JPH10260136A - 真珠の内部情報抽出方法および装置 - Google Patents

真珠の内部情報抽出方法および装置

Info

Publication number
JPH10260136A
JPH10260136A JP6658297A JP6658297A JPH10260136A JP H10260136 A JPH10260136 A JP H10260136A JP 6658297 A JP6658297 A JP 6658297A JP 6658297 A JP6658297 A JP 6658297A JP H10260136 A JPH10260136 A JP H10260136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
pearl
measurement
signal
internal information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6658297A
Other languages
English (en)
Inventor
Debaraji Barashigamani
バラシガマニ・デバラジ
Chikashi Usa
史 宇佐
Masaki Kobayashi
正樹 小林
Fumio Inaba
文男 稲場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEITAI HIKARIJOHO KENKYUSHO KK
Original Assignee
SEITAI HIKARIJOHO KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEITAI HIKARIJOHO KENKYUSHO KK filed Critical SEITAI HIKARIJOHO KENKYUSHO KK
Priority to JP6658297A priority Critical patent/JPH10260136A/ja
Publication of JPH10260136A publication Critical patent/JPH10260136A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、真珠の内部の特質を容易に調べるこ
とのできる真珠の内部情報抽出方法および真珠の内部情
報抽出装置を提供する。 【解決手段】レーザ光源101から出射されたレーザ光
101aを測定光101bと参照光101cとに二分
し、測定光101bと参照光101cの周波数が互いに
異なる周波数となるように、測定光101bと参照光1
01cとのうちの少なくとも一方の周波数を遷移させ、
測定光101bを真珠100に照射し、参照光101c
と、真珠100を透過した測定光101bとを重畳さ
せ、重畳された光をPINフォトダイオード106で受
光することにより測定光と参照光との干渉に起因する信
号を得る光ヘテロダイン検出器を用いて信号を得、その
信号に基づいて測定光が照射された真珠の内部情報を抽
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真珠の内部の特質
を調べる真珠の内部情報抽出方法および真珠の内部情報
抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】真珠は、貝が取り込んだ、又は人為的に
取り込ませた、石や貝殻の破片等の核の周りに、貝が自
ら分泌した成分が年月をかけて沈着・固化した結果、年
輪のような真珠層を持った球状体としてできあがったも
のである。天然物と養殖物では、必然的に核の形状や大
きさ、材質、真珠内における位置等が異なる。核の周囲
に形成される真珠層の厚さは真珠が貝から分離されるま
での年月や貝の生活環境、生理状態によって左右される
が、全体としての形や大きさは、核の存在状態によって
も大きく影響される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、真珠の品質的価
値は、主に肉眼や顕微鏡等を用いた表層部の検査(色、
つや、大きさ、形、重さ等)によって判定されている。
本来は、色つや、形の善し悪しと共に、真珠層そのもの
の厚さまたは真珠層と核の比率等真珠の内部の特質も真
珠の価値を決める際の重要なポイントであり、養殖物に
対する天然物の優位性を示すことにもなるが、従来有効
な測定方法がなかった。実験的にはX線や超音波等によ
る検査も行なわれているが、コストパフォーマンスが低
く、大量の真珠の検査には向かないものであった。
【0004】また、真珠を加工して装飾品等に利用しよ
うとする際、核や真珠層等、真珠の内部に関する情報が
得られないため、熟練工であっても、加工の歩留りを向
上させるのは容易ではなく、無駄になる真珠が非常に多
いという問題がある。さらに加工済みの商品において
も、加工の際、もしくはそれ以前の真珠の検査の際には
見つけることができなかった、例えば真珠の核周辺とリ
ングやチェーンとの接続部分等に存在していた”mic
ro injury”(微細欠陥)と呼ばれる欠陥が、
後日、破損、損傷として発覚し、商品価値を落とす、と
いう事態も起きている。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、真珠の内部の
特質を容易に調べることのできる真珠の内部情報抽出方
法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の真珠の内部情報抽出方法は、光源から出射された光
を測定光と参照光とに二分し、測定光と参照光の周波数
が互いに異なる周波数となるように測定光と参照光との
うちの少なくとも一方の周波数を遷移させ、測定光を被
測定体に照射し、参照光と、被検体を透過した測定光と
を重畳させ、重畳された光を受光することにより測定光
と参照光との干渉に起因する信号を得る光ヘテロダイン
検出器を用いて、測定光を被測定体である真珠に照射し
て上記信号を得、その信号に基づいて測定光が照射され
た真珠の内部の情報を抽出することを特徴とする。
【0007】ここで、本発明において、抽出される真珠
の内部の情報は特定の情報に限定されるものではない
が、例えば核の大きさ、真珠層の厚さ、光の透過率等が
抽出対象となり得る。近年、光ヘテロダイン検出法が、
例えば生体試料等の透過率分布測定用として注目されて
きている。本発明は、この光ヘテロダイン検出法を真珠
に適用することが可能かも知れないと考え、試したとこ
ろ極めて有効であることが判明したのである。
【0008】本発明により、真珠の内部の情報を効率的
に短時間に抽出することができ、多数の真珠についてそ
の内部の情報を加味した検査が可能である。また、上記
目的を達成する本発明の真珠の内部情報抽出装置は、真
珠を配置する配置部と、光源から出射された光を測定光
と参照光とに二分し、測定光と参照光の周波数が互いに
異なる周波数となるように測定光と参照光とのうちの少
なくとも一方の周波数を遷移させ、測定光を、配置部に
配置された真珠に照射し、参照光と、真珠を透過した測
定光とを重畳させ、重畳された光を受光することにより
測定光と参照光との干渉に起因する信号を得る光ヘテロ
ダイン検出器と、光ヘテロダイン検出器により得られた
信号に基づいて真珠内部の情報を求める演算部とを備え
たことを特徴とする。
【0009】ここで、上記本発明の真珠の内部情報抽出
装置において、配置部に配置された真珠、もしくはその
真珠に照射する測定光を、相対的に回動させる回動機構
を備え、上記演算部が、上記回動機構により回動される
間に得られた信号に基づいて、真珠内部のCT画像を求
めるものであることが好ましい。光CT画像を得ること
により真珠内部の断層像が作られ、真珠内部の情報をよ
り有効に把握することができる。
【0010】また、上記本発明の真珠の内部情報抽出装
置において、上記光ヘテロダイン検出器が、488nm
以上700nm以下の波長領域の光を用いて上記信号を
得る検出器であることが好ましく、さらには、上記光ヘ
テロダイン検出器が、上記波長領域のうち、488nm
以上532nm以下である第1の波長領域、及び/又
は、633nm以上700nm以下である第2の波長領
域の光を用いて上記信号を得る検出器であることがさら
に好ましい。
【0011】488nm未満の短波長領域の光は真珠を
透過しにくく、S/Nのよい信号を得ることが困難であ
る。一方、700nmを超える長波長領域の光は、真珠
での透過率が高すぎてコントラストが得にくく、かつ赤
外域に近づくほど光の照射により熱が発生し熱による真
珠の品質劣化も予想されるからである。したがって、光
ヘテロダイン検出器を用いて真珠の内部情報抽出を行な
うにあたっては、488nm以上700nm以下の波長
領域の光を用いることが好ましい。
【0012】また、488nm〜700nmの波長領域
の中であっても、さらに、488nm以上532nm以
下である第1の波長領域の光を用いると、真珠内部での
光の吸収分布を表わす信号を得ることができ、633n
m以上700nm以下である第2の波長領域の光を用い
ると、真珠内部での光散乱分布を表わす信号を得ること
ができ、したがって、これらのいずれかの波長領域の光
を用いてヘテロダイン検出法による真珠の光計測を行な
うことが好ましい。あるいは、これら第1および第2の
波長領域双方の光それぞれで信号を得、それらの信号を
それぞれ独立に用いた例えば2枚の画像を得てもよく、
あるいはそれらの信号の差分演算等により吸収分布と散
乱分布との双方の特徴を持つ情報を得てもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。以下では、先ず、光ヘテロダイン検出器を用
いた真珠の品質を検査するにあたり検査対象である真珠
を固定する機構について説明する。図1は、本発明にお
ける、検査対象の真珠の固定機構を含む測定ヘッドの第
1例を示す図である。
【0014】ここには、真珠100を載せる台11が備
えられており、台11には、中央に開口12が形成さ
れ、その台11の上に真珠100を乗せエアポンプ13
で吸引することにより、真珠100を台11の上に固定
する。台11は、基体14の上に、この基体14に対し
回動自在に乗っており、台11は、基体14内に備えら
れたモータ15により、矢印A方向に回動される。
【0015】図2は、真珠の固定機構を含む測定ヘッド
の第2例を示す図である。ここには、図示しない、図1
と同様に備えられたモータにより矢印A方向に回動する
台21と、上下方向(矢印B方向)に移動し、その台2
1の上に載置された真珠100を上から挟む支持部材2
2が備えられている。台21の上端および支持部材22
の下端には、真珠を傷つけないようゴム状の弾性体21
a,22aが貼付されている。
【0016】図3は、測定ヘッドの第3例を示す図であ
る。真珠100が載置される載置台31は、図1に示す
台11と同様の形状を有しており、基体32の上部に固
定され、台31に載置された真珠100を、吸引により
その台31の上に固定するようになっている。ただし、
台31は、図1に示す台11とは異なり、基体32上に
固定されたままであって回動はしない。これに代わり、
この測定ヘッドには、上段側の光学系(後述する)から
の測定光を伝達する偏波面保存光ファイバ303の端部
および真珠100を透過した測定光を後段側の光学系
(後述する)に伝達する偏波面保存光ファイバ307の
端部を、互いに対向する位置に固定する。固定具33が
備えられており、この固定具33が、駆動部34により
駆動されて矢印A方向に回動し、かつ矢印C方向に移動
するように構成されている。
【0017】尚、以下で説明する光ファイバは特に断ら
ない限り、偏波面保存光ファイバである。光ファイバ3
03により導かれその端部から出射した測定光はレンズ
305を介して真珠100に入射しその真珠100を透
過した測定光がレンズ306を介して光ファイバ307
に入射し、後段側の光学系に伝達される。
【0018】真珠の光計測にあたっては固定具33が矢
印C方向に移動することによって、真珠100が測定光
により矢印C方向に走査され、その走査が1回行なわれ
ると固定具33が矢印A方向に所定角度だけ回動し、そ
の状態で矢印C方向に走査が行なわれ、これを繰り返す
ことにより、真珠100の光CT画像を得るための一速
の信号が収集される。
【0019】次に光ヘテロダイン検出法による測定光学
系の各例について説明する。図4は、測定光学系及び信
号処理系の第1例を示す図である。ここでは、光ファイ
バを使用しない例について説明する。レーザ光源101
から出射したレーザ光101aは、コリメータレンズ1
02によりコリメートされた後、ビームスプリッタ10
3により、測定光101bと参照光101cとに強度的
に二分される。
【0020】ビームスプリッタ103から出射した測定
光101bは、AOM(音響光学的光変調器)104に
より周波数遷移を受け、測定ヘッド10に配置された真
珠100を透過し、偏光ビームスプリッタ105によ
り、後述する参照光と重畳され、光検出器であるPIN
フォトダイオード106に入射する。一方、ビームスプ
リッタ103により測定光101bと分かれた参照光1
01cは、ミラー107で反射した後、AOM108に
より、AOM104による測定光101bの周波数遷移
量とは異なる周波数遷移量だけ周波数遷移が与えられ、
1/2波長板109を通過し、ミラー110で反射し偏
光ビームスプリッタ105で測定光と重畳されてPIN
フォトダイオード106に入射する。
【0021】ここで、レーザ光源101から出射したレ
ーザ光101aは所定方向に偏光した偏光光であり、真
珠100を透過した測定光101bのうち、真珠100
内部で散乱されずに直進した直進透過光はその偏光状態
を維持し、一方真珠100内で散乱された後に真珠10
0から出射した前方散乱光は偏波面が乱れている。そこ
で偏光ビームスプリッタ105は、真珠100から出射
した測定光101bのうち直進透過光成分がPINフォ
トダイオード106に入射するように、測定光の光軸を
回転軸とした回転角度が定められている。
【0022】また、1/2波長板109は、参照光10
1cの偏波面を回転させる性質を有しており、偏光ビー
ムスプリッタ105で適度な強度の参照光が反射されて
測定光に重畳されるように、光軸を中心とした回転角度
が調整される。PINフォトダイオード106では、測
定光101bと参照光101cとが干渉し、2つのAO
M104,108による測定光101bと参照光101
cの周波数遷移量どうしの差に相当する周波数成分を有
する信号が得られる。PINフォトダイオード106で
得られた信号は、プリアンプ111を経由し、バンドパ
スフィルタ112によりその周波数成分のみが抽出さ
れ、ログアンプ113で対数圧数され、さらに整流器1
14で整流され、ローパスフィルタ115により包絡線
が求められ、A−Dコンバータ116によりデジタルデ
ータに変換されて、コンピュータ117に入力される。
【0023】測定ヘッド10に配置された真珠100
は、測定光101bに対し相対的に矢印C方向に走査さ
れ、その走査により、真珠100の、C方向の一次元的
な透過率分布が得られる。図5は、測定光学系および信
号処理系の第2例を示す図である。レーザ光源101か
ら出射したレーザ光101aは、レンズ102を経由し
てファイバ301に入射する。光ファイバ301に入射
したレーザ光は、ファイバカプラ302により、光ファ
イバ303内を進む測定光と光ファイバ304内を進む
参照光とに二分される。光ファイバ303内を進む測定
光は、AOM104により周波数遷移を受け、さらに測
定ヘッド10に導かれて光ファイバ303から出射し、
レンズ305を介して真珠100に照射される。真珠1
00を透過した測定光はレンズ306を経由して光ファ
イバ307に入射し、ファイバカプラ308に至る。
【0024】一方、光ファイバ304内を進む参照光
は、AOM108により、AOM104による測定光の
周波数遷移量とは異なる周波数遷移量だけ周波数遷移を
受け、偏光子310および1/2波長板109を経由し
てファイバカプラ308に至る。偏光子310および1
/2波長板109は、それら双方合わせて、参照光の光
量調整および偏波面の調整を行なう目的のものである。
ファイバカプラ308では、測定光と参照光との双方が
光ファイバ309に入射しPINフォトダイオード10
6に入射する。
【0025】PINフォトダイオード109で得られた
信号に関する信号処理は、図4に示す第1例と同様であ
り、説明は省略するが、ここでは、真珠100は、測定
光101bに対し相対的に矢印C方向に走査され、かつ
1回の走査が終わる毎に、所定角度ずつ矢印A方向に回
転され、その間上記の測定が繰り返され、コンピュータ
117にデータが蓄積される。コンピュータ117で
は、それらのデータに基づいて、真珠100の断面を表
わす光CT画像が生成される。CT画像を生成する演算
アルゴリズムは既に広く知られており、ここではその演
算アルゴリズムの説明は省略する。
【0026】図6は、種々の波長λの光を用いた測定に
おける、得られた信号のコントラストをプロットしたグ
ラフ、図7は、真珠の、矢印C方向(図4参照)の各位
置x(μm)の信号強度を示したグラフである。コント
ラストCは、図7に示すように、矢印C方向への一回の
走査の間の信号強度の最大値Imax と最小値Imin を用
いて C=(Imax −Imin )/(Imax +Imin ) で定義される。
【0027】短波長側ほど高コントラストの信号が得ら
れるが、真珠内での光の減衰が激しくなり、488nm
未満の波長の光では有効な光を検出することが極めて困
難である。一方、長波長側ほど真珠を透過する光の透過
率は上昇するがコントラストが低下し、700nmを超
える波長の光ではコントラストがほとんど得られなくな
ってしまう。したがって、光ヘテロダイン検出器を用い
て真珠内部について光計測を行なうにあたっては、48
8nm以上700nm以下の波長領域の光を用いること
が好ましい。
【0028】また、488nm〜700nmの波長領域
の中でも488nm以上532nm以下第1の波長領域
の光を用いると、真珠内部での光の吸収分布を表わす信
号を得ることができ、633nm以上700nm以下の
第2の波長領域の光を用いると真珠内部での光の散乱分
布を表わす信号を得ることができ、したがって、これら
のいずれかの波長領域の光を用いて光計測を行なうこと
が好ましい。あるいは、これら第1および第2の波長領
域双方の光でそれぞれ信号を得、それらの信号をそれぞ
れ独立に用いた例えば2枚の画像を得てもよく、あるい
はそれらの信号の差分演算等により吸収分布と散乱分布
との双方の特徴を持つ情報を得てもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
真珠内部の構造を容易に調べることができ、真珠の、内
部の特質をも含めた内部情報抽出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における、検査対象の真珠の固定機構を
含む測定ヘッドの第1例を示す図である。
【図2】真珠の固定機構を含む測定ヘッドの第2例を示
す図である。
【図3】測定ヘッドの第3例を示す図である。
【図4】測定光学系及び信号処理系の第1例を示す図で
ある。
【図5】測定光学系および信号処理系の第2例を示す図
である。
【図6】種々の波長の光を用いた測定における、得られ
た信号のコントラストをプロットしたグラフである。
【図7】真珠の、矢印C方向(図4参照)の各位置x
(μm)の信号強度を示したグラフである。
【符号の説明】
11,21 台 12 開口 13 エアポンプ 14 基体 15 モータ 22 支持部材 31 載置台 32 基体 33 固定具 100 真珠 101 レーザ光源 101a レーザ光 101b 測定光 101c 参照光 102 コリメータレンズ 103 ビームスプリッタ 104,108 AOM 105 偏光ビームスプリッタ 106 PINフォトダイオード 107,110 ミラー 109 1/2波長板 111 プリアンプ 112 バンドパスフィルタ 113 ログアンプ 114 整流器 115 ローパスフィルタ 116 A−Dコンバータ 117 コンピュータ 302,308 ファイバカプラ 301,303,306,307,309 光ファイバ 304,305 レンズ 310 偏光子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲場 文男 仙台市太白区八木山香澄町35−1 東北工 業大学内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された光を測定光と参照光
    とに二分し、該測定光と該参照光の周波数が互いに異な
    る周波数となるように該測定光と該参照光とのうちの少
    なくとも一方の周波数を遷移させ、該測定光を被測定体
    に照射し、前記参照光と、該被検体を透過した測定光と
    を重畳させ、重畳された光を受光することにより測定光
    と参照光との干渉に起因する信号を得る光ヘテロダイン
    検出器を用いて、前記測定光を被測定体である真珠に照
    射して前記信号を得、 該信号に基づいて前記測定光が照射された真珠内部の情
    報を抽出することを特徴とする真珠の内部情報抽出方
    法。
  2. 【請求項2】 真珠を配置する配置部と、 光源から出射された光を測定光と参照光とに二分し、該
    測定光と該参照光の周波数が互いに異なる周波数となる
    ように該測定光と該参照光とのうちの少なくとも一方の
    周波数を遷移させ、該測定光を、前記配置部に配置され
    た真珠に照射し、前記参照光と、真珠を透過した測定光
    とを重畳させ、重畳された光を受光することにより測定
    光と参照光との干渉に起因する信号を得る光ヘテロダイ
    ン検出器と、 前記光ヘテロダイン検出器により得られた信号に基づい
    て前記真珠内部の情報を求める演算部とを備えたことを
    特徴とする真珠の内部情報抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記配置部に配置された真珠、もしくは
    該真珠に照射する測定光を、相対的に回動させる回動機
    構を備え、 前記演算部が、前記回動機構により回動される間に得ら
    れた信号に基づいて、前記真珠内部のCT画像を求める
    ものであることを特徴とする請求項2記載の真珠の内部
    情報抽出装置。
  4. 【請求項4】 前記光ヘテロダイン検出器が、488n
    m以上700nm以下の波長領域の光を用いて前記信号
    を得る検出器であることを特徴とする請求項1記載の真
    珠の内部情報抽出装置。
  5. 【請求項5】 前記光ヘテロダイン検出器が、前記波長
    領域のうち、488nm以上532nm以下である第1
    の波長領域、及び/又は、633nm以上700nm以
    下である第2の波長領域の光を用いて前記信号を得る検
    出器であることを特徴とする請求項4記載の真珠の内部
    情報抽出装置。
JP6658297A 1997-03-19 1997-03-19 真珠の内部情報抽出方法および装置 Pending JPH10260136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6658297A JPH10260136A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 真珠の内部情報抽出方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6658297A JPH10260136A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 真珠の内部情報抽出方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10260136A true JPH10260136A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13320104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6658297A Pending JPH10260136A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 真珠の内部情報抽出方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10260136A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031340A1 (ja) * 2003-09-24 2005-04-07 Nihon University 核の材質検査方法及び装置
JP2006208091A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Univ Nihon 核の検査装置及び方法
JP2006208204A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Univ Nihon 核の検査装置及び方法
JP2006337352A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Shinju Kagaku Kenkyusho:Kk 真珠てり検査方法及び真珠てり検査装置
JP2011185652A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Nec Corp 計測装置
EP2423682A1 (en) 2010-08-24 2012-02-29 Kabushiki Kaisha Mikimoto Method for nondestructive evaluation of pearl quality
JP2014228292A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 一般社団法人日本真珠振興会 真珠核の識別方法
CN110333197A (zh) * 2019-07-22 2019-10-15 浙江方圆检测集团股份有限公司 一种基于紫外-可见吸收光谱与荧光图像特征鉴别灰色系珍珠的珠核颜色的方法
CN114910121A (zh) * 2022-04-08 2022-08-16 广西诸宝科技开发有限公司 珍珠溯源识别方法及装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031340A1 (ja) * 2003-09-24 2005-04-07 Nihon University 核の材質検査方法及び装置
JP2006208091A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Univ Nihon 核の検査装置及び方法
JP2006208204A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Univ Nihon 核の検査装置及び方法
JP2006337352A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Shinju Kagaku Kenkyusho:Kk 真珠てり検査方法及び真珠てり検査装置
JP2011185652A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Nec Corp 計測装置
EP2423682A1 (en) 2010-08-24 2012-02-29 Kabushiki Kaisha Mikimoto Method for nondestructive evaluation of pearl quality
JP2012047489A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 K Mikimoto & Co Ltd 真珠品質の非破壊判定方法
JP2014228292A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 一般社団法人日本真珠振興会 真珠核の識別方法
CN110333197A (zh) * 2019-07-22 2019-10-15 浙江方圆检测集团股份有限公司 一种基于紫外-可见吸收光谱与荧光图像特征鉴别灰色系珍珠的珠核颜色的方法
CN114910121A (zh) * 2022-04-08 2022-08-16 广西诸宝科技开发有限公司 珍珠溯源识别方法及装置
CN114910121B (zh) * 2022-04-08 2024-04-26 广西诸宝科技开发有限公司 珍珠溯源识别方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109115804B (zh) 一种定量检测玻璃亚表面缺陷的装置及方法
JP5134177B2 (ja) 電場に基づいた光散乱分光法を用いたシステム
US6847449B2 (en) Method and apparatus for reducing speckle in optical coherence tomography images
KR101336048B1 (ko) 광 단층촬영의 촬상방법 및 그 장치
US6245015B1 (en) Photosonic diffusion wave-based tumor detector
CN105996999B (zh) 基于oct测量样品深度分辨衰减系数的方法和系统
US6256102B1 (en) Dual-beam low-coherence interferometer with improved signal-to-noise ratio
JPH09504964A (ja) 拡散光を用いた対象物撮像
JP2002514301A (ja) 選択的に光学的計測を行う装置及び方法
JP2012508380A (ja) 光周波数領域イメージングを用いた、非偏光解消偏光パラメーターを決定するための完全なジョーンズ行列に基づいた分析を提供するための装置及び方法
CN101370426A (zh) 利用对光学相干断层扫描的波阵面调制来提供散斑减少的系统、装置和过程
CN113317784A (zh) 一种微米级线式聚焦扫描显微光谱光学相干层析成像系统
JPH10260136A (ja) 真珠の内部情報抽出方法および装置
CN106994006A (zh) 双模态成像系统
Matcher Practical aspects of OCT imaging in tissue engineering
JPH10260131A (ja) 光計測装置
CN101049232A (zh) 光学断层影像扫描方法及其装置
Abbasi et al. Live feedback and 3D photoacoustic remote sensing
Qu et al. Excitation-and-collection geometry insensitive fluorescence imaging of tissue-simulating turbid media
JP2012202774A (ja) 観察装置及び観察方法
JP3190157B2 (ja) 結晶欠陥検査方法
KR101108554B1 (ko) 진주 감별 장치 및 방법
Berer et al. Photoacoustic microscopy with large integrating optical annular detectors
JP3236055B2 (ja) 光ct装置
JP2981696B2 (ja) 検体の3次元情報計測方法および装置