JPH10262910A - 内視鏡の管路殺菌装置 - Google Patents

内視鏡の管路殺菌装置

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JPH10262910A
JPH10262910A JP9090012A JP9001297A JPH10262910A JP H10262910 A JPH10262910 A JP H10262910A JP 9090012 A JP9090012 A JP 9090012A JP 9001297 A JP9001297 A JP 9001297A JP H10262910 A JPH10262910 A JP H10262910A
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JP
Japan
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conduit
light
treatment instrument
endoscope
channel
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JP9090012A
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Toshikazu Tanaka
俊積 田中
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管路の内部に紫外線の伝播用の透明液体を充
填した状態で栓体で閉塞し、少なくとも一方の栓体を導
光栓体となし、その外部から管路内に紫外線を照射させ
て、雑菌が付着している管路等を容易に、完全に殺菌処
理する。 【構成】 内視鏡に設けられ、処置具挿通チャンネル4
と、それに合流させた吸引通路8とは、処置具導入部5
及び配管接続部12の位置で開口すると共に、処置具挿
通チャンネル4は、挿入部1の先端にも開口している。
処置具挿通チャンネル4の挿入部1の内部に紫外線を伝
播する透明液体を充填して、先端開口部には、閉鎖用栓
体としてのゴム栓27を装着し、処置具導入部5及び配
管接続部12にはカップリング部材23a,23bが装
着される。カップリング部材23a,23bはガラスロ
ッド25a,25bを有し、紫外線照射ランプ20から
の光がライトガイド22及び分岐ライトガイド22a,
22bを介してガラスロッド25a,25bから管路内
に導かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡に設けられ
る管路、特に処置具挿通チャンネルや吸引通路等として
用いられる管路の殺菌を行うための内視鏡の管路殺菌装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用等として用いられる内視鏡は、本
体操作部に患者の体腔等の内部に挿入される挿入部が連
設され、また本体操作部から少なくとも光源装置に着脱
可能に接続されるユニバーサルコードを延在させること
により大略構成されるものである。挿入部は、その全体
が硬質パイプで構成した硬性鏡と、本体操作部への連設
側から大半の部分を任意の方向に曲がる軟性部となし、
この軟性部の先端に遠隔操作で湾曲できるアングル部を
連設し、さらにアングル部の先端に先端硬質部を設けた
軟性鏡とがある。また、硬性鏡であっても、全体が硬質
パイプで形成するのではなく、先端側にアングル部を設
けたり、軟性部及びアングル部を設けたりしたものもあ
る。
【0003】いずれにせよ、内視鏡の挿入部には、その
先端部の端面または側面に、体腔内を照明する照明手段
と、この照明手段による照明下で体腔内の観察を行う観
察手段を設けている。このように、挿入部には、照明手
段と観察手段とだけを設ける構成としたものもあるが、
いくつかの管路を設けたものもある。そこで、内視鏡に
設けられる管路の構成を図4に示す。図中において、1
は挿入部、2は本体操作部、3はユニバーサルコードで
ある。
【0004】この図から明らかなように、挿入部1に設
けられる管路としては、まず処置具挿通チャンネル4が
ある。この処置具挿通チャンネルは、鉗子や高周波処置
具等のように、組織細胞の採取や患部の摘出、さらには
止血等の処置を施すための処置具を体腔内に挿入ガイド
すると共に、観察手段による観察下で所要の操作を行え
るようにするためのものである。この処置具挿通チャン
ネル4は、挿入部の先端における観察手段を設けた部位
の近傍における開口部から、チューブ状の通路を引き出
して、術者等が操作できる位置、例えば本体操作部の挿
入部との連結部近傍に設けた処置具導入部5に接続され
るようになっている。
【0005】前述した処置具挿通チャンネル4以外に
も、レンズ面洗浄用の管路が設けられる場合もある。即
ち、観察手段は対物レンズを備えているが、この対物レ
ンズの最先端のレンズ(またはカバーガラス)は露出し
た状態になっているから、レンズ面に体内汚物が付着す
ることがある。レンズ面が汚損されると、観察視野が得
られなくなるから、洗浄液(通常は洗浄水)で汚物を洗
い流し、次いでレンズ面に付着する液滴を加圧エアで除
去する。このために、レンズ面に向けて洗浄用ノズル6
が開口しており、この洗浄用ノズル6には洗浄液と加圧
エアとを供給できるようになっている。このために、流
体管路7が洗浄用ノズル6に接続されている。流体管路
7は、挿入部1の先端近傍では1つの経路となっている
が、途中から送気管路7a,送液管路7bに分岐してお
り、これら送気管路7a,送液管路7bは本体操作部2
からユニバーサルコード3内に延在されて、このユニバ
ーサルコード3の先端のコネクタ3aに開口している。
【0006】さらに、体腔内に体液等が充満している場
合に、この体液を除去したり、また体腔内に送水して体
腔内壁から汚れを除いた後の廃液を除去したりするため
に、吸引管路8が設けられる。この吸引管路8は、独立
の管路として構成することもできるが、挿入部1の細径
化を図るために、挿入部1内においては、処置具挿通チ
ャンネル4を吸引経路に共用させる場合がある。この場
合には、処置具挿通チャンネル4における処置具導入部
5の近傍位置で通路を分岐させて、この通路をユニバー
サルコード3内に延在させて、コネクタ3aの部位で吸
引用の配管に着脱可能に接続されることになる。
【0007】送気管路7aを介して洗浄用ノズル6に加
圧エアを供給したり、送液管路7bから洗浄用ノズル6
に洗浄液を供給したり、また吸引管路8を負圧にして、
体腔内からの吸引を行ったりするために、本体操作部2
には送気ボタン9,送水ボタン10及び吸引ボタン11
が設けられており、また送気管路7a,送液管路7b及
び吸引通路8は、ユニバーサルコード3のコネクタ3a
において、それぞれの配管(図示せず)と接続される
が、これらの配管は制御ユニットに接続されて、前述し
た制御ボタン9,10,11からの信号に基づいて、流
路の開閉を行うようにしている。なお、送気送液及び吸
引の制御は、本体操作部2にバルブを設けて、これらバ
ルブの操作により行うように構成したものもある。
【0008】以上のように、内視鏡には種々の管路が設
けられているが、内視鏡は患者の体腔内に挿入されるこ
とから、使用の都度洗浄すると共に殺菌処理を行う必要
がある。内視鏡の洗浄は、挿入部1だけでなく、本体操
作部2及びユニバーサルコード3を含む全体を洗浄槽に
浸漬させることにより行うのが一般的である。また、洗
浄に代えて、または洗浄の後にガス殺菌を行うようにす
ることもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、洗浄
液に内視鏡全体を浸漬させたり、殺菌ガスの雰囲気下に
置いたりすることにより、内視鏡の外面の洗浄及び殺菌
消毒は可能であるが、前述した管路内も汚損されてお
り、この管路内の汚れは完全に除去できない場合があ
る。特に、処置具挿通チャンネル内は、処置具を挿通す
る際に、その内壁と接触して汚損される可能性がある。
また、体内からの吸引を行った時には、吸引通路及びこ
の吸引通路として共用される処置具挿通チャンネルの内
部は著しく汚損されることになる。また、流体管路内は
体内からの逆流がない限り、汚損されないが、先端が開
口している以上、内部の汚損を完全には防止できない。
【0010】従って、内視鏡に設けられる管路も洗浄や
殺菌消毒を行わなければならない。通常は、これらの管
路にブラシを挿入して洗浄を行うが、管路は長く、しか
も複雑に曲がった形状となっている等のことから、ブラ
シ洗浄を行うのは困難な場合が多い。とりわけ、処置具
挿通チャンネルや吸引管路として利用される管路等につ
いては、汚損の度合いが激しいことから、これらの管路
は、より入念に洗浄及び消毒を行わなければならず、ブ
ラシ洗浄で完全な殺菌消毒を行うには長い時間が必要と
なる等といった問題点があった。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、特に処置具挿通チャ
ンネルや吸引管路等として利用され、様々な雑菌が付着
しているおそれのある管路等を容易に、しかも完全に殺
菌処理できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、内視鏡に設けられ、一端が挿入部の
先端に開口する管路の内部を殺菌するために、管路の一
端に着脱可能に装着される閉鎖用栓体と、他方の端部に
装着される導光栓体と、この管路における両栓体の間の
部位に充填される紫外線の伝播用の透明液体と、前記導
光栓体の外から紫外線を含む光を照射する光源装置とか
ら構成したことをその特徴とするものである。
【0013】ここで、内視鏡に設けられる管路の内面は
できるだけ光を反射するようになっていなければならな
い。このためには、管路そのものを光の反射率の高い部
材で形成するか、例えば光反射膜をコーティングを管路
の内面に施すようにすれば良い。そして、この管路とし
ては、挿入部から本体操作部に至る鉗子等の処置具を挿
通させる処置具挿通チャンネルに、吸引通路の先端部を
合流させるようにしたものがある。このような管路に
は、例えば挿入部の先端における処置具挿通チャンネル
の開口部に前記閉鎖用栓体を装着し、前記吸引通路の基
端部と前記処置具挿通チャンネルの処置具導入部とに前
記導光栓体を装着して、両導光栓体に前記光源装置から
の紫外線を照射するように構成すれば良い。また、紫外
線の伝播用液体としては透明な液体で、紫外線の減衰を
抑制できるものであれば良いが、透明な消毒液等が特に
好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて説明する。ここで、本発明の殺菌装置によれば、内
視鏡に設けられている全ての管路の殺菌を行うことが可
能であるが、吸引用の経路として用いられる処置具挿通
チャンネル及び吸引管路の内部には、体内汚物が接触す
る可能性があるから、その内部の汚損の度合いは極めて
高く、従ってこの処置具挿通チャンネルから吸引管路の
殺菌を行うものとして用いる場合について説明する。こ
の殺菌方式は紫外線照射方式であるから、雑菌等を殺滅
乃至除去するためのものである。ここで殺菌とは雑菌等
の微生物を完全に、またはほぼ完全に殺滅することを意
味する。ただし、紫外線による殺菌は、汚れ自体を除去
するためのものではない。従って、ブラシを用いて管路
内の汚物その他の汚れを落とした後に、なお残存する雑
菌等を殺滅処理するのに最適である。
【0015】まず、図1に内視鏡とその管路殺菌装置の
全体構成を示す。内視鏡そのものは、前述した従来技術
のものと同様であるから、この内視鏡を構成する各部に
ついての詳細な説明は省略する。管路殺菌装置は、処置
具挿通チャンネル4の全体及び吸引通路8の内部を殺菌
処理するためのものである。この管路殺菌装置は、管路
の内面に紫外線を照射することにより雑菌を殺滅させる
ためのものであり、紫外線を照射するために、内部に紫
外線照射ランプ20を設けた光源装置21を備えてい
る。この紫外線照射ランプ20からは、殺菌に好適な2
54nm付近の波長の紫外線を多く含む光が照射される
ようになっている。
【0016】光源装置21には、光学繊維束からなるラ
イトガイド22が着脱可能に接続される。ライトガイド
22は光源装置21に着脱可能に接続される入射側端部
から所定の長さ位置で分岐ライトガイド22a,22b
に分岐しており、これら両分岐ライトガイド22a,2
2bの先端には、それぞれカップリング部材23a,2
3bが装着されている。図2及び図3にこのカップリン
グ部材23a,23bの構成を示す。カップリング部材
23aは処置具導入部5に着脱可能に接続されるもので
あり、またカップリング部材23bは吸引通路8におけ
るユニバーサルコード3のコネクタ3aに設けた配管接
続部12に着脱可能に接続されるものである。
【0017】カップリング部材23a,23bは、光学
繊維束を囲繞するように設けた口金24a,24bを有
し、この口金24a,24bにはガラスロッド25a,
25bが装着されており、これらガラスロッド25a,
25bはそれぞれ処置具導入部5及び吸引通路8の配管
接続部12にほぼ密嵌状態に挿嵌されるものである。ま
た、口金24a,24bにはゴムキャップ26a,26
bが固着して設けられており、これらゴムキャップ26
a,26bは処置具導入部5及び配管接続部12の端部
に外周方向に突出する状態に設けた係止部5a,12a
に嵌合されるようになっている。このように、ゴムキャ
ップ26a,26bを処置具導入部5や配管接続部12
に連結すると、カップリング部材23a,23bがそれ
ぞれ固定されると共に、処置具導入部5や配管接続部1
2の内部が気液密に保持されることになる。従って、ガ
ラスロッド25a,25bとゴムキャップ26a,26
bとにより導光栓体が構成される。
【0018】ここで、処置具挿通チャンネル4と、それ
に合流させた吸引通路8とは、処置具導入部5及び配管
接続部12の位置で開口すると共に、処置具挿通チャン
ネル4は、挿入部1の先端にも開口している。そこで、
この処置具挿通チャンネル4の挿入部1における先端開
口部には、閉鎖用栓体としてのゴム栓27が着脱可能に
装着されるようになっている。従って、カップリング部
材23a,23b及びゴム栓27をそれぞれ処置具導入
部5,吸引通路8の配管接続部12及び処置具挿通チャ
ンネル4の先端開口部に装着すると、処置具挿通チャン
ネル4及び吸引通路8の内部が密閉された状態になる。
そして、このように密閉された処置具挿通チャンネル4
及び吸引通路8には、その全体に紫外線を伝播するため
の透明液体が充填される。ここで、透明液体としては、
例えば不純物を含まない脱気水等を用いることができる
が、透明な消毒液、例えば消毒用エタノ−ル(消毒用ア
ルコ−ル)、過酸化水素水等のように、殺菌効果があ
り、かつ紫外線の透過率の高いものが最も好ましい。
【0019】以上のように構成することによって、内視
鏡を使用し、その挿入部1を患者の体内に挿入して、そ
の体腔内の検査を行うと共に、鉗子等の処置具を処置具
挿通チャンネル4内に挿入して、患部の切除等の処置を
施し、また吸引通路8を介して体内汚物の吸引を行った
りする操作が行われる。この結果、内視鏡は、体腔内に
挿入された挿入部1の外面が汚損され、また処置具挿通
チャンネル4の内部及び吸引通路8の内部も汚損された
状態になる。
【0020】内視鏡の使用後には、その都度洗浄及び消
毒が行われる。ここで、本体操作部2やユニバーサルコ
ード3は体腔内には挿入されないが、術者等は体腔内に
挿入された挿入部1に触れた後に、本体操作部2やユニ
バーサルコード3と接触することもある等の理由で、内
視鏡全体を洗浄液や消毒液に浸漬させて、その洗浄・消
毒を行う。ただし、これだけでは、管路、特に処置具挿
通チャンネル4の内部や吸引通路8の内部の洗浄及び消
毒を行えない。そこで、これらの管路内に消毒液をジェ
ット噴射させたり、またブラシを挿入したりして、その
洗浄及び消毒を行う。しかしながら、体内汚物が直接接
触する処置具挿通チャンネル4及び吸引通路8の内部
は、以上の操作だけでは、雑菌等を完全に殺滅できな
い。
【0021】そこで、処置具挿通チャンネル4及び吸引
通路8の内部に紫外線を伝播させるための透明液体を充
満させる。この液体としては、消毒及び殺菌効果のある
消毒液が好適であるが、不純物を含まない水を用いるこ
ともできる。そして、これらの管路内に透明液体が完全
に行き渡ると、ゴム栓27で処置具挿通チャンネル4の
先端開口部を閉鎖すると共に、カップリング部材23
a,23bを処置具導入部5及び吸引通路8の配管接続
部12に装着する。これによって、透明液体は管路の内
部に完全に封じ込められた状態になる。そして、カップ
リング部材23a,23bを設けたライトガイド22を
光源装置21に接続する。
【0022】以上の状態で、光源装置21に設けた紫外
線照射ランプ20を点灯させる。これによって、紫外線
照射ランプ20から紫外線を多量に含む光がライトガイ
ド22内に入射されて、このライトガイド22によりロ
スなく伝播されて、分岐ライトガイド22a,22bを
経て、カップリング部材23a,23bに設けたガラス
ロッド25a,25bに至る。そして、紫外線を含む光
はガラスロッド25a,25bを透過して、処置具挿通
チャンネル4及び吸引通路8の内部に導かれて、これら
の管路における壁面で反射を繰り返しながら進行する。
これによって、分岐ライトガイド22aからカップリン
グ部材23aを経た紫外線で処置具挿通チャンネル4の
内壁に紫外線が照射され、また分岐ライトガイド22b
からカップリング部材23bを経た紫外線で吸引通路8
の内壁に紫外線が照射される。この結果、所定の時間紫
外線の照射を継続すると、これら処置具挿通チャンネル
4及び吸引通路8の内壁に付着している雑菌を完全に殺
滅させることができるようになる。
【0023】ここで、処置具挿通チャンネル4及び吸引
通路8の全長にわたって、それらの管路の内面に確実に
紫外線を照射するには、これらの管路に充填した透明液
体ができるだけ紫外線を減衰させないようにする必要が
ある。また、処置具挿通チャンネル4及び吸引通路8の
内壁は、できるだけ反射効率を高くする必要がある。こ
のためには、これら処置具挿通チャンネル4及び吸引通
路8を光の反射率の高い部材で形成するか、または内面
に光反射膜のコーティングを施すようにするのが好まし
い。そして、透明液体による紫外線減衰率が極めて低
く、また処置具挿通チャンネル4及び吸引通路8の内壁
が紫外線の反射効率の高いものであれば、処置具挿通チ
ャンネル4における挿入部1の先端開口部側から紫外線
を入射するようになし、処置具導入部5及び吸引通路8
の配管接続部12には、ゴム栓等で閉鎖させるようにす
ることもできる。そのように構成した場合には、ライト
ガイドを分岐させる必要がなく、しかもカップリング部
材も1つ設けるだけで良い。また、この殺菌装置は、流
体管路7及び送気管路7a,送液管路7bの殺菌を行う
場合にも用いることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、内視鏡
に設けられる管路の端部を栓体で閉塞し、少なくとも一
方を導光栓体となし、かつ管路の内部に紫外線の伝播用
の透明液体を充填した状態で、導光栓体の外部から管路
内に紫外線を照射することによって、特に処置具挿通チ
ャンネルや吸引管路等として利用され、雑菌が付着して
いるおそれのある管路等を容易に、しかも完全に殺菌処
理できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すものであり、内視
鏡と共に示す管路殺菌装置の構成説明図である。
【図2】処置具挿通導入部に装着されるカップリング部
材の断面図である。
【図3】吸引通路の配管接続部に装着されるカップリン
グ部材の断面図である。
【図4】内視鏡に設けられる管路の構成を示す構成説明
図である。
【符号の説明】
1 挿入部 2 本体操作部 3 ユニバーサルコード 4 処置具挿通チャン
ネル 5 処置具導入部 8 吸引管路 12 配管接続部 20 紫外線照射ラン
プ 21 光源装置 22 ライトガイド 22a,22b 分岐ライトガイド 23a,23b カップリング部材 25a,25b ガラスロッド 26a,26b ゴムキャップ 27 ゴム栓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡に設けられ、一端が挿入部の先端
    に開口する管路の内部を殺菌するために、管路の一端に
    着脱可能に装着される閉鎖用栓体と、他方の端部に装着
    される導光栓体と、この管路における両栓体の間の部位
    に充填される紫外線の伝播用の透明液体と、前記導光栓
    体の外から紫外線を含む光を照射する光源装置とから構
    成したことを特徴とする内視鏡の管路殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記管路の内面は光を反射させる光反射
    面とする構成としたことを特徴とする請求項1記載の内
    視鏡の管路殺菌装置。
  3. 【請求項3】 前記挿入部から本体操作部に至る鉗子等
    の処置具を挿通させる処置具挿通チャンネルに、吸引通
    路の先端部を合流させてなる管路を設け、この管路に
    は、挿入部の先端における処置具挿通チャンネルの開口
    部に前記閉鎖用栓体を装着し、前記吸引通路の基端部と
    前記処置具挿通チャンネルの処置具導入部とに前記導光
    栓体を装着して、両導光栓体に前記光源装置からの紫外
    線を照射する構成としたことを特徴とする請求項1記載
    の内視鏡の管路殺菌装置。
  4. 【請求項4】 前記紫外線の伝播用の透明液体は消毒液
    であることを特徴とする請求項1記載の内視鏡の管路殺
    菌装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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