JPH10260919A - 電子メール端末装置,電子メールシステム及び情報処理システム - Google Patents

電子メール端末装置,電子メールシステム及び情報処理システム

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JPH10260919A
JPH10260919A JP6866197A JP6866197A JPH10260919A JP H10260919 A JPH10260919 A JP H10260919A JP 6866197 A JP6866197 A JP 6866197A JP 6866197 A JP6866197 A JP 6866197A JP H10260919 A JPH10260919 A JP H10260919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高機能なメール作成手段を有し、柔軟で
スループットの高い電子メール端末装置及び該電子メー
ル端末装置を用いて構成されるシステムを提供する。 【解決手段】 プログラムをメールの送受信及び受信メ
ールの管理を行なうメーラプログラムと、データの作成
・閲覧を行なうメールヘルパプログラム群に分離し、メ
ール1通ごとに付加されるメールIDをキーとして、上
記プログラム間で情報のやり取りを行なうことにより、
メールヘルパプログラムがメーラプログラムが管理する
メール属性情報を取得でき、メールIDとともに作成デ
ータとメール属性をメーラプログラムに渡すことによ
り、メールの作成・返信が行なえる。メーラプログラム
は、ネットワークから受信したメール属性情報で指定さ
れるメールヘルパプログラムを自動的に起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールに関
し、より詳細には、情報機器間を接続して電子メールの
交換を可能にするメール装置において、メールの作成を
容易化するための手段をもつ端末装置及び該端末装置を
用いるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】メールシステムは、従来、文字情報を送
るものとして発展してきた。このため現在のメールソフ
トには最低限、テキストを見る機能と、テキストを編集
しメールを作成する機能を有している。しかし、情報の
マルチメディア化に伴い、メールでも絵や音等のデータ
やスクリプトなど、特定のビューアを必要とするデータ
をやりとりする必要が出てきた。そこで現われたのがM
IME(Multipurpose Internet Message Extension)
である。MIMEではメールのヘッダ部分にメール本体
のデータタイプを記述することによってテキストデータ
だけでなくバイナリデータ(絵や音もあらわせる)を扱
えるようになっている。MIMEに対応したメーラでは
ヘッダをもとにデータを解釈し、メールの文章の中にア
イコン化して埋め込み、マウスのクリックによりそのデ
ータに関連付れられたアプリケーションを起動するもの
もある。また、メールヘッダにメールに含まれるファイ
ル属性テーブルを付加することにより、それに対応する
プログラムを自動起動するものが特開平5−10851
2号公報に示されている。また、メール作成時に添付フ
ァイルを選択または添付するファイルのアイコンをドラ
ッグ&ドロップすることによって、添付データ付きのメ
ールを作成することも可能となっている。
【0003】しかしながら、添付されたデータを見るた
めの操作は自動化が進んでいるが、そのデータを変更し
差出人へ送り返す場合、まずそのデータを変更しいった
んファイルを作成し、そのデータをメールに添付すると
いう処理が必要となる。更に、添付するデータのデータ
タイプの設定(Binary,Ascii等)などもユーザが行なう
必要がある。図1は、従来の電子メールシステムを構成
するための装置の一例を示すブロック図である。図1に
おいて、メールヘッダ作成手段118、テキストデータ
作成手段(エディタ)117及びデータ添付手段116
を備えるメール作成手段、メール送信手段103、メー
ル受信手段102、メールの送受信を行なう通信制御手
段101、メール情報管理手段106、メール保存手段
104、メール選択手段107及びメール表示手段12
2はメールプログラムによって動作される。一方、メー
ルに添付されたデータの添付データ表示手段123、メ
ールに添付するデータのデータ作成手段131及び作成
データのデータ保存手段132は外部のプログラムによ
り動作される。この従来システム例において、送信され
てきたメールはそこに添付されているデータのみを外部
プログラムで動かされる表示手段123で示すととも
に、その外部プログラムにより新たに作成されるデータ
とともに受信した添付データを送信データ作成手段13
1において用い、メールプログラムのメール作成手段へ
添付データとして入力することによりメール送信するこ
とが可能となる。しかしながら、この従来システム例に
おけるように、返信データを作る場合には、送信されて
来たデータを返信時に利用することができても、基本的
には、新たに送信データを作ると同じ処理手順で作成す
る必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メールに添付されたデ
ータを閲覧するだけならば、これまでの技術でも十分で
はあるが、今後はこのような添付データを加工して送り
返すなどの双方向性が重要になると考えられ、添付デー
タを見る機能とともに添付データ付きのメールを容易に
作成・返信できる仕組みが必要とされる。現在は添付デ
ータを見るためにアプリケーションを自動起動する時
に、メール情報が渡されず、そのデータを加工して返信
メールを送る時にどのメールに対する返事かをアプリケ
ーション側が知ることができないため、自動返信の処理
を行なうことができない。従って、ユーザは、メールソ
フトを用いて返信メール作成の画面を開き、そのアプリ
ケーションを用いてデータを作成し、作成したデータを
添付する必要がある。
【0005】また、メールに添付されたデータの属性は
ヘッダに示されるが、通常のアプリケーションはメール
の属性を変更する手段を持たないため、データを作成す
るアプリケーションがそのデータに応じて、属性を変更
することができない。一つの解決手段として、メールソ
フト自体に(テキスト編集・閲覧機能のように)すべて
のデータを作成し閲覧できる機能を埋め込むことも考え
られるが、その場合メールソフトが肥大化し、新たなデ
ータ形式への対応も困難になる。本発明は、こうした従
来技術における問題点に鑑みてなされたもので、より高
機能なメール作成手段を有し、柔軟でスループットの高
い電子メール端末装置及び該電子メール端末装置を用い
て構成されるシステムを提供することをその解決すべき
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、メー
ルを含むメール情報を作成するメール作成手段と、メー
ルを保存するメール保存手段と、メールを閲覧するメー
ル閲覧手段と、ネットワークに対しメールの送受信を行
なうメール送受信手段と、前記各手段の動作を制御する
とともにメール情報を管理するメール情報処理・制御手
段とを有する電子メール端末装置において、前記メール
情報処理・制御手段が用いるプログラムとして、前記メ
ール送受信手段を動作させるとともに前記メール保存手
段に保存される受信メールの管理を行なうメーラプログ
ラムと、前記メール作成手段及び前記メール閲覧手段を
動作させるとともに該動作に必要な情報の管理を行なう
メールヘルパプログラムとを備え、前記メール情報のや
り取りを行なう際に各メールごとに固有のメールIDを
キーとして用いることにより、前記メールヘルパプログ
ラムが前記メーラプログラムにより管理される前記各メ
ールのメール属性情報を取得でき、前記メールID及び
前記メール属性情報とともに該メールヘルパプログラム
により作成されたメールデータとを前記メーラプログラ
ムに渡し、該メーラプログラムによりメールの組立て及
び送信が行なえるようにするものである。そして本電子
メール端末装置は、従来のメールプログラム(図20、
参照)に相当するプログラムをメールの送受信及び受信
メールの管理を行なうメーラプログラムと、データの作
成・閲覧を行なうメールヘルパプログラム群に分離し、
1通ごとに固有の値を持つメールIDをキーとして、情
報のやり取りを行なうことにより、メールヘルパプログ
ラムがメーラプログラムが管理するメール属性情報を取
得でき、メールIDとともに作成データとメール属性を
メーラプログラムに渡すことにより、メールの作成・返
信が行なえるようにし、これをネットワークに接続し
て、電子メールの交換を可能とした電子メールシステム
を構成する。
【0007】請求項2の発明は、前記請求項1記載の電
子メール端末装置において、前記メーラプログラムが前
記メールヘルパプログラムに前記受信メールのメールデ
ータと前記メールIDを渡して該受信メールのメールヘ
ッダに含まれる前記メール属性情報にもとづき指定され
るメールヘルパプログラムを自動的に起動し、該メール
データの閲覧及び該メールデータに対応する送信メール
の作成を前記メールヘルパプログラムが行なうようにす
るものである。そして本電子メール端末装置によりメー
ラプログラムはメールヘッダに含まれたメール属性情報
をもとにメールヘルパプログラムにメールデータとメー
ルIDを渡して自動的に起動し、ユーザがメールヘルパ
プログラムを用いてメールデータの閲覧及び返信メール
の作成を行なえるようにする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
電子メール端末装置において、前記メールヘルパプログ
ラムは、前記メーラプログラムから発生される特定のメ
ール作成モードを指定するための特定のデータを受ける
ことにより該モードで起動することを可能とするもので
ある。そして本電子メール端末装置のメールヘルパプロ
グラムは起動時に特定のデータ(例えばInitialという
文字列)を受けることによって、メール作成モードで起
動することを可能とする。
【0009】請求項4の発明は、前記請求項3記載の電
子メール端末装置において、メール作成モードを指定す
るための前記特定のデータとして、前記メールヘルパプ
ログラムを保存しているデータベースの場所を示すデー
タを用いて特定のメールヘルパプログラムをメール作成
モードで起動することにより作成データの種類に合わせ
たメール作成手段を選択することを可能とするものであ
る。そして本電子メール端末装置は、メール作成時にメ
ールヘルパプログラムの場所を保存してあるデータベー
スを用いて、メーラプログラムがメールヘルパプログラ
ムをメール作成モードで起動することによって、作成デ
ータの種類に合わせたメール作成手段を選択できるよう
にする。
【0010】請求項5の発明は、前記請求項1乃至4の
いずれかに記載の電子メール端末装置において、前記メ
ーラプログラムで処理されるメールの前記メール属性情
報に含まれる前記メールヘルパプログラムの保存場所を
示すデータが、前記メールヘルパプログラムを保存して
いるデータベースに登録されていないとき、該メールヘ
ルパプログラムの該データベースへの自動登録を行なう
ようにするものである。
【0011】請求項6の発明は、前記請求項1乃至5の
いずれかに記載の電子メール端末装置において、前記メ
ーラプログラムで処理されるメール属性情報に含まれる
前記メールヘルパプログラムの保存場所をアクセス不可
能なときでも、該データベースにおけるメールヘルパプ
ログラムの場所情報データベースに登録してある同じヘ
ルパプログラム名にアクセスして得られるメールヘルパ
プログラムを実行することを可能とするものである。
【0012】請求項7の発明は、前記請求項1乃至6の
いずれかに記載の電子メール端末装置において、前記メ
ールヘルパプログラムが複数のメールヘルパプログラム
を統合するプログラムでそこから各々のデータの作成を
可能とするプログラムをもつようにするものである。そ
して本電子メール端末装置は、メールヘルパプログラム
が自分以外のメールヘルパプログラムのデータも作成で
きることにより、メールヘルパプログラムの性能を高め
ることを可能にする。
【0013】請求項8発明は、前記請求項1乃至7のい
ずれかに記載の電子メール端末装置において、前記メー
ラプログラムによるメール作成及び送信時に、前記メー
ルヘルパプログラムが前記メーラプログラムにリクエス
トを出すことにより、該メールヘルパプログラム以外の
他のメールヘルパプログラムを起動でき、これにより前
記メールヘルパプログラムの機能独立性を高めるように
するものである。
【0014】請求項9の発明は、前記請求項1乃至8の
いずれかに記載の電子メール端末装置において、前記メ
ールヘルパプログラムが返信メールデータの処理機能と
独自にデータ保存機能を持ち、該処理機能により処理さ
れたデータを該保存機能に保存し前記メールIDをキー
に該保存機能により保存されたデータを呼出すことを可
能にし、前記メール保存手段のメール形式と比べてより
効率的にデータの保存を行えるようにするものである。
【0015】請求項10の発明は、前記請求項9記載の
電子メール端末装置において、前記メールヘルパプログ
ラムがメールデータ作成時に該メールデータのメール属
性情報として前記保存機能に関する属性の書き込みを行
なえるようにするものである。そして本電子メール端末
装置は、メールヘルパプログラムが独自にメールデータ
を保存する機能を持つ時、メールヘルパプログラムがメ
ールデータ作成時にそのメール属性情報として保存属性
(そのメールを保存する必要や削除するタイミングをあ
らわす)の書き込みを行なえるようにするものである。
【0016】請求項11の発明は、前記請求項1乃至1
0のいずれかに記載の電子メール端末装置において、前
記メールヘルパプログラムがメールデータ作成時に該メ
ールデータとして付加した、メールデータの保存に関す
るメール属性情報を用いて前記メーラプログラムが該属
性に応じて自動的に前記メールデータの削除を行なうよ
うにするものである。そして本電子メール端末装置はメ
ーラがその属性に応じて自動的にメールの削除を行なう
ことによって、ユーザが不必要になったデータの削除を
行なうことを不要とする。
【0017】請求項12の発明は、前記請求項1乃至1
1のいずれかに記載の電子メール端末装置において、前
記メールヘルパプログラムがメールデータ作成時に前記
メール属性情報として返信の要又は不要を示す情報を書
き込めることができるようにするものである。
【0018】請求項13の発明は、前記請求項1乃至1
2のいずれかに記載の電子メール端末装置において、異
なる前記メールヘルパプログラムを用いて作成した複数
のメールデータを一つのメールの中に含めるようにする
ものである。
【0019】請求項14の発明は、前記請求項13記載
の電子メール端末装置において、複数のメールデータを
含む前記メールへの返信時に、前記返信の要又は不要を
示す情報を用いて、該メールに対する返信データが揃っ
ているかどうかをチェックし、未返信のデータがあるに
もかかわらず送信動作が指示される時、警告を行ない、
送信を行なうことを禁止することを可能とするものであ
る。そして本電子メール端末装置は、複数のメールヘル
パプログラムが起動され、複数のデータを含むメールが
返信される時、返信の要、不要の情報を用いて、このメ
ールに対する返信データが揃っているかどうかをチェッ
クし、例えば、未返信のデータがあるにもかかわらず返
信のボタンが押された時、未返信データありといった警
告を行ない、送信を禁止する。
【0020】請求項15の発明は、前記請求項1乃至1
3のいずれかに記載の電子メール端末装置における前記
メールヘルパプログラムが該電子メール端末装置をネッ
トワークの端末要素とする該ネットワーク上に設けら
れ、該メールヘルパプログラムをネットワークを構成す
る各電子メール端末装置により共通にアクセス可能とす
るものである。属性情報がメールヘルパプログラムの存
在するネットワーク上の場所を含むことにより、送り手
と受け手が同じメールヘルパプログラムを持っていなく
ても、両方からアクセス可能な場所にそのプログラムが
存在すれば、メーラプログラムがそこからメールヘルパ
プログラムを転送して実行できるようにする。
【0021】請求項16の発明は、請求項1乃至14記
載の電子メール端末装置をネットワークの端末要素とし
て電子メールシステムを構成するものである。
【0022】請求項17の発明は、ネットワークの端末
要素における機能の少なくとも一部を実行するために前
記請求項1乃至14記載の電子メール端末装置を用いる
ことにより情報処理システムを構成するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明による電子メール端末装置
及び電子メールシステムの基本的構成の実施形態の一例
を図1ないし図5にもとづき以下に説明する。この実施
形態の電子メール端末装置は、図1に示すように、メー
ラプログラムと各種のメールデータに対応した複数のメ
ールヘルパプログラムを備える。メールヘルパプログラ
ムは送信者と受信者双方のローカルファイル上または図
2に示すように、送信者、受信者がともにアクセス可能
なリモートファイル上に存在するようにしてもよい。
【0024】メールヘルパプログラムは、メールデータ
を表示するメールデータ表示手段22、返信メールを作
成するメール返信手段23、メールを作成するメール作
成手段21、他のメールへルパプログラムを呼出しをメ
ーラプログラムに指示するメールへルパプログラム呼出
し指定手段24、メールヘッダのデータ属性を作成しメ
ーラのメール組み立て手段に渡すメールヘッダ作成手段
26、メール属性情報をメーラのメール情報管理手段か
ら受け取るメール属性情報参照手段25、そしてメール
データを作成するメールデータ作成手段27を有する。
【0025】メーラプログラムは、サーバとやりとりを
通信の制御を行なう通信制御手段1、メールを受信する
メール受信手段2、受信したメールを管理するメール情
報管理手段6、メールを保存するメール保存手段4、ユ
ーザがメールを選択するためのメール選択手段7、メー
ルヘルパプログラムを起動するメールヘルパプログラム
起動手段10、メール作成時に作成に用いるメールヘル
パプログラムを選択するメールヘルパプログラム選択手
段9、メールヘルパプログラムが登録されているメール
ヘルパプログラムの場所を知るために用いられるメール
ヘルパプログラムファイル場所DB11、メールを組み
立てる場合にヘッダデータに組み入れるデータを作成す
るメールヘッダ作成手段8、上記ヘッダデータとともに
メールヘルパプログラムで作られたメールヘッダとメー
ルデータを組み立ててメールを作るメール組み立て手段
5、組み立てたメールの送信を行なうメール送信手段3
を有する。
【0026】この構成により、作成するメールの種類に
応じてメールヘルパプログラムを選択することにより、
作成メールに合わせた作成手段を得ることができ、受け
手側も送られてきたメールに対応するメールヘルパプロ
グラムが自動起動するため、様々なデータ形式を含むメ
ールの閲覧が容易にできる。この場合に、送信されてき
たデータについてメーラプログラムとメールヘルパプロ
グラムの間でデータのやりとりが行われるが、その際メ
ールを構成するデータの構造の一例として図3に示すも
のを用いることができる。図3に示すようなデータ形式
により、メールヘルパプログラムはメールIDを用いて
メーラとやり取りをすることによって自動返信を行なえ
るため、添付データ付きのメールに対する返信も、テキ
ストメールに対する返信と同様に容易に行なえるように
なる。その上、メールヘルパプログラムがメーラに対し
て作成したメールデータの属性を指定できるので、デー
タとプログラムの関連付けなどをユーザが行なう必要が
なくなるだけでなく、メールの保存属性、返信指定属性
などをメールヘルパプログラムが作成したデータに応じ
て自動変更可能となり、ユーザの負担を大幅に軽減でき
る。
【0027】そして、メールヘッダにはメールヘルパア
プリのネットワーク上での位置が付加される(図2、参
照)ので、メーラが呼び出すメールヘルパプログラムは
ネットワーク上に一つあれば良く、社内のサーバにメー
ルヘルパプログラムを置けば皆で共有でき、メールヘル
パプログラムの追加・更新もしやすくなる。
【0028】ここに、メールヘルパプログラムの場所は
メーラプログラムがメールヘルパプログラムファイル場
所データベースによって管理する。メーラは処理するメ
ール属性情報に含まれるメールヘルパプログラムの場所
情報がメールヘルパプログラムファイル場所データベー
スに存在しないときは自動的に登録を行なう。またメー
ル属性情報に含まれるメールヘルパプログラムの場所を
アクセス不可能なときでも、メールヘルパプログラム場
所データベースに同名のプログラムが登録されていると
きには、このプログラムを実行することができる(それ
ぞれのメールヘルパプログラムには固有の名前がついて
いる)。これによってユーザはメールヘルパプログラム
の場所を意識しなくても良い。
【0029】また、一つのメールヘルパプログラムが多
機能になると、操作が複雑になりプログラムサイズが大
きくなるが、一つのメールに複数のメールヘルパプログ
ラムで作成したデータを含むことができ、また、メーラ
プログラムを介して、メールヘルパプログラム同士の連
係を取ることができるため、各々のメールヘルパプログ
ラムをそれが扱うデータに特化させることができる。
【0030】また、本発明の電子メール端末装置をネッ
トワークに接続して電子メールシステムを構成する場
合、メールヘルパプログラムとメーラプログラムにより
送信側で作成され、送信されるメールデータ作成方式や
それを受ける受信側でのメールデータの処理形態として
種々の方法が考えられる。図4及び図5は、送信しよう
とするデータは同じでも、送信側におけるメールデータ
の構成法として異なる方法をとった場合が示されてい
る。両者の相違は、発信側のメールヘルパプログラムに
おけるデータの構成方法にあり、一方は、図4において
示されるように、メールヘルパプログラムCが、ヘルパ
プログラムA及びBを実行でき、メールヘルパプログラ
ムCで両方のデータを作成し、メーラプログラムでメー
ルとして組み立て受信側では、プログラムA,B毎にデ
ータを分配しそれぞれのプログラムで処理を行なうのに
対して、他方は、図5において示されるように、メール
ヘルパプログラムA,Bは、それぞれ別のプログラムを
なすものとして送信側に備えられ、メールヘルパプログ
ラムAでメーラプログラムを介してメールヘルパプログ
ラムBを呼出し指定するという方法をとっているという
点にある。この例の場合に、メールの組み立てと受信側
の端末装置では基本的に同じ処理を行なう。
【0031】(実施例1)以下、本発明の電子メール端
末装置及び該装置による電子メールシステムの一実施例
であるメールによるオセロの対戦について説明する。本
実施例においては図2に示す電子メール端末装置を用
い、メールヘルパプログラムはボイスデータの録再が可
能なもの(以下「ボイスヘルパ」と記す)、オセロの対
戦が可能なもの(以下「オセロヘルパ」と記す)を用い
た。両プログラムのアルゴリズムに従う動作のフローチ
ャートを図6、図7に示す。本実施例はユーザAとユー
ザBによるオセロの対戦を行なうものであるが、このと
きのメールのやり取りのフローを図8に示す。
【0032】図8に示されるSTEP1からSTEP5
までを順を追い、図9ないし14にもとづき図6及び図
7を参照しつつその動作を以下に説明する。 〔STEP1〕 まず、ユーザAがユーザBに送るメー
ルを作成する。このときの一方(ユーザA)の端末装置
における動作(操作)のフローを図9に、そして動作に
ともないユーザが視、かつ指示を与える画面に表示され
る画面イメージを図10に示す。ユーザAはメーラメニ
ューからメール作成を選択した後、メーラのメールヘッ
ダ作成手段8を用いて宛先とサブジェクトを入力する。
次にメールヘルパプログラム選択手段9を用いてメール
ヘルパとしてオセロヘルパを選択する。すると、メール
ヘルパプログラム起動手段10によりオセロヘルパにメ
ーラによって決められるメールIDが渡されるが、この
場合起動データは“Initial”であるからメール作成モ
ードで起動される。
【0033】表示画面上のオセロヘルパのウインドウに
は完了ボタンとメッセージ録音ボタンがついている。完
了ボタンはメッセージ録音ボタンが押されるまでは非ア
クティブ状態である。メッセージ録音ボタンを押すとオ
セロヘルパプログラムはメールヘルパプログラム呼出し
指定手段24を用いてメーラプログラムにボイスヘルパ
の呼出しを指定する。メーラはメールヘルパプログラム
起動手段10によってボイスヘルパにメールIDを渡し
メール作成モードで起動する(図6、参照)。ユーザA
はボイスヘルパを用いてユーザBヘの対戦要求メッセー
ジを録音してボイスヘルパの完了ボタンとオセロヘルパ
の完了ボタンを押す。
【0034】するとオセロヘルパとボイスヘルパは各々
メールIDとメールヘッダ情報とメールデータをメーラ
のメール組み立て手段5に渡す(図6、図7、参照)。
ここで組み立てられるメールの構造は、図11に例示さ
れているが、基本的に図3と同じ構造で、ボイスヘルパ
とオセロヘルパという二種のデータで組み立てられ、そ
れぞれのデータヘッダには、その属性情報が挿入されて
いる。メール組み立て手段5は組み立てが完成するとメ
ーラの送信ボタンをアクティブにする。ユーザAが送信
ボタン(図示せず)を押すと、ユーザBにオセロの対戦
要求のメールが送られる。
【0035】〔STEP2〕 STEP1に従いユーザ
Aから送られたメールを受けとる場合のユーザBの端末
装置における動作(操作)のフローを図12に示し、動
作にともないユーザBが指示を与える画面表示を図13
に示す。ユーザAから届いたメールはメーラのメール受
信手段2によって受信され、メール保存手段4に保存さ
れる。ユーザBがこのメールをメール選択手段7によっ
て選択すると、メール選択手段7は選ばれたメールのメ
ールIDをメール情報管理手段6に渡す。メール情報管
理手段6はメールヘッダを解析し、メールヘルパプログ
ラム起動手段10によってボイスヘルパとオセロヘルパ
を起動する。この場合、オセロヘルパにおける起動デー
タは“Join”で、参加の是非を問うダイアログを表示す
る。そして、ボイスヘルパにおける起動データは“音声
データ”で、メール再生モードで起動する。
【0036】ユーザBはボイスヘルパでユーザBの対戦
要求を聞き(図6、参照)、オセロヘルパのYes/N
o選択画面(図13、参照)で参加の是非を答える(図
7、参照)。ここではユーザBはYesを選択するが、
そうすると、オセロヘルパプログラムはメールIDとデ
ータをメール組み立て手段に渡す。メーラはメールID
からどのメールに対する返信なのかを解析し、宛先を自
動的に設定される。ボイスヘルパのデータには返信不要
指定があるので、オセロヘルパからデータが渡された時
点でメーラは送信ボタンをアクティブにする。ユーザB
が送信ボタンを押すと対戦OKのメッセージがユーザA
に返信される。この返信メールのデータ構造は、図14
に示されるような形式になるが、このメールに含まれる
データの属性はすべて返信後削除になっているので、返
信処理をした後メーラはユーザAからのメールを自動削
除する。
【0037】〔STEP3〕 ユーザAがユーザBから
受け取ったメールを選択するとメールヘルパプログラム
起動手段によってオセロヘルパプログラムが立ち上がる
ところまでは前記STEP2と同じである。ただし、受
信メールにはオセロヘルパのデータしか含まれていない
ためボイスヘルパは起動されない。オセロヘルパはメー
ラから起動データとして“yes”というデータを渡さ
れ、オセロの盤面を表示する。ユーザAが手を決め、自
分が置く場所を指定すると、オセロヘルパは座標位置の
データをメーラに渡し、メーラによってそのデータがユ
ーザBへと送られる。このときのメール属性は、 reply:要 save:返信後削除である。 メーラは返信を済ませた後受信メールを削除する。この
後、同様のやり取りがゲーム終了まで続く。
【0038】〔STEP4〕 上記STEP3をユーザ
間で続け、最後の一手となる手を打ち終わった時(図
7、参照)、すなわち、起動データとしてある座標(図
7では“56”としている)が新たな一手として送られ
てきた時、オセロヘルパは勝敗を判定して勝ちまたは負
けのダイアログを表示し、相手にメールデータ中に起動
データとしての“win”または“lost”のデータ
を返信する。このときの属性は返信不要である。
【0039】〔STEP5〕 STEP4で勝負が決ま
り、その時点で相手に送られるメールに挿入されている
データ中の起動データ“win”または“lost”に
応じてオセロヘルパは勝ちまたは負けのメッセージを表
示する(図7、参照)。
【0040】(実施例2)以下に本発明のもう一つの実
施例としてカレンダー付き予定調整メールについて説明
する。システム構成は実施例1と同じように図1に示さ
れる端末装置を用いるという点で基本的に変わりがな
い。メールヘルパプログラムとしては予定チェックヘル
パを使う。予定チェックヘルパのプログラムによる動作
のフローを図15に示す。メールのやり取りの方法につ
いては上記実施例1で詳しく述べたので、ここでは、予
定調整を行なうための実際のデータのやり取りの部分の
みを説明する。図16は、予定チェックヘルパプログラ
ムを用いて行なわれるメールによる予定調整におけるメ
ールのやりとりのフローを概念的にSTEP1からST
EP3までとして示している。以下、このステップに従
い動作を説明する。
【0041】〔STEP1〕 ユーザAがアンケートメ
ールをユーザB〜Hの7人に送信する(図16参照)
が、その時に、予定チェックヘルパに起動データ“Init
ial”でメール作成が可能になり、図17に示すアンケ
ートメール作成画面に入力することによりメール作成が
行われる。ここで用件を入力し送信すると“ask?と
入力した用件”というデータが相手に送られる。この時
の返信属性は要、保存属性は返信後削除である。
【0042】〔STEP2〕 ユーザAからのアンケー
トメールを受け取った側では、起動データ“ask?と
入力した用件”で、図18に示すような画面表示にな
る。このアンケートメールを受け取った各ユーザB〜H
は、マウスで日付をクリックして○×を指定しOKボタ
ンを押すとその日付データが返信される。この時の返信
属性は不要、保存属性は読んだ後削除である。
【0043】〔STEP3〕 ユーザA側では、アンケ
ートメールに対する返答メールが帰ってくると、起動デ
ータ“名前、1,4,…”で予定チェックヘルパは返答
メールに含まれるデータを自動集計し、独自にデータを
保存するとともに、図19に示すように画面表示により
ユーザAは集計されたデータを見ることができる。送ら
れてきた返答メールは削除されるが、返答メールが返っ
てくるたびに予定チェックヘルパはその日はデータを独
自に保存したデータに追加していく。ユーザAは集計結
果を図18に示す画面でブラウズできる。また返答メー
ルは自動削除されるためメールを整理する手間が省け
る。
【0044】
【発明の効果】
請求項1の効果:メーラプログラムとメールヘルパプロ
グラムを分離し、これらの間でメールごとのIDをキー
として情報のやりとりを行なうようにし、受信情報を用
いて返信情報を自動的に作成することやメールプログラ
ムにメールの種類(属性)に合うアプリを用意すること
を可能とすることにより、より高度な機能を持つメール
の作成を容易にし、受け手が返事を書く労力を著しく低
減できるものであり、柔軟、且つ、スループットの高い
メールシステムを実現するものである。
【0045】請求項2の効果:請求項1の効果に加え
て、メールヘッダに含まれるメール属性情報にもとづき
選ばれ、その属性に合ったプログラムを自動的に起動す
ることができるようになり、そのための具体化手段が提
供されることになる。
【0046】請求項3の効果:請求項1及び2の効果に
加えて、メールヘルパプログラムの起動をメール受信に
よらずにメーラプログラムへユーザの入力操作により行
なうことができるようになり初期の起動動作がメーラプ
ログラムで可能となる。
【0047】請求項4の効果:請求項3の効果に加え
て、メール作成時にメールヘルパプログラムの場所を保
存してあるデータベースを用いて、メーラプログラムが
メールヘルパプログラムをメール作成モードで起動する
ことによって、作成データの種類に合わせたメール作成
手段を選択できる。
【0048】請求項5の効果:請求項1ないし4の効果
に加えて、メーラプログラムが無登録のメールヘルパプ
ログラムをデータベースへ自動的登録をすることを可能
とし、メーラプログラムによりメールヘルパプログラム
の管理を行なうことができるようになる。
【0049】請求項6の効果:請求項1ないし5の効果
に加えて、メールヘルパプログラムのデータベースへの
アクセスが保存場所で不可能な場合にも、同じプログラ
ム名が存在すればそのプログラムにアクセスし、アクセ
スのための処理手順を少なくすることを可能とした。
【0050】請求項7の効果:請求項1ないし6の効果
に加えて、メールヘルパプログラムが自分以外のメール
ヘルパプログラムのデータも作成できることにより、メ
ールヘルパプログラムの性能を高めることが可能にな
る。
【0051】請求項8の効果:請求項1ないし7の効果
に加えて、メーラプログラムを介して一方のメールヘル
パプログラムから他方へのヘルパプログラムの起動が可
能となり、メールヘルパプログラムの機能独立性が高ま
る。
【0052】請求項9の効果:請求項1ないし8の効果
に加えて、メールヘルパプログラムが独自に必要とする
データ処理と保存が可能となり、各メールヘルパプログ
ラムのローカル機能が高まる。
【0053】請求項10の効果:請求項9の効果に加え
て、メールヘルパプログラムが保存属性を決め、不必要
なデータの削除等保存機能をローカルに管理することが
できる。
【0054】請求項11の効果:請求項1ないし10の
効果に加えて、メーラがそのメールデータの保存属性に
応じて自動的にメールの削除を行なうことによって、ユ
ーザが不要なデータの削除を行なうことがなくなる。
【0055】請求項12の効果:請求項1ないし11の
効果に加えて、返信の要又は不要がメール属性情報とし
て付加されており、メールを受け取ったユーザの負担を
減軽することができる。
【0056】請求項13の効果:請求項1ないし12の
効果に加えて、一つのメールに複数のメールペルパプロ
グラムで作成したデータを含ませることができ、またこ
れに対応してメーラプログラムが両方の連係を取ること
によりメールヘルパプログラムのサイズが大きくなるこ
とを避けることができる。
【0057】請求項14の効果:請求項13の効果に加
えて、複数のデータを含むメールが返信される時、返信
の要、不要の情報を用いて、このメールに対する返信デ
ータが揃っているかどうかをチェックし、例えば、未返
信のデータがあるにもかかわらず返信のボタンが押され
た時、未返信データありといった警告を行ない、送信を
禁止することが可能となる。
【0058】請求項15の効果:請求項1ないし13の
効果に加えて、メーラが呼び出すメールヘルパプログラ
ムはネットワーク上に一つあれば良く、社内のサーバに
メールヘルパプログラムを置けば皆で共有でき、メール
ヘルパプログラムの追加・更新もしやすくなる。
【0059】請求項16の効果:請求項1ないし14の
端末装置としての効果に加え、この端末装置をネットワ
ークに接続してなるシステムは電子メールシステムとし
て効率の良いシステムを構築することになる。
【0060】請求項17の効果:請求項1ないし14の
端末装置がもたらす効果に加え、この端末装置の機能を
付加したより高機能な情報処理システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電子メール端末装置の一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】 本発明による電子メールシステムの一実施形
態で、ネットワーク上に共通のメールヘルパプログラム
が存在する例を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施に用いることができるメールの
データ構成の一例を示し、それを説明するための図であ
る。
【図4】 本発明による電子メールシステムの一実施形
態の概要を説明するためのブロック図である。
【図5】 本発明による電子メールシステムの他の実施
形態の概要を説明するためのブロック図である。
【図6】 本発明の実施例1(メールによるオセロの対
戦)におけるボイスヘルパのプログラムによる動作を示
したフローチャートである。
【図7】 本発明の実施例1(メールによるオセロの対
戦)におけるオセロヘルパのプログラムによる動作を示
したフローチャートである。
【図8】 本発明の実施例1(メールによるオセロの対
戦)におけるメールのやりとりを示したフローチャート
である。
【図9】 本発明の実施例1(メールによるオセロの対
戦)のSTEP1における動作(操作)のフローを示し
たチャートである。
【図10】 本発明の実施例1(メールによるオセロの
対戦)のSTEP1における表示画面イメージを示す図
である。
【図11】 本発明の実施例1(メールによるオセロの
対戦)のSTEP1における送信メールデータの構造を
示す図である。
【図12】 本発明の実施例1(メールによるオセロの
対戦)のSTEP2における動作(操作)のフローを示
したチャートである。
【図13】 本発明の実施例1(メールによるオセロの
対戦)のSTEP2における表示画面イメージを示す図
である。
【図14】 本発明の実施例1(メールによるオセロの
対戦)のSTEP2における送信メールデータの構造を
示す図である。
【図15】 本発明の実施例2(メールによる予定調
整)における予定チェックヘルパプログラムによる動作
を示したフローチャートである。
【図16】 本発明の実施例2(メールによる予定調
整)におけるメールのやり取りを示したフローチャート
である。
【図17】 本発明の実施例2(メールによる予定調
整)のSTEP1における表示画面イメージを示す図で
ある。
【図18】 本発明の実施例2(メールによる予定調
整)のSTEP2における表示画面イメージを示す図で
ある。
【図19】 本発明の実施例2(メールによる予定調
整)のSTEP3における表示画面イメージを示す図で
ある。
【図20】 従来のメールシステムを構成する端末装置
の一例の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…通信制御手段、2…メール受信手段、3…メール送
信手段、4…メール保存手段、5…メール組み立て手
段、6…メール情報管理手段、7…メール選択手段、8
…メールヘッダ作成手段、9…メールヘルパプログラム
選択手段、10…メールヘルパプログラム起動手段、1
1…メールヘルパプログラムファイル場所DB、21…
メール作成手段、22…メールデータ表示手段、23…
メール返信手段、24…メールへルパプログラム呼出し
指定手段、25…メール属性情報参照手段、26…メー
ルヘッダ作成手段、27…メールデータ作成手段、10
1…通信制御手段、102…メール受信手段、103…
メール送信手段、104…メール保存手段、106…メ
ール情報管理手段、107…メール選択手段、116…
データ添付手段、117…テキストデータ作成手段(エ
ディタ)、118…メールヘッダ作成手段、122…メ
ール表示手段、123…添付データ表示手段、131…
データ作成手段、132…データ保存手段。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メールを含むメール情報を作成するメー
    ル作成手段と、メールを保存するメール保存手段と、メ
    ールを閲覧するメール閲覧手段と、ネットワークに対し
    メールの送受信を行なうメール送受信手段と、前記各手
    段の動作を制御するとともにメール情報を管理するメー
    ル情報処理・制御手段とを有する電子メール端末装置に
    おいて、前記メール情報処理・制御手段が用いるプログ
    ラムとして、前記メール送受信手段を動作させるととも
    に前記メール保存手段に保存される受信メールの管理を
    行なうメーラプログラムと、前記メール作成手段及び前
    記メール閲覧手段を動作させるとともに該動作に必要な
    情報の管理を行なうメールヘルパプログラムとを備え、
    前記メール情報のやり取りを行なう際に各メールごとに
    固有のメールIDをキーとして用いることにより、前記
    メールヘルパプログラムが前記メーラプログラムにより
    管理される前記各メールのメール属性情報を取得でき、
    前記メールID及び前記メール属性情報とともに該メー
    ルヘルパプログラムにより作成されたメールデータとを
    前記メーラプログラムに渡し、該メーラプログラムによ
    りメールの組立て及び送信が行なえるようにしたことを
    特徴とする電子メール端末装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の電子メール端末装置
    において、前記メーラプログラムが前記メールヘルパプ
    ログラムに前記受信メールのメールデータと前記メール
    IDを渡して該受信メールのメールヘッダに含まれる前
    記メール属性情報にもとづき指定されるメールヘルパプ
    ログラムを自動的に起動し、該メールデータの閲覧及び
    該メールデータに対応する送信メールの作成を前記メー
    ルヘルパプログラムが行なうようにしたことを特徴とす
    る電子メール端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子メール端末装
    置において、前記メールヘルパプログラムは、前記メー
    ラプログラムから発生される特定のメール作成モードを
    指定するための特定のデータを受けることにより該モー
    ドで起動するようにしたことを特徴とする電子メール端
    末装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の電子メール端末装置
    において、メール作成モードを指定するための前記特定
    のデータとして、前記メールヘルパプログラムを保存し
    ているデータベースの場所を示すデータを用いて特定の
    メールヘルパプログラムをメール作成モードで起動する
    ことにより作成データの種類に合わせたメール作成手段
    を選択するようにしたことを特徴とする電子メール端末
    装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至4のいずれかに記載の
    電子メール端末装置において、前記メーラプログラムで
    処理されるメールの前記メール属性情報に含まれる前記
    メールヘルパプログラムの保存場所を示すデータが、メ
    ールヘルパプログラムを保存している前記データベース
    に登録されていないとき、該メールヘルパプログラムの
    該データベースへの自動登録を行なうようにしたことを
    特徴とする電子メール端末装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至5のいずれかに記載の
    電子メール端末装置において、前記メーラプログラムで
    処理されるメール属性情報に含まれる前記メールヘルパ
    プログラムの保存場所をアクセス不可能なときでも、該
    データベースにおけるメールヘルパプログラムの場所情
    報データベースに登録してある同じヘルパプログラム名
    にアクセスして得られるメールヘルパプログラムを実行
    するようにしたことを特徴とする電子メール端末装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至6のいずれかに記載の
    電子メール端末装置において、前記メールヘルパプログ
    ラムが複数のメールヘルパプログラムを統合するプログ
    ラムでそこから各々のデータの作成を可能とするプログ
    ラムをもつようにしたことを特徴とする電子メール端末
    装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至7のいずれかに記載の
    電子メール端末装置において、前記メーラプログラムに
    よるメール作成及び送信時に、前記メールヘルパプログ
    ラムが前記メーラプログラムにリクエストを出すことに
    より、該メールヘルパプログラム以外の他のメールヘル
    パプログラムを起動でき、これにより前記メールヘルパ
    プログラムの機能独立性を高めるようにしたことを特徴
    とする電子メール端末装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至8のいずれかに記載の
    電子メール端末装置において、前記メールヘルパプログ
    ラムが返信メールデータの処理機能と独自にデータ保存
    機能を持ち、該処理機能により処理されたデータを該保
    存機能に保存し前記メールIDをキーに該保存機能によ
    り保存されたデータを呼出すことを可能にし、前記メー
    ル保存手段のメール形式と比べてより効率的にデータの
    保存を行えるようにしたことを特徴とする電子メール端
    末装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項9記載の電子メール端末装
    置において、前記メールヘルパプログラムがメールデー
    タ作成時に該メールデータのメール属性情報として前記
    保存機能に関する属性の書き込みを行なえるようにした
    ことを特徴とする電子メール端末装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1乃至10のいずれかに記
    載の電子メール端末装置において、前記メールヘルパプ
    ログラムがメールデータ作成時に該メールデータとして
    付加した、メールデータの保存に関するメール属性情報
    を用いて前記メーラプログラムが該属性に応じて自動的
    に前記メールデータの削除を行なうようにしたことを特
    徴とする電子端末装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項1乃至11のいずれかに記
    載の電子メール端末装置において、前記メールヘルパプ
    ログラムがメールデータ作成時に前記メール属性情報と
    して返信の要又は不要を示す情報を書き込めることがで
    きるようにしたことを特徴とする電子メール端末装置。
  13. 【請求項13】 前記請求項1乃至12のいずれかに記
    載の電子メール端末装置において、異なる前記メールヘ
    ルパプログラムを用いて作成した複数のメールデータを
    一つのメールの中に含めるようにしたことを特徴とする
    電子メール端末装置。
  14. 【請求項14】 前記請求項13記載の電子メール端末
    装置において、複数のメールデータを含む前記メールへ
    の返信時に、前記返信の要又は不要を示す情報を用い
    て、該メールに対する返信データが揃っているかどうか
    をチェックし、未返信のデータがあるにもかかわらず送
    信動作が指示される時、警告を行ない、送信を行なうこ
    とを禁止するようにしたことを特徴とする電子メール端
    末装置。
  15. 【請求項15】 前記請求項1乃至13のいずれかに記
    載の電子メール端末装置における前記メールヘルパプロ
    グラムが該電子メール端末装置をネットワークの端末要
    素とする該ネットワーク上に設けられ、該メールヘルパ
    プログラムをネットワークを構成する各電子メール端末
    装置により共通にアクセス可能としたことを特徴とする
    電子メールシステム。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至14記載の電子メール端
    末装置をネットワークの端末要素として構成される電子
    メールシステム。
  17. 【請求項17】 ネットワークの端末要素における機能
    の少なくとも一部を実行するために前記請求項1乃至1
    4記載の電子メール端末装置を用いることにより構成さ
    れる情報処理システム。
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