JPH10266458A - 建築物用角パイプ材 - Google Patents
建築物用角パイプ材Info
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- JPH10266458A JPH10266458A JP7112797A JP7112797A JPH10266458A JP H10266458 A JPH10266458 A JP H10266458A JP 7112797 A JP7112797 A JP 7112797A JP 7112797 A JP7112797 A JP 7112797A JP H10266458 A JPH10266458 A JP H10266458A
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- Japan
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- building
- joist
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- square pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】床組を構成する大引や根太として使用される建
築物用角パイプ材が、幅方向に力が加わっても、局所的
に座屈破壊するおそれがない。 【解決手段】床組を構成する大引10として使用されて
いる建築物用角パイプは、相対向する各側面13に、各
側面13の幅方向である上下方向に沿って延びる複数の
補強リブ13bが、等しい間隔をあけて設けられてい
る。また、根太20として使用されている建築物用角パ
イプも、相対向する各側面23に、各側面23の幅方向
である上下方向に沿って延びる複数の補強リブ23b
が、等しい間隔をあけて設けられている。
築物用角パイプ材が、幅方向に力が加わっても、局所的
に座屈破壊するおそれがない。 【解決手段】床組を構成する大引10として使用されて
いる建築物用角パイプは、相対向する各側面13に、各
側面13の幅方向である上下方向に沿って延びる複数の
補強リブ13bが、等しい間隔をあけて設けられてい
る。また、根太20として使用されている建築物用角パ
イプも、相対向する各側面23に、各側面23の幅方向
である上下方向に沿って延びる複数の補強リブ23b
が、等しい間隔をあけて設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物において、
床組の大引、根太等の下地材等として好適に使用される
建築物用角パイプ材に関する。
床組の大引、根太等の下地材等として好適に使用される
建築物用角パイプ材に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の床組は、通常、水平状態で支持
された木製の大引上に、複数の木製の根太を大引とは直
交状態で支持することによって構築されており、各根太
に断熱材を取り付けて、床板を敷設することによって床
とされている。
された木製の大引上に、複数の木製の根太を大引とは直
交状態で支持することによって構築されており、各根太
に断熱材を取り付けて、床板を敷設することによって床
とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような床組の構成
では、大引および根太が木材によって構成されているた
めに、反りや捩じれが発生しやすく、所定の寸法に精度
よく構築することは容易でないという問題がある。ま
た、木材によって構成された大引や根太は、強度上のバ
ラツキも大きく、床組を所定の強度に構築することも容
易ではないという問題がある。しかも、木材の加工、木
材同士の組み付けに、専門の熟練技術を必要とするため
に、熟練した作業員が必要になり、また、作業効率も悪
いという問題もある。
では、大引および根太が木材によって構成されているた
めに、反りや捩じれが発生しやすく、所定の寸法に精度
よく構築することは容易でないという問題がある。ま
た、木材によって構成された大引や根太は、強度上のバ
ラツキも大きく、床組を所定の強度に構築することも容
易ではないという問題がある。しかも、木材の加工、木
材同士の組み付けに、専門の熟練技術を必要とするため
に、熟練した作業員が必要になり、また、作業効率も悪
いという問題もある。
【0004】このような問題を解決するために、例え
ば、鋼板を断面四角形の中空に構成した角パイプ材を、
大引や根太として使用することが提案されている。この
ような角パイプ材は、中空であるために軽量であり、ま
た、連結作業も容易になるという利点がある。しかし、
中空の角パイプ材を水平に配置される大引や根太として
使用すると、垂直方向に大きな力が加わると、幅方向に
窪んだ状態に変形したり、局所的に幅方向に座屈破壊が
生じるおそれがある。
ば、鋼板を断面四角形の中空に構成した角パイプ材を、
大引や根太として使用することが提案されている。この
ような角パイプ材は、中空であるために軽量であり、ま
た、連結作業も容易になるという利点がある。しかし、
中空の角パイプ材を水平に配置される大引や根太として
使用すると、垂直方向に大きな力が加わると、幅方向に
窪んだ状態に変形したり、局所的に幅方向に座屈破壊が
生じるおそれがある。
【0005】また、角パイプ材を、例えば、一対の間仕
切りパネルの間に垂直に配置して使用するような場合に
も、同様に、水平方向に大きな力が加わると、幅方向に
窪んだり、座屈破壊が生じるおそれがある。
切りパネルの間に垂直に配置して使用するような場合に
も、同様に、水平方向に大きな力が加わると、幅方向に
窪んだり、座屈破壊が生じるおそれがある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、大引、根太等として使用しても、
局所的に座屈破壊が生じるおそれのない建築物用角パイ
プ材を提供することにある。
であり、その目的は、大引、根太等として使用しても、
局所的に座屈破壊が生じるおそれのない建築物用角パイ
プ材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の建築物用角パイ
プ材は、鋼板によって断面四角形の中空に構成されてお
り、少なくとも1つの側面に、その側面の幅方向に沿っ
て延びる複数の補強リブが等しい間隔をあけて設けられ
ていることを特徴とする。
プ材は、鋼板によって断面四角形の中空に構成されてお
り、少なくとも1つの側面に、その側面の幅方向に沿っ
て延びる複数の補強リブが等しい間隔をあけて設けられ
ていることを特徴とする。
【0008】前記各補強リブは、それぞれ、断面半円形
状をして内方に突出している。
状をして内方に突出している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明の建築物用角パイプ材を使
用した床組の要部を示す概略構成図である。この床組で
は、本発明の建築物用角パイプ材である大引10と、同
じく本発明の建築物用角パイプ材である複数の根太20
が使用されている。大引10は、コンクリート基礎上に
垂直に配置された複数の鋼製束30の上に水平状態で支
持されている。各鋼製束30は、適当な間隔をあけて1
本の直線上にそれぞれ配置されており、各鋼板製束30
の上部に、大引受け具40がそれぞれ設けられている。
各大引受け具40は、1本の大引10にそれぞれ嵌合さ
れて、大引10を固定状態で支持している。
用した床組の要部を示す概略構成図である。この床組で
は、本発明の建築物用角パイプ材である大引10と、同
じく本発明の建築物用角パイプ材である複数の根太20
が使用されている。大引10は、コンクリート基礎上に
垂直に配置された複数の鋼製束30の上に水平状態で支
持されている。各鋼製束30は、適当な間隔をあけて1
本の直線上にそれぞれ配置されており、各鋼板製束30
の上部に、大引受け具40がそれぞれ設けられている。
各大引受け具40は、1本の大引10にそれぞれ嵌合さ
れて、大引10を固定状態で支持している。
【0011】大引10には、適当な間隔をあけて、複数
の根太固定具50が固定状態で取り付けられており、各
根太固定具50に根太20が、大引10とは直交状態で
それぞれ水平に支持されている。
の根太固定具50が固定状態で取り付けられており、各
根太固定具50に根太20が、大引10とは直交状態で
それぞれ水平に支持されている。
【0012】図2(a)は、大引10の正面図、図2
(b)はその側面図、図2(c)は図2(b)のA−A
線における断面図である。大引10は、亜鉛メッキ鋼板
をロール成形によって断面長方形状の中空角パイプ状に
成形されている。この大引10は、図2(a)に示すよ
うに、鋼板の各側縁部の結合部分11aを下面11とし
て使用されている。大引10の上面12の中央部には、
長手方向に沿って延びる断面半円形状に窪んだ補強凹部
12aが全長にわたって設けられている。大引10の相
対向する各側面13における上部および下部には、長手
方向に沿って延びる断面長方形状に窪んだ係合凹部13
aが、それぞれ全長にわたって設けられている。左右の
各側面13に設けられた上部の係合凹部13aには、根
太20を固定するための根太固定具50が係合されて固
定されるようになっており、また、下部の係合凹部13
aには、大引10を水平状態で支持する大引受け具40
が係合されて固定されるようになっている。
(b)はその側面図、図2(c)は図2(b)のA−A
線における断面図である。大引10は、亜鉛メッキ鋼板
をロール成形によって断面長方形状の中空角パイプ状に
成形されている。この大引10は、図2(a)に示すよ
うに、鋼板の各側縁部の結合部分11aを下面11とし
て使用されている。大引10の上面12の中央部には、
長手方向に沿って延びる断面半円形状に窪んだ補強凹部
12aが全長にわたって設けられている。大引10の相
対向する各側面13における上部および下部には、長手
方向に沿って延びる断面長方形状に窪んだ係合凹部13
aが、それぞれ全長にわたって設けられている。左右の
各側面13に設けられた上部の係合凹部13aには、根
太20を固定するための根太固定具50が係合されて固
定されるようになっており、また、下部の係合凹部13
aには、大引10を水平状態で支持する大引受け具40
が係合されて固定されるようになっている。
【0013】左右の各側面13における上部および下部
の係合凹部13a間には、各側面13の幅方向である上
下方向に沿って延びる複数の補強リブ13bが、等しい
間隔をあけてそれぞれ設けられている。各補強リブ13
bは、図2(c)に示すように、断面半円形状をして内
方に突出している。
の係合凹部13a間には、各側面13の幅方向である上
下方向に沿って延びる複数の補強リブ13bが、等しい
間隔をあけてそれぞれ設けられている。各補強リブ13
bは、図2(c)に示すように、断面半円形状をして内
方に突出している。
【0014】各根太20は、大引10と同様に、亜鉛メ
ッキ鋼板をロール成形によって断面略長方形状をした中
空の角パイプ状に成形されており、図1に示すように、
下面21に結合部21aが設けられるとともに、上面2
2の中央部に補強凹部22aが設けられている。また、
各側面23の上部および下部に係合凹部23aがそれぞ
れ設けられるとともに、各側面23に、各側面23の幅
方向に沿った上下方向に延びる複数の補強リブ23bが
等しい間隔をあけて設けられている。各側面23に設け
られた各補強リブ23bは、それぞれ、断面半円形状を
して内方に突出している。各側面23の下部に設けられ
た係合凹部23aには、大引10に固定された根太固定
具50が係合されるて固定されている。
ッキ鋼板をロール成形によって断面略長方形状をした中
空の角パイプ状に成形されており、図1に示すように、
下面21に結合部21aが設けられるとともに、上面2
2の中央部に補強凹部22aが設けられている。また、
各側面23の上部および下部に係合凹部23aがそれぞ
れ設けられるとともに、各側面23に、各側面23の幅
方向に沿った上下方向に延びる複数の補強リブ23bが
等しい間隔をあけて設けられている。各側面23に設け
られた各補強リブ23bは、それぞれ、断面半円形状を
して内方に突出している。各側面23の下部に設けられ
た係合凹部23aには、大引10に固定された根太固定
具50が係合されるて固定されている。
【0015】大引受け具40は、コンクリート基礎に垂
直状態で立設された鋼製束30の上端部に固定されてい
る。鋼製束30は、例えばターンバックル状に構成され
ており、軸方向長さが調整可能になっている。
直状態で立設された鋼製束30の上端部に固定されてい
る。鋼製束30は、例えばターンバックル状に構成され
ており、軸方向長さが調整可能になっている。
【0016】大引受け具40は、鋼板等によって、鋼製
束30の上端面に水平に固定された正方形状の水平片4
1と、この水平片41の左右の各側縁部からそれぞれ上
方に延出した垂直片42とを有する断面略コ字状に形成
されている。大引受け具40の各垂直片42には、上下
方向に延びる各側縁の中程から、それぞれ適当な長さに
わたって水平な切り込みが形成されるとともに、各水平
な切り込みに連続して上方に延びる垂直な切り込みがそ
れぞれ形成されており、各垂直片42は、水平な切り込
みと垂直な切り込みとに沿った部分が内側に向かって傾
斜した状態になるように、上下方向の中程が、それぞれ
水平に折り曲げられている。そして、内側に向かって傾
斜した部分が、大引10における下側の係合凹部13a
内に係合されるようになっている。
束30の上端面に水平に固定された正方形状の水平片4
1と、この水平片41の左右の各側縁部からそれぞれ上
方に延出した垂直片42とを有する断面略コ字状に形成
されている。大引受け具40の各垂直片42には、上下
方向に延びる各側縁の中程から、それぞれ適当な長さに
わたって水平な切り込みが形成されるとともに、各水平
な切り込みに連続して上方に延びる垂直な切り込みがそ
れぞれ形成されており、各垂直片42は、水平な切り込
みと垂直な切り込みとに沿った部分が内側に向かって傾
斜した状態になるように、上下方向の中程が、それぞれ
水平に折り曲げられている。そして、内側に向かって傾
斜した部分が、大引10における下側の係合凹部13a
内に係合されるようになっている。
【0017】根太固定具50は、鋼板等によって、正方
形状の水平片51と、この水平片51の相対向する一対
の二辺から上方に延びる上側垂直片52と、水平片51
の他の相対向する一対の二辺から下方に延びる下側垂直
片53とを有している。各上側垂直片52には、上下方
向に延びる各側縁の中程から、それぞれ適当な長さにわ
たって水平な切り込みが形成されるとともに、それぞれ
の水平な切り込みに連続して上方に延びる垂直な切り込
みが、それぞれ形成されており、各上側垂直片52は、
水平な切り込みと垂直な切り込みとに沿った部分が内側
に向かって傾斜した状態になるように、上下方向の中程
が、それぞれ水平に折り曲げられている。そして、内側
に向かって傾斜した部分が、支持すべき根太20におけ
る下側の係合凹部23a内に係合されるようになってい
る。
形状の水平片51と、この水平片51の相対向する一対
の二辺から上方に延びる上側垂直片52と、水平片51
の他の相対向する一対の二辺から下方に延びる下側垂直
片53とを有している。各上側垂直片52には、上下方
向に延びる各側縁の中程から、それぞれ適当な長さにわ
たって水平な切り込みが形成されるとともに、それぞれ
の水平な切り込みに連続して上方に延びる垂直な切り込
みが、それぞれ形成されており、各上側垂直片52は、
水平な切り込みと垂直な切り込みとに沿った部分が内側
に向かって傾斜した状態になるように、上下方向の中程
が、それぞれ水平に折り曲げられている。そして、内側
に向かって傾斜した部分が、支持すべき根太20におけ
る下側の係合凹部23a内に係合されるようになってい
る。
【0018】下側垂直片53にも、同様に、上下方向に
延びる各側縁の中程から、それぞれ適当な長さにわたっ
て水平な切り込みが形成されるとともに、各水平な切り
込みに連続して上方に延びる垂直な切り込みが、それぞ
れ形成されており、各垂直片42は、水平な切り込みと
垂直な切り込みとに沿った部分が内側に向かって傾斜し
た状態になるように、上下方向の中程が、それぞれ水平
に折り曲げられている。そして、内側に傾斜状態になっ
た部分が、大引10における下側の係合凹部23a内に
係合されるようになっている。
延びる各側縁の中程から、それぞれ適当な長さにわたっ
て水平な切り込みが形成されるとともに、各水平な切り
込みに連続して上方に延びる垂直な切り込みが、それぞ
れ形成されており、各垂直片42は、水平な切り込みと
垂直な切り込みとに沿った部分が内側に向かって傾斜し
た状態になるように、上下方向の中程が、それぞれ水平
に折り曲げられている。そして、内側に傾斜状態になっ
た部分が、大引10における下側の係合凹部23a内に
係合されるようになっている。
【0019】このような構成の床組は次のようにして構
築される。まず、コンクリート基礎に、大引受け具40
が一体的に取り付けられた複数の鋼製束30を、適当な
間隔をあけて、1本の直線上に位置するように垂直状態
で固定し、各鋼製束30の上部に設けられた各大引受け
具40に大引10が嵌め込まれる。各大引受け具40
は、それぞれの垂直片42における斜め内側に傾斜した
部分が、大引10の下側の係合凹部13a内に係合され
ることによって抜け止め状態で固定される。その後、各
鋼製束30の上下方向長さが調整されて大引10が水平
状態とされる。
築される。まず、コンクリート基礎に、大引受け具40
が一体的に取り付けられた複数の鋼製束30を、適当な
間隔をあけて、1本の直線上に位置するように垂直状態
で固定し、各鋼製束30の上部に設けられた各大引受け
具40に大引10が嵌め込まれる。各大引受け具40
は、それぞれの垂直片42における斜め内側に傾斜した
部分が、大引10の下側の係合凹部13a内に係合され
ることによって抜け止め状態で固定される。その後、各
鋼製束30の上下方向長さが調整されて大引10が水平
状態とされる。
【0020】大引10が水平な状態になると、複数の根
太固定具50の下側垂直片53が、適当な間隔をあけ
て、大引10の上側の係合凹部13a内に嵌め込まれ
る。これにより、各根太固定具50の下側垂直片53
は、大引10に抜け止めされた状態で固定される。次い
で、大引10に固定された各根太固定具50におけるそ
れぞれの上側垂直片52の間に、大引10に対して直交
状態に配置された各根太20が嵌め込まれ、各根太20
のそれぞれの側面に形成された下側の係合凹部23a内
に、各上側垂直片52がそれぞれ係合される。これによ
り、各根太20は、各根太固定具50から抜け止めされ
た状態で固定される。このようにして床組が構築され
る。
太固定具50の下側垂直片53が、適当な間隔をあけ
て、大引10の上側の係合凹部13a内に嵌め込まれ
る。これにより、各根太固定具50の下側垂直片53
は、大引10に抜け止めされた状態で固定される。次い
で、大引10に固定された各根太固定具50におけるそ
れぞれの上側垂直片52の間に、大引10に対して直交
状態に配置された各根太20が嵌め込まれ、各根太20
のそれぞれの側面に形成された下側の係合凹部23a内
に、各上側垂直片52がそれぞれ係合される。これによ
り、各根太20は、各根太固定具50から抜け止めされ
た状態で固定される。このようにして床組が構築され
る。
【0021】床組が構築されると、根太20の上面に断
熱材が設けられて、その断熱材上に床板が敷設されるこ
とによって、床とされる。
熱材が設けられて、その断熱材上に床板が敷設されるこ
とによって、床とされる。
【0022】このようにして構築される床組では、本発
明の建築物用角パイプ材である大引10および根太20
が、相対向する各側面に、各側面の幅方向である上下方
向に沿って延びる複数の補強リブ13bおよび23b
が、それぞれ一定の間隔をあけて設けられているため
に、幅方向に大きな荷重が加わるような場合にも、局所
的に座屈破壊するおそれがない。その結果、長期にわた
って安定的に使用することができる。
明の建築物用角パイプ材である大引10および根太20
が、相対向する各側面に、各側面の幅方向である上下方
向に沿って延びる複数の補強リブ13bおよび23b
が、それぞれ一定の間隔をあけて設けられているため
に、幅方向に大きな荷重が加わるような場合にも、局所
的に座屈破壊するおそれがない。その結果、長期にわた
って安定的に使用することができる。
【0023】なお、上記実施の形態では、床組に使用さ
れる大引および根太に、本発明の建築物用角パイプ材を
それぞれ使用する構成について説明したが、本発明の建
築物用角パイプ材は、このような使用方法に限定される
ものではなく、例えば、一対の間仕切りパネルの間に垂
直に配置される柱部材としても使用することができる。
この場合にも、補強リブによって高強度になっているた
めに、幅方向である水平方向に大きな荷重が加わって
も、局所的に座屈破壊するおそれがない。
れる大引および根太に、本発明の建築物用角パイプ材を
それぞれ使用する構成について説明したが、本発明の建
築物用角パイプ材は、このような使用方法に限定される
ものではなく、例えば、一対の間仕切りパネルの間に垂
直に配置される柱部材としても使用することができる。
この場合にも、補強リブによって高強度になっているた
めに、幅方向である水平方向に大きな荷重が加わって
も、局所的に座屈破壊するおそれがない。
【0024】
【発明の効果】本発明の建築物用角パイプ材は、このよ
うに、少なくとも1つの側面に、その側面の幅方向に沿
って延びる複数の補強リブが、一定の間隔をあけて設け
られているために、幅方向に大きな力が加わっても、局
所的に座屈破壊するようなおそれがなく、床組の大引、
根太等として好適に使用することができる。
うに、少なくとも1つの側面に、その側面の幅方向に沿
って延びる複数の補強リブが、一定の間隔をあけて設け
られているために、幅方向に大きな力が加わっても、局
所的に座屈破壊するようなおそれがなく、床組の大引、
根太等として好適に使用することができる。
【図1】本発明の建築物用角パイプ材を大引および根太
として使用した床組の要部の概略構成図である。
として使用した床組の要部の概略構成図である。
【図2】(a)は、図1の大引として使用される本発明
の建築物用角パイプ材の一例を示す正面図、(b)は、
その側面図、(c)は、(b)のA−A線における断面
図である。
の建築物用角パイプ材の一例を示す正面図、(b)は、
その側面図、(c)は、(b)のA−A線における断面
図である。
10 大引 11 下面 12 上面 13 側面 13a 係合凹部 13b 補強リブ 20 根太 21 下面 22 上面 23 側面 23a 係合凹部 23b 補強リブ 30 鋼製束 40 大引受け具 50 根太固定具
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼板によって断面四角形の中空に構成さ
れており、少なくとも1つの側面に、その側面の幅方向
に沿って延びる複数の補強リブが等しい間隔をあけて設
けられていることを特徴とする建築用角パイプ材。 - 【請求項2】 前記各補強リブは、それぞれ、断面半円
形状をして内方に突出している請求項1に記載の建築用
角パイプ材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7112797A JPH10266458A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 建築物用角パイプ材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7112797A JPH10266458A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 建築物用角パイプ材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10266458A true JPH10266458A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13451606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7112797A Pending JPH10266458A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 建築物用角パイプ材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10266458A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101111A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Okuchi Kensan Kk | 鋼板製構造材 |
CN104481072A (zh) * | 2014-12-10 | 2015-04-01 | 张跃 | 一种固定拼装楼板的补梁架 |
JP6247408B1 (ja) * | 2017-01-05 | 2017-12-13 | 石井産業株式会社 | 金属製パレット、及び金属製パレットの製造方法 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP7112797A patent/JPH10266458A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041116 |