JPH0915072A - 押圧力検出装置 - Google Patents

押圧力検出装置

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JPH0915072A
JPH0915072A JP18320695A JP18320695A JPH0915072A JP H0915072 A JPH0915072 A JP H0915072A JP 18320695 A JP18320695 A JP 18320695A JP 18320695 A JP18320695 A JP 18320695A JP H0915072 A JPH0915072 A JP H0915072A
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JP
Japan
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light
photosensor
pressing
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JP18320695A
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Inventor
Kazuhiro Wakao
和宏 若生
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度の良い検出ができるようにする。 【構成】 この押圧力検出装置1は、一端部から入射さ
れた光が上下面と空気層との境界で全反射を繰り返しな
がら進行して他端部から出射される透明板2の一端部に
光源3が埋設され、透明板2の上方に透明板2の上面に
対し接離可能に押圧部材4が設けられ、透明板2の下面
に箱形の遮光ケース6が設けられ、遮光ケース6の内部
にフォトセンサ7が設けられた構造となっている。この
場合、押圧部材4が押圧されると、押圧部材4が押圧力
に応じて弾性変形するとともに、弾性変形に応じて透明
板2の上面に接触し、この弾性変形に応じた接触面で光
が乱反射され、接触面の大きさに応じた乱反射による光
量の変化をフォトセンサ7が検出することにより、押圧
力を光量の変化として検出する。したがって、長期間使
用して押圧部材4が劣化したとしても、その影響をフォ
トセンサ7が受けないため、精度の良い検出ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は押圧力を検出する押圧
力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平面のどの箇所を押圧しても、そ
の押圧力を検出することのできる押圧力検出装置には、
圧電素子を用いたもの、あるいは弾性導電体を用いたも
のなどがある。前者の圧電素子を用いた押圧力検出装置
は、例えば押圧部材の下面に振動板が設けられ、振動板
の下面に圧電素子が設けられた構造となっていて、本体
ケースの上面側に取り付けられている。そして、押圧部
材に上方から押圧力が作用すると、押圧力に応じて振動
板が変形し、この振動板の変形に伴って圧電素子も変形
し、圧電素子が押圧力に応じて電圧を発生させ、この電
圧を測定して押圧力を検出するようになっている。
【0003】後者の弾性導電体を用いた押圧力検出装置
は、例えば押圧部材の下面に上側電極、弾性導電体、お
よび下側電極がこの順に積層された構造となっていて、
本体ケースの上面側に取り付けられている。そして、押
圧部材に上方から押圧力が作用すると、押圧力に応じて
弾性導電体が圧縮されるとともにその内部抵抗が変化
し、この内部抵抗の変化を測定して押圧力を検出するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
圧電素子あるいは後者の弾性導電体を用いた従来の押圧
力検出装置では、押圧力による変形に応じて電気信号を
出力する圧電素子または弾性導電体に押圧力が直接作用
するので、長期間、変形を繰り返すと圧電素子または弾
性導電体が劣化し、この劣化に伴って検出精度が低下す
るという問題がある。この発明の目的は、長期間の使用
によって押圧力が作用する部材が劣化したとしても、そ
の影響を検出素子が受けず、精度の良い検出ができる押
圧力検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一端部から入射された光が表裏面の界面で全反射を繰り
返しながら進行して他端部から出射される透明板と、こ
の透明板の一端部に配置された光源と、透明板の表面側
の界面に接離可能に配置され、押圧力により表面側の界
面に接触するとともに、押圧力に応じて接触態様が変化
し、その接触態様に応じた接触面で光を乱反射させる押
圧部材と、透明板の近傍に配置され、透明板の外部に出
射された光量を検出するフォトセンサとを備えたことを
特徴とするものである。この場合、請求項2に記載の如
く、フォトセンサは、押圧部材に対向する透明板の裏面
側に配置され、押圧部材の接触面で乱反射されて透明板
の外部に出射した光量を検出することが望ましく、また
請求項3に記載の如く、フォトセンサは、透明板の他端
部に対応して配置され、押圧部材の界面に対する接触面
で乱反射されずに透明板内を通過した光量を検出するこ
とが望ましい。
【0006】また、請求項6記載の発明は、一端部から
入射された光が表裏面の界面で全反射を繰り返しながら
進行して他端部から出射されるとともに、少なくとも表
面側が押圧力に応じて弾性変形し、その弾性変形した部
分で乱反射する透明板と、この透明板の一端部に配置さ
れた光源と、透明板の近傍に配置され、透明板の外部に
出射された光量を検出するフォトセンサとを備えたこと
を特徴とするものである。この場合にも、請求項7に記
載の如く、フォトセンサは、透明板の裏面側に配置さ
れ、透明板の押圧力による弾性変形した部分で乱反射さ
れて透明板の外部に出射した光量を検出することが望ま
しく、また請求項8に記載の如く、フォトセンサは、透
明板の他端部に対応して配置され、透明板の押圧力によ
る弾性変形した部分で乱反射されずに透明板内を通過し
た光量を検出することが望ましい。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、押圧部材が押圧
されると、押圧部材が透明板の表面側の界面に接触する
とともに、押圧力に応じて接触態様が変化し、この接触
態様に応じた接触面で光を乱反射させ、接触面の大きさ
に応じた乱反射による光量の変化をフォトセンサで検出
することにより、押圧力を光量の変化として検出するこ
とができる。したがって、長期間使用して押圧部材が劣
化したとしても、その影響をフォトセンサが受けないた
め、精度の良い検出ができる。また、請求項6記載の発
明によれば、透明板の表面を押圧すると、その押圧力に
応じて透明板の少なくとも表面側が押圧力に応じて弾性
変形し、その弾性変形した部分で光が乱反射され、弾性
変形した部分の大きさに応じた乱反射による光量の変化
をフォトセンサで検出することにより、押圧力を光量の
変化として検出することができる。したがって、請求項
1に記載した発明と同様、長期間使用して透明板が劣化
したとしても、その影響をフォトセンサが受けないた
め、精度の良い検出ができる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して、この発明の押
圧力検出装置の第1実施例について説明する。図1はこ
の発明の押圧力検出装置を示したものである。この押圧
力検出装置1では、ガラスや透明な樹脂などからなる硬
質の透明板2を備えている。この透明板2の右端部には
光源3が埋設されている。この場合、透明板2は右端部
の光源3から入射された光が上下面と空気層との界面
(境界)で全反射を繰り返しながら進行して左端部から
出射されるようになっている。光源3はLED(発光ダ
イオード)、蛍光管、豆電球などからなっている。透明
板2の中央部上方にはゴムなどの弾性部材からなる押圧
部材4が透明板2の上面に対し接離可能に離間して配置
されている。押圧部材4は、図2に示すように、平面ほ
ぼ方形状に形成され、下面に複数の円柱形状の突起4a
がマトリックス状に設けられている。この突起4aの下
面は乱反射面になっている。押圧部材4は透明板2の上
方からの外部光を遮光するための遮光板5の開口部5a
内に配置され、遮光板5は透明板2の上方に所定の隙間
をもって配置されている。透明板2の下面には箱形の遮
光ケース6が設けられ、この遮光ケース6の内部におけ
る底面のほぼ中央部には透明板2の下面から出射される
光を検出するフォトセンサ7が設けられている。フォト
センサ7は、光電セル、フォトダイオード、フォトトラ
ンジスタなどからなっている。
【0009】次に、このように構成された押圧力検出装
置1の動作について説明する。光源3からの光は透明板
2に右端部から入射され、図3に示すように、透明板2
の上下面と空気層との界面で全反射を繰り返しながら内
部を進行し、左端部から出射される。この場合、透明板
2の下面からは光が漏れないので遮光ケース6の内部は
暗室状態となり、フォトセンサ7には光が照射されな
い。次に、押圧部材4を上方から押圧すると、図4に示
すように、押圧部材4が押圧力に応じて弾性変形し、弾
性変形した部分の突起4aが透明板2の上面に接触する
ことにより、透明板2の内部を全反射を繰り返しながら
進行してきた光は透明板2の上面と押圧部材4の弾性変
形した部分の突起4aとの接触面で乱反射される。この
乱反射による光量は透明板2の上面と押圧部材4の弾性
変形した部分の突起4aとの接触面の大きさに応じて変
化する。すなわち、押圧力が弱い場合には、押圧部材4
の弾性変形が小さく、図5に示すように、透明板2の上
面と押圧部材4の弾性変形した部分の突起4aとの接触
面(図5における破線で示す部分)が狭いので、乱反射
によって透明板2の下面から出射される光量が少ない。
押圧力が強くなると、押圧部材4の弾性変形が大きくな
り、図6に示すように、透明板2の上面と押圧部材4の
弾性変形した部分の突起4aとの接触面(図6における
破線で示す部分)が広くなるので、乱反射によって透明
板2の下面から出射される光量が多くなる。乱反射され
た光は透明板2の下方に設けられたフォトセンサ7に照
射され、フォトセンサ7は受光した光量に応じて電圧を
発生し、押圧力を検出する。
【0010】このように、この押圧力検出装置では、押
圧部材4が上方から押圧されると、押圧部材4が押圧力
に応じて弾性変化するとともに、弾性変形に応じて透明
板2の上面に接触し、この弾性変形に応じた接触面で光
が乱反射させ、接触面の大きさに応じた乱反射による光
量の変化をフォトセンサ7で検出することにより、押圧
力を光量の変化として検出することができる。したがっ
て、長期間使用して押圧部材4が劣化したとしても、フ
ォトセンサ7に押圧力が作用しない構造であり、押圧力
による影響をフォトセンサ7が受けないため、精度の良
い検出ができる。
【0011】次に、この発明の押圧力検出装置の第2実
施例について説明する。図7はこの発明の押圧力検出装
置を示したものである。この図において、図1と同一名
称部分には同一の符号を付し、その説明を適宜省略す
る。この押圧力検出装置8では、遮光板5の下面におけ
る透明板2の左端部にこの左端部が挿入された状態で箱
形の遮光ケース6が設けられ、この遮光ケース6の内部
における遮光板5の下面に透明板2の左端部に対応して
フォトセンサ7が設けられている。この押圧力検出装置
8の場合には、押圧部材4が上方から押圧されると、押
圧部材4が押圧力に応じて弾性変形するとともに、弾性
変形に応じて透明板2の上面に接触し、この弾性変形に
応じた接触面で光が乱反射され、接触面の大きさに応じ
た乱反射による光が透明板2の下面から漏れるので、乱
反射されずに透明板7内を通過して左端部から出射され
る光量は乱反射により透明板2の下面から漏れた光量の
分減少する。したがって、透明板2の左端部から出射さ
れる光量の変化をフォトセンサ7で検出することによ
り、押圧力を検出することができる。なお、この押圧力
検出装置8では、第1実施例と同様の効果を奏する。
【0012】次に、この発明の押圧力検出装置の第3実
施例について説明する。図8(A)はこの発明の押圧力
検出装置における透明板を示したものである。この押圧
力検出装置9における透明板10は、シリコーンゴムな
どの透明な弾性部材からなり、右端部から入射された光
が上下面と空気層との界面で全反射を繰り返しながら進
行して左端部から出射されるようになっている。この場
合には、図8(B)に示すように、透明板10を上方か
ら押圧すると、透明板10が押圧力に応じて弾性変形
し、その弾性変形した部分で光が乱反射され、弾性変形
した部分の大きさに応じた乱反射による光量の変化をフ
ォトセンサで検出することにより、押圧力を光量の変化
として検出することができる。したがって、第1実施例
と同様、長期間使用して透明板10が劣化したとして
も、その影響をフォトセンサが受けないため、精度の良
い検出ができる。なお、この透明板10を押圧する場合
には、押圧部材を用いずに透明板10を指などで直接押
圧してもよく、必ずしも押圧部材を用いなくてもよい。
また、押圧部材を用いる場合には、押圧部材を剛性を有
する材料から形成し、下面を湾曲状に突出させるか、傾
斜させるなどにより透明板10が押圧力に応じて弾性変
形できる形状にすることが望ましい。
【0013】次に、この発明の押圧力検出装置の第4実
施例について説明する。図9(A)はこの発明における
押圧力検出装置における透明板を示したものである。こ
の押圧力検出装置11における透明板12は、可撓性を
有する透明なシート13間に水などの透明な液体14を
封入したものからなり、右端部から入射された光が液体
14の上下面とシート13との界面で全反射を繰り返し
ながら進行して左端部から出射されるようになってい
る。この場合には、図9(B)に示すように、透明板1
2を上方から押圧すると、透明板12の上面側が押圧力
に応じて弾性変形し、その弾性変形した部分で光が乱反
射され、弾性変形した部分の大きさに応じた乱反射によ
る光量の変化をフォトセンサで検出することにより、押
圧力を光量の変化として検出することができる。したが
って、第1実施例と同様、長期間使用して透明板12が
劣化したとしても、その影響をフォトセンサが受けない
ため、精度の良い検出ができる。なお、この透明板12
を押圧する場合も、押圧部材を用いずに透明板12を指
などで直接押圧してもよく、必ずしも押圧部材を用いな
くてもよい。また、押圧部材を用いる場合も、押圧部材
を剛性を有する材料から形成し、下面を湾曲状に突出さ
せるか、傾斜させるなどにより透明板12の上面側が押
圧力に応じて弾性変形できる形状にすることが望まし
い。
【0014】次に、このように構成された押圧力検出装
置を電子鍵盤楽器に適用した使用例について説明する。
図10は押圧力検出装置の第1使用例を示したものであ
り、図11は押圧力検出装置の第2使用例を示したもの
である。これらの図において、電子鍵盤楽器は、楽器本
体ケース21の取付ボス22にビス止めされた鍵盤シャ
ーシ23を備えている。鍵盤シャーシ23の上面側には
複数の鍵24が並列して配置されている。鍵24は、後
端部の取付部25が弾性変形可能なヒンジ部26を介し
て鍵盤シャーシ23の後端部にビス止めされ、ヒンジ部
26の弾性変形により取付部25を中心に上下方向に回
動する。また、鍵24はヒンジ部26の弾性復帰力によ
り上方に付勢され、通常は鍵24の前部下方に突設され
たストッパ片27が鍵盤シャーシ23の前部下面に設け
られた上限ストッパ28に当接して、所定の初期位置
(上限位置)に位置決めされている。鍵盤シャーシ23
の前部上面の所定箇所には、鍵24の下端が当接して鍵
24の下限位置を規制する下限ストッパ29が設けられ
ている。鍵24の中央部下面の所定の2箇所には第1お
よび第2のスイッチ押圧突起30、31が下方に突設さ
れている。
【0015】そして、図10に示す第1使用例では、第
1〜第4実施例における押圧力検出装置1、8、9、1
1からなる押圧力検出装置32が第1および第2のスイ
ッチ押圧突起30、31の下方に配置されている。この
場合、押圧力検出装置32はイニシャルタッチセンサと
して用いられ、鍵24が押鍵操作されると、第1および
第2のスイッチ押圧突起30、31が押圧力検出装置3
2をそれぞれ押圧し、押圧力検出装置32が鍵24の押
鍵速度に対応した時間差をもって順次押圧され、このと
きの押圧力の検出により、音源手段に対して楽音の発音
開始を指示するキーオンデータを検出するとともに、時
間差により、押鍵速度に関するデータつまり楽音の音量
や音色などの楽音特性をイニシャル制御するイニシャル
タッチデータを検出するようになっている。一方、図1
1に示す第2使用例では、第1〜第4実施例における押
圧力検出装置1、8、9、11からなる押圧力検出装置
32が鍵24の後端部の下方およびストッパ片27の下
方にそれぞれ配置されている。この場合、押圧力検出装
置32はアフターセンサとして用いられ、鍵24が押鍵
操作されると、鍵24の後端部およびストッパ片27が
押圧力検出装置32をそれぞれ押圧し、押圧力検出装置
32が押鍵圧力に関するデータつまりビブラートなどの
エフェクトをコントロールするアフタータッチデータを
検出するようになっている。なお、第1および第2のス
イッチ押圧突起30、31の下方には第1使用例におけ
る押圧力検出装置32の代わりに第1および第2のゴム
スイッチ33、34がそれぞれ配置されている。
【0016】次に、図12を参照しながら、このような
電子鍵盤楽器の回路構成について説明する。押圧力検出
装置32のフォトセンサ7は押圧力に応じた電圧値をA
/D(アナログ/デジタル)変換器35に出力する。A
/D変換器35は、フォトセンサ7より入力された電圧
値(アナログ値)をデジタル値に変換して、制御回路部
36に出力する。参照データテーブル37はデジタル値
の範囲データと制御データとを一組みとして記憶するR
OMであり、制御データとしては、キーオンデータ、イ
ニシャルタッチデータ、アフタタッチデータなどがあ
る。制御回路部36はデジタル変換された電圧値を参照
データテーブル37のデータと比較し、参照データテー
ブル37の制御データに応じ、対応する音源手段(図示
せず)、イニシャルタッチ回路部(図示せず)、アフタ
タッチ回路部(図示せず)などに対し各種制御信号を出
力する。
【0017】このように、この電子鍵盤楽器では、図1
0に示すように、押圧力検出装置32をイニシャルタッ
チセンサとして用いる場合、および図11に示すよう
に、押圧力検出装置32をアフターセンサとして用いる
場合、長期間使用して押圧部材が劣化したとしても、そ
の影響をフォトセンサ7が受けないため、精度の良い検
出ができ、所望の音量、音色などを得ることができる。
また、図10に示すように、押圧力検出装置32をイニ
シャルタッチセンサとして用いる場合、複数のスイッチ
押圧突起30、31に対して1つの押圧力検出装置32
を配置すればよく、取付が容易で、取付時の作業性が向
上する。
【0018】なお、上記第1および第2使用例では、こ
の発明の押圧力検出装置32を電子鍵盤楽器のイニシャ
ルタッチセンサ、またはアフターセンサとして用いた
が、これらに限定されず、楽器本体ケース21の上面に
押圧力検出装置32を設け、ピッチベンドセンサ、ビブ
ラートセンサ、またはモジュレーションセンサなどとし
て用いることができる。さらに、上記第1および第2利
用例では、この発明の押圧力検出装置32を電子鍵盤楽
器に用いたが、これに限定されず、他の電子楽器にも用
いることができ、さらにゲーム機などの他の電子機器の
各種制御釦として用いることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、押圧部材が押圧されると、押圧部材が透明
板の表面側の界面に接触するとともに、押圧力に応じて
接触態様が変化し、この接触態様に応じた接触面で光を
乱反射させ、接触面の大きさに応じた乱反射による光量
の変化をフォトセンサで検出することにより、押圧力を
光量の変化として検出することができる。したがって、
長期間使用して押圧部材が劣化したとしても、その影響
をフォトセンサが受けないため、精度の良い検出ができ
る。また、請求項6記載の発明によれば、透明板の表面
を押圧すると、その押圧力に応じて透明板の少なくとも
表面側が押圧力に応じて弾性変形し、その弾性変形した
部分で光が乱反射され、弾性変形した部分の大きさに応
じた乱反射による光量の変化をフォトセンサで検出する
ことにより、押圧力を光量の変化として検出することが
できる。したがって、請求項1に記載した発明と同様、
長期間使用して透明板が劣化したとしても、その影響を
フォトセンサが受けないため、精度の良い検出ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例における押圧力検出装置
を示す断面図。
【図2】同押圧力検出装置における透明板と押圧部材と
の位置関係を示す概略図。
【図3】同押圧力検出装置の要部を示す拡大断面図。
【図4】同押圧力検出装置の押圧後の状態を示す拡大断
面図。
【図5】同押圧力検出装置の動作における押圧力が弱い
場合の透明板と押圧部材との接触状態を示す概略図。
【図6】同押圧力検出装置の動作における押圧力が強い
場合の透明板と押圧部材との接触状態を示す概略図。
【図7】この発明の第2実施例における押圧力検出装置
を示す断面図。
【図8】(A)はこの発明の第3実施例における押圧力
検出装置の透明板を示す断面図、(B)は同透明板の押
圧後の状態を示す断面図。
【図9】(A)はこの発明の第4実施例における押圧力
検出装置の透明板を示す断面図、(B)は同透明板の押
圧後の状態を示す断面図。
【図10】押圧力検出装置の第1利用例における電子鍵
盤楽器を示す断面図。
【図11】押圧力検出装置の第2利用例における電子鍵
盤楽器を示す断面図。
【図12】同電子鍵盤楽器のブロック回路図。
【符号の説明】 1 押圧力検出装置 2 透明板 3 光源 4 押圧部材 7 フォトセンサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部から入射された光が表裏面の界面
    で全反射を繰り返しながら進行して他端部から出射され
    る透明板と、 前記透明板の前記一端部に配置された光源と、 前記透明板の表面側の界面に接離可能に配置され、押圧
    力により前記表面側の界面に接触するとともに、押圧力
    に応じて接触態様が変化し、その接触態様に応じた接触
    面で光を乱反射させる押圧部材と、 前記透明板の近傍に配置され、前記透明板の外部に出射
    された光量を検出するフォトセンサと、 を備えたことを特徴とする押圧力検出装置。
  2. 【請求項2】 前記フォトセンサは、前記押圧部材に対
    向する前記透明板の裏面側に配置され、前記押圧部材の
    前記接触面で乱反射されて前記透明板の外部に出射した
    光量を検出することを特徴とする請求項1記載の押圧力
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記フォトセンサは、前記透明板の前記
    他端部に対応して配置され、前記押圧部材の前記界面に
    対する接触面で乱反射されずに前記透明板内を通過した
    光量を検出することを特徴とする請求項1記載の押圧力
    検出装置。
  4. 【請求項4】 前記透明板はガラスなどの硬質材料から
    なり、前記押圧部材はゴムなどの弾性材料からなること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の押圧力検
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧部材は、前記透明板に対する対
    向面に複数の突起が設けられた構造であることを特徴と
    する請求項4記載の押圧力検出装置。
  6. 【請求項6】 一端部から入射された光が表裏面の界面
    で全反射を繰り返しながら進行して他端部から出射され
    るとともに、少なくとも表面側が押圧力に応じて弾性変
    形し、その弾性変形した部分で乱反射する透明板と、 前記透明板の前記一端部に配置された光源と、 前記透明板の近傍に配置され、前記透明板の外部に出射
    された光量を検出するフォトセンサと、 を備えたことを特徴とする押圧力検出装置。
  7. 【請求項7】 前記フォトセンサは、前記透明板の裏面
    側に配置され、前記透明板の押圧力による弾性変形した
    部分で乱反射されて前記透明板の外部に出射した光量を
    検出することを特徴とする請求項6記載の押圧力検出装
    置。
  8. 【請求項8】 前記フォトセンサは、前記透明板の前記
    他端部に対応して配置され、前記透明板の押圧力による
    弾性変形した部分で乱反射されずに前記透明板内を通過
    した光量を検出することを特徴とする請求項6記載の押
    圧力検出装置。
  9. 【請求項9】 前記透明板を押圧力に応じて弾性変形さ
    せる押圧部材を備えていることを特徴とする請求項6〜
    8のいずれかに記載の押圧力検出装置。
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