JPH10258735A - モノレール車両用台車 - Google Patents

モノレール車両用台車

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JPH10258735A
JPH10258735A JP6608797A JP6608797A JPH10258735A JP H10258735 A JPH10258735 A JP H10258735A JP 6608797 A JP6608797 A JP 6608797A JP 6608797 A JP6608797 A JP 6608797A JP H10258735 A JPH10258735 A JP H10258735A
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JP
Japan
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motor
drive shaft
hollow axle
bogie
inner rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6608797A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Iwasaki
克行 岩▲崎▼
Motosane Hiraishi
元実 平石
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴムタイヤで走行するモノレール車両用台車に
関して、台車重量を低減し、かつ保守点検が容易に実施
できるようにする。 【解決手段】モータ21の外側固定子24を台車枠ブラ
ケット16に外付けボルト固定し、モータ21の回転力
は、内側回転子26から駆動軸22へそれぞれの端部に
加工されたスプライン機構を介して伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノレール車両用
台車に係り、ダイレクトドライブモータで駆動走行する
ゴムタイヤ式モノレール車両用台車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、モノレール車両用台車のモータ回
転力は、モータから継手により台車枠に外付固定された
歯車装置に伝達され、その内部で回転方向を変えて駆動
軸を回転させる構造となっていた。したがって、前記モ
ータおよび歯車装置はそれぞれ台車枠に固定されてお
り、モータと歯車装置の駆動力出力軸とが直角或いは平
行に配置されているものが知られている。この種のモノ
レール車両用台車として関連するものとしては、例えば
特公昭62ー26944号公報に示された構造が挙げら
れる。この種の台車においては、台車枠の側梁に片持式
で固定された車軸を貫通して駆動軸が設置されており、
該駆動軸の先端が走行輪に連結されている。モータ軸と
駆動軸の方向が直交或いは平行のいずれの場合において
も、前記歯車装置は、良好な潤滑と騒音の遮蔽のため
に、比較的厚い金属ケーシングによって構成されてお
り、それ自体の重量が重くなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】モノレール車両の台車
は、モータの回転力を継手を介して歯車装置に伝達し、
歯車装置内で回転方向を変えて駆動軸を回転させる構造
を採用しており、継手、歯車装置の保守点検に大きな労
力を要していた。特に、歯車装置では騒音の遮蔽を目的
として厚い金属ケーシングを採用していることから、分
解組立を伴う保守作業に多大な労力と時間を要してい
た。また、前記歯車装置の重量は、台車の重量の約25
%を占めており、走行桁に起因する軸重制限の範囲内で
定員の増大を図るためには台車重量の低減が大きな課題
であり、その中でも前記歯車装置の重量の低減が望まれ
ている。
【0004】本発明は、ダイレクトドライブモータの採
用により歯車装置をなくして重量低減および保守点検の
簡略化を実現することを目的とするものである。
【0005】また、モータと台車枠ブラケットの締結を
解放するだけでモータが台車枠から分離でき、かつ、該
モータの設置スペース制限の少ないモノレール車両用台
車を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ゴムタイヤ
を用いて走行するモノレール車両用台車において、台車
枠の側梁にモータの外側固定子を固定しており、前記モ
ータに対して回転中心を一致させて前記台車枠の側梁に
中空車軸を固定しており、前記中空車軸に前記ゴムタイ
ヤを回転可能に設置しており、前記モータの内側回転子
と前記ゴムタイヤとを前記中空車軸を貫通して配置され
る駆動軸を介して連結したことにより、達成される。
【0007】また、上記他の目的は、モータの外側固定
子を台車枠ブラケットに着脱自在に設置し、モータの内
側回転子端部および駆動軸端部にスプラインを設け、モ
ータの回転力を駆動軸に伝達することにより、達成され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の複数の実施例を図1ない
し図3によって説明する。同図において、モノレール車
両用台車を構成する台車枠は、横梁12の前後左右に設
置した4本の側梁11と、それぞれ2本の前記側梁11
の端部を接続する端梁13とから構成されている。この
台車枠の前後端部には案内輪を固定するための取付座1
4が設けられ、前記横梁12の車体幅方向の端部には、
下方に伸びる安定輪の支持枠15が設けられている。前
記取付座14および支持枠15の先端には、それぞれ案
内輪、安定輪(いずれも図示せず)を設置している。左
右の側梁11には、ダイレクトドライブモータを含む駆
動ユニット20を固定するブラケット16を設置してい
る。駆動ユニット20を構成するモータ21の外側固定
子23と前記ブラケット16とはボルト、ナット17で
固定される。
【0009】図2に示した実施例において、駆動ユニッ
ト20は、モータ21と駆動軸22より構成されてい
る。モータ21は、内側回転子26と軸受28によって
相対的に回転可能に支持された外側固定子24から構成
されている。外側固定子24には、その軸方向端部にフ
ランジ部25が形成されており、該フランジ部25で台
車枠の側梁11に設置されているブラケット16に、ボ
ルトナット17で固定されている。台車枠ブラケット1
6には回転しない中空車軸29が圧入固定されており、
その先端部には該中空車軸29に対して一対の軸受30
を介して回転可能に輪芯31が軸端ナット32により締
結されている。
【0010】前記内側回転子26は、モータ21の中央
部をなしており、その軸心部分には中空部27が形成さ
れており、該中空部27の内面にはスプライン加工が施
されている。一方、内側回転子26に嵌入される駆動軸
22の嵌入端部にも、外側スプライン部23が形成され
ており、輪芯31側から中空車軸29の内部を貫通して
前記内側回転子26の中空部27に嵌入される構成とな
っている。このような構成により、モータ21の回転力
は駆動軸22に伝達される。前記駆動軸22と輪芯31
とはボルト33で締結されており、図2中において、中
空車軸29に右側からリム付きゴムタイヤ34、スペー
サ35、リム付きゴムタイヤ34を順次挿入してくさび
36により固定する。
【0011】モータ21の内側回転子26の一端(図中
左側)すなわち台車幅方向の外側には、ディスクブレー
キを構成するブレーキディスク37が取り付けられてい
る。モータ21を構成し、十分な強度を有する外側固定
子24には、ブラケット38が溶接固定されていて、キ
ャリパ装置39がボルト、ナット40により設置され
る。尚、ブラケット38は、台車枠に溶接またはボルト
締結で取り付けても構成できる。
【0012】前記モータ21で発生する駆動力は、内側
回転子26から駆動軸22に伝わり、該駆動軸22から
前記輪芯31に伝えられてゴムタイヤ34を駆動する。
この時、ゴムタイヤ34を介して中空車軸29に掛かる
車両の垂直荷重の反力は、該中空車軸29に撓みを与え
る。この中空車軸29の撓みによる駆動軸22からモー
タ21の内側回転子26への変形は、前記駆動軸22と
内側回転子26との間に形成されているスプライン構造
によって許容される。したがって、前記中空車軸29の
変形に伴うモータ21の回転子と固定子の間隔を変化さ
せて該モータの性能に悪影響を与える等の不具合を防止
することができる。
【0013】このような構成によれば、モータ21で駆
動軸22を介して輪芯31およびゴムタイヤ34を駆動
する構成としていることから、歯車装置のない駆動シス
テムとなるため歯車装置の保守点検が不要となるばかり
でなく、大幅な台車重量の低減が図れる。したがって、
台車の分解組立を伴う保守作業の労力の低減および時間
の短縮が図れる。さらに、歯車装置を用いないため、歯
車同士の噛み合い部分から生じる騒音がなく車外へ伝播
する騒音を大幅に低減することができる。このことは、
高架に形成された走行桁上を走行するモノレール車両に
おいて、台車を覆うスカート装置の簡略化によって、車
体の軽量化を図ることができる。
【0014】また、外側固定子24をブラケット16に
固定するボルト、ナット17およびキャリパ装置39を
外側固定子に固定するためのブラケット38に固定する
ボルト、ナット40をゆるめることにより、モータ21
を単体として台車枠から用意に分離できるため、該モー
タ21の保守点検作業を容易に行うことができる。モー
タ21の整備を行う場合には、整備が必要なモータ21
のみを台車枠から取り外し、整備済みの他のモータ21
を台車枠に設置することにより、モータ21の整備作業
においてはモータの交換作業だけですむため、保守或い
は検査により車両がその機能を停止する期間の短縮が図
れる。
【0015】モータ21の台車枠への取付部が、台車枠
の側梁11の車体幅方向の外側であるため、モータ径に
関する制約も少なく、大きな出力のモータを設置するこ
とも可能である。
【0016】図3に示す実施例の場合には、スプライン
部に関して前記実施例と異なる構造となっており、内側
回転子26に外側スプライン部41が形成され、駆動軸
22の端部に中空スプライン部42が形成されている。
このような構成においては、内側回転子26に外側スプ
ライン部41を抗せIIすることにより、該内側回転子2
6の外径を大きくする必要がなく、モータの小型化を図
ることができる。その他の構成に関しては、前記一実施
例と同様な作用効果を達成することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、歯車装置のない駆動機
構であるため、歯車装置の保守点検が不要であり、か
つ、台車重量の大幅低減が可能である。また、ボルトナ
ットの解放によりモータを台車枠から分離できるため、
モータの保守点検も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモノレール車両用台車枠の
斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のモノレール車両用台車の駆
動部分を示す縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例のモノレール車両用台車の
駆動部分を示した縦断面図である。
【符号の説明】
11…側梁、12…横梁、13…端梁、16…台車枠ブ
ラケット、20…駆動ユニット、21…モータ、22…
駆動軸、24…外側固定子、26…内側回転子、29…
中空車軸、31…輪芯、34…ゴムタイヤ、37…ブレ
ーキディスク、38…ブラケット、39…キャリパ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴムタイヤを用いて走行するモノレール車
    両用台車において、台車枠の側梁にモータの外側固定子
    を固定しており、前記モータに対して回転中心を一致さ
    せて前記台車枠の側梁に中空車軸を固定しており、前記
    中空車軸に前記ゴムタイヤを回転可能に設置しており、
    前記モータの内側回転子と前記ゴムタイヤとを前記中空
    車軸を貫通して配置される駆動軸を介して連結したこと
    を特徴とするモノレール車両用台車。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のモノレール車両用台車に
    おいて、前記モータの内側回転子と前記駆動軸との連結
    部に、軸方向の変位を許容して駆動力を伝達する軸連結
    手段を設置したことを特徴とするモノレール車両用台
    車。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のモノレール車両用台車に
    おいて、前記軸連結手段を前記モータの内側回転子と前
    記駆動軸との間に形成されるスプライン機構としたこと
    を特徴とするモノレール車両用台車。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のモノレール車両用台車に
    おいて、前記モータの内側回転子にブレーキディスクを
    設置しており、前記ブレーキディスクは前記内側回転子
    の車体幅方向外側部分に連結されていることを特徴とし
    たモノレール車両用台車。
JP6608797A 1997-03-19 1997-03-19 モノレール車両用台車 Pending JPH10258735A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012169017A1 (ja) * 2011-06-07 2012-12-13 株式会社日立製作所 モノレール用駆動装置及びそれを備えたモノレール用台車
CN105292134A (zh) * 2015-12-07 2016-02-03 南车株洲电力机车有限公司 一种直驱跨坐式无齿轮单轨转向架
EP3501936A4 (en) * 2016-09-21 2019-09-11 BYD Company Limited BOGIE CHASSIS, BOGIE ASSEMBLY AND RAILWAY VEHICLE

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US11155282B2 (en) 2016-09-21 2021-10-26 Byd Company Limited Bogie frame, bogie assembly and rail vehicle

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