JPH1025867A - 屋上設置型換気装置 - Google Patents
屋上設置型換気装置Info
- Publication number
- JPH1025867A JPH1025867A JP20124996A JP20124996A JPH1025867A JP H1025867 A JPH1025867 A JP H1025867A JP 20124996 A JP20124996 A JP 20124996A JP 20124996 A JP20124996 A JP 20124996A JP H1025867 A JPH1025867 A JP H1025867A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- ventilation
- top plate
- bottom plate
- rising
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 屋外空気と共に通気間隔内に侵入する雨水を
邪魔板で確実に水切りでき、屋内外の空気を効果的に換
気できるよう装置全体を簡単な構造的で薄型にしかも堅
牢なものに組立構成する。 【解決手段】 天板部１には雨水遮断用の前面遮り板１
０ａ，１０ｂと、通気隙間ｇ1 を保つ水切り用の下邪魔
板１１ａ，１１ｂとを設け、底板部２ａ，２ｂには通気
隙間ｇ2 を保つ立上り板２０ａ，２０ｂと、通気隙間ｇ
3 〜ｇ5 を保つ上邪魔板２１ａ，２１ｂとを設け、更
に、天板部１と底板部２ａ，２ｂとはＬ字形の帯板金具
３，４で一体に組み立てる。
邪魔板で確実に水切りでき、屋内外の空気を効果的に換
気できるよう装置全体を簡単な構造的で薄型にしかも堅
牢なものに組立構成する。 【解決手段】 天板部１には雨水遮断用の前面遮り板１
０ａ，１０ｂと、通気隙間ｇ1 を保つ水切り用の下邪魔
板１１ａ，１１ｂとを設け、底板部２ａ，２ｂには通気
隙間ｇ2 を保つ立上り板２０ａ，２０ｂと、通気隙間ｇ
3 〜ｇ5 を保つ上邪魔板２１ａ，２１ｂとを設け、更
に、天板部１と底板部２ａ，２ｂとはＬ字形の帯板金具
３，４で一体に組み立てる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内外の空気を換
気するよう家屋の屋上に据付け設置される屋上設置型の
換気装置に関するものである。
気するよう家屋の屋上に据付け設置される屋上設置型の
換気装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の換気装置としては家屋の
棟部に据付け設置される板金製の棟部換気装置が知られ
ている（実公平４ー４６４２４号）。
棟部に据付け設置される板金製の棟部換気装置が知られ
ている（実公平４ー４６４２４号）。
【０００３】その棟部換気装置は家屋棟部の換気口を覆
う横断面傘形の天板部と、該天板部との相対間に通気間
隔を保って各屋根斜面に各々取付け配置される底板部と
を備え、天板部には各屋根勾配の下方寄り板面を下方に
折り曲げて雨水遮断用の前面遮り板を設け、各底板部に
は屋根勾配の上方寄り板面を上方に折り曲げて立上り板
を設けると共に、この立上り板の上端側より底板部の板
面と相対する側に折り曲げて天板部の支持板を設け、更
に、その天板部の支持板より下方に折り曲げて上邪魔板
を縦に設け、また、屋根勾配の下方寄り板面を二ツに重
ね曲げると共に、この重ね曲げられた上側板部の端部寄
り板面を上方に折り曲げて下邪魔板を縦に設けることに
より構成されている。
う横断面傘形の天板部と、該天板部との相対間に通気間
隔を保って各屋根斜面に各々取付け配置される底板部と
を備え、天板部には各屋根勾配の下方寄り板面を下方に
折り曲げて雨水遮断用の前面遮り板を設け、各底板部に
は屋根勾配の上方寄り板面を上方に折り曲げて立上り板
を設けると共に、この立上り板の上端側より底板部の板
面と相対する側に折り曲げて天板部の支持板を設け、更
に、その天板部の支持板より下方に折り曲げて上邪魔板
を縦に設け、また、屋根勾配の下方寄り板面を二ツに重
ね曲げると共に、この重ね曲げられた上側板部の端部寄
り板面を上方に折り曲げて下邪魔板を縦に設けることに
より構成されている。
【０００４】その天板部と各底板部とは、天板部の板面
を底板部に設けた支持板にポップリベット等であてがい
固定することにより通気間隔を立上り板で保って互いに
一体に組み立てられている。また、立上り板の板面には
複数個の通気孔を長手方向に沿って定間隔毎に設けるの
に加えて、前面遮り板並びに上邪魔板の各下端部と底板
部の板面との間及び下邪魔板の上端部と天板部の板面と
の間には通気隙間を隔てると共に、前面遮り板を含めて
各邪魔板を上下交互に配置することにより屋外空気を各
邪魔板で蛇行させて流動し、屋外空気と共に通気間隔内
に侵入する雨水を各邪魔板で水切りできるよう組み立て
られている。
を底板部に設けた支持板にポップリベット等であてがい
固定することにより通気間隔を立上り板で保って互いに
一体に組み立てられている。また、立上り板の板面には
複数個の通気孔を長手方向に沿って定間隔毎に設けるの
に加えて、前面遮り板並びに上邪魔板の各下端部と底板
部の板面との間及び下邪魔板の上端部と天板部の板面と
の間には通気隙間を隔てると共に、前面遮り板を含めて
各邪魔板を上下交互に配置することにより屋外空気を各
邪魔板で蛇行させて流動し、屋外空気と共に通気間隔内
に侵入する雨水を各邪魔板で水切りできるよう組み立て
られている。
【０００５】その棟部換気装置では、屋内外の空気を各
邪魔板で蛇行流動させて屋外空気と共に通気間隔内に侵
入する雨水を各邪魔板で確実に水切りでき、また、立上
り板の板面に設けた通気孔を介して屋内外の空気を効果
的に換気できるところから好ましい。
邪魔板で蛇行流動させて屋外空気と共に通気間隔内に侵
入する雨水を各邪魔板で確実に水切りでき、また、立上
り板の板面に設けた通気孔を介して屋内外の空気を効果
的に換気できるところから好ましい。
【０００６】然し、その棟部換気装置においては少なく
とも底板部側を構造的に複雑に複数個所で折曲げ形成し
なけれはならず、これに加えて、通気孔を立上り板の板
面に切抜き形成するのにも手間が掛る。また、各邪魔板
は通気間隔内に縦に起立させて設けるため、その邪魔板
による水切り効率を高めるべく、邪魔板の立上り高さを
大きく設定するときには通気隙間を突端側に保つ必要も
あって通気間隔を大きく設定しなければならず、装置全
体が大型化することを避けられない。
とも底板部側を構造的に複雑に複数個所で折曲げ形成し
なけれはならず、これに加えて、通気孔を立上り板の板
面に切抜き形成するのにも手間が掛る。また、各邪魔板
は通気間隔内に縦に起立させて設けるため、その邪魔板
による水切り効率を高めるべく、邪魔板の立上り高さを
大きく設定するときには通気隙間を突端側に保つ必要も
あって通気間隔を大きく設定しなければならず、装置全
体が大型化することを避けられない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、屋外空気と
共に通気間隔内に侵入する雨水を邪魔板で確実に水切り
でき、また、屋内外の空気を効果的に換気できることは
勿論、装置全体を簡単な構造的で薄型にしかも堅牢なも
のに組立可能な屋上設置型換気装置を提供することを目
的とする。
共に通気間隔内に侵入する雨水を邪魔板で確実に水切り
でき、また、屋内外の空気を効果的に換気できることは
勿論、装置全体を簡単な構造的で薄型にしかも堅牢なも
のに組立可能な屋上設置型換気装置を提供することを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
屋上設置型換気装置においては、家屋屋根部の換気口を
覆う板金製の天板部と、該天板部との相対間に通気間隔
を保って屋根面に取付け配置される板金製の底板部とを
備え、天板部には屋根勾配の下方寄り板面を下方に折り
曲げて雨水遮断用の前面遮り板と、その前面遮り板の下
端側より通気間隔の内方向きに折り曲げて通気隙間を底
板部の板面との間に保つ水切り用の下邪魔板とを設け、
一方、底板部には屋根勾配の上方寄り板面を上方に折り
曲げて通気隙間を下邪魔板の先端側との間に保つ立上り
板と、その立上り板の上端側より通気間隔の外方向きに
折り曲げて下邪魔板との相対面間並びに先端側と前面遮
り板の板面との間及び天板部の板面との間に夫々保つ上
邪魔板とを設け、天板部と底板部とは、天板部の板面と
底板部の立上り板との間並びに底板部の板面と天板部の
前面遮り板との間に各々あてがい固定するＬ字形の帯板
金具で互いを一体に組み立てることにより構成されてい
る。
屋上設置型換気装置においては、家屋屋根部の換気口を
覆う板金製の天板部と、該天板部との相対間に通気間隔
を保って屋根面に取付け配置される板金製の底板部とを
備え、天板部には屋根勾配の下方寄り板面を下方に折り
曲げて雨水遮断用の前面遮り板と、その前面遮り板の下
端側より通気間隔の内方向きに折り曲げて通気隙間を底
板部の板面との間に保つ水切り用の下邪魔板とを設け、
一方、底板部には屋根勾配の上方寄り板面を上方に折り
曲げて通気隙間を下邪魔板の先端側との間に保つ立上り
板と、その立上り板の上端側より通気間隔の外方向きに
折り曲げて下邪魔板との相対面間並びに先端側と前面遮
り板の板面との間及び天板部の板面との間に夫々保つ上
邪魔板とを設け、天板部と底板部とは、天板部の板面と
底板部の立上り板との間並びに底板部の板面と天板部の
前面遮り板との間に各々あてがい固定するＬ字形の帯板
金具で互いを一体に組み立てることにより構成されてい
る。
【０００９】本発明の請求項２に係る屋上設置型換気装
置においては、家屋棟部の換気口を覆う板金製の横断面
傘形を呈する天板部と、該天板部との相対間に通気間隔
を保って各屋根斜面に各々取付け配置される板金製の底
板部とを備え、天板部には各屋根勾配の下方寄り板面を
下方に折り曲げて雨水遮断用の前面遮り板と、その前面
遮り板の下端側より通気間隔の内方向きに折り曲げて通
気隙間を底板部の板面との間に保つ水切り用の下邪魔板
とを設け、一方、各底板部には屋根勾配の上方寄り板面
を上方に折り曲げて通気隙間を下邪魔板の先端側との間
に保つ立上り板と、その立上り板の上端側より通気間隔
の外方向きに折り曲げて通気隙間を下邪魔板との相対面
間並びに先端側と前面遮り板の板面との間及び天板部の
各板面との間に夫々保つ上邪魔板とを設け、天板部と各
底板部とは、天板部の板面と底板部の立上り板との間並
びに底板部の板面と天板部の前面遮り板との間に各々あ
てがい固定するＬ字形の帯板金具で互いを一体に組み立
てることにより構成されている。
置においては、家屋棟部の換気口を覆う板金製の横断面
傘形を呈する天板部と、該天板部との相対間に通気間隔
を保って各屋根斜面に各々取付け配置される板金製の底
板部とを備え、天板部には各屋根勾配の下方寄り板面を
下方に折り曲げて雨水遮断用の前面遮り板と、その前面
遮り板の下端側より通気間隔の内方向きに折り曲げて通
気隙間を底板部の板面との間に保つ水切り用の下邪魔板
とを設け、一方、各底板部には屋根勾配の上方寄り板面
を上方に折り曲げて通気隙間を下邪魔板の先端側との間
に保つ立上り板と、その立上り板の上端側より通気間隔
の外方向きに折り曲げて通気隙間を下邪魔板との相対面
間並びに先端側と前面遮り板の板面との間及び天板部の
各板面との間に夫々保つ上邪魔板とを設け、天板部と各
底板部とは、天板部の板面と底板部の立上り板との間並
びに底板部の板面と天板部の前面遮り板との間に各々あ
てがい固定するＬ字形の帯板金具で互いを一体に組み立
てることにより構成されている。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図１〜４で示す屋上設置型換気装置は家屋の棟部
に据付け設置するものとして構成されている。また、こ
の主たる構成部は板金材から折曲げ形成されている。そ
の家屋棟部換気装置は、図１で示すように棟部の両側に
亘って棟部の換気口Ｅを覆うよう屋根勾配に相応させて
横断面傘形に折り曲げられた天板部１と、この天板部１
との相対面間に通気間隔Ｗを保って野地板等の屋根面に
各々取付け配置される底板部２ａ，２ｂとを主たる構成
部として組み立てられている。
ると、図１〜４で示す屋上設置型換気装置は家屋の棟部
に据付け設置するものとして構成されている。また、こ
の主たる構成部は板金材から折曲げ形成されている。そ
の家屋棟部換気装置は、図１で示すように棟部の両側に
亘って棟部の換気口Ｅを覆うよう屋根勾配に相応させて
横断面傘形に折り曲げられた天板部１と、この天板部１
との相対面間に通気間隔Ｗを保って野地板等の屋根面に
各々取付け配置される底板部２ａ，２ｂとを主たる構成
部として組み立てられている。
【００１１】天板部１には、各屋根勾配の下方寄り板面
を直角方向下方に折り曲げて雨水遮断用の前面遮り板１
０ａ，１０ｂが設けられている。また、その前面遮り板
１０ａ，１０ｂの下端側からは通気間隔Ｗの内方向きに
直角に折り曲げて水切り用の下邪魔板１１ａ，１１ｂが
横方向に設けられている。この下邪魔板１１ａ，１１ｂ
は、通気隙間ｇ1 を底板部２ａ，２ｂの板面との間に保
って折曲げ形成されている。
を直角方向下方に折り曲げて雨水遮断用の前面遮り板１
０ａ，１０ｂが設けられている。また、その前面遮り板
１０ａ，１０ｂの下端側からは通気間隔Ｗの内方向きに
直角に折り曲げて水切り用の下邪魔板１１ａ，１１ｂが
横方向に設けられている。この下邪魔板１１ａ，１１ｂ
は、通気隙間ｇ1 を底板部２ａ，２ｂの板面との間に保
って折曲げ形成されている。
【００１２】各底板部２ａ，２ｂには、屋根勾配の上方
寄り板面を直角方向上方に折り曲げて立上り板２０ａ，
２０ｂが設けられている。その立上り板２０ａ，２０ｂ
は、通気隙間ｇ2 を下邪魔板１１ａ，１１ｂの先端側と
の間に保って折曲げ形成されている。また、各立上り板
２０ａ，２０ｂの上端側からは通気間隔Ｗの外方向きに
直角に折り曲げて上邪魔板２１ａ，２１ｂが下邪魔板１
１ａ，１１ｂとは逆から横方向に折曲げ形成されてい
る。この上邪魔板２１ａ，２１ｂは、下邪魔板１１ａ，
１１ｂとの相対面間並びに先端側と前面遮り板１０ａ，
１０ｂの板面との間及び天板部１の各板面との間に通気
隙間ｇ3 〜ｇ5 を保つよう折曲げ形成されている。
寄り板面を直角方向上方に折り曲げて立上り板２０ａ，
２０ｂが設けられている。その立上り板２０ａ，２０ｂ
は、通気隙間ｇ2 を下邪魔板１１ａ，１１ｂの先端側と
の間に保って折曲げ形成されている。また、各立上り板
２０ａ，２０ｂの上端側からは通気間隔Ｗの外方向きに
直角に折り曲げて上邪魔板２１ａ，２１ｂが下邪魔板１
１ａ，１１ｂとは逆から横方向に折曲げ形成されてい
る。この上邪魔板２１ａ，２１ｂは、下邪魔板１１ａ，
１１ｂとの相対面間並びに先端側と前面遮り板１０ａ，
１０ｂの板面との間及び天板部１の各板面との間に通気
隙間ｇ3 〜ｇ5 を保つよう折曲げ形成されている。
【００１３】その天板部１と各底板部２ａ，２ｂとは、
Ｌ字形の帯板金具３，４を用いて一体に組み立てられて
いる。この帯板金具３，４のうち、一方３は底板部２
ａ，２ｂの板面と天板部１の前面遮り板１０ａ，１０ｂ
との間に掛渡し固定されている。また、他方４は天板部
１の板面と底板部２ａ，２ｂの立上り板２０ａ，２０ｂ
との間に逆Ｌ向き位置させて掛渡し固定されている。こ
れら帯板金具３，４は、棟部の長手方向に向って間隔を
隔てて複数個取り付けることにより通気間隔Ｗを保って
天板部１と各底板部２ａ，２ｂを一体に組み立てるよう
ポップリベット５…等で各板面にあてがい固定されてい
る。
Ｌ字形の帯板金具３，４を用いて一体に組み立てられて
いる。この帯板金具３，４のうち、一方３は底板部２
ａ，２ｂの板面と天板部１の前面遮り板１０ａ，１０ｂ
との間に掛渡し固定されている。また、他方４は天板部
１の板面と底板部２ａ，２ｂの立上り板２０ａ，２０ｂ
との間に逆Ｌ向き位置させて掛渡し固定されている。こ
れら帯板金具３，４は、棟部の長手方向に向って間隔を
隔てて複数個取り付けることにより通気間隔Ｗを保って
天板部１と各底板部２ａ，２ｂを一体に組み立てるよう
ポップリベット５…等で各板面にあてがい固定されてい
る。
【００１４】その各部構成に加えて、帯板金具３は図１
〜３で示すように底板部２ａ，２ｂの板面を一部切り曲
げて設けた止め片２２ａ，２２ｂを下部辺３ａの板面上
に重ねて折り曲げることにより位置決め固定されてい
る。また、帯板金具３の上部辺３ｂは前面遮り板１０
ａ，１０ｂと下邪魔板１１ａ，１１ｂとの折返し辺に沿
って下邪魔板１１ａの板面に設けたスリット２３ａ，２
３ｂに挿通することにより前面遮り板１０ａの板面内側
にあてがい固定されている。
〜３で示すように底板部２ａ，２ｂの板面を一部切り曲
げて設けた止め片２２ａ，２２ｂを下部辺３ａの板面上
に重ねて折り曲げることにより位置決め固定されてい
る。また、帯板金具３の上部辺３ｂは前面遮り板１０
ａ，１０ｂと下邪魔板１１ａ，１１ｂとの折返し辺に沿
って下邪魔板１１ａの板面に設けたスリット２３ａ，２
３ｂに挿通することにより前面遮り板１０ａの板面内側
にあてがい固定されている。
【００１５】上述した下邪魔板１１ａ，１１ｂ並びに上
邪魔板２１ａ，２１ｂの他に、天板部１の板面から縦方
向下方に突出させて縦邪魔板６ａ，６ｂを備え付けるこ
ともできる。その縦邪魔板６ａ，６ｂは通気隙間ｇ6 を
底板部２ａ，２ｂの立上り板２０ａ，２０ｂとの間に保
ち、帯板金具４の上部辺を縦邪魔板６ａ，６ｂの折返し
部に嵌め込んでポップリベット５等で帯板金具４と共締
めすることにより立付け装備することができる。
邪魔板２１ａ，２１ｂの他に、天板部１の板面から縦方
向下方に突出させて縦邪魔板６ａ，６ｂを備え付けるこ
ともできる。その縦邪魔板６ａ，６ｂは通気隙間ｇ6 を
底板部２ａ，２ｂの立上り板２０ａ，２０ｂとの間に保
ち、帯板金具４の上部辺を縦邪魔板６ａ，６ｂの折返し
部に嵌め込んでポップリベット５等で帯板金具４と共締
めすることにより立付け装備することができる。
【００１６】また、各邪魔板１１ａ，１１ｂ、２１ａ，
２１ｂの長手方向両端部には図３で示すように上邪魔板
２１ａ，２１ｂの端部寄り板面を下方に折り曲げると共
に、その板面の端部側を底板部２ａの下面側に重ねて折
り曲げることにより側板部２４ａ，２４ｂを設けること
ができる。この側板部２４ａ，２４ｂでは、下邪魔板１
１ａ，１１ｂ並びに上邪魔板２１ａ，２１ｂの長手方向
両端部を遮蔽することができる。
２１ｂの長手方向両端部には図３で示すように上邪魔板
２１ａ，２１ｂの端部寄り板面を下方に折り曲げると共
に、その板面の端部側を底板部２ａの下面側に重ねて折
り曲げることにより側板部２４ａ，２４ｂを設けること
ができる。この側板部２４ａ，２４ｂでは、下邪魔板１
１ａ，１１ｂ並びに上邪魔板２１ａ，２１ｂの長手方向
両端部を遮蔽することができる。
【００１７】このように構成する棟部換気装置では、天
板部１の下方寄り板面を下方Ｌ字状に折り曲げることに
より雨水遮断用の前面遮り板１０ａ，１０ｂと水切り用
の下邪魔板１１ａ，１１ｂとを設けている。それと同様
に、各底板部２ａ，２ｂの上方寄り板面を上方Ｌ字状に
折り曲げることにより立上り板２０ａ，２０ｂと上邪魔
板２１ａ，２１ｂを設けている。このため、その各部
１、２ａ，２ｂは簡単な曲げ加工を施すことから折曲げ
形成することができる。
板部１の下方寄り板面を下方Ｌ字状に折り曲げることに
より雨水遮断用の前面遮り板１０ａ，１０ｂと水切り用
の下邪魔板１１ａ，１１ｂとを設けている。それと同様
に、各底板部２ａ，２ｂの上方寄り板面を上方Ｌ字状に
折り曲げることにより立上り板２０ａ，２０ｂと上邪魔
板２１ａ，２１ｂを設けている。このため、その各部
１、２ａ，２ｂは簡単な曲げ加工を施すことから折曲げ
形成することができる。
【００１８】その天板部１と各底板部２ａ，２ｂとは、
少なくとも通気隙間ｇ1 〜ｇ5 を連通させて確保するこ
とによりＬ字形の帯板金具３，４を用いて一体に組み立
てられている。このため、いずれの板面にも通気孔等を
設けなくてよく、板金材の折曲げ作業をより簡単にでき
るばかりでなく、通気間隔Ｗを保って天板部１と各底板
部２ａ，２ｂとを帯板金具３，４で堅牢な構造に組み立
てることができる。
少なくとも通気隙間ｇ1 〜ｇ5 を連通させて確保するこ
とによりＬ字形の帯板金具３，４を用いて一体に組み立
てられている。このため、いずれの板面にも通気孔等を
設けなくてよく、板金材の折曲げ作業をより簡単にでき
るばかりでなく、通気間隔Ｗを保って天板部１と各底板
部２ａ，２ｂとを帯板金具３，４で堅牢な構造に組み立
てることができる。
【００１９】その天板部１の下邪魔板１１ａ，１１ｂ
は、通気隙間ｇ1 を底板部２ａ，２ｂの板面との間に保
って通気間隔Ｗの内方向き横方向に折曲げ形成する。こ
れと共に、通気隙間ｇ2 を下邪魔板１１ａ，１１ｂの内
端側との間に保ち、各立上り板２０ａ，２０ｂの上端側
からは上邪魔板２１ａ，２１ｂが下邪魔板１１ａ，１１
ｂと逆の外方向き横方向に折曲げ形成する。また、その
上邪魔板２１ａ，２１ｂは下邪魔板１１ａ，１１ｂとの
相対面間並びに先端側と前面遮り板１０ａ，１０ｂの板
面との間及び天板部１の各板面との間に通気隙間ｇ3 〜
ｇ5 を保つよう折曲げ形成する。このため、各邪魔板１
１ａ，１１ｂ、２１ａ，２１ｂでは屋内外の空気を蛇行
させて流動でき、屋外空気と共に雨水が侵入しても各邪
魔板１１ａ，１１ｂ、２１ａ，２１ｂで確実に水切りす
ることができる。
は、通気隙間ｇ1 を底板部２ａ，２ｂの板面との間に保
って通気間隔Ｗの内方向き横方向に折曲げ形成する。こ
れと共に、通気隙間ｇ2 を下邪魔板１１ａ，１１ｂの内
端側との間に保ち、各立上り板２０ａ，２０ｂの上端側
からは上邪魔板２１ａ，２１ｂが下邪魔板１１ａ，１１
ｂと逆の外方向き横方向に折曲げ形成する。また、その
上邪魔板２１ａ，２１ｂは下邪魔板１１ａ，１１ｂとの
相対面間並びに先端側と前面遮り板１０ａ，１０ｂの板
面との間及び天板部１の各板面との間に通気隙間ｇ3 〜
ｇ5 を保つよう折曲げ形成する。このため、各邪魔板１
１ａ，１１ｂ、２１ａ，２１ｂでは屋内外の空気を蛇行
させて流動でき、屋外空気と共に雨水が侵入しても各邪
魔板１１ａ，１１ｂ、２１ａ，２１ｂで確実に水切りす
ることができる。
【００２０】また、各邪魔板１１ａ，１１ｂ、２１ａ，
２１ｂは通気間隔Ｗの内部で横方向に張り出すように設
けられている。その邪魔板１１ａ，１１ｂ、２１ａ，２
１ｂによる水切り効率を高めるべく、邪魔板１１ａ，１
１ｂ、２１ａ，２１ｂの幅を広く設定し且つ通気隙間ｇ
1 〜ｇ5 を保っても、通気間隔Ｗは大きく設定しなくて
よい。このため、水切り効果を高められしかも装置全体
も薄型のものに構成することができる。
２１ｂは通気間隔Ｗの内部で横方向に張り出すように設
けられている。その邪魔板１１ａ，１１ｂ、２１ａ，２
１ｂによる水切り効率を高めるべく、邪魔板１１ａ，１
１ｂ、２１ａ，２１ｂの幅を広く設定し且つ通気隙間ｇ
1 〜ｇ5 を保っても、通気間隔Ｗは大きく設定しなくて
よい。このため、水切り効果を高められしかも装置全体
も薄型のものに構成することができる。
【００２１】この棟部換気装置は、図１で示すように底
板部２ａ，２ｂを屋根の野地板Ｊ等の板面にあてがい固
定することにより棟部の通気孔Ｅを覆うよう家屋の棟部
に据付け設置することができる。また、図４で示すよう
に底板部２ａ，２ｂを平瓦Ｈ1 の上側に配置し、天板部
１の長手方向両端部をのし瓦Ｈ2 の上側に被せて家屋の
棟部に組み付けることにより丸瓦Ｈ3 の内部に収容装備
するようにもできる。
板部２ａ，２ｂを屋根の野地板Ｊ等の板面にあてがい固
定することにより棟部の通気孔Ｅを覆うよう家屋の棟部
に据付け設置することができる。また、図４で示すよう
に底板部２ａ，２ｂを平瓦Ｈ1 の上側に配置し、天板部
１の長手方向両端部をのし瓦Ｈ2 の上側に被せて家屋の
棟部に組み付けることにより丸瓦Ｈ3 の内部に収容装備
するようにもできる。
【００２２】上述した実施の形態は家屋の棟部に据付け
設置する棟部換気装置を示したが、図５で示すように屋
根の片斜面上に据付け設置する屋上設置型換気装置とし
ても構成することができる。この場合には天板部１の板
面を長手方向に沿って下方に折り曲げて背板部１２を設
けると共に、その天板部１の長手方向両端部を下方に折
り曲げて側板部１３を設けることから、前面遮り板１０
ａ，１０ｂを含めて外枠組を組立形成すればよい。ま
た、これ以外は上述した棟部換気装置の片半部と同様な
構造に構成すればよい。
設置する棟部換気装置を示したが、図５で示すように屋
根の片斜面上に据付け設置する屋上設置型換気装置とし
ても構成することができる。この場合には天板部１の板
面を長手方向に沿って下方に折り曲げて背板部１２を設
けると共に、その天板部１の長手方向両端部を下方に折
り曲げて側板部１３を設けることから、前面遮り板１０
ａ，１０ｂを含めて外枠組を組立形成すればよい。ま
た、これ以外は上述した棟部換気装置の片半部と同様な
構造に構成すればよい。
【００２３】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項１に係る屋
上設置型換気装置に依れば、天板部には屋根勾配の下方
寄り板面を下方に折り曲げて雨水遮断用の前面遮り板
と、その前面遮り板の下端側より通気間隔の内方向きに
折り曲げて通気隙間を底板部の板面との間に保つ水切り
用の下邪魔板とを設け、一方、底板部には屋根勾配の上
方寄り板面を上方に折り曲げて通気隙間を下邪魔板の内
端側との間に保つ立上り板と、その立上り板の上端側よ
り通気間隔の外方向きに折り曲げて下邪魔板との相対面
間並びに天板部の板面との間に保つ上邪魔板とを設け、
更に、天板部と底板部とは天板部の板面と底板部の立上
り板との間並びに先端側と前面遮り板の板面との間及び
底板部の板面と天板部の前面遮り板との間に各々あてが
い固定するＬ字形の帯板金具で一体に組み立てることか
ら、屋外空気と共に通気間隔内に侵入する雨水を邪魔板
で確実に水切りでき、また、屋内外の空気を効果的に換
気できることは勿論、装置全体を簡単な構造的で薄型に
しかも堅牢なものに組立構成することができる。
上設置型換気装置に依れば、天板部には屋根勾配の下方
寄り板面を下方に折り曲げて雨水遮断用の前面遮り板
と、その前面遮り板の下端側より通気間隔の内方向きに
折り曲げて通気隙間を底板部の板面との間に保つ水切り
用の下邪魔板とを設け、一方、底板部には屋根勾配の上
方寄り板面を上方に折り曲げて通気隙間を下邪魔板の内
端側との間に保つ立上り板と、その立上り板の上端側よ
り通気間隔の外方向きに折り曲げて下邪魔板との相対面
間並びに天板部の板面との間に保つ上邪魔板とを設け、
更に、天板部と底板部とは天板部の板面と底板部の立上
り板との間並びに先端側と前面遮り板の板面との間及び
底板部の板面と天板部の前面遮り板との間に各々あてが
い固定するＬ字形の帯板金具で一体に組み立てることか
ら、屋外空気と共に通気間隔内に侵入する雨水を邪魔板
で確実に水切りでき、また、屋内外の空気を効果的に換
気できることは勿論、装置全体を簡単な構造的で薄型に
しかも堅牢なものに組立構成することができる。
【００２４】本発明の請求項２に係る屋上設置型換気装
置に依れば、家屋棟部の換気口を覆うよう家屋の棟部に
据付け設置するのに好適な棟部換気装置として上述した
と同様に組立構成することができる。
置に依れば、家屋棟部の換気口を覆うよう家屋の棟部に
据付け設置するのに好適な棟部換気装置として上述した
と同様に組立構成することができる。
【図１】本発明の一例に係る屋上設置型換気装置を示す
横断面図である。
横断面図である。
【図２】同屋上設置型換気装置を部分的に示す側面図で
ある。
ある。
【図３】同屋上設置型換気装置を部分的に示す底面図で
ある。
ある。
【図４】同屋上設置型換気装置の一例に係る取付施工構
造を示す説明図である。
造を示す説明図である。
【図５】本発明の別例に係る屋上設置型換気装置を示す
横断面図である。
横断面図である。
Ｅ 家屋の換気口 １ 天板部 １０ａ，１０ｂ 前面遮り板 １１ａ，１１ｂ 下邪魔板 ２ａ，２ｂ 底板部 ２０ａ，２０ｂ 立上り板 ２１ａ，２１ｂ 上邪魔板 ３，４ 帯板金具 Ｗ 通気間隔 ｇ1 〜ｇ5 通気隙間
Claims (2)
- 【請求項１】 家屋屋根部の換気口を覆う板金製の天板
部と、該天板部との相対間に通気間隔を保って屋根面に
取付け配置される板金製の底板部とを備え、 天板部には屋根勾配の下方寄り板面を下方に折り曲げて
雨水遮断用の前面遮り板と、その前面遮り板の下端側よ
り通気間隔の内方向きに折り曲げて通気隙間を底板部の
板面との間に保つ水切り用の下邪魔板とを設け、 一方、底板部には屋根勾配の上方寄り板面を上方に折り
曲げて通気隙間を下邪魔板の先端側との間に保つ立上り
板と、その立上り板の上端側より通気間隔の外方向きに
折り曲げて下邪魔板との相対面間並びに先端側と前面遮
り板の板面との間及び天板部の板面との間に夫々保つ上
邪魔板とを設け、 天板部と底板部とは、天板部の板面と底板部の立上り板
との間並びに底板部の板面と天板部の前面遮り板との間
に各々あてがい固定するＬ字形の帯板金具で互いを一体
に組み立てたことを特徴とする屋上設置型換気装置。 - 【請求項２】 家屋棟部の換気口を覆う板金製の横断面
傘形を呈する天板部と、該天板部との相対間に通気間隔
を保って各屋根斜面に各々取付け配置される板金製の底
板部とを備え、 天板部には各屋根勾配の下方寄り板面を下方に折り曲げ
て雨水遮断用の前面遮り板と、その前面遮り板の下端側
より通気間隔の内方向きに折り曲げて通気隙間を底板部
の板面との間に保つ水切り用の下邪魔板とを設け、 一方、各底板部には屋根勾配の上方寄り板面を上方に折
り曲げて通気隙間を下邪魔板の先端側との間に保つ立上
り板と、その立上り板の上端側より通気間隔の外方向き
に折り曲げて通気隙間を下邪魔板との相対面間並びに先
端側と前面遮り板の板面との間及び天板部の各板面との
間に夫々保つ上邪魔板とを設け、 天板部と各底板部とは、天板部の板面と底板部の立上り
板との間並びに底板部の板面と天板部の前面遮り板との
間に各々あてがい固定するＬ字形の帯板金具で互いを一
体に組み立てたことを特徴とする請求項１記載の屋上設
置型換気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20124996A JP3783145B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 屋上設置型換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20124996A JP3783145B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 屋上設置型換気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1025867A true JPH1025867A (ja) | 1998-01-27 |
| JP3783145B2 JP3783145B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=16437818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20124996A Expired - Fee Related JP3783145B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 屋上設置型換気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3783145B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003003632A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Kubota Corp | 屋根の平棟部構造 |
-
1996
- 1996-07-11 JP JP20124996A patent/JP3783145B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003003632A (ja) * | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Kubota Corp | 屋根の平棟部構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3783145B2 (ja) | 2006-06-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7044852B2 (en) | Off-ridge roof vent | |
| US20130115871A1 (en) | Snow Proof Roof Vent | |
| GB2199860A (en) | Roof ventilation tile | |
| US4555982A (en) | Roof ventilator | |
| JP2014156704A (ja) | 軒天換気材 | |
| JP3159271U (ja) | 換気棟 | |
| JP7262158B1 (ja) | 換気装置及びこれを用いた軒天換気構造体 | |
| JP5421642B2 (ja) | 片流れ屋根の換気棟取付構造 | |
| JPH1025867A (ja) | 屋上設置型換気装置 | |
| JP7189035B2 (ja) | 軒先構造 | |
| JP2518830Y2 (ja) | 換気片流れ棟部材 | |
| JP3108289B2 (ja) | 太陽電池屋根 | |
| JP3234497B2 (ja) | 片流れ屋根の換気構造 | |
| JP3616520B2 (ja) | 屋根面換気ユニット | |
| JP2004360299A (ja) | 屋根の換気装置 | |
| US20210325061A1 (en) | Off-ridge roof vent with internal water diverter | |
| JP4109980B2 (ja) | 棟換気装置及び該装置を用いた棟換気構造 | |
| JPH06501Y2 (ja) | 軒先破風・換気装置 | |
| JPH0734625A (ja) | 屋根面換気ユニット | |
| JP3443554B2 (ja) | 太陽電池屋根 | |
| JPH0464650A (ja) | 建物の屋根構造 | |
| JPH07229257A (ja) | 家屋用換気装置の通気部構造 | |
| JPH0446424Y2 (ja) | ||
| JPH036734Y2 (ja) | ||
| JP4094130B2 (ja) | 換気棟 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050413 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050426 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050527 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060131 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060302 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140324 Year of fee payment: 8 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |