側から下流側に発射した場合と
下流側から上流側に発射した場合とでの伝搬速度の差を
計測することで瞬間流量を算出する）するため瞬間流量
測定手段１１を用いたところである。

【００１８】なお実施例１の場合と構成要素が同一のも
のについては同一符号を付し、その説明を省略する。制
御手段２６は弁閉栓時に、瞬間流量測定手段１の信号か
らガス使用開始を検出すると弁開駆動手段３に開信号を
出力し、弁開駆動手段３は弁５に弁開駆動信号を出力す
ることにより弁５はガス流路を開栓する。

【００１９】また、弁開栓時に瞬間流量測定手段１の信
号からガス使用停止を検出すると、弁閉信号を弁閉駆動
手段４に出力し、弁閉駆動手段４は弁５に弁閉駆動信号
を出力することにより弁５はガス流路を閉栓する。

【００２０】（実施例４）図４は本発明の実施例４のガ
ス遮断装置である。実施例３と異なる点はガスの使用開
始、停止判定をガス燃焼器具の使用または停止信号を用
いているところである。

【００２１】なお実施例３の場合と構成要素が同一のも
のについては同一符号を付し、その説明を省略する。制
御手段２ｃは弁閉栓時に、ガス燃焼器具１３からガス使
用信号を検出すると弁開駆動手段３に開信号を出力し、
弁開駆動手段３は弁５に弁開駆動信号を出力することに
より弁５はガス流路を開栓する。

【００２２】また、弁開栓時にガス燃焼器具からガス使
用停止信号を検出すると、弁閉信号を弁閉駆動手段４に
出力し、弁閉駆動手段４は弁５に弁閉駆動信号を出力す
ることにより弁５はガス流路を閉栓する。

【００２３】

【発明の効果】請求項１、２記載に係る発明によれば、
ガス使用時のみガス通路を開くので、無駄なガス消費を
防ぎ、さらに安全性を向上することができるという有利
な効果を有する。

【００２４】また、請求項３、４記載に係る発明によれ
ば瞬時にしてガスの使用、停止が検出できるためガスの
漏れを最小限に抑え、さらに立ち消え防止対応ができる
という効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１におけるガス遮断装置の構成
を示すブロック図

【図２】本発明の実施例２におけるガス遮断装置の構成
を示すブロック図

【図３】本発明の実施例３におけるガス遮断装置の構成
を示すブロック図

【図４】本発明の実施例４におけるガス遮断装置の構成
を示すブロック図

【図５】従来のガス遮断装置の構成を示すブロック図

【符号の説明】

１積算流量測定手段２、２ａ、２ｂ、２ｃ制御手段３弁開駆動手段４弁閉駆動弁５弁６弁開信号入力手段７流量停止判定手段８ガス圧力測定手段９圧力変動測定手段１１瞬間流量測定手段

フロントページの続き (72)発明者斎藤潤一大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】通過ガスの積算流量を測定する積算流量測
定手段と、前記積算流量測定手段からの信号に基づきガ
ス使用開始と判定すれば開信号を出力する制御手段と、
ガス流路の開閉を行う弁と、前記開信号に基づき前記弁
に開駆動信号出力を行う弁開駆動手段と、前記積算流量
測定手段からの信号に基づきガス使用停止を判定する流
量停止判定手段と、前記流量停止判定手段からの信号を
受けた前記制御手段からの閉信号に基づき前記弁に閉駆
動信号を出力する弁閉駆動手段と、外部から前記制御手
段に弁開信号を入力する弁開信号入力手段を備えたガス
遮断装置。
【請求項２】通過ガスの積算流量を測定する積算流量測
定手段と、ガス圧を測定するガス圧力測定手段と前記ガ
ス圧力測定手段からの信号に基づきガス圧の変動を測定
する圧力変動測定手段と前記圧力変動測定手段からの信
号に基づきガス使用開始と判定すれば開信号を出力する
制御手段と、ガス流路の開閉を行う弁と、前記開信号に
基づき前記弁に開駆動信号出力を行う弁開駆動手段と、
前記積算流量測定手段からの信号に基づきガス使用停止
を判定する流量停止判定手段と、前記流量停止判定手段
からの信号を受けた前記制御手段からの閉信号に基づき
前記弁に閉駆動信号を出力する弁閉駆動手段と、外部か
ら前記制御手段に弁開信号を入力する弁開信号入力手段
を備えたガス遮断装置。
【請求項３】通過ガスの瞬間流量を測定する瞬間流量測
定手段と、前記瞬間流量測定手段からの信号に基づきガ
ス使用開始と判定すれば開信号を出力する制御手段と、
ガス流路の開閉を行う弁と、前記開信号に基づき前記弁
に開駆動信号出力を行う弁開駆動手段と、前記瞬間流量
測定手段からの信号に基づきガス使用停止と判定した前
記制御手段からの閉信号に基づき前記弁に閉駆動信号を
出力する弁閉駆動手段と、外部から前記制御手段に弁開
信号を入力する弁開信号入力手段を備えたガス遮断装
置。
【請求項４】通過ガスの積算流量を測定する積算流量測
定手段と、ガス燃焼器具からの信号に基づきガス使用開
始と判定すれば開信号を出力する制御手段と、ガス流路
の開閉を行う弁と、前記開信号に基づき前記弁に開駆動
信号出力を行う弁開駆動手段と、前記ガス燃焼器具から
の信号に基づきガス使用停止と判定した前記制御手段か
らの閉信号に基づき前記弁に閉駆動信号を出力する弁閉
駆動手段と、外部から前記制御手段に弁開信号を入力す
る弁開信号入力手段を備えたガス遮断装置。