JP2980861B2 - 金属・セラミックス複合型遮熱コーティング及びその形成方法 - Google Patents
金属・セラミックス複合型遮熱コーティング及びその形成方法Info
- Publication number
- JP2980861B2 JP2980861B2 JP9095296A JP9529697A JP2980861B2 JP 2980861 B2 JP2980861 B2 JP 2980861B2 JP 9095296 A JP9095296 A JP 9095296A JP 9529697 A JP9529697 A JP 9529697A JP 2980861 B2 JP2980861 B2 JP 2980861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- metal
- layer
- alloy
- thermal barrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンの動
静翼、燃焼器などの金属製部材を燃焼ガスによる高温環
境から保護するための金属・セラミックス複合型遮熱コ
ーティング(皮膜)及びその形成方法に関するものであ
る。
静翼、燃焼器などの金属製部材を燃焼ガスによる高温環
境から保護するための金属・セラミックス複合型遮熱コ
ーティング(皮膜)及びその形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高温環境における金属製機器や部
材を保護するための遮熱コーティング(thermal
barrier coating、TBC)は、金属
基材上に施工される100ミクロン程度の金属接合層
(金属ボンド層)(MCrAlY、M=Ni、Co)及
び燃焼ガスに曝される面に施工される安定化ジルコニア
に代表される低熱伝導性のセラミックスからなる200
ミクロン程度のセラミックス遮熱層から構成される2層
構造が一般的である。なお、これらはプラズマ溶射ある
いは電子ビームPVDなどにより施工される。ジルコニ
ア遮熱層の厚さは、通常200ミクロン程度であり、ま
た、この場合の実機使用環境下でのジルコニア層内の温
度落差は100K 程度である。ガスタービンの燃焼ガス
温度は、年々高温化の傾向にあるため、ジルコニア遮熱
層を厚膜化して、上記の2層コーティングシステムより
も更に高い温度落差を得ようとする場合は、ジルコニア
層/ボンド層の界面における熱膨張ミスマッチにより、
コーティングの剥離が生じる場合がある。
材を保護するための遮熱コーティング(thermal
barrier coating、TBC)は、金属
基材上に施工される100ミクロン程度の金属接合層
(金属ボンド層)(MCrAlY、M=Ni、Co)及
び燃焼ガスに曝される面に施工される安定化ジルコニア
に代表される低熱伝導性のセラミックスからなる200
ミクロン程度のセラミックス遮熱層から構成される2層
構造が一般的である。なお、これらはプラズマ溶射ある
いは電子ビームPVDなどにより施工される。ジルコニ
ア遮熱層の厚さは、通常200ミクロン程度であり、ま
た、この場合の実機使用環境下でのジルコニア層内の温
度落差は100K 程度である。ガスタービンの燃焼ガス
温度は、年々高温化の傾向にあるため、ジルコニア遮熱
層を厚膜化して、上記の2層コーティングシステムより
も更に高い温度落差を得ようとする場合は、ジルコニア
層/ボンド層の界面における熱膨張ミスマッチにより、
コーティングの剥離が生じる場合がある。
【0003】上記のようなコーティングの剥離を回避す
る手段として、ジルコニア層とボンド層の中間に両者が
1:1の割合で混合された層を挿入する構造(3層コー
ティング)、あるいはジルコニア層からボンド層へと組
成が連続的に変化する傾斜コーティング(Graded
Coating)が提案されている(例えば、米国再
発行特許Re.33,876号明細書参照)。
る手段として、ジルコニア層とボンド層の中間に両者が
1:1の割合で混合された層を挿入する構造(3層コー
ティング)、あるいはジルコニア層からボンド層へと組
成が連続的に変化する傾斜コーティング(Graded
Coating)が提案されている(例えば、米国再
発行特許Re.33,876号明細書参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の3層コーティングあるいは傾斜コーティングは、従
来の2層コーティングよりも優れた耐熱衝撃特性あるい
は熱サイクル特性を有するが、実使用環境下では、セラ
ミックス・金属混合層における金属成分が、酸化により
体積膨張を引き起こして皮膜自体が破壊するため、皮膜
の寿命は2層コーティング以下である。また、従来の2
層コーティングにおいては、ジルコニア層の気孔、微少
亀裂あるいはジルコニアの酸素透過性のため、コーティ
ング表面から酸素が金属ボンド層表面に容易に到達し、
ボンド層の酸化を引き起こす。このボンド層の酸化は、
ジルコニア遮熱層の剥離を引き起こす。
来の3層コーティングあるいは傾斜コーティングは、従
来の2層コーティングよりも優れた耐熱衝撃特性あるい
は熱サイクル特性を有するが、実使用環境下では、セラ
ミックス・金属混合層における金属成分が、酸化により
体積膨張を引き起こして皮膜自体が破壊するため、皮膜
の寿命は2層コーティング以下である。また、従来の2
層コーティングにおいては、ジルコニア層の気孔、微少
亀裂あるいはジルコニアの酸素透過性のため、コーティ
ング表面から酸素が金属ボンド層表面に容易に到達し、
ボンド層の酸化を引き起こす。このボンド層の酸化は、
ジルコニア遮熱層の剥離を引き起こす。
【0005】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、セラミックス層内に分布させる金
属成分として、耐酸化性に優れた金属材料を用いること
により、さらには金属・セラミックス混合層を傾斜組成
構造とすることにより、耐熱衝撃性及び熱サイクル特性
に優れ、しかも寿命の長い金属・セラミックス複合型遮
熱コーティング及びその形成方法(製造方法)を提供す
ることにある。
で、本発明の目的は、セラミックス層内に分布させる金
属成分として、耐酸化性に優れた金属材料を用いること
により、さらには金属・セラミックス混合層を傾斜組成
構造とすることにより、耐熱衝撃性及び熱サイクル特性
に優れ、しかも寿命の長い金属・セラミックス複合型遮
熱コーティング及びその形成方法(製造方法)を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の金属・セラミックス複合型遮熱コーティ
ング(皮膜)は、金属基材を被覆する第1層が耐酸化性
を有する金属であるPt、Ir及びAuの少なくともい
ずれかと低熱伝導性のセラミックスとを混合した金属・
セラミックス混合層であり、この第1層を被覆する第2
層が低熱伝導性のセラミックスからなるセラミックス遮
熱層であるように構成されている(図1、図3参照)。
めに、本発明の金属・セラミックス複合型遮熱コーティ
ング(皮膜)は、金属基材を被覆する第1層が耐酸化性
を有する金属であるPt、Ir及びAuの少なくともい
ずれかと低熱伝導性のセラミックスとを混合した金属・
セラミックス混合層であり、この第1層を被覆する第2
層が低熱伝導性のセラミックスからなるセラミックス遮
熱層であるように構成されている(図1、図3参照)。
【0007】また、本発明の金属・セラミックス複合型
遮熱コーティングは、金属基材を被覆する第1層がNi
基合金、Co基合金及びNi−Co基合金のいずれかか
らなる金属接合層であり、この第1層を被覆する第2層
が耐酸化性を有する金属であるPt、Ir及びAuの少
なくともいずれかと低熱伝導性のセラミックスとを混合
した金属・セラミックス混合層であり、この第2層を被
覆する第3層が低熱伝導性のセラミックスからなるセラ
ミックス遮熱層であることを特徴としている(図2、図
4参照)。
遮熱コーティングは、金属基材を被覆する第1層がNi
基合金、Co基合金及びNi−Co基合金のいずれかか
らなる金属接合層であり、この第1層を被覆する第2層
が耐酸化性を有する金属であるPt、Ir及びAuの少
なくともいずれかと低熱伝導性のセラミックスとを混合
した金属・セラミックス混合層であり、この第2層を被
覆する第3層が低熱伝導性のセラミックスからなるセラ
ミックス遮熱層であることを特徴としている(図2、図
4参照)。
【0008】この金属・セラミックス複合型遮熱コーテ
ィングにおいて、金属・セラミックス混合層が、セラミ
ックス遮熱層と接する面は低熱伝導性のセラミックス成
分を50vol %以上含み、金属接合層と接する面はP
t、Ir及びAuの少なくともいずれかからなる耐酸化
性を有する金属成分を50vol %以上含み、その間は組
成比を略連続的に変化させた金属・セラミックス傾斜組
成構造層であるように構成することが好ましい(図4参
照)。金属・セラミックス傾斜組成構造層において、セ
ラミックス遮熱層と接する表面部が低熱伝導性のセラミ
ックス成分を50〜100vol %含んでおれば、遮熱の
機能を発揮するとともに、上側のセラミックス遮熱層と
の接合が良好となる。また、金属接合層と接する底面部
がPt、Ir及びAuの少なくともいずれかからなる耐
酸化性を有する金属成分を50〜100vol %含んでお
れば、酸化防止の機能を発揮するとともに、下側の金属
接合層との接合が良好になる。
ィングにおいて、金属・セラミックス混合層が、セラミ
ックス遮熱層と接する面は低熱伝導性のセラミックス成
分を50vol %以上含み、金属接合層と接する面はP
t、Ir及びAuの少なくともいずれかからなる耐酸化
性を有する金属成分を50vol %以上含み、その間は組
成比を略連続的に変化させた金属・セラミックス傾斜組
成構造層であるように構成することが好ましい(図4参
照)。金属・セラミックス傾斜組成構造層において、セ
ラミックス遮熱層と接する表面部が低熱伝導性のセラミ
ックス成分を50〜100vol %含んでおれば、遮熱の
機能を発揮するとともに、上側のセラミックス遮熱層と
の接合が良好となる。また、金属接合層と接する底面部
がPt、Ir及びAuの少なくともいずれかからなる耐
酸化性を有する金属成分を50〜100vol %含んでお
れば、酸化防止の機能を発揮するとともに、下側の金属
接合層との接合が良好になる。
【0009】また、金属・セラミックス混合層として、
Fe、Ni、Co、Feの合金、Niの合金及びCoの
合金の少なくともいずれかの粉末を、耐酸化性を有する
金属であるPt、Ir及びAuの少なくともいずれかで
被覆した金属材料と、低熱伝導性のセラミックスとを混
合したもの等を用いることができる。また、低熱伝導性
のセラミックスとしては、安定化ジルコニア及び部分安
定化ジルコニアのいずれかを用いることが好ましい。
Fe、Ni、Co、Feの合金、Niの合金及びCoの
合金の少なくともいずれかの粉末を、耐酸化性を有する
金属であるPt、Ir及びAuの少なくともいずれかで
被覆した金属材料と、低熱伝導性のセラミックスとを混
合したもの等を用いることができる。また、低熱伝導性
のセラミックスとしては、安定化ジルコニア及び部分安
定化ジルコニアのいずれかを用いることが好ましい。
【0010】本発明の金属・セラミックス複合型遮熱コ
ーティングの形成方法は、金属基材上にPt、Ir及び
Auの少なくともいずれかの粉末、又はFe、Ni、C
o、Feの合金、Niの合金及びCoの合金の少なくと
もいずれかの粉末をPt、Ir及びAuの少なくともい
ずれかで被覆した粉末を含む低熱伝導性のセラミックス
を溶射して金属・セラミックス混合層を形成し、つい
で、低熱伝導性のセラミックスを溶射してセラミックス
遮熱層を形成することを特徴としている(図1、図3参
照)。
ーティングの形成方法は、金属基材上にPt、Ir及び
Auの少なくともいずれかの粉末、又はFe、Ni、C
o、Feの合金、Niの合金及びCoの合金の少なくと
もいずれかの粉末をPt、Ir及びAuの少なくともい
ずれかで被覆した粉末を含む低熱伝導性のセラミックス
を溶射して金属・セラミックス混合層を形成し、つい
で、低熱伝導性のセラミックスを溶射してセラミックス
遮熱層を形成することを特徴としている(図1、図3参
照)。
【0011】また、本発明の金属・セラミックス複合型
遮熱コーティングの形成方法は、金属基材上にNi基合
金、Co基合金及びNi−Co基合金のいずれかを溶射
して金属接合層を形成した後、Pt、Ir及びAuの少
なくともいずれかの粉末、又はFe、Ni、Co、Fe
の合金、Niの合金及びCoの合金の少なくともいずれ
かの粉末をPt、Ir及びAuの少なくともいずれかで
被覆した粉末を含む低熱伝導性のセラミックスを溶射し
て金属・セラミックス混合層を形成し、ついで、低熱伝
導性のセラミックスを溶射してセラミックス遮熱層を形
成することを特徴としている(図2、図4参照)。これ
らの形成方法において、金属・セラミックス混合層を、
低熱伝導性のセラミックス中の耐酸化性を有する金属の
組成比が上面から下面に行くにつれて増加するように形
成することが好ましい(図3、図4参照)。
遮熱コーティングの形成方法は、金属基材上にNi基合
金、Co基合金及びNi−Co基合金のいずれかを溶射
して金属接合層を形成した後、Pt、Ir及びAuの少
なくともいずれかの粉末、又はFe、Ni、Co、Fe
の合金、Niの合金及びCoの合金の少なくともいずれ
かの粉末をPt、Ir及びAuの少なくともいずれかで
被覆した粉末を含む低熱伝導性のセラミックスを溶射し
て金属・セラミックス混合層を形成し、ついで、低熱伝
導性のセラミックスを溶射してセラミックス遮熱層を形
成することを特徴としている(図2、図4参照)。これ
らの形成方法において、金属・セラミックス混合層を、
低熱伝導性のセラミックス中の耐酸化性を有する金属の
組成比が上面から下面に行くにつれて増加するように形
成することが好ましい(図3、図4参照)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することができる
ものである。図1は本発明の実施の第1形態による金属
・セラミックス複合型遮熱コーティング(皮膜)を概念
図として示している。本実施形態は、金属基材10の表
面に、第1層として耐酸化性を有する金属12と低熱伝
導性のセラミックス14とを混合した金属・セラミック
ス混合層16、及び第2層として低熱伝導性のセラミッ
クスからなるセラミックス遮熱層18からなる遮熱コー
ティング(皮膜)を形成したものである。
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することができる
ものである。図1は本発明の実施の第1形態による金属
・セラミックス複合型遮熱コーティング(皮膜)を概念
図として示している。本実施形態は、金属基材10の表
面に、第1層として耐酸化性を有する金属12と低熱伝
導性のセラミックス14とを混合した金属・セラミック
ス混合層16、及び第2層として低熱伝導性のセラミッ
クスからなるセラミックス遮熱層18からなる遮熱コー
ティング(皮膜)を形成したものである。
【0013】セラミックスとしては、安定化ジルコニア
又は部分安定化ジルコニアが用いられるが、安定化剤と
して、MgO、CaO、Y2 O3 、Yb2 O3 及びCe
Oのいずれかを使用した安定化あるいは部分安定化ジル
コニアを用いることが好ましい。金属・セラミックス混
合層16に含まれる金属成分を、Pt,Ir,Auのい
ずれか、あるいはそのいずれかを主成分とする合金で構
成する。これにより従来問題とされてきた金属・セラミ
ックス混合層における金属成分の酸化による体積膨張を
防ぎ、従来の3層コーティング又は従来の傾斜コーティ
ングの優れた耐熱特性だけを利用することができる。実
使用環境下においては、1000〜1500℃の高温の
ため軟化したPt,Ir,Auのいずれか、あるいはそ
のいずれかを主成分とする合金が、酸素の浸透経路であ
る気孔あるいはセラミックスの微少亀裂を封孔し、酸素
浸透を抑制する。このため、コーティングの酸化を抑制
してコーティングの長寿命化を図ることができる。
又は部分安定化ジルコニアが用いられるが、安定化剤と
して、MgO、CaO、Y2 O3 、Yb2 O3 及びCe
Oのいずれかを使用した安定化あるいは部分安定化ジル
コニアを用いることが好ましい。金属・セラミックス混
合層16に含まれる金属成分を、Pt,Ir,Auのい
ずれか、あるいはそのいずれかを主成分とする合金で構
成する。これにより従来問題とされてきた金属・セラミ
ックス混合層における金属成分の酸化による体積膨張を
防ぎ、従来の3層コーティング又は従来の傾斜コーティ
ングの優れた耐熱特性だけを利用することができる。実
使用環境下においては、1000〜1500℃の高温の
ため軟化したPt,Ir,Auのいずれか、あるいはそ
のいずれかを主成分とする合金が、酸素の浸透経路であ
る気孔あるいはセラミックスの微少亀裂を封孔し、酸素
浸透を抑制する。このため、コーティングの酸化を抑制
してコーティングの長寿命化を図ることができる。
【0014】また、金属・セラミックス混合層に含まれ
る金属成分は、上述のPt,Ir,Auのいずれか、あ
るいはそのいずれかを主成分とする合金である必要はな
く、従来の3層あるいは傾斜コーティングで用いられる
MCrAlY粉末、Ni基あるいはCo基合金粉末をP
t,Ir,Auのいずれかあるいはそのいずれかを主成
分とする合金で被覆したものでも良い。例えば、Pt等
の懸濁液中に合金の粉末を投入して合金をPt等で被覆
するようにしたり、又は、Pt等と合金粉末とをボール
ミル等で混合し、合金表面にPt等を付着させたものを
被覆したりする。本発明のコーティングの施工方法とし
ては、溶射法あるいは物理蒸着法(PVD)が挙げられ
る。金属・セラミックス混合層16の厚さは50〜50
0μm であり、セラミックス遮熱層18の厚さは100
〜500μm である。
る金属成分は、上述のPt,Ir,Auのいずれか、あ
るいはそのいずれかを主成分とする合金である必要はな
く、従来の3層あるいは傾斜コーティングで用いられる
MCrAlY粉末、Ni基あるいはCo基合金粉末をP
t,Ir,Auのいずれかあるいはそのいずれかを主成
分とする合金で被覆したものでも良い。例えば、Pt等
の懸濁液中に合金の粉末を投入して合金をPt等で被覆
するようにしたり、又は、Pt等と合金粉末とをボール
ミル等で混合し、合金表面にPt等を付着させたものを
被覆したりする。本発明のコーティングの施工方法とし
ては、溶射法あるいは物理蒸着法(PVD)が挙げられ
る。金属・セラミックス混合層16の厚さは50〜50
0μm であり、セラミックス遮熱層18の厚さは100
〜500μm である。
【0015】図2は本発明の実施の第2形態による金属
・セラミックス複合型遮熱コーティングを概念図として
示している。本実施形態は、金属基材10の表面に、第
1層として金属接合層20、第2層として金属・セラミ
ックス混合層16、第3層としてセラミックス遮熱層1
8からなる遮熱コーティングを形成したものである。金
属接合層20としては、通常、MCrAlY(M=N
i、Co)が用いられ、低圧溶射にて厚さ50〜150
μm に施工される。他の構成及び作用は実施の第1形態
の場合と同様である。
・セラミックス複合型遮熱コーティングを概念図として
示している。本実施形態は、金属基材10の表面に、第
1層として金属接合層20、第2層として金属・セラミ
ックス混合層16、第3層としてセラミックス遮熱層1
8からなる遮熱コーティングを形成したものである。金
属接合層20としては、通常、MCrAlY(M=N
i、Co)が用いられ、低圧溶射にて厚さ50〜150
μm に施工される。他の構成及び作用は実施の第1形態
の場合と同様である。
【0016】図3は本発明の実施の第3形態による金属
・セラミックス複合型遮熱コーティングを概念図として
示している。本実施形態は、実施の第1形態における金
属・セラミックス混合層を、セラミックス14中の金属
の組成比が上面から下面に行くにつれて増加するように
形成して、金属・セラミックス傾斜組成構造層22とし
たものである。金属・セラミックス傾斜組成構造層22
の施工方法としては、金属粉末とセラミックス粉末との
組成比を、例えば10vol %毎に変化させた混合粉末を
ボールミル等により準備し、それを大気プラズマ溶射に
て順次積層する方法、又は2種類の粉末供給ポートを持
つ溶射装置から連続的に金属とセラミックスとの供給割
合を変化させて積層する方法等があり、その厚さは50
〜500μm である。他の構成及び作用は実施の第1形
態の場合と同様である。
・セラミックス複合型遮熱コーティングを概念図として
示している。本実施形態は、実施の第1形態における金
属・セラミックス混合層を、セラミックス14中の金属
の組成比が上面から下面に行くにつれて増加するように
形成して、金属・セラミックス傾斜組成構造層22とし
たものである。金属・セラミックス傾斜組成構造層22
の施工方法としては、金属粉末とセラミックス粉末との
組成比を、例えば10vol %毎に変化させた混合粉末を
ボールミル等により準備し、それを大気プラズマ溶射に
て順次積層する方法、又は2種類の粉末供給ポートを持
つ溶射装置から連続的に金属とセラミックスとの供給割
合を変化させて積層する方法等があり、その厚さは50
〜500μm である。他の構成及び作用は実施の第1形
態の場合と同様である。
【0017】図4は本発明の実施の第4形態による金属
・セラミックス複合型遮熱コーティングを概念図として
示している。本実施形態は、実施の第2形態における金
属・セラミックス混合層を、金属・セラミックス傾斜組
成構造層22としたものである。他の構成及び作用は実
施の第1、2、3形態の場合と同様である。
・セラミックス複合型遮熱コーティングを概念図として
示している。本実施形態は、実施の第2形態における金
属・セラミックス混合層を、金属・セラミックス傾斜組
成構造層22としたものである。他の構成及び作用は実
施の第1、2、3形態の場合と同様である。
【0018】なお、本発明をガスタービン部品等の高温
環境で使用される金属製部材に対して適用する場合は、
施工コストを考慮し、タービン部品等に施される遮熱コ
ーティング全体に本発明を適用する必要はなく、特に使
用条件の厳しい部位(例えばタービン翼におけるリーデ
ィングエッジ部)にのみ本発明の遮熱コーティングを採
用し、その他の部位は従来コーティングで対応すること
も可能である。
環境で使用される金属製部材に対して適用する場合は、
施工コストを考慮し、タービン部品等に施される遮熱コ
ーティング全体に本発明を適用する必要はなく、特に使
用条件の厳しい部位(例えばタービン翼におけるリーデ
ィングエッジ部)にのみ本発明の遮熱コーティングを採
用し、その他の部位は従来コーティングで対応すること
も可能である。
【0019】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特
徴とするところをより一層明確にする。 実施例1 ガスタービン翼に用いられる超合金基材上に第1層とし
て減圧溶射にてNiCoCrAlY合金を100μm 施
工した後、その上に第2層としてPt粉末を50vol %
含むY2 O3 安定化ジルコニア複合層を大気溶射にて5
0μm 施工し、さらに第3層としてY2 O3 安定化ジル
コニア遮熱層を大気溶射にて150μm施工した。
徴とするところをより一層明確にする。 実施例1 ガスタービン翼に用いられる超合金基材上に第1層とし
て減圧溶射にてNiCoCrAlY合金を100μm 施
工した後、その上に第2層としてPt粉末を50vol %
含むY2 O3 安定化ジルコニア複合層を大気溶射にて5
0μm 施工し、さらに第3層としてY2 O3 安定化ジル
コニア遮熱層を大気溶射にて150μm施工した。
【0020】実施例2 ガスタービン翼に用いられる超合金基材上に第1層とし
て減圧溶射にてNiCoCrAlY合金を100μm 施
工した後、その上に第2層として、Y2 O3 安定化ジル
コニア中のPt粉末の割合を20〜80vol %まで10
%毎に変化させた金属・セラミックス傾斜組成構造層を
大気溶射にて250μm 施工し、さらに第3層としてY
2 O3 安定化ジルコニア遮熱層を大気溶射にて100μ
m 施工した。
て減圧溶射にてNiCoCrAlY合金を100μm 施
工した後、その上に第2層として、Y2 O3 安定化ジル
コニア中のPt粉末の割合を20〜80vol %まで10
%毎に変化させた金属・セラミックス傾斜組成構造層を
大気溶射にて250μm 施工し、さらに第3層としてY
2 O3 安定化ジルコニア遮熱層を大気溶射にて100μ
m 施工した。
【0021】比較例1 実施例1、2において用いられたものと同じガスタービ
ン翼に用いられる超合金基材上に、第1層としてNiC
oCrAlYを100μm 、第2層としてY2O3 安定
化ジルコニアを200μm 施工したものを準備した。
ン翼に用いられる超合金基材上に、第1層としてNiC
oCrAlYを100μm 、第2層としてY2O3 安定
化ジルコニアを200μm 施工したものを準備した。
【0022】比較例2 実施例1、2において用いられたものと同じガスタービ
ン翼に用いられる超合金基材上に、第1層としてNiC
oCrAlY100μm 、第2層としてNiCoCrA
lY成分を50vol %含むY2 O3 安定化ジルコニア複
合層を大気溶射にて50μm 施工し、さらに、Y2 O3
安定化ジルコニアを大気溶射にて200μm 施工したも
のを準備した。
ン翼に用いられる超合金基材上に、第1層としてNiC
oCrAlY100μm 、第2層としてNiCoCrA
lY成分を50vol %含むY2 O3 安定化ジルコニア複
合層を大気溶射にて50μm 施工し、さらに、Y2 O3
安定化ジルコニアを大気溶射にて200μm 施工したも
のを準備した。
【0023】これら4つのサンプルについて、水素バー
ナリグ試験により熱衝撃特性を、また、大気炉酸化試験
により皮膜剥離寿命について検討した。水素バーナリグ
試験における試験条件は、熱負荷を1サイクル(6分加
熱、4分冷却)毎に増加させて、皮膜の表面温度を上昇
させ、皮膜が剥離する最高表面温度を比較した。また、
大気炉酸化試験における試験条件は、1000℃連続酸
化試験であり、途中50時間毎にサンプルの重量増加率
を測定した。これらの試験の結果、比較例1、2に比べ
て実施例1、2の酸化による重量増加率は少なく、実施
例1、2の遮熱コーティングが皮膜剥離寿命を長くする
のに有効であることがわかる。また、実施例1、2の遮
熱コーティングは、比較例1、2のコーティングと比較
して基材/コーティングの界面部分の限界温度が約20
0℃向上し、優れた耐熱衝撃特性を維持していることが
わかる。
ナリグ試験により熱衝撃特性を、また、大気炉酸化試験
により皮膜剥離寿命について検討した。水素バーナリグ
試験における試験条件は、熱負荷を1サイクル(6分加
熱、4分冷却)毎に増加させて、皮膜の表面温度を上昇
させ、皮膜が剥離する最高表面温度を比較した。また、
大気炉酸化試験における試験条件は、1000℃連続酸
化試験であり、途中50時間毎にサンプルの重量増加率
を測定した。これらの試験の結果、比較例1、2に比べ
て実施例1、2の酸化による重量増加率は少なく、実施
例1、2の遮熱コーティングが皮膜剥離寿命を長くする
のに有効であることがわかる。また、実施例1、2の遮
熱コーティングは、比較例1、2のコーティングと比較
して基材/コーティングの界面部分の限界温度が約20
0℃向上し、優れた耐熱衝撃特性を維持していることが
わかる。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) セラミックス層内に分布させる金属成分とし
て、Pt、Ir及びAuの少なくともいずれかからなる
耐酸化性に優れた金属材料を使用しているので、金属材
料の酸化が抑制され、耐熱性、耐熱衝撃性、熱サイクル
特性に優れ、かつ、寿命の長い遮熱コーティングを実現
することができる。 (2) 金属・セラミックス混合層を傾斜組成構造層と
する場合は、上記(1)の効果に加えて、接合性が向上
するとともに、より厚膜のコーティング施工が可能とな
り遮熱性をより向上させることができる。
で、つぎのような効果を奏する。 (1) セラミックス層内に分布させる金属成分とし
て、Pt、Ir及びAuの少なくともいずれかからなる
耐酸化性に優れた金属材料を使用しているので、金属材
料の酸化が抑制され、耐熱性、耐熱衝撃性、熱サイクル
特性に優れ、かつ、寿命の長い遮熱コーティングを実現
することができる。 (2) 金属・セラミックス混合層を傾斜組成構造層と
する場合は、上記(1)の効果に加えて、接合性が向上
するとともに、より厚膜のコーティング施工が可能とな
り遮熱性をより向上させることができる。
【図1】本発明の実施の第1形態による金属・セラミッ
クス複合型遮熱コーティングの概念断面図である。
クス複合型遮熱コーティングの概念断面図である。
【図2】本発明の実施の第2形態による金属・セラミッ
クス複合型遮熱コーティングの概念断面図である。
クス複合型遮熱コーティングの概念断面図である。
【図3】本発明の実施の第3形態による金属・セラミッ
クス複合型遮熱コーティングの概念断面図である。
クス複合型遮熱コーティングの概念断面図である。
【図4】本発明の実施の第4形態による金属・セラミッ
クス複合型遮熱コーティングの概念断面図である。
クス複合型遮熱コーティングの概念断面図である。
【符号の説明】 10 金属基材 12 耐酸化性を有する金属 14 低熱伝導性のセラミックス 16 金属・セラミックス混合層 18 セラミックス遮熱層 20 金属接合層 22 金属・セラミックス傾斜組成構造層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋川 尚史 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (56)参考文献 特開 昭57−71671(JP,A) 特開 昭7−214723(JP,A) 特公 昭64−8072(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 15/04 B32B 18/00 C23C 28/00
Claims (8)
- 【請求項1】 金属基材を被覆する第1層が耐酸化性を
有する金属であるPt、Ir及びAuの少なくともいず
れかと低熱伝導性のセラミックスとを混合した金属・セ
ラミックス混合層であり、この第1層を被覆する第2層
が低熱伝導性のセラミックスからなるセラミックス遮熱
層であることを特徴とする金属・セラミックス複合型遮
熱コーティング。 - 【請求項2】 金属基材を被覆する第1層がNi基合
金、Co基合金及びNi−Co基合金のいずれかからな
る金属接合層であり、この第1層を被覆する第2層が耐
酸化性を有する金属であるPt、Ir及びAuの少なく
ともいずれかと低熱伝導性のセラミックスとを混合した
金属・セラミックス混合層であり、この第2層を被覆す
る第3層が低熱伝導性のセラミックスからなるセラミッ
クス遮熱層であることを特徴とする金属・セラミックス
複合型遮熱コーティング。 - 【請求項3】 金属・セラミックス混合層が、セラミッ
クス遮熱層と接する面は低熱伝導性のセラミックス成分
を50vol %以上含み、金属接合層と接する面はPt、
Ir及びAuの少なくともいずれかからなる耐酸化性を
有する金属成分を50vol %以上含み、その間は組成比
を略連続的に変化させた金属・セラミックス傾斜組成構
造層である請求項2記載の金属・セラミックス複合型遮
熱コーティング。 - 【請求項4】 金属・セラミックス混合層が、Fe、N
i、Co、Feの合金、Niの合金及びCoの合金の少
なくともいずれかの粉末を、耐酸化性を有する金属であ
るPt、Ir及びAuの少なくともいずれかで被覆した
金属材料と、低熱伝導性のセラミックスとを混合したも
のである請求項1、2又は3記載の金属・セラミックス
複合型遮熱コーティング。 - 【請求項5】 低熱伝導性のセラミックスが、安定化ジ
ルコニア及び部分安定化ジルコニアのいずれかである請
求項1〜4のいずれかに記載の金属・セラミックス複合
型遮熱コーティング。 - 【請求項6】 金属基材上にPt、Ir及びAuの少な
くともいずれかの粉末、又はFe、Ni、Co、Feの
合金、Niの合金及びCoの合金の少なくともいずれか
の粉末をPt、Ir及びAuの少なくともいずれかで被
覆した粉末を含む低熱伝導性のセラミックスを溶射して
金属・セラミックス混合層を形成し、ついで、低熱伝導
性のセラミックスを溶射してセラミックス遮熱層を形成
することを特徴とする金属・セラミックス複合型遮熱コ
ーティングの形成方法。 - 【請求項7】 金属基材上にNi基合金、Co基合金及
びNi−Co基合金のいずれかを溶射して金属接合層を
形成した後、Pt、Ir及びAuの少なくともいずれか
の粉末、又はFe、Ni、Co、Feの合金、Niの合
金及びCoの合金の少なくともいずれかの粉末をPt、
Ir及びAuの少なくともいずれかで被覆した粉末を含
む低熱伝導性のセラミックスを溶射して金属・セラミッ
クス混合層を形成し、ついで、低熱伝導性のセラミック
スを溶射してセラミックス遮熱層を形成することを特徴
とする金属・セラミックス複合型遮熱コーティングの形
成方法。 - 【請求項8】 金属・セラミックス混合層を、低熱伝導
性のセラミックス中の耐酸化性を有する金属の組成比が
上面から下面に行くにつれて増加するように形成する請
求項7記載の金属・セラミックス複合型遮熱コーティン
グの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095296A JP2980861B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 金属・セラミックス複合型遮熱コーティング及びその形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095296A JP2980861B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 金属・セラミックス複合型遮熱コーティング及びその形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10272722A JPH10272722A (ja) | 1998-10-13 |
JP2980861B2 true JP2980861B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=14133820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9095296A Expired - Fee Related JP2980861B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 金属・セラミックス複合型遮熱コーティング及びその形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2980861B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110297358A1 (en) * | 2010-06-07 | 2011-12-08 | The Boeing Company | Nano-coating thermal barrier and method for making the same |
JP6373256B2 (ja) | 2013-03-19 | 2018-08-15 | 日本碍子株式会社 | 接合体及びその製造方法 |
DE102016002630A1 (de) * | 2016-03-07 | 2017-09-07 | Forschungszentrum Jülich GmbH | Haftvermittlerschicht zur Anbindung einer Hochtemperaturschutzschicht auf einem Substrat, sowie Verfahren zur Herstellung derselben |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9095296A patent/JP2980861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10272722A (ja) | 1998-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1321542B1 (en) | Thermal barrier coating systems and materials | |
KR100598230B1 (ko) | 열차단피복시스템을위한결합피복층의침착방법 | |
US6716539B2 (en) | Dual microstructure thermal barrier coating | |
US5236745A (en) | Method for increasing the cyclic spallation life of a thermal barrier coating | |
EP1591550B2 (en) | Thermal barrier coating having an interfacial layer for spallation life enhancement and low conductivity | |
JPH10507230A (ja) | 腐食・酸化及び熱的過負荷に対して部材を保護するための保護層並びにその製造方法 | |
US4446199A (en) | Overlay metallic-cermet alloy coating systems | |
JP2008151128A (ja) | ガスタービンエンジン構成要素、そのコーティング方法およびコーティング設計方法 | |
JPH11229161A (ja) | 遮熱コーティング系用ボンディングコートの緻密化及び粒子間結合の促進方法 | |
JP2000094574A (ja) | 多層断熱被覆システム及びその形成方法 | |
JP2007186788A (ja) | 拡散障壁コーティングおよびタービンエンジン部品 | |
JP7232295B2 (ja) | 基材上に高温保護層を接合するための付着促進層、並びにそれの製造方法 | |
WO2012053517A1 (ja) | 耐熱ボンドコート層を設けたNi基超合金部材 | |
US4451496A (en) | Coating with overlay metallic-cermet alloy systems | |
KR20030068054A (ko) | 혼성 열 차단 코팅 및 그 제조 방법 | |
US6168875B1 (en) | Coatings for turbine components | |
WO2011132596A1 (ja) | 耐熱部材 | |
JPH07243018A (ja) | 遮熱皮膜の表面改質方法 | |
JP3290976B2 (ja) | セラミックス遮熱コーティング | |
JP4226669B2 (ja) | 耐熱部材 | |
JPH06306640A (ja) | 高温被曝材料 | |
JP2980861B2 (ja) | 金属・セラミックス複合型遮熱コーティング及びその形成方法 | |
JP2933160B2 (ja) | 複合セラミック遮熱コーティング及びその形成方法 | |
JP3332847B2 (ja) | 耐熱部材および耐熱部材の製造方法 | |
JPH05263212A (ja) | 耐熱被覆 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |