JPH10262236A - ビデオオンデマンドシステム、ビデオ再生位置検出方法及びビデオ再生制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

ビデオオンデマンドシステム、ビデオ再生位置検出方法及びビデオ再生制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体

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JPH10262236A
JPH10262236A JP9295446A JP29544697A JPH10262236A JP H10262236 A JPH10262236 A JP H10262236A JP 9295446 A JP9295446 A JP 9295446A JP 29544697 A JP29544697 A JP 29544697A JP H10262236 A JPH10262236 A JP H10262236A
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Kenichi Okimune
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者から見て適切と思える位置をスキップ
ポイントとする。 【解決手段】 クライアント2において再生された動画
のタイトル対応に、当該動画の再生過程履歴情報が記憶
される履歴記憶手段41と、再生要求に係る動画のタイ
トルと、この動画についての再生過程の履歴情報とを得
て前記履歴記憶手段41に蓄積する履歴情報収集手段4
2と、前記履歴記憶手段41に記憶された履歴情報に基
づき、動画が再生された部分と読み飛ばされた部分との
累積情報を作成して統計解析を行う統計解析手段43
と、前記クライアント2から動画の再生要求を受け、前
記統計解析手段43により得られた累積情報に基づき再
生と読み飛ばしの制御を行う動画再生制御手段44とを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオオンデマ
ンドシステムおよび当該システムにおいて用いることの
できるビデオ再生位置検出方法、更には、ビデオ再生制
御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークを介してサーバから
クライアントに対して動画データを配信し、クライアン
ト側において画像表示を行うビデオオンデマンドシステ
ムが登場している。このシステムでは、表示されている
映像を読み飛ばすためにスキップボタンがクライアント
側に設けられている。
【0003】そして、ビデオオンデマンドシステムにお
いては、上記スキップボタンが操作された場合に再生を
開始する位置(スキップポイント)を定めておく必要が
ある。そこで、従来では、メディアサーバへ動画データ
を登録する前に、動画解析を行って動画映像におけるシ
ーンの切り換わり位置を求め、これをスキップポイント
とするようにしている。
【0004】具体的には、動画データの解析により前後
のフレーム間の差分が大きいポイントを求め、これをス
キップポイントとするものがある。しかしながら、この
手法によると、前後のフレーム間の差分が大きいポイン
トと動画映像におけるシーンの切り換わり位置とが必ず
しも一致せず、適切なスキップポイントを得ることがで
きないという問題点がある。
【0005】上記の手法の他に、動画データの解析によ
り動画の意味を計算機に認識させるようにする手法も考
えられている。しかしながら、この手法は計算機の性能
等の問題から動画の意味が適切に認識されにくく、やは
り適切なスキップポイントを得ることができないという
問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来のビデオンデマンドシステムが有する問題点を解決
せんとしてなされたもので、その目的は、視聴者から見
て適切と思える位置をスキップポイントとして決定する
ことのできるビデオオンデマンドシステムおよびビデオ
再生位置検出方法を提供することである。また、他の目
的は、上記で求めたスキップポイントを用いたサービス
を行うビデオオンデマンドシステムを提供することであ
る。更に、ビデオ再生制御プログラムを記録したコンピ
ュータ読取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のビデオオンデマンドシステムは、記憶された動画デー
タを有し、所要の動画データを読み出し転送するメディ
アサーバと、前記メディアサーバから転送された動画デ
ータを受けて再生表示を行うクライアントと、このクラ
イアントにおいて再生された動画のタイトル対応に、当
該動画の再生過程の履歴情報が記憶される履歴記憶手段
と、前記クライアントからの再生要求がある毎に再生要
求に係る動画のタイトルと、この動画についての再生過
程の履歴情報とを得て前記履歴記憶手段に蓄積する履歴
情報収集手段と、前記履歴記憶手段に記憶された履歴情
報に基づき、動画毎の再生時系列に対応させて当該動画
が再生された部分と読み飛ばされた部分との累積情報を
作成して統計解析を行う統計解析手段と、前記クライア
ントから動画の再生要求を受け、当該再生要求自体に読
み飛ばし要求が含まれるとき又は当該再生要求後に読み
飛ばし要求があるときには、該当するタイトルの動画デ
ータを用いて、前記統計解析手段により得られた累積情
報に基づき再生と読み飛ばしの制御を行う動画再生制御
手段とを具備することを特徴とする。これによって、シ
ステムを運用時に、動画が再生された部分と読み飛ばさ
れた部分との累積情報が作成され、クライアントから動
画の再生要求を受けたとき、当該再生要求自体に読み飛
ばし要求が含まれる場合又は当該再生要求後に読み飛ば
し要求があるときには、該当する動画のタイトルの動画
データを用いて、上記で得られた累積情報に基づき再生
と読み飛ばしの制御が行われる。
【0008】本発明の請求項2に記載のビデオオンデマ
ンドシステムでは、統計解析手段が、累積情報に基づ
き、動画の再生を開始する複数の再生開始位置を求め、
動画再生制御手段が、クライアントから動画の再生要求
を受け、当該再生要求後に読み飛ばし要求があると、前
記統計解析手段が求めた当該読み飛ばし位置の次の再生
開始位置まで読み飛ばしを行うことを特徴とする。これ
により、統計的に求めた再生開始位置まで読み飛ばしが
行われ、適切な再生開始位置から再生が行われることに
なる。
【0009】本発明の請求項3に記載のビデオオンデマ
ンドシステムでは、統計解析手段が、累積情報に基づ
き、動画の再生を行うべき1または複数の再生区間を求
め、動画再生制御手段が、クライアントから動画の再生
要求を受けて、当該再生要求自体に読み飛ばし要求が含
まれる場合には、前記統計解析手段が求めた1または複
数の再生区間において動画の再生を行うことを特徴とす
る。これにより、統計的に求めた再生区間における動画
の再生がなされ、言わばダイジェスト再生による映像を
見ることが可能である。
【0010】本発明の請求項4に記載のビデオオンデマ
ンドシステムにおいては、履歴記憶手段と履歴情報収集
手段と統計解析手段と動画再生制御手段が、メディアサ
ーバ及びクライアントにネットワークを介して接続され
る統計管理サーバに設けられることを特徴とする。これ
により、1つの統計管理サーバに、統計解析を行う各手
段が設けられ、複数のクライアントによる動画再生の履
歴収集や統計解析が一括して適切になされる。
【0011】本発明の請求項5に記載のビデオオンデマ
ンドシステムでは、履歴情報収集手段が、クライアント
に対する課金のために収集した情報を転用して履歴記憶
手段に記憶することを特徴とする。これによって、クラ
イアントに対する課金のために収集した情報が転用さ
れ、無駄のない履歴情報の収集がなされる。
【0012】本発明の請求項6に記載のビデオオンデマ
ンドシステムでは、統計解析手段が、累積情報に基づ
き、動画のタイトル毎の再生時系列において所定度数以
上の再生された部分を検出し、当該部分を再生位置とす
ることを特徴とする。これにより、万人が再生を行う部
分において再生を可能とする。
【0013】本発明の請求項7に記載のビデオオンデマ
ンドシステムでは、統計解析手段が、累積情報を平滑化
する処理を行い、平滑化された情報に基づき再生位置と
読み飛ばし位置を検出することを特徴とする。これによ
り、再生された部分と読み飛ばされた部分の統計的情報
が平滑化されて再生された部分と読み飛ばされた部分の
傾向を適切に捕らえることができる。
【0014】本発明の請求項8に記載のビデオオンデマ
ンドシステムでは、統計解析手段が、平滑化された情報
に対し、累積値の時系列的変動を際立たせる演算を行
い、この演算結果を用いて再生位置と読み飛ばし位置を
検出することを特徴とする。これにより、累積値の時系
列的変動が際立たされて再生位置と読み飛ばし位置を適
切に検出し得る。
【0015】本発明の請求項9に記載のビデオオンデマ
ンドシステムでは、統計解析手段が、累積値の時系列的
変動を際立たせる演算の結果の値が最大である位置を、
所定時系列区間毎に求め、上記で求めた位置を再生位置
の先頭候補とすること特徴とする。これにより、累積値
の時系列的変動が際立たされて再生開始位置が検出され
るようになり、係る位置を再生位置の先頭候補とされ
る。
【0016】本発明の請求項10に記載のビデオオンデ
マンドシステムにおけるビデオ再生位置検出方法は、記
憶された動画データを有し、所要の動画データを読み出
し転送するメディアサーバと、前記メディアサーバから
転送された動画データを受けて再生表示を行うクライア
ントとを具備するビデオオンデマンドシステムにおける
ビデオ再生位置検出方法であって、クライアントからの
再生要求がある毎に再生要求に係る動画のタイトルと、
この動画についての再生過程の履歴情報とを得て蓄積
し、この蓄積された履歴情報に基づき、動画毎の再生時
系列に対応させて当該動画が再生された部分と読み飛ば
された部分との累積情報を作成し、得られた累積情報に
基づき再生位置と読み飛ばし位置を検出することを特徴
とする。これによって、統計的に得られた累積情報に基
づき再生位置と読み飛ばし位置が検出されることから、
人から見て自然な再生位置と読み飛ばし位置を得ること
ができる。
【0017】本発明の請求項11に記載のビデオ再生制
御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体は、記憶された動画データを有し、所要の動画デー
タを読み出し転送するメディアサーバと、前記メディア
サーバから転送された動画データを受けて再生表示を行
うクライアントとを具備するビデオオンデマンドシステ
ムにおけるビデオ再生制御プログラムを記録したコンピ
ュータ読取り可能な記録媒体であって、クライアントか
らの再生要求がある毎に再生要求に係る動画のタイトル
と、この動画についての再生過程の履歴情報を蓄積する
機能と、この蓄積された履歴情報に基づき、動画毎の再
生時系列に対応させて当該動画が再生された部分と読み
飛ばされた部分との累積情報を作成し、統計解析する機
能と、この統計解析機能により得られた累積情報に基づ
き再生と読み飛ばしを制御する機能とを実現させるビデ
オ再生制御プログラムが記録されていることを特徴とす
る。これによって、ビデオオンデマンドシステムにおい
て、動画が再生された部分と読み飛ばされた部分との累
積情報が作成され、クライアントから動画の再生要求を
受けたとき、当該再生要求自体に読み飛ばし要求が含ま
れる場合又は当該再生要求後に読み飛ばし要求があると
きには、該当する動画のタイトルの動画データを用い
て、上記で得られた累積情報に基づき再生と読み飛ばし
の制御をコンピュータに行わせることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
実施の形態に係るビデオオンデマンドシステムおよびビ
デオ再生位置検出方法を説明する。各図において同一の
構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。図1には、本発明の実施の形態に係るビデオオンデ
マンドシステムの構成図が示されている。このビデオオ
ンデマンドシステムは、例えば、LAN1にメディアサ
ーバ3とクライアント2と統計管理サーバ4とが接続さ
れた構成を有する。上記クライアント2は通常は複数で
ある。
【0019】メディアサーバ3には、動画データが蓄積
された動画データ記憶手段31と、要求されたタイトル
の動画データを該当するクライアント2へ転送するデー
タ転送手段32とが備えられている。また、クライアン
ト2には、コマンドやデータを入力するための入力部2
1、この入力部21からの入力を受けて動画データの転
送要求等の必要な要求を送出する要求送出手段22、動
画映像の表示を行うための表示部23、転送されてきた
動画データに基づく映像を表示部23に表示させる表示
制御手段24が備えられている。この実施の形態にあっ
ては、要求送出手段22から送出される要求は統計管理
サーバ4へ送出される。
【0020】統計管理サーバ4には、クライアント2に
おいて再生された動画のタイトル対応に、当該動画の再
生過程の履歴情報が記憶される履歴記憶手段41、履歴
情報収集手段42、統計解析手段43、動画再生制御手
段44が設けられている。履歴情報収集手段42は、ク
ライアント2からの再生要求がある毎に再生要求に係る
動画のタイトルと、この動画についての再生過程の履歴
情報とを得て上記履歴記憶手段41に蓄積する。統計解
析手段43は、上記履歴記憶手段41に記憶された履歴
情報に基づき、動画毎の再生時系列に対応させて当該動
画が再生された部分と読み飛ばされた部分との累積情報
を作成して統計解析を行う。動画再生制御手段44は、
上記クライアント2から動画の再生要求を受け、当該再
生要求自体に読み飛ばし要求が含まれるとき又は当該再
生要求後に読み飛ばし要求があるときには、該当するタ
イトルの動画データを用いて、上記統計解析手段43に
より得られた累積情報に基づき再生と読み飛ばしの制御
を行う。これらの履歴情報収集手段42、統計解析手段
43、動画再生制御手段44は、半導体メモリ等のコン
ピュータ読取り可能な記録媒体45に格納されたビデオ
再生制御プログラムにより実現される機能である。
【0021】ここで、クライアント2の具体的な構成を
図2に示す。つまり、クライアント2はコンピュータの
構成であって、CPU50が主記憶装置51のプログラ
ム及びデータを用いて各部を制御するようになされてい
る。CPU51からはバス52が延びており、このバス
52には、キーボード制御部53、表示制御部54、マ
ウス制御部55、プリンタ制御部56、磁気ディスク制
御部57、通信インタフェース58が接続されている。
キーボード制御部53には、データ等の入力を行うため
の図1における入力部21に対応するキーボード入力装
置61が接続され、表示制御部54には、画像や情報の
表示を行うための図1における表示部23に対応するC
RT表示装置62が接続されている。マウス制御部55
には、ポインティングディバイスであるマウス63が接
続され、プリンタ制御部56には、情報をプリントする
プリンタ装置64が接続されている。磁気ディスク制御
部57には、情報を蓄積するための磁気ディスク装置6
5が接続され、通信インタフェース58にはLAN1と
の間でデータの送受を行う通信処理部66が接続されて
いる。例えば、主記憶装置51に動画映像の提供を受け
るためのビデオオンデマンド用のプログラムが用意さ
れ、このプログラムを起動することにより、統計管理サ
ーバ4とつながり、提供可能な動画のタイトル等が転送
されて来てCRT表示装置62に表示され、再生を希望
するタイトル等をマウス63によりクリックして選択す
ることができる。そして、キーボード入力装置61に
は、再生キー61a、スキップボタン61b、巻き戻し
キー61c、停止キーd、早送りキーeが設けられる。
これらのキー及びボタンは動画と共にCRT表示装置6
2に表示され、マウス63によりクリックするものであ
っても良い。更に、この実施の形態においては、再生の
手法をキー入力するか又はCRT表示装置62に表示さ
れるメニューの中からマウス63によりクリックして選
択することができる。ここに、再生の手法は、通常の再
生とダイジェスト再生とする。
【0022】メディアサーバ3及び統計管理サーバ4の
構成は、図2に示した構成と同様であっても良いが、基
本的には、CPU50、主記憶装置51、磁気ディスク
制御装置、磁気ディスク装置65、通信インタフェース
58、通信処理部66を備えていれば良い。ただし、メ
ディアサーバ3及び統計管理サーバ4においては、装置
は高性能であり、容量が大きい必要がある。そして、図
1における各手段は、CPU50が主記憶装置51のプ
ログラム等を用いて実現するものである。
【0023】以上のように構成されたビデオオンデマン
ドシステムにおいては、クライアント2においてビデオ
オンデマンド用のプログラムを起動し、統計管理サーバ
4からタイトル等を受け取り表示部23に表示して、再
生を希望するタイトルをマウス63によりクリックして
選択すると、要求送出手段22からは統計管理サーバ4
に対して当該タイトルの動画の要求が送出される。これ
により、統計管理サーバ4においては、履歴情報収集手
段42が履歴記憶手段41に対し当該タイトルに対応さ
せて再生の履歴情報を記憶する。
【0024】一方、動画再生制御手段44は、要求され
た動画のタイトル及び要求元に係るクライアント2のア
ドレスを含む転送指示をメディアサーバ3へ送出する。
メディアサーバ3のデータ転送手段32は、上記転送指
示を受けて動画データ記憶手段31からタイトルに対応
する動画データを取り出し、要求元に係るクライアント
2へ転送する。クライアント2の表示制御手段24は、
上記動画データを受け取って表示部23に表示するため
の信号に変換して表示部23に表示させる。
【0025】クライアント2のオペレータは表示された
画像を目視して必要があれば、スキップボタン61b、
巻き戻しキー61c、停止キー61d、早送りキー61
e、更に、再生キー61aを操作する。新規な動画デー
タを動画データ記憶手段31に記憶した当初において
は、スキップキー61bを用いることはできず、早送り
キー61eと巻き戻しキー61cの操作が可能である。
早送りキー61eまたは巻き戻しキー61cを操作した
ときには、停止キー61dの操作があるまでは該当動作
が継続される。所定量の履歴情報が履歴記憶手段41に
蓄積され、統計解析手段43による処理が行われた場合
には、スキップボタン61bの操作が許され、これを操
作したときには、求められたスキップポイントまで読み
飛ばしが行われ、この位置からの自動再生が行われる。
これらの注意は、ビデオオンデマンドのサービスのプロ
グラムを起動したときに、表示部23に表示される。勿
論、統計解析手段43による処理が行われた場合であっ
ても、早送りキー61eと巻き戻しキー61cを操作し
たときには、停止キー61dの操作があるまでは同該動
作が継続されるモードの選択をメニュー画面により行う
ことができる。
【0026】そして、早送りキー61e等の操作がなさ
れると、要求送出手段22からは統計管理サーバ4に対
して当該タイトルの動画の早送りの要求が送出される。
これにより、統計管理サーバ4においては、履歴情報収
集手段42は履歴記憶手段41当該タイトルに対応させ
て早送り(読み飛ばし)等の履歴情報を記憶する。
【0027】一方、動画再生制御手段44は、早送り要
求された動画のタイトル及び要求元に係るクライアント
2のアドレスを含む早送り指示をメディアサーバ3へ送
出する。メディアサーバ3のデータ転送手段32は、上
記早送り指示を受けて動画データ記憶手段31から同タ
イトルに対応する動画データを取り出し早送りの速度に
合わせてサンプリングして転送する。クライアント2の
表示制御手段24は、上記動画データを受け取って表示
部23に表示するための信号に変換して表示部23に表
示させる。これにより早送り画像の表示が行われる。停
止キー61dの操作で再生が停止され、再生キー61a
の操作によりその位置から通常の再生が行われる。
【0028】このようにして、いくつかのクライアント
2において動画の再生がなされると、履歴記憶手段41
には、図3(A)に示されるように、タイトル名(タイ
トル名は、タイトルを識別する情報の一例である。)に
対応して再生の履歴情報が記憶される。この履歴情報を
用いて統計解析手段43は、所定のときに図3(B)に
示されるようなHSP(ハイライトシーンポテンシャ
ル)のデータを作成するので、これを説明する。
【0029】図3(A)に示される履歴情報は、タイト
ルAについて説明すると、先頭位置(0:00:00)
から20秒の位置(0:00:20)まで再生が行わ
れ、1分12秒の位置(0:01:12)まで早送り
(読み飛ばし)され、そこから23分40秒の位置
(0:23:40)まで再生がなされたことを示してい
る。23分40秒の位置(0:23:40)の位置がタ
イトルAの動画の終了点であるとすると、上記が1本の
映画等の再生過程の履歴を示す。このような1つのタイ
トルに対する履歴情報が、例えば、所定回数分再生され
る毎に、統計解析手段43は解析を実行する。
【0030】まず、各回毎のHSP(t)を次の定義か
ら求める。 (1)初期値として任意のt(0<t<動画の要再生時
間)においてHSP(t)は0とする。 (2)全てのアクセス(ただし、5秒以下に再生を除
く)に関して、このアクセスにより位置tにおいて再生
がなされていた場合には、 HSP(t)=HSP(t)+1 このアクセスにより位置tにおいて早送りされていた場
合には、 HSP(t)=HSP(t)−1
【0031】以上の定義により各回毎のHSP(t)を
求めると、図4の(1)、(2)・・・(10)のよう
に、再生時に「+1」、早送り時に「−1」の値をとる
時系列データが得られる。次に、これらを全て累積する
と、図5(A)の実線により示される累積情報(ヒスト
グラム)が得られる。
【0032】上記の累積情報のままでも、統計的に再生
位置と読み飛ばし位置と検出を検出することができない
訳ではないが、より容易に検出を行うために、次のよう
な平滑処理を行う。
【0033】
【数1】
【0034】上記(1)式は、図5(A)の実線により
示される累積情報(ヒストグラム)に対し、図6に示さ
れる関数を掛けることを意味する。従って、図5(A)
のfで示す値を実線に対し掛けると、実線が零クロスし
ている位置で零クロスし、凹凸がなだらかにされた図5
(B)のような曲線により表されるHSP(t)が得ら
れる。この図5(B)の曲線において、プラス側の値が
大きい程、多くの人により再生された位置であり、マイ
ナス側の値が大きい程、多くの人により早送りされた位
置であることを示す。
【0035】そして、上記図5(B)のHSP(t)の
値が、右肩上がりに変化して所定値THを越えるポイン
トp0、p2、・・・をスキップポイントとして動画再
生制御手段44に登録する。このような登録が行われた
後には、スキップボタン61bの使用が許可され、例え
ば、タイトルAの動画の再生中において、図5(B)の
ポイントp1においてスキップボタン61bが操作され
たときには、要求送出手段22からは統計管理サーバ4
に対して当該タイトルの動画のスキップ要求が送出され
る。これにより、統計管理サーバ4においては、履歴情
報収集手段42は履歴記憶手段41当該タイトルに対応
させてスキップの履歴情報を記憶する。このスキップの
位置は、後に早送りの場合と同様に読み飛ばし位置とし
て処理される。
【0036】一方、動画再生制御手段44は、スキップ
要求された動画のタイトル及び要求元に係るクライアン
ト2のアドレス及びスキップポイントp2を含むスキッ
プ指示をメディアサーバ3へ送出する。メディアサーバ
3のデータ転送手段32は、上記スキップ指示を受けて
動画データ記憶手段31から同タイトルに対応するスキ
ップポイントp2から該当アドレスを求めて、当該アド
レスに基づきスキップポイントp2から後の動画データ
を取り出してクライアント2へ転送する。クライアント
2の表示制御手段24は、上記動画データを受け取って
表示部23に表示するための信号に変換して表示部23
に表示させる。これにより、スキップボタン61bを操
作すると、即座に画面が切り換わりスキップポイントp
2からの表示が行われる。
【0037】斯して、スキップボタン61bを用いるこ
とのできる再生がなされ、タイトルAに対する履歴情報
が、例えば、更に所定回数分再生されと、統計解析手段
43は上記と同様に解析を実行する。このような繰り返
しにより、徐々に、万人が読み飛ばしを行う位置と再生
を行う位置との分離が適切になされて行くことになる。
そして、以降同様に解析処理を行っても良いが、所定回
の解析の繰り返し後には、スキップポイントの収束が図
られるので、解析処理を止めるようにしても良い。
【0038】次に、スキップポイントを求める第2番目
の手法を説明する。つまり、平滑化された情報に対し、
累積値の時系列的変動を際立たせる演算を行い、この演
算結果を用いて再生位置と読み飛ばし位置を検出する。
そのために、次のようなスキップポイントポテンシャル
SPP(t)を定義する。
【0039】
【数2】
【0040】上記(2)式は、例えば、図8(A)に示
されるHSP(t)の曲線に対し、図7に示される関数
を掛けることを意味する。従って、図8(A)の右肩下
がりで零クロスする枠S1,S2の近傍においては小さ
な値をとり、図8(A)の右肩上がりで零クロスする枠
S3,S4の近傍においては大きな値をとり、HSPが
正に上昇するポイント付近にピークを持つ図8(B)の
如き曲線が得られる。このピーク点p11〜p13、・
・・をスキップポイントとする。
【0041】図9(A)は、図3(B)に示したタイト
ルAについてのHSP(t)の曲線であり、このHSP
(t)からSPP(t)を求めると、図9(B)のΔに
て示される位置にピークを持つ曲線が得られる。そこ
で、この図9(B)のΔにて示される点をスキップポイ
ントとし、動画再生制御手段44に登録する。これ以降
の処理は、図5により説明した処理に等しい。
【0042】上記図1の実施の形態においては、再生の
手法としてダイジェスト再生を、キー入力するか、又は
CRT表示装置62にメニューが表示されマウス63に
よりクリックして選択することができることを述べた。
これに対応するため、統計解析手段43は、ダイジェス
ト再生用の再生位置情報を用意する。つまり、タイトル
Aの動画について図10に示されるようにHSP(t)
が得られた場合に、所定閾値TH1以上のHSP値の部
分を再生区間とし、各区間の先頭ポイント(アドレス)
と末尾ポイント(アドレス)とのペア(a1,a2)、
(a3,a4)、(a5,a6)、・・・を得て、これ
を動画再生制御手段44に登録する。
【0043】クライアント2において、キー入力による
か又はCRT表示装置62に表示されたメニューの選択
によるかにより、ダイジェスト再生が選択されると、要
求送出手段22からは統計管理サーバ4に対して当該動
画のタイトルのダイジェスト再生要求が送出される。統
計管理サーバ4の動画再生制御手段44は、ダイジェス
ト再生要求された動画のタイトル及び要求元に係るクラ
イアント2のアドレス及びダイジェスト再生のためのア
ドレスペアを含む転送指示をメディアサーバ3へ送出す
る。
【0044】メディアサーバ3のデータ転送手段32
は、上記指示を受けて動画データ記憶手段31から同タ
イトルに対応する上記送られてきたのアドレスペアに基
づき対応の動画データを取り出して転送する。クライア
ント2の表示制御手段24は、上記動画データを受け取
って表示部23に表示するための信号に変換して表示部
23に表示させる。これにより、クライアント2の表示
部23においては、図10の斜線にて示される再生区間
が連続されて再生され、ダイジェスト再生に係る映像を
見ることができる。
【0045】第2の実施の形態に係るビデオオンデマン
ドシステムを図11に示す。この実施の形態において
は、クライアント2Aに、1タイトル分の動画データを
蓄積可能なバッファ26を有する動画再生制御手段25
が設けられている。また、統計管理サーバ4Aの動画再
生制御手段44Aは、再生要求があるとメディアサーバ
3Aに対して該当のタイトルの1本分の動画データを所
要のクライアント2へ転送するように指示を与えると共
に、スキップポイントやダイジェスト再生に必要なアド
レス等の情報をクライアント2Aの動画再生制御手段2
5へ送出する。
【0046】これに応えてメディアサーバ3Aからは該
当のタイトルの1本分の動画データがクライアント2へ
転送され、バッファ26に蓄積される。これ以降の早送
りやスキップ要求があると、統計管理サーバ4Aでは履
歴情報収集手段42が履歴情報を収集して履歴記憶手段
41に記憶するだけで、動画再生制御手段44Aは処理
を行わない。
【0047】動画再生制御手段44Aに代わって、クラ
イアント2Aの動画再生制御手段25が要求送出手段2
2が送出した要求を取り込んで、早送りやスキップ要求
に対応する処理を行う。つまり、早送りのときにはバッ
ファ26から読み出した動画データをサンプリングして
表示制御手段24へ送り、また、スキップ要求のときに
は、次のスキップポイントからの読み出しを行い、ま
た、ダイジェスト再生のときには、ダイジェスト再生の
再生区間のアドレスペアを用いて必要な区間の動画デー
タを読み出し表示制御手段24へ送る。
【0048】このように構成することによっても、第1
の実施の形態に係るビデオオンデマンドシステムと同様
に、システムの運用により得られた履歴情報を用いて必
要な再生位置や読み飛ばし位置を検出して、適切な再生
サービスを提供できる。しかも、再生処理が分散されて
いるから、統計管理サーバ2Aの負荷を軽減することが
できる。
【0049】なお、統計管理サーバ2、2Aは、再生過
程の履歴情報を本来はクライアント2、2Aに対する課
金等のために収集するもので、これを転用して再生サー
ビスに用いるので無駄なく、また、この収集に関する新
たな構成の付加を不要とする。また、統計管理サーバ
2、2Aの機能は、独立なサーバに設けることが好適で
あるが、メディアサーバ3或いは特殊なクライアント等
に設けるようにしても良い。また、前述の平滑化や時系
列的変化を際立たせる演算の手法は一例に過ぎず、例え
ば、積分や微分というような演算によってもよい。
【0050】また、本発明は上記の実施の形態のみに限
定されるものではない。例えば、図1に示したビデオオ
ンデマンドシステムの統計サーバ4の機能をプログラム
化し、予めCD−ROM(Compact Disc Read Only Mem
ory )などの記録媒体に書き込んでおき、このCD−R
OMをCD−ROMドライブを搭載した計算機に装填
し、計算機がCD−ROMからプログラムをロードする
ことにより上記実施の形態と同様の機能を実現すること
ができる。尚、記録媒体としては、上記CD−ROM以
外に、磁気テープ、DVD−ROM(Digital Video Di
sc Read Only Memory )、フロッピーディスク、MO(M
agneto Optics )ディスク、MD(Mini Disc )、CD
−R(Compact Disc Recordable )、メモリカード等を
採用し得るものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のビデオオンデマンドシステムによれば、システム
を運用時に、動画が再生された部分と読み飛ばされた部
分との累積情報が作成され、クライアントから動画の再
生要求を受けたとき、当該再生要求自体に読み飛ばし要
求が含まれるとき又は当該再生要求後に読み飛ばし要求
があるときには、該当するタイトルの動画データを用い
て、上記で得られた累積情報に基づき再生と読み飛ばし
の制御が行われるので、動画を見た人の傾向またはニー
ズに合った再生や読み飛ばしを行うことができる。
【0052】以上説明したように本発明の請求項2に記
載のビデオオンデマンドシステムによれば、再生要求後
に読み飛ばし要求があると、統計的に求めた再生開始位
置まで読み飛ばしが行われ、動画を見た人の傾向または
ニーズに合った適切な再生開始位置から再生が行われる
ことになる。
【0053】以上説明したように本発明の請求項3に記
載のビデオオンデマンドシステムによれば、累積情報に
基づき、動画の再生を行うべき1または複数の再生区間
を求め、この統計的に求めた再生区間における動画の再
生がなされるので、言わばダイジェスト再生による映像
を見ることが可能である。
【0054】以上説明したように本発明の請求項4に記
載のビデオオンデマンドシステムによれば、1つの統計
管理サーバに、統計解析を行う各手段が設けられ、複数
のクライアントによる動画再生の履歴収集や統計解析が
一括して適切になされる効果がある。
【0055】以上説明したように本発明の請求項5に記
載のビデオオンデマンドシステムによれば、クライアン
トに対する課金のために収集する情報を転用して履歴情
報の収集を行うので、無駄なく効率的な履歴情報の収集
がなされる。
【0056】以上説明したように本発明の請求項6に記
載のビデオオンデマンドシステムによれば、累積情報に
基づき、動画のタイトル毎の再生時系列において所定値
以上の再生された部分を検出し、当該部分を再生位置と
するので、万人が再生を行う部分において再生が可能と
なる。
【0057】以上説明したように本発明の請求項7に記
載のビデオオンデマンドシステムによれば、累積情報を
平滑化する処理を行い、平滑化された情報に基づき再生
位置と読み飛ばし位置を検出するので、再生された部分
と読み飛ばされた部分の統計的情報が平滑化され、再生
された部分と読み飛ばされた部分の傾向を適切に捕らえ
ることができる。
【0058】以上説明したように本発明の請求項8に記
載のビデオオンデマンドシステムによれば、平滑化され
た情報に対し、累積値の時系列的変動を際立たせる演算
を行い、この演算結果を用いて再生位置と読み飛ばし位
置を検出するので、累積値の時系列的変動が際立たされ
て再生位置と読み飛ばし位置を適切に検出し得る効果が
ある。
【0059】以上説明したように本発明の請求項9に記
載のビデオオンデマンドシステムによれば、累積値の時
系列的変動を際立たせる演算の結果の値が最大である位
置を、所定時系列区間毎に求め、上記で求めた位置を再
生位置の先頭候補とするので、、累積値の時系列的変動
が際立たされて再生開始位置が検出されるようになり、
係る位置を再生位置の先頭候補とすることができ適切な
再生を行うことが可能となる効果がある。
【0060】以上説明したように本発明の請求項10に
記載のビデオ再生位置検出方法によれば、クライアント
からの再生要求がある毎に再生要求に係る動画のタイト
ルと、この動画についての再生過程の履歴情報とを得て
蓄積し、この蓄積された履歴情報に基づき、動画毎の再
生時系列に対応させて当該動画が再生された部分と読み
飛ばされた部分との累積情報を作成し、得られた累積情
報に基づき再生位置と読み飛ばし位置を検出するので、
統計的に得られた累積情報に基づき再生位置と読み飛ば
し位置が検出されることから、人から見て自然な再生位
置と読み飛ばし位置を得ることができる。
【0061】以上説明したように本発明の請求項11に
記載のビデオ再生制御プログラムを記録したコンピュー
タ読取り可能な記録媒体によれば、ビデオオンデマンド
システムの運用時に、動画が再生された部分と読み飛ば
された部分との累積情報が作成され、クライアントから
動画の再生要求を受けたとき、当該再生要求自体に読み
飛ばし要求が含まれるとき又は当該再生要求後に読み飛
ばし要求があるときには、該当するタイトルの動画デー
タを用いて、上記で得られた累積情報に基づき再生と読
み飛ばしの制御をコンピュータにより実行可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るビデオオンデ
マンドシステムの構成図。
【図2】本発明のビデオオンデマンドシステムの要部構
成図。
【図3】本発明の実施の形態に係るビデオオンデマンド
システムによる履歴情報収集及び統計解析処理を説明す
るための図。
【図4】本発明の実施の形態に係るビデオオンデマンド
システムによる履歴情報の累積処理を説明するための
図。
【図5】本発明の実施の形態に係るビデオオンデマンド
システムによる履歴情報の累積処理結果の平滑処理を説
明するための図。
【図6】本発明の実施の形態に係るビデオオンデマンド
システムによる履歴情報の累積処理結果の平滑処理で使
われる関数を示す図。
【図7】本発明の実施の形態に係るビデオオンデマンド
システムによる履歴情報の累積処理結果を平滑処理した
後に変化を際立たせる演算で使われる関数を示す図。
【図8】本発明の実施の形態に係るビデオオンデマンド
システムによる履歴情報の累積処理結果を平滑処理した
後に変化を際立たせる処理を説明するための図。
【図9】本発明の実施の形態に係るビデオオンデマンド
システムによるスキップポイントを求める処理を説明す
るための図。
【図10】本発明の実施の形態に係るビデオオンデマン
ドシステムによるダイジェスト再生を説明するための
図。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係るビデオオン
デマンドシステムの構成図。
【符号の説明】
1 LAN 2 クライアン
ト 3 メディアサーバ 4 統計管理サ
ーバ 21 入力部 22 要求送出
手段 23 表示部 24 表示制御
手段 31 動画データ記憶手段 32 データ転
送手段 41 履歴記憶手段 42 履歴情報
収集手段 43 統計解析手段 44 動画再生
制御手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶された動画データを有し、所要の動
    画データを読み出し転送するメディアサーバと、 前記メディアサーバから転送された動画データを受けて
    再生表示を行うクライアントと、 このクライアントにおいて再生された動画のタイトル対
    応に、当該動画の再生過程の履歴情報が記憶される履歴
    記憶手段と、 前記クライアントからの再生要求がある毎に再生要求に
    係る動画のタイトルと、この動画についての再生過程の
    履歴情報とを得て前記履歴記憶手段に蓄積する履歴情報
    収集手段と、 前記履歴記憶手段に記憶された履歴情報に基づき、動画
    毎の再生時系列に対応させて当該動画が再生された部分
    と読み飛ばされた部分との累積情報を作成して統計解析
    を行う統計解析手段と、 前記クライアントから動画の再生要求を受け、当該再生
    要求自体に読み飛ばし要求が含まれるとき又は当該再生
    要求後に読み飛ばし要求があるときには、該当するタイ
    トルの動画データを用いて、前記統計解析手段により得
    られた累積情報に基づき再生と読み飛ばしの制御を行う
    動画再生制御手段とを、 具備することを特徴とするビデオオンデマンドシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 統計解析手段は、累積情報に基づき、動
    画の再生を開始する複数の再生開始位置を求め、 動画再生制御手段は、クライアントから動画の再生要求
    を受け、当該再生要求後に読み飛ばし要求があると、前
    記統計解析手段が求めた当該読み飛ばし位置の次の再生
    開始位置まで読み飛ばしを行うことを特徴とする請求項
    1に記載のビデオオンデマンドシステム。
  3. 【請求項3】 統計解析手段は、累積情報に基づき、動
    画の再生を行うべき1または複数の再生区間を求め、 動画再生制御手段は、クライアントから動画の再生要求
    を受け、当該再生要求自体に読み飛ばし要求が含まれる
    場合には、前記統計解析手段が求めた1または複数の再
    生区間において動画の再生を行うことを特徴とする請求
    項1に記載のビデオオンデマンドシステム。
  4. 【請求項4】 履歴記憶手段と履歴情報収集手段と統計
    解析手段と動画再生制御手段は、メディアサーバ及びク
    ライアントにネットワークを介して接続される統計管理
    サーバに設けられることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載のビデオオンデマンドシステム。
  5. 【請求項5】 履歴情報収集手段は、クライアントに対
    する課金のために収集した情報を転用して履歴記憶手段
    に記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載のビデオオンデマンドシステム。
  6. 【請求項6】 統計解析手段は、累積情報に基づき、動
    画のタイトル毎の再生時系列において所定度数以上の再
    生された部分を検出し、 当該部分を再生位置とすることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか1項に記載のビデオオンデマンドシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 統計解析手段は、累積情報を平滑化する
    処理を行い、平滑化された情報に基づき再生位置と読み
    飛ばし位置を検出することを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれか1項に記載のビデオオンデマンドシステム。
  8. 【請求項8】 統計解析手段は、平滑化された情報に対
    し、累積値の時系列的変動を際立たせる演算を行い、 この演算結果を用いて再生位置と読み飛ばし位置を検出
    することを特徴とする請求項7に記載のビデオオンデマ
    ンドシステム。
  9. 【請求項9】 統計解析手段は、累積値の時系列的変動
    を際立たせる演算の結果の値が最大である位置を、所定
    時系列区間毎に求め、 上記で求めた位置を再生位置の先頭候補とすること特徴
    とする請求項8に記載のビデオオンデマンドシステム。
  10. 【請求項10】 記憶された動画データを有し、所要の
    動画データを読み出し転送するメディアサーバと、前記
    メディアサーバから転送された動画データを受けて再生
    表示を行うクライアントとを具備するビデオオンデマン
    ドシステムにおけるビデオ再生位置検出方法において、 クライアントからの再生要求がある毎に再生要求に係る
    動画のタイトルと、この動画についての再生過程の履歴
    情報とを得て蓄積し、 この蓄積された履歴情報に基づき、動画毎の再生時系列
    に対応させて当該動画が再生された部分と読み飛ばされ
    た部分との累積情報を作成し、 得られた累積情報に基づき再生位置と読み飛ばし位置を
    検出することを特徴とするビデオ再生位置検出方法。
  11. 【請求項11】 記憶された動画データを有し、所要の
    動画データを読み出し転送するメディアサーバと、前記
    メディアサーバから転送された動画データを受けて再生
    表示を行うクライアントとを具備するビデオオンデマン
    ドシステムにおけるビデオ再生制御プログラムを記録し
    たコンピュータ読取り可能な記録媒体において、 クライアントからの再生要求がある毎に再生要求に係る
    動画のタイトルと、この動画についての再生過程の履歴
    情報を蓄積する機能と、 この蓄積された履歴情報に基づき、動画毎の再生時系列
    に対応させて当該動画が再生された部分と読み飛ばされ
    た部分との累積情報を作成し、統計解析する機能と、 この統計解析機能により得られた累積情報に基づき再生
    と読み飛ばしを制御する機能とを実現させるビデオ再生
    制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記
    録媒体。
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