JPH10265245A - セメント組成物 - Google Patents

セメント組成物

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JPH10265245A
JPH10265245A JP9072067A JP7206797A JPH10265245A JP H10265245 A JPH10265245 A JP H10265245A JP 9072067 A JP9072067 A JP 9072067A JP 7206797 A JP7206797 A JP 7206797A JP H10265245 A JPH10265245 A JP H10265245A
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JP
Japan
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cement
calcium sulfate
stock
blast furnace
furnace slag
Prior art date
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Pending
Application number
JP9072067A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sekino
一男 関野
Hirotake Yamashita
裕毅 山下
Yoshinori Ono
義徳 小野
Katsutoshi Ichikawa
勝俊 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Chichibu Onoda Cement Corp filed Critical Chichibu Onoda Cement Corp
Priority to JP9072067A priority Critical patent/JPH10265245A/ja
Publication of JPH10265245A publication Critical patent/JPH10265245A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/14Cements containing slag
    • C04B7/147Metallurgical slag
    • C04B7/153Mixtures thereof with other inorganic cementitious materials or other activators
    • C04B7/21Mixtures thereof with other inorganic cementitious materials or other activators with calcium sulfate containing activators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、鉱物組成が11CaO・7Al2
3 ・CaCl2 、3CaO・SiO2 を主成分とする
クリンカー粉末に高炉スラグ微粉末を加えるに当り、硫
酸カルシウムを加えて全体のセメント中のSO3 とAl
23 とのモル比を調整することによって、早期材令の
強度が増大したセメント組成物を得ようとするものであ
る。 【解決手段】鉱物組成が11CaO・7Al23 ・C
aCl2 を10〜40重量%、3CaO・SiO2 を4
0〜70重量%以上含有したクリンカー粉末に高炉スラ
グ微粉末を混合したセメント組成物において、硫酸カル
シウムを加えてセメント中のSO3 とAl23 とのモ
ル比(SO3 /Al23 )を0.70〜1.75に調
整したセメント組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明はセメント組成物に関
し、特に鉱物組成が11CaO・7Al23・CaC
2 、3CaO・SiO2 などを主成分とするクリンカ
ー粉末に、高炉スラグ微粉末及び硫酸カルシウムを加え
て調整したセメント組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高炉スラグ微粉末は、高炉セメントを製
造する際に普通ポルトランドセメントに混合して用いら
れている。このセメントは材令28日以前の強度は小さ
いが、その以降の材令での強さは大きくなる傾向があ
り、また化学抵抗性、耐熱性、水密性などにも優れて、
ダム、河川、湾岸工事その他の一般工事に広く使用され
ている。高炉セメントのこうした性質は高炉スラグ微粉
末の性質に大きく影響されている。
【0003】鉱物組成が11CaO・7Al23 ・C
aCl2 、3CaO・SiO2 などを含むクリンカー粉
末に硫酸カルシウムを加え調整したセメントは、早期材
令に強さを発現し、その後の材令においても優れた強さ
を発現するものである。このセメントの早期強さの発現
は、11CaO・7Al23 ・CaCl2 のに依存し
ていることが既に知られている。これまで、鉱物組成が
11CaO・7Al23 ・CaCl2 、3CaO・S
iO2 を主成分とするクリンカー粉末に、セメント中の
SO3 /Al23 のモル比が0.75〜1.00にな
るように硫酸カルシウムを加えて調整したセメントは、
化学抵抗性、耐熱性、水密性などに所要の性能が得られ
るように、セメント置換で高炉スラグ微粉末をセメント
に重量置換で40〜80%混合されていた。しかし、こ
れは高炉スラグ微粉末をセメントに置換して加えたもの
で、セメントの化学成分は調整されておらず強度発現は
十分ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、鉱物組成
が11CaO・7Al23 ・CaCl2 、3CaO・
SiO2 を主成分とするクリンカー粉末に高炉スラグ微
粉末を加えるに当り、硫酸カルシウムを加えて全体のセ
メント中のSO3 とAl23 とのモル比を調整するこ
とによって、早期材令の強度が増大したセメント組成物
を得ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、鉱物組成が
11CaO・7Al23 ・CaCl2 を10〜40重
量%、3CaO・SiO2 を40〜70重量%以上含有
したクリンカー粉末に高炉スラグ微粉末を混合したセメ
ント組成物において、硫酸カルシウムを加えてセメント
中のSO3 とAl23 とのモル比(SO3 /Al2
3 )を0.70〜1.75に調整したセメント組成物
(請求項1)及びクリンカー粉末が都市ゴミ焼却灰を主
原料とした調合原料を焼成したものである請求項1記載
のセメント組成物(請求項2)である。
【0006】
【発明の実施の態様】この発明は、鉱物組成が11Ca
O・7Al23 ・CaCl2 を10〜40重量%、3
CaO・SiO2 を40〜70重量%以上含有したクリ
ンカーの粉末に、高炉スラグ微粉末及び硫酸カルシウム
を混合してセメント組成物とする場合に、セメント中の
SO3 とAl23 とのモル比(SO3 /Al23
を0.70〜1.75とするものである。このモル比が
0.70未満の場合又は1.75を超えた場合はいずれ
も早期材令の圧縮強度は小さく使用することが難しい。
また特に、0.70〜1.25のモル比に調整したもの
が早期強度とともに長期強度も高く好ましい。ここに用
いる硫酸カルシウムは、二水石こう、半水石こう又は無
水石こうのいずれでもよい。
【0007】
【実施例】下記の原料を準備した。 クリンカー粉末 秩父小野田(株)製 細骨材 静岡県小笠原陸砂 AE減水剤 ポゾリス社製商品名「No.70 」 AE助剤 ポゾリス社製商品名「303 A 」 高炉スラグ微粉末 ブレーン比表面積4330(cm
2 /g) 無水石こう ブレーン比表面積4200(cm
2 /g) 上記クリンカー粉末は、都市ゴミ灰を主原料とし、成分
調整原料として貝殻や生石灰を添加して調整した下水汚
泥乾燥粉末、石灰石などの石灰質原料、粘土や珪石、ア
ルミ灰、ボーキサイドなどのアルミナ及び珪酸原料、さ
らには鉄原料及び塩化カルシウムや塩化ビニルなどの塩
素含有物質を適宜混合して調整した調合原料を1350
℃の温度で焼成したものである。この化学成分及び鉱物
組成は表1及び表2に示す通りである。なお、表1には
高炉スラグ微粉末の化学成分も併せて示した。
【0008】
【表1】
【0009】
【表2】
【0010】次に、表3に示すように高炉スラグ60重
量%を含むセメントを用いて、水セメント比を55%、
AE減水剤をセメント重量に対し0.25重量%とした
ものを、JIS R 5201(セメントの物理試験方法)に従っ
て強制練りミキサーで練り混ぜモルタルとした。この
際、AE助剤を空気量が8.0%となるように調整して
用いた。そして、JIS R 5201に従って4cm×4cm×16
cmの供試体を成形し、1日形枠中で湿空(20℃,80
%湿度)養生し、以降は材令3日、7日、28日まで水
中養生を行いモルタル硬化体を作成した。この硬化体を
JIS R 5201に準拠して圧縮強さ試験を行った。
【0011】実施例1〜6は、鉱物組成が11Ca・7
Al23 ・CaCl2 (C117・CaCl2 )、3
CaO・SiO2 (C3 S)を主成分とするクリンカー
粉末に、高炉スラグ微粉末を加えてセメント全体のSO
3 とAl23 とのモル比(SO3 /Al23 )が
0.70〜1.75になるように硫酸カルシウムを加え
て調整したものである。結果を表3に示した。
【0012】また比較例1及び2は,前記したモル比を
0.65及び1.80としたもの、比較例3はC117
・CaCl2 、C3 Sなどを主成分とするクリンカー粉
末に、SO3 とAl23 とのモル比(SO3 /Al2
3 )が0.75になるように硫酸カルシウムを加えて
調整したセメントに、セメント重量置換で高炉スラグ微
粉末を60重量%混合したセメント(全体のSO3 /A
23 が0.52)を用いたモルタルの圧縮強さを示
したものである。
【0013】
【表3】
【0014】表3に見られるように、高炉スラグ微粉末
を混合するに際し、セメント中のSO3 とAl23
のモル比(SO3 /Al23 )が本願発明で規定した
0.70〜1.75の範囲になるように硫酸カルシウム
を加えて調整したセメントを用いたモルタル硬化体の場
合(実施例)は、その圧縮強さは早期材令の3日及び7
日において大きな値を示している。特に、セメント中の
SO3 とAl23 とのモル比(SO3 /Al23
を0.70〜1.25の範囲になるように硫酸カルシウ
ムを加えて調整したセメントを用いたモルタル硬化体の
場合(実施例1〜3)は、その圧縮強さは早期材令に加
えて28日材令で大きな値を示している。
【0015】しかし、セメント中のSO3 とAl23
とのモル比(SO3 /Al23 )を0.65及び1.
80になるように硫酸カルシウムを加えて調整したセメ
ントを用いたモルタル硬化体の場合(比較例1及び2)
は、その圧縮強さは早期材令3日及び7日において小さ
な値を示している。また、比較例3として示したSO3
とAl23 のモル比(SO3 /Al23 )が本願発
明の範囲から外れた値の0.52になるように硫酸カル
シウムを加えて調整したセメントを用いたモルタルの圧
縮強さは、特に早期材令の3日及び7日において小さな
値を示している。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば鉱物組
成がC117 ・CaCl2 、C3 Sを主成分とするクリ
ンカー粉末と、高炉スラグ微粉末及び硫酸カルシウムを
混合したセメント中のSO3 とAl23 とのモル比
(SO3 /Al23 )を調整したセメントを用いるこ
とによって、コンクリート又はモルタル硬化体の圧縮強
さが、早期材令のみならず長期材令においても良好に発
現することがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 勝俊 千葉県佐倉市大作2丁目4番2号 秩父小 野田株式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱物組成が11CaO・7Al23
    CaCl2 を10〜40重量%、3CaO・SiO2
    40〜70重量%以上含有したクリンカー粉末に高炉ス
    ラグ微粉末を混合したセメント組成物において、硫酸カ
    ルシウムを加えてセメント中のSO3 とAl23 との
    モル比(SO3 /Al23 )を0.70〜1.75に
    調整したセメント組成物。
  2. 【請求項2】 クリンカー粉末が都市ゴミ焼却灰を主原
    料とした調合原料を焼成したものである請求項1記載の
    セメント組成物。
JP9072067A 1997-03-25 1997-03-25 セメント組成物 Pending JPH10265245A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020152607A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 デンカ株式会社 急硬性セメント、セメントモルタル、セメントコンクリート、道路補修材料、及び、道路の補修方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020152607A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 デンカ株式会社 急硬性セメント、セメントモルタル、セメントコンクリート、道路補修材料、及び、道路の補修方法

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