JPH10261469A - カードコネクタ - Google Patents
カードコネクタInfo
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- JPH10261469A JPH10261469A JP9066816A JP6681697A JPH10261469A JP H10261469 A JPH10261469 A JP H10261469A JP 9066816 A JP9066816 A JP 9066816A JP 6681697 A JP6681697 A JP 6681697A JP H10261469 A JPH10261469 A JP H10261469A
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- card
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- spring
- sliding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 挿入されたカードを保持するカードコネク
タ、特にカードとコネクタとの電気的接続の寿命を長期
化すると共に、電気的接続に対する信頼性を確保する。 【解決手段】カード挿入口を有するコネクタ本体12と、
コネクタ本体12に案内されて前後動可能な摺動部材13
と、カード受承面を有し挿入カードによって後退するカ
バー部材14と、摺動部材復帰動作用ばね部材15と、カバ
ー部材復帰動作用ばね部材16を具え、カバー部材14の側
部に設けた突部14a と、摺動部材13に設けたばね片13a
と、コネクタ本体12に設けた凹部12b を利用し、コネク
タに設けたコンタクトとカード1との摺動長がカード挿
入長より短くなる構成にした。
タ、特にカードとコネクタとの電気的接続の寿命を長期
化すると共に、電気的接続に対する信頼性を確保する。 【解決手段】カード挿入口を有するコネクタ本体12と、
コネクタ本体12に案内されて前後動可能な摺動部材13
と、カード受承面を有し挿入カードによって後退するカ
バー部材14と、摺動部材復帰動作用ばね部材15と、カバ
ー部材復帰動作用ばね部材16を具え、カバー部材14の側
部に設けた突部14a と、摺動部材13に設けたばね片13a
と、コネクタ本体12に設けた凹部12b を利用し、コネク
タに設けたコンタクトとカード1との摺動長がカード挿
入長より短くなる構成にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は挿入されたカードの
電気的接続を保持するカードコネクタ、例えば一般にマ
ネーカードと呼ばれるICカードを挿着させるICカー
ドコネクタ、特にコネクタを小型化せしめ、ICカード
に形成された接続電極とコネクタに設けたコンタクトと
の電気的接続の信頼を向上させる構成に関する。
電気的接続を保持するカードコネクタ、例えば一般にマ
ネーカードと呼ばれるICカードを挿着させるICカー
ドコネクタ、特にコネクタを小型化せしめ、ICカード
に形成された接続電極とコネクタに設けたコンタクトと
の電気的接続の信頼を向上させる構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図6はICカードの説明図であり、規格
化されたICカード1はIC素子2を収納し、IC素子
2の8個の外部接続用の接続電極3は、樹脂にてなるカ
ード本体の所定位置表面に整列し露呈する。
化されたICカード1はIC素子2を収納し、IC素子
2の8個の外部接続用の接続電極3は、樹脂にてなるカ
ード本体の所定位置表面に整列し露呈する。
【0003】かかるICカード1は、接続電極3に対応
するコンタクトを具えたコネクタに挿着し利用される
が、コネクタとICカード1は多数回の繰り返し挿抜に
対する長期寿命および電気的接続の信頼性が必要にな
る。
するコンタクトを具えたコネクタに挿着し利用される
が、コネクタとICカード1は多数回の繰り返し挿抜に
対する長期寿命および電気的接続の信頼性が必要にな
る。
【0004】一般に、ICカード1の接続電極3とIC
カードコネクタのコンタクトとの接続は、コンタクトの
ばね性によって接触圧を確保する方式であり、コンタク
トが固定され、そのコンタクトに挿入されたICカード
1の接続電極3が接続するコネクタでは、ICカード1
の挿入長だけコンタクトがICカード1に対し摺動し、
その摺動によって寿命の長期化が困難である。
カードコネクタのコンタクトとの接続は、コンタクトの
ばね性によって接触圧を確保する方式であり、コンタク
トが固定され、そのコンタクトに挿入されたICカード
1の接続電極3が接続するコネクタでは、ICカード1
の挿入長だけコンタクトがICカード1に対し摺動し、
その摺動によって寿命の長期化が困難である。
【0005】そこで、ICカード1の接続電極3とコネ
クタのコンタクトが無摺動接続することで、長寿命化し
た無摺動化方式のICカードコネクタが出現した。図7
は無摺動接続方式のICカードコネクタの概略を示す斜
視図であり、ICカード1の挿入口6が一端に開口する
コネクタ5は、挿入されたICカード1と共に移動する
コンタクトホルダー7を有する。
クタのコンタクトが無摺動接続することで、長寿命化し
た無摺動化方式のICカードコネクタが出現した。図7
は無摺動接続方式のICカードコネクタの概略を示す斜
視図であり、ICカード1の挿入口6が一端に開口する
コネクタ5は、挿入されたICカード1と共に移動する
コンタクトホルダー7を有する。
【0006】複数のコンタクト(図示せず)を保持する
コンタクトホルダー7は、コンタクトにICカード1の
接続電極3が接続した状態で、ICカード1と一緒に前
後動するように構成され、コンタクトホルダー7のコン
タクトにはフレキシブル配線板8の一端を接続し、フレ
キシブル配線板8の他端にはフレキシブル配線板用コネ
クタ(図示せず)が接続されている。
コンタクトホルダー7は、コンタクトにICカード1の
接続電極3が接続した状態で、ICカード1と一緒に前
後動するように構成され、コンタクトホルダー7のコン
タクトにはフレキシブル配線板8の一端を接続し、フレ
キシブル配線板8の他端にはフレキシブル配線板用コネ
クタ(図示せず)が接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
コンタクト固定方式の従来のICカードコネクタは、コ
ンタクトとICカードの電気的接続が確保され易いが、
コンタクトの摺動長が長いため長期寿命が困難であるの
に対し、前記無摺動化方式のICカードコネクタ5は、
コンタクトの摺動長が零のため長期寿命が可能となる。
コンタクト固定方式の従来のICカードコネクタは、コ
ンタクトとICカードの電気的接続が確保され易いが、
コンタクトの摺動長が長いため長期寿命が困難であるの
に対し、前記無摺動化方式のICカードコネクタ5は、
コンタクトの摺動長が零のため長期寿命が可能となる。
【0008】しかし、ICカードの接続電極3とコンタ
クトとの接続を無摺動化し、そのためコンタクトホルダ
ー7が移動する従来のICコネクタ5は、コンタクトホ
ルダー7を摺動可能な構成と、一端がコンタクトホルダ
ー7に接続するフレキシブル配線板と、そのフレキシブ
ル配線板の他端に接続するフレキシブル配線板用コネク
タを必要とし、さらに雰囲気の塵埃に対して弱く電気的
接続の信頼性が損なわれ易いという問題点があった。
クトとの接続を無摺動化し、そのためコンタクトホルダ
ー7が移動する従来のICコネクタ5は、コンタクトホ
ルダー7を摺動可能な構成と、一端がコンタクトホルダ
ー7に接続するフレキシブル配線板と、そのフレキシブ
ル配線板の他端に接続するフレキシブル配線板用コネク
タを必要とし、さらに雰囲気の塵埃に対して弱く電気的
接続の信頼性が損なわれ易いという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、カード
コネクタにおける前記課題を解決する、即ち、短摺動で
カードの接続電極とコンタクトとの接続を可能とし、電
気的接続の信頼性と長期寿命を確保するようにしたもの
であり、カード挿入口を有するコネクタ本体と、該コネ
クタ本体に案内されて前後動可能な摺動部材と、カード
受承面を有し挿入カードによって後退するカバー部材
と、該摺動部材を該カード挿入口に向けて付勢する第1
のばね部材と、該カバー部材を該カード挿入口に向けて
付勢する第2のばね部材とを具え、該カバー部材は、左
右方向の両側部に上下方向へ突出する突部を有し、該摺
動部材は、該カード挿入口に近い手前端部が上方に屈曲
し、該カバー部材の突部の上方突出部に当接するばね片
を有し、該コネクタ本体は、該カバー部材の突部の下方
突出部が嵌合し、該カード挿入口に近い部分で浅く奥で
深くなる凹部を有し、カード挿入前、該第2のばねによ
って該カード挿入口側に引き寄せられた該カバー部材の
突部の下方突出部が、該コネクタ本体の凹部の浅い部分
に嵌合し、該第1のばね部材によって該カード挿入口側
に引き寄せられた該摺動部材のばね片の手前端部の上方
屈曲部が、該カバー部材の突部の上方突出部に当接し、
該カードの挿入操作によって、該摺動部材のばね片の上
方屈曲部が該カバー部材の突部の上方突出部に押され該
摺動部材が該カバー部材と共に後退し、該カバー部材の
突部の下方突出部が該コネクタ本体の凹部の深い部分に
嵌合すると該カバー部材の突部の落ち込みにより該カバ
ー部材の突部の上方突出部が該摺動部材ばね片の上方屈
曲部から離れ、該摺動部材が該第1のばね部材によって
前進復帰し、該カードの挿入操作において前進復帰した
該摺動部材を、該摺動部材のばね片の上方屈曲部が該カ
バー部材の突部の上方突出部より後退する位置に押し込
むカードエジェクト操作によって、該第2のばね部材に
よって該カバー部材が前進復帰するように構成されたも
のである。
コネクタにおける前記課題を解決する、即ち、短摺動で
カードの接続電極とコンタクトとの接続を可能とし、電
気的接続の信頼性と長期寿命を確保するようにしたもの
であり、カード挿入口を有するコネクタ本体と、該コネ
クタ本体に案内されて前後動可能な摺動部材と、カード
受承面を有し挿入カードによって後退するカバー部材
と、該摺動部材を該カード挿入口に向けて付勢する第1
のばね部材と、該カバー部材を該カード挿入口に向けて
付勢する第2のばね部材とを具え、該カバー部材は、左
右方向の両側部に上下方向へ突出する突部を有し、該摺
動部材は、該カード挿入口に近い手前端部が上方に屈曲
し、該カバー部材の突部の上方突出部に当接するばね片
を有し、該コネクタ本体は、該カバー部材の突部の下方
突出部が嵌合し、該カード挿入口に近い部分で浅く奥で
深くなる凹部を有し、カード挿入前、該第2のばねによ
って該カード挿入口側に引き寄せられた該カバー部材の
突部の下方突出部が、該コネクタ本体の凹部の浅い部分
に嵌合し、該第1のばね部材によって該カード挿入口側
に引き寄せられた該摺動部材のばね片の手前端部の上方
屈曲部が、該カバー部材の突部の上方突出部に当接し、
該カードの挿入操作によって、該摺動部材のばね片の上
方屈曲部が該カバー部材の突部の上方突出部に押され該
摺動部材が該カバー部材と共に後退し、該カバー部材の
突部の下方突出部が該コネクタ本体の凹部の深い部分に
嵌合すると該カバー部材の突部の落ち込みにより該カバ
ー部材の突部の上方突出部が該摺動部材ばね片の上方屈
曲部から離れ、該摺動部材が該第1のばね部材によって
前進復帰し、該カードの挿入操作において前進復帰した
該摺動部材を、該摺動部材のばね片の上方屈曲部が該カ
バー部材の突部の上方突出部より後退する位置に押し込
むカードエジェクト操作によって、該第2のばね部材に
よって該カバー部材が前進復帰するように構成されたも
のである。
【0010】前記本発明のカードコネクタにおけるカー
ド挿入操作は、カードがカバー部材に挿入される工程
と、カードとカバー部材が共に後退しカバー部材がコネ
クタ本体に係止され摺動部材が復帰する工程からなり、
カード抜去(エジェクト)操作は、摺動部材を後退させ
ることで、カバー部材の係止を解除せしめカバー部材を
前進復帰させるようになる。
ド挿入操作は、カードがカバー部材に挿入される工程
と、カードとカバー部材が共に後退しカバー部材がコネ
クタ本体に係止され摺動部材が復帰する工程からなり、
カード抜去(エジェクト)操作は、摺動部材を後退させ
ることで、カバー部材の係止を解除せしめカバー部材を
前進復帰させるようになる。
【0011】従って、カバー部材に設けられたコンタク
トとカードとは摺動接続となり、雰囲気に浮遊する塵埃
の影響を受け難く、かつ、コンタクトとカードとの摺動
長は1〜2mm程度と短くなり長期寿命が確保されるよ
うになる。
トとカードとは摺動接続となり、雰囲気に浮遊する塵埃
の影響を受け難く、かつ、コンタクトとカードとの摺動
長は1〜2mm程度と短くなり長期寿命が確保されるよ
うになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるICカードコ
ネクタの概略構成の説明図、図2は図1におけるコネク
タ本体の説明図、図3は図1における摺動部材の説明
図、図4は図1におけるカバー部材の説明図、図5はコ
ネクタ本体の凹部と摺動部材のばねとカバー部材の突部
との関係の説明図である。
ネクタの概略構成の説明図、図2は図1におけるコネク
タ本体の説明図、図3は図1における摺動部材の説明
図、図4は図1におけるカバー部材の説明図、図5はコ
ネクタ本体の凹部と摺動部材のばねとカバー部材の突部
との関係の説明図である。
【0013】図1において、(a)は全体の外観を示す
斜視図、(b)はICカード挿入時におけるカバー部材
係止構成の説明図である。図1(a)において、ICカ
ードコネクタ11は、前端面にICカード挿入口12a
が開口するコネクタ本体12と、コネクタ本体12に案
内されて前後動可能な摺動部材13と、挿入されたカー
ド(1)に押されて後退するカバー部材14と、摺動部
材13をカード挿入口12aに向けて付勢する第1のば
ね部材15と、カバー部材14をカード挿入口12aに
向けて付勢する第2のばね部材16を具えてなる。
斜視図、(b)はICカード挿入時におけるカバー部材
係止構成の説明図である。図1(a)において、ICカ
ードコネクタ11は、前端面にICカード挿入口12a
が開口するコネクタ本体12と、コネクタ本体12に案
内されて前後動可能な摺動部材13と、挿入されたカー
ド(1)に押されて後退するカバー部材14と、摺動部
材13をカード挿入口12aに向けて付勢する第1のば
ね部材15と、カバー部材14をカード挿入口12aに
向けて付勢する第2のばね部材16を具えてなる。
【0014】ばね性を有するワイヤにてなるばね部材1
6は、コネクタ本体12に係止される環状部16aと、
環状部16aより左右の両方向に延在する一対のばね部
16bと、ばね部16bの先端を内側に屈曲せしめカバ
ー部材14に係止される一対の係止部16cからなり、
ばね部16bはカバー部材14をカード挿入口12aに
向けて付勢する付勢力が生じるように形成されている。
6は、コネクタ本体12に係止される環状部16aと、
環状部16aより左右の両方向に延在する一対のばね部
16bと、ばね部16bの先端を内側に屈曲せしめカバ
ー部材14に係止される一対の係止部16cからなり、
ばね部16bはカバー部材14をカード挿入口12aに
向けて付勢する付勢力が生じるように形成されている。
【0015】ICカード1が挿入されたICカードコネ
クタ11は、ICカード1に押され後退したカバー部材
14がその後退状態で保持され、カバー部材14と共に
後退した摺動部材13は、ばね部材15の張力によって
図1(a)に示す如く前進復帰している。
クタ11は、ICカード1に押され後退したカバー部材
14がその後退状態で保持され、カバー部材14と共に
後退した摺動部材13は、ばね部材15の張力によって
図1(a)に示す如く前進復帰している。
【0016】図1(b)において、カバー部材14の側
面に設けられた突起14aは、コネクタ本体12の側壁
に設けられた凹所12bの深い部分に嵌合し、その突起
14aの上端部を摺動部材13に設けたばね片13aが
抑えるように、即ち、後退動作で凹所12bの浅い部分
から深い部分に嵌合した(落ち込んだ)突起14aは、
ばね片13aによって凹所12bの深い部分から飛び出
さないようになる。
面に設けられた突起14aは、コネクタ本体12の側壁
に設けられた凹所12bの深い部分に嵌合し、その突起
14aの上端部を摺動部材13に設けたばね片13aが
抑えるように、即ち、後退動作で凹所12bの浅い部分
から深い部分に嵌合した(落ち込んだ)突起14aは、
ばね片13aによって凹所12bの深い部分から飛び出
さないようになる。
【0017】図2において、樹脂をモールド成形してな
るコネクタ本体12は、ICカード挿入口12aと、摺
動部材13のエジェクト突起13b(図3参照)が嵌合
する凹部12cと、左右の側壁12dのそれぞれに2箇
所ずつ設けた凹部12bと、ばね部材15の一端を係止
する手段12eおよび、ばね部材16の環状部16aを
係止する突起(図示されず)を有する。そして、4箇所
に形成された凹部12bの深さは、手前より奥が深い2
段構成である。
るコネクタ本体12は、ICカード挿入口12aと、摺
動部材13のエジェクト突起13b(図3参照)が嵌合
する凹部12cと、左右の側壁12dのそれぞれに2箇
所ずつ設けた凹部12bと、ばね部材15の一端を係止
する手段12eおよび、ばね部材16の環状部16aを
係止する突起(図示されず)を有する。そして、4箇所
に形成された凹部12bの深さは、手前より奥が深い2
段構成である。
【0018】図3において、(a)は摺動部材13の全
体を示す斜視図、(b)は摺動部材13に形成されたば
ね片13aの断面図であり、ばね性を有する金属にて形
成した摺動部材13は、ほぼコ字状角形断面に形成した
コ字形状部13cが、コネクタ本体12の左右の側壁1
2dを外から抱えるように形成されており、コ字形状部
13cの左右両側の後端部分から延在部13dが延在す
る。
体を示す斜視図、(b)は摺動部材13に形成されたば
ね片13aの断面図であり、ばね性を有する金属にて形
成した摺動部材13は、ほぼコ字状角形断面に形成した
コ字形状部13cが、コネクタ本体12の左右の側壁1
2dを外から抱えるように形成されており、コ字形状部
13cの左右両側の後端部分から延在部13dが延在す
る。
【0019】一対の延在部13dの上縁部には、内側に
屈曲する2個のばね片13aが一体形成されており、各
ばね片13aの前端部は上方に屈曲されており、一対の
延在部13dの下縁部には、内側に向けて突出する突片
13eが形成されている。
屈曲する2個のばね片13aが一体形成されており、各
ばね片13aの前端部は上方に屈曲されており、一対の
延在部13dの下縁部には、内側に向けて突出する突片
13eが形成されている。
【0020】コ字形状部13cの中央後端部には突片1
3fが上方に突出し、突片13fにはばね部材15の一
端を係止する手段(穴)13gが形成されている。図4
において、樹脂をモールド成形してなるカバー部材14
は、ICカード受承面14bと、ICカード受承面14
bの後半部分を覆うカバー部14cと、カバー部14c
の左右の側壁部14dの外側に突出する突部14aを有
し、ICカードに接続するコンタクトは、ICカード受
承面14bの後方部、即ちカバー部14cに覆われて見
えない位置に固着されている。
3fが上方に突出し、突片13fにはばね部材15の一
端を係止する手段(穴)13gが形成されている。図4
において、樹脂をモールド成形してなるカバー部材14
は、ICカード受承面14bと、ICカード受承面14
bの後半部分を覆うカバー部14cと、カバー部14c
の左右の側壁部14dの外側に突出する突部14aを有
し、ICカードに接続するコンタクトは、ICカード受
承面14bの後方部、即ちカバー部14cに覆われて見
えない位置に固着されている。
【0021】一対の側壁部14dのそれぞれ2箇所に設
けられた突部14aは、コネクタ本体12の凹部12b
に対応し、カバー部14cの内奥端面14fには、挿入
されたICカードの挿入側先端部が当接する。
けられた突部14aは、コネクタ本体12の凹部12b
に対応し、カバー部14cの内奥端面14fには、挿入
されたICカードの挿入側先端部が当接する。
【0022】従ってカバー部材14は、コネクタ本体1
2のICカード挿入口12aからのICカードの挿入操
作により、その挿入ICカードに押されて後退するよう
になる。
2のICカード挿入口12aからのICカードの挿入操
作により、その挿入ICカードに押されて後退するよう
になる。
【0023】図5において、(a)はICカード非挿入
時であり、ICカード挿入口側に引き寄せられたカバー
部材14の突部14aは、コネクタ本体12の凹部12
bの浅い部分に嵌合し、突部14aの上方突出部の後部
には、ICカード挿入口側に引き寄せられた摺動部材1
3のばね片13aの、手前の上方屈曲部が当接するよう
になる。
時であり、ICカード挿入口側に引き寄せられたカバー
部材14の突部14aは、コネクタ本体12の凹部12
bの浅い部分に嵌合し、突部14aの上方突出部の後部
には、ICカード挿入口側に引き寄せられた摺動部材1
3のばね片13aの、手前の上方屈曲部が当接するよう
になる。
【0024】ただし、図5(a)においてコネクタ本体
12の上面12fと、カバー部材14の底面14gとの
間には、コネクタ本体凹部12bの深さの段差より大き
いギャップが形成されるように構成されている。
12の上面12fと、カバー部材14の底面14gとの
間には、コネクタ本体凹部12bの深さの段差より大き
いギャップが形成されるように構成されている。
【0025】図5において、(b)はICカードの挿入
によってカバー部材14が後退し、摺動部材13のばね
片13aが、カバー部材14の突部14a先端の屈曲部
から外れた瞬間を示すものである。
によってカバー部材14が後退し、摺動部材13のばね
片13aが、カバー部材14の突部14a先端の屈曲部
から外れた瞬間を示すものである。
【0026】図5(b)において、ICカード挿入操作
によって摺動部材13とカバー部材14が後退し、カバ
ー部材14の突部14aがコネクタ本体12の凹部12
bの深い部分に嵌合すると、カバー部材14は、凹部1
2b深さの段差分(凹部12bの深い部分と浅い部分と
の段差量)だけ、コネクタ本体12に向けて降下するよ
うになる。
によって摺動部材13とカバー部材14が後退し、カバ
ー部材14の突部14aがコネクタ本体12の凹部12
bの深い部分に嵌合すると、カバー部材14は、凹部1
2b深さの段差分(凹部12bの深い部分と浅い部分と
の段差量)だけ、コネクタ本体12に向けて降下するよ
うになる。
【0027】その結果、図5(b)に示す如くカバー部
材突部14aは、摺動部材ばね片13aより下に位置す
るようになり、ばね部材15に引っ張られた摺動部材1
3の前進復帰が可能となり、摺動部材13の前進復帰し
た状態が図1(b)に示す状態である。
材突部14aは、摺動部材ばね片13aより下に位置す
るようになり、ばね部材15に引っ張られた摺動部材1
3の前進復帰が可能となり、摺動部材13の前進復帰し
た状態が図1(b)に示す状態である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるカー
ドコネクタにおいて、コネクタに設けたコンタクトとカ
ードとの電気的接続は、従来の摺動接続方式のコネクタ
に比べて摺動長を短くしてある。
ドコネクタにおいて、コネクタに設けたコンタクトとカ
ードとの電気的接続は、従来の摺動接続方式のコネクタ
に比べて摺動長を短くしてある。
【0029】即ち、カードの電気的接続に摺動方式を採
用することで、従来の無摺動接続方式で得られない信頼
性を確保し、摺動長を短くしたことで長期寿命が得られ
る。また、従来の無摺動接続式コネクタに必要としたフ
レキシブル配線板と、フレキシブル配線板用コネクタが
不要になる。
用することで、従来の無摺動接続方式で得られない信頼
性を確保し、摺動長を短くしたことで長期寿命が得られ
る。また、従来の無摺動接続式コネクタに必要としたフ
レキシブル配線板と、フレキシブル配線板用コネクタが
不要になる。
【図1】 本発明によるICカードコネクタの概略構成
の説明図
の説明図
【図2】 図1におけるコネクタ本体の説明図
【図3】 図1における摺動部材の説明図
【図4】 図1におけるカバー部材の説明図
【図5】 コネクタ本体の凹部と摺動部材のばねとカバ
ー部材の突部との関係の説明図
ー部材の突部との関係の説明図
【図6】 ICカードの説明図
【図7】 無摺動接続方式のICカードコネクタの概略
を示す斜視図
を示す斜視図
1 ICカード 3 ICカードの接続電極 11 ICカードコネクタ 12 コネクタ本体 12a コネクタ本体のICカード挿入口 12b コネクタ本体の凹部 12d コネクタ本体の側壁 13 摺動部材 13a 摺動部材のばね片 14 カバー部材 14a カバー部材の突部 15,16 ばね部材
Claims (1)
- 【請求項1】 カード挿入口を有するコネクタ本体と、
該コネクタ本体に案内されて前後動可能な摺動部材と、
カード受承面を有し挿入カードによって後退するカバー
部材と、該摺動部材を該カード挿入口に向けて付勢する
第1のばね部材と、該カバー部材を該カード挿入口に向
けて付勢する第2のばね部材とを具え、 該カバー部材は、左右方向の両側部に上下方向へ突出す
る突部を有し、 該摺動部材は、該カード挿入口に近い手前端部が上方に
屈曲し、該カバー部材の突部の上方突出部に当接するば
ね片を有し、 該コネクタ本体は、該カバー部材の突部の下方突出部が
嵌合し、該カード挿入口に近い部分で浅く奥で深くなる
凹部を有し、 カード挿入前、該第2のばねによって該カード挿入口側
に引き寄せられた該カバー部材の突部の下方突出部が、
該コネクタ本体の凹部の浅い部分に嵌合し、該第1のば
ね部材によって該カード挿入口側に引き寄せられた該摺
動部材のばね片の手前端部の上方屈曲部が、該カバー部
材の突部の上方突出部に当接し、 該カードの挿入操作によって、該摺動部材のばね片の上
方屈曲部が該カバー部材の突部の上方突出部に押され該
摺動部材が該カバー部材と共に後退し、該カバー部材の
突部の下方突出部が該コネクタ本体の凹部の深い部分に
嵌合すると該カバー部材の突部の落ち込みにより該カバ
ー部材の突部の上方突出部が該摺動部材ばね片の上方屈
曲部から離れ、該摺動部材が該第1のばね部材によって
前進復帰し、 該カードの挿入操作において前進復帰した該摺動部材
を、該摺動部材のばね片の上方屈曲部が該カバー部材の
突部の上方突出部より後退する位置に押し込むカードエ
ジェクト操作によって、該第2のばね部材によって該カ
バー部材が前進復帰するように構成されてなること、 を特徴とするカードコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9066816A JPH10261469A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | カードコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9066816A JPH10261469A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | カードコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10261469A true JPH10261469A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13326769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9066816A Pending JPH10261469A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | カードコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10261469A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100505788B1 (ko) * | 1999-10-18 | 2005-08-03 | 니혼 앗사쿠단시세이조 가부시키가이샤 | 커넥터 |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP9066816A patent/JPH10261469A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100505788B1 (ko) * | 1999-10-18 | 2005-08-03 | 니혼 앗사쿠단시세이조 가부시키가이샤 | 커넥터 |
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