JPH1026368A - 生気象空調装置 - Google Patents

生気象空調装置

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JPH1026368A
JPH1026368A JP8182398A JP18239896A JPH1026368A JP H1026368 A JPH1026368 A JP H1026368A JP 8182398 A JP8182398 A JP 8182398A JP 18239896 A JP18239896 A JP 18239896A JP H1026368 A JPH1026368 A JP H1026368A
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air
water
room
air conditioner
refrigerant
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JP8182398A
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English (en)
Inventor
Hideaki Sodeyama
英明 袖山
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F6/00Air-humidification, e.g. cooling by humidification
    • F24F6/12Air-humidification, e.g. cooling by humidification by forming water dispersions in the air
    • F24F6/14Air-humidification, e.g. cooling by humidification by forming water dispersions in the air using nozzles
    • F24F2006/146Air-humidification, e.g. cooling by humidification by forming water dispersions in the air using nozzles using pressurised water for spraying

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気洗浄能力が高く、室内を生気象学的に好
適な環境に制御することができる生気象空調装置を提供
する。 【解決手段】 吸気口10から導入した外気を先ず吸気
口10において放電フィルター20で負イオン化し、つ
いで湿潤状態にあるフィルター18を通してシャワー洗
浄室5内に流入させる。シャワー洗浄室5内では、霧状
かつ乱気流となって対流する水粒子と接触させて空気中
に含まれる塵、埃、花粉さらにはNH3などを水粒子に
吸着除去し、次にエリミネーター24で水分を除去し、
更に冷却器27で一旦露点温度以下に冷却して水分を一
層除去する。そして送風加圧室8で所定の気圧に調整し
た上でダクト9を通じて室内に加圧送風する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄した外気を室
内に供給すると共に、室内を生気象学的に好適な環境に
制御することができる生気象空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り人間は気候特に気温、湿度、気圧等の変化に伴って体
調の変化が生ずると言われており、個人差の大小により
種々の症状を訴えている。近年、生気象学及び医学の研
究により、人間を形成する細胞、神経等に気候が作用
し、ホルモンの分泌等の作用を促すなどにより体調に関
与していることが分かってきた。例えば、海岸性気候に
は新陳代謝を高め、更に心拍数や血圧をも増加させ心肺
機能を強める作用があり、森林気候は鎮静作用等のある
テルペン類等のフィトンチッドが発散し副交換神経刺激
性の小さい負の空気イオンが多いことから、半健康者、
高齢者、幼年者などの生活環境に向いていることが分か
ってきた。これに対し、従来の空調装置は温度湿度の調
整を目的としたものが大半であり、気圧等の生気象学的
な環境という点にはほとんど考慮が払われてなかった。
【0003】また、従来の空調装置には、装置内の底部
に水槽を設け、中間部には網部を設け、この網部から洗
浄水を滴下させて水槽に溜めてこれを循環させる一方、
外気を装置内で上昇させ、前記滴下する洗浄水と外気と
を接触させることにより、熱交換を図り、外気中の埃や
塵などを吸着除去させるように構成した空調装置があ
り、かかる空調装置においては、吸着能力を高めるため
に洗浄水に充填材を付加するのが一般的であった。
【0004】しかしながら、上記従来の空調装置では、
洗浄水に充填材を付加しなければ外気を十分に洗浄でき
ない一方、充填材を洗浄水に付加すると、充填材自体の
洗浄に多くの手間と費用がかかってしまうという問題が
あった。さらに、通過空気の汚れを吸着させるためにフ
ィルターが多く使われていたが、このフィルターの多く
は使い捨てであった上、それ自体極めて高価であった。
【0005】そこで本発明は、上記目的達成のため、従
来の外気を洗浄水に接触させる構成からなる空調装置を
改良することにより、洗浄水に充填材を付加することな
く洗浄能力を高めることができ、しかも簡易かつ経済的
に運転することができ、更には室内を生気象学的に好適
な環境に制御することができる生気象空調装置を提供せ
んとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気口から吸
引した外気を装置内で浄化し送風口を通じて室内に供給
する空調装置において、装置内の吸気口と送風口との間
に、霧状の水粒が乱気流を起こして対流する領域を形成
するように多数のシャワーヘッドを備えたシャワー管を
配設し、吸気口から導入した外気を前記乱気流領域に案
内し、ここで霧状の水粒に対して導入空気を接触させる
構成を有する生気象空調装置を提供する。
【0007】この生気象空調装置によれば、乱気流を起
こして対流する霧状の水粒と装置内に導入した空気とが
確率高く接触するから、充填材を洗浄水に付加しなくて
も洗浄能力を高めることができる。
【0008】上記の構成と共に、乱気流領域と送風口と
の間に、室内を所定気圧に制御できる加圧室を設け、所
定気圧に調整した導入空気を送風口を通じて室内に供給
するように構成するのが好ましい。例えば、加圧室内に
インバータモータを有し圧力と回転数とを制御するべく
セットした加圧装置を設置すると共に、送風口にダンパ
ーを設け、これら加圧装置とダンパーを制御することに
よって加圧室内の気圧を調整可能とすることができ、室
内を生気象学的に好適な気圧に制御することができる。
【0009】上記空調装置内の底部に水槽を設け、水槽
内の貯水とシャワー管の噴射水とを循環させると共に、
この循環水に塩化ナトリウムを溶け込ませて循環水を海
水化するのが好ましい。循環水を海水化することによ
り、循環水の洗浄能力が高まり、外気中の二酸化炭素、
窒素酸化物や硫黄酸化物なども除去できることが期待で
きると共に、室内環境を海岸性気候に近づけられること
が期待できる。
【0010】また、上記塩化ナトリウムと共に、或いは
塩化ナトリムに代えて循環水にフィトンチッドを溶け込
ませることにより、導入空気にフィトンチッドを付与す
るのも好ましい。このようにすれば、効率良く室内環境
を森林気候に近づけることができる。
【0011】さらに、上記構成の空調装置は、装置内の
空気流路内に順次、放電フィルター、常時湿潤状態にあ
るフィルター、乱気流領域、エリミネーター及び送風装
置を設け、外気を、放電フィルターによって濾過すると
共にマイナスイオン化し、常時湿潤状態にあるフィルタ
ーによって更に濾過し、乱気流領域で霧状の水粒に対し
て導入空気を接触させて洗浄し、エリミネーターによっ
て水分を除去し、送風装置によって室内に供給するよう
に構成すれば、外気の洗浄能力を一層高めることができ
ると共に、マイナスイオン化させた空気を室内に供給す
ることができる。
【0012】また、空調装置内の空気流路内に少なくと
も冷却器及び加熱器を順次配置し、空気流路外に圧縮機
を配置し、これら冷却器、加熱器及び圧縮機間に冷媒を
循環させ、導入空気を冷却器において露点以下に冷却し
た後加熱器で加熱すると共に、蒸発機能及び凝縮機能を
選択することができる蒸発・凝縮器を水槽内に配置し、
前記循環する冷媒の一部をこの蒸発・凝縮器を通過する
ように迂回させ、冷媒の蒸発熱又は凝縮熱を水槽内の貯
水を介して導入空気に伝えることにより、導入空気の温
度調節をなし得るように構成するのが好ましい。
【0013】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1は、生気象空調装置1の構成を示
した図である。生気象空調装置1は、クリーンタワー2
Aと冷暖房ユニット2Bとから構成されている。クリー
ンタワー2A内には、下方から順次水槽3、吸気室4、
シャワー洗浄室5、エリミネータ室6、冷却・加熱室
7、送風加圧室8及びダクト9が配置され、外気を吸気
室4の吸気口10から導入し、シャワー洗浄室5、エリ
ミネータ室6、冷却・加熱室7、送風加圧室8及びダク
ト9を通して各種処理を施した後室内へ加圧送風するよ
うになっている。
【0014】水槽3は、一杯の高さまで貯水可能に設計
され、貯水は排水管11を通じて排水可能となってい
る。水槽3内には、水位用電極棒12a、オーバーフロ
ー管12b、蒸発・凝縮器13、水吸込用ストレーナー
14、強制清浄用ノズル15及び補給水用ボールタップ
16が設置されている。
【0015】吸気室4の上下面はフィルター17、18
によって仕切られ、一側面を吸気口10として開口して
いる。吸気口10には、放電装置19と電気的に接続さ
れた放電フィルター20が取付けられ、通過する空気を
コロナ放電により帯電させ負イオン化させるようになっ
ている。
【0016】シャワー洗浄室5内には、多数のシャワー
ヘッド21、21・・を備えたシャワー管22、22・
・がシャワー洗浄室の天井及び周壁に沿って縦横に配管
され、これらシャワーヘッド21、21・・からの水噴
射によってシャワー洗浄室5内で霧状の水粒が乱気流を
起こすように設計されている。好適な一例としては、水
圧が1.0〜5.0kg/cm2 の場合に、ノズル穴
0.5〜2.5mm径のシャワーヘッド21を天井側に
2〜6個/m2 配置するのに対し、周壁側に2〜4個/
2 の割合で配置すれば好適に水粒を霧状としつつ乱気
流を起こすことができる。
【0017】また、上記シャワー管22は、循環ポンプ
23を介して、前記水槽3内の水吸入用ストレーナー1
4に接続され、循環ポンプ23の駆動によって水槽3の
水がシャワーヘッド21に供給され、シャワーヘッド2
1から噴霧された水のほとんどがフィルター17、18
を介して再び水槽3に落下するようになっている。
【0018】シャワー管22の上方にはエリミネーター
24が配設され、シャワー洗浄室5とエリミネーター室
6とを区画している。このエリミネーター24は、後述
するように空気と共に上昇してくる水分を除去する役割
を果たしている。エリミネーター24の上方には若干の
空間部(エリミネーター室6)が形成され、エリミネー
ター室6とさらに上方の冷却・加熱室7とを区画する境
界壁25の一側は開口部25aとされ空気の流路なって
いる。
【0019】冷却・加熱室7内には、開口部25a側か
ら空気の流れに沿って順次冷却器27、加熱器28及び
冷却器29が設置されている。冷却・加熱室7と上方の
送風加圧室8とを区画する境界壁26の前記開口部25
aとは反対側は開口部26aとされ、この開口部26a
には送風加圧機30の吸引口が取付けられている。
【0020】送風加圧室8内には、インバータモータ3
0aを有し、予め圧力と回転数とを制御するようにセッ
トされた送風加圧機30が設置され、室内に続くダクト
9内には送風量及び送風圧力を調整可能なダンパー31
が設置されている。なお、好ましくは、本装置で処理不
可能な種類のガス及び処理不可能な有害ガス量を検出可
能なガスセンサーを吸引口10に設置すると共に、この
ガスセンサーと上記ダンパ31乃至上記各装置の制御部
とを電気的に接続し、処理不可能な種類のガス及び処理
不可能な有害ガス量を検出した場合にはダンパー31が
瞬時閉鎖すると共に全装置が停止するように設定してお
く。
【0021】次に、上記構成からなるクリーンタワー2
Aの生気象空調制御について説明する。図1中の矢印
は、空気の流れを示している。
【0022】送風加圧機30の送風による気圧差によっ
て外気は吸気口10から次々にクリーンタワー2A内に
導入される。導入空気は先ず、吸気口10において放電
フィルター20を通過する際にコロナ放電によって負イ
オン化され、ついで吸気室4からシャワー洗浄室5内に
流入する。この際、シャワー洗浄室5から落下してくる
水粒により湿潤状態にあるフィルター18によって、導
入空気中の大きな塵や埃、更には花粉などが吸着除去さ
れる。
【0023】次に、導入空気はシャワー洗浄室5内に流
入し、霧状かつ乱気流となって対流する水粒子と接触
し、空気中に含まれる塵、埃、花粉さらにはNH3 など
が水粒子に吸着除去される。ここで、図1に示すよう
に、水槽3内に岩塩33を沈め、クリーンタワー2A内
を循環する水に塩化ナトリウムを溶かして海水化するこ
とによって、導入空気中の二酸化炭素、硫黄酸化物、窒
素酸化物などを吸収除去する能力を一層高めることがで
きる。また、同図に示すように、水槽3内にフィトンチ
ッド供給用の檜の丸太や木片32を浮かべるか、或いは
水槽3全体を檜で作ることによって、クリーンタワー2
A内を循環する水にテルペン類などのフィトンチッドを
溶け込ませ、導入空気にフィトンチッドを付加すること
によって生気象学的に一層好ましい室内環境とすること
ができる。
【0024】シャワー洗浄室5を通過した導入空気は霧
状の水分と共に上昇し、エリミネーター24によって多
くの水分が除去され、その後冷却・加熱室7内に流入す
る。冷却・加熱室7内では、先ず冷却器27により露点
温度以下に冷却され、エリミネーター24によっても除
去されなかった水分や塵や埃等が除去される。次に冬の
暖房時には加熱器28によって室内に送出するのに適し
た温度に加温乃至加熱された後送風加圧機30の吸引口
に流入する。また、夏の冷房時には加熱器28によって
加温乃至加熱された後、更に冷却器29により室内に送
出するのに適した温度に冷却され、その後送風加圧機3
0の吸引口に流入する。これより、多湿状態になりがち
な夏の室内の湿度を有効に低下させることができる。
【0025】次に導入空気は送風加圧機30によって送
風加圧室8内に加圧送風され、送風加圧室8内で所定の
気圧に調整された後ダクト9を通じて室内に加圧送風さ
れる。この時、送風加圧機30のインバータモータ30
aの回転数とダクト9内のダンパー31を通過する空気
量とを制御して室内に供給する空気量及び気圧を調整す
ることにより、室内の気圧を調整することができる。室
内に供給する空気量は、当該室内から排出される空気量
よりも若干高く設定し、当該室内を室外よりも十分効果
のあるような高圧状態に維持するのが好ましい。このよ
うな環境下では、室内に汚れたその他の空気が侵入しな
いばかりか、生気象学によれば仕事の能率を高めること
ができる。
【0026】なお、冷却器27、加熱器28及び冷却器
29に溜まったドレン水は、水槽3付近に吸引ポンプ3
5を備えたドレンホース34を通じて水槽3内に戻され
循環するようになっている。また、導入空気中の塵や埃
その他の有害物質を吸着した水が循環することによって
水槽3の貯水は汚れてくるが、定期的に水槽3内の貯水
を排水すると共に強制清浄用ノズル14から洗浄水を噴
射させて水槽3内を洗浄し、更に補給水用ボールタップ
16等によって水槽3内に水を補給することによって、
水槽3及び循環水を簡易かつ有効に洗浄することができ
る。
【0027】次に、生気象空調装置1の冷暖房システム
について説明する。図2及び図3は、生気象空調装置1
の冷暖房システムの説明図であり、図2は冷房用として
の回路、図3は暖房用としての回路を示している。
【0028】生気象空調装置1の冷暖房システムは、水
槽3内に設置された蒸発・凝縮器13、冷却・加熱室7
に配置された冷却器27、加熱器28及び冷却器29、
冷暖房ユニット2B内に配置された圧縮機36、凝縮・
蒸発器37、アキュムレータ38及びファン39とから
なり、冷媒回路として、冷媒が圧縮機36、加熱器2
8、冷却器27、アキュムレータ38及び圧縮機36の
順に循環する系(循環系)と、この循環系の圧縮機3
6、加熱器28間から分流して凝縮・蒸発器37及び蒸
発・凝縮器13を介して循環系に再び戻る系(付加系)
とからなる。付加系は系内の各所に設けられた弁の開閉
により冷媒回路を適宜変更できるようになっている。な
お、水槽3内に設置された蒸発・凝縮器13及び冷暖房
ユニット2B内に配置された凝縮・蒸発器37は、いず
れも冷媒回路の変更によって蒸発器とも凝縮器ともなる
ものである。
【0029】冷房システムにおける循環系は、図2に示
すように、圧縮機36で圧縮した冷媒を加熱器28介し
て膨張弁40に送り、膨張弁40及び冷却器27で順次
膨張気化しこの気化熱で導入空気を露点以下に冷却す
る。冷媒はその後アキュームレーター38を介して再び
圧縮機36に戻して循環させる。この循環系のみでは夏
冬等外気の温度に導入空気温度が影響され、快適な温度
に制御することが難しいため、次の付加系を連結してあ
る。
【0030】冷房システムにおける付加系では、圧縮機
36、加熱器28間から一部の冷媒を分流し、先ず凝縮
・蒸発器37に送り、ここで冷媒を凝縮すると共にその
凝縮熱をファン39により屋外に放熱させて冷媒の熱的
エネルギーを低下させる。次に、一部の冷媒を水槽3内
の蒸発・凝縮器13に送り、ここで蒸発させて水槽3内
の水を冷却させた後上記循環系に戻す一方、前記残りの
冷媒を冷却器29において膨張気化させた後循環系に戻
すようになっている。これより、冷媒の温度を低下させ
ることができると共に水槽3内の水の温度も低下させる
ことができるから間接的に導入空気の冷却を一層有効に
行うことができる。
【0031】一方、暖房システムにおける循環系は、図
3に示すように、圧縮機36で圧縮した冷媒を加熱器2
8で凝縮し、この時発生する凝縮熱により導入空気を加
熱する。ついで冷媒を膨張弁40及び冷却器27で順次
膨張気化し、この気化熱によって導入空気を露点以下に
冷却し、その後アキュームレーター36を介して再び圧
縮機34に戻して循環させる。この循環系のみでは、冷
媒及び本装置内を循環する水の温度が徐々に低下し快適
な温度に制御することが難しいため、次の付加系を連結
してある。
【0032】この暖房システムにおける付加系では、圧
縮機36、加熱器28に入る一部の冷媒を分流し、先ず
水槽3内の蒸発・凝縮器13に送り、ここで冷媒を凝縮
すると共に凝縮熱を水槽3内に放熱させて貯水温度を高
める。ついで一部の冷媒を上記循環系に戻す一方、他の
冷媒を凝縮・蒸発器37に送り、凝縮・蒸発器37では
ファン39により外気から熱を得て冷媒をヒートポンプ
化した後、再び循環系に冷媒を戻すようになっている。
これより、冷媒の温度を高めることができると共に、水
槽3内の水の温度が上昇するから間接的に導入空気の加
温を行うことができる。
【0033】なお、本発明の生気象空調装置は、上記の
如く吸気室4上に順次シャワー洗浄室5、エリミネータ
室6、冷却・加熱室7及び送風加圧室8を配置する縦型
(タワー型)の構成の他、吸気室4の横側に順次シャワ
ー洗浄室5、エリミネータ室6、冷却・加熱室7及び送
風加圧室8を配置する横型に構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例である生気象空調装置を説明す
る構成図である。
【図2】 図1の生気象空調装置の冷房システムを説明
する構成図である。
【図3】 図1の生気象空調装置の暖房システムを説明
する構成図である。
【符号の説明】
1 生気象空調装置 2A クリーンタワー 2B 冷暖房ユニット 3 水槽 4 吸気室 5 シャワー洗浄室 6 エリミネータ室 7 冷却・加熱室 8 送風加圧室 9 ダクト 10 吸気口 13 蒸発・凝縮器 18 フィルター 20 放電フィルター 21 シャワーヘッド 22 シャワー管 24 エリミネータ 27 冷却器 28 加熱器 30 送風加圧機 37 凝縮・蒸発器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、生気象空調装置1の構成を
示した図である。生気象空調装置1は、クリーンタワー
2Aと冷暖房ユニット2Bとから構成されている。クリ
ーンタワー2A内には、下方から順次水槽3、吸気室
4、シャワー洗浄室5、エリミネーター室6、冷却・加
熱室7、送風加圧室8及びダクト9が配置され、外気を
吸気室4の吸気口10から導入し、シャワー洗浄室5、
エリミネーター室6、冷却・加熱室7、送風加圧室8及
びダクト9を通して各種処理を施した後室内へ加圧送風
するようになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】冷房システムにおける循環系は、図2に示
すように、圧縮機36で圧縮した冷媒を加熱器28介し
て膨張弁40に送り、膨張弁40及び冷却器27で順次
膨張気化しこの気化熱で導入空気を露点以下に冷却す
る。冷媒はその後アキュムレータ38を介して再び圧縮
機36に戻して循環させる。この循環系のみでは夏冬等
外気の温度に導入空気温度が影響され、快適な温度に制
御することが難しいため、次の付加系を連結してある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】一方、暖房システムにおける循環系は、図
3に示すように、圧縮機36で圧縮した冷媒を加熱器2
8で凝縮し、この時発生する凝縮熱により導入空気を加
熱する。ついで冷媒を膨張弁40及び冷却器27で順次
膨張気化し、この気化熱によって導入空気を露点以下に
冷却し、その後アキュムレータ38を介して再び圧縮機
34に戻して循環させる。この循環系のみでは、冷媒及
び本装置内を循環する水の温度が徐々に低下し快適な温
度に制御することが難しいため、次の付加系を連結して
ある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】なお、本発明の生気象空調装置は、上記の
如く吸気室4上に順次シャワー洗浄室5、エリミネータ
ー室6、冷却・加熱室7及び送風加圧室8を配置する縦
型(タワー型)の構成の他、吸気室4の横側に順次シャ
ワー洗浄室5、エリミネータ室ー6、冷却・加熱室7及
び送風加圧室8を配置する横型に構成することもでき
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 生気象空調装置 2A クリーンタワー 2B 冷暖房ユニット 3 水槽 4 吸気室 5 シャワー洗浄室 6 エリミネーター室 7 冷却・加熱室 8 送風加圧室 9 ダクト 10 吸気口 13 蒸発・凝縮器 18 フィルター 20 放電フィルター 21 シャワーヘッド 22 シャワー管 24 エリミネーター 27 冷却器 28 加熱器 30 送風加圧機 37 凝縮・蒸発器
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口から吸引した外気を装置内で浄化
    し送風口を通じて室内に供給する空調装置において、 装置内の吸気口と送風口との間に、霧状の水粒が乱気流
    を起こして対流する領域を形成するように多数のシャワ
    ーヘッドを備えたシャワー管を配設し、 吸気口から導入した外気を前記乱気流領域に案内し、こ
    こで霧状の水粒に対して導入空気を接触させる構成を有
    する生気象空調装置。
  2. 【請求項2】 乱気流領域と送風口との間に、室内を所
    定気圧に制御できる加圧室を設け、所定気圧に調整した
    導入空気を送風口を通じて室内に供給するように構成し
    た請求項1に記載の生気象空調装置。
  3. 【請求項3】 空調装置内の底部に水槽を設け、水槽内
    の貯水とシャワー管の噴射水とを循環させると共に、こ
    の循環水に塩化ナトリウム又はフィトンチッド、或いは
    これらの両方を溶け込ませることにより、導入空気に塩
    化ナトリウム又はフィトンチッド、或いはこれらの両方
    を付与することを特徴とする請求項1又は2に記載の生
    気象空調装置。
  4. 【請求項4】 空調装置内の空気流路内に順次、放電フ
    ィルター、常時湿潤状態にあるフィルター、乱気流領
    域、エリミネーター及び送風装置を設け、 外気を、放電フィルターによって濾過すると共にマイナ
    スイオン化し、常時湿潤状態にあるフィルターによって
    更に濾過し、乱気流領域で霧状の水粒に対して導入空気
    を接触させて洗浄し、エリミネーターによって水分を除
    去し、送風装置によって室内に供給する構成を有する請
    求項1乃至3のいずれかに記載の生気象空調装置。
  5. 【請求項5】 空調装置内の空気流路内に少なくとも冷
    却器及び加熱器を順次配置し、空気流路外に圧縮機を配
    置し、これら冷却器、加熱器及び圧縮機間に冷媒を循環
    させ、導入空気を冷却器において露点以下に冷却した後
    加熱器で加熱すると共に、蒸発機能及び凝縮機能を選択
    することができる蒸発・凝縮器を水槽内に配置し、前記
    循環する冷媒の一部をこの蒸発・凝縮器を通過するよう
    に迂回させ、冷媒の蒸発熱又は凝縮熱を水槽内の貯水を
    介して導入空気に伝えることにより、導入空気の温度調
    節をなし得る構成を有する請求項1乃至4のいずれかに
    記載の生気象空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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