JPH10267715A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH10267715A
JPH10267715A JP8754597A JP8754597A JPH10267715A JP H10267715 A JPH10267715 A JP H10267715A JP 8754597 A JP8754597 A JP 8754597A JP 8754597 A JP8754597 A JP 8754597A JP H10267715 A JPH10267715 A JP H10267715A
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JP
Japan
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valve element
opening
valve
valve body
linear
Prior art date
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Pending
Application number
JP8754597A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Yasuda
晴夫 安田
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Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Seiko Co Ltd filed Critical Nitto Seiko Co Ltd
Priority to JP8754597A priority Critical patent/JPH10267715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測部に回転計測部をなくし、弁体の移動量
に比例した流量ー出力特性が得られる流量計を提供しよ
うとする。 【解決手段】 流量計本体2に流入口から流入する液体
が通過して流出口に達する流路を設け、この流路内に開
口部2eを設け、この開口部2eを塞ぐ位置に永久マグ
ネットが内蔵された弁体3を移動可能に配置し、開口部
2eの弁体移動方向の長さを弁体3の全長の1/2以下
とするとともに、この弁体3の移動路近くに弁体3の移
動方向と直交する方向の磁力を検出するリニア感磁素子
6を配置し、このリニア感磁素子6の中心を開口部2e
が閉止される状態にある弁体3の中心と前記開口部2e
から離れた位置にある弁体3の端縁との間に位置させて
いる。そのため、リニア感磁素子6は弁体3の中心のみ
の磁力を検出して、弁体端縁付近の磁力を検出すること
がなく、リニア感磁素子6の出力特性のうち線形部分の
みを利用して弁体3の移動量を検出することができ、正
確な液体計測が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の流量を計測
する流量計、特に回転計測部を使用せずに液体の流量を
計測する流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、液体の流量計測が工業界はもとよ
り食品業界、薬品・医療機器業界でも広く行われるよう
になり、高精度な流量計測に加え、計測中に液体に不純
物が混じらないクリーンな状態下での流量計測が要求さ
れるようになってきている。これら要求に応え、図4に
示す流量計が創案されている。この流量計1は液体の流
入口2a、流出口2bそれぞれに連通してかつ直交する
方向に延びる第1流路2cおよび第2流路2dならびに
これら流路2c,2dに連通する開口部2eが設けられ
た流量計本体2を有している。この流量計本体2の第1
流路2c内には防錆処理された永久マグネット3aでな
る弁体3が配置されており、第1流路2cの壁面とわず
かな間隙をおいて移動するように構成されている。しか
も、この弁体3は常時前記第1流路2cと第2流路2d
とが交差する開口部2eを塞ぐように位置し、流出口2
bに連通する第2流路2dの圧力が低下すると、弁体3
が移動して前記開口部2eが開放されるように構成され
ている。また、この流量計本体2には弁体3の移動路端
に位置して前記永久マグネット3aと反発する反発力を
有する固定側マグネット51が配置されており、弁体3
が永久マグネット3aとの反発力で押し下げられるよう
に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の流量計では、
弁体3の移動時に、弁体3と第1流路2cの壁面との間
に機械的摺動抵抗がないことから、流入口2a側と流出
口2b側との間に差圧が生じると、弁体3が移動でき、
微少流量域での液体の計測ができるのみならず、液体に
不純物が混じらないクリーンな状態下での計測ができ
る。しかしながら、この流量計では、弁体の移動量がそ
の移動路に近接して設けられたリニア感磁素子6により
検出されて、その検出値から液体の流量が算出されてい
るが、リニア感磁素子6の出力特性が図3に示すように
永久マグネットでなる弁体3の両端縁近くになると非線
形となる関係で、リニア感磁素子6の取り付け位置によ
っては、弁体3の移動量を正確に検出することができ
ず、正確な液体計測ができなくなる等の欠点が生じてい
る。
【0004】本発明は、上記欠点の除去を目的とするも
ので、計測部に回転計測部をなくし、弁体の移動量に比
例した流量ー出力特性が得られる流量計を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】流量計本体に流入口から
流入する液体が通過して流出口に達する流路を設け、こ
の流路内に流入口側と流出口側とを区切る開口部を設け
るとともに、この開口部を塞ぐ位置に永久マグネットが
内蔵された弁体を移動可能に配置し、この弁体の移動路
近くにその移動方向と直交する方向の磁力を検出して弁
体の移動量を検出するリニア感磁素子を配置する一方、
流量計本体の弁体の移動路端側に位置して弁体が前記開
口部を塞ぐように付勢する弁体付勢手段を設けた流量計
において、流量計本体内の開口部の弁体移動方向の長さ
を弁体の全長の1/2以下とする一方、リニア感磁素子
の中心を開口部が閉止される状態にある弁体の中心と前
記開口部から離れた位置にある弁体の端縁との間に位置
させている。
【0006】また、前記弁体が開口部を閉止する時のリ
ニア感磁素子の出力信号に所定値を加算してゼロ出力信
号とするゼロ点調整部を設けてもよい。
【0007】さらに、弁体が開口部を最大開放する時の
リニア感磁素子の出力信号を所定の出力信号に調整する
信号スパン調整部を設けてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1において、1は液体の流量を計
測する流量計であり、流入口2aと流出口2bとを有す
る流量計本体2を有している。この流量計本体2には、
流入口2aに連通して直立する方向に延びる横断面円形
の第1流路2cと流量計本体2の中間位置で第1流路2
cと直交する方向に延びかつ流出口2bに連通する横断
面円形の第2流路2dとが設けられている。また、この
第1流路2cと第2流路2dとの間には、第1流路2c
の周壁を切って第2流路2dの端面を切り抜いて流入口
2a側と流出口2b側とを区切る開口部2eが設けられ
ており、後記する弁体3がこの開口部2eを開閉するよ
うに構成されている。前記開口部2eの弁体移動方向の
長さは弁体3の全長の1/2以下となる略矩形状をなし
ており、弁体3が移動する時、開口部2eの面積が一定
比で増加するように構成されている。なお、前記略矩形
状は略三角形状としてもよく、この場合微少流量域での
高精度な計測が可能となる。
【0009】前記第1流路2c内には、開口部2eの下
端側に位置してストッパ機構4が取付けられており、こ
のストッパ機構4には柱状の弁体3が載置されている。
この弁体3は第1流路2cの壁面と全周にわたって液体
が通過できる間隙をおいて配置されており、機械的摩擦
抵抗無く弁体3が移動可能に構成されている。また、こ
の弁体3は内部に永久マグネット3aを内包した耐摩耗
性、耐食性に優れた樹脂材でなっており、弁体3が第1
流路2cに沿って移動する際に第1流路2cの壁面に摺
動することがあっても、摩擦粉の発生がないように構成
されている。なお、弁体3を永久マグネットで構成し
て、その表面を耐摩耗性、耐食性に優れた樹脂でコーテ
ィング加工してもよい。
【0010】前記流量計本体2には、第1流路2cの上
端側に位置してかつ液体と隔離されて弁体3内の永久マ
グネット3aと反発する磁力を発生するマグネット部5
が弁体付勢手段として設けられており、常時永久マグネ
ット3aとマグネット部5との反発力で弁体3がストッ
パ機構4に当接する方向に押し下げられるように構成さ
れている。前記マグネット部5は流入口2a側または流
出口2b側が閉止されると、弁体3を即座にストッパ機
構4に当接させて、開口部2eを閉止できるに十分な磁
力を持つように構成されている。このマグネット部5は
永久マグネットで構成してもよく、また電磁石で構成し
てもよく、マグネット部5からの磁力を大きくして、反
発力を大きくすることにより、一定流量に対する弁体3
の移動量を押さえて、流量範囲を任意に拡大することが
できる。なお、前記弁体付勢手段はばねであってもよ
い。
【0011】また、前記流量計本体2には第1流路2c
の上端と第2流路2dとを連結する背圧導入路2fが設
けられており、流出口2bから液体が流出すると、流出
口2b側の圧力が低下し、これが背圧導入路2fを通じ
て第1流路2c内の弁体3の背部に伝わり、ただちに弁
体3が上昇して流入口2c側の圧力と弁体3の背圧との
差圧すなわち弁体前後の圧力差とマグネット部の反発力
とがバランスする位置まで移動するように構成されてい
る。
【0012】一方、前記流量計本体2には第1流路2c
に接近して前記弁体3の移動方向と直交する方向の磁力
の変化を検出するリニアホールセンサでなるリニア感磁
素子6が配置されており、このリニア感磁素子6の中心
は開口部2eが閉止される状態にある弁体3の中心と前
記開口部2eから離れた位置にある弁体3の端縁とのほ
ぼ中間に配置されている。そのため、弁体3が閉止状態
から開放状態になるまで移動しても、リニア感磁素子6
は弁体3の中心付近の磁力を検出するのみで、リニア感
磁素子6の線形特性のみを利用して弁体3の移動量を検
出することができる。なお、リニア感磁素子6の中心位
置は前述の中間位置に限定されるものではなく、中間位
置付近でよい。また、このリニア感磁素子6の出力信号
は図2に示すようにゼロ点調整部7に出力され、前記弁
体3が開口部2eを閉止する時のリニア感磁素子6の出
力信号に所定値が加算されて、流量のゼロ表示に適した
ゼロ出力信号が得られるように構成されている。
【0013】前記ゼロ点調整部7の出力信号は信号スパ
ン調整部8に出力され、弁体3が開口部2eを最大開放
する時のリニア感磁素子6の出力信号から流量換算に適
した所定幅の出力信号が得られるように構成されてい
る。さらに、この信号スパン調整部8の出力信号は出力
部9に送られ、電圧または電流信号に変換され、瞬時流
量信号として出力されるように構成されている。
【0014】上記流量計において、流出口2b側に配置
されたバルブ(図示せず)が開放されて、液体が流出口
2bから流出すると、その付近の液体の圧力が低下し、
これが背圧導入路2fを介して第1流路2c内の弁体3
の背部に伝えられる。そのため、弁体の背部の圧力が低
下し、弁体3の上、下部に差圧が発生する。この差圧の
発生により弁体3は上昇し始め、開口部2eが徐々に開
放されて、液体の流出量が増加し、差圧がマグネット部
5の反発力とバランスするところで弁体3は停止する。
この時、弁体3の位置はリニア感磁素子6により検出さ
れ、この位置から弁体3の移動量が算出されるが、弁体
3が閉止位置から開口部2eを最大開放するまで移動し
ても、リニア感磁素子6は弁体3の中心側の1/2の長
さにわたる磁力を検出するのみで、弁体3の端縁付近の
磁力を検出することがない関係で、弁体3の移動量はリ
ニア感磁素子6の線形特性のみを利用して検出される。
【0015】前記リニア感磁素子6の出力信号はゼロ点
調整部7および信号スパン調整部8に出力され、流量計
測開始時のゼロ点および最大流量時の最大出力信号が調
整されて後の検出信号となって、出力部9に出力され、
弁体3の移動量に正確に比例した液体の瞬時流量信号が
出力され、正確な液体計測をすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は流量計本
体に流入口から流入する液体が通過して流出口に達する
流路を設け、この流路内に流入口側と流出口とを区切る
開口部を設け、この開口部を塞ぐ位置に永久マグネット
が内蔵された弁体を移動可能に配置し、開口部の弁体移
動方向の長さを弁体の全長の1/2以下とするとともに
この弁体の移動路近くに弁体の移動方向と直交する方向
の磁力を検出するリニア感磁素子を配置し、このリニア
感磁素子の中心を開口部が閉止される状態にある弁体の
中心と前記開口部から離れた位置にある弁体の端縁との
間に配置しているため、リニア感磁素子は弁体の端縁付
近の磁力を検出することがなく、リニア感磁素子の出力
特性のうち線形部分のみを利用して弁体の移動量を検出
することができ、正確に弁体の移動量を信号に変換して
正確な液体の流量を算出することができ、正確な液体計
測が可能となる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流量計の要部拡大断面図である。
【図2】本発明に係る信号処理回路のブロック図であ
る。
【図3】従来例に係るリニア感磁素子の弁体移動量ー出
力信号特性図である。
【図4】従来例の一部を切り欠いた外観図である。
【符号の説明】
1 流量計 2 流量計本体 2a 流入口 2b 流出口 2c 第1流路 2d 第2流路 2e 開口部 2f 背圧導入路 3 弁体 3a 永久マグネット 4 ストッパ機構 5 マグネット部 6 リニア感磁素子 7 ゼロ調整部 8 信号スパン調整部 9 出力部 51 固定側マグネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流量計本体に流入口から流入する液体が通
    過して流出口に達する流路を設け、この流路内に流入口
    側と流出口側とを区切る開口部を設けるとともに、この
    開口部を塞ぐ位置に永久マグネットが内蔵された弁体を
    移動可能に配置し、さらにこの弁体の移動路近くにその
    移動方向と直交する方向の磁力を検出して弁体の移動量
    を検出するリニア感磁素子を配置する一方、 流量計本体の弁体の移動路端側に位置して弁体が前記開
    口部を塞ぐように付勢する弁体付勢手段を設けた流量計
    において、 流量計本体内の開口部の弁体移動方向の長さを弁体の全
    長の1/2以下とする一方、 リニア感磁素子の中心を開口部が閉止される状態にある
    弁体の中心と前記開口から離れた位置にある弁体の端縁
    との間に位置させたことを特徴とする流量計。
  2. 【請求項2】弁体が開口部を閉止する時のリニア感磁素
    子の出力信号に所定値を加算してゼロ出力信号とするゼ
    ロ点調整部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    流量計。
  3. 【請求項3】弁体が開口部を最大開放する時のリニア感
    磁素子の出力信号を所定の出力信号に調整する信号スパ
    ン調整部を設けたことを特徴とする請求項1または2に
    記載の流量計。
JP8754597A 1997-03-21 1997-03-21 流量計 Pending JPH10267715A (ja)

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JP8754597A JPH10267715A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 流量計

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