JPH10264081A - シートの切断方法及びそれに用いる切断装置 - Google Patents

シートの切断方法及びそれに用いる切断装置

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JPH10264081A
JPH10264081A JP7678497A JP7678497A JPH10264081A JP H10264081 A JPH10264081 A JP H10264081A JP 7678497 A JP7678497 A JP 7678497A JP 7678497 A JP7678497 A JP 7678497A JP H10264081 A JPH10264081 A JP H10264081A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
panel
blade
cutting
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP7678497A
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English (en)
Inventor
Nobuo Nezuka
信夫 根塚
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断台、長尺の切断用定規を必要とせず、重
ね合わせ代を高い寸法精度で、且つパネル端面と平行に
切断できるパネル貼付シートの切断方法及びそれに用い
る切断装置を得る。 【解決手段】 パネルの板面に貼り付けたこの板面より
大きいシートをパネルの端面に沿って切断するパネル貼
付シートの切断方法であって、パネルの端面と平行な当
接面23を有するベース材13に、この当接面23と平
行な刃45を有する柄付カッター17を立設する。この
柄付カッター17の柄部41を、シートの表面側で把持
して、ベース材13の当接面23をパネルの端面に当接
した後、ベース材13を端面に沿って摺動させながらパ
ネルの縁部から延出したシートを刃45で切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板面に貼り付けた
この板面より大きいシートの切断方法及びそれに用いる
切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物のサイディングを貼り付ける外壁用
の木製パネルには、パネル表面を防水するためのシート
である防水紙(タイベック)が貼り付けられている。こ
の防水紙は、上下左右で隣合うパネル間も合わせて防水
するため、パネル縁部で重ね合わせて貼り付けられる。
従って、防水紙は、重ね合わせ代の寸法だけパネルより
大きく切断する必要がある。従来、この防水紙の切断方
法は、図5に示すように、パネル1の板面に、この板面
より大きい防水紙3を貼り付け、パネル端面から重ね合
わせ代の寸法Dに基づいて切断線Lを求め、不図示の切
断台の上で、長尺の切断用定規5とカッター7を用いて
この切断線Lを切断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の切断方法では、パネル1の上面に貼り付けた防
水紙3を、防水紙3の上面側から切断する場合、パネル
1の端面が隠れてしまい、端面からの重ね合わせ代寸法
Dが求め難く、重ね合わせ代の寸法精度が低下し易いと
ともに、パネル端面と切断線Lとの平行度も低下し易い
問題があった。また、切断台、長尺の切断用定規5を必
要としていたので、切断の都度これら複数の道具を取り
扱わなければならず、作業性の悪い問題もあった。本発
明は上記状況に鑑みてなされたもので、切断台、長尺の
切断用定規を必要とせず、重ね合わせ代を高い寸法精度
で、且つパネル端面と平行に切断できるパネル貼付シー
トの切断方法及びそれに用いる切断装置の提供を目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るパシートの切断方法は、板面に貼り付け
た該板面より大きいシートを前記板面の端面に沿って切
断するシートの切断方法であって、前記板面の端面と平
行な当接面を有するベース材に該当接面と平行な刃を有
するカッターを立設し、前記ベース材の当接面を前記板
面の端面に当接した後、前記ベース材を前記端面に沿っ
て摺動させながら前記板面の縁部から延出したシートを
前記刃で切断することを特徴するものである。本発明に
係るシートの切断装置は、板面に貼り付けた該板面より
大きいシートを前記板面の端面に沿って切断するシート
の切断装置であって、前記板面の端面と平行な当接面を
有するベース材と、前記当接面と平行な刃を有し支柱を
介して該ベース材に支持したカッターとを具備したこと
を特徴とするものである。そして、切断装置は、前記支
柱を前記刃の背後に配設することが好ましい。また、前
記支柱の前記刃側に刃状部を形成するものであってもよ
い。更に、前記ベース材は、前記当接面を有する当接材
と、前記カッターを立設するベース板とからなり、該ベ
ース板を前記当接材に対して前記当接面に直交する方向
でスライド自在に設けたものであってもよい。
【0005】このシートの切断方法では、ベース材の当
接面が板面の端面に当接し、このベース材が端面に沿っ
て摺動することで、刃が常に端面から一定の間隔で移動
し、シートが端面に対して一定間隔、即ち、端面に平行
に切断可能となる。切断装置では、板面の端面と平行な
当接面を有するベース材に、当接面と平行な刃を有する
カッターを支持することで、切断台、長尺の切断用定規
を使用せずに、刃が常に端面から一定の間隔で移動可能
となる。そして、支柱を刃の背後に配置した切断装置で
は、切断後のシートの切断部が支柱に一致し、シートと
支柱との干渉がなくなる。また、支柱の刃側に刃状部を
形成した切断装置では、支柱がシートの切断部に容易に
分け入ることになる。更に、ベース材を、当接材とベー
ス板とで構成し、ベース板を当接材に対してスライド自
在に設けた切断装置では、端面から刃の距離が自在に調
節可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に使用する切断装置
及び作業方法の好適な実施の形態を図1乃至図4に基づ
き説明する。図1は本発明に係る切断装置の分解斜視
図、図2は柄付カッターの背面図、図3はカッターホル
ダーの斜視図、図4はシート切断中の正面図である。パ
ネル貼付シートの切断装置11は、ベース材13と、支
柱(カッターホルダー)15と、柄付カッター17とに
より構成してある。
【0007】ベース材13は、更に当接材19と、ベー
ス板21とからなる。当接材19は、例えば適宜な長さ
の山形鋼材からなり、垂直片が不図示のパネル端面への
当接面23となる。当接材19の水平片には穴25を穿
設してある。水平片の両端には、当接面23に直交する
方向で平行な一対のガイド27を突設してある。ベース
板21は、このガイド27の間で、ガイド27に沿って
スライド自在となる。ベース板21には、スライド方向
に長い長穴29を穿設してある。穴25と長穴29には
蝶ネジ31が挿通され、蝶ネジ31には歯付ナット33
が螺合される。従って、ベース板21は、蝶ネジ31、
歯付ナット33により、スライド方向の所望の位置に固
定できるようになっている。
【0008】カッターホルダー15は、ベース板21に
起立する支持板35と、支持板35から水平に突設した
取付板37とからなる。取付板37には穴39を穿設し
てある。一方、柄付カッター17の柄部41には、図2
に示すネジ43を突設してある。柄付カッター17は、
このネジ43を穴39に挿入し、不図示のナットをネジ
43に螺合することで、取付板37に螺着できるように
なっている。柄付カッター17の柄部41には長板状の
刃45を収容してあり、刃45は柄部41の長手方向に
スライド自在となり、任意のスライド位置で柄部41に
固定できるようになっている。
【0009】この柄付カッター17は、ネジ43を介し
てベース板21に対して略垂直に固定される。カッター
ホルダー15の支持板35は、柄付カッター17を固定
した状態で、刃45の背後に位置するように配設してあ
る。つまり、支持板35と刃45とは、当接面23と平
行な同一面上に配置される。また、支持板35の刃45
側の縁部には、図3に示すような刃状部35aを形成す
ることが好ましい。
【0010】ベース板21には固定した柄付カッター1
7の直下の位置に刃穴47を穿設してあり、刃穴47は
柄部41から伸長した刃45をベース板21の下面側に
貫通可能にしている。ベース板21には長穴29の長手
方向に目盛り49を記してあり、目盛り49は歯付ナッ
ト33のスライド位置を指針として当接面23から刃4
5までの距離を示すようになっている。
【0011】作業順序としては、最初に切断装置11の
各部を使用可能状態にセットする。即ち、蝶ネジ31を
緩め、歯付ナット33の位置が所望の重ね合わせ代寸法
の目盛り49に一致するように、ベース板21をスライ
ドした後、蝶ネジ31を締めてベース板21と当接材1
9とを固定する。柄付カッター17から刃45を伸長す
る。刃45は、少なくとも刃穴47に進入する位置まで
伸長して固定する。
【0012】次に、セットの完了した切断装置11の柄
部41を把持し、図4に示すように、板面にシート51
を貼り付けたパネル53の端面55に、切断装置11の
当接面23を当接する。これにより、刃45が端面55
から所望の重ね合わせ代寸法の位置に位置決めされる。
次に、当接面23をパネル53の端面55に沿って摺動
させながら、切断装置11を移動させ、パネル53の縁
部から延出したシート51を刃45により切断する。切
断装置11は、当接面23が端面55に摺動するので、
刃45が常に端面55から一定の間隔で移動する。これ
により、重ね合わせ代を高い寸法精度で維持し、且つパ
ネル端面55と平行に切断することができる。
【0013】なお、本発明によるパネル貼付シートの切
断方法及びそれに用いる切断装置は、建物用パネルに防
水紙を貼り付ける場合の他、パネルの板面に対してこの
板面より大きいシートを端面に沿って切断する全ての場
合に適用できるものである。また、上述の実施形態で
は、パネルに対してシートが貼り付けられている場合を
例に説明したが、シートは、パネルに対して移動しない
ように固定されているものであれば、パネルに貼り付け
られていなくてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る切断方法によれば、ベース材の当接面をパネルの端面
に当接し、このベース材を端面に沿って摺動させながら
シートを切断するので、パネル端面が隠れてしまい、端
面からの重ね合わせ代寸法の求め難い場合であっても、
刃が常に端面から一定の間隔で移動し、重ね合わせ代を
高い寸法精度で、且つパネル端面と平行に切断すること
ができる。本発明に係る切断装置によれば、パネルの端
面と平行な当接面を有するベース材に、当接面と平行な
刃を有する柄付カッターを支持したので、切断台、長尺
の切断用定規を使用せずに、刃を常に端面から一定の間
隔で移動させることができる。そして、支柱を刃の背後
に配置した切断装置によれば、切断後のシートの切断部
が支柱に一致し、シートと支柱との干渉を無くすことが
できる。また、支柱の刃側に刃状部を形成すれば、支柱
がシートの切断部に容易に分け入ることになり、支柱と
切断部との干渉をよりスムースに回避できる。更に、ベ
ース材を、当接材とベース板とで構成し、ベース板を当
接材に対してスライド自在に設ければ、端面から刃の距
離、即ち、切断幅を自在に調節可能にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切断装置の分解斜視図である。
【図2】柄付カッターの背面図である。
【図3】カッターホルダーの斜視図である。
【図4】シート切断中の正面図である。
【図5】従来の切断方法を説明するシート及びパネルの
平面図である。
【符号の説明】
11 切断装置 13 ベース材 15 カッターホルダー(支柱) 17 柄付カッター 19 当接材 21 ベース板 23 当接面 35a 刃状部 41 柄部 45 刃 51 シート 53 パネル 55 端面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面に貼り付けた該板面より大きいシー
    トを前記板面の端面に沿って切断するシートの切断方法
    であって、 前記板面の端面と平行な当接面を有するベース材に該当
    接面と平行な刃を有するカッターを立設し、前記ベース
    材の当接面を前記板面の端面に当接した後、前記ベース
    材を前記端面に沿って摺動させながら前記板面の縁部か
    ら延出したシートを前記刃で切断することを特徴するシ
    ートの切断方法。
  2. 【請求項2】 板面に貼り付けた該板面より大きいシー
    トを前記板面の端面に沿って切断するシートの切断装置
    であって、 前記板面の端面と平行な当接面を有するベース材と、 前記当接面と平行な刃を有し支柱を介して該ベース材に
    支持したカッターとを具備したことを特徴とするシート
    の切断装置。
  3. 【請求項3】 前記支柱を前記刃の背後に配設したこと
    を特徴とする請求項2記載のシートの切断装置。
  4. 【請求項4】 前記支柱の前記刃側に刃状部を形成した
    ことを特徴とする請求項3記載のシートの切断装置。
  5. 【請求項5】 前記ベース材は、前記当接面を有する当
    接材と、前記カッターを立設するベース板とからなり、
    該ベース板を前記当接材に対して前記当接面に直交する
    方向でスライド自在に設けたことを特徴とする請求項2
    乃至請求項4のいずれか1項に記載のシートの切断装
    置。
JP7678497A 1997-03-28 1997-03-28 シートの切断方法及びそれに用いる切断装置 Pending JPH10264081A (ja)

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JP (1) JPH10264081A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337089A (ja) * 2001-05-15 2002-11-26 Juki Corp 帯状体の切断装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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