JPH10262289A - 情報伝送装置及び情報伝送方法 - Google Patents

情報伝送装置及び情報伝送方法

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Publication number
JPH10262289A
JPH10262289A JP9065688A JP6568897A JPH10262289A JP H10262289 A JPH10262289 A JP H10262289A JP 9065688 A JP9065688 A JP 9065688A JP 6568897 A JP6568897 A JP 6568897A JP H10262289 A JPH10262289 A JP H10262289A
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JP
Japan
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transmission
code
unit
signal
slave station
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Application number
JP9065688A
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English (en)
Inventor
Satoru Oikawa
覚 及川
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送システムの信頼性を向上させるととも
に、ワイヤレスシステムの構築を可能とした。 【解決手段】 伝送処理部11は、該当する子局へのデ
ータSDを送受信機部121に伝送する。送受信機部1
1では、伝送処理部11から送られて来たデータSD
を1次変調部131で変調して、2次変調部141に変調
データを供給し、2次変調部141では、PN符号生成部
151からのPN1符号により2次変調した後、送信データ
SD1を子局に送信する。この信号は、子局へのポーリ
ング信号となる。子局から伝送されて来た信号RD1
は、2次復調部161の受信信号となってその受信信号
は、2次復調部161においてPN符号生成部151からの
PN1符号とともに、2次復調される。2次復調された信
号は1次復調部171に送られて受信データRDに復調
され、伝送処理部11に伝送される。この処理で、伝送
処理部11は送受信機部121を通じての親局子局間の
送受信が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に電力会社の
発変電所における監視保護制御システムにおいて、シス
テム間を電気的に接続している情報伝送用ケーブルを削
除して、電波によるワイヤレス化情報伝送を行ってケー
ブルレス化を図った情報伝送装置及び情報伝送方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に電力会社の発変電所に設けられて
いる監視保護制御システム等の情報伝送装置では、その
装置間にメタルケーブルや光ケーブル等の情報伝送用ケ
ーブルが張り巡らされていて、これらケーブルを伝送媒
体として情報の授受を行っている。情報伝送装置の分野
では、近年、進歩の著しい無線伝送、特にスペクトラム
拡散通信方式を適用して装置間のケーブルレス化を図っ
て、ケーブルの断線や誤接続、ケーブルピットスペース
の確保および増設工事におけるケーブル布設が困難であ
る等の問題を解決することが行われつつある。
【0003】電波によるワイヤレス化を図った全体シス
テムとしては、図8に示すように親局装置Mと、複数の
子局装置S1〜Snから構成されている。親局装置M
は、電波によるワイヤレス部Wと情報処理部Dから構成
され、ワイヤレス部Wは図示しない伝送処理部と送受信
機部から構成される。また、子局装置S1〜Snも親局
装置Mと同様にワイヤレス部Wと情報処理部Dから構成
され、ワイヤレス部Wは伝送処理部と送受信機部から構
成されている。
【0004】発変電所における監視保護制御システムで
は、取り扱われる情報は、リアルタイム性を要求される
ものである。従って、そのシステムにおける伝送部の機
能を司る電波を利用したワイヤレス化システムにおいて
は、親局を中心にしたポーリング方式により、親局と子
局間の情報の授受を行うのが一般的である。
【0005】親局では、ワイヤレス部内の伝送処理部
が、各子局の伝送処理部との間で情報授受を制御するよ
うにしている。伝送処理部は、一定周期毎にポーリング
を行い、親局から該当する子局に対して必要な情報を伝
送する。また、該当する子局から親局に対して、逆に送
ろうとする情報がある場合には、そのポーリングのタイ
ミングでデータを親局に渡す。このような操作を子局単
位で行い、親局と全ての子局間の情報の授受を実現す
る。
【0006】親局の伝送処理部が主となって、ポーリン
グ方式を利用することにより、各子局の伝送処理部との
間で情報の授受を行う。伝送処理部は、送受信機部を介
して電波信号を子局の送受信機部に対してデータを送信
する。
【0007】子局では、送受信機部でこの信号を受信
し、伝送処理部にデータを受け渡す。伝送処理部は、親
局からの当該部のポーリングに対して応答信号として送
受信機部に信号を送り、送受信機部は、その信号を電波
信号として親局の送受信機部に送信する。親局側の伝送
処理部では、送受信機部からこの信号を受け取り、まず
始の子局S1に対してポーリング処理が終了する。続い
て次の子局S2に対しても同様の処理を行い、最終的に
n個目の子局に対して同様の処理を行い、一連のポーリ
ング処理を終了する。
【0008】上記のように親局の伝送処理部が中心とな
って、全ての子局に対してデータの収集処理をある周期
で行い、これを繰り返すことによって、ワイヤレス化伝
送システムの構築を行っている。このようなシステムで
は、親局の伝送処理部が中心となって全ての子局とのデ
ータ授受を行っている関係から親局における伝送処理部
や送受信機部に異常が発生した場合には、システムの機
能喪失となり、システムダウンとなる。
【0009】子局においては、任意の子局の送受信機部
や伝送処理部に異常が発生した場合、当該部の子局のみ
が異常であるとして、システムから除外されるが、他の
健全な子局は従来どおり正常にシステム運用される。
【0010】この伝送システムにおいて、親局と子局間
の通信方式には、スペクトラム拡散通信方式が適用され
ており、拡散符号としてPN(Pseudorandom Noise)符号
方式やFH(Frequency Hopping)方式を適用している。
スペクトラム拡散方式に基づく信号伝送では、次のよう
な特徴がある。
【0011】(1)耐干渉性 目的信号がノイズに埋もれていても、更に、多重信号が
あっても通信可能である。この性質は干渉や妨害ノイズ
に強いのと同じ性質である。
【0012】(2)耐マルチパス性 マルチパス干渉とは、送受信間で電波の通るパスが異な
るために、パス間で干渉することである。スペクトラム
拡散通信方式は、その拡散信号の帯域が広いために、周
波数帯域の一部分がマルチパス干渉による周波数信号の
レベルの低下で欠落しても、他の周波数成分が残ってい
て伝送データの欠落が防止できる利点がある。また、PN
符号やホッピングパターンの自己相関は極めて鋭く、こ
のために、このマルチパスが分離でき、伝送データの符
号間干渉も起こりにくい。
【0013】(3)秘匿性 受信器で逆拡散される前のスペクトルは、一般にスペク
トラム拡散信号のものが、雑音レベルのものよりも低
い。このように雑音に埋もれた状態では、中心周波数や
PN符号やホッピングパターンに関する情報がないと信号
の存在すら知ることができない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述した親局のワイヤ
レス部は複数の子局間の信号の送受信を統括しており、
これが故障するとシステム全体の信号送受信が不能にな
ってしまう。このため、親局のワイヤレス部における送
受信機部の信頼性が低い欠点がある。
【0015】また、スペクトラム拡散通信方式を適用し
た電波による無線装置は、一般に広く開放されいる。す
なわち、誰もがその無線装置を使用することができる。
従って、その無線装置を単独で使用している場合は、全
く問題がないけれども、その適用範囲内で複数の無線装
置が同時に使用されるようになってくると、以下のよう
な問題が発生して伝送システムの信頼性を低下させる。
このようにシステムの信頼性を低下させる問題には、送
受信器が信号送信するまでの過程の処理によって次の2
種類がある。
【0016】(1)ある送受信器は信号送信前に、他か
ら同じPN符号やホッピングパターンの信号が送信されて
いるかどうかを検出(コードセンス)してしまい、同じ
PN符号が送信されていることが検出された場合には、一
時信号の送信を中断し、他の信号の送信が終了した時点
で信号の送信を再開する。このコードセンスを有する送
受信器を使用する場合、適用可能範囲内で単独で使用し
ている限りでは問題がない。
【0017】しかし、その範囲内で同じPN符号やホッピ
ングパターンで送受信している送受信器が複数台存在し
ている場合になると、他の送受信器が信号を送信する度
に送信が中断してしまい、システムの適切なタイミング
で信号を送信することができなくなる。これによって伝
送システムの動作が不安定になり、最悪時には一定時
間、全く信号の送受信ができなくなってしまうことがあ
る。
【0018】(2)ある送受信器は、同じPN符号やホッ
ピングパターンを使用する他の送受信器の送受信状態に
関係なく、何時でも送信が可能であり、必要な時に信号
を送信するものである。この送受信器の適用可能範囲内
において、同様な送受信器が存在するようになった場
合、それらの信号が相互干渉して信号の送受信が不可能
になってしまう。
【0019】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、伝送システムの信頼性を向上させるとともに、ワ
イヤレスシステムの構築を可能とした情報伝送装置及び
情報伝送方法を提供することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を達成するために、第1発明は、親局装置と複数の子局
装置との間で情報伝送の授受をスペクトラム拡散通信方
式を使用して行う装置において、親局装置は情報処理部
とワイヤレス部を二重化構成し、ワイヤレス部は伝送処
理部、複数の送受信機部とアンテナから構成され、子局
装置は伝送処理部、送受信機部とアンテナから構成さ
れ、親局装置の送受信機部は、1次及び2次変復調部
と、異なるPN符号を生成するPN符号生成部から構成さ
れ、PN符号生成部はPN符号設定命令で動作が切り替えら
れ、子局装置の送受信機部は、1次及び2次変復調部
と、PN符号生成部から構成され、PN符号生成部は親局装
置のPN符号に応答可能に設定されることを特徴とするも
のである。
【0021】第2発明は、前記異なるPN符号はそれぞれ
干渉性の少ない符号としたことを特徴とするものであ
る。
【0022】第3発明は、前記PN符号生成部は、それぞ
れ異なるホッピングパターンからホッピングパターン生
成部により構成されたことを特徴とするものである。
【0023】第4発明は、前記ホッピングパターン生成
部のホッピングパターンは、それぞれ干渉性の少ないペ
アのパターンからなることを特徴とするものである。
【0024】第5発明は、親局装置と複数の子局装置と
の間で情報伝送の授受をスペクトラム拡散通信方式を使
用する伝送方法において、親局装置は情報処理部とワイ
ヤレス部から構成し、ワイヤレス部を第1伝送部と第2
伝送部とからなる二重化構成とし、第1伝送部が異常を
感知した後、一周期分PN符号を確認し、第1伝送部が正
常復帰しないときには、第2伝送部に第1伝送部で使用
した最後のPN符号を第2伝送部に引き継ぐようにして処
理を行うことを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の第1形態を
図面に基づいて説明するに、図8と同一部分に同一符号
を付して述べる。図1において、Mは親局装置で、この
親局装置Mは情報処理部、2重化に構成されたワイヤレ
ス部からなり、ワイヤレス部の2構成は詳細を後述する
伝送1と伝送2から構成される。ワイヤレス部は、図2
に示すように伝送処理部11、送受信機部121〜123
およびアンテナ1〜3から構成される。送受信機部12
1〜123はPN符号が異なるだけでその他の構成は同一構
成で、装置イニシャライズ時や電源起動時はPN1符号に
設定され、これ以後は、送受信機部121〜123のPN符
号は、伝送処理部からのPN符号設定命令に基づいて切り
替えられるから、以下送受信機部121を例に取って述
べる。なお、親局と子局間の送受信には、スペクトラム
拡散方式を適用する。
【0026】図2において、伝送処理部11は、該当す
る子局への送信データSDを送受信機部121に伝送す
る。送受信機部121では、伝送処理部11から送られ
て来た送信データSDを1次変調部131で変調してか
ら、2次変調部141に変調データを供給する。2次変
調部141では、PN符号生成部151からのPN1符号によ
り2次変調した後、送信データSD1として子局に送信
する。この信号は、子局へのポーリング信号となる。
【0027】後述する子局から伝送されて来た信号RD
1は、アンテナ1で受信されて2次復調部161の受信
信号となる。受信信号は、2次復調部161においてPN
符号生成部151からのPN1符号とともに、2次復調され
る。2次復調された信号は1次復調部171に送られて
受信データRDに復調され、伝送処理部11に伝送され
る。この処理で、伝送処理部11は送受信機部121
通じての親局子局間の送受信が終了する。この終了後、
次の処理として送受信機部122を通じて子局との送受
信を行う。
【0028】送受信機部122の処理も上記送受信機部
121の処理と基本的には同じであり、異なるのは送受
信に使用されるPN符号がPN2符号になるだけである。同
様に、送受信機部123においても送受信機部121、1
2と同様な処理を行う。このときPN符号はPN3符号とな
り、PN符号PN1,PN2,PN3はそれぞれ干渉性の少ないと
されるプリファードペアの符号を使用する。
【0029】ここで、図3の子局の送受信機部の構成に
ついて述べる。子局の送受信機部も親局の送受信機部と
同一構成であり、21は伝送処理部、22nは送受信機
部、23nは1次変調部、24nは2次変調部、25n
はPN符号生成部、26nは2次復調部、27nは1次復
調部である。
【0030】次に送受信機部がm個ある場合について述
べるに、子局からのポーリングに対する応答信号(受信
信号RDm)は、送受信機部mの2次復調部16mにお
いて受信される。この受信信号は、2次復調部16mに
おいてPN符号生成部15mからのPN符号とともに復調さ
れる。この復調された信号は、1次復調部17mに供給
されて、ここで、受信データRDmに復調された後、伝
送処理部mに伝送される。伝送処理部mは、この受信デ
ータ中に含まれている次のPN符号となる設定命令を受け
てポーリングに対する応答として送信信号(伝送信号)
を伝送した後に、PN符号生成部15mに対してPN符号設
定命令を送ってPN符号を切り替える。例えば、PN1-2,
…PN1-kのように切り替える。これによって次のPN符号
の準備が完了する。なお、親局とこれに対応する子局の
各送受信機部のPN符号はそれぞれ同じPN符号に順次更新
されて行く(PN1-1,PN1-2,PN1-3,…)。
【0031】上記のように送受信機部mにおいて、伝送
処理部からの送信データは1次変調部で変調された後、
2次変調部で変調されるが、このとき2次変調部では、
PN符号生成部からのPN符号も2次変調して送信信号とし
て子局に送信される)。これら一連の動作において、図
1に示した伝送1に異常が発生した場合に伝送2を起動
する。このとき、伝送2では、伝送1のPN符号状態を引
き継がないものとする。プリファードペアの2番目を使
用する。
【0032】また、子局が全て正常な場合、伝送系の伝
送1から伝送2への切り替えが行われた後で、システム
全体が正常に復帰するまでにPN符号の切り替え周期の一
周期分がかかるものとし、PN符号の切り替え周期はPN
1,PN1-2,…PN1-nとする。
【0033】これら一連の動作において、仮に伝送1で
異常を感知した場合には、一周期分PN符号を確認し、正
常復帰しない場合には、伝送2に伝送1で使用した最後
のPN符号を伝送2に引き継ぎ伝送1と同様な処理を行
う。このように、伝送1での異常感知後、PN符号を伝送
2で引き継ぐことにより、システムの二重化による高品
質な無線伝送が可能になる。
【0034】図4により伝送2の起動時の処理について
述べる。図4は、切り替え前の子局のPN符号状態におい
て、今回のPN符号(PN3)が子局1(PN1-3)、子局2
(PN2-3)であるとき、図中縦破線の時点で切り替えが
行われたとすると、子局3…子局nはそれぞれ子局3
(PN3-2)、子局n(PNn-2)になる。なお、このときの
システム復帰処理のPN1符号についてのみを示すと、次
の表1のようになる。
【0035】
【表1】
【0036】次に伝送1の最後の状態を伝送2に引き継
ぐ場合の処理を図5により述べる。図5は、切り替え前
の子局のPN符号状態において、今回のPN符号(PN5)が
子局1(PN1-5)、子局2(PN2-5)であるとき、図中縦
破線の時点で切り替えが行われたとすると、子局3…子
局nはそれぞれ子局3(PN3-4)、子局n(PNn-4)にな
る。なお、このときのシステム復帰処理のPN1符号につ
いてのみを示すと、次の表2のようになる。
【0037】
【表2】
【0038】次にこの発明の実施の第2形態について図
6、図7により述べる。図6は親局側の伝送処理部と送
受信機部の構成であり、図7は子局側の伝送処理部と送
受信機部の構成である。なお、この実施の第2形態にお
いて、図2、図3と同一部分には同一符号を付して示
す。ワイヤレス部は、図6に示すように伝送処理部1
1、送受信機部121〜123およびアンテナ1〜3から
構成される。送受信機部121〜123のホッピングパタ
ーンは、パターンが異なるだけでその他の構成は同一構
成で、装置イニシャライズ時や電源起動時はパターン1
に設定され、これ以後は、送受信機部121〜123のホ
ッピングパターンは、伝送処理部からのホッピングパタ
ーン設定命令に基づいて切り替えられるから、以下送受
信機部121を例に取って述べる。なお、親局と子局間
の送受信には、スペクトラム拡散方式を適用する。
【0039】図6において、伝送処理部11は、該当す
る子局への送信データSDを送受信機部121に伝送す
る。送受信機部121では、伝送処理部11から送られ
て来た送信データSDを1次変調部131で変調してか
ら、2次変調部141に変調データを供給する。2次変
調部141では、ホッピングパターン生成部351からの
ホッピングパターンにより2次変調した後、送信データ
SD1として子局に送信する。この信号は、子局へのポ
ーリング信号となる。
【0040】後述する子局から伝送されて来た信号RD
1は、アンテナ1で受信されて2次復調部161の受信
信号となる。受信信号は、2次復調部161においてホ
ッピングパターン生成部351からのパターン1ととも
に、2次復調される。2次復調された信号は1次復調部
171に送られて受信データRDに復調され、伝送処理
部11に伝送される。この処理で、伝送処理部11は送
受信機部121を通じての親局子局間の送受信が終了す
る。この終了後、次の処理として送受信機部122を通
じて子局との送受信を行う。
【0041】送受信機部122の処理も上記送受信機部
121の処理と基本的には同じであり、異なるのは送受
信に使用される無線信号のパターン1がパターン2にな
るだけである。同様に、送受信機部123においても送
受信機部121、122と同様な処理を行う。このときホ
ッピングパターンはパターン3となり、ホッピングパタ
ーン1、2、3はそれぞれ干渉性の少ないとされるペア
のパターンを使用する。
【0042】ここで、図3の子局の送受信機部の構成に
ついて述べる。子局の送受信機部も親局の送受信機部と
同一構成であり、21は伝送処理部、22nは送受信機
部、23nは1次変調部、24nは2次変調部、35n
はホッピングパターン生成部、26nは2次復調部、2
7nは1次復調部である。
【0043】次に送受信機部がm個ある場合について述
べるに、子局からのポーリングに対する応答信号(受信
信号RDm)は、送受信機部mの2次復調部16mにお
いて受信される。この受信信号は、2次復調部16mに
おいてホッピングパターン生成部35mからのホッピン
グパターンとともに復調される。この復調された信号
は、1次復調部17mに供給されて、ここで、受信デー
タRDmに復調された後、伝送処理部mに伝送される。
伝送処理部mは、この受信データ中に含まれている次の
ホッピングパターンとなる設定命令を受けてポーリング
に対する応答として送信信号(伝送信号)を伝送した後
に、ホッピングパターン生成部35mに対してホッピン
グパターン設定命令を送ってホッピングパターンを切り
替える。これによって次のホッピングパターンの準備が
完了する。
【0044】上記のように送受信機部mにおいて、伝送
処理部からの送信データは1次変調部で変調された後、
2次変調部で変調されるが、このとき2次変調部では、
ホッピングパターン生成部からのホッピングパターンも
2次変調して送信信号として子局に送信される。なお、
親局とこれに対応する子局の各送受信機部のホッピング
パターンはそれぞれ同じパターンで順次更新されて行く
(パターン1-1、パターン1-2、…)。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
次のような効果が得られる。 (a)無線装置の運用面から伝送システムの信頼度を向
上させることができるとともに、変電所のような信頼性
が要求されるようなシステムにおいても、無線装置を適
用してワイヤレスシステムの構築が可能となる。
【0046】(b)親局において、送受信機部を二重化
したことにより、親局を中心としたポーリング方式に基
づく親局、子局間の伝送システムの信頼性を向上させる
ことができるとともに、無線装置の適用範囲内におい
て、複数台の無線装置が使用される場合においても、安
定して伝送システムの構築が可能となる。
【0047】(c)一連のポーリング処理の間に、プリ
ファードなPN符号を使用したりやホッピングパターンを
3種類使用することにより、信頼性を向上させることが
できるとともに、PN符号が同一であるような混信状態が
発生するような場合、PN符号を切り替えることにより、
伝送品質に関する悪影響を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を述べるための親局装置
を二重化した構成説明図
【図2】この発明の実施の第1形態を示す親局側の構成
説明図。
【図3】第1形態を示す子局側の構成説明図。
【図4】伝送2の起動時の処理説明図。
【図5】伝送1の最後の状態を伝送2に引き継ぐ場合の
処理説明図。
【図6】この発明の実施の第2形態を示す親局側の構成
説明図。
【図7】第2形態を示す子局側の構成説明図。
【図8】従来例のシステム構成説明図。
【符号の説明】
11、21…伝送処理部 121〜123、22n…送受信機部 131〜133、23n…1次変調部 141〜143、24n…2次変調部 151〜153、25n…PN符号生成部 161〜163、26n…2次復調部 171〜173、27n…1次復調部 351〜353、35n…ホッピングパターン生成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局装置と複数の子局装置との間で情報
    伝送の授受をスペクトラム拡散通信方式を使用して行う
    装置において、 親局装置は情報処理部とワイヤレス部を二重化構成し、
    ワイヤレス部は伝送処理部、複数の送受信機部とアンテ
    ナから構成され、 子局装置は伝送処理部、送受信機部とアンテナから構成
    され、 親局装置の送受信機部は、1次及び2次変復調部と、異
    なるPN符号を生成するPN符号生成部から構成され、PN符
    号生成部はPN符号設定命令で動作が切り替えられ、 子局装置の送受信機部は、1次及び2次変復調部と、PN
    符号生成部から構成され、PN符号生成部は親局装置のPN
    符号に応答可能に設定されることを特徴とする情報伝送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記異なるPN符号はそれぞれ干渉性の少
    ない符号としたことを特徴とする請求項1記載の情報伝
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記PN符号生成部は、それぞれ異なるホ
    ッピングパターンからホッピングパターン生成部により
    構成されたことを特徴とする請求項1記載の情報伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ホッピングパターン生成部のホッピ
    ングパターンは、それぞれ干渉性の少ないペアのパター
    ンからなることを特徴とする請求項3記載の情報伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 親局装置と複数の子局装置との間で情報
    伝送の授受をスペクトラム拡散通信方式を使用する伝送
    方法において、 親局装置は情報処理部とワイヤレス部から構成し、ワイ
    ヤレス部を第1伝送部と第2伝送部とからなる二重化構
    成とし、第1伝送部が異常を感知した後、一周期分PN符
    号を確認し、第1伝送部が正常復帰しないときには、第
    2伝送部に第1伝送部で使用した最後のPN符号を第2伝
    送部に引き継ぐようにして処理を行うことを特徴とする
    情報伝送方法。
JP9065688A 1997-03-19 1997-03-19 情報伝送装置及び情報伝送方法 Pending JPH10262289A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314463A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Hitachi Ltd 無線伝送システム及びその伝送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002314463A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Hitachi Ltd 無線伝送システム及びその伝送装置

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