JPH10267478A - オーガ式製氷機 - Google Patents
オーガ式製氷機Info
- Publication number
- JPH10267478A JPH10267478A JP9313497A JP9313497A JPH10267478A JP H10267478 A JPH10267478 A JP H10267478A JP 9313497 A JP9313497 A JP 9313497A JP 9313497 A JP9313497 A JP 9313497A JP H10267478 A JPH10267478 A JP H10267478A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ice
- water supply
- drain
- ice storage
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25C—PRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
- F25C2400/00—Auxiliary features or devices for producing, working or handling ice
- F25C2400/12—Means for sanitation
Landscapes
- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 貯氷庫底部のスケールを確実に除去し、排水
の詰まりを防止した製氷機を提供する。 【解決手段】 給水口１００を通じて給水した水により
貯氷庫２の底部を積極的に洗浄すると共に、この給水し
た水の熱により底部に残留した屑氷の融解を促進する。
洗浄水は排出口１９を通じて排出される。
の詰まりを防止した製氷機を提供する。 【解決手段】 給水口１００を通じて給水した水により
貯氷庫２の底部を積極的に洗浄すると共に、この給水し
た水の熱により底部に残留した屑氷の融解を促進する。
洗浄水は排出口１９を通じて排出される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるオーガ式
製氷機の底部洗浄に関する。
製氷機の底部洗浄に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、コールド飲料を販売するカップ式
飲料自動販売機等においては、飲料の販売動作に合わせ
てカップ内にチップ状のアイス（氷片）を添加する製氷
機を備え、この製氷機に一般にいわゆるオーガ式製氷機
が採用される。このオーガ式製氷機は、製氷部にて製造
される薄氷をオーガを介して押し出すことにより貯氷庫
の簀子上に氷片を貯氷するものである。簀子上に貯氷さ
れる氷片はアジテータによって常時撹拌され、必要に応
じて開放される氷搬出口を通じて上記カップ内に導かれ
る。氷片から融け水が垂れるとこの融け水は簀子を介し
て貯氷庫の底部に溜まりこの底部に設けられる排水口を
通じて外部に排出される。
飲料自動販売機等においては、飲料の販売動作に合わせ
てカップ内にチップ状のアイス（氷片）を添加する製氷
機を備え、この製氷機に一般にいわゆるオーガ式製氷機
が採用される。このオーガ式製氷機は、製氷部にて製造
される薄氷をオーガを介して押し出すことにより貯氷庫
の簀子上に氷片を貯氷するものである。簀子上に貯氷さ
れる氷片はアジテータによって常時撹拌され、必要に応
じて開放される氷搬出口を通じて上記カップ内に導かれ
る。氷片から融け水が垂れるとこの融け水は簀子を介し
て貯氷庫の底部に溜まりこの底部に設けられる排水口を
通じて外部に排出される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記貯氷庫内
の底部には、上記融け水と共に、上記アジテータの攪拌
により生じる屑氷が簀子を介して落下し混合した状態で
存在するため、その流動性は極めて悪くなっている。加
えて、上記融け水及び屑氷には、製氷水中の不純物（カ
ルシウムやマグネシウム等）が含まれるため、上記貯氷
庫内の底部にはスケールが堆積しやすくなる。このよう
な状態においては、上記排水口を設けた程度の消極的な
排水方法では上記スケールを充分に除去することができ
ず、その結果排水に詰まりを生じるといった問題があ
る。
の底部には、上記融け水と共に、上記アジテータの攪拌
により生じる屑氷が簀子を介して落下し混合した状態で
存在するため、その流動性は極めて悪くなっている。加
えて、上記融け水及び屑氷には、製氷水中の不純物（カ
ルシウムやマグネシウム等）が含まれるため、上記貯氷
庫内の底部にはスケールが堆積しやすくなる。このよう
な状態においては、上記排水口を設けた程度の消極的な
排水方法では上記スケールを充分に除去することができ
ず、その結果排水に詰まりを生じるといった問題があ
る。
【０００４】また、上記排水口からの排水を上記製氷部
に還流し製氷水（製氷用給水）と混合して氷片生成に再
利用する製氷機が知られているが、このような製氷機に
おいても上述した問題があると共に、加えて過度にスケ
ールの濃縮された水を製氷水と混合して使用することに
なるため、密着力の弱い圧縮氷が生成され、その結果販
売に供する氷とならないといった問題がある。
に還流し製氷水（製氷用給水）と混合して氷片生成に再
利用する製氷機が知られているが、このような製氷機に
おいても上述した問題があると共に、加えて過度にスケ
ールの濃縮された水を製氷水と混合して使用することに
なるため、密着力の弱い圧縮氷が生成され、その結果販
売に供する氷とならないといった問題がある。
【０００５】本発明は、上記状況に鑑みなされたもの
で、貯氷庫底部のスケールを確実に除去でき、排水の詰
まりを防止できると共に排水を製氷に再利用する場合に
は密着力の強い圧縮氷を生成できる製氷機を提供するこ
とを目的とする。
で、貯氷庫底部のスケールを確実に除去でき、排水の詰
まりを防止できると共に排水を製氷に再利用する場合に
は密着力の強い圧縮氷を生成できる製氷機を提供するこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、製氷部で製造される薄氷をオーガを介して押し出す
ことにより貯氷庫の簀子上に氷片を貯氷するオーガ式製
氷機において、前記貯氷庫の前記簀子よりも底部側に底
部洗浄用の給水口および排水口を設けたことを特徴とす
るものである。
は、製氷部で製造される薄氷をオーガを介して押し出す
ことにより貯氷庫の簀子上に氷片を貯氷するオーガ式製
氷機において、前記貯氷庫の前記簀子よりも底部側に底
部洗浄用の給水口および排水口を設けたことを特徴とす
るものである。
【０００７】この請求項１に記載の発明によれば、給水
口を通じて給水される水により貯氷庫の底部が積極的に
洗浄されると共にこの給水される水の熱により屑氷の融
解が促進され、貯氷庫底部のスケールが除去される。
口を通じて給水される水により貯氷庫の底部が積極的に
洗浄されると共にこの給水される水の熱により屑氷の融
解が促進され、貯氷庫底部のスケールが除去される。
【０００８】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
のものにおいて、前記給水口を前記排水口の反対側に配
置したことを特徴とするものである。
のものにおいて、前記給水口を前記排水口の反対側に配
置したことを特徴とするものである。
【０００９】請求項３に記載の発明は、請求項１に記載
のものにおいて、前記給水口を排水口の近傍に前記貯氷
庫の内壁面に対して所定の角度を有するように配置した
ことを特徴とするものである。
のものにおいて、前記給水口を排水口の近傍に前記貯氷
庫の内壁面に対して所定の角度を有するように配置した
ことを特徴とするものである。
【００１０】これら請求項２または３に記載の発明によ
れば、貯氷庫底部を洗浄し排水口に向かう良好な給水流
が形成され、より良好にスケールが除去される。
れば、貯氷庫底部を洗浄し排水口に向かう良好な給水流
が形成され、より良好にスケールが除去される。
【００１１】請求項４に記載の発明は、請求項１に記載
のものにおいて、前記給水口を通じて給水を所定時間毎
に行うものである。
のものにおいて、前記給水口を通じて給水を所定時間毎
に行うものである。
【００１２】この請求項４に記載の発明によれば、給水
口からの給水が例えば製氷用給水のタイミングとは独立
して所定時間毎に行われる。
口からの給水が例えば製氷用給水のタイミングとは独立
して所定時間毎に行われる。
【００１３】請求項５に記載の発明は、請求項１に記載
のものにおいて、前記排水口の下流に排水弁を設け、給
水口に洗浄水を供給する時にはこの排水弁を開いて洗浄
水を外部に排出し、給水口に洗浄水を供給しない時には
この排水弁を閉じて前記貯氷庫の前記簀子よりも底部側
に溜まるドレンを前記製氷部に還流することを特徴とす
るものである。
のものにおいて、前記排水口の下流に排水弁を設け、給
水口に洗浄水を供給する時にはこの排水弁を開いて洗浄
水を外部に排出し、給水口に洗浄水を供給しない時には
この排水弁を閉じて前記貯氷庫の前記簀子よりも底部側
に溜まるドレンを前記製氷部に還流することを特徴とす
るものである。
【００１４】この請求項５に記載の発明によれば、給水
が排水弁の開放動作と同期して行われ、これにより貯氷
庫底部のスケールが外部に排出されるため、排水弁を閉
じて排水口からの排水を製氷部に還流し製氷に再利用す
る場合には従来に比してスケールの濃度が低い水が製氷
水（製氷用給水）と混合して使用されることになり、密
着力の強い圧縮氷が生成される。
が排水弁の開放動作と同期して行われ、これにより貯氷
庫底部のスケールが外部に排出されるため、排水弁を閉
じて排水口からの排水を製氷部に還流し製氷に再利用す
る場合には従来に比してスケールの濃度が低い水が製氷
水（製氷用給水）と混合して使用されることになり、密
着力の強い圧縮氷が生成される。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施の形態
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【００１６】図１に示すように、製氷機（オーガ式製氷
機）は概略、氷片を製造する製氷部１と、製造された氷
片を貯氷する貯氷庫２等とから構成されている。上記製
氷部１は、駆動モータ３と、この駆動モータ３に減速機
４を介して連結されたオーガと称する螺旋状回転刃５
と、この回転刃５を取り囲む製氷筒６と、この製氷筒６
の外周面に巻装された冷凍機の蒸発パイプ７と、上記製
氷筒６の上部に設けられた氷圧縮用の押出しヘッド８
と、製氷筒６および蒸発パイプ７を包囲する断熱材１０
等を備える。さらに製氷筒６の下部には給水管１３が接
続されており、この給水管１３には給水タンク１２が接
続される。この給水タンク１２には給水弁１１を介して
製氷用の水が貯留されている。
機）は概略、氷片を製造する製氷部１と、製造された氷
片を貯氷する貯氷庫２等とから構成されている。上記製
氷部１は、駆動モータ３と、この駆動モータ３に減速機
４を介して連結されたオーガと称する螺旋状回転刃５
と、この回転刃５を取り囲む製氷筒６と、この製氷筒６
の外周面に巻装された冷凍機の蒸発パイプ７と、上記製
氷筒６の上部に設けられた氷圧縮用の押出しヘッド８
と、製氷筒６および蒸発パイプ７を包囲する断熱材１０
等を備える。さらに製氷筒６の下部には給水管１３が接
続されており、この給水管１３には給水タンク１２が接
続される。この給水タンク１２には給水弁１１を介して
製氷用の水が貯留されている。
【００１７】一方、上記貯氷庫２は、上記製氷部１の上
部に連通するように配設された断熱容器１４からなり、
その内部には、上記回転軸５ａの軸上に取り付けられた
氷片攪拌用のアジテータ１５と、このアジテータ１５と
貯氷庫２の底部との間に配設された氷片載置用の簀子１
６等を備えると共に、その側壁には、シャッター１７に
より開閉される氷搬出口１８を備えており、さらに貯氷
庫２の底部にはドレン排水口１９が開口され、このドレ
ン排水口１９には、排水を外部に導く排水管２０が接続
されている。上記製氷機には、制御中枢となるＣＰＵ２
１の他、入出力インターフェイスやＲＯＭ、ＲＡＭ、タ
イマー２２等が付設されている。ＣＰＵ２１は、所定の
指令信号や上記タイマー２２からの入力信号に基づき、
上記駆動モータ３を駆動制御すると共に上記製氷用の給
水弁１１や後述する洗浄用の給水弁２３を駆動（開閉）
制御する。
部に連通するように配設された断熱容器１４からなり、
その内部には、上記回転軸５ａの軸上に取り付けられた
氷片攪拌用のアジテータ１５と、このアジテータ１５と
貯氷庫２の底部との間に配設された氷片載置用の簀子１
６等を備えると共に、その側壁には、シャッター１７に
より開閉される氷搬出口１８を備えており、さらに貯氷
庫２の底部にはドレン排水口１９が開口され、このドレ
ン排水口１９には、排水を外部に導く排水管２０が接続
されている。上記製氷機には、制御中枢となるＣＰＵ２
１の他、入出力インターフェイスやＲＯＭ、ＲＡＭ、タ
イマー２２等が付設されている。ＣＰＵ２１は、所定の
指令信号や上記タイマー２２からの入力信号に基づき、
上記駆動モータ３を駆動制御すると共に上記製氷用の給
水弁１１や後述する洗浄用の給水弁２３を駆動（開閉）
制御する。
【００１８】第一の実施の形態では、上記貯氷庫２の底
部を洗浄するための給水口１００がが設けられる。この
給水口１００は、貯氷庫２の底部側壁であって上記簀子
１６よりも下方部分に開口し、図２に示すように、当該
貯氷庫２の軸心を中心とした上記ドレン排水口１９の反
対側に位置するように配置される。この給水口１００に
は洗浄用の給水管２４が接続され、この給水管２４には
給水弁２３が設けられる。給水管２４は給水源（図示せ
ず）に連なる。
部を洗浄するための給水口１００がが設けられる。この
給水口１００は、貯氷庫２の底部側壁であって上記簀子
１６よりも下方部分に開口し、図２に示すように、当該
貯氷庫２の軸心を中心とした上記ドレン排水口１９の反
対側に位置するように配置される。この給水口１００に
は洗浄用の給水管２４が接続され、この給水管２４には
給水弁２３が設けられる。給水管２４は給水源（図示せ
ず）に連なる。
【００１９】また、第一の実施の形態では、上記ＣＰＵ
２１は、洗浄用の給水弁２３を所定時間毎に開状態とす
るように制御する。
２１は、洗浄用の給水弁２３を所定時間毎に開状態とす
るように制御する。
【００２０】次に、この製氷機の作用について説明す
る。
る。
【００２１】この種のオーガ式製氷機は例えばコールド
飲料を販売するカップ式飲料自動販売機等において、飲
料の販売動作に合わせてカップ内にチップ状のアイス
（氷片）を添加する場合に採用される。
飲料を販売するカップ式飲料自動販売機等において、飲
料の販売動作に合わせてカップ内にチップ状のアイス
（氷片）を添加する場合に採用される。
【００２２】上記ＣＰＵ２１により製氷用の給水弁１１
が開放されると給水タンク１２、製氷用の給水管１３を
通して製氷筒６内に製氷水が供給され、この製氷水は冷
凍機の運転により製氷筒６の内壁面に氷膜として結氷す
る。駆動モータ３が駆動されて螺旋状回転刃５が回転
し、当該回転刃５により上記氷膜が削り取られると共に
フレーク状にされて製氷筒６の出口側に送り出される。
この送り出されたフレーク状の氷は氷圧縮用の押出しヘ
ッド８により圧縮されて上方に柱状に固まった状態で突
出し、この突出する氷は押出しヘッド８の先端９によっ
て切断されてチップ状の氷片にされ、上記貯氷庫２内の
簀子１６上に送り込まれて貯氷される。そして、貯氷庫
２が氷片で一杯になるとセンサ（図示せず）がそれを検
知し、上記ＣＰＵ２１により上記一連の製氷動作が停止
される。
が開放されると給水タンク１２、製氷用の給水管１３を
通して製氷筒６内に製氷水が供給され、この製氷水は冷
凍機の運転により製氷筒６の内壁面に氷膜として結氷す
る。駆動モータ３が駆動されて螺旋状回転刃５が回転
し、当該回転刃５により上記氷膜が削り取られると共に
フレーク状にされて製氷筒６の出口側に送り出される。
この送り出されたフレーク状の氷は氷圧縮用の押出しヘ
ッド８により圧縮されて上方に柱状に固まった状態で突
出し、この突出する氷は押出しヘッド８の先端９によっ
て切断されてチップ状の氷片にされ、上記貯氷庫２内の
簀子１６上に送り込まれて貯氷される。そして、貯氷庫
２が氷片で一杯になるとセンサ（図示せず）がそれを検
知し、上記ＣＰＵ２１により上記一連の製氷動作が停止
される。
【００２３】この状態で、自動販売機の飲料販売動作と
連動して上記ＣＰＵ２１により氷供給指令が与えられる
と、駆動モータ３が駆動されてアジテータ１５が回転す
ると共に上記シャッター１７が開放されて、上記簀子１
６上に貯氷されている氷片は当該アジテータ１５の攪拌
動作により氷搬出口１８を介して搬出され、図示を省略
したカップ内に導かれる。
連動して上記ＣＰＵ２１により氷供給指令が与えられる
と、駆動モータ３が駆動されてアジテータ１５が回転す
ると共に上記シャッター１７が開放されて、上記簀子１
６上に貯氷されている氷片は当該アジテータ１５の攪拌
動作により氷搬出口１８を介して搬出され、図示を省略
したカップ内に導かれる。
【００２４】この第一の実施の形態によれば、上記製氷
用の給水動作、製氷動作等とは無関係に上記ＣＰＵ２１
により洗浄用の給水弁２３が所定時間毎に開状態にさ
れ、貯氷庫２の底部に洗浄用の水が供給される。この積
極的な洗浄用の給水により貯氷庫２の底部が洗い流され
て洗浄されると共に、この給水した水の熱により底部に
残留している屑氷の融解が促進され、その結果貯氷庫２
の底部のスケールが確実に外部に除去され、排水の詰ま
りが防止される。この時、洗浄用の給水管２４の給水口
１００が、貯氷庫２の軸心を中心としたドレン排水口１
９の反対側に位置しているため、図２に矢印で示すよう
に、貯氷庫２の底部を洗浄し排水口１９に向かう良好な
給水流が形成されることになり、より良好に貯氷庫２の
底部のスケールが外部に排出される。
用の給水動作、製氷動作等とは無関係に上記ＣＰＵ２１
により洗浄用の給水弁２３が所定時間毎に開状態にさ
れ、貯氷庫２の底部に洗浄用の水が供給される。この積
極的な洗浄用の給水により貯氷庫２の底部が洗い流され
て洗浄されると共に、この給水した水の熱により底部に
残留している屑氷の融解が促進され、その結果貯氷庫２
の底部のスケールが確実に外部に除去され、排水の詰ま
りが防止される。この時、洗浄用の給水管２４の給水口
１００が、貯氷庫２の軸心を中心としたドレン排水口１
９の反対側に位置しているため、図２に矢印で示すよう
に、貯氷庫２の底部を洗浄し排水口１９に向かう良好な
給水流が形成されることになり、より良好に貯氷庫２の
底部のスケールが外部に排出される。
【００２５】第二の実施の形態として、上記洗浄用の給
水管２４を、その給水口１００が、図３に示すように、
ドレン排水口１９の近傍に位置すると共に上記貯氷庫２
の内壁面２ａに対して所定の角度を有するように配置す
るようにしても良い。このように構成しても、図３に矢
印で示すように、貯氷庫２の底部を洗浄しドレン排水口
１９に向かう良好な給水流が形成されることになり、上
記とほぼ同様な効果が得られる。
水管２４を、その給水口１００が、図３に示すように、
ドレン排水口１９の近傍に位置すると共に上記貯氷庫２
の内壁面２ａに対して所定の角度を有するように配置す
るようにしても良い。このように構成しても、図３に矢
印で示すように、貯氷庫２の底部を洗浄しドレン排水口
１９に向かう良好な給水流が形成されることになり、上
記とほぼ同様な効果が得られる。
【００２６】第三の実施の形態として、図４に示すよう
にいわゆるドレン水再利用型の製氷機が提案される。上
記ドレン排水口１９には排水管２５ａが接続される。こ
の排水管２５ａの下流側は分岐配管２５ｂ，２５ｃに分
岐され、一方の分岐配管２５ｂは上記製氷筒６内に接続
され、他方の分岐配管２５ｃは外部に開放されると共に
排水弁２６が設けられる。また、この実施の形態では、
上述したＣＰＵ２１は、洗浄用の給水弁２３と排水弁２
６とを同期して開状態とするように制御する。すなわ
ち、この実施の形態においては、上記ＣＰＵ２１により
洗浄用の給水弁２３が開状態にされ貯氷庫２の底部に洗
浄用の水が供給されると共に排水弁２６が開状態にされ
るため、貯氷庫２の底部のスケールは、ドレン排水口１
９、排水管２５ａ、分岐配管２５ｃを通して外部に排出
され、その結果排水の詰まりが防止される。また、これ
以外の時には上記ＣＰＵ２１により洗浄用の給水弁２３
及び排水弁２６が閉鎖状態にされるため、ドレン排水口
１９からの排水（給水によらない従来と同様な消極的な
排水）は、排水管２５ａ、分岐配管２５ｂを通して製氷
筒６内に還流され、前述した製氷用の給水管１３による
製氷水と混合されて製氷が行われる。
にいわゆるドレン水再利用型の製氷機が提案される。上
記ドレン排水口１９には排水管２５ａが接続される。こ
の排水管２５ａの下流側は分岐配管２５ｂ，２５ｃに分
岐され、一方の分岐配管２５ｂは上記製氷筒６内に接続
され、他方の分岐配管２５ｃは外部に開放されると共に
排水弁２６が設けられる。また、この実施の形態では、
上述したＣＰＵ２１は、洗浄用の給水弁２３と排水弁２
６とを同期して開状態とするように制御する。すなわ
ち、この実施の形態においては、上記ＣＰＵ２１により
洗浄用の給水弁２３が開状態にされ貯氷庫２の底部に洗
浄用の水が供給されると共に排水弁２６が開状態にされ
るため、貯氷庫２の底部のスケールは、ドレン排水口１
９、排水管２５ａ、分岐配管２５ｃを通して外部に排出
され、その結果排水の詰まりが防止される。また、これ
以外の時には上記ＣＰＵ２１により洗浄用の給水弁２３
及び排水弁２６が閉鎖状態にされるため、ドレン排水口
１９からの排水（給水によらない従来と同様な消極的な
排水）は、排水管２５ａ、分岐配管２５ｂを通して製氷
筒６内に還流され、前述した製氷用の給水管１３による
製氷水と混合されて製氷が行われる。
【００２７】この時、上記還流水は、排水弁２６の開放
時に貯氷庫２の底部のスケールを外部に除去しているた
め従来に比してスケールの濃度が低くなっており、密着
力の強い圧縮氷が生成される。
時に貯氷庫２の底部のスケールを外部に除去しているた
め従来に比してスケールの濃度が低くなっており、密着
力の強い圧縮氷が生成される。
【００２８】
【発明の効果】請求項１に記載の発明では、貯氷庫の底
部を洗浄するための給水口を設けたので、貯氷庫の底部
を積極的に洗浄できると共にこの給水した水の熱により
屑氷の融解を促進でき、貯氷庫底部のスケールを除去で
きるようになる。その結果、排水の詰まりを防止でき
る。
部を洗浄するための給水口を設けたので、貯氷庫の底部
を積極的に洗浄できると共にこの給水した水の熱により
屑氷の融解を促進でき、貯氷庫底部のスケールを除去で
きるようになる。その結果、排水の詰まりを防止でき
る。
【００２９】請求項２に記載の発明では、給水口を排水
口の反対側に設け、請求項３に記載の発明では、上記給
水口を排水口の近傍に上記貯氷庫の内壁面に対して所定
の角度を有するように設けたため、排水口に向かう良好
な給水流を形成でき、より良好に貯氷庫底部のスケール
を除去できる。
口の反対側に設け、請求項３に記載の発明では、上記給
水口を排水口の近傍に上記貯氷庫の内壁面に対して所定
の角度を有するように設けたため、排水口に向かう良好
な給水流を形成でき、より良好に貯氷庫底部のスケール
を除去できる。
【００３０】請求項４に記載の発明では、給水口を通じ
て給水を所定時間毎に行うので、より積極的に底部のス
ケールを除去できる。
て給水を所定時間毎に行うので、より積極的に底部のス
ケールを除去できる。
【００３１】請求項５に記載の発明では、排水弁を設
け、給水を上記排水弁の開放動作と同期させたため、排
水弁の開放時に貯氷庫底部のスケールを除去でき、その
結果排水弁の閉鎖時には従来に比してスケールの濃度が
低い水を還流して製氷水と混合使用できるので、密着力
の強い圧縮氷を生成できる。
け、給水を上記排水弁の開放動作と同期させたため、排
水弁の開放時に貯氷庫底部のスケールを除去でき、その
結果排水弁の閉鎖時には従来に比してスケールの濃度が
低い水を還流して製氷水と混合使用できるので、密着力
の強い圧縮氷を生成できる。
【図１】本発明の第一の実施の形態に係る製氷機の全体
構成を示す一部破断正面図である。
構成を示す一部破断正面図である。
【図２】図１に示した製氷機の貯氷庫を示す平面断面図
である。
である。
【図３】本発明の第二の実施の形態に係る製氷機の貯氷
庫を示す平面断面図である。
庫を示す平面断面図である。
【図４】本発明の第三の実施の形態に係る製氷機の全体
構成を示す一部破断正面図である。
構成を示す一部破断正面図である。
１ 製氷部 ２ 貯氷庫 ２ａ 貯氷庫の内壁面 １６ 簀子 １９ 排水口 ２３，２４ 給水手段 ２６ 排水弁 １００ 給水口
Claims (5)
- 【請求項１】 製氷部で製造される薄氷をオーガを介し
て押し出すことにより貯氷庫の簀子上に氷片を貯氷する
オーガ式製氷機において、前記貯氷庫の前記簀子よりも
底部側に底部洗浄用の給水口および排水口を設けたこと
を特徴とするオーガ式製氷機。 - 【請求項２】 前記給水口を前記排水口の反対側に設け
たことを特徴とする請求項１に記載のオーガ式製氷機。 - 【請求項３】 前記給水口を前記排水口の近傍に前記貯
氷庫の内壁面に対して所定の角度を有するように設けた
ことを特徴とする請求項１に記載のオーガ式製氷機。 - 【請求項４】 前記貯氷庫の前記簀子よりも底部側に前
記給水口を介して所定時間毎に洗浄水を供給することを
特徴とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載のオ
ーガ式製氷機。 - 【請求項５】 前記排水口の下流に排水弁を設け、給水
口に洗浄水を供給する時にはこの排水弁を開いて洗浄水
を外部に排出し、給水口に洗浄水を供給しない時にはこ
の排水弁を閉じて前記貯氷庫の前記簀子よりも底部側に
溜まるドレンを前記製氷部に還流することを特徴とする
請求項１ないし３のいずれか１項に記載のオーガ式製氷
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9313497A JPH10267478A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | オーガ式製氷機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9313497A JPH10267478A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | オーガ式製氷機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10267478A true JPH10267478A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=14074062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9313497A Withdrawn JPH10267478A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | オーガ式製氷機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10267478A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011502237A (ja) * | 2007-10-19 | 2011-01-20 | ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア | 二相冷却剤の生成及びその冷却能力の決定のためのシステム及び方法 |
| CN108716797A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-10-30 | 中国民航大学 | 一种能够制造实验用飞机残冰的机械装置 |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP9313497A patent/JPH10267478A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011502237A (ja) * | 2007-10-19 | 2011-01-20 | ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア | 二相冷却剤の生成及びその冷却能力の決定のためのシステム及び方法 |
| CN108716797A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-10-30 | 中国民航大学 | 一种能够制造实验用飞机残冰的机械装置 |
| CN108716797B (zh) * | 2018-05-24 | 2020-04-17 | 中国民航大学 | 一种能够制造实验用飞机残冰的机械装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4276750A (en) | Flake ice vending machine | |
| EP0995956B1 (en) | Ice dispenser | |
| JPH10267478A (ja) | オーガ式製氷機 | |
| JP2010139197A (ja) | オーガ式製氷機 | |
| JP2006177616A (ja) | オーガ式製氷機 | |
| JP3728968B2 (ja) | フローズン飲料ディスペンサおよびその飲料タンクの洗浄方法 | |
| US8336326B2 (en) | Dispenser | |
| JPH03500806A (ja) | 氷の貯蔵及び分配装置並びにその貯蔵・分配方法 | |
| JPH10174556A (ja) | フローズンドリンクの製造装置 | |
| JP2003303371A (ja) | カップ式飲料自動販売機 | |
| JPH0745827Y2 (ja) | カップ式飲料自動販売機の氷供給装置 | |
| JP3497973B2 (ja) | オーガー式製氷機 | |
| JPH09294542A (ja) | フローズンドリンクの製造装置 | |
| JP2003240395A (ja) | 氷塊放出装置 | |
| JP5061690B2 (ja) | 製氷システム | |
| JP3654407B2 (ja) | フローズン飲料ディスペンサ | |
| JP2504321Y2 (ja) | カップ式飲料自動販売機 | |
| KR200230276Y1 (ko) | 쵸코렛 용해 공급기 | |
| JPH0447580Y2 (ja) | ||
| JP2004265370A (ja) | カップ式飲料自動販売機 | |
| JP2007191963A (ja) | 生ごみの処理設備及びこれを用いた生ごみの処理方法 | |
| JP3348809B2 (ja) | 半冷凍飲料製造装置 | |
| JPS6029030Y2 (ja) | 製氷装置付飲料自動販売機 | |
| JPH0149464B2 (ja) | ||
| JPH09303913A (ja) | 微細氷の製造装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040123 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |