JPH10262419A - 容器に収納した空気と接触する薬剤及び鑑賞植物の種 子 - Google Patents

容器に収納した空気と接触する薬剤及び鑑賞植物の種 子

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JPH10262419A
JPH10262419A JP7372697A JP7372697A JPH10262419A JP H10262419 A JPH10262419 A JP H10262419A JP 7372697 A JP7372697 A JP 7372697A JP 7372697 A JP7372697 A JP 7372697A JP H10262419 A JPH10262419 A JP H10262419A
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JP
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lid
container
contact
air
outer box
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JP7372697A
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Reiko Kobayashi
禮子 小林
Takao Saito
尊雄 斎藤
Nobuo Kobayashi
暢生 小林
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ESUPO KK
Original Assignee
ESUPO KK
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】使用後の廃棄が自然環境に大きな負荷を与えな
いことが可能で、また必要な表示やデザインが印刷可能
で、また破損することなく保管や輸送が容易であり、さ
らに軽量で取扱が容易である。 【解決手段】容器に収納した空気と接触する薬剤1は、
防水性の紙で形成した内部容器2に、空気と接触するゲ
ル状又は不織布の袋に入れた粉末状及び/又は顆粒状の
薬剤3を収納し、この内部容器2にプラスチックで形成
した内蓋4を嵌合して密封し、この内蓋4で密閉した内
部容器2を通気孔5aが形成された開閉可能な外蓋5b
を有する外箱5に収納し、この外箱5の外蓋5bを閉じ
てプラスチックシート9で全体包装し、使用時にはプラ
スチックシート9を剥離し、外箱5の外蓋5bを開いて
内部容器2の内蓋4を取り外してゲル状又は不織布の袋
に入れた粉末状及び/又は顆粒状の薬剤3を空気と接触
可能にし、外箱5の外蓋5bを閉じて使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器に収納した
空気と接触する薬剤及び鑑賞植物の種子に関するものあ
る。
【0002】空気と接触する薬剤には、(1)悪臭の消
臭、(2)有害気体の解毒及び/又は吸着、(3)ビー
ルス、細菌やこの胞子など有害微生物の殺菌・静菌、
(4)たばこの煙や浮遊粉塵など有害エアロゾルの吸着
及び/又は細菌、(5)芳香剤、殺虫剤、有害昆虫・ね
ずみなど脊髄動物の忌避剤、医薬、殺菌剤を除放するよ
うな機能のある種々の組成物や製剤で、これらの成型物
及び/又は注型物及び/又は不織物の袋に入れた粉末又
は顆粒状のものなどがある。
【0003】また、家庭などで育てられる鑑賞植物の種
子は、例えば紙容袋やプラスチック袋などに収納されて
おり、ユーザーは紙容袋やプラスチック袋などを破いて
取り出し、ガラスやプラスチックの皿などに綿に水を含
ませて鑑賞植物の種子が芽をだすようにするものがあ
る。
【0004】
【従来の技術】このような空気と接触する薬剤は、
(a)プラスチック容器に収納したものが最もー般的で
あった。また、(b)金属製、陶器、ガラス容器に収納
したしたものも使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする問題】従来の技術による製品
は、(A)焼却が極めて困難か、あるいは生分解性がな
いので、使用後の廃棄に際して、自然環境に大きな負荷
を与え、重大な杜会問題となっている。また、(B)プ
ラスチック容器に収納する製品の場合、消費者に対する
性能や使用法の説明や安全上の注意事項の表示面積が狭
く、この部分に極めて限られた大きさのラベルの貼布を
行うか、開封時に必要な表示が脱落するシュリンク包装
等を行わねばならない欠点があった。また、(C)ポリ
スチレン製、ガラス製、陶器製の容器に収納する製品の
場合は、輸送中や落下の衝撃で、破損し内容物が漏れる
可能性があった。(D)これらの容器は重くかつ固いの
で、棚などから製品が落下する場合は、消費者がこれに
触れて負傷する危険があった。また、(E)従来の種々
の包装形態は、薬剤を製造後使用されるまでは、密閉状
態とし、外気と薬剤が触れないようにする必要がある
が、使用時に簡単に開放することができない。さらに、
(F)従来のプラスチック製の堅固な通気性の容器内
に、活性炭などの薬剤を入れた空気清浄化薬剤は、効果
の終点がよく分からない欠点がある。また、(H)生産
者にとって、同ー製品を、複数の販売先へそれぞれ異な
ったデザインの容器や、異なった表示のラベルを貼布し
て納入することを求められる場合が多く、同一薬剤に対
して、異なる意匠の容器や製品の生産、これらを収納す
る広い倉庫の確保など生産性を下げる要因が多く存在し
たが、これらに対応することが困難であった。
【0006】また、鑑賞植物の種子は、種子、皿、綿な
どがバラバラであり、これらを鑑賞植物の種子が芽をだ
すようにするには面倒である。
【0007】この発明は、このような問題に鑑みてなさ
れたもので、請求項1乃至請求項4記載の発明は、使用
後の廃棄が自然環境に大きな負荷を与えないことが可能
で、また必要な表示やデインが印刷可能で、また破損す
ることなく保管や輸送が容易であり、さらに軽量で取扱
が容易であるなどの容器に収納した空気と接触する薬剤
を提供することを目的としている。請求項5記載の発明
は、取扱が容易な鑑賞植物の種子を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、『防水
性の紙で形成した内部容器に、空気と接触するゲル状又
は不織布の袋に入れた粉末状及び/又は顆粒状の薬剤を
収納し、この内部容器にプラスチックで形成した内蓋を
嵌合して密封し、この内蓋で密閉した内部容器を通気孔
が形成された開閉可能な外蓋を有する外箱に収納し、こ
の外箱の外蓋を化粧シートで覆いプラスチックシートで
全体包装し、使用時には前記プラスチックシートを剥離
し、前記外箱の外蓋を開いて前記内部容器の内蓋を取り
外して前記薬剤を空気と接触可能にし、前記外箱の外蓋
を閉じることを特徴とする容器に収納した空気と接触す
る薬剤。』である。
【0009】請求項2記載の発明は、『 防水性の紙で
形成した内部容器に、空気と接触するゲル状又は不織布
の袋に入れた粉末状及び/又は顆粒状の薬剤を収納し、
この内部容器にプラスチックで形成した内蓋を嵌合して
密封し、この内蓋に形成した孔が剥離可能なシールで密
閉され、この内蓋で密閉した内部容器を通気孔が形成さ
れた開閉可能な外蓋を有する外箱に収納し、この外箱の
外蓋を化粧シートで覆いプラスチックシートで全体包装
し、使用時には前記プラスチックシートを剥離し、前記
外箱の外蓋を開いて前記内部容器の内蓋のシールを剥離
して前記薬剤を空気と接触可能にし、前記外箱の外蓋を
閉じることを特徴とする容器に収納した空気と接触する
薬剤。』である。
【0010】従来の技術による製品は、(A)焼却が極
めて困難か、あるいは生分解性がないので、使用後の廃
棄に際して、自然環境に大きな負荷を与え、重大な杜会
問題となっているが、請求項1または請求項2記載の発
明は、外箱を紙、内部容器を紙質に防水性を与えるた
め、例えば少量のポリエチレンなど非塩素含有のポリオ
レフンなどをラミネートした材質のカップに薬剤を注型
したり充填して外箱の内部に収納する二重の仕様とした
から使用後の廃棄が自然環境に大きな負荷を与えないこ
とが可能である。
【0011】また、従来の技術による(B)プラスチッ
ク容器に収納する製品の場合、消費者に対する性能や使
用法の説明や安全上の注意事項の表示面積が狭く、この
部分に極めて限られた大きさのラベルの貼布を行うか、
開封時に必要な表示が脱落するシュリンク包装等を行わ
ねばならない欠点があったが、請求項1または請求項2
記載の発明は、外箱の4側面に必要な表示やデインを容
易に印刷が可能である。
【0012】また、従来の技術による(C)ポリスチレ
ン製、ガラス製、陶器製の容器に収納する製品の場合
は、輸送中や落下の衝撃で、破損し内容物が漏れる可能
性があっが、請求項1または請求項2記載の発明は、外
箱と内部容器の間に若干の空隙を作り、衝撃に対する緩
衝性を付与して、破損することなく保管や輸送が容易で
ある。
【0013】また、従来の技術による製品は、(D)こ
れらの容器は重くかつ固いので、棚などから製品が落下
する場合は、消費者がこれに触れて負傷する危険があっ
たが、請求項1または請求項2記載の発明は、紙質の低
比重と、低剛性によりこのような危険度を軽減すること
ができ、軽量で取扱が容易である。
【0014】また、請求項1または請求項2記載の発明
は、(E)従来の種々の包装形態と同様に、薬剤を製造
後使用されるまでは、密閉状態とし、外気と薬剤が触れ
ないようにする必要があるので、使用時までは内蓋によ
り密封する。
【0015】また、従来の技術による製品は、(F)プ
ラスチック製の堅固な通気性の容器内に、活性炭などの
薬剤を入れた空気清浄化薬剤は効果の終点がよく分から
ない欠点があったが、請求項1または請求項2記載の発
明は、薬剤がゲル状の注型物の場合は、外箱の上面に開
口した通気孔から、減量、汚染状況、芳香剤の揮飛完了
など効果の終点が目視で判定できる。
【0016】また、従来の技術による製品は、(H)生
産者にとって、同ー製品を、複数の販売先へそれぞれ異
なったデザインの容器や、異なった表示のラベルを貼布
して納入することを求められる場合が多く、同一薬剤に
対して、異なる意匠の容器や製品の生産、これらを収納
する広い倉庫の確保など生産性を下げる要因が多く存在
したが、請求項1または請求項2記載の発明は、単に外
箱に印刷する表示やデザインを変えれば容易に、少量他
品種生産に対応できる。
【0017】請求項3記載の発明は、『前記外箱の外蓋
を化粧シートで覆いプラスチックシートで全体包装した
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の容器に
収納した空気と接触する薬剤。』であり、外蓋の通気孔
を化粧シートで覆い体裁がよく、しかも化粧シートに必
要な表示やデザインを印刷して表示することが可能であ
る。
【0018】請求項4記載の発明は、『 前記外箱の外
蓋を使用時に封印するシールを備えることを特徴とする
請求項1または請求項2記載の容器に収納した空気と接
触する薬剤。』であり、使用時に外箱の外蓋をシールに
より封印して容易に外蓋が開くことがなく取扱が便利で
ある。
【0019】請求項5記載の発明は、『防水性の紙で形
成した内部容器に、綿又は吸水性材料に埋め込んだ鑑賞
植物の種子を収納し、この内部容器にプラスチックで形
成した内蓋を嵌合して密封し、この内蓋で密閉した内部
容器を通気孔が形成された開閉可能な外蓋を有する外箱
に収納し、この外箱の外蓋を閉じてプラスチックシート
で全体包装し、使用時には前記プラスチックシートを剥
離し、前記外箱の外蓋を開いて前記内部容器の内蓋を取
り外して水を加えて発芽させるようにし綿又は吸水性材
料に埋め込んだ鑑賞植物の種子を空気と接触可能にし、
前記外箱の外蓋を閉じることを特徴とする容器に収納し
た鑑賞植物の種子。』であり、綿又は吸水性材料に埋め
込んだ鑑賞植物の種子に容易に水を浸すことができ、簡
便に鑑賞植物の種子が芽をだすようにすることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の容器に収納した
空気と接触する薬剤の実施の形態について説明する。先
ず、容器に収納した空気と接触する薬剤の第1の実施の
形態を、図1乃至図3に基づいて説明する。図1は容器
に収納した空気と接触する薬剤の構成を示す斜視図、図
2は容器に収納した空気と接触する薬剤の包装状態を示
す斜視図、図3は容器に収納した空気と接触する薬剤の
使用状態を示す斜視図である。
【0021】容器に収納した空気と接触する薬剤1は、
防水性の紙で形成した内部容器2に、ゲル状又は不織布
の袋に入れた粉末状及び/又は顆粒状の薬剤3を収納
し、この内部容器2にプラスチックで形成した内蓋4を
嵌合して密封する。
【0022】ゲル状又は不織布の袋に入れた粉末状及び
/又は顆粒状の薬剤3は、(1)悪臭の消臭、(2)有
害気体の解毒及び/又は吸着、(3)ビールス、細菌や
この胞子など有害微生物の殺菌・静菌、(4)たばこの
煙や浮遊粉塵など有害エアロゾルの吸着及び/又は細
菌、(5)芳香剤、殺虫剤、有害昆虫・ねずみなど脊髄
動物の忌避剤、医薬、殺菌剤を除放するような機能のあ
る種々の組成物や製剤で、これらの成型物及び/又は注
型物及び/又は不織物の袋に入れた粉末又は顆粒状のも
のなどがある。
【0023】ゲル状又は不織布の袋に入れた粉末状及び
/又は顆粒状の薬剤3を製造後使用されるまでは、密閉
状態とし、外気と薬剤が触れないようにする必要がある
ので、使用時までは内蓋4により密封する。
【0024】この内蓋4で密閉した内部容器2を通気孔
5aが形成された開閉可能な外蓋5bを有する外箱5に
収納する。外箱5は4側面がペーパーを有し、外箱5に
種々のデザインや表示を印刷して設け、例えば1箇所を
糊付けして製造し、板状に折り畳んでストック可能で、
使用時にワンタッチで箱状に組立可能に構成されてい
る。外箱5には、また使用時に外箱5の外蓋5bを封印
するシール6も収納する。シール6は台紙7に剥離可能
に設けられている。
【0025】このように、ゲル状又は不織布の袋に入れ
た粉末状及び/又は顆粒状の薬剤3を収納して内蓋4を
閉じた内部容器2と、台紙7のシール6は、外箱5に収
納され、外蓋5bを閉じる。この外箱5の外蓋5bに形
成された通気孔5aを化粧シート8で覆いプラスチック
シート9で全体包装する。外蓋5の通気孔5aを化粧シ
ート8で覆うことで、外部から通気孔5aが見えず体裁
がよく、しかも化粧シート8に必要な表示やデインを印
刷して表示することが可能である。
【0026】使用時には、プラスチックシート9を剥離
し、外箱5の外蓋5bを開いて内部容器2の内蓋4を取
り外してゲル状薬剤を空気と接触可能にし、外箱5の外
蓋5bを閉じる。そして、シール6を台紙7から剥離し
て外箱5の外蓋5bが開かないようにシールする。
【0027】次に、容器に収納した空気と接触する薬剤
の第2の実施の形態を、図4乃至図6に基づいて説明す
る。図4は容器に収納した空気と接触する薬剤の構成を
示す斜視図、図5は容器に収納した空気と接触する薬剤
の包装状態を示す斜視図、図6は容器に収納した空気と
接触する薬剤の使用状態を示す斜視図である。
【0028】この実施の形態では、図1乃至図3の実施
の形態を同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略す
る。この実施の形態の容器に収納した空気と接触する薬
剤1は、防水性の紙で形成した内部容器2に、空気と接
触するゲル状又は不織布の袋に入れた粉末状及び/又は
顆粒状の薬剤3を収納し、この内部容器2にプラスチッ
クで形成した内蓋4を嵌合して密封する。この内蓋4に
は、孔4aが形成され、この孔4aが剥離可能なシール
10で密閉されている。この内蓋4で密閉した内部容器
2を通気孔5aが形成された開閉可能な外蓋5bを有す
る外箱5に収納し、このときシール6も収納する。
【0029】この外箱5の外蓋5bを化粧シート8で覆
いプラスチックシート9で全体包装し、使用時にはプラ
スチックシート9を剥離し、外箱5の外蓋5bを開いて
内部容器2の内蓋4のシール10を剥離してゲル状又は
不織布の袋に入れた粉末状及び/又は顆粒状の薬剤3を
空気と接触可能にし、外箱5の外蓋5bを閉じる。
【0030】この第1及び第2の発明は、外箱5を紙、
内部容器2を紙質に防水性を与えるため、例えば少量の
ポリエチレンなど非塩素含有のポリオレフンなどをラミ
ネートした材質のカップに薬剤を注型したり充填して外
箱の内部に収納する二重の仕様としたから使用後の廃棄
が自然環境に大きな負荷を与えないことが可能である。
【0031】また、外箱5の4側面に必要な表示やデイ
ンを容易に印刷が可能である。さらに、外箱5と内部容
器2の間に若干の空隙を作り、衝撃に対する緩衝性を付
与して、破損することなく保管や輸送が容易である。ま
た、紙質の低比重と、低剛性により消費者がこれに触れ
て負傷する危険度を軽減することができ、軽量で取扱が
容易である。さらに、薬剤を製造後使用されるまでは、
密閉状態とし、外気と薬剤が触れないようにする必要が
あるので、嵌合されたプラスチックのふたを取り外して
使用する。
【0032】また、内部容器2の内蓋4は、常温下で使
用する場合は、図1乃至図3に示すような形態でよく、
使用時には内部容器2から内蓋4を取り外して使用す
る。
【0033】しかし、例えば80℃で溶解し内部容器2
に注入し、常温まで放冷しゲル状に固めてから、常温で
使用する水性の薬剤3は、例えば夏期に直射日光にさら
される自動車の車内で使用すると、温室効果で温度が上
昇し部分的にあるいは全体が液状に再溶解し、運転中の
振動で容器の内容液がこぼれたり、急速に水分が蒸発乾
固する。
【0034】このため、夏期の自動車内のように高温に
さらされる狭い空間内で使用する場合には、図4乃至図
6に示すように、内部容器2の内蓋4に孔4aを打ち抜
きなどにより形成する。この孔4aの形成方法は、打ち
抜き以外の方法でもよく、また孔4aの形状も円形ある
いは大きさも限定されず自由であり、さらに個数も任意
に形成される。内蓋4の孔4aは、剥離可能なシール1
0で密閉され、また粘着紙や粘着フィルムで密閉してお
き、使用開始前に剥離する。このように、内容容器2に
嵌合するプラスチックの内蓋4に孔4aを形成して開放
部を少なくして使用することで、内容液の漏れを防止す
ることができる。
【0035】また、薬剤3がゲル状の注型物の場合は、
外箱5の上面に開口した通気孔5aから、減量、汚染状
況、芳香剤の揮飛完了など効果の終点が目視で判定でき
る。
【0036】さらに、生産者にとっては、同一製品を、
複数の販売先へそれぞれ異なったデザインの容器や、異
なった表示のラベルを貼布して納入することを求められ
る場合が多くあるが、単に外箱5に印刷する表示やデザ
インを変えれば容易に、少量他品種生産に対応でき、し
かも、外箱5は、折り畳んだ状態で在庫できる。また、
内部容器2は、アイスクリームなどの食品用の耐水製紙
容器として、すでに大量に製品化されているため入手が
容易で、しかもテーパーを有するので多層に積み重ねで
きるので、限られた容積に多量に在庫でき、かつ高速度
で自動充填が可能となる。また、内部容器2の開口部の
容積が広く大口径のノズルを付けた注型機が使用できる
ので、生産性も高い。
【0037】次に、容器に収納した鑑賞植物の種子の実
施の形態を、図7乃至図9に基づいて説明する。図7は
容器に収納した鑑賞植物の種子の構成を示す斜視図、図
8は容器に収納した空気と接触する薬剤の包装状態を示
す斜視図、図9は容器に収納した鑑賞植物の種子の使用
状態を示す斜視図である。
【0038】容器に収納した鑑賞植物の種子21は、防
水性の紙で形成した内部容器22に、綿23に埋め込ん
だ鑑賞植物の種子30を収納し、この内部容器22にプ
ラスチックで形成した内蓋24を嵌合して密封する。鑑
賞植物の種子30は、綿23に限らず吸水性材料に埋め
込こんでもよい。この内蓋24で密閉した内部容器22
を通気孔25aが形成された開閉可能な外蓋25bを有
する外箱25に収納し、この外箱25の外蓋25bを閉
じてプラスチックシート29で全体包装する。なお、2
6はシール、27は台紙、28は化粧シートである。
【0039】使用時にはプラスチックシート29を剥離
し、外箱25の外蓋25bを開いて内部容器22の内蓋
24を取り外して水を加えて発芽させるようにし綿23
に埋め込んだ鑑賞植物の種子30を空気と接触可能に
し、外箱25の外蓋25bを閉じる。そして、綿23に
埋め込んだ鑑賞植物の種子30に容易に水を浸すことが
でき、簡便に鑑賞植物の種子30が芽をだすようにする
ことができる。
【0040】
【発明の効果】前記したように、請求項1及び請求項2
記載の発明は、使用後の廃棄が自然環境に大きな負荷を
与えないことが可能で、また必要な表示やデインが印刷
可能で、また破損することなく保管や輸送が容易であ
り、さらに軽量で取扱が容易である。
【0041】請求項3記載の発明では、外蓋の通気孔を
化粧シートで覆い体裁がよく、しかも化粧シートに必要
な表示やデザインを印刷して表示することが可能であ
る。
【0042】請求項4記載の発明では、使用時に外箱の
外蓋をシールにより封印して容易に外蓋が開くことがな
く取扱が便利である。
【0043】請求項5記載の発明では、綿又は吸水性材
料に埋め込んだ鑑賞植物の種子に容易に水を浸すことが
でき、簡便に鑑賞植物の種子が芽をだすようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の容器に収納した空気と接触
する薬剤の構成を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態の容器に収納した空気と接触
する薬剤の包装状態を示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態の容器に収納した空気と接触
する薬剤の使用状態を示す斜視図である。
【図4】第2の実施の形態の容器に収納した空気と接触
する薬剤の構成を示す斜視図である。
【図5】第2の実施の形態の容器に収納した空気と接触
する薬剤の包装状態を示す斜視図である。
【図6】第2の実施の形態の容器に収納した空気と接触
する薬剤の使用状態を示す斜視図である。
【図7】容器に収納した鑑賞植物の種子の構成を示す斜
視図である。
【図8】容器に収納した空気と接触する薬剤の包装状態
を示す斜視図である。
【図9】容器に収納した鑑賞植物の種子の使用状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 容器に収納した空気と接触する薬剤 2 内部容器 3 ゲル状又は不織布の袋に入れた粉末状及び/又は顆
粒状の薬剤 4 内蓋 5 外箱 5a 通気孔 5b 外蓋 9 プラスチックシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水性の紙で形成した内部容器に、空気と
    接触するゲル状又は不織布の袋に入れた粉末状及び/又
    は顆粒状の薬剤を収納し、この内部容器にプラスチック
    で形成した内蓋を嵌合して密封し、この内蓋で密閉した
    内部容器を通気孔が形成された開閉可能な外蓋を有する
    外箱に収納し、この外箱の外蓋を閉じてプラスチックシ
    ートで全体包装し、使用時には前記プラスチックシート
    を剥離し、前記外箱の外蓋を開いて前記内部容器の内蓋
    を取り外して前記薬剤を空気と接触可能にし、前記外箱
    の外蓋を閉じることを特徴とする容器に収納した空気と
    接触する薬剤。
  2. 【請求項2】防水性の紙で形成した内部容器に、空気と
    接触するゲル状又は不織布の袋に入れた粉末状及び/又
    は顆粒状の薬剤を収納し、この内部容器にプラスチック
    で形成した内蓋を嵌合して密封し、この内蓋に形成した
    孔が剥離可能なシールで密閉され、この内蓋で密閉した
    内部容器を通気孔が形成された開閉可能な外蓋を有する
    外箱に収納し、この外箱の外蓋を閉じてプラスチックシ
    ートで全体包装し、使用時には前記プラスチックシート
    を剥離し、前記外箱の外蓋を開いて前記内部容器の内蓋
    のシールを剥離して前記薬剤を空気と接触可能にし、前
    記外箱の外蓋を閉じることを特徴とする容器に収納した
    空気と接触する薬剤。
  3. 【請求項3】前記外箱の外蓋を化粧シートで覆いプラス
    チックシートで全体包装したことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の容器に収納した空気と接触する薬
    剤。
  4. 【請求項4】前記外箱の外蓋を使用時に封印するシール
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の容器に収納した空気と接触する薬剤。
  5. 【請求項5】防水性の紙で形成した内部容器に、綿又は
    吸水性材料に埋め込んだ鑑賞植物の種子を収納し、この
    内部容器にプラスチックで形成した内蓋を嵌合して密封
    し、この内蓋で密閉した内部容器を通気孔が形成された
    開閉可能な外蓋を有する外箱に収納し、この外箱の外蓋
    を閉じてプラスチックシートで全体包装し、使用時には
    前記プラスチックシートを剥離し、前記外箱の外蓋を開
    いて前記内部容器の内蓋を取り外して水を加えて発芽さ
    せるようにし綿又は吸水性材料に埋め込んだ鑑賞植物の
    種子を空気と接触可能にし、前記外箱の外蓋を閉じるこ
    とを特徴とする容器に収納した鑑賞植物の種子。
JP7372697A 1997-03-26 1997-03-26 容器に収納した空気と接触する薬剤及び鑑賞植物の種 子 Pending JPH10262419A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011813A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Hiroka Sogo Kenkyu Kaihatsu Kk 小動物捕獲器

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JP2008011813A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Hiroka Sogo Kenkyu Kaihatsu Kk 小動物捕獲器

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