JPH1026926A - 遠隔講義システム、レッスンマネージャ及びネットワークシステム - Google Patents
遠隔講義システム、レッスンマネージャ及びネットワークシステムInfo
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- JPH1026926A JPH1026926A JP18044296A JP18044296A JPH1026926A JP H1026926 A JPH1026926 A JP H1026926A JP 18044296 A JP18044296 A JP 18044296A JP 18044296 A JP18044296 A JP 18044296A JP H1026926 A JPH1026926 A JP H1026926A
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 端末間教材同期表示の保証、受講者端末の状
態表示、及び効果的な教材キャッシングを実現し、遠隔
講義を効果的に且つスムーズに進行させることを可能と
する。 【解決手段】 レッスンマネージャ14は、講師端末1
2で発生したイベントのイベントデータを各受講者端末
131〜13nに伝送する。受講者端末131〜13nのリ
クエストが講師端末12のリクエストと一致していない
場合には、受講者端末131〜13nに要求して、リクエ
ストを講師端末12のリクエストに一致させる。講師端
末12からHTTPサーバ11への教材のリクエスト、
及び該リクエストに対するHTTPサーバ11からのレ
スポンスを中継して、講師端末12及び各受講者端末1
31〜13nに配信する。さらに、レッスンマネージャ1
4は、各受講者端末131〜13nの教材のロード状態を
講師端末12に通知する。
態表示、及び効果的な教材キャッシングを実現し、遠隔
講義を効果的に且つスムーズに進行させることを可能と
する。 【解決手段】 レッスンマネージャ14は、講師端末1
2で発生したイベントのイベントデータを各受講者端末
131〜13nに伝送する。受講者端末131〜13nのリ
クエストが講師端末12のリクエストと一致していない
場合には、受講者端末131〜13nに要求して、リクエ
ストを講師端末12のリクエストに一致させる。講師端
末12からHTTPサーバ11への教材のリクエスト、
及び該リクエストに対するHTTPサーバ11からのレ
スポンスを中継して、講師端末12及び各受講者端末1
31〜13nに配信する。さらに、レッスンマネージャ1
4は、各受講者端末131〜13nの教材のロード状態を
講師端末12に通知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠隔地にいる受
講者と講師とでネットワークを介して講義を行う遠隔講
義システムに係り、特にWWW(ワールドワイドウェ
ブ)を利用した遠隔講義システム及び該遠隔講義システ
ムを構築するためのネットワークシステム及びレッスン
マネージャに関する。
講者と講師とでネットワークを介して講義を行う遠隔講
義システムに係り、特にWWW(ワールドワイドウェ
ブ)を利用した遠隔講義システム及び該遠隔講義システ
ムを構築するためのネットワークシステム及びレッスン
マネージャに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの爆発的な普及に伴い、
インターネットにおけるWWWを学校教育及び企業内研
修等に利用しようとする試みが盛んに行なわれるように
なっている。このようなWWWを利用した教育システム
の一つに、遠隔地にいる講師と受講者とにより、インタ
ーネット上に電子教室を構築して、講義を実現する遠隔
講義システムが試みられている。ここで、講師とは、例
えば教師等を含み、受講者とは、例えば生徒、学生、学
習者等を含んでいる。
インターネットにおけるWWWを学校教育及び企業内研
修等に利用しようとする試みが盛んに行なわれるように
なっている。このようなWWWを利用した教育システム
の一つに、遠隔地にいる講師と受講者とにより、インタ
ーネット上に電子教室を構築して、講義を実現する遠隔
講義システムが試みられている。ここで、講師とは、例
えば教師等を含み、受講者とは、例えば生徒、学生、学
習者等を含んでいる。
【0003】このような遠隔講義システムは、企業内研
修、学校及び学習塾等の講義に有効に利用することがで
きる。受講者は、物理的な空間に拘束されることなく、
オフィス又は自宅にいながら、遠隔地で行なわれる講義
に参加することができる。講師と受講者とは、同じ画面
を共有することにより、通常の教室で行なわれている講
義のように、教育・学習を行うことが可能である。この
場合、講師と受講者とは、常に同一の画面を共有できる
ようにするため、端末間連動及び教材同期表示を実現す
ることが必要である。
修、学校及び学習塾等の講義に有効に利用することがで
きる。受講者は、物理的な空間に拘束されることなく、
オフィス又は自宅にいながら、遠隔地で行なわれる講義
に参加することができる。講師と受講者とは、同じ画面
を共有することにより、通常の教室で行なわれている講
義のように、教育・学習を行うことが可能である。この
場合、講師と受講者とは、常に同一の画面を共有できる
ようにするため、端末間連動及び教材同期表示を実現す
ることが必要である。
【0004】WWWを利用した遠隔講義システムにおい
ては、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述
されるWWWのウェブページ(文書)にアクセスして該
ウェブページを適正なフォーマットで表示するためのウ
ェブブラウザと、ウェブページのデータを伝送するため
のHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル〜Hyper
Text Transfer Protocol)によるウェブページのサービ
スを実現するウェブサーバであるHTTPサーバとに、
特別な変更を加えることなく、講師端末と受講者端末と
の間における教材の同期表示を実現することが望まし
い。ウェブブラウザは、WWWブラウザ、HTMLブラ
ウザ又は単にブラウザなどとも称され、例えば、ネット
スケープナビゲータ(Netscape Communications社)、
インターネットエクスプローラ(Micrsoft社)及びホッ
トジャバ(Sun Microsytems社)等が知られている。
ては、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述
されるWWWのウェブページ(文書)にアクセスして該
ウェブページを適正なフォーマットで表示するためのウ
ェブブラウザと、ウェブページのデータを伝送するため
のHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル〜Hyper
Text Transfer Protocol)によるウェブページのサービ
スを実現するウェブサーバであるHTTPサーバとに、
特別な変更を加えることなく、講師端末と受講者端末と
の間における教材の同期表示を実現することが望まし
い。ウェブブラウザは、WWWブラウザ、HTMLブラ
ウザ又は単にブラウザなどとも称され、例えば、ネット
スケープナビゲータ(Netscape Communications社)、
インターネットエクスプローラ(Micrsoft社)及びホッ
トジャバ(Sun Microsytems社)等が知られている。
【0005】従来、このような教材同期表示を実現する
方式として、URL(Uniform Resource Locator)連動
方式とイべント連動方式とが用いられている。URL連
動方式とは、WWWのページの識別子であるURLを利
用して、端末間を連動させ、教材の同期表示を実現する
方式である。すなわち、URL連動方式では、講師端末
及び受講者端末の全ての端末が、常に同じURLをロー
ドすることによって、端末間教材同期表示を実現する。
方式として、URL(Uniform Resource Locator)連動
方式とイべント連動方式とが用いられている。URL連
動方式とは、WWWのページの識別子であるURLを利
用して、端末間を連動させ、教材の同期表示を実現する
方式である。すなわち、URL連動方式では、講師端末
及び受講者端末の全ての端末が、常に同じURLをロー
ドすることによって、端末間教材同期表示を実現する。
【0006】具体的には、図10に示すように、講師端
末1がアップロードした教材のURLが、ネットワーク
を通じて各受講者端末21〜2nに伝送される。URL
を受け取った受講者端末21〜2nでは、そのURLを
用いてHTTPサーバ3にGETリクエストを送信し、
講師端末1と同じ教材をダウンロードして、受講者端末
21〜2nにウェブブラウザにて表示する。
末1がアップロードした教材のURLが、ネットワーク
を通じて各受講者端末21〜2nに伝送される。URL
を受け取った受講者端末21〜2nでは、そのURLを
用いてHTTPサーバ3にGETリクエストを送信し、
講師端末1と同じ教材をダウンロードして、受講者端末
21〜2nにウェブブラウザにて表示する。
【0007】一方、イベント連動方式では、URLの代
わりに講師端末で発生したイベントの内容が受講者端末
に送信される。受講者端末では、そのイベントをあたか
も自分の端末で発生したかのように再生し、講師端末と
全く同一の動作を実現する。
わりに講師端末で発生したイベントの内容が受講者端末
に送信される。受講者端末では、そのイベントをあたか
も自分の端末で発生したかのように再生し、講師端末と
全く同一の動作を実現する。
【0008】この場合、講師端末と受講者端末との間に
おいて、教材の同期表示を実現することができるだけで
なく、カーソルの移動、マウスボタンの押下、キーボー
ドによる入力、メニュー操作等も連動することになるの
で、講師端末の様子は受講者端末において完全に再現さ
れることになる。なお、ここで述べるイベントには、マ
ウスの移動、ボタンのクリック、キーの押下等のハード
ウェアイべントの他に、様々なシステムイべントも含ま
れるものとする。
おいて、教材の同期表示を実現することができるだけで
なく、カーソルの移動、マウスボタンの押下、キーボー
ドによる入力、メニュー操作等も連動することになるの
で、講師端末の様子は受講者端末において完全に再現さ
れることになる。なお、ここで述べるイベントには、マ
ウスの移動、ボタンのクリック、キーの押下等のハード
ウェアイべントの他に、様々なシステムイべントも含ま
れるものとする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遠隔講
義システムの手法には、実用上様々な問題点がある。U
RL連動方式では、受講者端末等の端末側で、ウェブブ
ラウザに変更を加えずに、URLを取得することは一般
的に困難である。URLを入手するには、例えばCGI
(Common Gateway Interface)を利用したり、通常のH
TMLでない、特殊な書き方で教材を記述したりしなけ
ればならない。CGIは、HTTPサーバに、特別なプ
ログラムを実行させるためのインタフェースである。こ
のCGIの利用は、HTTPサーバがプログラムを実行
するため、セキュリティの面で問題があるとされてい
る。
義システムの手法には、実用上様々な問題点がある。U
RL連動方式では、受講者端末等の端末側で、ウェブブ
ラウザに変更を加えずに、URLを取得することは一般
的に困難である。URLを入手するには、例えばCGI
(Common Gateway Interface)を利用したり、通常のH
TMLでない、特殊な書き方で教材を記述したりしなけ
ればならない。CGIは、HTTPサーバに、特別なプ
ログラムを実行させるためのインタフェースである。こ
のCGIの利用は、HTTPサーバがプログラムを実行
するため、セキュリティの面で問題があるとされてい
る。
【0010】このように、URL連動方式は、CGIを
利用したり、特殊な記述により教材を作成する必要があ
るため、教材作成が複雑になるだけでなく、通常のHT
MLで記述したHTML教材は利用することができなく
なってしまう。その上、このURL連動方式では、マウ
スポインタの移動及びキーボード入力などの操作の連動
については、別途何らかの方法を講じて実現する必要が
ある。
利用したり、特殊な記述により教材を作成する必要があ
るため、教材作成が複雑になるだけでなく、通常のHT
MLで記述したHTML教材は利用することができなく
なってしまう。その上、このURL連動方式では、マウ
スポインタの移動及びキーボード入力などの操作の連動
については、別途何らかの方法を講じて実現する必要が
ある。
【0011】イベント連動方式では、上述したような問
題は生じないものの、このイベント連動方式及び上述の
URL連動方式の両方式において、端末間教材同期表示
の保証、受講者端末の状態表示、及び効果的な教材キャ
ッシングといったような機能を実現することは、いずれ
も困難である。なお、端末間教材同期表示保証機能は、
各受講者が常に講師と同じ教材を共有することを保証す
る機能である。また、受講者端末状態表示機能は、受講
者端末における教材ロードの進行状態を、講師端末で表
示する機能である。これらの機能は、遠隔講義を、スム
ーズに進行させるために、欠くことのできないものであ
る。
題は生じないものの、このイベント連動方式及び上述の
URL連動方式の両方式において、端末間教材同期表示
の保証、受講者端末の状態表示、及び効果的な教材キャ
ッシングといったような機能を実現することは、いずれ
も困難である。なお、端末間教材同期表示保証機能は、
各受講者が常に講師と同じ教材を共有することを保証す
る機能である。また、受講者端末状態表示機能は、受講
者端末における教材ロードの進行状態を、講師端末で表
示する機能である。これらの機能は、遠隔講義を、スム
ーズに進行させるために、欠くことのできないものであ
る。
【0012】また、遠隔講義では、講師端末と受講者端
末とがほぼ一斉にHTTPサーバにリクエストを送りつ
けるため、通常のHTTPサーバが利用するキャッシン
グアルゴリズムでは効果的なキャッシングが期待できな
い。そこで、ネットワークのバンド幅を有効に利用し、
全端末が同じ教材をロードし、表示し終わるまでに要す
る同期達成時間を短く抑えるためには、新たなキャッシ
ング方式が必要となる。
末とがほぼ一斉にHTTPサーバにリクエストを送りつ
けるため、通常のHTTPサーバが利用するキャッシン
グアルゴリズムでは効果的なキャッシングが期待できな
い。そこで、ネットワークのバンド幅を有効に利用し、
全端末が同じ教材をロードし、表示し終わるまでに要す
る同期達成時間を短く抑えるためには、新たなキャッシ
ング方式が必要となる。
【0013】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、遠隔講義を効果的に且つスムーズに進行させ
ることを可能とする遠隔講義システム及び該遠隔講義シ
ステムを構築するネットワークシステム及びレッスンマ
ネージャを提供することを目的としている。また、この
発明は、端末間教材同期表示の保証、受講者端末の状態
表示、及び効果的な教材キャッシングを可能とする遠隔
講義システム及び該遠隔講義システムを構築するネット
ワークシステム及びレッスンマネージャを提供すること
を目的としている。
たもので、遠隔講義を効果的に且つスムーズに進行させ
ることを可能とする遠隔講義システム及び該遠隔講義シ
ステムを構築するネットワークシステム及びレッスンマ
ネージャを提供することを目的としている。また、この
発明は、端末間教材同期表示の保証、受講者端末の状態
表示、及び効果的な教材キャッシングを可能とする遠隔
講義システム及び該遠隔講義システムを構築するネット
ワークシステム及びレッスンマネージャを提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる遠隔講義システム
は、ウェブブラウザを備え、講師が使用するための講師
端末と、それぞれウェブブラウザを備え、受講者が使用
するための複数の受講者端末と、前記講師端末及び前記
複数の受講者端末に結合され、教材としてのウェブペー
ジをサービスするウェブサーバと、前記講師端末及び前
記複数の受講者端末と前記ウェブサーバとの間に設置さ
れ、各前記受講者端末からの教材のリクエストと前記講
師端末からの教材のリクエストとを比較して前記複数の
受講者端末のリクエストを前記講師端末のリクエストに
一致させるべく制御し、前記講師端末から前記ウェブサ
ーバへの教材のリクエスト、及び該リクエストに対する
前記ウェブサーバからのレスポンスを中継し該レスポン
スをリクエストに応じて前記講師端末及び各前記受講者
端末に配信するとともに、各受講者端末の教材のロード
状態を前記講師端末に送信し表示させるレッスンマネー
ジャと、を具備することを特徴とする。
め、この発明の第1の観点にかかる遠隔講義システム
は、ウェブブラウザを備え、講師が使用するための講師
端末と、それぞれウェブブラウザを備え、受講者が使用
するための複数の受講者端末と、前記講師端末及び前記
複数の受講者端末に結合され、教材としてのウェブペー
ジをサービスするウェブサーバと、前記講師端末及び前
記複数の受講者端末と前記ウェブサーバとの間に設置さ
れ、各前記受講者端末からの教材のリクエストと前記講
師端末からの教材のリクエストとを比較して前記複数の
受講者端末のリクエストを前記講師端末のリクエストに
一致させるべく制御し、前記講師端末から前記ウェブサ
ーバへの教材のリクエスト、及び該リクエストに対する
前記ウェブサーバからのレスポンスを中継し該レスポン
スをリクエストに応じて前記講師端末及び各前記受講者
端末に配信するとともに、各受講者端末の教材のロード
状態を前記講師端末に送信し表示させるレッスンマネー
ジャと、を具備することを特徴とする。
【0015】この遠隔講義システムでは、レッスンマネ
ージャにより、各受講者端末のリクエストを講師端末に
一致させ、講師端末からのリクエストによりウェブサー
バからのレスポンスを得て講師端末及び複数の受講者端
末に配信し、各受講者端末の状態を講師端末に通知し
て、教材の同期表示を保証することができる。
ージャにより、各受講者端末のリクエストを講師端末に
一致させ、講師端末からのリクエストによりウェブサー
バからのレスポンスを得て講師端末及び複数の受講者端
末に配信し、各受講者端末の状態を講師端末に通知し
て、教材の同期表示を保証することができる。
【0016】前記レッスンマネージャは、従属的に結合
されて複数個設けられ、最上位のレッスンマネージャの
みが前記講師端末に直接結合され、下位のレッスンマネ
ージャは上位のレッスンマネージャを介して前記講師端
末に結合されるとともに、前記最上位のレッスンマネー
ジャのみが前記講師端末へのウェブサーバからのレスポ
ンスの配信を行うようにしてもよい。このような構成に
すれば、負荷を効果的に分散することができる。
されて複数個設けられ、最上位のレッスンマネージャの
みが前記講師端末に直接結合され、下位のレッスンマネ
ージャは上位のレッスンマネージャを介して前記講師端
末に結合されるとともに、前記最上位のレッスンマネー
ジャのみが前記講師端末へのウェブサーバからのレスポ
ンスの配信を行うようにしてもよい。このような構成に
すれば、負荷を効果的に分散することができる。
【0017】前記レッスンマネージャは、前記ウェブサ
ーバからのレスポンスをキャッシングするキャッシュ手
段を含んでいてもよい。
ーバからのレスポンスをキャッシングするキャッシュ手
段を含んでいてもよい。
【0018】前記レッスンマネージャは、前記講師端末
で発生したイベントのイベント情報を各前記受講者端末
に伝送する手段を含んでもよい。この遠隔講義システム
では、講師端末で発生したイベントのイベント情報を各
受講者端末に伝送して、イベント連動方式をベースとす
る教材の同期表示を保証する。
で発生したイベントのイベント情報を各前記受講者端末
に伝送する手段を含んでもよい。この遠隔講義システム
では、講師端末で発生したイベントのイベント情報を各
受講者端末に伝送して、イベント連動方式をベースとす
る教材の同期表示を保証する。
【0019】前記ウェブサーバからのレスポンス及び前
記イベント情報をキャッシングするキャッシュ手段を含
んでもよい。
記イベント情報をキャッシングするキャッシュ手段を含
んでもよい。
【0020】各前記受講者端末は、前記イベント情報の
うちの予め設定された一部のイベント情報の紛失が検出
された際に前記レッスンマネージャに再送を要求する手
段を含んでも良く、また、前記レッスンマネージャは、
各前記受講者端末からの再送要求に応じて該当するイベ
ント情報を再送する手段を含んでも良い。
うちの予め設定された一部のイベント情報の紛失が検出
された際に前記レッスンマネージャに再送を要求する手
段を含んでも良く、また、前記レッスンマネージャは、
各前記受講者端末からの再送要求に応じて該当するイベ
ント情報を再送する手段を含んでも良い。
【0021】また、この発明の第2の観点にかかるレッ
スンマネージャは、講師端末からウェブサーバへの教材
のリクエストを中継する中継処理手段と、複数の受講者
端末からの教材のリクエストと前記講師端末からの教材
のリクエストとを比較して各前記受講者端末のリクエス
トを前記講師端末のリクエストに一致させるべく制御す
るリクエスト整合手段と、前記リクエストに対する前記
ウェブサーバからのレスポンスをリクエストに応じて前
記講師端末及び各前記受講者端末に配信するレスポンス
処理手段と、各前記受講者端末の教材のロード状態を前
記講師端末に送信し表示させる状態通知手段と、を具備
することを特徴とする。
スンマネージャは、講師端末からウェブサーバへの教材
のリクエストを中継する中継処理手段と、複数の受講者
端末からの教材のリクエストと前記講師端末からの教材
のリクエストとを比較して各前記受講者端末のリクエス
トを前記講師端末のリクエストに一致させるべく制御す
るリクエスト整合手段と、前記リクエストに対する前記
ウェブサーバからのレスポンスをリクエストに応じて前
記講師端末及び各前記受講者端末に配信するレスポンス
処理手段と、各前記受講者端末の教材のロード状態を前
記講師端末に送信し表示させる状態通知手段と、を具備
することを特徴とする。
【0022】このレッスンマネージャによれば、各受講
者端末のリクエストを講師端末からのリクエストに一致
させ、講師端末からのリクエストによりウェブサーバか
らのレスポンスを得て講師端末及び複数の受講者端末に
配信し、各受講者端末の状態を講師端末に通知して、教
材の同期表示を保証し得る遠隔講義システムを構築する
ことができる。このレッスンマネージャに、キャッシュ
を設ければ、ウェブサーバからのレスポンスをキャッシ
ングすることもできる。
者端末のリクエストを講師端末からのリクエストに一致
させ、講師端末からのリクエストによりウェブサーバか
らのレスポンスを得て講師端末及び複数の受講者端末に
配信し、各受講者端末の状態を講師端末に通知して、教
材の同期表示を保証し得る遠隔講義システムを構築する
ことができる。このレッスンマネージャに、キャッシュ
を設ければ、ウェブサーバからのレスポンスをキャッシ
ングすることもできる。
【0023】また、この発明の第3の観点にかかるネッ
トワークシステムは、ウェブブラウザを備える第1の端
末と、それぞれウェブブラウザを備える複数の第2の端
末と、前記第1の端末及び前記複数の第2の端末に結合
されたウェブサーバと、前記第1の端末及び前記複数の
第2の端末と前記ウェブサーバとの間に設置され、各前
記第2の端末から前記ウェブサーバに対する情報のリク
エストと前記第1の端末から前記ウェブサーバに対する
情報のリクエストとを比較して、前記複数の第2の端末
のリクエストを前記第1の端末のリクエストに一致させ
るように制御し、前記第1の端末から前記ウェブサーバ
への教材のリクエスト及び該リクエストに対する前記ウ
ェブサーバからのレスポンスを中継し、該レスポンスを
リクエストに応じて前記第1の端末及び各前記第2の端
末に配信するとともに、各前記第2の端末の情報のロー
ド状態を前記第1の端末に送信し表示させる制御手段
と、を具備することを特徴とする。
トワークシステムは、ウェブブラウザを備える第1の端
末と、それぞれウェブブラウザを備える複数の第2の端
末と、前記第1の端末及び前記複数の第2の端末に結合
されたウェブサーバと、前記第1の端末及び前記複数の
第2の端末と前記ウェブサーバとの間に設置され、各前
記第2の端末から前記ウェブサーバに対する情報のリク
エストと前記第1の端末から前記ウェブサーバに対する
情報のリクエストとを比較して、前記複数の第2の端末
のリクエストを前記第1の端末のリクエストに一致させ
るように制御し、前記第1の端末から前記ウェブサーバ
への教材のリクエスト及び該リクエストに対する前記ウ
ェブサーバからのレスポンスを中継し、該レスポンスを
リクエストに応じて前記第1の端末及び各前記第2の端
末に配信するとともに、各前記第2の端末の情報のロー
ド状態を前記第1の端末に送信し表示させる制御手段
と、を具備することを特徴とする。
【0024】このネットワークシステムによれば、制御
手段により、各第2の端末のリクエストを第1の端末の
リクエストに一致させ、各第1の端末からのリクエスト
によりウェブサーバからのレスポンスを得て第1の端末
及び複数の第2の端末に配信し、各第2の端末の状態を
第1の端末に通知して、情報の同期表示を保証すること
ができる。従って、例えば、上述の遠隔講義システムな
どを構築することができる。
手段により、各第2の端末のリクエストを第1の端末の
リクエストに一致させ、各第1の端末からのリクエスト
によりウェブサーバからのレスポンスを得て第1の端末
及び複数の第2の端末に配信し、各第2の端末の状態を
第1の端末に通知して、情報の同期表示を保証すること
ができる。従って、例えば、上述の遠隔講義システムな
どを構築することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1〜図3を参照して、この発
明の第1の実施の形態に係る原理的な遠隔講義システム
を説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態に係
る遠隔講義システムの構成を模式的に示している。
面を参照して説明する。図1〜図3を参照して、この発
明の第1の実施の形態に係る原理的な遠隔講義システム
を説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態に係
る遠隔講義システムの構成を模式的に示している。
【0026】図1に示す遠隔講義システムは、HTTP
サーバ11、講師端末12、受講者端末131〜13n及
びレッスンマネージャ(LM)14を備えている。HT
TPサーバ11は、ウェブサーバであり、HTMLで記
述された教材を含むウェブページを蓄積している。
サーバ11、講師端末12、受講者端末131〜13n及
びレッスンマネージャ(LM)14を備えている。HT
TPサーバ11は、ウェブサーバであり、HTMLで記
述された教材を含むウェブページを蓄積している。
【0027】講師端末12は、HTTPサーバ11のウ
ェブページを取り込み表示するためのウェブブラウザを
備え、講師の操作に基づいて、HTTPサーバ11に対
する教材のリクエスト及び該講師端末12におけるイベ
ントデータ等をレッスンマネージャ14に送出する。講
師端末12は、レッスンマネージャ14を介して与えら
れるHTTPサーバ11からのレスポンスにしたがっ
て、ウェブブラウザによる教材ウェブページを表示す
る。講師端末12は、レッスンマネージャ14を介して
与えられる受講者端末131〜13nの状態報告に基づく
受講者端末状態の表示も行う。
ェブページを取り込み表示するためのウェブブラウザを
備え、講師の操作に基づいて、HTTPサーバ11に対
する教材のリクエスト及び該講師端末12におけるイベ
ントデータ等をレッスンマネージャ14に送出する。講
師端末12は、レッスンマネージャ14を介して与えら
れるHTTPサーバ11からのレスポンスにしたがっ
て、ウェブブラウザによる教材ウェブページを表示す
る。講師端末12は、レッスンマネージャ14を介して
与えられる受講者端末131〜13nの状態報告に基づく
受講者端末状態の表示も行う。
【0028】n台の受講者端末131,132,…13
n-1,13nは、HTTPサーバ11のウェブページを取
り込み表示するためのウェブブラウザを備え、受講者の
操作に基づいて、HTTPサーバ11に対する教材のリ
クエストをレッスンマネージャ14に送出する。受講者
端末131〜13nは、レッスンマネージャ14を介して
与えられるHTTPサーバ11からのレスポンス及び講
師端末12からのイベントデータにしたがって、ウェブ
ブラウザによる教材ウェブページを表示する。受講者端
末131〜13nは、講師端末12からレッスンマネージ
ャ14を介して与えられるイベントデータのうち予め設
定された重要なイベントであるクリティカルイベントの
イベントデータについては、レッスンマネージャ14に
おいてキャッシュされている過去のイベントデータのシ
ーケンスナンバ情報から、過去のイベントデータの消失
を知ることができる。受講者端末131〜13nは、クリ
ティカルイベントのイベントデータの消失が検出された
ときには、当該イベントデータの再送を該当するシーケ
ンスナンバを用いてレッスンマネージャ14に要求す
る。
n-1,13nは、HTTPサーバ11のウェブページを取
り込み表示するためのウェブブラウザを備え、受講者の
操作に基づいて、HTTPサーバ11に対する教材のリ
クエストをレッスンマネージャ14に送出する。受講者
端末131〜13nは、レッスンマネージャ14を介して
与えられるHTTPサーバ11からのレスポンス及び講
師端末12からのイベントデータにしたがって、ウェブ
ブラウザによる教材ウェブページを表示する。受講者端
末131〜13nは、講師端末12からレッスンマネージ
ャ14を介して与えられるイベントデータのうち予め設
定された重要なイベントであるクリティカルイベントの
イベントデータについては、レッスンマネージャ14に
おいてキャッシュされている過去のイベントデータのシ
ーケンスナンバ情報から、過去のイベントデータの消失
を知ることができる。受講者端末131〜13nは、クリ
ティカルイベントのイベントデータの消失が検出された
ときには、当該イベントデータの再送を該当するシーケ
ンスナンバを用いてレッスンマネージャ14に要求す
る。
【0029】レッスンマネージャ14は、講師端末1
2、受講者端末131〜13n及びHTTPサーバ11の
間に介挿され、これら相互間のやりとりを管理する。す
なわち、レッスンマネージャ14は、講師端末12で発
生したイベントのイベントデータを各受講者端末131
〜13nに伝送する。レッスンマネージャ14は、予め
設定したクリティカルイベントに該当するイベントデー
タについては、キャッシングを行うとともに、クリティ
カルイベントであることを示す識別情報を、当該イベン
トデータに関するキャッシングされている過去のイベン
トデータのシーケンスナンバの情報とともに、受講者端
末131〜13nに伝送する。レッスンマネージャ14
は、受講者端末131〜13nからイベントデータの再送
の要求があった場合には、要求に応答して該当するイベ
ントデータを該当する受講者端末131〜13nに再送す
る。クリティカルイベントについては、後に詳述する。
2、受講者端末131〜13n及びHTTPサーバ11の
間に介挿され、これら相互間のやりとりを管理する。す
なわち、レッスンマネージャ14は、講師端末12で発
生したイベントのイベントデータを各受講者端末131
〜13nに伝送する。レッスンマネージャ14は、予め
設定したクリティカルイベントに該当するイベントデー
タについては、キャッシングを行うとともに、クリティ
カルイベントであることを示す識別情報を、当該イベン
トデータに関するキャッシングされている過去のイベン
トデータのシーケンスナンバの情報とともに、受講者端
末131〜13nに伝送する。レッスンマネージャ14
は、受講者端末131〜13nからイベントデータの再送
の要求があった場合には、要求に応答して該当するイベ
ントデータを該当する受講者端末131〜13nに再送す
る。クリティカルイベントについては、後に詳述する。
【0030】また、レッスンマネージャ14は、各受講
者端末131〜13nからの教材のリクエストと講師端末
12からの教材のリクエストとを比較して、受講者端末
131〜13nのリクエストが講師端末12のリクエスト
と一致していない場合には、受講者端末131〜13nに
要求して、受講者端末131〜13nのリクエストを講師
端末12のリクエストに一致させるようにする。そし
て、レッスンマネージャ14は、講師端末12からHT
TPサーバ11への教材のリクエスト、及び該リクエス
トに対するHTTPサーバ11からのレスポンスを中継
して、該レスポンスをリクエストに応じて講師端末12
及び各受講者端末131〜13nに配信する。さらに、レ
ッスンマネージャ14は、受講者端末131〜13nにお
ける教材のロードを監視し、各受講者端末131〜13n
の教材のロード状態を講師端末12に通知する。
者端末131〜13nからの教材のリクエストと講師端末
12からの教材のリクエストとを比較して、受講者端末
131〜13nのリクエストが講師端末12のリクエスト
と一致していない場合には、受講者端末131〜13nに
要求して、受講者端末131〜13nのリクエストを講師
端末12のリクエストに一致させるようにする。そし
て、レッスンマネージャ14は、講師端末12からHT
TPサーバ11への教材のリクエスト、及び該リクエス
トに対するHTTPサーバ11からのレスポンスを中継
して、該レスポンスをリクエストに応じて講師端末12
及び各受講者端末131〜13nに配信する。さらに、レ
ッスンマネージャ14は、受講者端末131〜13nにお
ける教材のロードを監視し、各受講者端末131〜13n
の教材のロード状態を講師端末12に通知する。
【0031】レッスンマネージャ14は、具体的には、
例えば図2に示すように構成される。図2のレッスンマ
ネージャ14は、中継処理部141、リクエスト受信部
142、リクエスト確認部143、要求処理部144、
レスポンスキャッシュ145、ログ処理部146、レス
ポンス処理部147、端末監視部148、状態通知部1
49、イベントキャッシュ150及びイベント処理部1
51を備えている。
例えば図2に示すように構成される。図2のレッスンマ
ネージャ14は、中継処理部141、リクエスト受信部
142、リクエスト確認部143、要求処理部144、
レスポンスキャッシュ145、ログ処理部146、レス
ポンス処理部147、端末監視部148、状態通知部1
49、イベントキャッシュ150及びイベント処理部1
51を備えている。
【0032】中継処理部141は、講師端末12からの
リクエストがレスポンスキャッシュ145をヒットしな
かった場合にのみ、リクエスト受信部142を介して与
えられる該講師端末12からのリクエストをHTTPサ
ーバ11に中継する。リクエスト受信部142は、講師
端末12及び受講者端末131〜13nからのリクエスト
を受信し、講師端末12からのリクエストが、レスポン
スキャッシュ145をヒットするか否かを調べ、ヒット
しなかった場合にのみ、該リクエストを中継処理部14
1に与える。
リクエストがレスポンスキャッシュ145をヒットしな
かった場合にのみ、リクエスト受信部142を介して与
えられる該講師端末12からのリクエストをHTTPサ
ーバ11に中継する。リクエスト受信部142は、講師
端末12及び受講者端末131〜13nからのリクエスト
を受信し、講師端末12からのリクエストが、レスポン
スキャッシュ145をヒットするか否かを調べ、ヒット
しなかった場合にのみ、該リクエストを中継処理部14
1に与える。
【0033】リクエスト確認部143は、リクエスト受
信部142に、全ての受講者端末131〜13nからリク
エストが与えられているか、及び全ての受講者端末13
1〜13nから講師端末12と同一のリクエストが与えら
れているか否かを調べる。リクエスト確認部143は、
リクエストを送出していない受講者端末131〜13n又
は講師端末12のリクエストと一致しないリクエストを
送出している受講者端末131〜13nがある場合には、
該当する受講者端末131〜13nの情報を要求処理部1
44に与える。要求処理部144は、リクエストを送出
していない受講者端末131〜13nに対しては、正しい
リクエストを通知して、正しいリクエストを要求し、且
つ講師端末12のリクエストと一致しないリクエストを
送出している受講者端末131〜13nに対しては、その
旨及び正しいリクエストを通知して、正しいリクエスト
を要求する。
信部142に、全ての受講者端末131〜13nからリク
エストが与えられているか、及び全ての受講者端末13
1〜13nから講師端末12と同一のリクエストが与えら
れているか否かを調べる。リクエスト確認部143は、
リクエストを送出していない受講者端末131〜13n又
は講師端末12のリクエストと一致しないリクエストを
送出している受講者端末131〜13nがある場合には、
該当する受講者端末131〜13nの情報を要求処理部1
44に与える。要求処理部144は、リクエストを送出
していない受講者端末131〜13nに対しては、正しい
リクエストを通知して、正しいリクエストを要求し、且
つ講師端末12のリクエストと一致しないリクエストを
送出している受講者端末131〜13nに対しては、その
旨及び正しいリクエストを通知して、正しいリクエスト
を要求する。
【0034】レスポンスキャッシュ145は、講師端末
12のリクエストに応じて、HTTPサーバ11からレ
スポンス処理部147に与えら得るレスポンスをキャッ
シングする。レスポンス処理部147は、レスポンスキ
ャッシュ145と関連動作して、講師端末12からのリ
クエストに応答してHTTPサーバ11からのレスポン
スを講師端末12に送出するとともに、端末監視部14
8を介して受講者端末131〜13nに送出する。レスポ
ンス処理部147は、講師端末12のリクエストが、レ
スポンスキャッシュ145をヒットした場合は、対応す
るレスポンスを該レスポンスキャッシュ145から講師
端末12及び端末監視部148に送出する。レスポンス
処理部147は、講師端末12のリクエストが、レスポ
ンスキャッシュ145をヒットしなかった場合には、H
TTPサーバ11からのレスポンスを講師端末12及び
端末監視部148に送出するとともに、そのレスポンス
をレスポンスキャッシュ145にキャッシングする。さ
らにレスポンス処理部147は、ログ処理部146に、
アクセスの履歴を示すアクセスログにアクセス情報を追
加して保存する。
12のリクエストに応じて、HTTPサーバ11からレ
スポンス処理部147に与えら得るレスポンスをキャッ
シングする。レスポンス処理部147は、レスポンスキ
ャッシュ145と関連動作して、講師端末12からのリ
クエストに応答してHTTPサーバ11からのレスポン
スを講師端末12に送出するとともに、端末監視部14
8を介して受講者端末131〜13nに送出する。レスポ
ンス処理部147は、講師端末12のリクエストが、レ
スポンスキャッシュ145をヒットした場合は、対応す
るレスポンスを該レスポンスキャッシュ145から講師
端末12及び端末監視部148に送出する。レスポンス
処理部147は、講師端末12のリクエストが、レスポ
ンスキャッシュ145をヒットしなかった場合には、H
TTPサーバ11からのレスポンスを講師端末12及び
端末監視部148に送出するとともに、そのレスポンス
をレスポンスキャッシュ145にキャッシングする。さ
らにレスポンス処理部147は、ログ処理部146に、
アクセスの履歴を示すアクセスログにアクセス情報を追
加して保存する。
【0035】端末監視部148は、レスポンス処理部1
47から与えられたレスポンスを受講者端末131〜1
3nに伝送して、受講者端末131〜13nにおけるレス
ポンスのロード及びロード終了等のロード状況を監視す
る。端末監視部148は、受講者端末131〜13nにお
けるレスポンスのロード状況を状態通知部149に与え
る。状態通知部149は、端末監視部148から与えら
れる受講者端末131〜13nのロード状況を講師端末1
2に通知する。
47から与えられたレスポンスを受講者端末131〜1
3nに伝送して、受講者端末131〜13nにおけるレス
ポンスのロード及びロード終了等のロード状況を監視す
る。端末監視部148は、受講者端末131〜13nにお
けるレスポンスのロード状況を状態通知部149に与え
る。状態通知部149は、端末監視部148から与えら
れる受講者端末131〜13nのロード状況を講師端末1
2に通知する。
【0036】イベントキャッシュ150は、講師端末1
2からイベント処理部151に与えられるイベントデー
タのうちの所定のクリティカルイベントに該当するイベ
ントデータをキャッシングする。イベント処理部151
は、イベントキャッシュ150と関連して動作し、講師
端末12から与えられるイベントデータを受講者端末1
31〜13nに伝送する。イベント処理部151は、講師
端末12から与えられるイベントデータのうちの予め設
定されたクリティカルイベントのイベントデータについ
ては、クリティカルイベントであること及びイベントキ
ャッシュ150にキャッシュされている過去のシーケン
スナンバを示す識別情報を付して、受講者端末131〜
13nに伝送する。そして、イベント処理部151は、
受講者端末131〜13nから再送要求があった場合に
は、該当するイベントデータをイベントキャッシュ15
0から該当する受講者端末131〜13nに再送する。
2からイベント処理部151に与えられるイベントデー
タのうちの所定のクリティカルイベントに該当するイベ
ントデータをキャッシングする。イベント処理部151
は、イベントキャッシュ150と関連して動作し、講師
端末12から与えられるイベントデータを受講者端末1
31〜13nに伝送する。イベント処理部151は、講師
端末12から与えられるイベントデータのうちの予め設
定されたクリティカルイベントのイベントデータについ
ては、クリティカルイベントであること及びイベントキ
ャッシュ150にキャッシュされている過去のシーケン
スナンバを示す識別情報を付して、受講者端末131〜
13nに伝送する。そして、イベント処理部151は、
受講者端末131〜13nから再送要求があった場合に
は、該当するイベントデータをイベントキャッシュ15
0から該当する受講者端末131〜13nに再送する。
【0037】次に、上述した図1及び図2の遠隔講義シ
ステム及びその動作についてさらに具体的に説明する。
この遠隔講義システムにおける連動及び同期保証の方式
は、講師端末と受講者端末との間の高度な連動を実現す
るために、イベント連動方式をベースとして、それに改
良を加えたものである。従来のシステムでは、講師端末
及び受講者端末の全ての端末が、HTTPサーバに直接
接続されるようになっていた。それに対して、このシス
テムでは、講師端末12及び受講者端末131〜13nと
HTTPサーバ11との間にレッスンマネージャ(L
M)14を設置し、クライアント端末、すなわち講師端
末12及び受講者端末131〜13n、とHTTPサーバ
11との間のやりとりは、全てレッスンマネージャ14
を経由して行なうようにしている。
ステム及びその動作についてさらに具体的に説明する。
この遠隔講義システムにおける連動及び同期保証の方式
は、講師端末と受講者端末との間の高度な連動を実現す
るために、イベント連動方式をベースとして、それに改
良を加えたものである。従来のシステムでは、講師端末
及び受講者端末の全ての端末が、HTTPサーバに直接
接続されるようになっていた。それに対して、このシス
テムでは、講師端末12及び受講者端末131〜13nと
HTTPサーバ11との間にレッスンマネージャ(L
M)14を設置し、クライアント端末、すなわち講師端
末12及び受講者端末131〜13n、とHTTPサーバ
11との間のやりとりは、全てレッスンマネージャ14
を経由して行なうようにしている。
【0038】この場合、レッスンマネージャ11は、P
ROXY(代理)機能を有するHTTPによるPROX
Y−HTTP機能をサポートしており、クライアント端
末(講師端末12及び受講者端末131〜13n)からの
リクエスト、及びそれに対するHTTPサーバ11から
のレスポンス(返事)を中継することができる。現在に
おいて、一般的なWWWブラウザは、ほぼ全てPROX
Y機能をサポートしているため、講師端末12及び受講
者端末131〜13nに特別なブラウザを用いる必要はな
い。
ROXY(代理)機能を有するHTTPによるPROX
Y−HTTP機能をサポートしており、クライアント端
末(講師端末12及び受講者端末131〜13n)からの
リクエスト、及びそれに対するHTTPサーバ11から
のレスポンス(返事)を中継することができる。現在に
おいて、一般的なWWWブラウザは、ほぼ全てPROX
Y機能をサポートしているため、講師端末12及び受講
者端末131〜13nに特別なブラウザを用いる必要はな
い。
【0039】レッスンマネージャ14におけるPROX
Y機能は、クライアント端末のリクエストをHTTPサ
ーバに中継するという意味では、通常のPROXY−H
TTPサーバと似ているが、中継の仕方は異なる。通常
のPROXY−HTTPサーバでは、全てのクライアン
トからのリクエストを中継するのに対し、レッスンマネ
ージャ14は、講師端末12と複数の受講者端末131
〜13nとからほぼ同時に到着するリクエストの中から
講師端末12のリクエストのみをHTTPサーバ11に
送信する。受講者端末131〜13nからのリクエスト
は、レッスンマネージャ14で止められ、HTTPサー
バ11に中継されることはない。講師端末12及び受講
者端末131〜13nとレッスンマネージャ14との間で
は、講義に参加している端末の数だけのリクエストとレ
スポンスが同時に行き来するが、レッスンマネージャ1
4とHTTPサーバ11との間では、常に一つのリクエ
ストとレスポンスしか発生しない。
Y機能は、クライアント端末のリクエストをHTTPサ
ーバに中継するという意味では、通常のPROXY−H
TTPサーバと似ているが、中継の仕方は異なる。通常
のPROXY−HTTPサーバでは、全てのクライアン
トからのリクエストを中継するのに対し、レッスンマネ
ージャ14は、講師端末12と複数の受講者端末131
〜13nとからほぼ同時に到着するリクエストの中から
講師端末12のリクエストのみをHTTPサーバ11に
送信する。受講者端末131〜13nからのリクエスト
は、レッスンマネージャ14で止められ、HTTPサー
バ11に中継されることはない。講師端末12及び受講
者端末131〜13nとレッスンマネージャ14との間で
は、講義に参加している端末の数だけのリクエストとレ
スポンスが同時に行き来するが、レッスンマネージャ1
4とHTTPサーバ11との間では、常に一つのリクエ
ストとレスポンスしか発生しない。
【0040】次に、図1及び図2の遠隔講義システムで
用いるイベント伝送について説明する。講師端末12と
レッスンマネージャ14とのイベント伝送に際し、イべ
ントは、まず講師端末12からレッスンマネージャ14
に伝送される。レッスンマネージャ14は、受けとった
イベントを管理下の受講者端末131〜13nに伝送す
る。レッスンマネージャ14と受講者端末131〜13n
との間におけるイベント伝送は、次のようにして行われ
る、
用いるイベント伝送について説明する。講師端末12と
レッスンマネージャ14とのイベント伝送に際し、イべ
ントは、まず講師端末12からレッスンマネージャ14
に伝送される。レッスンマネージャ14は、受けとった
イベントを管理下の受講者端末131〜13nに伝送す
る。レッスンマネージャ14と受講者端末131〜13n
との間におけるイベント伝送は、次のようにして行われ
る、
【0041】(1) レッスンマネージャ14では、イベン
ト処理部151が、講師端末12から受けとったクリテ
ィカルイベントを、イベントキャッシュ150により、
一定の数までキャッシングする。キャッシュするイベン
トの数はネットワークの状況に応じてダイナミックに変
化させる。イベントデータの紛失が多ければキャッシュ
するイベントの数を増やす。
ト処理部151が、講師端末12から受けとったクリテ
ィカルイベントを、イベントキャッシュ150により、
一定の数までキャッシングする。キャッシュするイベン
トの数はネットワークの状況に応じてダイナミックに変
化させる。イベントデータの紛失が多ければキャッシュ
するイベントの数を増やす。
【0042】(2) レッスンマネージャ14のイベント処
理部151において、講師端末12から受けとったイベ
ントに、キャッシングしてある過去のクリティカルイベ
ントのシーケンスナンバの情報をクリティカルイベント
であること示す識別情報とともに付与して、各受講者端
末131〜13nに伝送する。
理部151において、講師端末12から受けとったイベ
ントに、キャッシングしてある過去のクリティカルイベ
ントのシーケンスナンバの情報をクリティカルイベント
であること示す識別情報とともに付与して、各受講者端
末131〜13nに伝送する。
【0043】(3) 受講者端末131〜13nでは、クリテ
ィカルイベントのイベントデータを受け取ったときにシ
ーケンスナンバを用いて過去のイベントデータの紛失の
有無を判断する。イベントデータの紛失が検出され、且
つ紛失されたイベントデータのシーケンスナンバが、そ
のイベントデータに付されたシーケンスナンバのいずれ
かと一致する場合、レッスンマネージャ14のイベント
処理部151に対して、該当するイベントデータの再送
を要求する。
ィカルイベントのイベントデータを受け取ったときにシ
ーケンスナンバを用いて過去のイベントデータの紛失の
有無を判断する。イベントデータの紛失が検出され、且
つ紛失されたイベントデータのシーケンスナンバが、そ
のイベントデータに付されたシーケンスナンバのいずれ
かと一致する場合、レッスンマネージャ14のイベント
処理部151に対して、該当するイベントデータの再送
を要求する。
【0044】(4) イベントの再送要求を受けたレッスン
マネージャ14のイベント処理部151は、その受講者
端末(131〜13nのいずれか)に対して要求されたイ
ベントの再送を行なう。
マネージャ14のイベント処理部151は、その受講者
端末(131〜13nのいずれか)に対して要求されたイ
ベントの再送を行なう。
【0045】次に、レッスンマネージャ14の基本機能
について、図3に示すフローチャートを参照して説明す
る。レッスンマネージャ14はイベント中継の他にPR
OXY−HTTP及び端末間教材同期表示保証というよ
うな重要な役割を担っている。以下、基本機能の動作に
ついて説明する。
について、図3に示すフローチャートを参照して説明す
る。レッスンマネージャ14はイベント中継の他にPR
OXY−HTTP及び端末間教材同期表示保証というよ
うな重要な役割を担っている。以下、基本機能の動作に
ついて説明する。
【0046】(1) レッスンマネージャ14のリクエスト
受信部142は、講師端末12及び受講者端末131〜
13nからHTTPによる教材等のリクエストを受信す
る(ステップS11)。
受信部142は、講師端末12及び受講者端末131〜
13nからHTTPによる教材等のリクエストを受信す
る(ステップS11)。
【0047】(2) リクエスト受信部142は、レスポン
スキャッシュ145を調べる(ステップS12)。もし
も、レスポンスキャッシュ145がヒットしなければ、
中継処理部141に講師端末12からのリクエストを与
えて、該リクエストをHTTPサーバ11に中継する
(ステップS13)。
スキャッシュ145を調べる(ステップS12)。もし
も、レスポンスキャッシュ145がヒットしなければ、
中継処理部141に講師端末12からのリクエストを与
えて、該リクエストをHTTPサーバ11に中継する
(ステップS13)。
【0048】(3) レッスンマネージャ14のリクエスト
確認部143が、管理下の全てのクライアント端末、す
なわち講師端末12及び受講者端末131〜13nからH
TTPのリクエストを受けたか否かを、チェックする
(ステップS14)。もしも、リクエストを出していな
い受講者端末(131〜13nのうちのいずれか)があれ
ば、要求処理部144を介して、講師端末12と同様の
リクエストを出すように、該当する受講者端末に通知す
る(ステップS15)。
確認部143が、管理下の全てのクライアント端末、す
なわち講師端末12及び受講者端末131〜13nからH
TTPのリクエストを受けたか否かを、チェックする
(ステップS14)。もしも、リクエストを出していな
い受講者端末(131〜13nのうちのいずれか)があれ
ば、要求処理部144を介して、講師端末12と同様の
リクエストを出すように、該当する受講者端末に通知す
る(ステップS15)。
【0049】(4) 管理下の講師端末12及び受講者端末
131〜13nの全てからのリクエストが出揃ったら、リ
クエスト確認部143は、各受講者端末131〜13nか
らのリクエストの内容を講師端末12からのリクエスト
と比較する(ステップS16)。もしも、講師端末12
と異なるリクエストを出している受講者端末が存在すれ
ば、要求処理部144を介して、その受講者端末(13
1〜13nのうちのいずれか)に正しいリクエストを出す
ように通知する(ステップS17)。
131〜13nの全てからのリクエストが出揃ったら、リ
クエスト確認部143は、各受講者端末131〜13nか
らのリクエストの内容を講師端末12からのリクエスト
と比較する(ステップS16)。もしも、講師端末12
と異なるリクエストを出している受講者端末が存在すれ
ば、要求処理部144を介して、その受講者端末(13
1〜13nのうちのいずれか)に正しいリクエストを出す
ように通知する(ステップS17)。
【0050】(5) HTTPサーバ11からレッスンマネ
ージャ14のレスポンス処理部147がレスポンスを受
けとる(ステップS18)。なお、レスポンスキャッシ
ュ145がヒットしている場合には、ステップS18に
おいて、レスポンス処理部147は、レスポンスキャッ
シュ145からレスポンスを受けとる。
ージャ14のレスポンス処理部147がレスポンスを受
けとる(ステップS18)。なお、レスポンスキャッシ
ュ145がヒットしている場合には、ステップS18に
おいて、レスポンス処理部147は、レスポンスキャッ
シュ145からレスポンスを受けとる。
【0051】(6) レスポンス処理部147は、講師端末
12及び受講者端末131〜13nの各端末にHTTPサ
ーバ11のレスポンスを伝送する(ステップS19)。
ステップS19における受講者端末131〜13nへのレ
スポンスの伝送は、レスポンス処理部147から端末監
視部148を介して行われる。
12及び受講者端末131〜13nの各端末にHTTPサ
ーバ11のレスポンスを伝送する(ステップS19)。
ステップS19における受講者端末131〜13nへのレ
スポンスの伝送は、レスポンス処理部147から端末監
視部148を介して行われる。
【0052】(7) 端末監視部148は、全ての受講者端
末131〜13nがロードを終了すると、ロードが終了し
たことをレッスンマネージャ14の状態通知部149よ
り講師端末12に通知する(ステップS20)。 (8) レスポンスキャッシュ145により、キャッシング
を行なう(ステップS21)。
末131〜13nがロードを終了すると、ロードが終了し
たことをレッスンマネージャ14の状態通知部149よ
り講師端末12に通知する(ステップS20)。 (8) レスポンスキャッシュ145により、キャッシング
を行なう(ステップS21)。
【0053】(9) ログ処理部146により、アクセスロ
グを保存する(ステップS22)。 以上のように、レッスンマネージャ14を利用すること
によって、次のような効果が得られる。
グを保存する(ステップS22)。 以上のように、レッスンマネージャ14を利用すること
によって、次のような効果が得られる。
【0054】〔1〕端末間教材同期表示の保証 全てのクライアント端末、すなわち講師端末12及び受
講者端末131〜13nからのリクエストがレッスンマネ
ージャ14に送られる。このため、レッスンマネージャ
14において、各受講者端末131〜13nからのリクエ
ストを講師端末12のリクエストと比較することによっ
て、各受講者端末131〜13nが常に講師端末12と同
じ教材をロードして、表示していることをチェックする
ことができる。受講者端末131〜13nからHTTPの
リクエストがなかったり、又は講師端末12と異なるリ
クエストが検出されたりした場合、レッスンマネージャ
14から正しいリクエストをその受講者端末に通知し、
教材を再度ロードさせる。このようにして、講師端末1
2と受講者端末131〜13nとの間における教材同期表
示を保証することができる。
講者端末131〜13nからのリクエストがレッスンマネ
ージャ14に送られる。このため、レッスンマネージャ
14において、各受講者端末131〜13nからのリクエ
ストを講師端末12のリクエストと比較することによっ
て、各受講者端末131〜13nが常に講師端末12と同
じ教材をロードして、表示していることをチェックする
ことができる。受講者端末131〜13nからHTTPの
リクエストがなかったり、又は講師端末12と異なるリ
クエストが検出されたりした場合、レッスンマネージャ
14から正しいリクエストをその受講者端末に通知し、
教材を再度ロードさせる。このようにして、講師端末1
2と受講者端末131〜13nとの間における教材同期表
示を保証することができる。
【0055】〔2〕受講者端末状態表示機能の実現 HTTPサーバ11からのレスポンスは全てレッスンマ
ネージャ14を経由して各クライアント端末、特に受講
者端末131〜13nの各々に送信されるため、レッスン
マネージャ14において各受講者端末131〜13nの教
材ロード状況を把握することができる。受講者端末13
1〜13nの状態を、レッスンマネージャ14よりリアル
タイムで講師端末12に送信して表示すれば、講師端末
12より受講者端末131〜13nにおける進行状況を把
握することができ、遠隔講義のスムーズな進行が可能に
なる。
ネージャ14を経由して各クライアント端末、特に受講
者端末131〜13nの各々に送信されるため、レッスン
マネージャ14において各受講者端末131〜13nの教
材ロード状況を把握することができる。受講者端末13
1〜13nの状態を、レッスンマネージャ14よりリアル
タイムで講師端末12に送信して表示すれば、講師端末
12より受講者端末131〜13nにおける進行状況を把
握することができ、遠隔講義のスムーズな進行が可能に
なる。
【0056】〔3〕効果的なキャッシング レッスンマネージャ14では、ほぼ同時に到着するHT
TPのリクエストのうち、講師端末12からのリクエス
トのみをHTTPサーバ11に中継する。HTTPサー
バ11からのレスポンスは、レッスンマネージャ14に
おいてキャッシングされるとともに、各クライアント端
末(講師端末12及び受講者端末131〜13n)に送信
される。
TPのリクエストのうち、講師端末12からのリクエス
トのみをHTTPサーバ11に中継する。HTTPサー
バ11からのレスポンスは、レッスンマネージャ14に
おいてキャッシングされるとともに、各クライアント端
末(講師端末12及び受講者端末131〜13n)に送信
される。
【0057】〔4〕端末間同期達成遅延時間の短縮 レッスンマネージャ14を採用しない場合には、全ての
端末から同じリクエストがHTTPサーバに送信され、
且つ同じレスポンスがHTTPサーバから各端末に返送
されることになる。HTTPサーバがインターネット上
にあったり、HTTPサーバと各クライアント端末が低
速回線によって接続されているような場合には、大きな
ネットワーク遅延が発生するため、全てのクライアント
端末が教材をロードし終わるまでにかかる同期達成遅延
時間が大幅に増大するおそれがある。これに対して、レ
ッスンマネージャ14を利用することにより、クライア
ント端末とレッスンマネージャ14との間は、通常、高
速ネットワークによって接続することができ、低速回線
を通るトラフィックはレッスンマネージャ14を用いな
い場合の1/n(nは講義参加中の受講者端末の台数)
まで削減することができる。したがって、レッスンマネ
ージャ14の使用により、同期達成までの遅延時間を大
幅に改善することができる。
端末から同じリクエストがHTTPサーバに送信され、
且つ同じレスポンスがHTTPサーバから各端末に返送
されることになる。HTTPサーバがインターネット上
にあったり、HTTPサーバと各クライアント端末が低
速回線によって接続されているような場合には、大きな
ネットワーク遅延が発生するため、全てのクライアント
端末が教材をロードし終わるまでにかかる同期達成遅延
時間が大幅に増大するおそれがある。これに対して、レ
ッスンマネージャ14を利用することにより、クライア
ント端末とレッスンマネージャ14との間は、通常、高
速ネットワークによって接続することができ、低速回線
を通るトラフィックはレッスンマネージャ14を用いな
い場合の1/n(nは講義参加中の受講者端末の台数)
まで削減することができる。したがって、レッスンマネ
ージャ14の使用により、同期達成までの遅延時間を大
幅に改善することができる。
【0058】〔5〕学習履歴の保存と利用が容易になる 受講者のアクセスログは、知的CAIを実現する上で欠
かせない情報である。従来のシステムでは、外部に存在
するHTTPサーバに対するアクセスログの採取が困難
であったが、レッスンマネージャ14を利用すれば、受
講者端末131〜13nの全てのアクセス情報を効率よく
採取することが可能になる。
かせない情報である。従来のシステムでは、外部に存在
するHTTPサーバに対するアクセスログの採取が困難
であったが、レッスンマネージャ14を利用すれば、受
講者端末131〜13nの全てのアクセス情報を効率よく
採取することが可能になる。
【0059】図4〜図8を参照して、この発明の第2の
実施の形態に係る遠隔講義システムを説明する。図4
は、この発明の第2の実施の形態に係る遠隔講義システ
ムの構成を模式的に示している。この遠隔講義システム
では、レッスンマネージャを複数個設けて、負荷の分散
及びサポートし得る受講者数の増加を実現することを示
すため、レッスンマネージャを2個設けている。
実施の形態に係る遠隔講義システムを説明する。図4
は、この発明の第2の実施の形態に係る遠隔講義システ
ムの構成を模式的に示している。この遠隔講義システム
では、レッスンマネージャを複数個設けて、負荷の分散
及びサポートし得る受講者数の増加を実現することを示
すため、レッスンマネージャを2個設けている。
【0060】図4に示す遠隔講義システムは、図1と同
様のHTTPサーバ11、講師端末12及び受講者端末
131〜13nを有し且つ図1のレッスンマネージャ14
とほぼ同一のプライマリレッスンマネージャ14Aを有
しており、さらにセカンダリレッスンマネージャ15、
受講者端末161〜16m及びルータ17を具備してい
る。
様のHTTPサーバ11、講師端末12及び受講者端末
131〜13nを有し且つ図1のレッスンマネージャ14
とほぼ同一のプライマリレッスンマネージャ14Aを有
しており、さらにセカンダリレッスンマネージャ15、
受講者端末161〜16m及びルータ17を具備してい
る。
【0061】プライマリレッスンマネージャ14Aは、
図1のレッスンマネージャ14とほぼ同様であるが、高
速回線、ルータ17及び低速回線等を介してセカンダリ
レッスンマネージャ15に結合されている。
図1のレッスンマネージャ14とほぼ同様であるが、高
速回線、ルータ17及び低速回線等を介してセカンダリ
レッスンマネージャ15に結合されている。
【0062】セカンダリレッスンマネージャ15は、機
能的には、図1のレッスンマネージャ14と実質的に同
一であり、講師端末12に結合される代わり、高速回
線、ルータ17及び低速回線等を介してプライマリレッ
スンマネージャ14Aに結合されている。
能的には、図1のレッスンマネージャ14と実質的に同
一であり、講師端末12に結合される代わり、高速回
線、ルータ17及び低速回線等を介してプライマリレッ
スンマネージャ14Aに結合されている。
【0063】m台の受講者端末161,162,…,16
m-1,16mの各々は、プライマリレッスンマネージャ1
4Aに結合されるn台の受講者端末131〜13nの各々
と同様の構成を有し、セカンダリレッスンマネージャ1
5に結合されている。プライマリレッスンマネージャ1
4Aが結合されている高速回線は、低速回線及び外部の
インターネット回線に、それぞれルータ17を介して結
合されている。また、セカンダリレッスンマネージャ1
5は、低速回線及び外部のインターネット回線に、それ
ぞれルータ17を介して結合されている。
m-1,16mの各々は、プライマリレッスンマネージャ1
4Aに結合されるn台の受講者端末131〜13nの各々
と同様の構成を有し、セカンダリレッスンマネージャ1
5に結合されている。プライマリレッスンマネージャ1
4Aが結合されている高速回線は、低速回線及び外部の
インターネット回線に、それぞれルータ17を介して結
合されている。また、セカンダリレッスンマネージャ1
5は、低速回線及び外部のインターネット回線に、それ
ぞれルータ17を介して結合されている。
【0064】図5は、プライマリ及びセカンダリレッス
ンマネージャ14A又は15の構成の詳細を示してお
り、図2と同様の中継処理部141、リクエスト受信部
142、リクエスト確認部143、要求処理部144、
レスポンスキャッシュ145、ログ処理部146及びイ
ベントキャッシュ150を有し、さらに図2のレスポン
ス処理部147、端末監視部148、状態通知部149
及びイベント処理部151とそれぞれ若干相違するレス
ポンス処理部147A、端末監視部148A、状態通知
部149A及びイベント処理部151Aを備えている。
ンマネージャ14A又は15の構成の詳細を示してお
り、図2と同様の中継処理部141、リクエスト受信部
142、リクエスト確認部143、要求処理部144、
レスポンスキャッシュ145、ログ処理部146及びイ
ベントキャッシュ150を有し、さらに図2のレスポン
ス処理部147、端末監視部148、状態通知部149
及びイベント処理部151とそれぞれ若干相違するレス
ポンス処理部147A、端末監視部148A、状態通知
部149A及びイベント処理部151Aを備えている。
【0065】リクエスト受信部142は、プライマリレ
ッスンマネージャ14Aの場合には、講師端末12及び
受講者端末131〜13nからのリクエストを受信する
が、セカンダリレッスンマネージャ15の場合には、プ
ライマリレッスンマネージャ14Aを介して与えられる
講師端末12のリクエスト及び受講者端末161〜16m
からのリクエストを受信する。
ッスンマネージャ14Aの場合には、講師端末12及び
受講者端末131〜13nからのリクエストを受信する
が、セカンダリレッスンマネージャ15の場合には、プ
ライマリレッスンマネージャ14Aを介して与えられる
講師端末12のリクエスト及び受講者端末161〜16m
からのリクエストを受信する。
【0066】要求処理部144は、プライマリレッスン
マネージャ14Aの場合には、受講者端末131〜13n
にリクエスト要求を通知するが、セカンダリレッスンマ
ネージャ15の場合には、受講者端末161〜16mにリ
クエスト要求を通知する。
マネージャ14Aの場合には、受講者端末131〜13n
にリクエスト要求を通知するが、セカンダリレッスンマ
ネージャ15の場合には、受講者端末161〜16mにリ
クエスト要求を通知する。
【0067】レスポンス処理部147Aは、プライマリ
レッスンマネージャ14Aの場合には、講師端末12及
び受講者端末131〜13nにHTTPサーバ11からの
レスポンスを配信するが、セカンダリレッスンマネージ
ャ15の場合には、HTTPサーバ11からのレスポン
スを、講師端末12には伝送せず、端末監視部148A
を介して受講者端末161〜16mにのみ配信する。した
がって、セカンダリレッスンマネージャ15の場合に
は、講師端末12に結合し且つ配信するための構成はな
くてもよい。
レッスンマネージャ14Aの場合には、講師端末12及
び受講者端末131〜13nにHTTPサーバ11からの
レスポンスを配信するが、セカンダリレッスンマネージ
ャ15の場合には、HTTPサーバ11からのレスポン
スを、講師端末12には伝送せず、端末監視部148A
を介して受講者端末161〜16mにのみ配信する。した
がって、セカンダリレッスンマネージャ15の場合に
は、講師端末12に結合し且つ配信するための構成はな
くてもよい。
【0068】端末監視部148Aは、プライマリレッス
ンマネージャ14Aの場合には、受講者端末131〜1
3nにレスポンス処理部147Aから与えられるレスポ
ンスを配信し且つロード状況を監視するが、セカンダリ
レッスンマネージャ15の場合には、受講者端末161
〜16mにレスポンス処理部147Aから与えられるレ
スポンスを配信し且つロード状況を監視する。
ンマネージャ14Aの場合には、受講者端末131〜1
3nにレスポンス処理部147Aから与えられるレスポ
ンスを配信し且つロード状況を監視するが、セカンダリ
レッスンマネージャ15の場合には、受講者端末161
〜16mにレスポンス処理部147Aから与えられるレ
スポンスを配信し且つロード状況を監視する。
【0069】状態通知部149Aは、プライマリレッス
ンマネージャ14Aの場合には、端末監視部148Aか
ら与えられる受講者端末131〜13nにおけるレスポン
スのロード状況及びセカンダリレッスンマネージャ15
から与えられる受講者端末161〜16mにおけるレスポ
ンスのロード状況を講師端末12に通知するが、セカン
ダリレッスンマネージャ15の場合には、受講者端末1
61〜16mにおけるレスポンスのロード状況をプライマ
リレッスンマネージャ14Aに通知する。したがって、
セカンダリレッスンマネージャ15の場合には、下位の
レッスンマネージャからの通知を受けるための構成はな
くてもよい。
ンマネージャ14Aの場合には、端末監視部148Aか
ら与えられる受講者端末131〜13nにおけるレスポン
スのロード状況及びセカンダリレッスンマネージャ15
から与えられる受講者端末161〜16mにおけるレスポ
ンスのロード状況を講師端末12に通知するが、セカン
ダリレッスンマネージャ15の場合には、受講者端末1
61〜16mにおけるレスポンスのロード状況をプライマ
リレッスンマネージャ14Aに通知する。したがって、
セカンダリレッスンマネージャ15の場合には、下位の
レッスンマネージャからの通知を受けるための構成はな
くてもよい。
【0070】イベント処理部151Aは、プライマリレ
ッスンマネージャ14Aの場合には、イベントデータを
受講者端末131〜13nに伝送するが、セカンダリレッ
スンマネージャ15の場合には、イベントデータを受講
者端末161〜16mに伝送する。
ッスンマネージャ14Aの場合には、イベントデータを
受講者端末131〜13nに伝送するが、セカンダリレッ
スンマネージャ15の場合には、イベントデータを受講
者端末161〜16mに伝送する。
【0071】図4及び図5に示した遠隔講義システムに
おける講師端末イベントの伝送について図6を参照して
具体的に説明する。講師端末12と例えば受講者端末1
31〜13n等との連動を実現するために、講師端末12
で発生したイベントを各受講者端末131〜13n等に伝
送し再生する。イべントデータは、講師端末12から受
講者端末131〜13n等に直接送られるのではなく、プ
ライマリレッスンマネージャ14A及びセカンダリレッ
スンマネージャ15経由でイベントデータの伝送が行な
われる。このことにより、プライマリレッスンマネージ
ャ14A及びセカンダリレッスンマネージャ15による
伝送の負荷分散及び最適化を容易に行うことができる。
おける講師端末イベントの伝送について図6を参照して
具体的に説明する。講師端末12と例えば受講者端末1
31〜13n等との連動を実現するために、講師端末12
で発生したイベントを各受講者端末131〜13n等に伝
送し再生する。イべントデータは、講師端末12から受
講者端末131〜13n等に直接送られるのではなく、プ
ライマリレッスンマネージャ14A及びセカンダリレッ
スンマネージャ15経由でイベントデータの伝送が行な
われる。このことにより、プライマリレッスンマネージ
ャ14A及びセカンダリレッスンマネージャ15による
伝送の負荷分散及び最適化を容易に行うことができる。
【0072】HTTPサーバ11、プライマリレッスン
マネージャ14A、セカンダリレッスンマネージャ15
及びクライアント端末(講師端末12、受講者端末13
1〜13n及び161〜16m)の相互間において、ウェブ
ブラウザに関するHTTPメッセージの送受信は、全て
TCP(Transmission Control Protocol)を用いて行
う。また、講師端末12とプライマリレッスンマネージ
ャ14Aとの間、プライマリレッスンマネージャ14A
とセカンダリレッスンマネージャ15との間のイベント
データの伝送にもTCPを用いている。
マネージャ14A、セカンダリレッスンマネージャ15
及びクライアント端末(講師端末12、受講者端末13
1〜13n及び161〜16m)の相互間において、ウェブ
ブラウザに関するHTTPメッセージの送受信は、全て
TCP(Transmission Control Protocol)を用いて行
う。また、講師端末12とプライマリレッスンマネージ
ャ14Aとの間、プライマリレッスンマネージャ14A
とセカンダリレッスンマネージャ15との間のイベント
データの伝送にもTCPを用いている。
【0073】端末数が増加した場合、プライマリレッス
ンマネージャ14A及びセカンダリレッスンマネージャ
15におけるTCP資源が不足するような事態が発生す
ることが考えられる。このため、プライマリレッスンマ
ネージャ14A及びセカンダリレッスンマネージャ15
と受講者端末131〜13n及び161〜16mとの間にお
けるイベントデータの伝送は、UDP(User Datagram
Protocol)を用いておこなう。UDPを利用することに
よりマルチキャストによる効率的な伝送が可能になる。
ンマネージャ14A及びセカンダリレッスンマネージャ
15におけるTCP資源が不足するような事態が発生す
ることが考えられる。このため、プライマリレッスンマ
ネージャ14A及びセカンダリレッスンマネージャ15
と受講者端末131〜13n及び161〜16mとの間にお
けるイベントデータの伝送は、UDP(User Datagram
Protocol)を用いておこなう。UDPを利用することに
よりマルチキャストによる効率的な伝送が可能になる。
【0074】しかし、TCPと異なり、UDPは送信し
たデータが正しく相手に届くことを保証していない。こ
のため、送信したイベントデータが受講者端末131〜
13n及び161〜16mに到着しないケースが発生する
ことが考えられる。遠隔講義においては講師端末12で
発生するイベントには、マウスの移動のように受講者端
末131〜13n及び161〜16mヘの伝送途中で失われ
てしまってもさほど問題にならないイベントと、マウス
のクリックやキー入力のように受講者端末131〜13n
及び161〜16mで必ず再生されなければならないイベ
ントがある。後者のような必ず再生されなければならな
いイベントは、遠隔講義における端末間連動に欠かせな
いものであることから、このようなイベントを、特にク
リティカルイベントと称する。クリティカルイベント
は、できるだけ失われずに受講者端末131〜13n及び
161〜16mまで伝送されるようにしなければならな
い。
たデータが正しく相手に届くことを保証していない。こ
のため、送信したイベントデータが受講者端末131〜
13n及び161〜16mに到着しないケースが発生する
ことが考えられる。遠隔講義においては講師端末12で
発生するイベントには、マウスの移動のように受講者端
末131〜13n及び161〜16mヘの伝送途中で失われ
てしまってもさほど問題にならないイベントと、マウス
のクリックやキー入力のように受講者端末131〜13n
及び161〜16mで必ず再生されなければならないイベ
ントがある。後者のような必ず再生されなければならな
いイベントは、遠隔講義における端末間連動に欠かせな
いものであることから、このようなイベントを、特にク
リティカルイベントと称する。クリティカルイベント
は、できるだけ失われずに受講者端末131〜13n及び
161〜16mまで伝送されるようにしなければならな
い。
【0075】図7はイベント伝送用パケットヘッダ(Ev
ent Packet Header:EPH)のフォーマットを示して
おり、このようなパケットヘッダがイベントデータと共
に、UDPのデータグラムに載せられて伝送される。図
示のように、イベント伝送用パケットヘッダには、各パ
ケットを区別するための例えば32ビットのシーケンス
ナンバ情報が含まれており、パケット紛失を端末側にお
いて検出することができる。さらに、イベント伝送用パ
ケットヘッダには、例えば4ビットのデータタイプ情
報、4ビットのリザーブ領域、8ビットのヒストリ長情
報(p)、16ビットのデータサイズ情報、及びCEH
(Critical Event History)情報が含まれている。CE
H情報領域には、各32ビットのp個のキャッシュされ
ているシーケンスナンバ情報が含まれている。ヒストリ
長情報には、CEH情報の情報数、すなわちこの場合p
個を示す値pが格納される。
ent Packet Header:EPH)のフォーマットを示して
おり、このようなパケットヘッダがイベントデータと共
に、UDPのデータグラムに載せられて伝送される。図
示のように、イベント伝送用パケットヘッダには、各パ
ケットを区別するための例えば32ビットのシーケンス
ナンバ情報が含まれており、パケット紛失を端末側にお
いて検出することができる。さらに、イベント伝送用パ
ケットヘッダには、例えば4ビットのデータタイプ情
報、4ビットのリザーブ領域、8ビットのヒストリ長情
報(p)、16ビットのデータサイズ情報、及びCEH
(Critical Event History)情報が含まれている。CE
H情報領域には、各32ビットのp個のキャッシュされ
ているシーケンスナンバ情報が含まれている。ヒストリ
長情報には、CEH情報の情報数、すなわちこの場合p
個を示す値pが格納される。
【0076】講師端末12とプライマリレッスンマネー
ジャ14Aとの間、プライマリレッスンマネージャ14
Aとセカンダリレッスンマネージャ15との間のイベン
ト伝送についてさらに詳細に説明する。
ジャ14Aとの間、プライマリレッスンマネージャ14
Aとセカンダリレッスンマネージャ15との間のイベン
ト伝送についてさらに詳細に説明する。
【0077】(1) 上述したように、講師端末12とプラ
イマリレッスンマネージャ14Aとの間、プライマリレ
ッスンマネージャ14Aとセカンダリレッスンマネージ
ャ15との間におけるイベント伝送は信頼性のあるTC
Pを利用して行なう。 (2) イべントデータは、まず講師端末12からプライマ
リレッスンマネージャ14Aまで伝送される。この場合
のように、レッスンマネージャが複数個設置されている
場合、プライマリレッスンマネージャ14Aは、そのイ
ベントデータを、更にセカンダリレッスンマネージャ1
5まで中継する。 (3) 各レッスンマネージャ14A及び15は、受信した
イベントデータを管理下の受講者端末131〜13n及び
161〜16mに伝送する。
イマリレッスンマネージャ14Aとの間、プライマリレ
ッスンマネージャ14Aとセカンダリレッスンマネージ
ャ15との間におけるイベント伝送は信頼性のあるTC
Pを利用して行なう。 (2) イべントデータは、まず講師端末12からプライマ
リレッスンマネージャ14Aまで伝送される。この場合
のように、レッスンマネージャが複数個設置されている
場合、プライマリレッスンマネージャ14Aは、そのイ
ベントデータを、更にセカンダリレッスンマネージャ1
5まで中継する。 (3) 各レッスンマネージャ14A及び15は、受信した
イベントデータを管理下の受講者端末131〜13n及び
161〜16mに伝送する。
【0078】次に、各レッスンマネージャ14A及び1
5とそれぞれの管理下の受講者端末131〜13n及び1
61〜16mとの間におけるイベント伝送について詳細に
説明する。
5とそれぞれの管理下の受講者端末131〜13n及び1
61〜16mとの間におけるイベント伝送について詳細に
説明する。
【0079】(1) レッスンマネージャ14A及び15と
各受講者端末131〜13n及び161〜16mとの間にお
けるイベント伝送は、UDPを用いてマルチキャスト又
はユニキャストで行なう。イベントデータは、パケット
ヘッダとともにUDPデータグラムに格納されて伝送さ
れる。
各受講者端末131〜13n及び161〜16mとの間にお
けるイベント伝送は、UDPを用いてマルチキャスト又
はユニキャストで行なう。イベントデータは、パケット
ヘッダとともにUDPデータグラムに格納されて伝送さ
れる。
【0080】(2) レッスンマネージャ14A及び15の
イベント処理部151Aでは、イベントキャッシュ15
0が、講師端末12から伝送されたクリティカルイベン
トのイベントデータを所定のデータ数までキャッシング
する。キャッシュするイベントデータの数は、ネットワ
ークの状況に応じてダイナミックに変化させる。すなわ
ち、パケット紛失が多い場合には、キャッシュするイベ
ントの数を増やす。
イベント処理部151Aでは、イベントキャッシュ15
0が、講師端末12から伝送されたクリティカルイベン
トのイベントデータを所定のデータ数までキャッシング
する。キャッシュするイベントデータの数は、ネットワ
ークの状況に応じてダイナミックに変化させる。すなわ
ち、パケット紛失が多い場合には、キャッシュするイベ
ントの数を増やす。
【0081】(3) レッスンマネージャ14A及び15の
イベント処理部151Aは、講師端末12から伝送され
たイベントデータにイベント伝送パケットヘッダをつけ
て、マルチキャスト又はユニキャストで各端末に伝送す
る。この際、イベント伝送パケットヘッダのCEHエン
トリには、イベントキャッシュ150にキャッシングさ
れている過去のクリティカルイベントの、シーケンスナ
ンバが格納される。
イベント処理部151Aは、講師端末12から伝送され
たイベントデータにイベント伝送パケットヘッダをつけ
て、マルチキャスト又はユニキャストで各端末に伝送す
る。この際、イベント伝送パケットヘッダのCEHエン
トリには、イベントキャッシュ150にキャッシングさ
れている過去のクリティカルイベントの、シーケンスナ
ンバが格納される。
【0082】(4) UDPデータグラムを受信した受講者
端末131〜13n及び161〜16mでは、イベント伝送
パケットヘッダにおけるシーケンスナンバに基づいてパ
ケット紛失の有無を判断する。パケット紛失が検出され
且つ紛失されたパケットのシーケンスナンバがCEHエ
ントリのいずれかと一致する場合、受講者端末131〜
13n及び161〜16mは、レッスンマネージャ14A
及び15のイベント処理部151Aに対して、そのイベ
ントの再送を要求する。
端末131〜13n及び161〜16mでは、イベント伝送
パケットヘッダにおけるシーケンスナンバに基づいてパ
ケット紛失の有無を判断する。パケット紛失が検出され
且つ紛失されたパケットのシーケンスナンバがCEHエ
ントリのいずれかと一致する場合、受講者端末131〜
13n及び161〜16mは、レッスンマネージャ14A
及び15のイベント処理部151Aに対して、そのイベ
ントの再送を要求する。
【0083】(5) イベントの再送要求を受けたレッスン
マネージャ14A及び15のイベント処理部151A
は、その受講者端末に対して要求されたイベントデータ
をイベントキャッシュ150から再送する。
マネージャ14A及び15のイベント処理部151A
は、その受講者端末に対して要求されたイベントデータ
をイベントキャッシュ150から再送する。
【0084】次に、レッスンマネージャ14A及び15
の基本機能について、図8に示すフローチャートを参照
して説明する。 (1) 各レッスンマネージャ14A及び15のリクエスト
受信部142は、講師端末12及び受講者端末131〜
13n及び161〜16mからHTTPによる教材等のリ
クエストを受信する(ステップS31)。この場合、レ
ッスンマネージャが複数存在するので、講師端末12の
リクエストは、プライマリレッスンマネージャ14Aを
経由してセカンダリレッスンマネージャ15にも送られ
る。
の基本機能について、図8に示すフローチャートを参照
して説明する。 (1) 各レッスンマネージャ14A及び15のリクエスト
受信部142は、講師端末12及び受講者端末131〜
13n及び161〜16mからHTTPによる教材等のリ
クエストを受信する(ステップS31)。この場合、レ
ッスンマネージャが複数存在するので、講師端末12の
リクエストは、プライマリレッスンマネージャ14Aを
経由してセカンダリレッスンマネージャ15にも送られ
る。
【0085】(2) リクエスト受信部142は、レスポン
スキャッシュ145を調べる(ステップS32)。もし
も、レスポンスキャッシュ145がヒットしなければ、
中継処理部141に講師端末12からのリクエストを与
えて、該リクエストをHTTPサーバ11に中継する
(ステップS33)。
スキャッシュ145を調べる(ステップS32)。もし
も、レスポンスキャッシュ145がヒットしなければ、
中継処理部141に講師端末12からのリクエストを与
えて、該リクエストをHTTPサーバ11に中継する
(ステップS33)。
【0086】(3) レッスンマネージャ14A及び15の
リクエスト確認部143が、それぞれの管理下の全ての
クライアント端末、すなわち講師端末12、受講者端末
131〜13n及び161〜16mからHTTPのリクエス
トを受けたか否かを、チェックする(ステップS3
4)。もしも、リクエストを出していない受講者端末
(それぞれ131〜13n及び161〜16mのうちのいず
れか)があれば、要求処理部144を介して、講師端末
12と同様のリクエストを出すように、該当する受講者
端末に通知する(ステップS35)。
リクエスト確認部143が、それぞれの管理下の全ての
クライアント端末、すなわち講師端末12、受講者端末
131〜13n及び161〜16mからHTTPのリクエス
トを受けたか否かを、チェックする(ステップS3
4)。もしも、リクエストを出していない受講者端末
(それぞれ131〜13n及び161〜16mのうちのいず
れか)があれば、要求処理部144を介して、講師端末
12と同様のリクエストを出すように、該当する受講者
端末に通知する(ステップS35)。
【0087】(4) 管理下の講師端末12、受講者端末1
31〜13n又は161〜16mの全てからのリクエストが
出揃ったら、リクエスト確認部143は、各受講者端末
131〜13n又は161〜16mからのリクエストの内容
を講師端末12からのリクエストと比較する(ステップ
S36)。もしも、講師端末12と異なるリクエストを
出している受講者端末が存在すれば、要求処理部144
を介して、その受講者端末(それぞれ131〜13n及び
161〜16mのうちのいずれか)に正しいリクエストを
出すように通知する(ステップS37)。
31〜13n又は161〜16mの全てからのリクエストが
出揃ったら、リクエスト確認部143は、各受講者端末
131〜13n又は161〜16mからのリクエストの内容
を講師端末12からのリクエストと比較する(ステップ
S36)。もしも、講師端末12と異なるリクエストを
出している受講者端末が存在すれば、要求処理部144
を介して、その受講者端末(それぞれ131〜13n及び
161〜16mのうちのいずれか)に正しいリクエストを
出すように通知する(ステップS37)。
【0088】(5) HTTPサーバ11からレッスンマネ
ージャ14A及び15のレスポンス処理部147Aがレ
スポンスを受けとる(ステップS38)。なお、レスポ
ンスキャッシュ145がヒットしている場合には、ステ
ップS38において、レスポンス処理部147Aは、レ
スポンスキャッシュ145からレスポンスを受けとる。
ージャ14A及び15のレスポンス処理部147Aがレ
スポンスを受けとる(ステップS38)。なお、レスポ
ンスキャッシュ145がヒットしている場合には、ステ
ップS38において、レスポンス処理部147Aは、レ
スポンスキャッシュ145からレスポンスを受けとる。
【0089】(6) レスポンス処理部147Aは、管理下
の講師端末12、受講者端末131〜13n又は161〜
16mの各端末にHTTPサーバ11のレスポンスを伝
送する(ステップS39)。ステップS39における受
講者端末131〜13n又は161〜16mへのレスポンス
の伝送は、レスポンス処理部147Aから端末監視部1
48Aを介して行われる。
の講師端末12、受講者端末131〜13n又は161〜
16mの各端末にHTTPサーバ11のレスポンスを伝
送する(ステップS39)。ステップS39における受
講者端末131〜13n又は161〜16mへのレスポンス
の伝送は、レスポンス処理部147Aから端末監視部1
48Aを介して行われる。
【0090】(7) セカンダリレッスンマネージャ15の
端末監視部148Aは、管理下の全ての受講者端末16
1〜16mがロードを終了すると、ロードが終了したこと
を示す情報を、セカンダリレッスンマネージャ15の状
態通知部149Aよりプライマリレッスンマネージャ1
4Aの状態通知部149Aに送る(ステップS40)。
端末監視部148Aは、管理下の全ての受講者端末16
1〜16mがロードを終了すると、ロードが終了したこと
を示す情報を、セカンダリレッスンマネージャ15の状
態通知部149Aよりプライマリレッスンマネージャ1
4Aの状態通知部149Aに送る(ステップS40)。
【0091】(8) プライマリレッスンマネージャ14A
の端末監視部148Aは、管理下の受講者端末131〜
13n及びセカンダリレッスンマネージャ15の管理下
の受講者端末161〜16mの全てがロードを終了する
と、ロードが終了したことをレッスンマネージャ14A
の状態通知部149Aより講師端末12に通知する(ス
テップS41)。
の端末監視部148Aは、管理下の受講者端末131〜
13n及びセカンダリレッスンマネージャ15の管理下
の受講者端末161〜16mの全てがロードを終了する
と、ロードが終了したことをレッスンマネージャ14A
の状態通知部149Aより講師端末12に通知する(ス
テップS41)。
【0092】(9) レスポンスキャッシュ145により、
キャッシングを行なう(ステップS42)。 (10) ログ処理部146により、アクセスログを保存す
る(ステップS43)。
キャッシングを行なう(ステップS42)。 (10) ログ処理部146により、アクセスログを保存す
る(ステップS43)。
【0093】以上のように、複数のレッスンマネージャ
14A及び15を利用することによって、第1の実施の
形態における効果に加えて、次のような効果が得られ
る。 〔1〕レッスンマネージャ複数設置による負荷分散 企業内ネットワークでは物理的に離れているビルの間の
LAN(ローカルエリアネットワーク)間接続には、ほ
とんどの場合、ダイアルアップ接続又はテジタル専用線
接続を用いている。通常のLAN内の接続に比して、L
AN間接続の方がバンド幅が狭く、社内ネットワークの
ボトルネックになり易い(例えば、図4におけるLAN
1とLAN2)。LAN1とLAN2とにまたがって講
義を行ないたい時、これら2つのLANの両方にそれぞ
れレッスンマネージャを設置することによって、低速回
線を通るトラフィックを、セカンダリレッスンマネージ
ャ15がない場合の1/mまで削減することが可能であ
る。
14A及び15を利用することによって、第1の実施の
形態における効果に加えて、次のような効果が得られ
る。 〔1〕レッスンマネージャ複数設置による負荷分散 企業内ネットワークでは物理的に離れているビルの間の
LAN(ローカルエリアネットワーク)間接続には、ほ
とんどの場合、ダイアルアップ接続又はテジタル専用線
接続を用いている。通常のLAN内の接続に比して、L
AN間接続の方がバンド幅が狭く、社内ネットワークの
ボトルネックになり易い(例えば、図4におけるLAN
1とLAN2)。LAN1とLAN2とにまたがって講
義を行ないたい時、これら2つのLANの両方にそれぞ
れレッスンマネージャを設置することによって、低速回
線を通るトラフィックを、セカンダリレッスンマネージ
ャ15がない場合の1/mまで削減することが可能であ
る。
【0094】〔2〕レッスンマネージャ複数設置による
サポートユーザ数の増加 HTTPサーバ11に同時にアクセスできるクライアン
ト端末の数には上限がある。レッスンマネージャ14A
及び15等を経由せず、全てのリクエストが直接にHT
TPサーバ11に送信された場合、サーバの同時アクセ
ス数の上限を超えたリクエストはエラーになってしま
う。しかし、レッスンマネージャ14A及び15を利用
すれば、HTTPサーバ11には、講師端末12からの
リクエストしか送信されないため、このような問題の起
こる確率が非常に低くなる。また、複数のレッスンマネ
ージャを設置することにより、講義に参加することがで
きる受講者の数を容易に増加させることができる。
サポートユーザ数の増加 HTTPサーバ11に同時にアクセスできるクライアン
ト端末の数には上限がある。レッスンマネージャ14A
及び15等を経由せず、全てのリクエストが直接にHT
TPサーバ11に送信された場合、サーバの同時アクセ
ス数の上限を超えたリクエストはエラーになってしま
う。しかし、レッスンマネージャ14A及び15を利用
すれば、HTTPサーバ11には、講師端末12からの
リクエストしか送信されないため、このような問題の起
こる確率が非常に低くなる。また、複数のレッスンマネ
ージャを設置することにより、講義に参加することがで
きる受講者の数を容易に増加させることができる。
【0095】すなわち、図9に従来のURL連動方式、
イベント連動方式及びこの発明によるレッスンマネージ
ャを用いる方式の比較を示すように、従来の方式に比し
て次のような利点がある。 (a) 教材の作成に特殊なHTMLを用いた記述を必要と
しないため、インターネット上にある豊富な素材をその
まま教材として利用することができる。 (b) 端末間教材の同期表示が保証されるばかりでなく、
講師が受講者端末の教材表示進行状況を把握することが
できることから、遠隔講義のスムーズな進行が可能にな
る。 (c) 講師端末と受講者端末との間の連動の度合が高く、
拡張性と汎用性に優れている。 (d) 負荷分散によるネットワーク資源の有効利用が可能
であり、教材表示の同期が達成されるまでの遅延時間を
短く抑えることができる。 (e) レッスンマネージャの複数設置により、サポート可
能なユーザ数(受講者数)を大幅に増加させることがで
きる。
イベント連動方式及びこの発明によるレッスンマネージ
ャを用いる方式の比較を示すように、従来の方式に比し
て次のような利点がある。 (a) 教材の作成に特殊なHTMLを用いた記述を必要と
しないため、インターネット上にある豊富な素材をその
まま教材として利用することができる。 (b) 端末間教材の同期表示が保証されるばかりでなく、
講師が受講者端末の教材表示進行状況を把握することが
できることから、遠隔講義のスムーズな進行が可能にな
る。 (c) 講師端末と受講者端末との間の連動の度合が高く、
拡張性と汎用性に優れている。 (d) 負荷分散によるネットワーク資源の有効利用が可能
であり、教材表示の同期が達成されるまでの遅延時間を
短く抑えることができる。 (e) レッスンマネージャの複数設置により、サポート可
能なユーザ数(受講者数)を大幅に増加させることがで
きる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る遠
隔講義システムでは、レッスンマネージャにより、各受
講者端末のリクエストを講師端末に一致させ、講師端末
からのリクエストによりウェブサーバからのレスポンス
を得て講師端末及び複数の受講者端末に配信し、各受講
者端末の状態を講師端末に通知して、教材の同期表示を
保証する。レッスンマネージャにキャッシュを設けれ
ば、ウェブサーバからのレスポンスをキャッシングする
こともできる。講師端末で発生したイベントのイベント
情報を各受講者端末に伝送して、イベント連動方式をベ
ースとする教材の同期表示を保証することも可能であ
る。さらに、レッスンマネージャを、従属的に結合して
複数個設け、最上位のレッスンマネージャのみを講師端
末に直接結合し、下位のレッスンマネージャは上位のレ
ッスンマネージャを介して講師端末に結合するととも
に、最上位のレッスンマネージャのみは、講師端末への
ウェブサーバからのレスポンスの配信を行うようにすれ
ば、負荷を効果的に分散することができる。
隔講義システムでは、レッスンマネージャにより、各受
講者端末のリクエストを講師端末に一致させ、講師端末
からのリクエストによりウェブサーバからのレスポンス
を得て講師端末及び複数の受講者端末に配信し、各受講
者端末の状態を講師端末に通知して、教材の同期表示を
保証する。レッスンマネージャにキャッシュを設けれ
ば、ウェブサーバからのレスポンスをキャッシングする
こともできる。講師端末で発生したイベントのイベント
情報を各受講者端末に伝送して、イベント連動方式をベ
ースとする教材の同期表示を保証することも可能であ
る。さらに、レッスンマネージャを、従属的に結合して
複数個設け、最上位のレッスンマネージャのみを講師端
末に直接結合し、下位のレッスンマネージャは上位のレ
ッスンマネージャを介して講師端末に結合するととも
に、最上位のレッスンマネージャのみは、講師端末への
ウェブサーバからのレスポンスの配信を行うようにすれ
ば、負荷を効果的に分散することができる。
【0097】この発明に係るレッスンマネージャは、各
受講者端末のリクエストを講師端末に一致させ、講師端
末からのリクエストによりウェブサーバからのレスポン
スを得て講師端末及び複数の受講者端末に配信し、各受
講者端末の状態を講師端末に通知して、教材の同期表示
を保証し得る遠隔講義システムを構築する。
受講者端末のリクエストを講師端末に一致させ、講師端
末からのリクエストによりウェブサーバからのレスポン
スを得て講師端末及び複数の受講者端末に配信し、各受
講者端末の状態を講師端末に通知して、教材の同期表示
を保証し得る遠隔講義システムを構築する。
【0098】このネットワークシステムは、制御手段に
より、各第2の端末のリクエストを第1の端末のリクエ
ストに一致させ、各第1の端末からのリクエストにより
ウェブサーバからのレスポンスを得て第1の端末及び複
数の第2の端末に配信し、各第2の端末の状態を第1の
端末に通知して、情報の同期表示を保証することができ
る。従って、例えば、上述の遠隔講義システムなどを構
築することができる。
より、各第2の端末のリクエストを第1の端末のリクエ
ストに一致させ、各第1の端末からのリクエストにより
ウェブサーバからのレスポンスを得て第1の端末及び複
数の第2の端末に配信し、各第2の端末の状態を第1の
端末に通知して、情報の同期表示を保証することができ
る。従って、例えば、上述の遠隔講義システムなどを構
築することができる。
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る遠隔講義シ
ステムの構成を模式的に示すブロック図である。
ステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1の遠隔講義システムのレッスンマネージャ
の機能構成を模式的に示すブロック図である。
の機能構成を模式的に示すブロック図である。
【図3】図1の遠隔講義システムの主としてレッスンマ
ネージャにおける動作を説明するためのフローチャート
である。
ネージャにおける動作を説明するためのフローチャート
である。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係る遠隔講義シ
ステムの構成を模式的に示すブロック図である。
ステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】図4の遠隔講義システムのレッスンマネージャ
の機能構成を模式的に示すブロック図である。
の機能構成を模式的に示すブロック図である。
【図6】図4の遠隔講義システムにおけるイベント伝送
を説明するための模式図である。
を説明するための模式図である。
【図7】図4の遠隔講義システムにおけるイベント伝送
パケットヘッダのフォーマットの一例を説明するための
模式図である。
パケットヘッダのフォーマットの一例を説明するための
模式図である。
【図8】図4の遠隔講義システムの主としてレッスンマ
ネージャにおける動作を説明するためのフローチャート
である。
ネージャにおける動作を説明するためのフローチャート
である。
【図9】この発明による遠隔講義システムの効果を在来
のURL連動方式及びイベント連動方式と比較して説明
するための図である。
のURL連動方式及びイベント連動方式と比較して説明
するための図である。
【図10】従来の遠隔講義に用いられるURL連動方式
を説明するための模式的ブロック図である。
を説明するための模式的ブロック図である。
11 HTTPサーバ 12 講師端末 131〜13n 受講者端末 161〜16m 受講者端末 14,14A,15 レッスンマネージャ(LM) 17 ルータ 141 中継処理部 142 リクエスト受信部 143 リクエスト確認部 144 要求処理部 145 レスポンスキャッシュ 146 ログ処理部 147、147A レスポンス処理部 148,148A 端末監視部 149,149A 状態通知部 150 イベントキャッシュ 151,151A イベント処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 太一 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】ウェブブラウザを備え、講師が使用するた
めの講師端末と、 それぞれウェブブラウザを備え、受講者が使用するため
の複数の受講者端末と、 前記講師端末及び前記複数の受講者端末に結合され、教
材としてのウェブページをサービスするウェブサーバ
と、 前記講師端末及び複数の受講者端末と前記ウェブサーバ
との間に設置され、各前記受講者端末からの教材のリク
エストと前記講師端末からの教材のリクエストとを比較
して前記複数の受講者端末のリクエストを前記講師端末
のリクエストに一致させるように制御し、前記講師端末
から前記ウェブサーバへの教材のリクエスト及び該リク
エストに対する前記ウェブサーバからのレスポンスを中
継し、該レスポンスをリクエストに応じて前記講師端末
と各前記受講者端末に配信するとともに、各前記受講者
端末の教材のロード状態を前記講師端末に送信し表示さ
せるレッスンマネージャと、 を具備することを特徴とする遠隔講義システム。 - 【請求項2】前記レッスンマネージャは、従属的に結合
されて複数個設けられ、最上位のレッスンマネージャの
みが前記講師端末に直接結合され、下位のレッスンマネ
ージャは上位のレッスンマネージャを介して前記講師端
末に結合されるとともに、前記最上位のレッスンマネー
ジャのみが前記講師端末への前記ウェブサーバからのレ
スポンスの配信を行うことを特徴とする請求項1に記載
の遠隔講義システム。 - 【請求項3】前記レッスンマネージャは、前記ウェブサ
ーバからのレスポンスをキャッシングするキャッシュ手
段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔
講義システム。 - 【請求項4】前記レッスンマネージャは、前記講師端末
で発生したイベントのイベント情報を各前記受講者端末
に伝送する手段を備える、ことを特徴とする請求項1、
2、又は3に記載の遠隔講義システム。 - 【請求項5】前記レッスンマネージャは、前記ウェブサ
ーバからのレスポンス及び前記イベント情報をキャッシ
ングするキャッシュ手段を含むことを特徴とする請求項
4に記載の遠隔講義システム。 - 【請求項6】各前記受講者端末は、前記イベント情報の
うちの予め設定された一部のイベント情報の紛失が検出
された際に前記レッスンマネージャに再送を要求する手
段を含み、且つ前記レッスンマネージャは、各前記受講
者端末からの再送要求に応じて該当するイベント情報を
再送する手段を含むことを特徴とする請求項4又は5に
記載の遠隔講義システム。 - 【請求項7】講師端末からウェブサーバへの教材のリク
エストを中継する中継処理手段と、 複数の受講者端末からの教材のリクエストと前記講師端
末からの教材のリクエストとを比較して各前記受講者端
末のリクエストを前記講師端末のリクエストに一致させ
るべく制御するリクエスト整合手段と、 前記リクエストに対する前記ウェブサーバからのレスポ
ンスをリクエストに応じて前記講師端末及び各前記受講
者端末に配信するレスポンス処理手段と、 各前記受講者端末の教材のロード状態を前記講師端末に
送信し表示させる状態通知手段と、を具備することを特
徴とするレッスンマネージャ。 - 【請求項8】ウェブブラウザを備える第1の端末と、 それぞれウェブブラウザを備える複数の第2の端末と、 前記第1の端末及び前記複数の第2の端末に結合され、
ウェブページをサービスするウェブサーバと、 前記第1の端末及び前記複数の第2の端末と前記ウェブ
サーバとの間に設置され、各前記第2の端末から前記ウ
ェブサーバに対する情報のリクエストと前記第1の端末
から前記ウェブサーバに対する情報のリクエストとを比
較して、前記複数の第2の端末のリクエストを前記第1
の端末のリクエストに一致させるように制御し、前記第
1の端末から前記ウェブサーバへの教材のリクエスト及
び該リクエストに対する前記ウェブサーバからのレスポ
ンスを中継し、該レスポンスをリクエストに応じて前記
第1の端末及び各前記第2の端末に配信するとともに、
各前記第2の端末の情報のロード状態を前記第1の端末
に送信し表示させる制御手段と、 を具備することを特徴とするネットワークシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18044296A JPH1026926A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 遠隔講義システム、レッスンマネージャ及びネットワークシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18044296A JPH1026926A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 遠隔講義システム、レッスンマネージャ及びネットワークシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1026926A true JPH1026926A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16083313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18044296A Pending JPH1026926A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 遠隔講義システム、レッスンマネージャ及びネットワークシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1026926A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000356944A (ja) * | 1999-04-30 | 2000-12-26 | Junglebyte Pte Ltd | 通信ネットワークを介した教材の提供 |
JP2001338079A (ja) * | 2001-02-06 | 2001-12-07 | Enos:Kk | Web上の操作代行を伴った遠隔教育システム |
KR20010107279A (ko) * | 2000-05-26 | 2001-12-07 | 구광시 | 데이터가 수반되는 온라인 교육방법 |
JP2002247541A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 多地点映像表示制御方法および多地点映像表示制御を行う遠隔会議システム |
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WO2006038287A1 (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-13 | Syncplus, Inc. | 同期システム及び同期プログラム |
JP2006343857A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Receptor:Kk | ホームページのガイダンス装置 |
CN103399548A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-11-20 | 惠州Tcl移动通信有限公司 | 遥控智能设备的方法、移动终端、智能设备及系统 |
CN113257059A (zh) * | 2021-04-06 | 2021-08-13 | 周海波 | 一种基于智能云平台在线教育培训系统 |
-
1996
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