JPH10267616A - キャリブレーション方法およびキャリブレーション装置、並びに補正方法および補正装置 - Google Patents
キャリブレーション方法およびキャリブレーション装置、並びに補正方法および補正装置Info
- Publication number
- JPH10267616A JPH10267616A JP9073202A JP7320297A JPH10267616A JP H10267616 A JPH10267616 A JP H10267616A JP 9073202 A JP9073202 A JP 9073202A JP 7320297 A JP7320297 A JP 7320297A JP H10267616 A JPH10267616 A JP H10267616A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 物体を、ステレオカメラで撮像して得られる
2次元画像から、その物体の3次元空間における、正確
な位置情報を求めることができるようにする。 【解決手段】 ステレオカメラのキャリブレーションが
歪んだ座標系(歪み座標系)で行われた場合において、
長さが√2などの既知の定規を、ステレオカメラで撮影
して、その結果得られる2次元画像から、定規の長さを
求める。そして、この2次元画像から求められた定規の
長さと、その定規の実際の長さとから、歪んだ座標系に
おけるx軸、y軸の、本来の方向に対する傾きα,βを
求める。
2次元画像から、その物体の3次元空間における、正確
な位置情報を求めることができるようにする。 【解決手段】 ステレオカメラのキャリブレーションが
歪んだ座標系(歪み座標系)で行われた場合において、
長さが√2などの既知の定規を、ステレオカメラで撮影
して、その結果得られる2次元画像から、定規の長さを
求める。そして、この2次元画像から求められた定規の
長さと、その定規の実際の長さとから、歪んだ座標系に
おけるx軸、y軸の、本来の方向に対する傾きα,βを
求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリブレーショ
ン方法およびキャリブレーション装置、並びに補正方法
および補正装置に関し、特に、例えば、CCD(Charge
Coupled Device)カメラなどを複数台利用した、いわ
ゆるステレオカメラシステムなどに用いて好適なキャリ
ブレーション方法およびキャリブレーション装置、並び
に補正方法および補正装置に関する。
ン方法およびキャリブレーション装置、並びに補正方法
および補正装置に関し、特に、例えば、CCD(Charge
Coupled Device)カメラなどを複数台利用した、いわ
ゆるステレオカメラシステムなどに用いて好適なキャリ
ブレーション方法およびキャリブレーション装置、並び
に補正方法および補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオカメラ(以下、適宜、単
にカメラという)を2台などの複数台用いて、いわゆる
ステレオカメラを構成し、各カメラにより、3次元空間
内の物体を撮像して、その撮像の結果得られる2次元画
像から、物体の3次元空間における位置情報(3次元デ
ータ)を得るステレオカメラシステムが、従来より知ら
れている。
にカメラという)を2台などの複数台用いて、いわゆる
ステレオカメラを構成し、各カメラにより、3次元空間
内の物体を撮像して、その撮像の結果得られる2次元画
像から、物体の3次元空間における位置情報(3次元デ
ータ)を得るステレオカメラシステムが、従来より知ら
れている。
【0003】ここで、ステレオカメラシステムについて
は、例えば、奥富正敏、金出武雄、「複数の基線長を利
用したステレオマッチング」、電子情報通信学会論文誌
D−II Vol.J75−D−II No.8 p
p.1317−1327 1992年8月などに、その
詳細が開示されている。
は、例えば、奥富正敏、金出武雄、「複数の基線長を利
用したステレオマッチング」、電子情報通信学会論文誌
D−II Vol.J75−D−II No.8 p
p.1317−1327 1992年8月などに、その
詳細が開示されている。
【0004】ステレオカメラシステムでは、3次元空間
の位置情報を得ようとする対象の物体(対象物体)を、
複数のカメラで撮影(撮像)したときに、各カメラにお
ける、例えばCCDなどの光電変換素子の受光面(以
下、適宜、スクリーンという)上に投射される対象物体
の位置情報から、その対象物体の3次元空間における位
置情報が特定される。従って、3次元空間内のある位置
に存在する物体の位置情報と、その位置に対象物体があ
るときに、その対象物体が各カメラのスクリーン上に投
影される位置の位置情報との対応関係(位置情報対応関
係)を、あらかじめ求めておく必要があるが、これは、
キャリブレーションと呼ばれる。
の位置情報を得ようとする対象の物体(対象物体)を、
複数のカメラで撮影(撮像)したときに、各カメラにお
ける、例えばCCDなどの光電変換素子の受光面(以
下、適宜、スクリーンという)上に投射される対象物体
の位置情報から、その対象物体の3次元空間における位
置情報が特定される。従って、3次元空間内のある位置
に存在する物体の位置情報と、その位置に対象物体があ
るときに、その対象物体が各カメラのスクリーン上に投
影される位置の位置情報との対応関係(位置情報対応関
係)を、あらかじめ求めておく必要があるが、これは、
キャリブレーションと呼ばれる。
【0005】図7は、ステレオカメラシステムの構成例
を示している。
を示している。
【0006】パイプ101および102は、3次元空間
において、同一平面に含まれ、かつ平行になるように配
置されており、台車103は、このパイプ101および
102に沿って滑らかに移動することができるように設
置されている。そして、台車103には、ステレオカメ
ラとしてのカメラ104および105が取り付けられて
いる。
において、同一平面に含まれ、かつ平行になるように配
置されており、台車103は、このパイプ101および
102に沿って滑らかに移動することができるように設
置されている。そして、台車103には、ステレオカメ
ラとしてのカメラ104および105が取り付けられて
いる。
【0007】以上のように構成されるステレオカメラシ
ステムにおいて、そのキャリブレーションを行う場合に
は、台車103、ひいてはカメラ104および105の
スライドした量を測定することができるように、パイプ
101および102に目盛りが付される。さらに、カメ
ラ104および105をスライドさせる方向と垂直な平
面内に、例えば、正方格子などが描かれた平板106が
設置される(カメラ104および105との距離を変え
る方向に対して垂直な平面内に、平板106が設置され
る)。
ステムにおいて、そのキャリブレーションを行う場合に
は、台車103、ひいてはカメラ104および105の
スライドした量を測定することができるように、パイプ
101および102に目盛りが付される。さらに、カメ
ラ104および105をスライドさせる方向と垂直な平
面内に、例えば、正方格子などが描かれた平板106が
設置される(カメラ104および105との距離を変え
る方向に対して垂直な平面内に、平板106が設置され
る)。
【0008】ここで、図7に示すように、例えば、平板
106に描かれた正方格子の左下隅を原点(0,0,
0)とし、その正方格子の横軸と平行な方向をx軸と、
その縦軸と平行な方向をy軸と、カメラ104および1
05がスライドする方向をz軸と、それぞれする3次元
の座標系(以下、適宜、ワールド座標系という)を定義
する。なお、図7において、正方格子よりも、カメラ1
04および105側が、z>0の範囲とする。
106に描かれた正方格子の左下隅を原点(0,0,
0)とし、その正方格子の横軸と平行な方向をx軸と、
その縦軸と平行な方向をy軸と、カメラ104および1
05がスライドする方向をz軸と、それぞれする3次元
の座標系(以下、適宜、ワールド座標系という)を定義
する。なお、図7において、正方格子よりも、カメラ1
04および105側が、z>0の範囲とする。
【0009】キャリブレーションを行う場合、まず、台
車103をスライドさせることにより、平板106が、
カメラ104および105との距離を変えて撮影され
る。
車103をスライドさせることにより、平板106が、
カメラ104および105との距離を変えて撮影され
る。
【0010】即ち、図8は、図7のステレオカメラシス
テムを上から見た場合の模式図を表しているが、同図に
示すように、カメラ104および105を、ある位置p
1に固定して、平板106を、その正方格子が映るよう
に撮影し、その後、カメラ104および105をスライ
ドさせ、他の位置p2において、再度、平板106を撮
影する。なお、図8では、カメラ104および105
を、長さLだけスライドさせて、そのスライド前後の位
置p1,p2から平板106を撮影している。また、同
図においては、カメラ104および105を、平板10
6から遠ざかる方向にスライドさせているが、カメラ1
04および105をスライドさせる方向は、その逆であ
っても良い。
テムを上から見た場合の模式図を表しているが、同図に
示すように、カメラ104および105を、ある位置p
1に固定して、平板106を、その正方格子が映るよう
に撮影し、その後、カメラ104および105をスライ
ドさせ、他の位置p2において、再度、平板106を撮
影する。なお、図8では、カメラ104および105
を、長さLだけスライドさせて、そのスライド前後の位
置p1,p2から平板106を撮影している。また、同
図においては、カメラ104および105を、平板10
6から遠ざかる方向にスライドさせているが、カメラ1
04および105をスライドさせる方向は、その逆であ
っても良い。
【0011】以上のように、カメラ104および105
をスライドして平板106を撮影することにより得られ
る2次元画像は、図9に示すように、カメラ104およ
び105を固定して、平板106をスライドしても得る
ことができる。
をスライドして平板106を撮影することにより得られ
る2次元画像は、図9に示すように、カメラ104およ
び105を固定して、平板106をスライドしても得る
ことができる。
【0012】即ち、同図に示すように、カメラ104お
よび105を、ある位置p1に固定して、平板106
を、その正方格子が映るように撮影し、その後、平板1
06を、z軸に沿って、カメラ104および105から
遠ざかる方向に、長さLだけスライドさせ、その位置
で、再度、平板106を撮影することによっても、図8
における場合と同様の2次元画像を得ることができる。
よび105を、ある位置p1に固定して、平板106
を、その正方格子が映るように撮影し、その後、平板1
06を、z軸に沿って、カメラ104および105から
遠ざかる方向に、長さLだけスライドさせ、その位置
で、再度、平板106を撮影することによっても、図8
における場合と同様の2次元画像を得ることができる。
【0013】図9における場合において、いま、平板1
06上に、そこに描かれた正方格子の左下隅を原点
(0,0)とし、その正方格子の水平方向または垂直方
向を、それぞれx軸またはy軸とする2次元座標系を考
えると、平板106をスライドさせる前では、その2次
元座標系における座標点(i,j)は、ワールド座標系
において、(i,j,0)と表すことができる。また、
平板106をスライドさせた後では、2次元座標系にお
ける座標点(i,j)は、ワールド座標系において、
(i,j,−L)と表すことができる。
06上に、そこに描かれた正方格子の左下隅を原点
(0,0)とし、その正方格子の水平方向または垂直方
向を、それぞれx軸またはy軸とする2次元座標系を考
えると、平板106をスライドさせる前では、その2次
元座標系における座標点(i,j)は、ワールド座標系
において、(i,j,0)と表すことができる。また、
平板106をスライドさせた後では、2次元座標系にお
ける座標点(i,j)は、ワールド座標系において、
(i,j,−L)と表すことができる。
【0014】いま、図9に示したように、平板106を
長さLだけスライドさせて正方格子を撮影したと考えた
場合に、図10に示すように、カメラ104の光学中心
O1、カメラ104のCCD111上の2次元座標系に
おいて座標(h,k)で表される点、スライドさせる前
の平板106上の2次元座標系において座標(p,q)
で表される点、およびスライドさせた後の平板106上
の2次元座標系において座標(r,s)で表される点
が、一直線上にのったとする。即ち、スライドさせる前
の平板106上の2次元座標系において座標(p,q)
で表される点、およびスライドさせた後の平板106上
の2次元座標系において座標(r,s)で表される点の
いずれも、CCD111上の2次元座標において座標
(h,k)で表される点に投射されたとする。
長さLだけスライドさせて正方格子を撮影したと考えた
場合に、図10に示すように、カメラ104の光学中心
O1、カメラ104のCCD111上の2次元座標系に
おいて座標(h,k)で表される点、スライドさせる前
の平板106上の2次元座標系において座標(p,q)
で表される点、およびスライドさせた後の平板106上
の2次元座標系において座標(r,s)で表される点
が、一直線上にのったとする。即ち、スライドさせる前
の平板106上の2次元座標系において座標(p,q)
で表される点、およびスライドさせた後の平板106上
の2次元座標系において座標(r,s)で表される点の
いずれも、CCD111上の2次元座標において座標
(h,k)で表される点に投射されたとする。
【0015】この場合、点(p,q)および(r,s)
を通る直線l上にある点は、すべて、CCD111上の
2次元座標系における点(h,k)に投射される。そこ
で、いま直線lを、ワールド座標系において表すと、次
のようになる。即ち、点(p,q)または(r,s)
は、上述したように、ワールド座標系において、点
(p,q,0)または(r,s,−L)と表すことがで
きる。従って、ワールド座標系において、直線lは、式 (x−r)/(p−r)=(y−s)/(q−s)=(z+L)/L ・・・(1) で表される。
を通る直線l上にある点は、すべて、CCD111上の
2次元座標系における点(h,k)に投射される。そこ
で、いま直線lを、ワールド座標系において表すと、次
のようになる。即ち、点(p,q)または(r,s)
は、上述したように、ワールド座標系において、点
(p,q,0)または(r,s,−L)と表すことがで
きる。従って、ワールド座標系において、直線lは、式 (x−r)/(p−r)=(y−s)/(q−s)=(z+L)/L ・・・(1) で表される。
【0016】ここで、点(p,q,0)や(r,s,−
L)の他、直線l上にある点は、すべて、CCD111
上の2次元座標系における点(h,k)に投射される。
従って、直線lは、3次元空間における物体の位置情報
(ここでは、ワールド座標系における座標)と、その物
体を撮像して得られる2次元画像の位置情報(ここで
は、CCD111上の2次元座標系における座標)との
対応関係(位置情報対応関係)を表す。
L)の他、直線l上にある点は、すべて、CCD111
上の2次元座標系における点(h,k)に投射される。
従って、直線lは、3次元空間における物体の位置情報
(ここでは、ワールド座標系における座標)と、その物
体を撮像して得られる2次元画像の位置情報(ここで
は、CCD111上の2次元座標系における座標)との
対応関係(位置情報対応関係)を表す。
【0017】直線lを求めるのと同様にして、CCD1
11上の2次元座標系における他の点についても、そこ
に投射される3次元空間上の点の集合としての直線を求
め、さらに、同様のことを、カメラ105についても行
う。
11上の2次元座標系における他の点についても、そこ
に投射される3次元空間上の点の集合としての直線を求
め、さらに、同様のことを、カメラ105についても行
う。
【0018】以上のようにして、カメラ104および1
05についての直線すべてを求めることで、ステレオカ
メラシステムのキャリブレーション(初期設定)は終了
する。
05についての直線すべてを求めることで、ステレオカ
メラシステムのキャリブレーション(初期設定)は終了
する。
【0019】なお、平板106の正方格子模様を構成す
る横線および縦線以外の点の座標は、例えば、補間によ
り求められる。
る横線および縦線以外の点の座標は、例えば、補間によ
り求められる。
【0020】キャリブレーションが行われたステレオカ
メラシステムでは、次のようにして、3次元空間にある
物体の位置情報が求められる。即ち、図11に示すよう
に、カメラ104および105によって、位置情報を求
めようとする対象物体119を撮影し、この場合に、カ
メラ104では、そのCCD111上の2次元座標系に
おける点(a,b)に対象物体119が投射され、カメ
ラ105では、そのCCD112上の2次元座標系にお
ける点(c,d)に対象物体119が投射されたとす
る。
メラシステムでは、次のようにして、3次元空間にある
物体の位置情報が求められる。即ち、図11に示すよう
に、カメラ104および105によって、位置情報を求
めようとする対象物体119を撮影し、この場合に、カ
メラ104では、そのCCD111上の2次元座標系に
おける点(a,b)に対象物体119が投射され、カメ
ラ105では、そのCCD112上の2次元座標系にお
ける点(c,d)に対象物体119が投射されたとす
る。
【0021】点(a,b)または(c,d)に投射され
る直線は、キャリブレーションにより分かっているの
で、いま、その直線をl1またはl2とそれぞれすると、
これらの直線l1およびl2の交点を求めれば、それが、
対象物体119の3次元空間における位置情報として
の、ワールド座標系における座標となる。
る直線は、キャリブレーションにより分かっているの
で、いま、その直線をl1またはl2とそれぞれすると、
これらの直線l1およびl2の交点を求めれば、それが、
対象物体119の3次元空間における位置情報として
の、ワールド座標系における座標となる。
【0022】即ち、カメラ104または105が出力す
る対象物体の2次元画像から、その対象物体が投射され
たCCD111または112上の位置を測定し、その位
置に投射される直線どうしの交点を求めれば、それが、
ワールド座標系において、対象物体が位置する座標とな
る。
る対象物体の2次元画像から、その対象物体が投射され
たCCD111または112上の位置を測定し、その位
置に投射される直線どうしの交点を求めれば、それが、
ワールド座標系において、対象物体が位置する座標とな
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステレオカ
メラシステムのキャリブレーションを行う場合において
は、図5に示したように、カメラ104および105を
スライドさせる方向と垂直な平面内に、平板106を設
置する必要がある。しかしながら、平板106を、カメ
ラ104および105をスライドさせる方向と垂直な平
面内に、正確に設置することは困難で、通常は、そのよ
うな平面に完全に含まれるようには設置されない。
メラシステムのキャリブレーションを行う場合において
は、図5に示したように、カメラ104および105を
スライドさせる方向と垂直な平面内に、平板106を設
置する必要がある。しかしながら、平板106を、カメ
ラ104および105をスライドさせる方向と垂直な平
面内に、正確に設置することは困難で、通常は、そのよ
うな平面に完全に含まれるようには設置されない。
【0024】即ち、いま、カメラ104および105を
スライドさせる方向であるz軸を基準に考えると、図1
2に示すように、通常、平板106の正方格子の横軸や
縦軸とz軸とが形成する角度は、正確には90度になら
ない。
スライドさせる方向であるz軸を基準に考えると、図1
2に示すように、通常、平板106の正方格子の横軸や
縦軸とz軸とが形成する角度は、正確には90度になら
ない。
【0025】ここで、平板106の正方格子の横軸また
は縦軸とz軸とが形成する角度を、90−α度または9
0−β度と表す。
は縦軸とz軸とが形成する角度を、90−α度または9
0−β度と表す。
【0026】平板106が、カメラ104および105
をスライドさせる方向と垂直な平面内に、正確に設置さ
れている状態においては、α=β=0であるが、通常
は、そうはならず、α≠0,β≠0となる。
をスライドさせる方向と垂直な平面内に、正確に設置さ
れている状態においては、α=β=0であるが、通常
は、そうはならず、α≠0,β≠0となる。
【0027】いま、α≠0,β≠0として、キャリブレ
ーションが行われる様子について上から見た場合の図
を、図13に示す。図13は、カメラ104および10
5をスライドさせる場合を示しているが、図9に示した
ように、平板106をスライドさせると考えれば、図1
3に示すキャリブレーションは、図14に示すように置
き換えて考えることができる。なお、図14(A)また
は図14(B)は、キャリブレーションの様子を上から
見た場合、または横(平板106に向かって右)から見
た場合を、それぞれ示している。
ーションが行われる様子について上から見た場合の図
を、図13に示す。図13は、カメラ104および10
5をスライドさせる場合を示しているが、図9に示した
ように、平板106をスライドさせると考えれば、図1
3に示すキャリブレーションは、図14に示すように置
き換えて考えることができる。なお、図14(A)また
は図14(B)は、キャリブレーションの様子を上から
見た場合、または横(平板106に向かって右)から見
た場合を、それぞれ示している。
【0028】図14において、原点を、平板106をス
ライドさせる前の正方格子の左下隅とし、かつ、カメラ
104および105のスライド方向をz軸と、z軸の垂
直な平面内に含まれ、平板106の横軸と平行な方向を
x軸と(従って、xz平面と正方格子の横軸とは平
行)、z軸およびx軸と直交する方向をy軸と、それぞ
れしたワールド座標系(以下、適宜、正規直交ワールド
座標系という)を考えると、正方格子の横軸または縦軸
は、x軸またはy軸に対して、それぞれαまたはβ度だ
け傾いている。
ライドさせる前の正方格子の左下隅とし、かつ、カメラ
104および105のスライド方向をz軸と、z軸の垂
直な平面内に含まれ、平板106の横軸と平行な方向を
x軸と(従って、xz平面と正方格子の横軸とは平
行)、z軸およびx軸と直交する方向をy軸と、それぞ
れしたワールド座標系(以下、適宜、正規直交ワールド
座標系という)を考えると、正方格子の横軸または縦軸
は、x軸またはy軸に対して、それぞれαまたはβ度だ
け傾いている。
【0029】このように傾いている正方格子の横軸およ
び縦軸を、z軸に対して垂直であるとしてキャリブレー
ションを行うと誤差が生じる。即ち、この場合、図15
(A)に示すように、z軸とx軸またはy軸の形成する
角度が、それぞれ90−α度または90−β度であるよ
うな歪んだワールド座標系(以下、適宜、歪みワールド
座標系という)においてキャリブレーションが行われる
ことになるため、そのようなキャリブレーションの結果
に基づいて求められる対象物体の3次元空間における位
置情報としても、歪みワールド座標系における座標が求
められることになり、正規直交ワールド座標系における
座標は得られない。
び縦軸を、z軸に対して垂直であるとしてキャリブレー
ションを行うと誤差が生じる。即ち、この場合、図15
(A)に示すように、z軸とx軸またはy軸の形成する
角度が、それぞれ90−α度または90−β度であるよ
うな歪んだワールド座標系(以下、適宜、歪みワールド
座標系という)においてキャリブレーションが行われる
ことになるため、そのようなキャリブレーションの結果
に基づいて求められる対象物体の3次元空間における位
置情報としても、歪みワールド座標系における座標が求
められることになり、正規直交ワールド座標系における
座標は得られない。
【0030】ここで、図15(A)の歪みワールド座標
系を、y軸またはx軸の方向から見た場合を、同図
(B)または(C)にそれぞれ示す。
系を、y軸またはx軸の方向から見た場合を、同図
(B)または(C)にそれぞれ示す。
【0031】また、上述のキャリブレーションでは、カ
メラ104または105のCCD111または112上
にそれぞれ投影される直線を求めるようにしたが、その
他、視差を求めるキャリブレーションが行われる場合も
ある。即ち、カメラ104または105のCCD111
または112上に、平板106上の所定の点が投射され
る位置をそれぞれ測定し、それらの位置の違いを、視差
として求めるキャリブレーションがあり、この場合、対
象物体がCCD111または112上にそれぞれ形成す
る投影像の位置の差から、その対象物体の3次元空間に
おける位置情報を求めることができる。
メラ104または105のCCD111または112上
にそれぞれ投影される直線を求めるようにしたが、その
他、視差を求めるキャリブレーションが行われる場合も
ある。即ち、カメラ104または105のCCD111
または112上に、平板106上の所定の点が投射され
る位置をそれぞれ測定し、それらの位置の違いを、視差
として求めるキャリブレーションがあり、この場合、対
象物体がCCD111または112上にそれぞれ形成す
る投影像の位置の差から、その対象物体の3次元空間に
おける位置情報を求めることができる。
【0032】このような視差を求めるキャリブレーショ
ンを行う場合であっても、平板106が、カメラ104
および105のスライド方向に垂直な平面内に設置され
ていなければ、やはり、歪みワールド座標系における座
標が求められることになる。
ンを行う場合であっても、平板106が、カメラ104
および105のスライド方向に垂直な平面内に設置され
ていなければ、やはり、歪みワールド座標系における座
標が求められることになる。
【0033】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、物体を撮像する撮像装置から得られる2
次元画像から、その物体の3次元空間における、正確な
位置情報を求めることができるようにするものである。
たものであり、物体を撮像する撮像装置から得られる2
次元画像から、その物体の3次元空間における、正確な
位置情報を求めることができるようにするものである。
【0034】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のキャリ
ブレーション方法は、長さが既知の第2の物体を撮像し
て得られる撮像装置の出力を、位置情報対応関係に基づ
いて変換し、その第2の物体の3次元空間における位置
情報を求め、第2の物体の3次元空間における位置情報
と、第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を
位置情報対応関係に基づいて変換して得られる3次元空
間における位置情報を補正するためのパラメータを求め
ることを特徴とする。
ブレーション方法は、長さが既知の第2の物体を撮像し
て得られる撮像装置の出力を、位置情報対応関係に基づ
いて変換し、その第2の物体の3次元空間における位置
情報を求め、第2の物体の3次元空間における位置情報
と、第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を
位置情報対応関係に基づいて変換して得られる3次元空
間における位置情報を補正するためのパラメータを求め
ることを特徴とする。
【0035】請求項5に記載のキャリブレーション装置
は、長さが既知の第2の物体を撮像して得られる撮像装
置の出力を、位置情報対応関係に基づいて変換し、その
第2の物体の3次元空間における位置情報を求める変換
手段と、第2の物体の3次元空間における位置情報と、
第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を位置
情報対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間に
おける位置情報を補正するためのパラメータを求めるパ
ラメータ算出手段とを備えることを特徴とする。
は、長さが既知の第2の物体を撮像して得られる撮像装
置の出力を、位置情報対応関係に基づいて変換し、その
第2の物体の3次元空間における位置情報を求める変換
手段と、第2の物体の3次元空間における位置情報と、
第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を位置
情報対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間に
おける位置情報を補正するためのパラメータを求めるパ
ラメータ算出手段とを備えることを特徴とする。
【0036】請求項6に記載の補正方法は、長さが既知
の第2の物体を撮像して得られる撮像装置の出力を、位
置情報対応関係に基づいて変換し、その第2の物体の3
次元空間における位置情報を求め、第2の物体の3次元
空間における位置情報と、第2の物体の長さとに基づい
て、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換
して得られる3次元空間における位置情報を補正するた
めのパラメータを求めることにより得られた、そのパラ
メータに基づいて、撮像装置の出力を位置情報対応関係
に基づいて変換して得られる3次元空間における位置情
報を補正することを特徴とする。
の第2の物体を撮像して得られる撮像装置の出力を、位
置情報対応関係に基づいて変換し、その第2の物体の3
次元空間における位置情報を求め、第2の物体の3次元
空間における位置情報と、第2の物体の長さとに基づい
て、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換
して得られる3次元空間における位置情報を補正するた
めのパラメータを求めることにより得られた、そのパラ
メータに基づいて、撮像装置の出力を位置情報対応関係
に基づいて変換して得られる3次元空間における位置情
報を補正することを特徴とする。
【0037】請求項7に記載の補正装置は、長さが既知
の第2の物体を撮像して得られる撮像装置の出力を、位
置情報対応関係に基づいて変換し、その第2の物体の3
次元空間における位置情報を求め、第2の物体の3次元
空間における位置情報と、第2の物体の長さとに基づい
て、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換
して得られる3次元空間における位置情報を補正するた
めのパラメータを求めることにより得られた、そのパラ
メータに基づいて、撮像装置の出力を位置情報対応関係
に基づいて変換して得られる3次元空間における位置情
報を補正する補正手段を備えることを特徴とする。
の第2の物体を撮像して得られる撮像装置の出力を、位
置情報対応関係に基づいて変換し、その第2の物体の3
次元空間における位置情報を求め、第2の物体の3次元
空間における位置情報と、第2の物体の長さとに基づい
て、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換
して得られる3次元空間における位置情報を補正するた
めのパラメータを求めることにより得られた、そのパラ
メータに基づいて、撮像装置の出力を位置情報対応関係
に基づいて変換して得られる3次元空間における位置情
報を補正する補正手段を備えることを特徴とする。
【0038】請求項1に記載のキャリブレーション方法
においては、長さが既知の第2の物体を撮像して得られ
る撮像装置の出力を、位置情報対応関係に基づいて変換
し、その第2の物体の3次元空間における位置情報を求
め、第2の物体の3次元空間における位置情報と、第2
の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を位置情報
対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間におけ
る位置情報を補正するためのパラメータを求めるように
なされている。
においては、長さが既知の第2の物体を撮像して得られ
る撮像装置の出力を、位置情報対応関係に基づいて変換
し、その第2の物体の3次元空間における位置情報を求
め、第2の物体の3次元空間における位置情報と、第2
の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を位置情報
対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間におけ
る位置情報を補正するためのパラメータを求めるように
なされている。
【0039】請求項5に記載のキャリブレーション装置
においては、変換手段が、長さが既知の第2の物体を撮
像して得られる撮像装置の出力を、位置情報対応関係に
基づいて変換し、その第2の物体の3次元空間における
位置情報を求め、パラメータ算出手段が、第2の物体の
3次元空間における位置情報と、第2の物体の長さとに
基づいて、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づい
て変換して得られる3次元空間における位置情報を補正
するためのパラメータを求めるようになされている。
においては、変換手段が、長さが既知の第2の物体を撮
像して得られる撮像装置の出力を、位置情報対応関係に
基づいて変換し、その第2の物体の3次元空間における
位置情報を求め、パラメータ算出手段が、第2の物体の
3次元空間における位置情報と、第2の物体の長さとに
基づいて、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づい
て変換して得られる3次元空間における位置情報を補正
するためのパラメータを求めるようになされている。
【0040】請求項6に記載の補正方法においては、長
さが既知の第2の物体を撮像して得られる撮像装置の出
力を、位置情報対応関係に基づいて変換し、その第2の
物体の3次元空間における位置情報を求め、第2の物体
の3次元空間における位置情報と、第2の物体の長さと
に基づいて、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づ
いて変換して得られる3次元空間における位置情報を補
正するためのパラメータを求めることにより得られた、
そのパラメータに基づいて、撮像装置の出力を位置情報
対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間におけ
る位置情報を補正するようになされている。
さが既知の第2の物体を撮像して得られる撮像装置の出
力を、位置情報対応関係に基づいて変換し、その第2の
物体の3次元空間における位置情報を求め、第2の物体
の3次元空間における位置情報と、第2の物体の長さと
に基づいて、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づ
いて変換して得られる3次元空間における位置情報を補
正するためのパラメータを求めることにより得られた、
そのパラメータに基づいて、撮像装置の出力を位置情報
対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間におけ
る位置情報を補正するようになされている。
【0041】請求項7に記載の補正装置においては、補
正手段が、長さが既知の第2の物体を撮像して得られる
撮像装置の出力を、位置情報対応関係に基づいて変換
し、その第2の物体の3次元空間における位置情報を求
め、第2の物体の3次元空間における位置情報と、第2
の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を位置情報
対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間におけ
る位置情報を補正するためのパラメータを求めることに
より得られた、そのパラメータに基づいて、撮像装置の
出力を位置情報対応関係に基づいて変換して得られる3
次元空間における位置情報を補正するようになされてい
る。
正手段が、長さが既知の第2の物体を撮像して得られる
撮像装置の出力を、位置情報対応関係に基づいて変換
し、その第2の物体の3次元空間における位置情報を求
め、第2の物体の3次元空間における位置情報と、第2
の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を位置情報
対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間におけ
る位置情報を補正するためのパラメータを求めることに
より得られた、そのパラメータに基づいて、撮像装置の
出力を位置情報対応関係に基づいて変換して得られる3
次元空間における位置情報を補正するようになされてい
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
【0043】即ち、請求項5に記載のキャリブレーショ
ン装置は、物体を撮像する撮像装置から得られる2次元
画像から、物体の3次元空間における位置情報を求める
ための撮像装置のキャリブレーションを行うキャリブレ
ーション装置であって、第1の物体を、その第1の物体
との距離を変えて撮像したときの撮像装置の出力に基づ
いて、物体の3次元空間における位置情報と、その物体
を撮像して得られる2次元画像の位置情報との対応関係
である位置情報対応関係を求める位置情報対応関係算出
手段(例えば、図4に示す信号処理装置1および図5に
示すプログラムの処理ステップS1など)と、長さが既
知の第2の物体を撮像して得られる撮像装置の出力を、
位置情報対応関係に基づいて変換し、その第2の物体の
3次元空間における位置情報を求める変換手段(例え
ば、図4に示す信号処理装置1および図5に示すプログ
ラムの処理ステップS2など)と、第2の物体の3次元
空間における位置情報と、第2の物体の長さとに基づい
て、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換
して得られる3次元空間における位置情報を補正するた
めのパラメータを求めるパラメータ算出手段(例えば、
図4に示す信号処理装置1および図5に示すプログラム
の処理ステップS3など)とを備えることを特徴とす
る。
ン装置は、物体を撮像する撮像装置から得られる2次元
画像から、物体の3次元空間における位置情報を求める
ための撮像装置のキャリブレーションを行うキャリブレ
ーション装置であって、第1の物体を、その第1の物体
との距離を変えて撮像したときの撮像装置の出力に基づ
いて、物体の3次元空間における位置情報と、その物体
を撮像して得られる2次元画像の位置情報との対応関係
である位置情報対応関係を求める位置情報対応関係算出
手段(例えば、図4に示す信号処理装置1および図5に
示すプログラムの処理ステップS1など)と、長さが既
知の第2の物体を撮像して得られる撮像装置の出力を、
位置情報対応関係に基づいて変換し、その第2の物体の
3次元空間における位置情報を求める変換手段(例え
ば、図4に示す信号処理装置1および図5に示すプログ
ラムの処理ステップS2など)と、第2の物体の3次元
空間における位置情報と、第2の物体の長さとに基づい
て、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換
して得られる3次元空間における位置情報を補正するた
めのパラメータを求めるパラメータ算出手段(例えば、
図4に示す信号処理装置1および図5に示すプログラム
の処理ステップS3など)とを備えることを特徴とす
る。
【0044】請求項7に記載の補正装置は、物体を撮像
する撮像装置から得られる2次元画像から求められる物
体の3次元空間における位置情報を補正する補正装置で
あって、第1の物体を、その第1の物体との距離を変え
て撮像したときの撮像装置の出力に基づいて、物体の3
次元空間における位置情報と、その物体を撮像して得ら
れる2次元画像の位置情報との対応関係である位置情報
対応関係を求め、長さが既知の第2の物体を撮像して得
られる撮像装置の出力を、位置情報対応関係に基づいて
変換し、その第2の物体の3次元空間における位置情報
を求め、第2の物体の3次元空間における位置情報と、
第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を位置
情報対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間に
おける位置情報を補正するためのパラメータを求めるこ
とにより得られた、そのパラメータに基づいて、撮像装
置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換して得られ
る3次元空間における位置情報を補正する補正手段(例
えば、図4に示す信号処理装置1および図6に示すプロ
グラムの処理ステップS12など)を備えることを特徴
とする。
する撮像装置から得られる2次元画像から求められる物
体の3次元空間における位置情報を補正する補正装置で
あって、第1の物体を、その第1の物体との距離を変え
て撮像したときの撮像装置の出力に基づいて、物体の3
次元空間における位置情報と、その物体を撮像して得ら
れる2次元画像の位置情報との対応関係である位置情報
対応関係を求め、長さが既知の第2の物体を撮像して得
られる撮像装置の出力を、位置情報対応関係に基づいて
変換し、その第2の物体の3次元空間における位置情報
を求め、第2の物体の3次元空間における位置情報と、
第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力を位置
情報対応関係に基づいて変換して得られる3次元空間に
おける位置情報を補正するためのパラメータを求めるこ
とにより得られた、そのパラメータに基づいて、撮像装
置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換して得られ
る3次元空間における位置情報を補正する補正手段(例
えば、図4に示す信号処理装置1および図6に示すプロ
グラムの処理ステップS12など)を備えることを特徴
とする。
【0045】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
ものに限定することを意味するものではない。
【0046】次に、本発明の原理について説明する。
【0047】図1(A)は、図15(A)に示したのと
同一の歪みワールド座標系を示している。いま、歪みワ
ールド座標系において、例えば、長さが√2の定規を、
原点から点(1,0,−1)の方向に、その一端が原点
に一致するようにして設置したとする。この様子を、図
1(B)に示す。
同一の歪みワールド座標系を示している。いま、歪みワ
ールド座標系において、例えば、長さが√2の定規を、
原点から点(1,0,−1)の方向に、その一端が原点
に一致するようにして設置したとする。この様子を、図
1(B)に示す。
【0048】この場合、α=0で(z軸とx軸との角度
が正確に90度となるようにして)、キャリブレーショ
ンが行われていれば、ワールド座標系における定規の両
端の座標は、原点(0,0,0)と点(1,0,−1)
とに観測される。一方、α≠0でキャリブレーションが
行われている場合、本来、点(1,0,−1)に一致す
べき、一端が原点と一致するように配置されている定規
の他端は、点(1,0,−1)から、原点(0,0,
0)と点(1,0,−1)を通る直線の方向にずれた位
置に観測される。
が正確に90度となるようにして)、キャリブレーショ
ンが行われていれば、ワールド座標系における定規の両
端の座標は、原点(0,0,0)と点(1,0,−1)
とに観測される。一方、α≠0でキャリブレーションが
行われている場合、本来、点(1,0,−1)に一致す
べき、一端が原点と一致するように配置されている定規
の他端は、点(1,0,−1)から、原点(0,0,
0)と点(1,0,−1)を通る直線の方向にずれた位
置に観測される。
【0049】即ち、本来、点(1,0,−1)に一致す
べき定規の他端の座標(x1,0,z1)は、α>0の場
合には、図1(B)に示すように、x1>1,z1<−1
となり、α<0の場合には、逆に、x1<1,z1>−1
となる。
べき定規の他端の座標(x1,0,z1)は、α>0の場
合には、図1(B)に示すように、x1>1,z1<−1
となり、α<0の場合には、逆に、x1<1,z1>−1
となる。
【0050】また、歪みワールド座標系において、例え
ば、長さが√2の定規を、原点から点(0,1,−1)
の方向に、その一端が原点に一致するようにして設置し
た様子を、図1(C)に示す。
ば、長さが√2の定規を、原点から点(0,1,−1)
の方向に、その一端が原点に一致するようにして設置し
た様子を、図1(C)に示す。
【0051】この場合も、β=0で(z軸とy軸との角
度が正確に90度となるようにして)、キャリブレーシ
ョンが行われていれば、ワールド座標系における定規の
両端の座標は、原点(0,0,0)と点(0,1,−
1)とに観測される。一方、β≠0でキャリブレーショ
ンが行われている場合、本来、点(0,1,−1)に一
致すべき、一端が原点と一致するように配置されている
定規の他端は、点(0,1,−1)から、原点(0,
0,0)と点(0,1,−1)を通る直線の方向にずれ
た位置に観測される。
度が正確に90度となるようにして)、キャリブレーシ
ョンが行われていれば、ワールド座標系における定規の
両端の座標は、原点(0,0,0)と点(0,1,−
1)とに観測される。一方、β≠0でキャリブレーショ
ンが行われている場合、本来、点(0,1,−1)に一
致すべき、一端が原点と一致するように配置されている
定規の他端は、点(0,1,−1)から、原点(0,
0,0)と点(0,1,−1)を通る直線の方向にずれ
た位置に観測される。
【0052】即ち、本来、点(0,1,−1)に一致す
べき定規の他端の座標(0,y1,z1)は、β>0の場
合には、図1(B)に示すように、y1>1,z1<−1
となり、β<0の場合には、逆に、y1<1,z1>−1
となる。
べき定規の他端の座標(0,y1,z1)は、β>0の場
合には、図1(B)に示すように、y1>1,z1<−1
となり、β<0の場合には、逆に、y1<1,z1>−1
となる。
【0053】従って、歪みワールド座標系において、長
さが既知の物体の長さを観測することにより、その観測
された長さと、その物体の実際の長さとを比較すること
で、歪み座標系の歪み具合、即ち、αとβとを求めるこ
とができる。そして、歪みワールド座標系のx軸または
y軸は、正規直交ワールド座標系のx軸またはy軸に対
して、角度αまたはβだけ傾いているから、αおよびβ
に基づいて、歪みワールド座標系において求められた座
標を補正することにより、正規直交ワールド座標系にお
ける座標が求められる。
さが既知の物体の長さを観測することにより、その観測
された長さと、その物体の実際の長さとを比較すること
で、歪み座標系の歪み具合、即ち、αとβとを求めるこ
とができる。そして、歪みワールド座標系のx軸または
y軸は、正規直交ワールド座標系のx軸またはy軸に対
して、角度αまたはβだけ傾いているから、αおよびβ
に基づいて、歪みワールド座標系において求められた座
標を補正することにより、正規直交ワールド座標系にお
ける座標が求められる。
【0054】そこで、まず、αとβを求めることを考え
る。いま、前述したような歪みワールド座標系における
座標が得られるようなキャリブレーション(以下、適
宜、不完全なキャリブレーションという)を行い、その
ようなキャリブレーション結果に基づき、3次元空間に
おける物体の座標として、(e,f,g)が得られたと
する。この点(e,f,g)は、歪みワールド座標系に
おける座標であるから、これを、正規直交ワールド座標
系における座標に変換することを考える。
る。いま、前述したような歪みワールド座標系における
座標が得られるようなキャリブレーション(以下、適
宜、不完全なキャリブレーションという)を行い、その
ようなキャリブレーション結果に基づき、3次元空間に
おける物体の座標として、(e,f,g)が得られたと
する。この点(e,f,g)は、歪みワールド座標系に
おける座標であるから、これを、正規直交ワールド座標
系における座標に変換することを考える。
【0055】いま、説明を簡単にするために、歪みワー
ルド座標系においいて、x,y,z方向それぞれのみ0
でない3点(x,0,0),(0,y,0),(0,
0,z)を考えると、これらの3点それぞれは、正規直
交ワールド座標系においては、点(x,0,αx),
(0,y,βy),(0,0,z)となる。但し、ここ
では、α,βは充分に小さいものとし(平板106が、
カメラ104および105のスライド方向に対して略9
0度の角度を形成するように配置されるものとし)、s
in(α)=α,sin(β)=βと近似している。
ルド座標系においいて、x,y,z方向それぞれのみ0
でない3点(x,0,0),(0,y,0),(0,
0,z)を考えると、これらの3点それぞれは、正規直
交ワールド座標系においては、点(x,0,αx),
(0,y,βy),(0,0,z)となる。但し、ここ
では、α,βは充分に小さいものとし(平板106が、
カメラ104および105のスライド方向に対して略9
0度の角度を形成するように配置されるものとし)、s
in(α)=α,sin(β)=βと近似している。
【0056】従って、歪みワールド座標系における座標
(e,f,g)は、正規直交ワールド座標系では、次式
で表される座標(x,y,z)となる。
(e,f,g)は、正規直交ワールド座標系では、次式
で表される座標(x,y,z)となる。
【0057】
【数1】 ・・・(2)
【0058】ここで、式(2)は、歪みワールド座標系
と正規直交ワールド座標系との関係も表している。
と正規直交ワールド座標系との関係も表している。
【0059】また、いま、例えば、歪みワールド座標系
における2点(p,q,0)と(r,s,−L)とが、
いずれも、カメラのスクリーン上の同一の位置に投射さ
れるとすると、その2つの点を通る直線、即ち、前述の
式(1)で表される直線上の点は、すべて、その位置に
投射される。歪みワールド座標系における2点(p,
q,0)と(r,s,−L)は、正規直交ワールド座標
系では、式(2)から、
における2点(p,q,0)と(r,s,−L)とが、
いずれも、カメラのスクリーン上の同一の位置に投射さ
れるとすると、その2つの点を通る直線、即ち、前述の
式(1)で表される直線上の点は、すべて、その位置に
投射される。歪みワールド座標系における2点(p,
q,0)と(r,s,−L)は、正規直交ワールド座標
系では、式(2)から、
【数2】 と表されるから、これらを通る直線、即ち、式 (x−r)/(p−r)=(y−s)/(q−s) =(z−αr−βs+L)/(αp+βq−αr−βs+L) ・・・(3) で表される直線上の点も同一位置に投射される。
【0060】ここで、式(3)からも、歪みワールド座
標系と正規直交ワールド座標系との関係が、式(2)で
表されることがわかる。
標系と正規直交ワールド座標系との関係が、式(2)で
表されることがわかる。
【0061】次に、長さが既知の物体としての、例えば
定規を、その長さが分かっている方向が、歪みワールド
座標系のxy平面と45度(これも、正確に45度とす
るのは困難であり、略45度であれば良い)の角度を形
成するように配置する。即ち、まず、例えば、図2に示
すように、歪みワールド座標系において、z軸と略45
度の角度を形成し、xz平面にほぼ平行となるように、
定規を設置したとする。ここで、図2において、定規の
長さをMとする。
定規を、その長さが分かっている方向が、歪みワールド
座標系のxy平面と45度(これも、正確に45度とす
るのは困難であり、略45度であれば良い)の角度を形
成するように配置する。即ち、まず、例えば、図2に示
すように、歪みワールド座標系において、z軸と略45
度の角度を形成し、xz平面にほぼ平行となるように、
定規を設置したとする。ここで、図2において、定規の
長さをMとする。
【0062】いま、図2に示したように設置された定規
を、不完全なキャリブレーションがなされたカメラ10
4および105で撮影して求められた、その定規の一端
Aと他端Bの位置が、歪みワールド座標系において点
(e1,f1,g1)と(e2,f 2,g2)でそれぞれ表さ
れるとすると、この定規の一端Aと他端Bは、正規直交
ワールド座標系では、次のように表される。
を、不完全なキャリブレーションがなされたカメラ10
4および105で撮影して求められた、その定規の一端
Aと他端Bの位置が、歪みワールド座標系において点
(e1,f1,g1)と(e2,f 2,g2)でそれぞれ表さ
れるとすると、この定規の一端Aと他端Bは、正規直交
ワールド座標系では、次のように表される。
【0063】
【数3】
【0064】正規直交ワールド座標系における点Aと点
Bとの間の距離は、定規の長さMに等しいから、次式が
成立する。
Bとの間の距離は、定規の長さMに等しいから、次式が
成立する。
【0065】 (e1−e2)2+(f1−f2)2 +((αe1+βf1+g1)−(αe2+βf2+g2))2=M2 ・・・(4)
【0066】上述したように、α,βは充分に小さいの
で、α2=0,β2=0と近似すると、式(4)は、次の
ように変形することができる。
で、α2=0,β2=0と近似すると、式(4)は、次の
ように変形することができる。
【0067】 (e1−e2)2+(f1−f2)2+(g1−g2)2 +2α(e1−e2)(g1−g2) +2β(f1−f2)(g1−g2)=M2 ・・・(5)
【0068】次に、例えば、図3に示すように、歪みワ
ールド座標系において、z軸と略45度の角度を形成
し、yz平面にほぼ平行となるように、定規を設置した
とする。ここで、図3において、定規の長さをNとす
る。
ールド座標系において、z軸と略45度の角度を形成
し、yz平面にほぼ平行となるように、定規を設置した
とする。ここで、図3において、定規の長さをNとす
る。
【0069】いま、図3に示したように設置された定規
を、不完全なキャリブレーションがなされたカメラ10
4および105で撮影して求められた、その定規の一端
Cと他端Dの位置が、歪みワールド座標系において点
(e3,f3,g3)と(e4,f4,g4)でそれぞれ表さ
れるとすると、この定規の一端Cと他端Dは、正規直交
ワールド座標系では、次のように表される。
を、不完全なキャリブレーションがなされたカメラ10
4および105で撮影して求められた、その定規の一端
Cと他端Dの位置が、歪みワールド座標系において点
(e3,f3,g3)と(e4,f4,g4)でそれぞれ表さ
れるとすると、この定規の一端Cと他端Dは、正規直交
ワールド座標系では、次のように表される。
【0070】
【数4】
【0071】正規直交ワールド座標系における点Cと点
Dとの間の距離は、定規の長さNに等しいから、次式が
成立する。
Dとの間の距離は、定規の長さNに等しいから、次式が
成立する。
【0072】 (e3−e4)2+(f3−f4)2 +((αe3+βf3+g3)−(αe4+βf4+g4))2=N2 ・・・(6)
【0073】式(6)は、式(4)から式(5)に変形
した場合と同様にして、次のように変形することができ
る。
した場合と同様にして、次のように変形することができ
る。
【0074】 (e3−e4)2+(f3−f4)2+(g3−g4)2 +2α(e3−e4)(g3−g4) +2β(f3−f4)(g3−g4)=N2 ・・・(7)
【0075】従って、式(5)および(7)から次の方
程式が成立する。
程式が成立する。
【0076】
【数5】 ・・・(8) 但し、式(8)において、e12=e1−e2,f12=f1
−f2,g12=g1−g2,e34=e3−e4,f34=f3−
f4,g34=g3−g4である。
−f2,g12=g1−g2,e34=e3−e4,f34=f3−
f4,g34=g3−g4である。
【0077】ここで、図2および図3に示した定規の設
置の仕方から、e12,g12,f34,g34は比較的大きな
値である。また、f12,e34はほぼ0に近い値である。
従って、式(8)において、2e12g12,2f34g34の
大きさは比較的大きくなり、2e34g34,2f12g12の
大きさは比較的小さくなるので、式(8)の左辺におけ
る行列の逆行列は求めることが可能であり、その逆行列
を用いれば、α,βを求めることができる。
置の仕方から、e12,g12,f34,g34は比較的大きな
値である。また、f12,e34はほぼ0に近い値である。
従って、式(8)において、2e12g12,2f34g34の
大きさは比較的大きくなり、2e34g34,2f12g12の
大きさは比較的小さくなるので、式(8)の左辺におけ
る行列の逆行列は求めることが可能であり、その逆行列
を用いれば、α,βを求めることができる。
【0078】α,βを求めれば、式(2)にしたがい、
歪みワールド座標系における座標を、正規直交ワールド
座標系における座標に変換することができ、これによ
り、3次元空間における物体の正確な座標を求めること
ができる。
歪みワールド座標系における座標を、正規直交ワールド
座標系における座標に変換することができ、これによ
り、3次元空間における物体の正確な座標を求めること
ができる。
【0079】なお、上述の場合、求めるべき未知数がα
とβであるから、定規を、少なくとも、2つの位置に配
置して、その両端の歪みワールド座標系における座標を
求めれば、αとβを求めることができるが、例えば、定
規を、3カ所以上の位置に配置し、最小自乗法などを用
いて、誤差を最小にするαとβを求めるようにしても良
い。この場合、測定誤差を低減することができる。
とβであるから、定規を、少なくとも、2つの位置に配
置して、その両端の歪みワールド座標系における座標を
求めれば、αとβを求めることができるが、例えば、定
規を、3カ所以上の位置に配置し、最小自乗法などを用
いて、誤差を最小にするαとβを求めるようにしても良
い。この場合、測定誤差を低減することができる。
【0080】また、上述の場合においては、平板106
を、カメラ105および106のスライド方向と略90
度の角度となるように配置することから、sin(α)
=α,sin(β)=βと近似するようにしたが、この
ような近似を行わずに、αおよびβを求めることも可能
である。即ち、例えば、平板106と、カメラ105お
よび106のスライド方向との角度が略90度でない場
合には、上述の近似を用いずに、αおよびβを求めるの
が好ましい。
を、カメラ105および106のスライド方向と略90
度の角度となるように配置することから、sin(α)
=α,sin(β)=βと近似するようにしたが、この
ような近似を行わずに、αおよびβを求めることも可能
である。即ち、例えば、平板106と、カメラ105お
よび106のスライド方向との角度が略90度でない場
合には、上述の近似を用いずに、αおよびβを求めるの
が好ましい。
【0081】次に、図4は、以上のような原理にしたが
ったキャリブレーションを行うステレオカメラシステム
の一実施の形態の構成例を示している。
ったキャリブレーションを行うステレオカメラシステム
の一実施の形態の構成例を示している。
【0082】ステレオカメラを構成するカメラ104お
よび105の出力は、信号処理装置1に出力されるよう
になされており、信号処理装置1は、その出力を受信し
て、所定の信号処理を行うようになされている。入力装
置2は、信号処理装置1に対して、そこで信号処理を行
うのに必要な情報を入力するときに操作されるようにな
されている。メモリ3は、信号処理装置1が信号処理を
行うのに必要な情報を記憶するようになされている。
よび105の出力は、信号処理装置1に出力されるよう
になされており、信号処理装置1は、その出力を受信し
て、所定の信号処理を行うようになされている。入力装
置2は、信号処理装置1に対して、そこで信号処理を行
うのに必要な情報を入力するときに操作されるようにな
されている。メモリ3は、信号処理装置1が信号処理を
行うのに必要な情報を記憶するようになされている。
【0083】なお、図4においては、前述の図7に示し
たパイプ101および102、並びに台車103の図示
は省略してある。
たパイプ101および102、並びに台車103の図示
は省略してある。
【0084】次に、その動作について説明する。
【0085】まず、図5のフローチャートを参照して、
キャリブレーションが行われる場合のステレオカメラシ
ステムの処理について説明する。
キャリブレーションが行われる場合のステレオカメラシ
ステムの処理について説明する。
【0086】この場合、平板106(第1の物体)が、
カメラ104および105のスライド方向とほぼ垂直に
なるように設置され、カメラ104および105をスラ
イドさせて、平板106との距離を変えて、その平板1
06が撮影される。カメラ104および105が平板1
06を撮影して得られる2次元画像は、信号処理装置1
に供給される。信号処理装置1は、カメラ104および
105から2次元画像を受信すると、ステップS1にお
いて、その2次元画像に基づいて、前述したような不完
全なキャリブレーションを行い、これにより、歪みワー
ルド座標系における位置と、2次元画像における位置と
の対応関係である位置情報対応関係としての、スクリー
ン上の各点に投影される直線を求める。この直線(位置
情報対応関係)は、メモリ3に転送されて記憶される。
カメラ104および105のスライド方向とほぼ垂直に
なるように設置され、カメラ104および105をスラ
イドさせて、平板106との距離を変えて、その平板1
06が撮影される。カメラ104および105が平板1
06を撮影して得られる2次元画像は、信号処理装置1
に供給される。信号処理装置1は、カメラ104および
105から2次元画像を受信すると、ステップS1にお
いて、その2次元画像に基づいて、前述したような不完
全なキャリブレーションを行い、これにより、歪みワー
ルド座標系における位置と、2次元画像における位置と
の対応関係である位置情報対応関係としての、スクリー
ン上の各点に投影される直線を求める。この直線(位置
情報対応関係)は、メモリ3に転送されて記憶される。
【0087】その後、平板106に代えて、長さが既知
の定規(第2の物体)が、例えば、図2および図3に示
したように配置され、カメラ104および105で撮影
される。カメラ104および105で定規を撮影して得
られる2次元画像は、やはり信号処理装置1に供給さ
れ、この場合、信号処理装置1では、ステップS2にお
いて、ステップS1の不完全なキャリブレーション結
果、即ち、メモリ3に記憶された位置情報対応関係を用
いて、定規の両端の位置の歪みワールド座標系における
座標が求められる。
の定規(第2の物体)が、例えば、図2および図3に示
したように配置され、カメラ104および105で撮影
される。カメラ104および105で定規を撮影して得
られる2次元画像は、やはり信号処理装置1に供給さ
れ、この場合、信号処理装置1では、ステップS2にお
いて、ステップS1の不完全なキャリブレーション結
果、即ち、メモリ3に記憶された位置情報対応関係を用
いて、定規の両端の位置の歪みワールド座標系における
座標が求められる。
【0088】そして、ステップS3に進み、信号処理装
置1では、ステップS2の処理結果と、定規の長さとか
ら、式(8)に示した方程式が解かれ、これにより、α
およびβが求められる。このαおよびβは、メモリ3に
転送されて記憶され、処理を終了する。
置1では、ステップS2の処理結果と、定規の長さとか
ら、式(8)に示した方程式が解かれ、これにより、α
およびβが求められる。このαおよびβは、メモリ3に
転送されて記憶され、処理を終了する。
【0089】なお、以上のキャリブレーションの処理に
必要な、例えば、カメラ104および105をスライド
させる長さL、並びに定規の長さM,Nなどは、入力装
置2を操作することで、信号処理装置1に入力されるよ
うになされている。
必要な、例えば、カメラ104および105をスライド
させる長さL、並びに定規の長さM,Nなどは、入力装
置2を操作することで、信号処理装置1に入力されるよ
うになされている。
【0090】次に、対象物体を撮影して、その対象物体
の正規直交ワールド座標系における座標を求める場合の
処理について、図6のフローチャートを参照して説明す
る。
の正規直交ワールド座標系における座標を求める場合の
処理について、図6のフローチャートを参照して説明す
る。
【0091】この場合、カメラ104および105によ
って、対象物体(図示せず)が撮影され、その2次元画
像が、信号処理装置1に供給される。信号処理装置1
は、対象物体の2次元画像を受信すると、ステップS1
1において、その2次元画像とメモリ3に記憶された位
置情報対応関係を用いて、対象物体の位置の歪みワール
ド座標系における座標を、前述の図11で説明したよう
にして求め、ステップS12に進む。ステップS12で
は、信号処理装置1において、ステップS11で求めら
れた歪みワールド座標系における座標が、式(2)にし
たがって補正され、これにより、正規直交ワールド座標
系における、対象物体の位置の座標が求められて、処理
を終了する。
って、対象物体(図示せず)が撮影され、その2次元画
像が、信号処理装置1に供給される。信号処理装置1
は、対象物体の2次元画像を受信すると、ステップS1
1において、その2次元画像とメモリ3に記憶された位
置情報対応関係を用いて、対象物体の位置の歪みワール
ド座標系における座標を、前述の図11で説明したよう
にして求め、ステップS12に進む。ステップS12で
は、信号処理装置1において、ステップS11で求めら
れた歪みワールド座標系における座標が、式(2)にし
たがって補正され、これにより、正規直交ワールド座標
系における、対象物体の位置の座標が求められて、処理
を終了する。
【0092】以上、本発明を、カメラが2台のステレオ
カメラシステムに適用した場合について説明したが、本
発明は、その他、3台以上のカメラを有するステレオカ
メラシステムにも適用可能である。
カメラシステムに適用した場合について説明したが、本
発明は、その他、3台以上のカメラを有するステレオカ
メラシステムにも適用可能である。
【0093】また、本発明は、1台のカメラのキャリブ
レーションを行う場合にも適用可能である。即ち、キャ
リブレーションを行う対象のカメラ(以下、対象カメラ
という)の他に、補助用のカメラを用意してステレオカ
メラを構成する。そして、上述したようなキャリブレー
ションを行い、位置情報対応関係と、αおよびβを求め
る。これにより、対象カメラにおいて、スクリーン上の
所定の点に投影される、正規直交座標系における直線
の、正確な方向を求めることが可能となる。即ち、ま
ず、位置情報対応関係に基づいて、スクリーン上に投影
された点から、歪みワールド座標系において、物体が位
置する方向を求め、その方向をαおよびβで補正するこ
とにより、正規直交ワールド座標系において、物体が位
置する方向、即ち、正確な方向を求めることができる。
レーションを行う場合にも適用可能である。即ち、キャ
リブレーションを行う対象のカメラ(以下、対象カメラ
という)の他に、補助用のカメラを用意してステレオカ
メラを構成する。そして、上述したようなキャリブレー
ションを行い、位置情報対応関係と、αおよびβを求め
る。これにより、対象カメラにおいて、スクリーン上の
所定の点に投影される、正規直交座標系における直線
の、正確な方向を求めることが可能となる。即ち、ま
ず、位置情報対応関係に基づいて、スクリーン上に投影
された点から、歪みワールド座標系において、物体が位
置する方向を求め、その方向をαおよびβで補正するこ
とにより、正規直交ワールド座標系において、物体が位
置する方向、即ち、正確な方向を求めることができる。
【0094】なお、本実施の形態においては、平板10
6の他に、長さが既知の物体としての定規を用意するよ
うにしたが、この定規の替わりに、平板106を用いる
ことも可能である。即ち、平板106には、正方格子が
描かれており、その横軸または縦軸の長さが分かるの
で、平板106は、長さが既知の物体として用いること
ができる。この場合、平板106の他に、長さが既知な
物体としての定規などを用意せずに済む。
6の他に、長さが既知の物体としての定規を用意するよ
うにしたが、この定規の替わりに、平板106を用いる
ことも可能である。即ち、平板106には、正方格子が
描かれており、その横軸または縦軸の長さが分かるの
で、平板106は、長さが既知の物体として用いること
ができる。この場合、平板106の他に、長さが既知な
物体としての定規などを用意せずに済む。
【0095】また、本実施の形態では、光電変換素子と
して、CCDを用いるようにしたが、CCD以外の光電
変換素子を用いることも可能である。
して、CCDを用いるようにしたが、CCD以外の光電
変換素子を用いることも可能である。
【0096】さらに、本実施の形態では、動画を撮るた
めのビデオカメラを用いたステレオカメラシステムにつ
いて説明したが、本発明は、静止画を撮るためのカメラ
についても適用可能である。
めのビデオカメラを用いたステレオカメラシステムにつ
いて説明したが、本発明は、静止画を撮るためのカメラ
についても適用可能である。
【0097】また、本実施の形態では、長さが既知の物
体としての定規を、平板106に対して略45度の角度
を形成するようには位置するようにしたが、定規の配置
の仕方は、これに限定されるものではない。但し、図1
(B)および図1(C)から分かるように、図2および
図3で示したように定規を配置した場合が、歪みワール
ド座標系において、定規の長さが最も歪むので、測定誤
差の影響を小さくすることができる。
体としての定規を、平板106に対して略45度の角度
を形成するようには位置するようにしたが、定規の配置
の仕方は、これに限定されるものではない。但し、図1
(B)および図1(C)から分かるように、図2および
図3で示したように定規を配置した場合が、歪みワール
ド座標系において、定規の長さが最も歪むので、測定誤
差の影響を小さくすることができる。
【0098】さらに、本実施の形態では、スクリーン上
に投射される直線から、3次元空間における物体の位置
情報を求めるようにしたが、本発明は、前述したような
視差から、3次元空間における物体の位置情報を求める
ような場合のキャリブレーションにも適用可能である。
に投射される直線から、3次元空間における物体の位置
情報を求めるようにしたが、本発明は、前述したような
視差から、3次元空間における物体の位置情報を求める
ような場合のキャリブレーションにも適用可能である。
【0099】
【発明の効果】請求項1に記載のキャリブレーション方
法および請求項5に記載のキャリブレーション装置によ
れば、長さが既知の第2の物体を撮像して得られる撮像
装置の出力が、位置情報対応関係に基づいて変換され、
その第2の物体の3次元空間における位置情報が求めら
れる。そして、第2の物体の3次元空間における位置情
報と、第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力
を位置情報対応関係に基づいて変換して得られる3次元
空間における位置情報を補正するためのパラメータが求
められる。従って、物体を撮像する撮像装置から得られ
る2次元画像から、その物体の3次元空間における、正
確な位置情報を求めることが可能となる。
法および請求項5に記載のキャリブレーション装置によ
れば、長さが既知の第2の物体を撮像して得られる撮像
装置の出力が、位置情報対応関係に基づいて変換され、
その第2の物体の3次元空間における位置情報が求めら
れる。そして、第2の物体の3次元空間における位置情
報と、第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の出力
を位置情報対応関係に基づいて変換して得られる3次元
空間における位置情報を補正するためのパラメータが求
められる。従って、物体を撮像する撮像装置から得られ
る2次元画像から、その物体の3次元空間における、正
確な位置情報を求めることが可能となる。
【0100】請求項6に記載の補正方法および請求項7
に記載の補正装置によれば、長さが既知の第2の物体を
撮像して得られる撮像装置の出力を、位置情報対応関係
に基づいて変換し、その第2の物体の3次元空間におけ
る位置情報を求め、第2の物体の3次元空間における位
置情報と、第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の
出力を位置情報対応関係に基づいて変換して得られる3
次元空間における位置情報を補正するためのパラメータ
を求めることにより得られた、そのパラメータに基づい
て、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換
して得られる3次元空間における位置情報が補正され
る。従って、物体を撮像する撮像装置から得られる2次
元画像から、その物体の3次元空間における、正確な位
置情報を求めることが可能となる。
に記載の補正装置によれば、長さが既知の第2の物体を
撮像して得られる撮像装置の出力を、位置情報対応関係
に基づいて変換し、その第2の物体の3次元空間におけ
る位置情報を求め、第2の物体の3次元空間における位
置情報と、第2の物体の長さとに基づいて、撮像装置の
出力を位置情報対応関係に基づいて変換して得られる3
次元空間における位置情報を補正するためのパラメータ
を求めることにより得られた、そのパラメータに基づい
て、撮像装置の出力を位置情報対応関係に基づいて変換
して得られる3次元空間における位置情報が補正され
る。従って、物体を撮像する撮像装置から得られる2次
元画像から、その物体の3次元空間における、正確な位
置情報を求めることが可能となる。
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】定規の設置の仕方を説明するための図である。
【図3】定規の設置の仕方を説明するための図である。
【図4】本発明を適用したステレオカメラシステムの一
実施の形態の構成例を示すブロック図である。
実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4のステレオカメラシステムの処理を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図6】図4のステレオカメラシステムの処理を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図7】ステレオカメラシステムの構成例を示す斜視図
である。
である。
【図8】カメラ104および105をスライドさせた様
子を示す図である。
子を示す図である。
【図9】平板106をスライドさせた様子を示す図であ
る。
る。
【図10】所定の直線上の点が、スクリーンの所定の位
置に投射される様子を示す図である。
置に投射される様子を示す図である。
【図11】ステレオカメラシステムにおいて、物体の3
次元空間における位置を求める方法を説明するための図
である。
次元空間における位置を求める方法を説明するための図
である。
【図12】カメラ104および105のスライド方向と
垂直な平面内に、平板106が設置されていない状態を
示す図である。
垂直な平面内に、平板106が設置されていない状態を
示す図である。
【図13】図12に示した場合において、カメラ104
および105をスライドさせた様子を示す図である。
および105をスライドさせた様子を示す図である。
【図14】図12に示した場合において、平板106を
スライドさせた様子を示す図である。
スライドさせた様子を示す図である。
【図15】歪みワールド座標系を示す図である。
1 信号処理装置, 2 入力装置, 3 メモリ,
101,102 パイプ, 103 台車, 104,
105 ビデオカメラ, 106 平板,
101,102 パイプ, 103 台車, 104,
105 ビデオカメラ, 106 平板,
Claims (7)
- 【請求項1】 物体を撮像する撮像装置から得られる2
次元画像から、前記物体の3次元空間における位置情報
を求めるための前記撮像装置のキャリブレーション方法
であって、 第1の物体を、その第1の物体との距離を変えて撮像し
たときの前記撮像装置の出力に基づいて、前記物体の3
次元空間における位置情報と、その物体を撮像して得ら
れる前記2次元画像の位置情報との対応関係である位置
情報対応関係を求め、 長さが既知の第2の物体を撮像して得られる前記撮像装
置の出力を、前記位置情報対応関係に基づいて変換し、
その第2の物体の3次元空間における位置情報を求め、 前記第2の物体の3次元空間における位置情報と、前記
第2の物体の長さとに基づいて、前記撮像装置の出力を
前記位置情報対応関係に基づいて変換して得られる前記
3次元空間における位置情報を補正するためのパラメー
タを求めることを特徴とするキャリブレーション方法。 - 【請求項2】 前記第1の物体は平板形状をしており、 前記位置情報対応関係は、前記第1の物体を、前記撮像
装置との距離を変える方向に対して略垂直になるように
設置して撮像したときの前記撮像装置の出力に基づいて
求められることを特徴とする請求項1に記載のキャリブ
レーション方法。 - 【請求項3】 前記第2の物体の長さが既知の方向を、
前記第1の物体に対して略45度となるように配置した
ときに、前記第2の物体を撮像して得られる前記撮像装
置の出力を、前記位置情報対応関係に基づいて変換し、
その第2の物体の3次元空間における位置情報を求める
ことを特徴とする請求項2に記載のキャリブレーション
方法。 - 【請求項4】 前記第1および第2の物体として、同一
の物体を用いることを特徴とする請求項1に記載のキャ
リブレーション方法。 - 【請求項5】 物体を撮像する撮像装置から得られる2
次元画像から、前記物体の3次元空間における位置情報
を求めるための前記撮像装置のキャリブレーションを行
うキャリブレーション装置であって、 第1の物体を、その第1の物体との距離を変えて撮像し
たときの前記撮像装置の出力に基づいて、前記物体の3
次元空間における位置情報と、その物体を撮像して得ら
れる前記2次元画像の位置情報との対応関係である位置
情報対応関係を求める位置情報対応関係算出手段と、 長さが既知の第2の物体を撮像して得られる前記撮像装
置の出力を、前記位置情報対応関係に基づいて変換し、
その第2の物体の3次元空間における位置情報を求める
変換手段と、 前記第2の物体の3次元空間における位置情報と、前記
第2の物体の長さとに基づいて、前記撮像装置の出力を
前記位置情報対応関係に基づいて変換して得られる前記
3次元空間における位置情報を補正するためのパラメー
タを求めるパラメータ算出手段とを備えることを特徴と
するキャリブレーション装置。 - 【請求項6】 物体を撮像する撮像装置から得られる2
次元画像から求められる前記物体の3次元空間における
位置情報を補正する補正方法であって、 第1の物体を、その第1の物体との距離を変えて撮像し
たときの前記撮像装置の出力に基づいて、前記物体の3
次元空間における位置情報と、その物体を撮像して得ら
れる前記2次元画像の位置情報との対応関係である位置
情報対応関係を求め、 長さが既知の第2の物体を撮像して得られる前記撮像装
置の出力を、前記位置情報対応関係に基づいて変換し、
その第2の物体の3次元空間における位置情報を求め、 前記第2の物体の3次元空間における位置情報と、前記
第2の物体の長さとに基づいて、前記撮像装置の出力を
前記位置情報対応関係に基づいて変換して得られる前記
3次元空間における位置情報を補正するためのパラメー
タを求めることにより得られた、そのパラメータに基づ
いて、前記撮像装置の出力を前記位置情報対応関係に基
づいて変換して得られる前記3次元空間における位置情
報を補正することを特徴とする補正方法。 - 【請求項7】 物体を撮像する撮像装置から得られる2
次元画像から求められる前記物体の3次元空間における
位置情報を補正する補正装置であって、 第1の物体を、その第1の物体との距離を変えて撮像し
たときの前記撮像装置の出力に基づいて、前記物体の3
次元空間における位置情報と、その物体を撮像して得ら
れる前記2次元画像の位置情報との対応関係である位置
情報対応関係を求め、 長さが既知の第2の物体を撮像して得られる前記撮像装
置の出力を、前記位置情報対応関係に基づいて変換し、
その第2の物体の3次元空間における位置情報を求め、 前記第2の物体の3次元空間における位置情報と、前記
第2の物体の長さとに基づいて、前記撮像装置の出力を
前記位置情報対応関係に基づいて変換して得られる前記
3次元空間における位置情報を補正するためのパラメー
タを求めることにより得られた、そのパラメータに基づ
いて、前記撮像装置の出力を前記位置情報対応関係に基
づいて変換して得られる前記3次元空間における位置情
報を補正する補正手段を備えることを特徴とする補正装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9073202A JPH10267616A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | キャリブレーション方法およびキャリブレーション装置、並びに補正方法および補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9073202A JPH10267616A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | キャリブレーション方法およびキャリブレーション装置、並びに補正方法および補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10267616A true JPH10267616A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13511336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9073202A Withdrawn JPH10267616A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | キャリブレーション方法およびキャリブレーション装置、並びに補正方法および補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10267616A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012202694A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-22 | Canon Inc | カメラ校正方法 |
JP2014010100A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置及び方法、並びに撮像装置 |
-
1997
- 1997-03-26 JP JP9073202A patent/JPH10267616A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012202694A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-22 | Canon Inc | カメラ校正方法 |
JP2014010100A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置及び方法、並びに撮像装置 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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