JPH10272804A - 光書込み装置及び画像形成装置 - Google Patents

光書込み装置及び画像形成装置

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JPH10272804A
JPH10272804A JP7864397A JP7864397A JPH10272804A JP H10272804 A JPH10272804 A JP H10272804A JP 7864397 A JP7864397 A JP 7864397A JP 7864397 A JP7864397 A JP 7864397A JP H10272804 A JPH10272804 A JP H10272804A
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JP
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optical shutter
light
image
optical
shutter element
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JP7864397A
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English (en)
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Kazuhiro Sakamoto
和洋 坂本
Hiroshi Sakakibara
宏 榊原
Shinya Matsuura
晋也 松浦
Toshiya Shirasawa
俊哉 白澤
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/465Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using masks, e.g. light-switching masks

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  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光シャッタ素子の温度が変化したり、累積通
電時間が増加しても、光量の変動、光量むらが発生する
ことがなく、常時高品質の画像を得ることのできる光書
込み装置及び画像形成装置を得る。 【解決手段】 PLZTからなる多数の光シャッタ素子
62を画像信号に基づいてオン、オフし、ハロゲンラン
プ2から放射された光を変調して感光体ドラム20上に
画像を書き込む光書込み装置。光シャッタ素子62の温
度を検出すると共に各光シャッタ素子62の累積通電時
間を積算し、温度又は累積通電時間に基づいてランプ2
への印加電圧、光シャッタ素子62の駆動電圧又は駆動
パルス幅の少なくとも一つを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光書込み装置、詳
しくは、電気光学材料からなる多数の光シャッタ素子を
画像信号に基づいてオン、オフし、像担持体上に画像を
書き込む光書込み装置及びそれを用いた画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真感光体への画像(潜像)
の書込み装置として、電気光学効果を有するセラミック
ス、液晶素子(LCD)等を用いて光を変調するものが
種々開発されている。この種の光書込み装置としては、
カー定数の大きい電気光学効果を有するPLZT(Pb
−La−Ti−O系透明セラミックス)を用い、これを
素子化してライン状に多数個配列して光シャッタアレイ
を形成し、該光シャッタアレイに偏光子と検光子を組み
合わせて光変調器を構成したものが知られている。この
ような光変調器は、駆動信号に対する応答速度が速く、
高速の電子写真プリンタに適している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のPL
ZTを光シャッタ素子として使用した光書込み装置で
は、駆動中に集積回路の発熱等によって光シャッタ素子
の温度が上昇すると、所定の駆動電圧に対する透過光量
が低下する。光量が低下すると、感光体上に形成された
画像(潜像)を正規現像すると画像背景部へのトナーの
かぶり、反転現像すると画像濃度の低下といった不具合
が生じる。
【0004】また、光シャッタ素子に所定方向の電界を
作用させて繰り返して駆動した場合、光シャッタ素子に
電界を印加した状態での透過光量(オン光量)が低下す
る。一方、電界を印加しない状態では漏れ光量(オフ光
量)は上昇する。従って、累積通電時間が増加すると、
コントラストが低下するという問題点を有している。そ
して、画像として特定のパターンを複数回出力した場
合、特定の光シャッタ素子のみが多数回駆動され、各素
子ごとに光量が異なることになり、以後形成される画像
の品質が劣化する。
【0005】そこで、本発明の目的は、光シャッタ素子
の温度が変化したり、累積通電時間が増加しても、光量
の変動、光量むらが発生することがなく、常時高品質の
画像を得ることのできる光書込み装置及び画像形成装置
を提供することにある。
【0006】
【発明の要旨及び効果】以上の目的を達成するため、本
発明に係る光書込み装置は、電気光学材料からなる多数
の光シャッタ素子を画像信号に基づいてオン、オフし、
光源から放射された光を変調して像担持体上に画像を書
き込む光書込み装置において、前記光シャッタ素子の温
度を検出する検出手段と、前記光シャッタ素子それぞれ
の累積駆動時間を積算する積算手段と、前記検出手段又
は積算手段からの信号に基づいて、前記光源への印加電
圧、前記光シャッタ素子の駆動電圧又は駆動パルス幅の
少なくとも一つを変更する制御手段とを備えている。
【0007】以上の構成からなる光書込み装置において
は、光シャッタ素子の温度検出値又は光シャッタ素子そ
れぞれの累積通電時間の積算値に基づいて、各光シャッ
タ素子の透過光量を予測し、その予測に従って光源への
印加電圧、光シャッタ素子の駆動電圧又は駆動パルス幅
の少なくとも一つを変更する。光シャッタ素子の温度が
上昇すると透過光量が低下するが、光源への印加電圧を
高めることで透過光量を補正することができ、コントラ
ストの低下を防止することができる。また、光シャッタ
素子の駆動電圧又は駆動パルス幅を大きくすれば、その
透過光量を増大させ、光量の低下や光シャッタ素子ごと
の光量むらを防止することができる。
【0008】さらに、本発明に係る画像形成装置は、前
述の光書込み装置を用いて感光体上に静電潜像を形成
し、該静電潜像を現像器で現像してシート上に転写する
画像形成装置において、前記光書込み装置から出力され
る光量を検出する手段と、この検出手段からの信号に基
づいて、前記感光体の帯電電位又は前記現像器へ印加さ
れる現像バイアス電圧の少なくとも一つを変更する制御
手段とを備えている。
【0009】光書込み装置のコントラストを補正する
と、出力光量が変化する。このように出力光量が変化し
た場合でも、感光体帯電電位又は現像バイアス電圧の少
なくとも一つを変更することで、画像背景部へのトナー
のかぶり、あるいは画像濃度の低下を防止でき、高品質
の画像を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光書込み装置
及び画像形成装置の実施形態について添付図面を参照し
て説明する。
【0011】(光書込み装置)図1において、光書込み
装置1は、概略、ハロゲンランプ2、熱線吸収フィルタ
3、光ファイバアレイ4、偏光子5、光シャッタアレイ
6、検光子7及びレンズアレイ8によって構成されてい
る。ハロゲンランプ2から放射された光はフィルタ3で
熱線をカットされ、光ファイバアレイ4に入射する。光
ファイバアレイ4は、多数本の光ファイバを束ねたもの
で、ハロゲンランプ2の光をライン状に出射する。
【0012】光シャッタアレイ6は、図2に示すよう
に、透明な基板61上にPLZTからなる多数の光シャ
ッタ素子62をブロックごとにライン状に配列し、各光
シャッタ素子62に設けた電極にドライバIC63から
画像信号に基づいた所定の電圧を印加するようにしたも
のである。前記光ファイバアレイ4から出射され、か
つ、偏光子5を透過した光が、電圧を印加(オン)され
た光シャッタ素子62を透過する。この透過光は検光子
7を介してレンズアレイ8に入射する。レンズアレイ8
は多数の収束性光伝送体単体(商品名:セルフォック)
を並設したもので、オンされた光シャッタ素子62を透
過した光を感光体ドラム20上に結像させる。
【0013】前記光シャッタ素子62は1ラインずつの
画像信号に基づいてオン、オフされ、矢印a方向に回転
する感光体ドラム20上に二次元の画像が静電潜像とし
て形成されていく。
【0014】図3は光シャッタ素子62を駆動するドラ
イバIC63を示す。このドライバIC63はn個のI
Cをラダーチェーンで接続して使用するもので、各IC
63は駆動パルス幅を変更して0〜255階調で駆動す
るように構成され、シフトレジスタ631、ラッチ回路
632、ドライバ回路633からなる。
【0015】画像信号DATAはシフトクロック信号C
LKに同期してシフトレジスタ631に転送され、ラッ
チストローブ信号LSでラッチ回路632にラッチされ
る。ドライバ回路633には駆動パルス電圧Vdが印加
されており、ドライバ駆動信号CLがオンされることで
ドライバ回路633から駆動パルス電圧が光シャッタ素
子62の個別電極62aに出力される。なお、62bは
共通電極である。駆動パルス電圧Vdは最大透過光量が
得られる半波長電圧に設定されている。
【0016】(プリンタ)図4は前記光書込み装置1を
搭載したプリンタを示す。このプリンタは、矢印a方向
に回転駆動される感光体ドラム20の周囲に、帯電チャ
ージャ21、光書込み装置1、現像器22、転写チャー
ジャ23、シート分離チャージャ24、残留トナーのク
リーナ25、残留電荷のイレーサランプ26が配置され
ている。
【0017】感光体ドラム20の表面に対しては、ま
ず、帯電チャージャ21からの放電で均一に帯電し、前
記光書込み装置1からの露光によって静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は画像部の電位が略0Vに低下した
ネガ画像であり、現像器22のスリーブ22aから供給
されるトナーによって、低電位部にトナーが付着する反
転現像が行われる。一方、シートは給紙カセット31か
ら1枚ずつ左方に給紙され、転写チャージャ23から付
与される電界でトナー画像が転写される。トナー画像が
転写されたシートは定着器32でトナーの定着を施さ
れ、排出ローラ33からトレイ34上に排出される。
【0018】(光書込み装置の光量制御)ところで、光
書込み装置1から出力される光量は以下の特性を有して
いる。図5は駆動電圧Vdと透過光量との関係を光シャ
ッタ素子62の温度ごとに示す。最大透過光量が得られ
る半波長電圧は温度上昇に伴って高電圧側にシフトす
る。従って、駆動電圧Vdを室温25℃での半波長電圧
に設定しても、ドライバIC63の発熱等で光シャッタ
素子62の温度が上昇すると、透過光量が低下すること
になる。図6は温度と透過光量との関係を示す。
【0019】そこで、一つの制御例として、図2に示す
ように、基板61にサーミスタあるいは白金抵抗素子等
の温度センサ66を設け、光シャッタ素子の温度を常時
検出する。温度センサ66の検出信号は温度検出回路6
7を介してCPU100へ入力される。CPU100は
検出温度及び図6に示す透過光量(比率)特性に基づい
て透過光量の変化率αを算出する。変化率αは温度が上
昇すると低下し、25℃を基準(基準値は1)としてい
る。一方、変化率αに対して透過光量比率を1に補正す
るためにハロゲンランプ2へ印加すべき電圧を示すテー
ブルをCPU100は内蔵している。従って、CPU1
00はこのテーブルを参照してランプ電圧制御回路20
0を制御し、透過光量の低下を補償する。
【0020】また、光シャッタ素子62は繰り返してオ
ンすることで透過光量(オン光量)が低下していく。逆
に、オフ状態での漏れ光量(オフ光量)が上昇する。図
7は光シャッタ素子62の累積通電時間に対するオン、
オフ透過光量比(コントラスト)を示し、通電(オン)
時間の増加に伴ってコントラストが低下していくことを
示している。特に、特定のパターンを画像として複数回
出力すると、特定の光シャッタ素子62のみが駆動され
て劣化し、光シャッタ素子62ごとに光量むらが発生す
ることになる。
【0021】この種のプリンタでは、通常、特定のフォ
ントで文字を印字し、その印字位置が一定であることが
多い。さらに、罫線や枠組み等特定のパターンをプリン
トすることも多い。従って、画像信号に基づいて一定の
条件で特定の光シャッタ素子62を駆動(オン)する
と、素子62ごとの累積通電(オン)時間に大きな差を
生じる。
【0022】プリント枚数が増加すると、それまでに出
力された画像パターンによって光シャッタ素子62ごと
に累積通電時間が異なるため、図8に示すように、オン
光量はβmax・E(Eは初期透過光量)からβmin・Eの
範囲内での値となる。βはオン光量の低下率(初期を1
とする)を表し、図9に示すように、累積通電時間の増
加に伴って低下する。累積通電時間が最大の光シャッタ
素子の低下率をβmin、最小の光シャッタ素子の低下率
をβmaxとした。
【0023】同様に、図8に示すように、オフ光量もγ
max・E/C(Cは初期コントラスト)からγmin・E/
Cの範囲内での値となる。γはオフ光量の上昇率(初期
を1とする)を表し、図10に示すように、累積通電時
間の増加に伴って上昇する。累積通電時間が最大の光シ
ャッタ素子の上昇率をγmax、最小の光シャッタ素子の
上昇率をγminとした。
【0024】そこで、いまひとつの制御例として、各光
シャッタ素子62に対応してドットカウンタ621,6
2,……62n(図2参照)を設け、間接的に累積通電
時間を積算する。ドットカウンタによってカウントされ
る累積通電時間を用いて、図9、図10の特性を参照し
て光シャッタ素子62ごとのオン光量低下率β及びオフ
光量上昇率γが算出される。
【0025】ここで、前記プリンタがn枚のプリントを
実行するときの光量補正方法について説明する。前述の
如く、オン光量は光シャッタ素子の温度や累積通電時間
に応じて変化し、オフ光量は光シャッタ素子の累積通電
時間に応じて変化する。従って、n枚目のプリント時に
おける任意の光シャッタ素子の光量は以下のようにな
る。
【0026】オン光量=αx・βx・E オフ光量=γx・E/C E:初期オン光量 C:初期コントラスト(オン光量/オフ光量) αx:任意の光シャッタ素子の温度に対応する透過光量
変化率 βx:任意の光シャッタ素子の累積通電時間に対応する
オン光量変化率 γx:任意の光シャッタ素子の累積通電時間に対応する
オフ光量変化率
【0027】光シャッタ素子ごとにオン光量、オフ光量
が異なるため、同じ出力画像データ(駆動パルス幅を可
変とした0〜255階調のデータ)を与えても光量むら
が発生してしまう。そこで、光書込み装置1からの画像
データ出力時には、各光シャッタ素子ごとに計算された
補正データを与え、光量むらを解消することにした。
【0028】ここで、任意の光シャッタ素子に対する補
正データXの算出方法を図11を参照して説明する。最
大出力データ(255)のとき、最も暗い光シャッタ素
子の光量(α・βmi n・E)とオフ光量の最も明るい光
シャッタ素子の透過光量(γmax・E/C)を結ぶ直線
を仮想の基準光シャッタ素子とする。
【0029】ここで、任意の光シャッタ素子が光量Pを
得るためには、仮想の基準光シャッタ素子の出力データ
をX0とし、任意の光シャッタ素子の補正出力データを
Xとすると、このXは以下の式によって算出される。
【0030】
【数1】
【0031】従って、透過光量はα・βmin・Eからγ
max・E/Cが使用領域となり、基準光シャッタ素子の
出力データが0から255までの階調を使用するのに対
して、任意の光シャッタ素子はDminからDmaxまでの階
調を使用することになる。即ち、仮想の基準光シャッタ
素子と同じ透過光量になるように他の光シャッタ素子の
出力データを補正する。
【0032】前述の補正方法によれば、n枚数目のプリ
ント時には各光シャッタ素子ごとのオン光量とオフ光量
のばらつきは解消される。しかし、コントラストが変化
するため、透過光量の実使用領域(オン光量−オフ光
量)が初期状態と変わってしまう。そこで、本実施形態
では、前記ハロゲンランプ2の印加電圧(ランプ光量)
を可変とすることで、プリント枚数が何枚目であっても
透過光量の実使用領域が初期と同一となるように補正す
るようにした。
【0033】以下、プリント枚数に対応するハロゲンラ
ンプ2の印加電圧の算出方法について説明する。まず、
初期オン光量E及び初期コントラストCに対してn枚目
プリント時のオン光量(α・βmin・E)をE’、コン
トラスト(α・βmin・C/γmax)をC’とすると、各
状態における光量は以下の表1のようになる。
【0034】
【表1】
【0035】透過光量の実使用領域(オン光量−オフ光
量)を初期とn枚目プリント時とで一致させるために
は、E(1−1/C)=E’(1−1/C’)であるか
ら、E’=C’(C−1)/C(C’−1)となる。
【0036】ところで、ランプ印加電圧と透過光量との
関係は図12に示すとおりであり、式で表わすと、 E’/E=(V’/V)3.2 V:初期ランプ電圧 V’:n枚目プリント時のランプ電圧 V’=(E’/E)0.31・V ={C’(C−1)/C(C’−1)}0.31・V
【0037】従って、n枚目プリント時のランプ印加電
圧を初期ランプ印加電圧の(E’/E)0.31倍に設定す
ることで、透過光量の実使用領域が初期と同じになる。
【0038】(画像形成プロセスの制御)ところで、ラ
ンプ印加電圧をV’に単に変更した場合、それに伴って
オフ光量も増加するため、感光体上の画像背景部の表面
電位の減衰も大きくなる。この結果、表面電位Vaと現
像器22の現像スリーブ22aに印加される現像バイア
ス電圧Vbとの差が小さくなり、この状態で本プリンタ
のように反転現像を行うと、画像背景部にトナーが付着
しやすくなり、いわゆるトナーのかぶりが発生する。そ
こで、本実施形態では、帯電チャージャ21にスコロト
ロンチャージャを使用し、そのグリッド21aに印加す
る電圧Vgを制御し、感光体帯電電位を変更することで
トナーのかぶりを防止することにした。
【0039】以下、グリッド印加電圧Vgの制御方法に
ついて説明する。図13は感光体の明減衰曲線LDCを
示す。無露光時の感光体表面電位V0が半減する露光量
を半減露光量E1/2とすれば、感光体の明減衰曲線LD
CはE1/2の約2.5倍の露光量で電位減衰が飽和する
(飽和表面電位をViとする)。最大出力露光量(オン
光量)は、感光体表面電位の安定性の面からも、通常、
半減露光量E1/2の2.5倍に設定される。電子写真プ
リンタでは、実際上、帯電チャージャの特性を考慮し
て、初期表面電位V0とグリッド印加電圧Vgとの関係
から、グリッド印加電圧Vgを変更することで適正な表
面電位V0を確保している。
【0040】以上の制御方法を実施した場合、n枚目プ
リント時の明減衰曲線LDCは図13に示すように、電
位差Va−Vb及びVb−Viは初期とn枚目プリント
時とで一定となり、反転現像におけるトナーのかぶりや
正規現像における画像濃度の低下といった不具合が生じ
ることのない、高品位のプリント画像を得ることができ
る。
【0041】なお、以上の説明では、光シャッタ素子の
光量むらを補正するために、駆動パルス幅を変更する例
を示したが、図5に示した特性に基づいて各シャッタ素
子の駆動電圧を変更することによっても対応できる。ま
た、画像形成プロセスの制御において、電位差Va−V
bが小さくなってもトナーのかぶり等が発生しなけれ
ば、表面電位V0やランプ印加電圧を変更することは必
ずしも必要ではなく、電位差Vb−Viが一定となるよ
うに現像バイアス電圧Vbのみを変更してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光書込み装置を示す斜視図。
【図2】光シャッタアレイとその制御回路を示す図。
【図3】光シャッタ素子のドライバICを示すブロック
図。
【図4】本発明に係る電子写真プリンタを示す概略構成
図。
【図5】光シャッタ素子の駆動電圧と透過光量の関係を
示すグラフ。
【図6】光シャッタ素子の温度とオン光量との関係を示
すグラフ。
【図7】光シャッタ素子の累積通電時間とコントラスト
との関係を示すグラフ。
【図8】累積プリント枚数と透過光量との関係を示すグ
ラフ。
【図9】光シャッタ素子の累積通電時間とオン光量低下
率との関係を示すグラフ。
【図10】光シャッタ素子の累積通電時間とオフ光量上
昇率との関係を示すグラフ。
【図11】光シャッタ素子の光量補正方法を説明するた
めのグラフ。
【図12】ランプ印加電圧と透過光量との関係を示すグ
ラフ。
【図13】感光体表面電位の明減衰曲線を示すグラフ。
【符号の説明】
1…光書込み装置 2…ハロゲンランプ 6…光シャッタアレイ 20…感光体ドラム 21…帯電チャージャ 21a…グリッド 22…現像器 22a…現像スリーブ 62…光シャッタ素子 63…ドライバIC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 晋也 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 白澤 俊哉 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気光学材料からなる多数の光シャッタ
    素子を画像信号に基づいてオン、オフし、光源から放射
    された光を変調して像担持体上に画像を書き込む光書込
    み装置において、 前記光シャッタ素子の温度を検出する検出手段と、 前記光シャッタ素子それぞれの累積通電時間を積算する
    積算手段と、 前記検出手段又は積算手段からの信号に基づいて、前記
    光源への印加電圧、前記光シャッタ素子の駆動電圧又は
    駆動パルス幅の少なくとも一つを変更する制御手段と、 を備えたことを特徴とする光書込み装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光書込み装置を用いて感
    光体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像器で現像
    してシート上に転写する画像形成装置において、 前記光書込み装置から出力される光量を検出する手段
    と、 前記検出手段からの信号に基づいて、前記感光体の帯電
    電位又は前記現像器へ印加される現像バイアス電圧の少
    なくとも一つを変更する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP7864397A 1997-03-28 1997-03-28 光書込み装置及び画像形成装置 Pending JPH10272804A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003082578A1 (en) * 2002-03-28 2003-10-09 Olympus Corporation Image recording apparatus
US7209155B2 (en) * 2002-01-23 2007-04-24 Fujifilm Corporation Printer device

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