JPH10271732A - ロータ構造 - Google Patents
ロータ構造Info
- Publication number
- JPH10271732A JPH10271732A JP7381997A JP7381997A JPH10271732A JP H10271732 A JPH10271732 A JP H10271732A JP 7381997 A JP7381997 A JP 7381997A JP 7381997 A JP7381997 A JP 7381997A JP H10271732 A JPH10271732 A JP H10271732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- rotor winding
- commutator
- winding
- resistant resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のロータ構造は、ロータ巻線のみがワニ
スで含浸処理されているのみであったため、高速回転時
においてロータ巻線が振動によって断線することがあ
り、信頼性に問題があった。 【解決手段】 本発明によるロータ構造は、ロータコア
(2)とロータ巻線(3)とを耐熱性樹脂(5)で一体状に含浸
処理して覆っていると共に、ロータ巻線(3)と整流子(4)
の一部とを耐熱性樹脂(5)で覆うことにより高速の振動
時の信頼性を従来よりも大幅に向上させた構成である。
スで含浸処理されているのみであったため、高速回転時
においてロータ巻線が振動によって断線することがあ
り、信頼性に問題があった。 【解決手段】 本発明によるロータ構造は、ロータコア
(2)とロータ巻線(3)とを耐熱性樹脂(5)で一体状に含浸
処理して覆っていると共に、ロータ巻線(3)と整流子(4)
の一部とを耐熱性樹脂(5)で覆うことにより高速の振動
時の信頼性を従来よりも大幅に向上させた構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータ構造に関し、
特に、ロータ巻線とロータコアを耐熱性樹脂で覆って固
化することにより、耐振動性及び耐温度性を向上させる
ための新規な改良に関する。
特に、ロータ巻線とロータコアを耐熱性樹脂で覆って固
化することにより、耐振動性及び耐温度性を向上させる
ための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のロータ構
造としては、ロータ巻線をワニスで含浸処理(接着)し
ていた。
造としては、ロータ巻線をワニスで含浸処理(接着)し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のロータ構造は、
以上のように構成されていたため、次のような課題が存
在していた。すなわち、ロータ巻線のみをワニスで含浸
処理していたため、整流子に接続する部分及び渡り線の
部分は含浸処理されていなかったため、エンジンに直結
して用いられるモータに適用した場合には、高温と振動
によってロータ巻線及び渡り線が切断されることがあ
り、信頼性を上げることが極めて困難であった。
以上のように構成されていたため、次のような課題が存
在していた。すなわち、ロータ巻線のみをワニスで含浸
処理していたため、整流子に接続する部分及び渡り線の
部分は含浸処理されていなかったため、エンジンに直結
して用いられるモータに適用した場合には、高温と振動
によってロータ巻線及び渡り線が切断されることがあ
り、信頼性を上げることが極めて困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ロータ巻線とコアを耐熱性
樹脂で覆って固化することにより、耐振動性及び耐温度
性を向上させるようにしたロータ構造を提供することを
目的とする。
めになされたもので、特に、ロータ巻線とコアを耐熱性
樹脂で覆って固化することにより、耐振動性及び耐温度
性を向上させるようにしたロータ構造を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるロータ構造
は、整流子とロータコアを有する回転軸と、前記ロータ
コアに設けられたロータ巻線とからなるロータ構造にお
いて、前記ロータ巻線及びロータコアを耐熱性樹脂で一
体に覆った構成である。
は、整流子とロータコアを有する回転軸と、前記ロータ
コアに設けられたロータ巻線とからなるロータ構造にお
いて、前記ロータ巻線及びロータコアを耐熱性樹脂で一
体に覆った構成である。
【0006】さらに詳細には、前記ロータ巻線が接続さ
れた前記整流子の一部を前記耐熱性樹脂で覆った構成で
ある。
れた前記整流子の一部を前記耐熱性樹脂で覆った構成で
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるロ
ータ構造の好適な実施の形態について説明する。図にお
いて符号1で示されるものは回転軸であり、この回転軸
1には軸方向に積層して形成されたロータコア2が設け
られている。このロータコア2にはロータ巻線3が巻回
されており、このロータ巻線3はこの回転軸上に設けら
れた整流子4に直接接続されている。さらに、前記ロー
タコア2のスリットセンターと整流子4のスリットセン
ターとは図2のように互いに一致するように構成されて
いる。
ータ構造の好適な実施の形態について説明する。図にお
いて符号1で示されるものは回転軸であり、この回転軸
1には軸方向に積層して形成されたロータコア2が設け
られている。このロータコア2にはロータ巻線3が巻回
されており、このロータ巻線3はこの回転軸上に設けら
れた整流子4に直接接続されている。さらに、前記ロー
タコア2のスリットセンターと整流子4のスリットセン
ターとは図2のように互いに一致するように構成されて
いる。
【0008】前記ロータコア2及びロータ巻線の外面に
は耐熱性の高い周知の耐熱性樹脂5(エポキシ樹脂)が
含浸状態でこれらを覆うように設けられており、ロータ
巻線3の渡り線(図示せず)及び前記整流子4にロータ
巻線3を接続した整流子4の一部分Aも耐熱性樹脂5で
覆われている。従って、前述の図1の状態でロータがエ
ンジンに直結されて振動と高速回転の場合でも、ロータ
コア2、ロータ巻線3、整流子4の一部が互いに耐熱性
樹脂5の含浸処理によって一体状に固化されているた
め、従来のようにロータ巻線3が切断することはなく、
高い信頼性を得ることができる。
は耐熱性の高い周知の耐熱性樹脂5(エポキシ樹脂)が
含浸状態でこれらを覆うように設けられており、ロータ
巻線3の渡り線(図示せず)及び前記整流子4にロータ
巻線3を接続した整流子4の一部分Aも耐熱性樹脂5で
覆われている。従って、前述の図1の状態でロータがエ
ンジンに直結されて振動と高速回転の場合でも、ロータ
コア2、ロータ巻線3、整流子4の一部が互いに耐熱性
樹脂5の含浸処理によって一体状に固化されているた
め、従来のようにロータ巻線3が切断することはなく、
高い信頼性を得ることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明によるロータ構造は、以上のよう
に構成されているため、次のような効果を得ることがで
きる。すなわち、ロータコア、ロータ巻線、整流子の一
部を耐熱性樹脂によって一体状に含浸処理したため、エ
ンジンに直結して高速回転による高温、高振動の場合に
おいても、ロータ巻線の切断等は発生せず、高い信頼性
を得ることができる。
に構成されているため、次のような効果を得ることがで
きる。すなわち、ロータコア、ロータ巻線、整流子の一
部を耐熱性樹脂によって一体状に含浸処理したため、エ
ンジンに直結して高速回転による高温、高振動の場合に
おいても、ロータ巻線の切断等は発生せず、高い信頼性
を得ることができる。
【図1】本発明によるロータ構造を示す断面図である。
【図2】図1の要部を示す構成図である。
1 回転軸 2 ロータコア 3 ロータ巻線 4 整流子 5 耐熱性樹脂
Claims (2)
- 【請求項1】 整流子(4)とロータコア(2)を有する回転
軸(1)と、前記ロータコア(2)に設けられたロータ巻線
(3)とからなるロータ構造において、前記ロータ巻線(3)
及びロータコア(2)を耐熱性樹脂(5)で一体に覆ったこと
を特徴とするロータ構造。 - 【請求項2】 前記ロータ巻線(3)が接続された前記整
流子(4)の一部を前記耐熱性樹脂(5)で覆ったことを特徴
とする請求項1記載のロータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7381997A JPH10271732A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | ロータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7381997A JPH10271732A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | ロータ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10271732A true JPH10271732A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13529158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7381997A Pending JPH10271732A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | ロータ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10271732A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7030540B2 (en) | 2002-05-08 | 2006-04-18 | Daikin Industries, Ltd. | Electric motor and compressor |
JPWO2017158828A1 (ja) * | 2016-03-18 | 2018-06-07 | 三菱電機株式会社 | 車載用ブラシ付モータ及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-03-26 JP JP7381997A patent/JPH10271732A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7030540B2 (en) | 2002-05-08 | 2006-04-18 | Daikin Industries, Ltd. | Electric motor and compressor |
JPWO2017158828A1 (ja) * | 2016-03-18 | 2018-06-07 | 三菱電機株式会社 | 車載用ブラシ付モータ及びその製造方法 |
US20190068033A1 (en) * | 2016-03-18 | 2019-02-28 | Mitsubishi Electric Corporation | Brushed motor for vehicle and method for manufacturing the same |
CN108781027B (zh) * | 2016-03-18 | 2020-07-14 | 三菱电机株式会社 | 车载用有刷电动机及其制造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040928 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050215 |