JPH10264294A - 複合セラミック遮熱コーティング及びその形成方法 - Google Patents
複合セラミック遮熱コーティング及びその形成方法Info
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- JPH10264294A JPH10264294A JP9155797A JP9155797A JPH10264294A JP H10264294 A JPH10264294 A JP H10264294A JP 9155797 A JP9155797 A JP 9155797A JP 9155797 A JP9155797 A JP 9155797A JP H10264294 A JPH10264294 A JP H10264294A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスタービン等の高温環境において使用され
る機器、部材の遮熱コーティングにおける皮膜剥離の主
要因である金属接合層の酸化を抑制する。 【解決手段】 金属基材10を被覆する第1層がNi基
合金、Co基合金及びNi−Co基合金のいずれかから
なる金属接合層12であり、この第1層を被覆する第2
層が低熱伝導性のセラミックスからなるセラミックス遮
熱層20であり、この第2層を被覆する第3層が低熱伝
導性のセラミックスとガラスとから構成される複合セラ
ミックス層であり、この複合セラミックス層は、ガラス
の割合が第2層側から表面部にかけて増加しているセラ
ミックス・ガラス傾斜組成構造層14であるように構成
する。
る機器、部材の遮熱コーティングにおける皮膜剥離の主
要因である金属接合層の酸化を抑制する。 【解決手段】 金属基材10を被覆する第1層がNi基
合金、Co基合金及びNi−Co基合金のいずれかから
なる金属接合層12であり、この第1層を被覆する第2
層が低熱伝導性のセラミックスからなるセラミックス遮
熱層20であり、この第2層を被覆する第3層が低熱伝
導性のセラミックスとガラスとから構成される複合セラ
ミックス層であり、この複合セラミックス層は、ガラス
の割合が第2層側から表面部にかけて増加しているセラ
ミックス・ガラス傾斜組成構造層14であるように構成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンの動
静翼、燃焼器などの金属製部材を燃焼ガスによる高温環
境から保護するための複合セラミック遮熱コーティング
(皮膜)及びその形成方法に関するものである。
静翼、燃焼器などの金属製部材を燃焼ガスによる高温環
境から保護するための複合セラミック遮熱コーティング
(皮膜)及びその形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高温環境における金属製機器や部
材を保護するための遮熱コーティング(thermal
barrier coating、TBC)は、金属
基材上に施工される100ミクロン程度の金属接合層
(金属ボンド層)(MCrAlY、M=Ni、Co)及
び燃焼ガスに曝される面に施工される安定化ジルコニア
に代表される低熱伝導性のセラミックスからなる200
ミクロン程度のセラミックス遮熱層から構成される2層
構造が一般的である。通常、金属ボンド層は低圧溶射で
施工され、セラミックス遮熱層は大気プラズマ溶射で施
工される。プラズマ溶射で施工されたジルコニアセラミ
ックス遮熱層は、気孔あるいは微小クラックを多く含む
ため、セラミックス遮熱層を酸素あるいは燃焼ガス中の
腐食成分が透過し、金属ボンド層を酸化あるいは腐食さ
せ、これがセラミックス遮熱層の剥離を誘発する。金属
ボンド層の酸化あるいは腐食を防ぐために、ジルコニア
セラミックス遮熱層表面に緻密なセラミックス層を設置
する、あるいはガラスにより封孔処理を行う方法が提案
されている。
材を保護するための遮熱コーティング(thermal
barrier coating、TBC)は、金属
基材上に施工される100ミクロン程度の金属接合層
(金属ボンド層)(MCrAlY、M=Ni、Co)及
び燃焼ガスに曝される面に施工される安定化ジルコニア
に代表される低熱伝導性のセラミックスからなる200
ミクロン程度のセラミックス遮熱層から構成される2層
構造が一般的である。通常、金属ボンド層は低圧溶射で
施工され、セラミックス遮熱層は大気プラズマ溶射で施
工される。プラズマ溶射で施工されたジルコニアセラミ
ックス遮熱層は、気孔あるいは微小クラックを多く含む
ため、セラミックス遮熱層を酸素あるいは燃焼ガス中の
腐食成分が透過し、金属ボンド層を酸化あるいは腐食さ
せ、これがセラミックス遮熱層の剥離を誘発する。金属
ボンド層の酸化あるいは腐食を防ぐために、ジルコニア
セラミックス遮熱層表面に緻密なセラミックス層を設置
する、あるいはガラスにより封孔処理を行う方法が提案
されている。
【0003】例えば、米国特許公報第5,080,97
7号明細書及び図面には、金属ボンド層を被覆するよう
にジルコニア遮熱層を設け、このジルコニア遮熱層を被
覆するようにガラス含有ジルコニア層を設けるか、又
は、金属ボンド層を被覆するようにガラス含有ジルコニ
ア層を設け、このガラス含有ジルコニア層を被覆するよ
うにジルコニア遮熱層を設け、さらにこのジルコニア遮
熱層を被覆するようにガラス含有ジルコニア層を設けて
形成した複合遮熱コーティングが記載されている。
7号明細書及び図面には、金属ボンド層を被覆するよう
にジルコニア遮熱層を設け、このジルコニア遮熱層を被
覆するようにガラス含有ジルコニア層を設けるか、又
は、金属ボンド層を被覆するようにガラス含有ジルコニ
ア層を設け、このガラス含有ジルコニア層を被覆するよ
うにジルコニア遮熱層を設け、さらにこのジルコニア遮
熱層を被覆するようにガラス含有ジルコニア層を設けて
形成した複合遮熱コーティングが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】セラミックス遮熱層の
最表面部分に緻密なセラミックス層を設置して酸素ある
いは腐食成分の浸透を防止する従来方法は、緻密質セラ
ミックスが熱衝撃に弱いことから亀裂が発生しやすく、
また、何らかの原因で亀裂が発生した場合に、そこから
酸素あるいは腐食成分が浸透する可能性がある。また、
ガラス成分により封孔処理を実施するか、あるいはガラ
ス成分を含む複合セラミックスにより酸素等の浸透を防
止する方法は、ガラス成分をなるべく多く含有させた方
がより効果的であるが、その量によってはコーティング
の特性を劣化させ、皮膜の寿命を短くする可能性があ
る。例えば、米国特許第5,080,977号明細書及
び図面においては、ガラス層の割合は10vol %とされ
ている。なお、この米国特許明細書及び図面には、積極
的なガラス含有割合の増加の意図は認められない。
最表面部分に緻密なセラミックス層を設置して酸素ある
いは腐食成分の浸透を防止する従来方法は、緻密質セラ
ミックスが熱衝撃に弱いことから亀裂が発生しやすく、
また、何らかの原因で亀裂が発生した場合に、そこから
酸素あるいは腐食成分が浸透する可能性がある。また、
ガラス成分により封孔処理を実施するか、あるいはガラ
ス成分を含む複合セラミックスにより酸素等の浸透を防
止する方法は、ガラス成分をなるべく多く含有させた方
がより効果的であるが、その量によってはコーティング
の特性を劣化させ、皮膜の寿命を短くする可能性があ
る。例えば、米国特許第5,080,977号明細書及
び図面においては、ガラス層の割合は10vol %とされ
ている。なお、この米国特許明細書及び図面には、積極
的なガラス含有割合の増加の意図は認められない。
【0005】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、セラミックス遮熱層にガラス成分
を含有させるとともに、ガラス含有量を層(皮膜)内底
部から表面部にかけて徐々に増加させる傾斜組成構造と
することにより、層の健全性を維持したままガラス相の
割合を増やすか、又はガラス含有層の厚膜化を図り、酸
素浸透抑制効果を高めて、層(皮膜)剥離の主要因であ
る金属接合層(金属ボンド層)の酸化を効果的に抑制す
ることができる複合セラミック遮熱コーティング及びそ
の形成方法(製造方法)を提供することにある。
で、本発明の目的は、セラミックス遮熱層にガラス成分
を含有させるとともに、ガラス含有量を層(皮膜)内底
部から表面部にかけて徐々に増加させる傾斜組成構造と
することにより、層の健全性を維持したままガラス相の
割合を増やすか、又はガラス含有層の厚膜化を図り、酸
素浸透抑制効果を高めて、層(皮膜)剥離の主要因であ
る金属接合層(金属ボンド層)の酸化を効果的に抑制す
ることができる複合セラミック遮熱コーティング及びそ
の形成方法(製造方法)を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の複合セラミック遮熱コーティング(皮
膜)は、金属基材を被覆する第1層がNi基合金、Co
基合金及びNi−Co基合金のいずれかからなる金属接
合層であり、この第1層を被覆する第2層が低熱伝導性
のセラミックスとガラスとから構成される複合セラミッ
クス層であり、この複合セラミックス層は、ガラスの割
合が第1層側から表面部にかけて増加しているセラミッ
クス・ガラス傾斜組成構造層であるように構成されてい
る(図1参照)。
めに、本発明の複合セラミック遮熱コーティング(皮
膜)は、金属基材を被覆する第1層がNi基合金、Co
基合金及びNi−Co基合金のいずれかからなる金属接
合層であり、この第1層を被覆する第2層が低熱伝導性
のセラミックスとガラスとから構成される複合セラミッ
クス層であり、この複合セラミックス層は、ガラスの割
合が第1層側から表面部にかけて増加しているセラミッ
クス・ガラス傾斜組成構造層であるように構成されてい
る(図1参照)。
【0007】また、本発明の複合セラミック遮熱コーテ
ィングは、金属基材を被覆する第1層がNi基合金、C
o基合金及びNi−Co基合金のいずれかからなる金属
接合層であり、この第1層を被覆する第2層が低熱伝導
性のセラミックスからなるセラミックス遮熱層であり、
この第2層を被覆する第3層が低熱伝導性のセラミック
スとガラスとから構成される複合セラミックス層であ
り、この複合セラミックス層は、ガラスの割合が第2層
側から表面部にかけて増加しているセラミックス・ガラ
ス傾斜組成構造層であることを特徴としている(図2参
照)。
ィングは、金属基材を被覆する第1層がNi基合金、C
o基合金及びNi−Co基合金のいずれかからなる金属
接合層であり、この第1層を被覆する第2層が低熱伝導
性のセラミックスからなるセラミックス遮熱層であり、
この第2層を被覆する第3層が低熱伝導性のセラミック
スとガラスとから構成される複合セラミックス層であ
り、この複合セラミックス層は、ガラスの割合が第2層
側から表面部にかけて増加しているセラミックス・ガラ
ス傾斜組成構造層であることを特徴としている(図2参
照)。
【0008】これらの複合セラミック遮熱コーティング
において、セラミックス・ガラス傾斜組成構造層を被覆
する層として、低熱伝導性のセラミックスからなる表面
セラミックス遮熱層を設けることがある(図3、図4参
照)。また、セラミックス・ガラス傾斜組成構造層にお
いて、ガラスの割合が最底面部分では15vol %以下、
最表面部分では25vol %以上とすることが好ましい。
最表面部分におけるガラスの割合が25vol %以上、望
ましくは30vol %以上あれば、気孔又は微小亀裂を完
全に封入することができる。上限は50vol %で充分で
ある。また、最底面部分におけるガラスの割合は15vo
l %以下、望ましくは10vol %以下である。セラミッ
クス・ガラス傾斜組成構造層に含まれるガラスとして
は、Al2 O3−SiO2 −CaO系ガラス、Na2 O
−SiO2 −CaO系ガラス及びSiO2 −Na2 O−
B2 O3 系ガラスのいずれか、又は該ガラスを複合化し
たものが用いられる。また、低熱伝導性のセラミックス
としては、安定化ジルコニア及び部分安定化ジルコニア
のいずれかを用いることが好ましい。
において、セラミックス・ガラス傾斜組成構造層を被覆
する層として、低熱伝導性のセラミックスからなる表面
セラミックス遮熱層を設けることがある(図3、図4参
照)。また、セラミックス・ガラス傾斜組成構造層にお
いて、ガラスの割合が最底面部分では15vol %以下、
最表面部分では25vol %以上とすることが好ましい。
最表面部分におけるガラスの割合が25vol %以上、望
ましくは30vol %以上あれば、気孔又は微小亀裂を完
全に封入することができる。上限は50vol %で充分で
ある。また、最底面部分におけるガラスの割合は15vo
l %以下、望ましくは10vol %以下である。セラミッ
クス・ガラス傾斜組成構造層に含まれるガラスとして
は、Al2 O3−SiO2 −CaO系ガラス、Na2 O
−SiO2 −CaO系ガラス及びSiO2 −Na2 O−
B2 O3 系ガラスのいずれか、又は該ガラスを複合化し
たものが用いられる。また、低熱伝導性のセラミックス
としては、安定化ジルコニア及び部分安定化ジルコニア
のいずれかを用いることが好ましい。
【0009】本発明の複合セラミック遮熱コーティング
の形成方法は、金属基材上にNi基合金、Co基合金及
びNi−Co基合金のいずれかを溶射して金属接合層を
形成し、ついで、低熱伝導性のセラミックス中のガラス
の割合を変化させたセラミックス・ガラス混合物を表面
部のガラス含有量が多くなるように溶射被覆してセラミ
ックス・ガラス傾斜組成構造層を形成することを特徴と
している(図1、図3参照)。
の形成方法は、金属基材上にNi基合金、Co基合金及
びNi−Co基合金のいずれかを溶射して金属接合層を
形成し、ついで、低熱伝導性のセラミックス中のガラス
の割合を変化させたセラミックス・ガラス混合物を表面
部のガラス含有量が多くなるように溶射被覆してセラミ
ックス・ガラス傾斜組成構造層を形成することを特徴と
している(図1、図3参照)。
【0010】また、本発明の複合セラミック遮熱コーテ
ィングの形成方法は、金属基材上にNi基合金、Co基
合金及びNi−Co基合金のいずれかを溶射して金属接
合層を形成した後、低熱伝導性のセラミックスを溶射被
覆してセラミックス遮熱層を形成し、ついで、低熱伝導
性のセラミックス中のガラスの割合を変化させたセラミ
ックス・ガラス混合物を表面部のガラス含有量が多くな
るように溶射被覆してセラミックス・ガラス傾斜組成構
造層を形成することを特徴としている(図2、図4参
照)。
ィングの形成方法は、金属基材上にNi基合金、Co基
合金及びNi−Co基合金のいずれかを溶射して金属接
合層を形成した後、低熱伝導性のセラミックスを溶射被
覆してセラミックス遮熱層を形成し、ついで、低熱伝導
性のセラミックス中のガラスの割合を変化させたセラミ
ックス・ガラス混合物を表面部のガラス含有量が多くな
るように溶射被覆してセラミックス・ガラス傾斜組成構
造層を形成することを特徴としている(図2、図4参
照)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することができる
ものである。図1は本発明の実施の第1形態による複合
セラミック遮熱コーティング(皮膜)を概念図として示
している。本実施形態は、金属基材10の表面に、第1
層として金属接合層(金属ボンド層)12、及び第2層
としてセラミックス・ガラス傾斜組成構造層14からな
る遮熱コーティング(皮膜)を形成したものである。1
6はセラミックス、18はガラス相である。
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することができる
ものである。図1は本発明の実施の第1形態による複合
セラミック遮熱コーティング(皮膜)を概念図として示
している。本実施形態は、金属基材10の表面に、第1
層として金属接合層(金属ボンド層)12、及び第2層
としてセラミックス・ガラス傾斜組成構造層14からな
る遮熱コーティング(皮膜)を形成したものである。1
6はセラミックス、18はガラス相である。
【0012】金属接合層12としては、通常、MCrA
lY(M=Ni、Co)が用いられ、低圧溶射にて厚さ
50〜150μm に施工される。セラミックスとして
は、安定化ジルコニア又は部分安定化ジルコニアが用い
られるが、安定化剤として、MgO、CaO、Y
2 O3 、Yb2 O3 及びCeOのいずれかを使用した部
分安定化ジルコニアを用いることが好ましい。セラミッ
ク・ガラス傾斜組成構造層14の施工方法としては、ガ
ラス粉末とジルコニア粉末との組成比を、例えば10vo
l %毎に変化させた混合粉末をボールミル等により準備
し、それを大気プラズマ溶射にて順次積層する方法、あ
るいは2種類の粉末供給ポートを持つ溶射装置から連続
的にガラスとジルコニアとの供給割合を変化させる方法
等があり、その厚さは10〜200μm である。第2層
に用いるガラス成分は、1000℃以下の軟化点を持つ
Al2 O3 −SiO2 −CaO系ガラス、Na2 O−S
iO2 −CaO系ガラス及びSiO2 −Na2 O−B2
O3 系ガラスのいずれか、あるいはそれを複合化したも
のである。以上の方法で施工した遮熱コーティングは、
高温環境下でガラス成分が軟化し、気孔あるいはジルコ
ニアセラミックスの微小亀裂を封入するため、第1層の
金属接合層12の酸化あるいは腐食を防止することがで
きる。さらに単一のガラス/セラミックス組成比の皮膜
よりもガラス含有量の多いコーティングシステムを実現
でき、酸素あるいは腐食成分の浸透をより効果的に抑制
することができる。
lY(M=Ni、Co)が用いられ、低圧溶射にて厚さ
50〜150μm に施工される。セラミックスとして
は、安定化ジルコニア又は部分安定化ジルコニアが用い
られるが、安定化剤として、MgO、CaO、Y
2 O3 、Yb2 O3 及びCeOのいずれかを使用した部
分安定化ジルコニアを用いることが好ましい。セラミッ
ク・ガラス傾斜組成構造層14の施工方法としては、ガ
ラス粉末とジルコニア粉末との組成比を、例えば10vo
l %毎に変化させた混合粉末をボールミル等により準備
し、それを大気プラズマ溶射にて順次積層する方法、あ
るいは2種類の粉末供給ポートを持つ溶射装置から連続
的にガラスとジルコニアとの供給割合を変化させる方法
等があり、その厚さは10〜200μm である。第2層
に用いるガラス成分は、1000℃以下の軟化点を持つ
Al2 O3 −SiO2 −CaO系ガラス、Na2 O−S
iO2 −CaO系ガラス及びSiO2 −Na2 O−B2
O3 系ガラスのいずれか、あるいはそれを複合化したも
のである。以上の方法で施工した遮熱コーティングは、
高温環境下でガラス成分が軟化し、気孔あるいはジルコ
ニアセラミックスの微小亀裂を封入するため、第1層の
金属接合層12の酸化あるいは腐食を防止することがで
きる。さらに単一のガラス/セラミックス組成比の皮膜
よりもガラス含有量の多いコーティングシステムを実現
でき、酸素あるいは腐食成分の浸透をより効果的に抑制
することができる。
【0013】図2は本発明の実施の第2形態による複合
セラミック遮熱コーティングを概念図として示してい
る。本実施形態は、金属基材10の表面に、第1層とし
て金属接合層12、第2層としてセラミックス遮熱層2
0及び第3層としてセラミック・ガラス傾斜組成構造層
14からなる遮熱コーティングを形成したものである。
セラミックス遮熱層20を形成するセラミックスとして
は、安定化ジルコニア又は部分安定化ジルコニアが用い
られるが、安定化剤として、MgO、CaO、Y
2 O3 、Yb2 O3 及びCeOのいずれかを使用した部
分安定化ジルコニアを用いることが好ましい。このセラ
ミックス遮熱層20は大気溶射にて施工され、その厚さ
は100〜500μm である。他の構成及び作用は実施
の第1形態の場合と同様である。
セラミック遮熱コーティングを概念図として示してい
る。本実施形態は、金属基材10の表面に、第1層とし
て金属接合層12、第2層としてセラミックス遮熱層2
0及び第3層としてセラミック・ガラス傾斜組成構造層
14からなる遮熱コーティングを形成したものである。
セラミックス遮熱層20を形成するセラミックスとして
は、安定化ジルコニア又は部分安定化ジルコニアが用い
られるが、安定化剤として、MgO、CaO、Y
2 O3 、Yb2 O3 及びCeOのいずれかを使用した部
分安定化ジルコニアを用いることが好ましい。このセラ
ミックス遮熱層20は大気溶射にて施工され、その厚さ
は100〜500μm である。他の構成及び作用は実施
の第1形態の場合と同様である。
【0014】図3は本発明の実施の第3形態による複合
セラミック遮熱コーティングを概念図として示してい
る。本実施形態は、実施の第1形態におけるセラミック
・ガラス傾斜組成構造層14をセラミックスからなる表
面セラミックス遮熱層22で被覆して遮熱コーティング
を形成したものである。表面セラミックス遮熱層22に
用いられるセラミックス及び施工方法は、実施の第2形
態におけるセラミックス遮熱層20の場合と同様であ
る。なお表面セラミックス遮熱層22の厚さは100〜
500μm である。他の構成及び作用は実施の第1形態
の場合と同様である。
セラミック遮熱コーティングを概念図として示してい
る。本実施形態は、実施の第1形態におけるセラミック
・ガラス傾斜組成構造層14をセラミックスからなる表
面セラミックス遮熱層22で被覆して遮熱コーティング
を形成したものである。表面セラミックス遮熱層22に
用いられるセラミックス及び施工方法は、実施の第2形
態におけるセラミックス遮熱層20の場合と同様であ
る。なお表面セラミックス遮熱層22の厚さは100〜
500μm である。他の構成及び作用は実施の第1形態
の場合と同様である。
【0015】図4は本発明の実施の第4形態による複合
セラミック遮熱コーティングを概念図として示してい
る。本実施形態は、実施の第2形態におけるセラミック
・ガラス傾斜組成構造層14をセラミックスからなる表
面セラミックス遮熱層22で被覆して遮熱コーティング
を形成したものである。表面セラミックス遮熱層22に
用いられるセラミックス及び施工方法は、実施の第2形
態におけるセラミックス遮熱層20の場合と同様であ
る。なお表面セラミックス遮熱層22の厚さは100〜
500μm である。他の構成及び作用は実施の第2形態
の場合と同様である。
セラミック遮熱コーティングを概念図として示してい
る。本実施形態は、実施の第2形態におけるセラミック
・ガラス傾斜組成構造層14をセラミックスからなる表
面セラミックス遮熱層22で被覆して遮熱コーティング
を形成したものである。表面セラミックス遮熱層22に
用いられるセラミックス及び施工方法は、実施の第2形
態におけるセラミックス遮熱層20の場合と同様であ
る。なお表面セラミックス遮熱層22の厚さは100〜
500μm である。他の構成及び作用は実施の第2形態
の場合と同様である。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるもの
ではなく、適宜変更して実施することができるものであ
る。 実施例1 ガスタービン翼に用いられる超合金基材上に、第1層と
して減圧プラズマ溶射にてNiCoCrAlY合金を1
00μm 施工した後、その上に第2層としてY2 O3 で
安定化したジルコニアを大気プラズマ溶射にて150μ
m 施工し、さらに第3層としてAl2 O3 −SiO2 −
CaO系ガラスの割合を10vol %〜30vol %まで1
0vol %毎に変化させたガラス・ジルコニア複合セラミ
ックス層を大気プラズマ溶射にて50μm 施工した。こ
のようにして形成した遮熱コーティングを有する超合金
基材について、1000℃、100時間の酸化試験を実
施した。このときの酸化による重量増加率を図5に示す
に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるもの
ではなく、適宜変更して実施することができるものであ
る。 実施例1 ガスタービン翼に用いられる超合金基材上に、第1層と
して減圧プラズマ溶射にてNiCoCrAlY合金を1
00μm 施工した後、その上に第2層としてY2 O3 で
安定化したジルコニアを大気プラズマ溶射にて150μ
m 施工し、さらに第3層としてAl2 O3 −SiO2 −
CaO系ガラスの割合を10vol %〜30vol %まで1
0vol %毎に変化させたガラス・ジルコニア複合セラミ
ックス層を大気プラズマ溶射にて50μm 施工した。こ
のようにして形成した遮熱コーティングを有する超合金
基材について、1000℃、100時間の酸化試験を実
施した。このときの酸化による重量増加率を図5に示す
【0017】比較例1 実施例1において用いられたものと同じガスタービン翼
に用いられる超合金基材上に、第1層としてNiCoC
rAlY100μm 、第2層としてY2 O3 安定化ジル
コニアを200μm 施工した。このようにして形成した
遮熱コーティングを有する超合金基材について、実施例
1の場合と同様の1000℃、100時間の酸化試験を
実施した。このときの酸化による重量増加率を図5に示
す。
に用いられる超合金基材上に、第1層としてNiCoC
rAlY100μm 、第2層としてY2 O3 安定化ジル
コニアを200μm 施工した。このようにして形成した
遮熱コーティングを有する超合金基材について、実施例
1の場合と同様の1000℃、100時間の酸化試験を
実施した。このときの酸化による重量増加率を図5に示
す。
【0018】比較例2 実施例1において用いられたものと同じガスタービン翼
に用いられる超合金基材上に、第1層としてNiCoC
rAlY100μm 、第2層としてY2 O3 安定化ジル
コニアを150μm 、第3層としてAl2 O3 −SiO
2 −CaO系ガラスを均一に10vol %含むY2 O3 安
定化ジルコニアを50μm 施工した。このようにして形
成した遮熱コーティングを有する超合金基材について、
実施例1の場合と同様の1000℃、100時間の酸化
試験を実施した。このときの酸化による重量増加率を図
5に示す。
に用いられる超合金基材上に、第1層としてNiCoC
rAlY100μm 、第2層としてY2 O3 安定化ジル
コニアを150μm 、第3層としてAl2 O3 −SiO
2 −CaO系ガラスを均一に10vol %含むY2 O3 安
定化ジルコニアを50μm 施工した。このようにして形
成した遮熱コーティングを有する超合金基材について、
実施例1の場合と同様の1000℃、100時間の酸化
試験を実施した。このときの酸化による重量増加率を図
5に示す。
【0019】図5から明らかなように、100時間酸化
処理後の重量増加率は、ガラス相を含まない比較例1が
最も多く、ガラス含有層付与による酸化抑制効果が認め
られる。また、ガラス含有層を含む場合でも、実施例1
の方が比較例2に比べて重量増加率が低く、より酸化抑
制効果が大きいことがわかる。
処理後の重量増加率は、ガラス相を含まない比較例1が
最も多く、ガラス含有層付与による酸化抑制効果が認め
られる。また、ガラス含有層を含む場合でも、実施例1
の方が比較例2に比べて重量増加率が低く、より酸化抑
制効果が大きいことがわかる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) ガラス含有層をセラミック・ガラス傾斜組成構
造層にしているので、ガラス含有層を均一層として形成
した従来方法の場合に比べて、コーティング(皮膜)の
健全性を維持したままガラス含有量の増加を図ることが
でき、また、ガラス含有層の厚膜化を図ることができ、
このため、酸素浸透抑制効果が増加し、ガスタービン等
の高温環境において使用される機器、部材の遮熱コーテ
ィングにおける皮膜剥離の主要因である金属接合層の酸
化を効果的に抑制することができる。
で、つぎのような効果を奏する。 (1) ガラス含有層をセラミック・ガラス傾斜組成構
造層にしているので、ガラス含有層を均一層として形成
した従来方法の場合に比べて、コーティング(皮膜)の
健全性を維持したままガラス含有量の増加を図ることが
でき、また、ガラス含有層の厚膜化を図ることができ、
このため、酸素浸透抑制効果が増加し、ガスタービン等
の高温環境において使用される機器、部材の遮熱コーテ
ィングにおける皮膜剥離の主要因である金属接合層の酸
化を効果的に抑制することができる。
【図1】本発明の実施の第1形態による複合セラミック
遮熱コーティングの概念断面図である。
遮熱コーティングの概念断面図である。
【図2】本発明の実施の第2形態による複合セラミック
遮熱コーティングの概念断面図である。
遮熱コーティングの概念断面図である。
【図3】本発明の実施の第3形態による複合セラミック
遮熱コーティングの概念断面図である。
遮熱コーティングの概念断面図である。
【図4】本発明の実施の第4形態による複合セラミック
遮熱コーティングの概念断面図である。
遮熱コーティングの概念断面図である。
【図5】実施例1、比較例1及び比較例2における酸化
試験結果を示し、大気中酸化試験による重量増加率を示
す線図である。
試験結果を示し、大気中酸化試験による重量増加率を示
す線図である。
10 金属基材 12 金属接合層 14 セラミックス・ガラス傾斜組成構造層 16 セラミックス 18 ガラス相 20 セラミックス遮熱層 22 表面セラミックス遮熱層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 章三 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 岡本 隆治 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内
Claims (8)
- 【請求項1】 金属基材を被覆する第1層がNi基合
金、Co基合金及びNi−Co基合金のいずれかからな
る金属接合層であり、この第1層を被覆する第2層が低
熱伝導性のセラミックスとガラスとから構成される複合
セラミックス層であり、この複合セラミックス層は、ガ
ラスの割合が第1層側から表面部にかけて増加している
セラミックス・ガラス傾斜組成構造層であることを特徴
とする複合セラミック遮熱コーティング。 - 【請求項2】 金属基材を被覆する第1層がNi基合
金、Co基合金及びNi−Co基合金のいずれかからな
る金属接合層であり、この第1層を被覆する第2層が低
熱伝導性のセラミックスからなるセラミックス遮熱層で
あり、この第2層を被覆する第3層が低熱伝導性のセラ
ミックスとガラスとから構成される複合セラミックス層
であり、この複合セラミックス層は、ガラスの割合が第
2層側から表面部にかけて増加しているセラミックス・
ガラス傾斜組成構造層であることを特徴とする複合セラ
ミック遮熱コーティング。 - 【請求項3】 セラミックス・ガラス傾斜組成構造層を
被覆する層として、低熱伝導性のセラミックスからなる
表面セラミックス遮熱層を設けた請求項1又は2記載の
複合セラミック遮熱コーティング。 - 【請求項4】 セラミックス・ガラス傾斜組成構造層に
おいて、ガラスの割合が最底面部分では15vol %以
下、最表面部分では25vol %以上である請求項1、2
又は3記載の複合セラミック遮熱コーティング。 - 【請求項5】 セラミックス・ガラス傾斜組成構造層に
含まれるガラスは、Al2 O3 −SiO2 −CaO系ガ
ラス、Na2 O−SiO2 −CaO系ガラス及びSiO
2 −Na2 O−B2 O3 系ガラスのいずれか、又は該ガ
ラスを複合化したものである請求項1〜4のいずれかに
記載の複合セラミック遮熱コーティング。 - 【請求項6】 低熱伝導性のセラミックスが、安定化ジ
ルコニア及び部分安定化ジルコニアのいずれかである請
求項1〜5のいずれかに記載の複合セラミック遮熱コー
ティング。 - 【請求項7】 金属基材上にNi基合金、Co基合金及
びNi−Co基合金のいずれかを溶射して金属接合層を
形成し、ついで、低熱伝導性のセラミックス中のガラス
の割合を変化させたセラミックス・ガラス混合物を表面
部のガラス含有量が多くなるように溶射被覆してセラミ
ックス・ガラス傾斜組成構造層を形成することを特徴と
する複合セラミック遮熱コーティングの形成方法。 - 【請求項8】 金属基材上にNi基合金、Co基合金及
びNi−Co基合金のいずれかを溶射して金属接合層を
形成した後、低熱伝導性のセラミックスを溶射被覆して
セラミックス遮熱層を形成し、ついで、低熱伝導性のセ
ラミックス中のガラスの割合を変化させたセラミックス
・ガラス混合物を表面部のガラス含有量が多くなるよう
に溶射被覆してセラミックス・ガラス傾斜組成構造層を
形成することを特徴とする複合セラミック遮熱コーティ
ングの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9155797A JP2933160B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 複合セラミック遮熱コーティング及びその形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9155797A JP2933160B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 複合セラミック遮熱コーティング及びその形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10264294A true JPH10264294A (ja) | 1998-10-06 |
JP2933160B2 JP2933160B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=14029818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9155797A Expired - Fee Related JP2933160B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 複合セラミック遮熱コーティング及びその形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2933160B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002530525A (ja) * | 1998-11-13 | 2002-09-17 | フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | ガラス−金属/セラミック−断熱層 |
CN103264542A (zh) * | 2013-05-14 | 2013-08-28 | 哈尔滨工业大学 | 一种钛铝-陶瓷层状材料及其制备方法 |
CN104441836A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-03-25 | 常熟市佳泰金属材料有限公司 | 耐热性好的法兰锻件 |
JP2017177564A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | クリナップ株式会社 | 表面処理金属部材、加熱器具 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP9155797A patent/JP2933160B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002530525A (ja) * | 1998-11-13 | 2002-09-17 | フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | ガラス−金属/セラミック−断熱層 |
CN103264542A (zh) * | 2013-05-14 | 2013-08-28 | 哈尔滨工业大学 | 一种钛铝-陶瓷层状材料及其制备方法 |
CN104441836A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-03-25 | 常熟市佳泰金属材料有限公司 | 耐热性好的法兰锻件 |
JP2017177564A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | クリナップ株式会社 | 表面処理金属部材、加熱器具 |
WO2017170586A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | クリナップ株式会社 | 表面処理金属部材、加熱器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2933160B2 (ja) | 1999-08-09 |
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