JPH1026983A - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents

電子楽器の鍵盤装置

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JPH1026983A
JPH1026983A JP8181736A JP18173696A JPH1026983A JP H1026983 A JPH1026983 A JP H1026983A JP 8181736 A JP8181736 A JP 8181736A JP 18173696 A JP18173696 A JP 18173696A JP H1026983 A JPH1026983 A JP H1026983A
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JP
Japan
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key
light
slit hole
light receiving
receiving element
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Application number
JP8181736A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Fukushima
宏昌 福島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べて素子数を減らすことができなが
ら、押鍵速度が算出できて押鍵時の強弱に応じて音高・
音量・音色を制御することができる電子楽器の鍵盤装置
を提供する。 【解決手段】 一対の発光素子3aと受光素子3bとの
間に設けられた固定スリット部2の固定スリット孔2a
と、鍵1に連動し押鍵深さに応じて可動スリット孔1b
の大きさが可変している可動スリット部1aとの、重な
りでできる光通過孔の面積を利用して、受光素子3bが
受け取る光量の変化をみる。この変化から時間を計測す
ることで押鍵速度を算出し、音高・音量・音色を制御す
る。この方法により従来2対必要であった光素子を1対
で実現でき、構造も簡単にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、押鍵時の鍵位置データ
から音高・音量・音色が制御できることを特徴とする電
子楽器の鍵盤装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】押鍵時の強弱に応じて音高・音量・音色
を制御する電子楽器の鍵盤装置は既に知られている。こ
の種の電子楽器の鍵盤装置としては、各鍵毎に鍵押下に
伴って順次オンする第1および第2のスイッチを設け、
第1スイッチのオンから第2スイッチがオンするまでの
時間を計測して押鍵速度を算出し、このデータで音高・
音量・音色を制御する方法がとられてきた。この第1お
よび第2のスイッチは機械的スイッチやゴム接点を利用
したスイッチなどが一般的であるが、どちらの場合も接
点間に不要物が付着すると接触不良を起こすという問題
を有していた。そこでこの問題を解決するために非接触
の光素子によるスイッチを使用した鍵盤装置が考案され
ている。
【0003】図6は光素子によるスイッチを使用した鍵
盤装置で、11は電子楽器の鍵盤の鍵、11aは鍵11
に連動するように設けられたスリット部材、11bはス
リット部材11aに設けられたスリット孔、12a,1
3aは発光素子、12b、13bは受光素子である。発
光素子12a,12bと受光素子13a,13bとはそ
れぞれ一対になっており、発光素子12a,13aから
発せられた光が受光素子12b、13bに受光されると
オンするような仕組みになっている。
【0004】次に図6を使ってその動作について説明す
る。鍵11が押されてないとき受光素子12b,13b
はスリット部材11aにより光が遮られているためオフ
状態となっている。鍵11が押下されると連動してスリ
ット部材11aが移動する。スリット部材11aのスリ
ット孔11bが受光素子12b,13bの前を通過する
とき、まず受光素子12bが一時的にオン状態となり、
次に受光素子13bが一時的にオン状態となる。図7は
受光素子12b,13bの押鍵時の出力をタイムチャー
トで示したもので、受光素子12bがオン状態となって
出力されてから受光素子13bがオン状態となって出力
されるまでの時間tを計測することで押鍵速度を算出す
るようになっている。つまり、受光素子12bの出力と
受光素子13bの出力とが鍵盤装置の第1スイッチ・第
2スイッチにそれぞれ相当することがわかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
1つの鍵11に対して2対の発光素子12a,13aと
受光素子12b,13bとが必要であるため、鍵11が
多数ある場合、たとえば88鍵の鍵盤などに応用すると
スイッチをなす素子数が増加し、また構造的にも複雑に
なるという問題を有していた。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、従来
に比べて素子数を減らすことができながら、押鍵速度が
算出できて押鍵時の強弱に応じて音高・音量・音色を制
御することができる電子楽器の鍵盤装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の電子楽器の鍵盤装置は、鍵盤シャーシ上に
設けられ、複数の鍵を有する鍵盤と、鍵盤の各鍵が押下
されたときに連動するように設けられ、鍵からの押鍵深
さに対応する距離に対してその光通過用のスリット孔の
大きさが変化する可動スリット部と、鍵盤シャーシ側に
固定され、固定スリット孔が設けられた固定スリット部
と、前記可動スリット孔と固定スリット孔との間を光が
通過するように設けられた1対の発光素子および受光素
子と、受光素子に至る光量の変化に基づいて押鍵深さの
位置を検出し、鍵の押下により検出された鍵の位置デー
タから押鍵速度を算出し、この押鍵速度に基づいて音高
・音量・音色の少なくとも1つを制御する制御手段とを
備えたものである。
【0008】これにより、従来は2対必要であった光素
子を1対に減らすことができながら、受光素子の受ける
光量の変化で鍵押下深さを検出して、押鍵速度を算出で
きて押鍵時の強弱に応じて音高・音量・音色を制御する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、鍵盤の各鍵が押下されたとき連動するように設けら
れた押鍵深さにより光通過用のスリット孔の大きさが変
化する可動スリットと、鍵盤シャーシ上に設けられた固
定スリット孔と、前記可動スリットのスリット孔と固定
スリット孔との間を光が横切るように設けられた1対の
発光素子および受光素子と、受光素子に至る光量の変化
に基づいて押鍵深さの位置を検出し、鍵の押下により検
出された鍵の位置データから押鍵速度を算出し、音高・
音量・音色の少なくとも1つを制御する制御手段とを備
えたものであり、従来は2対必要であった光素子を1対
に減らすことができながら、受光素子の受ける光量の変
化で鍵押下深さを検出して、押鍵速度を算出できて押鍵
時の強弱に応じて音高・音量・音色を制御することがで
きる。
【0010】以下、本発明の実施の形態について、図面
に基づき説明する。図1は本発明による鍵盤装置の側面
図である。1は鍵盤の鍵であり、1aは鍵1に一体的に
固定され、鍵1が押下されたときに連動するように設け
られた可動スリット部であり、可動スリット部1aに
は、図2の(b)に示すように、上方ほど広幅となる逆
3角形状の可動スリット孔1bが形成されている。ま
た、2は鍵盤シャーシ4に設けられた固定スリット部
で、図2の(a)に示すように、所定の高さの箇所に矩
形の固定スリット孔2aが形成されている。3aは発光
素子、3bは受光素子であり、対を成している。また、
鍵盤装置には、演算機能などを有する制御手段(図示せ
ず)が設けられている。
【0011】次にこの鍵盤装置の動作について説明す
る。鍵1の押下動作に伴って可動スリット部1aは下方
向に連動する。発光素子3aと受光素子3bとの間に可
動スリット部1aの可動スリット孔1bと固定スリット
部2の固定スリット孔2aとが重なった状態で位置した
場合には、発光素子3aから発せられた光は、固定スリ
ット孔2aを通過した後に可動スリット孔1bを経て受
光素子3bに到達する。ところで、受光素子3bに到達
する光量は固定スリット孔2aと可動スリット孔1bと
の互いに重なる箇所の面積に比例する。図2からわかる
通り、可動スリット孔1bは逆3角形の形状をしている
ので、鍵押下動作により、固定スリット孔2aとの重な
りでできる光通過部分の面積が変化する。
【0012】図3の(a),(b),(c)は光通過部
分の面積が変化する状態を示すものである。固定スリッ
ト孔2aと可動スリット孔1bとの互いに重なる箇所5
(図3において塗りつぶした部分)を光が通過し、通過
する光量はその面積に比例する。すなわち、図3の
(a)に示すように、鍵1が押し下げられていない場合
には、光通過部分の面積が小さいが、鍵1が押し下げら
れていくと、図3の(b),(c)に示すように、固定
スリット孔2aと可動スリット孔1bとの互いに重なる
箇所5からなる光通過部分の面積が次第に大きくなっ
て、変化することがわかる。つまり、押鍵深さにより受
光素子3bの受ける光量が変化する。
【0013】図4は押鍵深さと光量の関係を示すグラフ
である。図4の横軸は鍵深さであり仮に押鍵動作により
鍵深さがa点,b点を通過する時間を考えるとこれらの
関係を示す線(関係線と称す)の傾斜が変化することが
容易に想像できる。
【0014】図5は横軸に時間をおいた場合の押鍵動作
による光量の変化を示したものである。押鍵速度が速い
時、関係線の傾斜は急になり、遅い時は傾斜が緩くな
る。押鍵動作により変化する光量が点D1から点D2に
達する時間、つまりt1からt3に達する時間あるいは
t2からt4に達する時間を計測することで押鍵速度を
算出することができる。光量は電気信号に置き換えるこ
とができるので点D1,点D2をしきい値として設定
し、これらの2点を通過する時間を測定する。そして、
この測定された時間データをもとに音高・音量・音色を
制御手段にて制御することにより、従来と同様な音高・
音量・音色を得られる鍵盤装置を実現できながら、1つ
の鍵1につき、発光素子3aと受光素子3bとを1対だ
けで済ますことができて、構造が簡単化できるので、従
来に比べて製造コストなどを削減することができる。
【0015】なお、本実施の形態では可動スリット孔1
bの形状を逆三角形としたが、これに限るものではな
く、重要なことは固定スリット孔2aと可動スリット孔
1bとの重なりでできる光通過孔の面積が押鍵深さに応
じて可変するように可動スリット孔1bの形状を決める
ことにあることは言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1鍵に
対し1対の光素子で済むことになり、従来に比べて構造
的にも簡単になって、製造コストなどを削減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる電子楽器の鍵盤装
置の1鍵分の断面図
【図2】(a)および(b)は同鍵盤装置の固定スリッ
ト部と可動スリットの形状をそれぞれ示す図
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ同鍵盤装置の固定ス
リット孔と可動スリット孔との重なりでできる光の通過
する面積が変化する状態を説明するための図
【図4】同鍵盤装置のキーの深さに対する光の量の特性
を示す図
【図5】同鍵盤装置の強打鍵した時と弱打鍵した時の時
間と電気量の特性を示す図
【図6】従来の電子楽器の鍵盤装置の1鍵分の断面図
【図7】同従来の電子楽器の鍵盤装置における受光素子
の押鍵時の出力を示すタイムチャート
【符号の説明】
1 鍵 1a 可動スリット部 1b 可動スリット孔 2 固定スリット部 2a 固定スリット孔 3a 発光素子 3b 受光素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤シャーシ上に設けられ、複数の鍵を
    有する鍵盤と、鍵盤の各鍵が押下されたときに連動する
    ように設けられ、鍵からの押鍵深さに対応する距離に対
    してその光通過用のスリット孔の大きさが変化する可動
    スリット部と、鍵盤シャーシ側に固定され、固定スリッ
    ト孔が設けられた固定スリット部と、前記可動スリット
    孔と固定スリット孔との間を光が通過するように設けら
    れた1対の発光素子および受光素子と、受光素子に至る
    光量の変化に基づいて押鍵深さの位置を検出し、鍵の押
    下により検出された鍵の位置データから押鍵速度を算出
    し、この押鍵速度に基づいて音高・音量・音色の少なく
    とも1つを制御する制御手段とを備えた電子楽器の鍵盤
    装置。
JP8181736A 1996-07-11 1996-07-11 電子楽器の鍵盤装置 Pending JPH1026983A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020069712A (ko) * 2001-02-27 2002-09-05 이문기 건반의 누름 속도 및 깊이를 감지할 수 있는 키보드 장치
JP2006201704A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Yamaha Corp 位置検出装置
US7902448B2 (en) 2007-12-13 2011-03-08 Roland Corporation Position sensing device
EP2352141A1 (en) 2009-12-09 2011-08-03 Roland Corporation Key speed sensor of electronic musical instrument
WO2012113003A1 (de) 2011-02-21 2012-08-30 Fl Keys E.U. Tasteneinrichtung für ein elektronisches tasteninstrument

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