JPH10262104A - 携帯電話機のストラップ取り付け構造 - Google Patents

携帯電話機のストラップ取り付け構造

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JPH10262104A
JPH10262104A JP9064517A JP6451797A JPH10262104A JP H10262104 A JPH10262104 A JP H10262104A JP 9064517 A JP9064517 A JP 9064517A JP 6451797 A JP6451797 A JP 6451797A JP H10262104 A JPH10262104 A JP H10262104A
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JP
Japan
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groove
housing
strap
antenna
insert
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Withdrawn
Application number
JP9064517A
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English (en)
Inventor
Takeshi Saito
武志 斉藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体の側面と背面にかかる位置に、アンダー
カットにならないような形状で溝を形成し、この溝をス
トラップ取り付けのために用いるとともに、各種の部品
の筐体への取り付けを可能にし、ストラップ取り付け用
ピンをなくし、製造コストの低減化を図ることができる
携帯電話機のストラップ取り付け構造を提供する。 【解決手段】 携帯電話機のストラップ取り付け構造に
おいて、側面と背面に対応する位置にアンダーカットに
ならないような溝11−aが形成される第1の筐体11
と、前記溝11−aの後部に形成される孔14−cに対
応するインサート16が設けられるボス14−aを有す
る第2の筐体14と、前記溝11−aと前記孔14−c
を貫通して前記第1の筐体11と第2の筐体14とを固
定するねじ15と、前記溝11−a内のねじ15に取り
付けられるストラップ12とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機のスト
ラップ(吊り紐)取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の携帯電話機のストラップ
取り付け構造は、 (1)図6に示すように、筐体1に溝2を設け、その溝
2に臨む穴3にピン4を差し込み、ストラップ5を溝2
に通し、ストラップ5の先端の環状の紐5aをピン4に
巻き付けることで保持するようにしていた。
【0003】(2)または、図7に示すように、筐体6
に溝7と筐体で形成したピン8を有し、ストラップ9を
溝7に通し、ストラップ9の先端の環状の紐9aをピン
8に巻き付けることで保持するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の携帯電話機のストラップ取り付け構造では、 (A)上記(1)のものでは、ストラップ5の取り付け
のために、ピン4が必要となり、ピン4の部材費が必要
となる。かつ、ピン4を差し込むための穴3を筐体1に
設けるために、筐体製造用金型の構造が複雑になる。
【0005】(B)上記(2)のものでは、ストラップ
9の取り付け用の溝7と筐体で形成したピン8の作るた
めに、筐体6にアンダーカットが発生し、筐体製造用金
型にスライド構造が必然的に必要となり、筐体製造用金
型の構造が複雑になる。といった問題点があった。本発
明は、上記問題点を除去するために、筐体の側面と背面
にかかる位置に、アンダーカットにならないような形状
で、溝を形成し、この溝をストラップ取り付けのために
用いるとともに、各種の部品の筐体への取り付けを可能
にし、ストラップ取り付け用ピンをなくし、製造コスト
の低減化を図ることができる携帯電話機のストラップ取
り付け構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕携帯電話機のストラップ取り付け構造において、
側面と背面に対応する位置にアンダーカットにならない
ような溝(11−a)が形成される第1の筐体(11)
と、前記溝(11−a)の後部に形成される孔(11−
c)に対応するインサート(16)が設けられるボス
(14−a)を有する第2の筐体(14)と、前記溝
(11−a)と前記孔(11−c)を貫通して前記第1
の筐体(11)と第2の筐体(14)とを固定するねじ
(15)と、前記溝(11−a)内のねじ(15)に取
り付けられるストラップ(12)とを設けるようにした
ものである。
【0007】〔2〕携帯電話機のストラップ取り付け構
造において、側面と背面に対応する位置にアンダーカッ
トにならないような溝(21−a)が形成される筐体
(21)と、前記溝(21−a)に跨がって装着される
アンテナインサート(24)と、前記溝(21−a)内
のアンテナインサート(24)に取り付けられるストラ
ップ(22)とを設けるようにしたものである。
【0008】〔3〕携帯電話機のストラップ取り付け構
造において、側面と背面に対応する位置にアンダーカッ
トにならないような溝(31−a)が形成される筐体
(31)と、前記溝(31−a)の後部に形成される孔
(31−c)に対応するように配置されるイヤホーンジ
ャックゴム(34)と、前記溝(31−a)と前記孔
(31−c)を貫通して前記筐体(31)とイヤホーン
ジャックゴム(34)とを固定するアンテナインサート
(33)と、前記溝(31−a)内のアンテナインサー
ト(33)に取り付けられるストラップ(35)とを設
けるようにしたものである。
【0009】〔4〕携帯電話機のストラップ取り付け構
造において、側面と背面に対応する位置にアンダーカッ
トにならないような溝(41−a)が形成される筐体
(41)と、前記溝(41−a)の後部に形成される孔
(41−c)に対応するように配置されるフック(4
4)と、前記溝(41−a)と前記孔(41−c)を貫
通して前記筐体(41)とフック(44)とを固定する
アンテナインサート(43)と、前記溝(41−a)内
のアンテナインサート(43)に取り付けられるストラ
ップ(44)とを設けるようにしたものである。
【0010】〔5〕携帯電話機のストラップ取り付け構
造において、側面と背面に対応する位置にアンダーカッ
トにならないような溝(51−a)が形成される筐体
(51)と、前記溝(51−a)の後部に形成される孔
(51−c)に対応するように配置されるフック(5
4)と、前記溝(51−a)と前記孔(51−c)を貫
通して前記筐体(51)とフック(54)とを固定する
アンテナインサート(53)と、前記フック(54)に
取り付けられるストラップ(55)とを設けるようにし
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1実施例の携帯電話機のストラップ取り付け構造を示
す図である。この図に示すように、この実施例の携帯電
話機は、通常裏側となる第1の筐体(下)11と、表側
となる第2の筐体(上)14からなる。ここでは、通常
とは逆に、第1の筐体(下)11を上部に、第2の筐体
(上)14を下部に図示している。さらに、ストラップ
(吊り紐)12、アンテナ13、ボス14−a、ねじ1
5、前記ボス14−aに嵌められるインサート16を有
している。
【0012】ここで、第1の筐体(下)11は、プラス
チックで作製されており、溝11−aが側面と背面にか
かる位置にアンダーカットにならないような形状で設け
られている。一方、第2の筐体(上)14は、プラスチ
ックで作製されており、ボス14−aは、第1の筐体
(下)11と第2の筐体(上)14の嵌合時に溝11−
aと整列するような位置に形成されている。また、第1
の筐体(下)11には溝11−aに連通する前部孔11
−b、後部孔11−cが形成される。
【0013】インサート16は、ボス14−aに圧入等
で取り付けられ、取り付け方向は第1の筐体(下)11
のアンテナ13の方向を向いて取り付けられている。ね
じ15は、第1の筐体(下)11のアンテナ13の方向
から、溝11−aとボス14−aの整列方向に向かっ
て、溝11−aを跨ぐような形でボス14−a上のイン
サート16に取り付けられている。
【0014】次に、この装置の組み立てについて説明す
る。図1に示すように、ねじ15は、第1の筐体(下)
11の外側から前部孔11−b,後部孔11−cを通し
て、第2の筐体(上)14内に形成されたインサート1
6に取り付けられ、第1の筐体(下)11と第2の筐体
(上)14は固定される。
【0015】これにより、ねじ15は第1と第2の筐体
固定用ねじとしての機能を持つことになる。また、ねじ
15は溝11−aを跨ぐような形でボス14−a上のイ
ンサート16に取り付いているため、ねじ15は溝11
−aにおけるピンに対応することができる。
【0016】ここで、ストラップ12を溝11−aに差
し込み、ピンに対応するねじ15に、ストラップ12の
先端の環状の紐12aを巻き付けることにより、ストラ
ップ12はねじ15に固定され、ストラップとしての機
能を持つことになる。これにより、ねじ15はストラッ
プ固定用ピンとしての機能も持つことになる。
【0017】このように、第1実施例によれば、第1の
筐体(下)11のアンテナ方向から取り付けられたねじ
15をピンに対応させることにより、ストラップ取り付
け用ピンと、筐体嵌合用ねじとしての機能を兼ねること
ができ、従来のようなストラップ取り付け用ピンを削除
することが可能となる。また、第1の筐体(下)11の
側面と背面にかかる位置に、アンダーカットにならない
ような形状で、溝11−aが設けられているため、スト
ラップ固定用のアンダーカットが無くなり、筐体製造用
金型のスライド構造が不要となり、筐体製造用金型の構
造が簡単になる。
【0018】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図2は本発明の第2実施例の携帯電話機のストラッ
プ取り付け構造を示す図である。この図に示すように、
この実施例の携帯電話機は、第1の筐体(下)21、ス
トラップ22、アンテナ23、アンテナインサート24
から構成されている。なお、ここでは、第2の筐体
(上)は図示を省略しているが、図1に示されたボス1
4−aがないものが装着される。
【0019】ここで、第1の筐体(下)21において
は、溝21−aがアンテナインサート24の取り付け部
下側に、側面と背面にかかる位置にアンダーカットにな
らないような形状に設けられている。また、第1の筐体
(下)21には溝21−aに連通される前部孔21−
b、後部孔21−cが形成されている。アンテナインサ
ート24は金属から作製されており、第1の筐体(下)
21に圧入等でアンテナ23の方向から挿入され、溝2
1−aを跨ぐような形で取り付けられている。アンテナ
23はアンテナインサート24にねじ(図示なし)で取
り付く構造になっている。
【0020】次に、この第2実施例の装置の組み立てに
ついて説明する。まず、アンテナインサート24は第1
の筐体(下)21にアンテナ23の方向から取り付けら
れており、これにより、アンテナインサート24はアン
テナ23を第1の筐体(下)21に固定する機能を持つ
ことになる。また、アンテナインサート24は溝21−
aを跨ぐような形、つまり、第1の筐体(下)21の溝
21−aに連通される前部孔21−b、溝21−a、後
部孔21−cに装着される。これにより、アンテナイン
サート24は溝21−aにおいてピンに対応する。ここ
で、ストラップ22を溝21−aに差し込み、ピンに対
応するアンテナインサート24に、ストラップ22の先
端部の環状の紐22aを巻き付けることにより、ストラ
ップ22は固定され、ストラップとしての機能を持つこ
とになる。
【0021】これにより、アンテナインサート24はス
トラップ固定用ピンとしての機能も持つことになる。こ
のように、第2実施例によれば、アンテナインサート2
4をピンに対応させることにより、ストラップ取り付け
用ピンとアンテナ固定用のインサートとしての機能を兼
ねることができる。つまり、従来のようなストラップ取
り付け用ピンを削除することが可能となる。
【0022】また、第1の筐体(下)21の側面と背面
にかかる位置に、アンダーカットにならないような形状
で、溝21−aが設けられているため、ストラップ固定
用のアンダーカットが無くなり、筐体製造用金型のスラ
イド構造が不必要になり、筐体製造用金型の構造が簡単
になる。次に、本発明の第3実施例について説明する。
【0023】図3は本発明の第3実施例の携帯電話機の
ストラップ取り付け構造を示す図である。この図に示す
ように、この実施例の携帯電話機は、第1の筐体(下)
31、アンテナ32、アンテナインサート33、イヤホ
ーンジャックゴム34、ストラップ35で構成されてい
る。なお、ここでは、第2の筐体(上)は図示を省略し
ているが、図1に示されたボス14−aがないものが装
着される。
【0024】第1の筐体(下)31には、第2実施例と
同様に第1の筐体(下)31の側面と背面にかかる位置
に、アンダーカットにならないような形状で、溝31−
aが形成されている。また、第1の筐体(下)31には
溝31−aに連通される前部孔31−b、後部孔31−
cが形成されている。更に、この溝31−aの下側の側
面に相当する位置に、切り欠き31−dが形成されてい
る。この切り欠き31−dにイヤホーンジャックゴム3
4が取り付けられる。イヤホーンジャックゴム34は、
カギ型の形状をしており、片辺は切り欠き31−dに組
合わさる形状、もう片辺は溝31−aに組み込まれ、ア
ンテナインサート33が貫通する穴34−aが形成され
ている。
【0025】アンテナインサート33は第2実施例のよ
うな取り付け方法で、イヤホーンジャックゴム34の穴
34−aを貫通して、第1の筐体(下)31に取り付け
られている。また、ストラップ35は溝31−aに差し
込まれており、ピンに対応するアンテナインサート33
に、ストラップ35の先端部の環状の紐35aが巻き付
けられ、ストラップ35は第1の筐体(下)31に取り
付けられる。
【0026】次に、この第3実施例の装置の組み立てに
ついて説明する。まず、アンテナインサート33は第1
の筐体(下)31にアンテナ方向から取り付けられてい
る。つまり、第1の筐体(下)31の溝31−aに連通
される前部孔31−b、溝31−a、後部孔31−cに
装着される。これにより、アンテナインサート33はア
ンテナ32を第1の筐体(下)31に固定する機能を持
つことになる。
【0027】また、イヤホーンジャックゴム34は、ア
ンテナインサート33がイヤホーンジャックゴム34の
穴34−aを貫通して、第1の筐体(下)31に取り付
けられる。イヤホーンジャックゴム34はカギ型の形状
をしているため、もう片辺は自由端となるので、穴34
−a部を支点として可動する。従って、アンテナインサ
ート33にイヤホーンジャックゴム34を抜き差しする
ことができるようになる。これにより、アンテナインサ
ート33はイヤホーンジャックゴム34固定用のボスと
しての機能も持つことにる。
【0028】このように、第3実施例によれば、アンテ
ナインサート33を第1の筐体(下)31に取り付ける
機能を利用して、イヤホーンジャックゴム34を容易に
第1の筐体(下)31に組み込むことができる。また、
アンテナインサート33がイヤホーンジャックゴム34
を貫通して取り付けられることにより、イヤホーンジャ
ックゴム34固定用のボスとしての機能と、アンテナ固
定用のインサートとしての機能を兼ねることができる。
【0029】更に、ストラップ35を溝31−aに差し
込み、ピンに対応するアンテナインサート33に、スト
ラップ35の先端部の環状の紐35aを巻き付けること
により、ストラップ35は固定され、ストラップとして
の機能を持つことになる。このように、イヤホーンジャ
ックゴム34を第1の筐体(下)31に取り付けるため
のアンダーカットを削除することができ、筐体製造用金
型のスライド構造が不要となり、筐体製造用金型の構造
が簡単になる。
【0030】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図4は本発明の第4実施例の携帯電話機のストラッ
プ取り付け構造を示す図である。この図に示すように、
この実施例の携帯電話機では、第1の筐体(下)41、
アンテナ42、アンテナインサート43、フック44、
ストラップ45で構成されている。なお、ここでは、第
2の筐体(上)は図示を省略しているが、図1に示され
たボス14−aがないものが装着される。
【0031】第1の筐体(下)41には、第2実施例と
同様に第1の筐体(下)41の側面と背面にかかる位置
に、アンダーカットにならないような形状で、溝41−
aが形成されている。また、第1の筐体(下)41には
溝41−aに連通される前部孔41−b、後部孔41−
cが形成される。フック44は成形品等からなり、カギ
型の形状をしている。カギ型の片辺は第1の筐体(下)
41の外面に押しつける向きにくびれて位置し、バネ性
を持っている。カギ型のもう片辺は溝41−aの後部孔
41−cにアンテナインサート43が貫通するフック4
4の穴44−aが対応して、アンテナインサート43に
より組み付けられる。つまり、アンテナインサート43
は、第3実施例のような取り付け方法で、フック44の
穴44−aを貫通して、第1の筐体(下)41に取り付
けられている。
【0032】また、溝41−a内のアンテナインサート
44にストラップ45の先端部の環状の紐45aが巻き
付けられ、第1の筐体(下)41にストラップ45が固
定されている。次に、この第4実施例の装置の組み立て
について説明する。まず、アンテナインサート43は、
第1の筐体(下)41にアンテナ方向から取り付けら
れ、これによりアンテナインサート43はアンテナ42
を第1の筐体(下)41に固定する機能を持つことにな
る。
【0033】また、フック44の片辺はアンテナインサ
ート43が穴44−aを貫通して、第1の筐体(下)4
1に取り付けらる。また、溝41−a内のアンテナイン
サート43にはストラップ45の先端部の環状の紐45
aが巻き付けられ、第1の筐体(下)41にストラップ
45が固定される。
【0034】フック44のもう片辺は、第1の筐体
(下)41に押し付けられながら固定され、バネ性を持
ち、第1の筐体(下)41の方向にくびれているため、
フック44は穴44−a部を支点として可動し、クリッ
プのような機能を持つことになる。次に、本発明の第5
実施例について説明する。
【0035】図5は本発明の第5実施例の携帯電話機の
ストラップ取り付け構造を示す図である。この図に示す
ように、この実施例の携帯電話機は、第1の筐体(下)
51、アンテナ52、アンテナインサート53、フック
54、ストラップ55で構成されている。なお、ここで
は、第2の筐体(上)は図示を省略しているが、図1に
示されたボス14−aがないものが装着される。
【0036】第1の筐体(下)51には、第2実施例と
同様に第1の筐体51の側面と背面にかかる位置に、ア
ンダーカットにならないような形状で、溝51−aが形
成されている。また、第1の筐体(下)51には溝51
−aに連通される前部孔51−b、後部孔51−cが形
成されている。フック54は成形品等からなり、カギ型
の形状をしている。カギ型の片辺は第1の筐体(下)5
1の外面に押しつける向きにくびれて位置し、バネ性を
持っている。カギ型のもう片辺は溝51−aの後部孔5
1−cにアンテナインサート53が貫通する穴54−a
が対応して、アンテナインサート53により組み付けら
れる。つまり、アンテナインサート53は、第3実施例
のような取り付け方法で、フック54の穴54−aを貫
通して、第1の筐体(下)51に取り付けられている。
【0037】また、溝51−a内のアンテナインサート
53にストラップ55の先端部の環状の紐55aが巻き
付けられ、第1の筐体(下)51にストラップ55が固
定されている。次に、この第5実施例の装置の組み立て
について説明する。まず、アンテナインサート53は、
第1の筐体(下)51にアンテナ方向から取り付けら
れ、これにより、アンテナインサート53はアンテナ5
2を第1の筐体(下)51に固定する機能を持つことに
なる。
【0038】また、フック54の片辺はアンテナインサ
ート53に穴54−aを貫通して、第1の筐体(下)5
1に取り付けらる。また、フック54にストラップ55
の先端部の環状の紐55aを取り付けることにより、ス
トラップ55をフック54に固定することができる。こ
のように、アンテナインサート53を用いることによ
り、容易にクリップ機能を持つフック54を固定するこ
とができる。
【0039】このように、第5実施例によれば、アンテ
ナインサート53を第1の筐体(下)51に取り付ける
機能を利用して、フック54を第1の筐体(下)51に
組み込むことにより、容易にフック54を固定すること
ができる。また、フック54はクリップのような機能を
持ち、携帯電話機の持ち運び時にポケット等に収納する
際に、このフック54をポケットに挟み、落下しないよ
うな押さえにすることができる。
【0040】さらに、このフック54にストラップ55
を取り付けることにより、ストラップ固定の手段とする
ことができる。なお、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可
能であり、これらを本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、 (1)請求項1記載の発明によれば、筐体のアンテナの
方向から取り付けられたピンに対応するねじにより、ス
トラップ取り付け用部材と、筐体嵌合用部材とを兼ねる
ことができ、従来のようなストラップ取り付け用ピンを
削除することが可能となる。
【0042】また、筐体に側面と背面にかかる位置に、
アンダーカットにならないような形状で、溝を設けるよ
うにしたので、ストラップ固定用のアンダーカットが無
くなり、筐体製造用金型のスライド構造が不要になり、
筐体製造用金型構造の簡略化を図ることができる。 (2)請求項2記載の発明によれば、アンテナインサー
トをピンに対応させることにより、ストラップ取り付け
用部材とアンテナ固定用のインサートとしての機能を兼
ねることができ、従来のようなストラップ取り付け用ピ
ンを削除することが可能となる。
【0043】また、筐体に側面と背面に掛かる位置に、
アンダーカットにならないような形状で、溝が設けられ
ているため、ストラップ固定用のアンダーカットが無く
なり、筐体製造用金型のスライド構造が不要になり、筐
体製造用金型構造の簡略化を図ることができる。 (3)請求項3記載の発明によれば、アンテナインサー
トを筐体に取り付ける機能を利用して、イヤホーンジャ
ックゴムを容易に筐体に組み込むことができる。
【0044】また、アンテナインサートがイヤホーンジ
ャックゴムを貫通して取り付けられることにより、イヤ
ホーンジャックゴム固定用のボスとしての機能と、アン
テナ固定用のインサートとしての機能を兼ねることがで
きる。イヤホーンジャックゴムを筐体に取り付けるため
のアンダーカットを削除することができ、筐体製造用金
型のスライド構造が不要になり、筐体製造用金型構造の
簡略化を図ることができる。
【0045】(4)請求項4記載の発明によれば、アン
テナインサートがアンテナを筐体に取り付ける機能を利
用して、部材を増やすことなく、容易にフックを取り付
けることができる。なお、フックはクリップのような機
能を持ち、携帯電話機の持ち運び時にポケット等に収納
する際に、このフックをポケットに挟み、落下しないよ
うな押さえにすることができる。
【0046】(5)請求項5記載の発明によれば、アン
テナインサートがアンテナを筐体に取り付ける機能を利
用して、部材を増やすことなく、容易にフックを組み込
むことができる。そして、フックにストラップを取り付
けることにより、ストラップを容易に固定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の携帯電話機のストラップ
取り付け構造を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例の携帯電話機のストラップ
取り付け構造を示す図である。
【図3】本発明の第3実施例の携帯電話機のストラップ
取り付け構造を示す図である。
【図4】本発明の第4実施例の携帯電話機のストラップ
取り付け構造を示す図である。
【図5】本発明の第5実施例の携帯電話機のストラップ
取り付け構造を示す図である。
【図6】従来の携帯電話機のストラップ取り付け構造
(その1)を示す図である。
【図7】従来の携帯電話機のストラップ取り付け構造
(その2)を示す図である。
【符号の説明】
11,21,31,41,51 第1の筐体(下) 11−a,21−a,31−a,41−a,51−a
溝 11−b,21−b,31−b,41−b,51−b
前部孔 11−c,21−c,31−c,41−c,51−c
後部孔 12,22,35,45,55 ストラップ(吊り
紐) 12a,22a,35a,45a,55a 環状の紐 13,23,32,42,52 アンテナ 14 第2の筐体(上) 14−a ボス 15 ねじ 16 インサート 24,33,43,53 アンテナインサート 31−d 切り欠き 34 イヤホーンジャックゴム 34−a,44−a,54−a 穴 44,54 フック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)側面と背面に対応する位置にアンダ
    ーカットにならないような溝が形成される第1の筐体
    と、(b)前記溝の後部に形成される孔に対応するイン
    サートが設けられるボスを有する第2の筐体と、(c)
    前記溝と前記孔を貫通して前記第1の筐体と第2の筐体
    とを固定するねじと、(d)前記溝内のねじに取り付け
    られるストラップとを具備する携帯電話機のストラップ
    取り付け構造。
  2. 【請求項2】(a)側面と背面に対応する位置にアンダ
    ーカットにならないような溝が形成される筐体と、
    (b)前記溝に跨がって装着されるアンテナインサート
    と、(c)前記溝内のアンテナインサートに取り付けら
    れるストラップとを具備する携帯電話機のストラップ取
    り付け構造。
  3. 【請求項3】(a)側面と背面に対応する位置にアンダ
    ーカットにならないような溝が形成される筐体と、
    (b)前記溝の後部に形成される孔に対応するように配
    置されるイヤホーンジャックゴムと、(c)前記溝と前
    記孔を貫通して前記筐体とイヤホーンジャックゴムとを
    固定するアンテナインサートと、(d)前記溝内のアン
    テナインサートに取り付けられるストラップとを具備す
    る携帯電話機のストラップ取り付け構造。
  4. 【請求項4】(a)側面と背面に対応する位置にアンダ
    ーカットにならないような溝が形成される筐体と、
    (b)前記溝の後部に形成される孔に対応するように配
    置されるフックと、(c)前記溝と前記孔を貫通して前
    記筐体とフックとを固定するアンテナインサートと、
    (d)前記溝内のアンテナインサートに取り付けられる
    ストラップとを具備する携帯電話機のストラップ取り付
    け構造。
  5. 【請求項5】(a)側面と背面に対応する位置にアンダ
    ーカットにならないような溝が形成される筐体と、
    (b)前記溝の後部に形成される孔に対応するように配
    置されるフックと、(c)前記溝と前記孔を貫通して前
    記筐体とフックとを固定するアンテナインサートと、
    (d)前記フックに取り付けられるストラップとを具備
    する携帯電話機のストラップ取り付け構造。
JP9064517A 1997-03-18 1997-03-18 携帯電話機のストラップ取り付け構造 Withdrawn JPH10262104A (ja)

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