JPH1026950A - のぼり - Google Patents

のぼり

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JPH1026950A
JPH1026950A JP20109096A JP20109096A JPH1026950A JP H1026950 A JPH1026950 A JP H1026950A JP 20109096 A JP20109096 A JP 20109096A JP 20109096 A JP20109096 A JP 20109096A JP H1026950 A JPH1026950 A JP H1026950A
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ring
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rotating ring
climbing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ容易に、乳の正確な位置に回転リン
グを装着し、のぼり生地が竿に巻き付くのを有効に防止
すると共に、乳の破損を有効に防止する。 【解決手段】 のぼりは、連結具12を介して連結され
ている竿1と、この竿1の上端に連結される横竿2と、
この横竿2と竿1に挿通された乳4を介して竿1と横竿
2に連結されているのぼり生地3とを備える。のぼり生
地3の下部であって、連結具12よりも下方に位置する
乳4に、のぼり生地3の下部が上昇するのを阻止する回
転リング7を連結している。回転リング7は、竿1に回
転自在に挿通されるリング部7Aと、このリング部7A
の外周から下方に延長される係止部7Bとからなる。回
転リング部7は、リング部7Aと係止部7Bとで乳4を
上から挟む状態で乳4を連結している。リング部7A
が、竿1の連結具12に衝突して回転リング7の上昇を
阻止し、のぼり生地3の下部が上昇するのを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として宣伝用に
使用されるのぼりに関する。とくに、本発明は、のぼり
生地が風に吹かれたときに、竿に巻き付くのを防止でき
るのぼりに関する。
【0002】
【従来の技術】のぼりは、風が吹くとのぼり生地の下端
が巻き上げられて竿に絡んでしまうことがある。この状
態になると、景観が悪くなるばかりでなく、のぼり生地
の全体が見えなくなって、宣伝効果がなくなる。この状
態になると、のぼり生地を竿から外して、見えるように
する必要があるが、この作業は実際にはほとんど行われ
ないのが実状である。それは、のぼりは相当数が並べて
設置されることが多く、また、風が吹くと、どののぼり
がいつ竿に巻き付くかが判らないからである。
【0003】さらに、のぼり生地に連結される乳は、下
端のものが最も破損しやすい欠点がある。それは、風で
のぼり生地がはためくと、下端の乳が最も激しく移動し
て、竿の表面を摩擦するからである。のぼり生地の下端
に連結された乳が破損すると、のぼり生地の下端が竿か
ら離れる。この状態になると、景観が悪くなって宣伝効
果が低下するばかりでなく、のぼり生地はさらに竿に巻
き付きやすくなる欠点がある。
【0004】風が吹くときに、のぼり生地の下端が上昇
して竿に巻き付くのを防止するのぼりが、下記の、
、の公報に記載される。 実開昭63−157796号公報 実開平3−2392号公報 実開平7−39084号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】の公報に記載される
のぼりは、図1に示すように、竿1にストッパー5を固
定している。ストッパー5は、のぼり生地3の下端に連
結している乳4が、風で上昇しないように、のぼり生地
3の下端に連結された乳4の上方に固定している。この
構造ののぼりは、のぼり生地3が風を受けたときに、下
端の乳4が上昇するのを防止できる。ただ、この構造
は、ストッパー5が竿1から外れやすい欠点がある。外
れ難いように、開口部の幅を狭くすると、簡単に竿1に
連結できなくなる。さらに、この構造のストッパー5
は、のぼり生地3の乳4が巻き付いて回転できなくなる
ことがある。下部の乳4が竿1に回転できなくなると、
横竿2が風で回転されたとき、のぼり生地3が竿1に巻
き付いてしまう欠点がある。のぼり生地3の乳4は、全
てを自由に回転できるように竿1に連結する必要があ
る。のぼり生地3を常に風下に向けるためである。
【0006】の公報に記載されるのぼりは、のぼり生
地の下端縁と上縁の全体に、連続して袋状の乳を連結す
る。この構造ののぼりは、図1に示すのぼりのように、
乳を一定の間隔で設けるのではなくて、片側と上縁に連
続する乳があるので、のぼり生地が竿に沿って上昇する
ことがない。このため、のぼり生地が竿に巻き付くのを
少なくできる。ただ、この構造ののぼりは、のぼり生地
と乳の製造に著しく手間がかかる欠点がある。また、の
ぼり生地と乳の製造コストが相当に高くなる。さらに、
のぼり生地の2片に連続して長い乳が連結されるので、
竿に挿通するのに手間がかかる欠点もある。さらに、の
ぼり生地と乳を柔軟な布地で製作すると、のぼり生地が
竿が巻き付くのを理想的な状態には解消できない欠点も
ある。
【0007】さらに、の公報に記載されるのぼりは、
図2に示すように、乳4にブリキ板6を巻き付け、ブリ
キ板6の重量で、乳4の上昇を防止している。この構造
ののぼりは、乳4に巻き付けたブリキ板6で、のぼり生
地3が竿1に巻き付くのを少なくできる。ただ、この構
造のブリキ板6は、乳4に装着するのに手間がかかり、
簡単に装着するのが難しい欠点がある。また、ブリキ板
6を確実に乳4に連結できないと、のぼり生地3が風で
激しく動かされたときに、乳4から外れやすい欠点もあ
る。さらにまた、ブリキ板6は、乳4ののぼり生地3に
近い部分に連結されるので、図に示すように、乳4に沿
って連結しても、乳4が激しく運動すると、位置がずれ
やすい欠点がある。ブリキ板6の装着位置がずれると、
乳4を竿1に沿ってスムーズに上下に移動できなくなる
ことがある。また、乳4の局部が竿1の表面を強く摩擦
する状態となって、破損しやすい欠点もある。
【0008】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単
かつ容易に、しかも乳の正確な位置に回転リングを装着
でき、回転リングでもってのぼり生地が竿に巻き付くの
を有効に防止して、優れた宣伝効果とイメージアップが
期待できるのぼりを提供することにある。さらに、本発
明の他の重要な目的は、のぼり生地が風で激しく運動さ
れたときの乳の破損を有効に防止して、耐久性に優れた
のぼりを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1ののぼ
りは、連結具12を介して連結されている竿1と、この
竿1の上端に直角方向に延長して回転できるように連結
される横竿2と、この横竿2と竿1に自由に回転できる
ように挿通された乳4を介して竿1と横竿2に連結され
ているのぼり生地3とを備える。
【0010】さらに、本発明ののぼりは、下記の独特の
構成を備えている。 (a) のぼり生地3の下部であって、竿1の連結具1
2よりも下方に位置する乳4に、のぼり生地3が風に吹
かれて下部が竿1に沿って上昇するのを阻止する回転リ
ング7を連結している。 (b) 回転リング7は、リング部7Aと係止部7Bを
有する。 (c) リング部7Aは、竿1に回転自在に挿通され、
かつ、連結具12に衝突して連結具12よりも上方には
移動できない大きさに設計されている。 (d) リング部7Aは、乳4の内側に挿入される直径
のリング状に成形されている。 (e) 係止部7Bは、リング部7Aの外周から下方に
延長されて、乳4に連結される形状に成形されている。 (f) リング部7Aを乳4の内側に挿入し、係止部7
Bを乳4の上端に係止する状態で乳4に連結し、リング
部7Aと係止部7Bとで乳4を上から挟む状態で、回転
リング7が乳4に連結されるように構成されている。 (g) リング部7Aが、竿1の連結具12に衝突して
回転リング7の上昇が阻止され、回転リング7で、のぼ
り生地3の下部が風を受けて上昇されるのが阻止される
ように構成されている。
【0011】さらに、本発明の請求項2ののぼりは、竿
1の連結具12に代わって、竿1にストッパーリング1
3を固定している。この構造ののぼりは、連結具12の
ない竿1、いいかえると、1本ポールの竿1に使用でき
る。
【0012】この構造ののぼりは、回転リング7を連結
している乳よりも上方に、ストッパーリング13を固定
している。ストッパーリング13は竿1に固定されて、
回転リング7のリング部7Aがこれよりも上昇するのを
阻止する。
【0013】さらに、本発明の請求項3ののぼりは、竿
1に固定されるストッパーリング13に回転リング7を
連結している。回転リング7は、ストッパーリング13
に対して、回転自在ではあるが、上下には移動できない
ように連結されており、回転リング7で、のぼり生地3
の下部が風を受けて上昇するのを阻止するように構成さ
れている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためののぼりを例示するもので
あって、本発明はのぼりを下記のものに特定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0016】図3に示すのぼりは、竿1と、この竿1の
上端に直角方向に延長されて、竿1に対して水平面内で
回転できるように連結される横竿2と、この横竿2と竿
1に、自由に回転できるように挿通された乳4を介して
竿1と横竿2に連結されているのぼり生地3とからな
る。
【0017】竿1は、2本のポールを連結具12で連結
している。2本のポールは、上のポールを下のポールよ
りも多少細くして、下のポールに、上のポールの一部を
挿入して、連結具12で連結している。連結具は、図4
の断面図に示すように、下のポールに接着して固定され
る固定具12Aと、この固定具12Aにねじ込んで上下
のポールを連結するナット部材12Bとからなる。
【0018】固定具12Aは、下のポールを挿入できる
円筒状で、下端の外周にローレットを、その上に雄ネジ
を、上端部には複数の縦スリット(図示せず)を設けた
圧着部12aを設けている。圧着部12aは、外周面
を、先端に向かって先を細くするテーパー状としてい
る。ナット部材12Bを締め込んで、圧着部12aを上
のポールの外周面に押し付けて、上下のポールを移動し
ないように連結するためである。
【0019】ナット部材12Bは、回転させるときに滑
らないように、下部の外周にローレットを設け、内面に
は、固定具12Aの雄ネジにねじ込みできる雌ネジを設
け、さらに、上端部の内面は、先端に向かって次第に細
くなるテーパー状に成形している。
【0020】この構造の連結具12は、固定具12Aを
下のポールの上端に接着し、下のポールの内側に上のポ
ールの下端部を挿入し、この状態で、ナット部材12B
を固定具12Aにねじこんで上下のポールを連結でき
る。ナット部材12Bを締め込むと、ナット部材12B
のテーパー部が、固定具12Aの圧着部12aを上のポ
ールの表面に押し付けるからである。
【0021】のぼり生地3は布製で、図示しないが宣伝
用の文字や図形が印刷される。図ののぼり生地3は、左
側縁に五つの乳4を縫着している。乳4は、布を帯状に
したもので、中央を折り返して、その両端をのぼり生地
3に縫着している。乳4は、竿1に挿通して自由に回転
できるように、竿1の外周よりも長い全長をしている。
のぼり生地3は上端縁に、三つの乳4を縫着している。
図において、のぼり生地3の最も右側に連結される乳4
は、図示しないが、横桟の先端に挟着されて移動しない
ように連結されている。
【0022】のぼり生地3の下端に連結されている乳4
には、回転リング7を装着している。回転リング7は、
竿1の連結具12に当たって、乳4が上昇するのを阻止
する。回転リング7は、のぼり生地3の下端に連結され
た乳4が連結具12よりも上方に移動するのを阻止する
ので、風に吹かれてはためくのぼり生地3は、下端の乳
4が竿1に沿って上昇することがなく、これが竿1に巻
き付くのが防止される。
【0023】回転リング7が乳4に連結される部分の斜
視図を図5に示す。この図に示す回転リング7は、リン
グ部7Aと係止部7Bとからなっている。リング部7A
は、竿1に挿通されて竿1に沿って自由に上下動できる
円筒状に成形されている。リング部7Aの円筒は、これ
が竿1にそって上昇しようとすると、連結具12に衝突
して連結具12よりも上方には移動できない内径、いい
かえると、連結具12の外径よりも小さい内径に設計さ
れる。また、リング部7Aは、乳4の内側に挿入できる
外径に成形されている。リング部7Aはプラスチック
筒、あるいは金属筒である。
【0024】係止部7Bは、図6に示すように、リング
部7Aとの間に乳4を入れることのできる隙間8を設け
ている。係止部7Bとリング部7Aとの間に乳4を入れ
て、乳4が回転リング7に連結される。係止部7Bとリ
ング部7Aとの隙間8は、ここに乳4を入れて、挟着状
態に保持できるのがよい。係止部7Bは、上端をリング
部7Aに連結している。乳4を挟着状態に保持する係止
部は、図示しないが、下端をリング部に連結することも
できる。
【0025】上記の回転リング7は、竿1の下端から挿
通して、上下に移動できる状態として使用する。ただ、
回転リングは、図7と図8に示すように、リング部7A
を開閉自在に成形して、竿1に脱着自在にすることもで
きる。
【0026】図7に示す回転リング7は、図5に示す回
転リング7の円筒状のリング部7Aを縦方向に2分割し
て、リング部7Aを開いて竿に連結できるようにしたも
のである。分割されたリング部7Aは、それぞれの端縁
が連結されて連結部7aを、また、それぞれ反対側の端
縁が開閉自在な開閉部7bを形成している。連結部7a
は、たとえば、可とう性のプラスチック等で連結され
て、あるいは、蝶番のように回転軸を有する部材で連結
されて、分割されたリング部7Aを開閉自在とすること
ができる。さらに、リング部7Aは、開閉部7bに、リ
ング部7Aを閉じた状態に固定する係止凸部9と係止凹
部10を、開閉部7bの対向する位置にそれぞれ配設し
ている。リング部7Aは、竿に装着された状態で、係止
凹部10に係止凸部9を嵌入して、リング部7Aを閉じ
た状態に固定する。
【0027】また、分割されたリング部7Aの一方の側
面に、係止部7Bが固定されている。この図に示す係止
部7Bは、リング部7Aの側面の上端部から延長された
下方に向かって、階段状に細くなっている。さらに、段
の境界部分は傾斜されて、回転リング7をスムーズに乳
に挿入できるようになっている。
【0028】さらに、図8と図9に示す回転リング7
は、リング部7Aの全長を短くして、開閉自在なリング
状としている。このリング部7Aも縦方向に、2分割さ
れている。リング部7Aは、プラスチック製、あるい
は、金属製で、閉じられた状態で、内形が竿1の外径よ
りも多少大きく成形される。分割されたリング部7A
は、それぞれの一端がピン11により連結されて連結部
7aを、また、それぞれの他端が開閉自在な開閉部7b
を形成している。このように連結されるリング部7A
は、ピン11を回転軸として同一平面内で開閉自在とな
る。さらに、リング部7Aは、開閉部7bに、リング部
7Aを閉じた状態に固定する係止凸部9と係止凹部10
を開閉部7bの対向する位置にそれぞれ配設している。
リング部7Aは、竿1に装着された状態で、係止凹部1
0に係止凸部9を嵌入して、リング部7Aを閉じた状態
に固定する。
【0029】さらに、分割されたリング部7Aは、一方
の側面に係止部7Bを固定している。係止部7Bは、リ
ング部7Aの側面から下方に延長されて設けられてい
る。延長される係止部7Bの全長は、乳4の幅よりも多
少大きく、また、先端部は、図に示すように湾曲されて
いる。この構造の回転リング7は、図9に示すように、
竿1と係止部7Bの間にできる隙間8に乳4を挿入す
る。乳4は、内側を竿1に接する状態で、上端をリング
部7Aで、外側を係止部7Bにより係止される。すなわ
ち、回転リング7は、竿1と係止部7Bとで乳4を挟着
する状態で竿1に装着される。
【0030】これらの回転リング7も、竿1の連結具1
2に当たって、乳4が上昇するのを阻止する。回転リン
グ7は、のぼり生地3の下端に連結された乳4が連結具
12よりも上方に移動するのを阻止するので、風に吹か
れてはためくのぼり生地3は、下端の耳が竿1に沿って
上昇することがなく、これが竿1に巻き付くのが防止さ
れる。
【0031】図5から図9に示す回転リング7は、係止
部7Bの内側にできる隙間8に乳4を挿入して、回転リ
ング7と乳4を連結している。隙間8に挿入される乳4
は、リング部7Aの外側面と係止部7Bの内面に接触
し、接触部分に働く摩擦力により、正確な位置に固定さ
れている。ただ、図示しないが、係止部は、内部にバネ
を内蔵して、あるいは、表面にバネを取り付けて、バネ
の弾性力によって乳を押圧し、乳と回転リングを連結す
ることもできる。バネを有する係止部は、乳を外側から
押圧し、より確実に回転リングを乳の正確な位置に固定
できる特長がある。この状態で乳に固定される回転リン
グは、乳から外れることなく長時間にわたって理想の状
態で使用できる。
【0032】以上ののぼりは、竿1の連結具12で回転
リング7の上昇を阻止する。いいかえると、連結具12
が乳4の上昇を阻止するリングに併用される。このた
め、こののぼりは、極めて簡単な構造で、のぼり下部の
上昇を防止できる。ただ、本発明ののぼりは、図10に
示すように、竿1にストッパーリング13を固定し、ス
トッパーリング13で、回転リング7が竿1に沿って上
昇するのを阻止することもできる。
【0033】ストッパーリング13は、連結具12と同
じように、ナットリング13Bを締め込んで、ポールに
固定できる。図10のストッパーリング13は、固定リ
ング13Aと、ナットリング13Bとからなる。固定リ
ング13Aは、ポールを挿入できる円筒状で、下端の外
周にローレットを、その上にテーパー部を一体成形して
いる。テーパー部は、外周面に雄ネジを設けて、先端に
向かって内径が小さくなるテーパー状に成形されてい
る。テーパー部は、ナットリング13Bを締め込んで、
内面をポールに押圧できるように、複数の縦スリット1
3aを設けている。
【0034】ナットリング13Bは、固定リング13A
にねじ込むときに、滑らないように外周にローレットを
設け、内面には、テーパー部の雄ネジにねじ込まれる雌
ネジを設けている。この構造のストッパーリング13
は、固定リング13Aをポールに挿通して所定の位置に
移動した後、ナットリング13Bを固定リング13Aに
ねじこんでポールに固定できる。ナットリング13Bを
締め込むと、ナットリング13Bがテーパー部をポール
に押し付けるからである。
【0035】さらに、本発明ののぼりは、図11に示す
ように、ストッパーリング13に回転リング7を回転で
きるように連結することもできる。この図のストッパー
リング13は、図10に示すストッパーリング13と同
じ構造でポールに固定される。このストッパーリング1
3は、下部に回転リング7を回転自在に装着する円筒部
13bを有する。円筒部13bは、上下に鍔13cを有
し、鍔13cの間に回転リング7を回転できるように装
着している。回転リング7は、図5に示す回転リング7
と同じように乳を連結する。このため、回転リング7
は、係止部7Bを有し、係止部7Bとリング部7Aとの
隙間8に乳を入れて連結する。
【0036】この構造のストッパーリング13は、乳を
回転できるが上下に移動できないように竿1に連結でき
る。
【0037】以上の実施例ののぼりは、最下部の乳4に
回転リング7を連結している。最下部の乳4に回転リン
グ7を連結するのぼりは、のぼり生地3が竿1に巻き付
くのをもっとも効果的に防止できる。ただ、本発明のの
ぼりは、必ずしも最下部の乳に回転リングを連結する必
要はない。図示しないが、たとえば、下から2つめ、あ
るいは3つ目の乳に回転リングを連結して、のぼり生地
が竿に巻き付くのを防止することもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明ののぼりは、簡単かつ容易に、の
ぼり生地が竿に巻き付くのを有効に防止できる特長があ
る。それは、本発明ののぼりが、風に吹かれたのぼり生
地の下部が竿に沿って上昇するのを阻止する回転リング
を、のぼり生地の下部に連結された乳に連結しているか
らである。回転リングは、竿に挿通されて竿に自由に回
転できるが、連結具やストッパーリングで上昇するのが
阻止される。したがって、本発明ののぼりは、風を受け
たのぼり生地の下部が上昇されるのを有効に阻止するこ
とができる。のぼり生地が竿に巻き付くのを有効に防止
できるのぼりは、優れた宣伝効果とイメージアップが実
現される。
【0039】また、本発明ののぼりは、簡単に、しかも
確実に乳の正確な位置に回転リングを装着できる特長が
ある。それは、回転リングがリング部と係止部とからな
っており、リング部を乳の内側に位置させ、係止部を乳
に係止する状態で、回転リングを乳に連結できるからで
ある。したがって、本発明ののぼりは、設置に要する時
間を短縮して、外れないように、乳に回転リングを連結
して、長時間にわたって、宣伝用ののぼりとして理想の
状態を維持できる特長もある。
【0040】さらに、本発明ののぼりは、回転リングの
リング部を竿に挿通して、竿に沿って自由に回転できる
ので、乳が竿の表面を強く摩擦する状態で摺動すること
がない。したがって、のぼり生地が風で激しく運動され
たときの乳の破損を有効に防止でき、耐久性に優れたの
ぼりを実現できる。
【0041】とくに、本発明の請求項1に記載されるの
ぼりは、ポールの連結具で回転リングの上昇を阻止する
ので、回転リングの上昇が確実に阻止できると共に、回
転リングの上昇を阻止する専用のパーツを必要とせず、
全体の構造を著しく簡単にして、安価に生産できる特長
も備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来ののぼりの一例を示す斜視図
【図2】従来ののぼりの他の一例を示す正面図
【図3】本発明の実施例ののぼりを示す斜視図
【図4】図3に示すのぼりの連結具を示す一部断面正面
【図5】図3に示すのぼりの回転リングと乳の連結部分
の拡大斜視図
【図6】図5に示す回転リングと乳の連結部分の垂直断
面図
【図7】本発明の実施例にかかる回転リングの他の一例
を示す斜視図
【図8】本発明の実施例にかかる回転リングの他の一例
を示す斜視図
【図9】図8に示す回転リングと乳の連結部分を示す斜
視図
【図10】本発明の他の実施例にかかるストッパーリン
グの一部断面正面図
【図11】さらに本発明の他の実施例にかかるストッパ
ーリングの一部断面正面図
【符号の説明】
1…竿 2…横竿 3…のぼり生地 4…乳 5…ストッパー 6…ブリキ板 7…回転リング 7A…リング部 7
B…係止部 7a…連結部 7b…開閉部 8…隙間 9…係止凸部 10…係止凹部 11…ピン 12…連結具 12A…固定具 1
2B…ナット部材 12a…圧着部 13…ストッパーリング 13A…固定リング 1
3B…ナットリング 13a…縦スリット 13b…円筒部 13c…鍔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結具(12)を介して連結されている竿
    (1)と、この竿(1)の上端に直角方向に延長して回転でき
    るように連結される横竿(2)と、この横竿(2)と竿(1)に
    自由に回転できるように挿通された乳(4)を介して竿(1)
    と横竿(2)に連結されているのぼり生地(3)とからなり、
    下記の全ての構成を有することを特徴とするのぼり。 (a) のぼり生地(3)の下部であって、竿(1)の連結具
    (12)よりも下方に位置する乳(4)に、のぼり生地(3)が風
    に吹かれて下部が竿(1)に沿って上昇するのを阻止する
    回転リング(7)が連結されている。 (b) 回転リング(7)は、竿(1)に回転自在に挿入され
    るリング部(7A)と、乳(4)を連結する係止部(7B)を有す
    る。 (c) リング部(7A)は、連結具(12)に衝突して連結具
    (12)よりも上方に移動できない大きさのリング状に設計
    されている。 (d) 回転リング(7)は、係止部(7B)を介して乳(4)に
    連結されている。 (e) リング部(7A)が、竿(1)の連結具(12)に衝突し
    て回転リング(7)の上昇が阻止され、回転リング(7)で、
    のぼり生地(3)の下部が風を受けて上昇されるのが阻止
    されるように構成されている。
  2. 【請求項2】 竿(1)と、この竿(1)の上端に直角方向に
    延長して回転できるように連結される横竿(2)と、この
    横竿(2)と竿(1)に自由に回転できるように挿通された乳
    (4)を介して竿(1)と横竿(2)に連結されているのぼり生
    地(3)とからなり、下記の全ての構成を有することを特
    徴とするのぼり。 (a) のぼり生地(3)の下部の乳(4)に、のぼり生地
    (3)が風に吹かれて下部が竿(1)に沿って上昇するのを阻
    止する回転リング(7)が連結されている。 (b) 回転リング(7)が連結される乳(4)よりも上方に
    位置して、竿(1)にはストッパーリング(13)が固定され
    ている。 (c) 回転リング(7)は、竿(1)に回転自在に挿入され
    るリング部(7A)と、乳(4)を連結する係止部(7B)を有す
    る。 (d) リング部(7A)は、ストッパーリング(13)に衝突
    してストッパーリング(13)よりも上方に移動できない大
    きさのリング状に設計されている。 (e) 回転リング(7)は、係止部(7B)を介して乳(4)に
    連結されている。 (f) リング部(7A)が、竿(1)のストッパーリング(1
    3)に衝突して回転リング(7)の上昇が阻止され、回転リ
    ング(7)で、のぼり生地(3)の下部が風を受けて上昇され
    るのが阻止されるように構成されている。
  3. 【請求項3】 竿(1)と、この竿(1)の上端に直角方向に
    延長して回転できるように連結される横竿(2)と、この
    横竿(2)と竿(1)に自由に回転できるように挿通された乳
    (4)を介して竿(1)と横竿(2)に連結されているのぼり生
    地(3)とからなり、下記の全ての構成を有することを特
    徴とするのぼり。 (a) のぼり生地(3)の下部の乳(4)に、のぼり生地
    (3)が風に吹かれて下部が竿(1)に沿って上昇するのを阻
    止する回転リング(7)が連結されている。 (b) 回転リング(7)は、竿(1)に上下に移動しないよ
    うに装着されるストッパーリング(13)に、回転できるが
    上下には移動できないように連結されている。 (c) 回転リング(7)は、ストッパーリング(13)に回
    転自在に挿入されるリング部(7A)と、乳(4)を連結する
    係止部(7B)を有する。 (d) 回転リング(7)は、係止部(7B)を介して乳(4)に
    連結されている。 (e) リング部(7A)が、竿(1)のストッパーリング(1
    3)に回転自在で上下に移動できないように連結され、回
    転リング(7)で、のぼり生地(3)の下部が風を受けて上昇
    されるのが阻止されるように構成されている。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101184721B1 (ko) 2011-01-19 2012-09-20 이순교 현수막용 파이프 연결구

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