JPH10272449A - コンクリート廃材の処理方法及びその装置 - Google Patents

コンクリート廃材の処理方法及びその装置

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JPH10272449A
JPH10272449A JP9498697A JP9498697A JPH10272449A JP H10272449 A JPH10272449 A JP H10272449A JP 9498697 A JP9498697 A JP 9498697A JP 9498697 A JP9498697 A JP 9498697A JP H10272449 A JPH10272449 A JP H10272449A
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concrete
ball mill
ball
concrete waste
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JP9498697A
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Katsushi Ono
勝史 小野
Takeaki Ookami
剛章 大神
Satoru Fujii
悟 藤井
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Chichibu Onoda Cement Corp
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Chichibu Onoda Cement Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B18/00Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B18/04Waste materials; Refuse
    • C04B18/16Waste materials; Refuse from building or ceramic industry
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃コンクリートから高品質の骨材を高い回収
率で再生することができ、しかも、同時に発生する微粉
は、骨材粉の混入量が少なく、セメントペースト純度の
高い微粉として回収することが可能となり、固化材、地
盤改良材、フィラー等への利用ができるものであり、コ
ンクリート廃材を廃棄処分することなく骨材、及び微粉
に至るまで、有効に利用する事ができるコンクリート廃
材の処理方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 コンクリート廃材をボールミルにより摩
砕処理し、骨材とモルタル部分を分離するコンクリート
廃材の処理方法において、前記ボールミルのボール径を
コンクリート廃材に含まれる最大骨材径の1.5〜2.
5倍の範囲とし、ボール充填率を10〜15%にして摩
砕することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、産業廃棄物であ
るコンクリート廃材から骨材とモルタル部分を効率的に
分離し、建築用骨材、土木用骨材として有効に利用する
ことができるコンクリート廃材の処理方法及びその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、コンクリート構造物を解体する際
に発生するコンクリート廃材は年間約2500万t 発生
し、約1300万t が路盤材や埋戻材として利用され、
残りの1200万t が埋立等に廃棄処分されている。路
盤材や埋戻材として再利用されるコンクリート廃材は、
単にこれを50mm前後に破砕して再利用するだけの付加
価値の低いものであり、これらの再利用方法だけでは用
途として限界があり、発生した全てのコンクリート廃材
が処理できない。しかも、コンクリート廃材は、今後と
もその発生量が増加していく事が予想され、近年では、
最終処分場の枯渇、不法投棄による環境汚染等が考えら
れ、コンクリート廃材の処分は益々困難となりつつあ
る。
【0003】このため、コンクリート廃材から骨材を回
収し、再生骨材として利用する試みがあるが、再生した
骨材に付着するモルタル部分の分離が難しく、骨材とし
ての品質が低下することから、一般コンクリート用骨材
としての利用は不適当であり、コンクリート廃材の有効
利用方法として確立するには至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート廃材から
回収した骨材を一般コンクリート用骨材として利用する
ためには、JIS−A−5005を満足する高品質な骨
材とする必要があるが、上述したようにコンクリート廃
材からの骨材の分離は難しく、モルタル分の付着した再
生骨材は、天然骨材に比べ、吸水率やすり減り減量が大
きく、コンクリート用骨材としては耐久性の悪い、品質
が低下したものとなる。従って、コンクリート廃材中か
らモルタル付着分が極めて少ない骨材を分離回収するこ
とが可能となれば、その用途は限りなく広がることにな
る。
【0005】この発明は、上述の欠点を解消し、廃コン
クリートから高品質の骨材を高い回収率で再生すること
ができ、しかも、同時に発生する微粉は、骨材粉の混入
量が少なく、セメントペースト純度の高い微粉として回
収することが可能となり、固化材、地盤改良材、フィラ
ー等への利用ができるものであり、コンクリート廃材を
廃棄処分することなく骨材、及び微粉に至るまで、有効
に利用する事ができるコンクリート廃材の処理方法及び
その装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明のコンクリート廃材の処理方法によれ
ば、コンクリート廃材をボールミルにより摩砕処理し、
骨材とモルタル部分を分離するコンクリート廃材の処理
方法において、前記ボールミルのボール径をコンクリー
ト廃材に含まれる最大骨材径の1.5〜2.5倍の範囲
とし、ボール充填率を10〜15%にして摩砕すること
(請求項1)、コンクリート廃材をボールミルに供給す
るに当たり、コンクリート廃材を最大使用骨材の0.8
〜1.2倍の範囲に予備破砕してボールミルに供給する
こと(請求項2)、ボールミル内部に熱風を送風し、微
粉の吸引を行いながら摩砕処理すること(請求項3)、
ボールミルを2室に仕切り、1室側にボールを充填して
摩砕処理すると共に、2室側に篩を設けて細骨材と粗骨
材を分離すること(請求項4)、を特徴とする。
【0007】また、この発明のコンクリート廃材の処理
装置によれば、コンクリート廃材を予備破砕する手段
と、予備破砕されたコンクリート廃材を摩砕するボール
ミルと、ボールミルに熱風を供給する手段とを備え、前
記ボールミルをスリット付きの仕切手段により2室に仕
切り、1室側をボールを充填した摩砕部とすると共に、
2室側で細骨材と粗骨材を分離する篩を設けた分離部と
したこと(請求項5)、ボールミルの1室側にリフター
を設置したこと(請求項6)、スリット径をコンクリー
ト廃材に含まれる最大骨材径の1.2〜1.4倍の範囲
としたこと(請求項7)、を特徴とする。以下、この発
明を詳しく説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】コンクリート構造物を解体する際
に発生するコンクリート廃材は、川砂利、砕石等からな
る粗骨材、また、川砂、砕砂等からなる細骨材、及び硬
化セメントペーストから構成される。これらの構成物の
圧縮強度は、材料ごとに異なり、天然骨材では1000
kgf/cm2 程度、細骨材とセメントペートからなるモルタ
ルは500kgf/cm2 程度であり、この発明は、これら材
料の破壊強度の差を利用し、コンクリート廃材を骨材と
モルタル部に効率的に分離しようとするものである。以
下、図面に基づいてこの発明の1実施例を説明する。
【0009】図1及び図2において、コンクリート廃材
の処理装置は、コンクリート廃材2を予備破砕する手段
としての破砕機5、予備破砕されたコンクリート廃材2
を摩砕するボールミル7と、ボールミル7に熱風を供給
する手段としての熱風機12から主として構成される。
【0010】破砕機5は、ボールミル7に供給するコン
クリート廃材2を最適な大きさ、すなわち、破砕機5か
ら排出されるコンクリート廃材の最大寸法が、コンクリ
ート廃材に含まれる最大骨材径の0.8〜1.2の範囲
に予備破砕することができ、後述するボールミル7で骨
材を粉砕することなくモルタル部分を摩砕し、効率的に
骨材からモルタル部を分離するためにも、容易に粒度調
整が可能なもので、コンクリート廃材に圧縮、引張り、
剪断応力を効率的に与えることが可能なものが好まし
い。具体的には、ジョークラッシャー、ジャイレクトク
ラッシャー、ロールクラッシャー、ハンマークラッシャ
ー、インパクトクラッシャー等が好適に使用できる。
【0011】前記破砕機5で予備破砕するコンクリート
廃材の最大寸法が、最大骨材径の1. 2倍を越えると、
骨材に付着したモルタル部が多く、ボールミル7での磨
砕処理工程において磨砕媒体(ボール)がコンクリート
廃材に与える衝撃力、摩砕力が著しく低くなり、付着モ
ルタルを完全に破砕できず、しかも、処理時間も長くな
り経済的にも好ましくない。また、最大骨材径の0. 8
倍を下回ると、摩砕処理行程において、骨材に与える衝
撃力及び摩砕力が高く、選択的にモルタル部を破砕する
ことが困難となり、骨材自体の破砕、及びすり減りによ
り発生する細骨材及び微粉の排出が多くなり好ましくな
い。
【0012】次に、ボールミル7は、スリット付きの仕
切手段8によりボールミルを2室に仕切り、1室側aを
ボール18を充填した摩砕部20とすると共に、2室側
bで細骨材16と粗骨材17を分離する篩10を設けた
分離部21とし、ボールミル7の1室側aにリフター9
を設置して構成される。
【0013】摩砕部20に充填する磨砕媒体としてのボ
ール18は、コンクリート廃材中の使用骨材最大径に対
して、ボール径及びボール充填率を適切に設定する必要
がある。すなわち、ボール径は、使用骨材最大径の1.
5〜2.5倍の範囲とすること、例えば、コンクリート
廃材に使用された最大骨材径が20mmであれば、ボー
ル径を30mm〜50mmにすることより、骨材を粉砕
することなくモルタル部の摩砕を好適に行うことができ
る。これが1.5倍を下回ると、骨材表面に付着してい
るモルタル部に与える衝撃力、摩砕力が低く、モルタル
部を選択的に破砕することが困難となり、モルタル付着
が高く、かつ吸水率の高い骨材となり好ましくない。ま
た、2.5倍を越えると、ボール18による衝撃力及び
摩砕力が過多となり、モルタル部だけでなく骨材の破砕
が起こり、骨材のF.Mの低下、あるいは、細骨材及び
微粉末の発生量が増加し、骨材の回収率が低下して好ま
しくない。
【0014】ボール充填率は、ミル内容積(ボールミル
7の1室側aの容積)に対して10〜15%(容積)と
することにより骨材を粉砕することなくモルタル部の摩
砕を好適に行うことができる。ボール充填率が10%を
下回るとモルタルの分離性が低く、15%を越えると骨
材からモルタルの分離だけでなく粉砕も行われ微粉の増
加、骨材回収率が低下し好ましくない。
【0015】仕切手段8のスリット径は、使用骨材最大
径の1.2〜1.4倍(前記最大骨材径が20mmの例
であれば、スリット径は24mm〜28mm)とするこ
とが望ましい。スリット径が1.2倍を下回ると、骨材
の排出が困難となり骨材のすり減りによるFMの低下が
起こり好ましくない。また、1.4倍を越えると使用し
たスリットの通過径から再生骨材だけでなくボール18
も排出され好ましくない。
【0016】次に、リフター9は、特に大型のボールミ
ル7でコンクリート廃材2を大量処理する場合に効果的
に用いられるもので、平板状のリフター9をボールミル
7の周方向に複数設置することで、ボール18及びコン
クリート廃材2のミル内での転動作用を強化し、これら
の効果的な衝撃力により骨材からモルタル部分の分離を
促進することができる。
【0017】ボールミル7の2室側bの篩10は、該ミ
ル7の周壁に設けられ、網目を5mmとすることにより
で5mm以下の細骨材16をボールミル7の2室側bの
下部に設けたシュート13から排出し、5mm以上の粗
骨材17は、ボールミル7の端部出口7bから回収する
ことができる。
【0018】熱風機12は、ボールミル7内に100〜
200℃程度の熱風を供給するものであり、モルタル自
体の脆弱化や、モルタルと骨材との熱膨張差による界面
の剥離により、骨材とモルタル部の付着力の低下を促す
ことが可能となり、ボールミル7において、骨材とモル
タル部を容易に分離することが可能となる。しかも、摩
砕処理において分離した微粉は、集塵機11で回収する
ことにより、ミル内コーティング付着や微粉が再び骨材
に付着することなく、コンクリート廃材の効果的な摩砕
を継続することができる。
【0019】次に、以上説明したコンクリート廃材の処
理装置によるコンクリート廃材の具体的処理について説
明する。図において、廃材タンク1内のコンクリート廃
材2は、ベルトコンベアー等の輸送手段3、4から破砕
機5に供給され、コンクリート廃材2に含まれる最大骨
材径の0.8〜1.2の範囲に予備破砕される。次い
で、予備破砕されたコンクリート廃材2は、ボールミル
7の1室側aに供給され、ボールミル7及びリフター9
の回転と、ボール18の磨砕作用により、骨材とモルタ
ル部分が徐々に分離される。この間、熱風機12からミ
ル7内に供給される熱風により、骨材とモルタル部分の
分離が促進されると共に、分離した微粉が集塵機11に
より回収される。
【0020】一方、微粉が分離された骨材は、仕切手段
8のスリットから2室側bへ送られ、篩10で細骨材1
6と粗骨材17が分離される。分離された細骨材16
は、シュート13を介してベルトコンベアー等の輸送手
段14により、また、粗骨材17は、ボールミル7の端
部出口7bから輸送手段15により排出されて回収され
る。
【0021】以上、主として、スリット付きの仕切手段
8によりボールミルを2室に仕切り、一連の工程による
コンクリート廃材を処理した例について説明したが、ボ
ールミルは、前述したようにボール径及びボール充填率
を適切に設定した上で、これを1室にして、細骨材16
と粗骨材17の分離手段をミル外部に別途設けるように
しても良い。
【0022】
【実施例】以下、実施例を挙げてこの発明を更に詳細に
説明するが、この発明はこれに限定されるものではな
い。尚、この実施例で処理したコンクリート廃材は、設
計基準強度が240(kgf/cm2) 、材令が約10年を経過
したもので、使用骨材の最大寸法は20mm、調合割合
は表1に示すとおりである。
【0023】
【表1】
【0024】コンクリート廃材の予備破砕は、固定版と
可動版の間隙が容易に設定・変更が可能なジョークラッ
シャー(処理能力;3t/ h)を用いて行い、予備破砕
後のコンクリート廃材の最大寸法が、25mm(条件
A)、20mm(条件B)、15mm(条件C)となるよう
に設定した。ジョークラッシャーによる破砕後のコンク
リート廃材の粒度分布を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】次にジョークラッシャーにより前記予備破
砕したコンクリート廃材を、処理能力が100kg/
h、滞留時間を30分程度に設定した小型のボールミル
(内径1.0m)を用いて約120℃の熱風を加えなが
ら連続的に摩砕処理を行った。熱風は、プロパン燃焼バ
ーナーで得られた熱風を送風すると共に、分離した微粉
を移動式集塵機を用いて回収した。又、摩砕処理後の骨
材は、篩により5mmアンダーの細骨材と5mmオーバ
ーの粗骨材を得た。磨砕媒体(ボール)の条件を表3
に、摩砕後に回収した再生骨材の物性を表4に示す。
又、表4の破砕条件B、摩砕水準NO.4の場合におい
て、熱風の供給の有無、及び集塵機による微粉の回収の
有無による摩砕処理で得た再生粗骨材の絶乾比重と吸水
率を求めた。結果を表5に示す。
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】表4に示すように、破砕条件Aで予備破砕
されたコンクリート廃材のボールミルによる摩砕結果
は、予備破砕径が大きかったため、絶乾比重は低く、吸
水率の高い傾向を示し、しかも実績率の低い再生骨材で
あった。又、破砕条件Cでは、予備破砕径が小さかった
ため、絶乾比重は2.6前後を示し、吸水率も低い数値
を示したが、骨材の粉砕により骨材回収率が低い数値を
示した。これに対して、破砕条件B、特にボール条件を
適切に設定したNO.3〜5では、回収粗骨材の絶乾比
重が2.6前後、かつ吸水率が低く骨材回収率の高いも
のが得られることがわかる。
【0031】熱風使用の有無に関して、熱風を供給しな
い場合は、ミル内コーティングが激しく摩砕が効果的に
行われなかった為、表5に示すように回収粗骨材は絶乾
比重が高く、吸水率の高い骨材であった。これに対し、
熱風を供給することにより骨材に対する微粉の付着が抑
えられ吸水率は低い数値を示した。また、集塵を行わな
いと、骨材に微粉が付着してしまい吸水率は高い数値を
示した。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来、付加価値の低い埋め戻し材、路盤材程度にし
か使用されていないコンクリート廃材を、高度処理する
ことにより、高品質の骨材を高い回収率で再生するする
ことができ、一般土木用、構造用としての骨材利用が可
能となる。また、副産される微粉についても骨材粉の含
有率が低く、固化材、地盤改良材、各種フィラー、安定
処理材料等として使用でき、資源の有効利用、並びに埋
立地の枯渇も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概略を説明するフローチャートであ
る。
【図2】図1のボールミルの詳細を説明する概略図であ
る。
【符号の説明】
1 廃材タンク 2 コンクリート廃材 3 輸送手段 4 輸送手段 5 破砕機 6 輸送手段 7 ボールミル 7b 端部出口 8 仕切手段 9 リフター 10 篩 11 集塵機 12 熱風機 13 シュート 14 輸送手段 15 輸送手段 16 細骨材 17 粗骨材 18 ボール 20 摩砕部 21 分離部 a 1室側 b 2室側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B02C 21/00 B02C 21/00 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート廃材をボールミルにより摩
    砕処理し、骨材とモルタル部分を分離するコンクリート
    廃材の処理方法において、前記ボールミルのボール径を
    コンクリート廃材に含まれる最大骨材径の1.5〜2.
    5倍の範囲とし、ボール充填率を10〜15%にして摩
    砕することを特徴とするコンクリート廃材の処理方法。
  2. 【請求項2】 コンクリート廃材をボールミルに供給す
    るに当たり、コンクリート廃材を最大使用骨材の0.8
    〜1.2倍の範囲に予備破砕してボールミルに供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート廃材の
    処理方法。
  3. 【請求項3】 ボールミル内部に熱風を送風し、微粉の
    吸引を行いながら摩砕処理することを特徴とする請求項
    1若しくは2に記載のコンクリート廃材の処理方法。
  4. 【請求項4】 ボールミルを2室に仕切り、1室側にボ
    ールを充填して摩砕処理すると共に、2室側に篩を設け
    て細骨材と粗骨材を分離することを特徴とする請求項1
    〜3いずれかに記載のコンクリート廃材の処理方法。
  5. 【請求項5】 コンクリート廃材を予備破砕する手段
    と、予備破砕されたコンクリート廃材を摩砕するボール
    ミルと、ボールミルに熱風を供給する手段とを備え、前
    記ボールミルをスリット付きの仕切手段により2室に仕
    切り、1室側をボールを充填した摩砕部とすると共に、
    2室側で細骨材と粗骨材を分離する篩を設けた分離部と
    したことを特徴とするコンクリート廃材の処理装置。
  6. 【請求項6】 ボールミルの1室側にリフターを設置し
    たことを特徴とする請求項5に記載のコンクリート廃材
    の処理装置。
  7. 【請求項7】 スリット径をコンクリート廃材に含まれ
    る最大骨材径の1.2〜1.4倍の範囲としたことを特
    徴とする請求項6に記載のコンクリート廃材の処理装
    置。
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