JPH10262256A - 画像通信装置、画像通信方法および無線画像通信システム - Google Patents

画像通信装置、画像通信方法および無線画像通信システム

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JPH10262256A
JPH10262256A JP6466897A JP6466897A JPH10262256A JP H10262256 A JPH10262256 A JP H10262256A JP 6466897 A JP6466897 A JP 6466897A JP 6466897 A JP6466897 A JP 6466897A JP H10262256 A JPH10262256 A JP H10262256A
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image
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frame
transmitting
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JP6466897A
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Seikyo Suzuki
靖教 鈴木
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信路を用いて画像データのような大容
量のデータ伝送を行う場合でも、映像のリアルタイム性
を維持できるようにする。 【解決手段】 応答受信部3で画像再送要求を受信した
場合に再送回数を計数するカウント部4と、再送回数が
所定値を越えたかどうかを判断し、越えた場合には画像
データの再送を中止して次の画像データを送信するよう
に制御する送信制御部5とを設け、データ誤りが発生し
た場合に再送を行うことのできる回数を制限し、この制
限値を越えて再送回数が増大した場合には再送を中止し
て次の画像データを送信するようにすることにより、再
送を何回もやり直すことによって1つの画像の伝送時間
が長くなることを防止して、画像データを無線回線など
の低品質な伝送路上で通信する場合でも映像のリアルタ
イム性を保つことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル画像信号の
通信を行う画像通信装置および方法、無線画像通信シス
テムに関し、特に、無線回線などの低品質な伝送路を使
用して画像データの送受信を行う無線画像通信方式に用
いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報のマルチメディア化が進み、
従来の文字データや音声データに加えて静止画や動画と
いった大容量の情報を伝送する必要性が高まってきてい
る。さらに、これらのマルチメディア情報を無線回線を
使用して伝送するための種々の研究が成されている。
【0003】通常、動画像データは情報量が膨大であ
り、これをそのまま伝送するには広い帯域を必要とす
る。そこで、DCT(離散コサイン変換)のような処理
によりフレーム内で空間方向に圧縮符号化した画像デー
タと、画像の時間方向の相関を利用して現在の画像と以
前の画像との差分を符号化するフレーム間予測符号化に
より圧縮した画像データとを伝送することで、可能な限
りデータ量を少なくできるような伝送方法が用いられて
いる。
【0004】すなわち、時間的に前後のフレームとは係
わり無くフレーム内符号化した画像データをある間隔ご
とに送信し、このフレーム内符号化した画像データの間
のフレームをフレーム間予測符号化した画像データで補
うような伝送方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】データ伝送を行う場
合、伝送誤りが発生したときにはそのデータを再送する
必要がある。ところが、無線回線を使用したデータ伝送
では、無線通信路の劣悪によってパケット単位で伝送さ
れるデータの伝送誤りの発生頻度が多くなるため、誤っ
たデータの再送に要する時間が増大してしまう。ここ
で、伝送するデータがテレビ会議などのリアルタイム性
の強く要求される映像データである場合には、そのリア
ルタイム性が失われてしまうという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、無線通信路を用いて画像データ
のような大容量のデータ伝送を行う場合でも、映像のリ
アルタイム性を維持できるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像通信装置
は、画像データの再送要求を受信した場合に、再送回数
を計数するカウント手段と、上記カウント手段により計
数された再送回数が所定のしきい値を越えたかどうかを
判断し、越えない場合には該当する画像データを再送
し、越えた場合には上記該当する画像データの再送を中
止して次の画像データを送信するように制御する送信制
御手段とを備える。ここで、上記次の画像データを送信
する際に、所定の画像データを間引いて送信するように
制御する間引き制御手段を更に備えても良い。
【0008】本発明の他の特徴とするところは、画像デ
ータの再送要求を受信した場合に、再送回数を計数する
カウント手段と、上記カウント手段により計数された再
送回数が所定のしきい値を越えたかどうかを判断し、越
えた場合には所定の画像データを間引いて送信するよう
に制御する間引き制御手段とを備える。
【0009】本発明のその他の特徴とするところは、最
初に画像データを送信してから再送要求または送信許可
の応答を受信するまでの時間を計測する計時手段と、上
記計時手段により計測された時間が所定のしきい値を越
えたかどうかを判断し、越えない場合には該当する画像
データを再送し、越えた場合には上記該当する画像デー
タの再送を中止して次の画像データを送信するように制
御する送信制御手段とを備える。
【0010】本発明のその他の特徴とするところは、最
初に画像データを送信してから再送要求または送信許可
の応答を受信するまでの時間を計測する計時手段と、上
記計時手段により計測された時間が所定のしきい値を越
えたかどうかを判断し、越えない場合には該当する画像
データを再送し、越えた場合には上記該当する画像デー
タの再送を中止し、新たに入力した画像データを直ちに
送信するように制御する送信制御手段とを備える。
【0011】また、本発明の画像通信方法は、画像デー
タを送受信する画像通信方法において、送信側では画像
データに誤り訂正符号を付加して送信し、受信側では上
記誤り訂正符号により画像データの伝送誤りの有無を調
べ、誤りが発生した場合には上記画像データの再送要求
を送信側に返送する応答処理を行い、さらに送信側にお
いては、上記再送要求を受信した場合に再送処理を行っ
た回数を記憶し、その再送回数が所定のしきい値を越え
た場合には、再送を中止して次の画像データを送信する
ことを特徴とする。
【0012】本発明の他の特徴とするところは、画像デ
ータを送受信する画像通信方法において、送信側では画
像データに誤り訂正符号を付加して送信するとともに、
その画像データの送信時刻を記憶し、受信側では上記誤
り訂正符号により画像データの伝送誤りの有無を調べ、
誤りが発生した場合には上記画像データの再送要求を、
誤りがない場合には送信許可を送信側に返送する応答処
理を行い、さらに送信側においては、上記再送要求また
は送信許可を受信した時刻を記憶し、上記送信時刻と上
記再送要求または送信許可の受信時刻との差が所定のし
きい値を越えた場合には、再送を中止して次の画像デー
タを送信することを特徴とする。
【0013】ここで、上記送信側において再送を中止し
て次の画像データを送信する際に、所定の画像データを
間引いて送信するようにしても良い。
【0014】本発明のその他の特徴とするところは、画
像データを送受信する画像通信方法において、送信側で
は画像データに誤り訂正符号を付加して送信するととも
に、その画像データの送信時刻を記憶し、受信側では上
記誤り訂正符号により画像データの伝送誤りの有無を調
べ、誤りが発生した場合には上記画像データの再送要求
を、誤りがない場合には送信許可を送信側に返送する応
答処理を行い、さらに送信側においては、上記再送要求
または送信許可を受信した時刻を記憶し、上記送信時刻
と上記再送要求または送信許可の受信時刻との差が所定
のしきい値を越えた場合には、再送を中止して新たに入
力した画像データを直ちに送信することを特徴とする。
【0015】また、本発明の無線画像通信システムは、
画像データを無線通信路を介して送受信する無線画像通
信システムにおいて、送信側においては少なくとも、画
像データに誤り訂正符号を付加して送信する画像送信手
段と、受信側から画像データの再送要求を受信した場合
に再送回数を計数するカウント手段と、上記カウント手
段により計数された再送回数が所定のしきい値を越えた
かどうかを判断し、越えない場合には該当する画像デー
タを再送し、越えた場合には上記該当する画像データの
再送を中止して次の画像データを送信するように制御す
る送信制御手段とを備え、受信側においては少なくと
も、送信側で付加された上記誤り訂正符号により画像デ
ータの伝送誤りの有無を調べ、誤りが発生した場合には
上記画像データの再送要求を送信側に返送する応答処理
を行う応答手段を備える。
【0016】本発明の他の特徴とするところは、画像デ
ータを無線通信路を介して送受信する無線画像通信シス
テムにおいて、送信側においては少なくとも、画像デー
タに誤り訂正符号を付加して送信する画像送信手段と、
上記画像データの送信時刻を記憶する送信時刻記憶手段
と、受信側から再送要求または送信許可を受信した時刻
を記憶する受信時刻記憶手段と、上記送信時刻と上記受
信時刻との差が所定のしきい値を越えたかどうかを判断
し、越えない場合には該当する画像データを再送し、越
えた場合には上記該当する画像データの再送を中止して
次の画像データを送信するように制御する送信制御手段
とを備え、受信側においては少なくとも、送信側で付加
された上記誤り訂正符号により画像データの伝送誤りの
有無を調べ、誤りが発生した場合には上記画像データの
再送要求を、誤りがない場合には送信許可を送信側に返
送する応答処理を行う応答手段を備える。
【0017】ここで、上記送信制御手段の制御により画
像データの再送を中止して次の画像データを送信する際
に、所定の画像データを間引いて送信するように制御す
る間引き制御手段を送信側に更に備えても良い。
【0018】本発明のその他の特徴とするところは、画
像データを無線通信路を介して送受信する無線画像通信
システムにおいて、送信側においては少なくとも、画像
データに誤り訂正符号を付加して送信する画像送信手段
と、上記画像データの送信時刻を記憶する送信時刻記憶
手段と、受信側から再送要求または送信許可を受信した
時刻を記憶する受信時刻記憶手段と、上記送信時刻と上
記受信時刻との差が所定のしきい値を越えたかどうかを
判断し、越えない場合には該当する画像データを再送
し、越えた場合には上記該当する画像データの再送を中
止して新たに入力した画像データを直ちに送信するよう
に制御する送信制御手段とを備え、受信側においては少
なくとも、送信側で付加された上記誤り訂正符号により
画像データの伝送誤りの有無を調べ、誤りが発生した場
合には上記画像データの再送要求を、誤りがない場合に
は送信許可を送信側に返送する応答処理を行う応答手段
を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る画像通信装置の要素的特徴を示す機能構成ブロック図
である。図1において、1は画像入力部であり、例えば
フレーム内符号化された画像、および前方予測、後方予
測またはその両方を用いてフレーム間予測符号化された
画像を入力する。2は誤り訂正処理部であり、上記入力
された画像データに誤り訂正符号を付加する。
【0020】3は応答受信部であり、本実施形態の画像
通信装置から画像データを送信した場合にそれに応じて
図示しない送信相手装置から送られてくる再送要求ある
いは送信許可などの応答を受信する。上記送信相手装置
は、誤り訂正処理部2で付加された誤り訂正符号に基づ
いて画像データの伝送誤りの有無を調べ、誤りが発生し
た場合には再送要求の応答を本実施形態の画像通信装置
に返し、誤りが発生していない場合には送信許可の応答
を返す。
【0021】4はカウント部であり、例えば、上記送信
相手装置から再送要求が送られてきた場合に再送回数を
計数する。5は送信制御部であり、上記カウント部4に
より計数された再送回数が所定のしきい値を越えたかど
うかを判断し、越えない場合には誤りのあった画像デー
タを再送し、越えた場合にはその誤りのあった画像デー
タの再送を中止して次の画像データを送信するように制
御する。
【0022】6は間引き制御部であり、上記送信制御部
5の制御により再送回数が所定のしきい値を越えた場合
に次の画像データを送信する際に、所定の画像フレーム
を間引いて送信するように制御する。例えば、間引き制
御部6は、次のフレーム内符号化画像が現れるまでの各
フレーム間予測符号化画像を間引いて送信するように制
御する。フレーム内符号化画像データはそれのみで復号
可能なデータであるので、再送回数が所定のしきい値を
越えた場合に送信する次の画像データとしてこのように
フレーム内符号化画像を送信することにより、その後も
画像を正確に再生していくことが可能となる。
【0023】7は画像送信部であり、上記誤り訂正処理
部2により誤り訂正符号の付加された符号化画像データ
を上記送信相手装置に送信する。このとき、間引き制御
部6により間引き制御が行われているときは、間引き後
の画像データのみを送信する。この送信は、例えば無線
通信路を用いて行う。
【0024】このように、本実施形態の画像通信装置に
よれば、伝送誤りによってデータを再送する回数に制限
を設けているので、画像データを無線通信する場合にお
いて伝送誤りが発生した場合でも、再送を何回もやり直
すことによって1つの画像についての伝送時間が長くな
ることを防止して、画像伝送のリアルタイム性を維持す
ることができる。
【0025】なお、上記カウント部4では、送信相手装
置から再送要求が送られてきた場合に再送回数をカウン
トしたが、最初に画像データを送信してから再送要求ま
たは送信許可の応答を受信するまでの経過時間をカウン
トするように構成しても良い。この場合、送信制御部5
は、上記カウント部4により計測された時間が所定のし
きい値を越えたかどうかを判断し、越えない場合には誤
りのあった画像データを再送し、越えた場合にはその誤
りのあった画像データの再送を中止して次の画像データ
を送信するように制御する。
【0026】次に、上記のような画像通信装置を用いた
無線画像通信システムの構成例を、図2に示す。ここ
で、図2(a)はシステム全体の構成を示し、図2
(b)は該システムで用いられる無線アダプタの内部構
成を示している。
【0027】図2(a)において、01は画像の取り込
みと表示とを行う画像入出力装置である。この画像入出
力装置01は、例えばパーソナルコンピュータにビデオ
キャプチャボードとビデオカメラとが接続されたもので
あり、これらのデバイスの制御や画像データの表示のた
めのソフトウェアがコンピュータ上で動作しているもの
を想定する。
【0028】02は図1の画像通信装置に対応する具体
的な構成例を示す無線アダプタであり、画像入出力装置
01から送られてくる画像データを無線フレームに組み
立てて送信したり、受信した無線フレームを分解して画
像入出力装置01に伝送したりする。
【0029】この無線アダプタ02の内部構成を示す図
2(b)において、201は主制御部であり、CPU、
割り込み制御やDMA(ダイレクトメモリアクセス)制
御等を行う周辺デバイス、およびシステムクロック用の
発振器などから構成され、無線アダプタ02内の各ブロ
ックの制御を行う。この主制御部201は、図1に示し
たカウント部4、送信制御部5および間引き制御部6を
含んでいる。
【0030】202は無線部であり、上記主制御部20
1内のCPUの制御の下、後述するチャネルコーデック
部208からのフレーム化されたデジタル信号を変調し
て外部に無線送信するとともに、外部より受信したデー
タを復調してフレーム化されたデジタル信号を生成す
る。この無線部202は、図1に示した応答受信部3お
よび画像送信部7の一部を含んでいる。
【0031】203はメモリであり、上記主制御部20
1が使用するプログラムを格納するためのROM20
4、および各種処理用のバッファ領域として使用するR
AM205等から構成される。206は通信インターフ
ェイス部であり、上記画像入出力装置01が装備してい
るRS232C(Recommended Standard 232-C)、セン
トロニクス、PCMCIA(Personal Computer Memory
Card International Association )インターフェイ
ス、イーサネット(米国のXerox 、Intel 、DEC の3社
が共同で開発したバス構造のLAN)等の通信インター
フェイスや、パーソナルコンピュータのISA(Indust
ry Standard Architecture:IBM PC/AT 互換機の標準バ
ス)、PCI(Peripheral Component Interconnect :
米国のIntelが提案したパソコン内部の入出力バス)等
の内部バスを使用してデータを伝送するための制御を行
う。図1の画像入力部1は、図2の場合はこれらのRA
M205および通信インターフェイス部206により構
成される。
【0032】207はタイマであり、無線アダプタ02
内部の各ブロックが使用するタイミング情報を提供す
る。上述のチャネルコーデック部208は、図3に示す
ような無線フレームの組立および分解の処理を行うとと
もに、CRC(Cyclic Redundancy Check )に代表され
る簡易的な誤り検出処理、スクランブル処理、無線部2
02の制御等を行う。209は無線制御部であり、無線
部202の送受信の切り換えや周波数の切り換え等を制
御する。また、キャリア検出、レベル検出、ビット同期
を行う機能も有する。
【0033】210は誤り訂正部であり、様々な無線環
境により通信データ中に発生するビットまたはバイト誤
りを検出もしくは訂正するために用いる。すなわち、デ
ータ送信時には、通信データ中に誤り訂正符号を挿入し
てデータに冗長性を持たせる。また、データ受信時に
は、演算処理により誤りの発生した位置と誤りパターン
とを算出することにより、受信データ中に発生したビッ
トまたはバイト誤りを検出もしくは訂正する。211は
無線部202に接続されるアンテナである。
【0034】図3は、本実施形態で用いる無線フレーム
の構成を示す図である。図3において、CSはキャリア
センス時間、Rはランプビット、PRはビット同期捕捉
のためのプリアンブル、UWはバイト同期捕捉のための
ユニークワード、IDは送信相手先の端末を表す識別
子、DATAは伝送すべきデータを書き込むフィール
ド、CRCはDATAフィールドに対するCRC情報、
GTはガードタイムを示している。
【0035】次に、上記のように構成した本実施形態に
よる無線画像通信システムの動作を説明する。まず、画
像入出力装置01の動作を説明する。ここでは、説明を
簡単にするため、画像入出力装置01で行われるフレー
ム間予測符号化は、前方向予測符号化のみであるとす
る。
【0036】データ送信側において画像入出力装置01
により取り込まれた画像データは、ビデオキャプチャボ
ードによりフレーム内符号化またはフレーム間予測符号
化が施され、これにより生成される各符号化画像データ
が無線アダプタ02に送られる。この符号化の様子を図
4に示す。
【0037】図4において、401はフレーム内符号化
された画像(Iピクチャ)、402はフレーム間予測符
号化された画像(Pピクチャ)である。画像入出力装置
01に取り込まれた画像データは、時刻t1〜t9の順
番でフレーム内符号化またはフレーム間予測符号化が施
され、各符号化データの先頭部にIピクチャまたはPピ
クチャの種別を示すヘッダが付加されて無線アダプタ0
2に送られる。
【0038】あるIピクチャから次のIピクチャの1つ
手前のPピクチャまではGOP(Group of Pictures )
と呼ばれ、各GOP単位で画像を独立して再生すること
ができるようになっている。GOP内のピクチャ数は任
意に決めることができる。
【0039】一方、データ受信側においては、無線アダ
プタ02から画像入出力装置01に時刻t1〜t9の順
番で符号化画像データが送られ、画像入出力装置01内
のビデオキャプチャボードで復号化される。このとき、
先に述べたようにGOP単位で映像が独立しているた
め、GOPの単位でデータが抜けるような場合があって
も、映像がコマ落ちになる以外は正しく復号化されるこ
とになる。
【0040】次に、無線アダプタ02による無線画像通
信の動作を図5を用いて説明する。なお、この図5は、
データの送信側における動作を示したものである。ま
た、ここでは説明を簡単にするため、1フレーム分の画
像データを1パケットとして無線回線上に伝送するもの
とする。
【0041】まず、画像入出力装置01から通信インタ
ーフェイス部206を介してRAM205内に確保され
た送信バッファ領域に画像1フレーム分のデータを伝送
する。そして、ステップS500で上記送信バッファ領
域ヘの画像データの伝送が終了したイベントを主制御部
201が受け取ると、次のステップS501でフレーム
間引き処理を現在行っているかどうかを判断する。通常
は、フレーム間引き処理を行っていないので、ステップ
S504以降の処理に遷移する。
【0042】ステップS504では、主制御部201
は、現在無線アダプタ02がパケットの送信処理中であ
るか否かを判断する。ここで、パケットの送信中であれ
ば処理を終わり、次の画像フレームデータが送信バッフ
ァ領域に伝送されてくるのを待つ。一方、パケットの送
信処理中でない場合には、ステップS505で送信処理
中のフラグ(RAM205あるいは主制御部201内の
図示しないフラグレジスタ上に設定される)を真(TRU
E)にセットした後、ステップS506で無線部202
を介してパケットの送信を行う。
【0043】パケットの送信を終えると、次にステップ
S507で送信相手装置からの応答を待つ。その後、無
線部202で応答を受け取ると、ステップS508で主
制御部201は、その受け取った応答情報に基づいて上
記送信したパケットが送信相手装置で誤りなく受信でき
たかどうかを判断する。
【0044】ここで、受信側においてデータを誤りなく
受信できたことが判明すると、ステップS509で主制
御部201内の図示しない再送カウンタの値を0にリセ
ットした後、ステップS510でRAM205内の送信
バッファ領域に未送信データがあるかどうかを調べ、あ
ればステップS506に戻ってそのパケットを送信す
る。送信バッファ領域に末送信のデータがない場合に
は、ステップS511で送信処理中のフラグを偽(FALS
E )にセットして処理を終わり、ステップS500の画
像データ転送終了イベントを待つ。
【0045】一方、無線回線の劣悪等により、送信相手
装置にデータを誤りなく伝送できなかった場合には、上
記ステップS507では送信相手装置から再送を要求す
るパケットが送られてくる。この場合は、ステップS5
08からステップS512以降の処理に移る。
【0046】まず、ステップS512では、主制御部2
01内の図示しない再送カウンタの値を1つ増やす。次
にステップS513で主制御部201は、再送カウンタ
の値が所定のしきい値を越えたかどうかを調べ、越えて
いない場合にはステップS506からパケット再送の処
理に移る。
【0047】また、再送カウンタの値が所定のしきい値
を越えていた場合には、ステップS514で再送カウン
タの値を0にリセットした後、ステップS515で送信
バッファ領域中に図4に示した未送信のIピクチャがあ
るかどうか調べる。もし未送信のIピクチャがあれば、
ステップS506からそのIピクチャを送信する。
【0048】一方、送信バッファ領域中に未送信のIピ
クチャがない場合には、フレームの間引き処理を行うフ
ラグ(RAM205あるいは主制御部201内の図示し
ないフラグレジスタ上に設定される)を真(TRUE)にセ
ットしておく。そして、ステップS511で送信処理中
のフラグを偽(FALSE )にセットして処理を終わり、ス
テップS500の画像データ転送終了イベントを待つ。
【0049】その後、ステップS500で画像データ転
送終了のイベントが発生した時に、上記フレームの間引
き処理を行うフラグが立っていた場合(ステップS50
1のYES)には、ステップS502で画像入出力装置
01からそのフレームのIピクチャデータが来るのを待
って、これを送信する。このとき、ステップS503で
上記フレームの間引き処理を行うフラグに偽(FALSE )
をセットした後、ステップS504以降の処理に進む。
【0050】このように、本実施形態の無線画像通信シ
ステムでは、伝送誤りによる再送回数がある所定の値を
越えたときには、直ちに再送処理を中止し、更にこれに
続くフレーム間予測符号化された画像フレームを飛ばし
て(間引いて)、次のフレーム内符号化画像から画像デ
ータを送信するようにしている。これにより、画像デー
タを無線通信する場合において伝送誤りが発生した場合
でも、再送を何回もやり直すことによって1つの画像フ
レームについての伝送時間が長くなることを防止すると
ともに、伝送するデータ量を少なくして、画像伝送のリ
アルタイム性を維持することができる。
【0051】[第2の実施形態]以上に述べた第1の実
施形態では、再送カウンタの値が所定のしきい値を越え
た時に直ちにパケットの再送を中止して、次のIピクチ
ャから送信を再び開始するようにしていた。これに対
し、送信相手装置からパケットを正常に受信したという
応答が返るまでは再送を繰り返し、この後再送の回数を
調べて、所定の許容再送回数値を越えていたらフレーム
を間引いて送信するようにしても良い。
【0052】図6は、この第2の実施形態による無線画
像通信の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、この図6のフローチャートに基づいて第1の実施
形態と重複しない部分のみを説明する。
【0053】第2の実施形態では、送信相手装置から再
送要求があると(ステップS508のNO)、ステップ
S512で主制御部201内の図示しない再送カウンタ
を1つずつ増やしながらステップS506の処理に戻
り、パケットの再送を続ける。その後、ステッブS50
8で最終的に送信相手装置においてパケット受信が誤り
なく行われたことが判明したならば、ステップS513
で再送カウンタの値を調べ、これが所定のしきい値を越
えているかどうかを判断する。
【0054】そして、再送カウンタの値が所定のしきい
値を越えていた場合には、フレームを間引いてパケット
送信するために、ステップS514以降の処理に移行す
る。また、再送カウンタの値が所定のしきい値を越えて
いなかった場合には、送信バッファ領域内の未送信デー
タを送信して次の画像フレームの通信に移るために、ス
テップS509以降の処理に移行する。
【0055】以上の第2の実施形態においても第1の実
施形態と同様に、画像データを無線通信する場合におい
て伝送誤りが発生した場合でも、伝送するデータ量を少
なくして画像伝送のリアルタイム性を維持することがで
きる。
【0056】なお、以上に述べた実施形態のように、画
像データを再送する回数に制限を設け、その回数以内に
受信相手側で誤りなく画像データを受信できなかった場
合に再送処理を中止して次のデータパケットから送信を
開始するようにすると、再送可能な回数が同じであって
も、実質的な無線回線上の伝送速度の違いによって再送
を中止するまでの時間が異なってきてしまう。以下に述
べる実施形態は、このような欠点を解決するためのもの
である。
【0057】[第3の実施形態]第3の実施形態による
無線画像通信システムの構成は、図2に示したものと同
じである。ただし、第3の実施形態においてタイマ20
7は、無線アダプタ02内部の各ブロックが使用するタ
イミング情報を提供するとともに、ソフトウェアがシス
テムの現在時刻を得るためのタイマカウント情報を提供
する。
【0058】図7は、この第3の実施形態による無線画
像通信の動作を説明するためのフローチャートである。
図7に示すステップS500〜S506の処理は、図5
および図6に示したステップS500〜S506の処理
と同じである。以下、図7のフローチャートに基づい
て、上記第1および第2の実施形態と異なるステップS
707以降の処理のみを説明する。
【0059】すなわち、図7のステップS504で主制
御部201がパケットの送信処理中でないと判断した場
合には、ステップS505で送信処理中のフラグを真
(TRUE)にセットした後、ステップS506でパケット
の送信を行うと同時に、ステップS707でそのパケッ
トを送信した時刻を変数T0としてRAM205に記憶
する。
【0060】パケットの送信を終えると、次にステップ
S708で送信相手装置からの応答を待つ。その後、無
線部202で応答を受け取ると、ステップS709で主
制御部201は、その受け取った応答情報に基づいて上
記送信したパケットが送信相手装置で誤りなく受信でき
たかどうかを判断する。
【0061】ここで、受信側においてデータを誤りなく
受信できたことが判明すると、ステップS710でRA
M205内の送信バッファ領域に未送信データがあるか
どうかを調べ、あればステップS506に戻ってそのパ
ケットを送信する。送信バッファ領域に末送信のデータ
がない場合には、ステップS711で送信処理中のフラ
グを偽(FALSE )にセットして処理を終わり、ステップ
S500の画像データ転送終了イベントを待つ。
【0062】一方、無線回線の劣悪等により、送信相手
装置にデータに誤りなく伝送できなかった場合には、上
記ステップS708では送信相手装置から再送を要求す
るパケットが送られてくる。この場合は、ステップS7
09からステップS712以降の処理に移る。
【0063】まず、ステップS712では、主制御部2
01は再送要求を受信した時刻を取得し、それを変数T
1に代入する。次にステップS713で主制御部201
は、上記ステップS707でRAM205に記憶したパ
ケット送信時刻T0と再送要求受信時刻T1との差(=
T1−T0)を計算し、これが再送時間の許容値Tを越
えたかどうかを調べる。そして、許容時間T内であれ
ば、ステップS506からパケット再送の処理に移る。
【0064】また、再送のための許容時間Tを越えてい
た場合には、ステップS714で送信バッファ領域中に
図4に示した未送信のIピクチャがあるかどうか調べ
る。もし未送信のIピクチャがあれば、ステップS50
6からそのIピクチャを送信する。一方、送信バッファ
領域中に未送信のIピクチャがない場合には、ステップ
S715でフレームの間引き処理を行うフラグを真(TR
UE)にセットしておく。そして、ステップS711で送
信処理中のフラグを偽(FALSE )にセットして処理を終
わり、ステップS500の画像データ転送終了イベント
を待つ。
【0065】このように、第3の実施形態による無線画
像通信システムにおいては、伝送誤りによる再送時間が
ある所定の値を越えた場合に直ちにパケットの再送処理
を中止し、更にこれに続くフレーム間予測符号化された
画像フレームを除外して(間引いて)、次のフレーム内
符号化画像から画像データの送信を継続するようにして
いる。
【0066】これにより、画像データを無線通信する場
合において伝送誤りが発生した場合でも、無線回線の伝
送速度の違いによらず、どの無線回線でもほぼ同じよう
に再送回数の増大による伝送時間の長期化を防止して、
画像伝送のリアルタイム性を維持することができる。
【0067】[第4の実施形態]上記第3の実施形態の
説明では、パケットの再送要求に応じて再送処理を行お
うとする場合にのみ、最初のパケットを送信した時刻か
らの経過時間が既に許容値Tを越えているかどうかを調
べ、越えているときに直ちにそのパケットの再送を中止
して、次のIピクチャから送信を開始するようにしてい
た。これに対し、パケットの送信後に送信相手装置から
正常受信または受信誤りの応答があった時刻を取得し、
これらの時刻とパケットの送信時刻とを比較するように
しても同様な効果を期待できる。
【0068】図8は、この第4の実施形態による無線画
像通信の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、この図8のフローチャートに基づいて第3の実施
形態と重複しない部分のみを説明する。
【0069】第4の実施形態では、送信相手装置から正
常受信または受信誤りの応答があると(ステップS70
8のYES)、ステップS712でその応答を受信した
現在時刻を変数T1に代入し、ステップS713でパケ
ットを送信してから応答を受信するまでの時間の差(=
T1−T0)を計算する。そして、これが再送時間の許
容値Tを越えているかどうかを調べる。
【0070】ここで、上記時間差が再送許容時間を越え
ていなければ、ステップS709で応答パケットの種類
を判別する。そして、応答パケットの種類が受信誤りに
よる再送要求(ステップS709のNO)であった場合
は、ステップS506からパケット再送処理を行い、正
常受信(ステップS709のYES)であった場合は次
のデータの送信処理を行うべくステップS710に進
む。
【0071】一方、上記パケット送信から応答受信まで
の時間差が再送許容時間Tを越えていたときには、ステ
ップS713からステップS714に進み、フレームを
間引いて送信する処理を行う。
【0072】この第4の実施形態においても第3の実施
形態と同様に、画像データを無線通信する場合において
伝送誤りが発生した場合でも、無線回線の伝送速度の違
いによらず、どの無線回線でもほぼ同じように再送回数
の増大による伝送時間の長期化を防止して画像伝送のリ
アルタイム性を維持することができる。
【0073】なお、以上の実施形態のように、誤った画
像データの再送を許容する回数または時間以内に受信相
手側で誤りなく画像データを受信できなかった場合に、
再送処理を中止して次のフレーム内符号化画像から再び
送信を開始するようにすると、フレーム内符号化画像の
時間間隔が長いような場合に以下の問題が生じる。すな
わち、再送を中止したことにより、画像の動きが途中で
止まってから再びフレーム内符号化画像を受信して次の
画像を表示するまでの時間が長くなり、動画としての品
質が落ちてしまう。以下に述べる第5の実施形態は、こ
のような欠点を解決するためのものである。
【0074】[第5の実施形態]第5の実施形態による
無線画像通信システムの構成は、第3および第4の実施
形態の場合と同じである。したがって、第5の実施形態
において図2のタイマ207は、無線アダプタ02内部
の各ブロックが使用するタイミング情報を提供するとと
もに、ソフトウェアがシステムの現在時刻を得るための
タイマカウント情報を提供する。
【0075】図9は、この第5の実施形態による無線画
像通信の動作を説明するためのフローチャートである。
なお、ここでも上述した各実施形態と同様に、説明を簡
単にするため、1フレーム分の画像データを1パケット
として無線回線上に伝送するものとする。
【0076】ステップS500でRAM205内の送信
バッファ領域ヘの画像データの伝送が終了したイベント
を主制御部201が受け取ると、次のステップS504
で主制御部201は、現在無線アダプタ02がパケット
の送信処理中であるか否かを判断する。ここで、パケッ
トの送信中であればそのまま処理を終わり、次の画像フ
レームデータが送信バッファ領域に伝送されてくるのを
待つ。
【0077】一方、パケットの送信処理中でない場合に
は、ステップS505で送信処理中のフラグを真(TRU
E)にセットした後、ステップS506で無線部202
を介してパケットの送信を行うと同時に、ステップS7
07でそのパケットを送信した時刻を変数T0としてR
AM205に記憶する。以降、ステップS708〜S7
14の処理は、第3の実施形態で述べたのと同じなの
で、重複する説明を省略する。
【0078】ステップS714で送信バッファ領域中に
未送信のIピクチャがあるかどうか調べた結果、未送信
のIピクチャがないと判断した場合にはステップS91
5に進み、画像入出力装置01に対してIピクチャを伝
送するように要求する。画像入出力装置01で動作して
いるソフトウェアは、このIピクチャ伝送要求を受ける
と、直ちに最新の入力画像をフレーム内符号化し、これ
を無線アダプタ02に伝送する。
【0079】このように、第5の実施形態による無線画
像通信システムでは、伝送誤りによる再送時間がある所
定のしきい値を越えた場合に、無線アダプタ02は直ち
にパケットの再送処理を中止するとともに、画像入出力
装置01に対してフレーム内符号化画像を伝送するよう
に要求する。そして、これを受けた画像入出力装置01
は、最新の入力画像をフレーム内符号化して無線アダプ
タ02に伝送するようにしている。
【0080】これにより、画像データを無線通信する場
合において伝送誤りが発生した場合でも、無線回線の伝
送速度の違いによらず、どの無線回線でもほぼ同じよう
に再送回数の増大による伝送時間の長期化を防止して画
像伝送のリアルタイム性を維持することができるととも
に、再送中止から次のIピクチャが表示されるまでの時
間を短くして動画としての品質が落ちないようにするこ
とができる。
【0081】
【発明の効果】本発明は上述したように、データ誤りが
発生した場合に再送を行うことのできる回数を制限し、
この制限値を越えて再送回数が増大した場合には再送を
中止して次の画像データを送信するようにしたので、再
送を何回もやり直すことによって1つの画像の伝送時間
が長くなることを防止することができ、例えば、テレビ
会議の映像などリアルタイム性の要求される画像データ
を無線回線などの低品質な伝送路上で通信する場合に、
映像のリアルタイム性を保つことができる。
【0082】本発明の他の特徴によれば、データ誤りが
発生した場合に再送を行うことのできる回数を制限し、
この制限値を越えて再送回数が増大した場合には所定の
画像データを間引いて送信するようにしたので、伝送す
るデータ量を少なくして通信時間を短くすることがで
き、例えば、テレビ会議の映像などリアルタイム性の要
求される画像データを無線回線などの低品質な伝送路上
で通信する場合に、映像のリアルタイム性を保つことが
できる。
【0083】また、本発明のその他の特徴によれば、デ
ータ誤りが発生した場合に再送を行うことのできる時間
を制限し、この制限時間を超過した場合には再送を中止
して次の画像データを送信するようにしたので、再送を
何回もやり直すことによって1つの画像の伝送時間が長
くなることを防止することができ、例えば、テレビ会議
の映像などリアルタイム性の要求される画像データを無
線回線などの低品質な伝送路上で通信する場合に、映像
のリアルタイム性を保つことができる。しかも、画像デ
ータの再送回数によらず、最初に画像データを送信して
からの経過時間により再送を制限しているので、無線回
線上の実質伝送速度に影響されることなくリアルタイム
映像の伝送を実現することができる。
【0084】また、本発明のその他の特徴によれば、デ
ータ誤りが発生した場合に再送を行うことのできる時間
を制限し、この制限時間を超過した場合には再送を中止
し、新たに入力した画像データを直ちに送信するように
したので、再送を何回もやり直すことによって1つの画
像の伝送時間が長くなることを防止することができ、例
えば、テレビ会議の映像などリアルタイム性の要求され
る画像データを無線回線などの低品質な伝送路上で通信
する場合に、映像のリアルタイム性を保つことができ
る。しかも、画像データの再送回数によらず、最初に画
像データを送信してからの経過時間により再送を制限し
ているので、無線回線上の実質伝送速度に影響されるこ
となくリアルタイム映像の伝送を実現することができ
る。さらに、画像データの再送処理を中止した後は、直
ちに新たに入力した画像データを送信しているため、画
像の遅延がなく、品質の良い動画像を伝送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像通信装置の要素
的特徴を示す機能構成ブロック図である。
【図2】本発明の無線画像通信システムの一実施形態を
示す構成図であり、(a)はシステム全体の構成、
(b)は無線アダプタ内部の構成を示す図である。
【図3】本実施形態で用いる無線フレームの構成図であ
る。
【図4】本実施形態で用いる画像入出力装置の動作説明
図である。
【図5】第1の実施形態による無線画像通信の動作を示
すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態による無線画像通信の動作を示
すフローチャートである。
【図7】第3の実施形態による無線画像通信の動作を示
すフローチャートである。
【図8】第4の実施形態による無線画像通信の動作を示
すフローチャートである。
【図9】第5の実施形態による無線画像通信の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像入力部 2 誤り訂正処理部 3 応答受信部 4 カウント部 5 送信制御部 6 間引き制御部 7 画像送信部 01 画像入出力装置 02 無線アダプタ 201 主制御部 202 無線部 203 メモリ 204 ROM 205 RAM 206 通信インターフェイス部 207 タイマ 208 チャネルコーデック部 209 無線制御部 210 誤り訂正部 211 アンテナ 401 フレーム内符号化画像 402 フレーム間予測符号化画像

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの再送要求を受信した場合
    に、再送回数を計数するカウント手段と、 上記カウント手段により計数された再送回数が所定のし
    きい値を越えたかどうかを判断し、越えない場合には該
    当する画像データを再送し、越えた場合には上記該当す
    る画像データの再送を中止して次の画像データを送信す
    るように制御する送信制御手段とを備えたことを特徴と
    する画像通信装置。
  2. 【請求項2】 上記次の画像データを送信する際に、所
    定の画像データを間引いて送信するように制御する間引
    き制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の画像通信装置。
  3. 【請求項3】 画像データの再送要求を受信した場合
    に、再送回数を計数するカウント手段と、 上記カウント手段により計数された再送回数が所定のし
    きい値を越えたかどうかを判断し、越えた場合には所定
    の画像データを間引いて送信するように制御する間引き
    制御手段とを備えたことを特徴とする画像通信装置。
  4. 【請求項4】 上記画像データの再送要求は、画像デー
    タに付加して送信した誤り訂正符号に基づき送信先から
    送られてくる応答情報であることを特徴とする請求項1
    〜3の何れか1項に記載の画像通信装置。
  5. 【請求項5】 上記画像データを無線通信路を介して送
    信することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記
    載の画像通信装置。
  6. 【請求項6】 上記画像データはフレーム単位で構成さ
    れたデジタル画像信号であり、 上記間引き制御手段は、上記カウント手段により計数さ
    れた再送回数が所定のしきい値を越えた場合に所定の画
    像フレームを間引いて次の画像データを送信するように
    制御することを特徴とする請求項2または3に記載の画
    像通信装置。
  7. 【請求項7】 上記フレーム単位で構成されたデジタル
    画像信号は、時間的に前のフレームから予測された前方
    予測、時間的に後のフレームから予測された後方予測、
    または前方予測と後方予測との両方を用いた双方向予測
    のうち少なくとも一種類の予測を用いて予測符号化した
    フレーム間予測符号化画像と、時間的に前後のフレーム
    とは係わり無く符号化されたフレーム内符号化画像との
    各画像フレームで構成されていることを特徴とする請求
    項6に記載の画像通信装置。
  8. 【請求項8】 上記間引き制御手段の制御によって間引
    かれる画像フレームは、次のフレーム内符号化画像が現
    れるまでのフレーム間予測符号化画像の各フレームであ
    ることを特徴とする請求項7に記載の画像通信装置。
  9. 【請求項9】 最初に画像データを送信してから再送要
    求または送信許可の応答を受信するまでの時間を計測す
    る計時手段と、 上記計時手段により計測された時間が所定のしきい値を
    越えたかどうかを判断し、越えない場合には該当する画
    像データを再送し、越えた場合には上記該当する画像デ
    ータの再送を中止して次の画像データを送信するように
    制御する送信制御手段とを備えたことを特徴とする画像
    通信装置。
  10. 【請求項10】 上記次の画像データを送信する際に、
    所定の画像データを間引いて送信するように制御する間
    引き制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項9に
    記載の画像通信装置。
  11. 【請求項11】 最初に画像データを送信してから再送
    要求または送信許可の応答を受信するまでの時間を計測
    する計時手段と、 上記計時手段により計測された時間が所定のしきい値を
    越えたかどうかを判断し、越えた場合には所定の画像デ
    ータを間引いて送信するように制御する間引き制御手段
    とを備えたことを特徴とする画像通信装置。
  12. 【請求項12】 最初に画像データを送信してから再送
    要求または送信許可の応答を受信するまでの時間を計測
    する計時手段と、 上記計時手段により計測された時間が所定のしきい値を
    越えたかどうかを判断し、越えない場合には該当する画
    像データを再送し、越えた場合には上記該当する画像デ
    ータの再送を中止し、新たに入力した画像データを直ち
    に送信するように制御する送信制御手段とを備えたこと
    を特徴とする画像通信装置。
  13. 【請求項13】 上記画像データの再送要求または送信
    許可は、画像データに付加して送信した誤り訂正符号に
    基づき送信先から送られてくる応答情報であることを特
    徴とする請求項9〜12の何れか1項に記載の画像通信
    装置。
  14. 【請求項14】 上記画像データを無線通信路を介して
    送信することを特徴とする請求項9〜12の何れか1項
    に記載の画像通信装置。
  15. 【請求項15】 上記画像データはフレーム単位で構成
    されたデジタル画像信号であり、 上記間引き制御手段は、上記計時手段により計測された
    時間が所定のしきい値を越えた場合に、所定の画像フレ
    ームを間引いて次の画像データを送信するように制御す
    ることを特徴とする請求項10または11に記載の画像
    通信装置。
  16. 【請求項16】 上記画像データは、時間的に前のフレ
    ームから予測された前方予測、時間的に後のフレームか
    ら予測された後方予測、または前方予測と後方予測との
    両方を用いた双方向予測のうち少なくとも一種類の予測
    を用いて予測符号化したフレーム間予測符号化画像と、
    時間的に前後のフレームとは係わり無く符号化されたフ
    レーム内符号化画像との各画像フレームで構成されてい
    ることを特徴とする請求項15に記載の画像通信装置。
  17. 【請求項17】 上記間引き制御手段の制御によって間
    引かれる画像フレームは、次のフレーム内符号化画像が
    現れるまでのフレーム間予測符号化画像の各フレームで
    あることを特徴とする請求項16に記載の画像通信装
    置。
  18. 【請求項18】 上記画像データは、時間的に前のフレ
    ームから予測された前方予測、時間的に後のフレームか
    ら予測された後方予測、または前方予測と後方予測との
    両方を用いた双方向予測のうち少なくとも一種類の予測
    を用いて予測符号化したフレーム間予測符号化画像と、
    時間的に前後のフレームとは係わり無く符号化されたフ
    レーム内符号化画像との各画像フレームで構成されてお
    り、 上記送信制御手段の制御によって直ちに送信される画像
    データは、新たに入力した画像のフレーム内符号化画像
    データであることを特徴とする請求項12に記載の画像
    通信装置。
  19. 【請求項19】 画像データを送受信する画像通信方法
    において、 送信側では画像データに誤り訂正符号を付加して送信
    し、 受信側では上記誤り訂正符号により画像データの伝送誤
    りの有無を調べ、誤りが発生した場合には上記画像デー
    タの再送要求を送信側に返送する応答処理を行い、 さらに送信側においては、上記再送要求を受信した場合
    に再送処理を行った回数を記憶し、その再送回数が所定
    のしきい値を越えた場合には、再送を中止して次の画像
    データを送信することを特徴とする画像通信方法。
  20. 【請求項20】 画像データを送受信する画像通信方法
    において、 送信側では画像データに誤り訂正符号を付加して送信す
    るとともに、その画像データの送信時刻を記憶し、 受信側では上記誤り訂正符号により画像データの伝送誤
    りの有無を調べ、誤りが発生した場合には上記画像デー
    タの再送要求を、誤りがない場合には送信許可を送信側
    に返送する応答処理を行い、 さらに送信側においては、上記再送要求または送信許可
    を受信した時刻を記憶し、上記送信時刻と上記再送要求
    または送信許可の受信時刻との差が所定のしきい値を越
    えた場合には、再送を中止して次の画像データを送信す
    ることを特徴とする画像通信方法。
  21. 【請求項21】 上記送信側において再送を中止して次
    の画像データを送信する際に、所定の画像データを間引
    いて送信するようにしたことを特徴とする請求項19ま
    たは20に記載の画像通信方法。
  22. 【請求項22】 画像データを送受信する画像通信方法
    において、 送信側では画像データに誤り訂正符号を付加して送信す
    るとともに、その画像データの送信時刻を記憶し、 受信側では上記誤り訂正符号により画像データの伝送誤
    りの有無を調べ、誤りが発生した場合には上記画像デー
    タの再送要求を、誤りがない場合には送信許可を送信側
    に返送する応答処理を行い、 さらに送信側においては、上記再送要求または送信許可
    を受信した時刻を記憶し、上記送信時刻と上記再送要求
    または送信許可の受信時刻との差が所定のしきい値を越
    えた場合には、再送を中止して新たに入力した画像デー
    タを直ちに送信することを特徴とする画像通信方法。
  23. 【請求項23】 上記画像データを無線通信路を介して
    送信することを特徴とする請求項19〜22の何れか1
    項に記載の画像通信方法。
  24. 【請求項24】 上記画像データは、時間的に前のフレ
    ームから予測された前方予測、時間的に後のフレームか
    ら予測された後方予測、または前方予測と後方予測との
    両方を用いた双方向予測のうち少なくとも一種類の予測
    を用いて予測符号化したフレーム間予測符号化画像と、
    時間的に前後のフレームとは係わり無く符号化されたフ
    レーム内符号化画像との各画像フレームで構成されてお
    り、 上記再送回数が所定のしきい値を越えた場合に、次のフ
    レーム内符号化画像が現れるまでのフレーム間予測符号
    化画像の各フレームを間引いて送信することを特徴とす
    る請求項21に記載の画像通信方法。
  25. 【請求項25】 上記画像データは、時間的に前のフレ
    ームから予測された前方予測、時間的に後のフレームか
    ら予測された後方予測、または前方予測と後方予測との
    両方を用いた双方向予測のうち少なくとも一種類の予測
    を用いて予測符号化したフレーム間予測符号化画像と、
    時間的に前後のフレームとは係わり無く符号化されたフ
    レーム内符号化画像との各画像フレームで構成されてお
    り、 上記送信時刻と上記再送要求または送信許可の受信時刻
    との差が所定のしきい値を越えた場合に再送を中止して
    直ちに送信される画像データは、新たに入力した画像の
    フレーム内符号化画像データであることを特徴とする請
    求項22に記載の画像通信方法。
  26. 【請求項26】 画像データを無線通信路を介して送受
    信する無線画像通信システムにおいて、 送信側においては少なくとも、画像データに誤り訂正符
    号を付加して送信する画像送信手段と、 受信側から画像データの再送要求を受信した場合に再送
    回数を計数するカウント手段と、 上記カウント手段により計数された再送回数が所定のし
    きい値を越えたかどうかを判断し、越えない場合には該
    当する画像データを再送し、越えた場合には上記該当す
    る画像データの再送を中止して次の画像データを送信す
    るように制御する送信制御手段とを備え、 受信側においては少なくとも、送信側で付加された上記
    誤り訂正符号により画像データの伝送誤りの有無を調
    べ、誤りが発生した場合には上記画像データの再送要求
    を送信側に返送する応答処理を行う応答手段を備えるこ
    とを特徴とする無線画像通信システム。
  27. 【請求項27】 画像データを無線通信路を介して送受
    信する無線画像通信システムにおいて、 送信側においては少なくとも、画像データに誤り訂正符
    号を付加して送信する画像送信手段と、 上記画像データの送信時刻を記憶する送信時刻記憶手段
    と、 受信側から再送要求または送信許可を受信した時刻を記
    憶する受信時刻記憶手段と、 上記送信時刻と上記受信時刻との差が所定のしきい値を
    越えたかどうかを判断し、越えない場合には該当する画
    像データを再送し、越えた場合には上記該当する画像デ
    ータの再送を中止して次の画像データを送信するように
    制御する送信制御手段とを備え、 受信側においては少なくとも、送信側で付加された上記
    誤り訂正符号により画像データの伝送誤りの有無を調
    べ、誤りが発生した場合には上記画像データの再送要求
    を、誤りがない場合には送信許可を送信側に返送する応
    答処理を行う応答手段を備えることを特徴とする無線画
    像通信システム。
  28. 【請求項28】 上記送信制御手段の制御により画像デ
    ータの再送を中止して次の画像データを送信する際に、
    所定の画像データを間引いて送信するように制御する間
    引き制御手段を送信側に更に備えたことを特徴とする請
    求項26または27に記載の無線画像通信システム。
  29. 【請求項29】 画像データを無線通信路を介して送受
    信する無線画像通信システムにおいて、 送信側においては少なくとも、画像データに誤り訂正符
    号を付加して送信する画像送信手段と、 上記画像データの送信時刻を記憶する送信時刻記憶手段
    と、 受信側から再送要求または送信許可を受信した時刻を記
    憶する受信時刻記憶手段と、 上記送信時刻と上記受信時刻との差が所定のしきい値を
    越えたかどうかを判断し、越えない場合には該当する画
    像データを再送し、越えた場合には上記該当する画像デ
    ータの再送を中止して新たに入力した画像データを直ち
    に送信するように制御する送信制御手段とを備え、 受信側においては少なくとも、送信側で付加された上記
    誤り訂正符号により画像データの伝送誤りの有無を調
    べ、誤りが発生した場合には上記画像データの再送要求
    を、誤りがない場合には送信許可を送信側に返送する応
    答処理を行う応答手段を備えることを特徴とする無線画
    像通信システム。
  30. 【請求項30】 画像入出力装置およびこの画像入出力
    装置に接続される無線通信アダプタから構成される通信
    端末間でフレーム単位で構成された画像データを無線通
    信路を介して送受信する無線画像通信システムにおい
    て、 上記画像入出力装置は、取り込まれた画像データを、時
    間的に前のフレームから予測される前方予測、時間的に
    後のフレームから予測される後方予測、または前方予測
    と後方予測との両方を用いた双方向予測のうち少なくと
    も一種類の予測を用いて予測符号化するとともに、時間
    的に前後のフレームとは係わり無くフレーム内符号化し
    て上記無線通信アダプタに伝送するように構成され、 上記無線通信アダプタは、上記フレーム内符号化画像デ
    ータおよびフレーム間予測符号化画像データを送信する
    際、1フレームの画像データ毎に誤り訂正符号を付加し
    て送信する画像送信手段と、 上記誤り訂正符号により画像データの伝送誤りの有無を
    調べ、誤りが発生した場合には画像データの再送要求を
    返送する応答処理を行う応答手段と、 上記再送要求を受信した場合に画像データの再送回数を
    計数するカウント手段と、 上記カウント手段により計数された再送回数が所定のし
    きい値を越えたかどうかを判断し、越えない場合には該
    当する画像データを再送し、越えた場合には上記該当す
    る画像データの再送を中止して次の画像データを送信す
    るように制御する送信制御手段と、 上記送信制御手段の制御により画像データの再送を中止
    して次の画像データを送信する際に、次のフレーム内符
    号化画像が現れるまでのフレーム間予測符号化画像の各
    フレームを間引いて送信するように制御する間引き制御
    手段とを備えることを特徴とする無線画像通信システ
    ム。
  31. 【請求項31】 画像入出力装置およびこの画像入出力
    装置に接続される無線通信アダプタから構成される通信
    端末間でフレーム単位で構成された画像データを無線通
    信路を介して送受信する無線画像通信システムにおい
    て、 上記画像入出力装置は、取り込まれた画像データを、時
    間的に前のフレームから予測される前方予測、時間的に
    後のフレームから予測される後方予測、または前方予測
    と後方予測との両方を用いた双方向予測のうち少なくと
    も一種類の予測を用いて予測符号化するとともに、時間
    的に前後のフレームとは係わり無くフレーム内符号化し
    て上記無線通信アダプタに伝送するように構成され、 上記無線通信アダプタは、上記フレーム内符号化画像デ
    ータおよびフレーム間予測符号化画像データを送信する
    際、1フレームの画像データ毎に誤り訂正符号を付加し
    て送信する画像送信手段と、 上記画像データの送信時刻を記憶する送信時刻記憶手段
    と、 上記誤り訂正符号により画像データの伝送誤りの有無を
    調べ、誤りが発生した場合には画像データの再送要求
    を、誤りがない場合には送信許可を返送する応答処理を
    行う応答手段と、 上記再送要求または送信許可を受信した時刻を記憶する
    受信時刻記憶手段と、 上記送信時刻と上記受信時刻との差が所定のしきい値を
    越えたかどうかを判断し、越えない場合には該当する画
    像データを再送し、越えた場合には上記該当する画像デ
    ータの再送を中止して次の画像データを送信するように
    制御する送信制御手段と、 上記送信制御手段の制御により画像データの再送を中止
    して次の画像データを送信する際に、次のフレーム内符
    号化画像が現れるまでのフレーム間予測符号化画像の各
    フレームを間引いて送信するように制御する間引き制御
    手段とを備えることを特徴とする無線画像通信システ
    ム。
  32. 【請求項32】 画像入出力装置およびこの画像入出力
    装置に接続される無線通信アダプタから構成される通信
    端末間でフレーム単位で構成された画像データを無線通
    信路を介して送受信する無線画像通信システムにおい
    て、 上記画像入出力装置は、取り込まれた画像データを、時
    間的に前のフレームから予測される前方予測、時間的に
    後のフレームから予測される後方予測、または前方予測
    と後方予測との両方を用いた双方向予測のうち少なくと
    も一種類の予測を用いて予測符号化するとともに、時間
    的に前後のフレームとは係わり無くフレーム内符号化し
    て上記無線通信アダプタに伝送するように構成され、 上記無線通信アダプタは、上記フレーム内符号化画像デ
    ータおよびフレーム間予測符号化画像データを送信する
    際、1フレームの画像データ毎に誤り訂正符号を付加し
    て送信する画像送信手段と、 上記画像データの送信時刻を記憶する送信時刻記憶手段
    と、 上記誤り訂正符号により画像データの伝送誤りの有無を
    調べ、誤りが発生した場合には画像データの再送要求
    を、誤りがない場合には送信許可を返送する応答処理を
    行う応答手段と、 上記再送要求または送信許可を受信した時刻を記憶する
    受信時刻記憶手段と、 上記送信時刻と上記受信時刻との差が所定のしきい値を
    越えたかどうかを判断し、越えない場合には該当する画
    像データを再送し、越えた場合には上記該当する画像デ
    ータの再送を中止して、上記画像入出力装置に新たなフ
    レーム内符号化画像データを伝送するように要求し、こ
    れを直ちに送信するように制御する送信制御手段とを備
    えることを特徴とする無線画像通信システム。
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