JPH10272764A - 輪転印刷機における圧胴のドクター装置 - Google Patents

輪転印刷機における圧胴のドクター装置

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JPH10272764A
JPH10272764A JP9439397A JP9439397A JPH10272764A JP H10272764 A JPH10272764 A JP H10272764A JP 9439397 A JP9439397 A JP 9439397A JP 9439397 A JP9439397 A JP 9439397A JP H10272764 A JPH10272764 A JP H10272764A
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doctor blade
doctor
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rotary printing
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Takehisa Iwata
武久 岩田
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TOKAI KAKOSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原紙坪量が50g/m2 以下で、インクの裏
抜けが発生したとしても、これを素早く掻き落として圧
胴表面を常に清掃した状態とすることで、原紙の汚れを
確実に防止することができると共に、一定時間毎に印刷
機を止めて清掃する必要がないので、印刷機の稼動率も
大幅に向上させることができる輪転印刷機における圧胴
のドクター装置を提供輪転印刷機における圧胴のドクタ
ー装置を提供する。 【解決手段】 版胴と圧胴との間に原紙を供給して印刷
を行なう輪転印刷機の上記圧胴に、該圧胴外周面に先端
部が接するドクターブレードを配設し、該ドクターブレ
ードは、その当接圧力が調整自在に構成されていると共
に、上記圧胴の軸方向に沿ってスライド自在に構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新聞輪転印刷機
等のフレキソ印刷における圧胴で発生し易いインク裏抜
けを簡単に除去することができる輪転印刷機における圧
胴のドクター装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来のこの種の印刷は、例え
ば、図3に示す輪転印刷機で行なわれる。この輪転印刷
機において、原紙3は、版胴2と圧胴1との間に導かれ
て片面の印刷が行なわれるように構成されており、上記
版胴2へのインクの供給は、インクパン4内のインクが
ファンテンロール5によって取り出され、このファンテ
ンロール5に付着したインクがアニロックスロール6に
移り、このアニロックスロール6に移ったインクが版胴
2に移って原紙3に所望の文字等が印刷される。
【0003】ところで、このような従来の輪転印刷機に
あっては、原紙坪量が50g/m2以下になると、圧胴
1にインクの裏抜け現象が発生することが知られてお
り、これを放置した場合には、原紙3が裏抜けしたイン
クで汚損するため、一定時間毎に圧胴1の表面を清掃す
る必要があり、この清掃作業が非常に煩雑であると共
に、作業に時間を要することから、輪転印刷機の稼動率
が大幅に低下する、という問題を有していた。
【0004】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、原紙坪量が5
0g/m2 以下で、インクの裏抜けが発生したとして
も、これを素早く掻き落として圧胴表面を常に清掃した
状態とすることで、原紙の汚れを確実に防止することが
できると共に、一定時間毎に印刷機を止めて清掃する必
要がないので、印刷機の稼動率も大幅に向上させること
ができる輪転印刷機における圧胴のドクター装置を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る輪転印刷機における圧胴のドクター
装置にあっては、版胴と圧胴との間に原紙を供給して印
刷を行なう輪転印刷機の上記圧胴に、該圧胴外周面に先
端部が接するドクターブレードを配設し、該ドクターブ
レードは、その当接圧力が調整自在に構成されていると
共に、上記圧胴の軸方向に沿ってスライド自在に構成し
たことを特徴とするものである。
【0006】また、この発明にあっては、前記ドクター
ブレードを、平行に配設された2枚の板材と、この板材
の中央部を回転自在に連結する軸体と、この軸体の両側
であって上記2枚の板材間に配設された伸縮体と、これ
ら各伸縮体に流体を供給し或は排出する駆動装置と、か
ら構成されてなるドクターブレード支持装置の上記板材
の一方に、前記ドクターブレードを取り付けて構成した
ことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態例】以下、添付図面に示す発明の実
施の一形態例に基き、この発明を詳細に説明する。
【0008】図1に示すように、この形態例に係る輪転
印刷機(フレキソ印刷機)10は、版胴12と圧胴11
との間に原紙13を導いて片面の印刷が行なわれるよう
に構成されており、上記版胴12へのインクの供給は、
インクパン14内のインクがファンテンロール15によ
って取り出され、このファンテンロール15に付着した
インクがアニロックスロール16に移り、このアニロッ
クスロール16に移ったインクが版胴12に移って原紙
13の片面に所望の文字等が印刷される。尚、インクの
飛散を防止する目的から、上記版胴12とアニロックス
ロール16との間に1個以上のフォームロール(図示せ
ず)を配置してもよい。尚、図中符号17はドライヤー
である。
【0009】そして、この形態例に係る輪転印刷機10
にあっては、上記圧胴11の外周面側に、裏抜きしたイ
ンクを掻き取るドクター装置20が配設されている。
【0010】このドクター装置20は、上記圧胴11の
外周面に先端部が接するドクターブレード21と、ドク
ターブレード支持装置22と、から構成されている。
【0011】このドクターブレード支持装置22は、図
2に示すように、平行に配設された2枚の板材23A,
23Bと、これら板材23A,23Bの中央部を回転自
在に連結する軸体24と、この軸体24の両側であって
上記2枚の板材23A,23B間に配設された伸縮体2
5A,25Bと、これら各伸縮体25A,25Bに流体
を供給し或は排出する駆動装置27と、から構成されて
おり、上記ドクターブレード21は、上記一方の板材2
3Aの圧胴11側に取り付けられて構成されている。
【0012】即ち、上記ドクターブレード支持装置22
は、駆動装置27の作動によって一方の伸縮体25Aに
流体が供給され、かつ、他方の伸縮体25Bから流体が
排出されたときには、ドクターブレード21の圧胴11
への当たり圧力は大きくなり、また、逆に作動させた場
合には、ドクターブレード21の圧胴11への当たり圧
力が小さくなるように構成されている。従って、作業者
は、輪転印刷機を作動させるときに、圧胴11の汚損状
態等を考慮してドクターブレード21の圧胴11への当
たり圧力を適宜調整する。勿論、この当たり圧力の調整
は、圧胴11が回転している状況を見て適宜調整するこ
とも可能である。
【0013】このようにしてドクターブレード21の圧
胴11への当たり圧力が設定されると、ドクターブレー
ド支持装置22の板材23A,23Bは、圧胴11の軸
方向に沿って往復スライドする。
【0014】このスライド機構としては、例えば、図2
に示すように、前記軸体24に開設されたねじ孔にスク
リューロッド26を螺合させ、モータ28により上記ス
クリューロッド26を正逆方向に回転させることで、ド
クターブレード21を圧胴11の軸方向に沿ってスライ
ドさせることができ、これにより、ドクターブレード2
1をそれほど大きく形成しなくとも圧胴11の全表面か
らインクを掻き取ることができる。勿論、上記ドクター
ブレード21をスライドさせながら僅かに上下させるこ
とで、よりインクの掻き取り効率を上げることができ
る。
【0015】尚、上記ファンテンロール15は金属製
で、その下面がインクパン14内のインクに浸漬されて
おり、一般的には、版胴12の周速に対して1/20以
下の周速で回転しながらインクを取り出すように構成さ
れている。
【0016】また、アニロックスロール16は、その外
周面が特殊鋼の素地に網目の凹み彫刻が刻設されてお
り、その表面を硬質クロームメッキで処理して耐摩耗性
を向上させるように構成されている。さらに、圧胴11
および版胴12の構成は、公知のものと同様であるの
で、その詳細な説明をここでは省略する。
【0017】そして、上記形態例では、ドクター装置2
0を図示のように構成した場合を例にとり説明したが、
この発明にあってはこれに限定されるものではなく、例
えば、ドクターブレードをバネで圧胴方向へ付勢するよ
うにして構成しても同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】この発明に係る輪転印刷機における圧胴
のドクター装置は、以上説明したように構成されている
ので、原紙坪量が50g/m2 以下であり、インクの裏
抜けが発生したとしても、これを素早く掻き落として圧
胴表面を常に清掃した状態とすることができるので、原
紙の汚れを確実に防止することができると共に、一定時
間毎に印刷機を止めて圧胴等を清掃する必要がないの
で、印刷機の稼動率も大幅に向上する等、幾多の優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係る輪転印刷機の
概略的な構成を示す説明図である。
【図2】同輪転印刷機のドクター装置の構成を示す要部
拡大断面図である。
【図3】従来の輪転印刷機の概略的な構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 輪転印刷機(フレキソ印刷機) 11 圧胴 12 版胴 13 原紙 20 ドクター装置 21 ドクターブレード 24 軸体 26 スクリューロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴と圧胴との間に原紙を供給して印刷
    を行なう輪転印刷機の上記圧胴に、該圧胴外周面に先端
    部が接するドクターブレードを配設し、該ドクターブレ
    ードは、その当接圧力が調整自在に構成されていると共
    に、上記圧胴の軸方向に沿ってスライド自在に構成され
    ていることを特徴とする輪転印刷機における圧胴のドク
    ター装置。
  2. 【請求項2】 前記ドクターブレードは、平行に配設さ
    れた2枚の板材と、この板材の中央部を回転自在に連結
    する軸体と、この軸体の両側であって上記2枚の板材間
    に配設された伸縮体と、これら各伸縮体に流体を供給し
    或は排出する駆動装置と、から構成されてなるドクター
    ブレード支持装置の上記一方の板材に取り付けられて構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の輪転印
    刷機における圧胴のドクター装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034842A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Duplo Seiko Corp 印刷装置
JP2012025106A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Think Laboratory Co Ltd アニロックスロール及び塗布装置
CN107720377A (zh) * 2017-11-14 2018-02-23 桐城市登高塑业有限公司 一种无纺布印刷用的物料传送装置

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