JPH10258368A - 電気溶接方法及び電気溶接構造 - Google Patents

電気溶接方法及び電気溶接構造

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JPH10258368A
JPH10258368A JP9059685A JP5968597A JPH10258368A JP H10258368 A JPH10258368 A JP H10258368A JP 9059685 A JP9059685 A JP 9059685A JP 5968597 A JP5968597 A JP 5968597A JP H10258368 A JPH10258368 A JP H10258368A
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JP
Japan
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coated metal
metal plate
electric welding
conductive surface
folded portion
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Application number
JP9059685A
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English (en)
Inventor
Akio Fukuyama
昭生 福山
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被膜の剥離や塗装の際のマスキングを必要と
することなく、且つ、別ピースの板金を使用することな
く、被膜付金属板同志の接合を行なえるようにすること 【解決手段】 表面が絶縁性被膜21,22が形成され
た非導電面であり裏面が導電面である被膜付金属板2
5,26同士を電気溶接により接合するための電気溶接
方法であって、一方の被膜付金属板26に導電面が表面
側に露出するような折り返し部29を形成し、一方の被
膜付金属板26の端部に形成された折り返し部29の導
電面を、他方の被膜付金属板25の裏面側の導電面に電
気的に接触させ、一方の被膜付金属板26の導電面と他
方の被膜付金属板25の導電面との間に電圧を印加する
により電気溶接を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板等の金属板同
志を接合して電子複写機等の外郭カバーを構成するに際
して使用される電気溶接方法に関し、特に、被膜付き金
属板同志の電気溶接方法に関する。また、本発明は、表
面が絶縁性被膜が形成された非導電面であり裏面が導電
面である絶縁性被膜を有する被膜付金属板同士を電気溶
接により接合するための電気溶接構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、電子複写機等の外郭カバー
は、金属板、たとえば、鋼板を溶接することにより構成
される。外郭カバーを構成する金属板の表面には、一般
に表面保護のため、或いは、装飾のために塗装された
り、樹脂被膜が付着されている。特に、外郭カバーに複
数の色を使用する場合には、それぞれの色の被膜が形成
された別々の金属板を溶接する必要がある。このため、
このような被膜付き金属板を電気溶接を使用して溶接す
るためには、溶接部分の被膜を剥離する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3は、従来の被膜付
き金属板同志の接合方法を示す説明図である。いま、そ
れぞれ被膜1,2と金属板本体3,4から成る被膜付き
金属板5,6の端部を重ね合わせて電気溶接する場合を
考えると、一方の被膜付き金属板5の被膜1を端部にお
いて金属板本体3から剥離するか、或いは、金属板本体
3に対して被膜を塗装する際にマスキングを行なって、
一方の被膜付き金属板5の端部に導電面7を形成する必
要がある。
【0004】電気溶接の際には、一方の電極9を一方の
被膜付き金属板5の端部の裏面すなわち導電面に圧接
し、他方の電極10を他方の被膜付き金属板6の端部の
裏面すなわち導電面に圧接し、電極9と電極10の間に
電圧及び圧力を加えて電気溶接を行ないナゲット8を形
成する。
【0005】図4は、従来の他の被膜付き金属板同志の
接合方法を示す説明図である。図4に示す例において
は、被膜11,12と金属板本体13,14から成る被
膜付き金属板15,16の両方の端部を突き合わせ、両
方の端部と重なるように、被膜付き金属板15,16の
裏側、すなわち、被膜11,12とは反対側に、別ピー
スの板金17を圧接し、一方の電極19を別ピースの板
金17の裏面に圧接し、他方の電極20を他方の被膜付
き金属板16の端部の裏面に圧接し、電極19と電極2
0の間に電圧及び圧力を加えて電気溶接を行ない、ナゲ
ット18aを先ず形成する。同様に、電極20を金属板
15の表面に移動し、電極20との間に電圧及び圧力を
加えてナゲット18bを形成する。
【0006】図4に示す例においては、被膜を剥離した
り、塗装の際にマスキングしたりする工程は不要である
が、別ピースの板金17を別途用意しなければならない
という問題がある。
【0007】そこで本発明は、被膜の剥離や塗装の際の
マスキングを必要とすることなく、且つ、別ピースの板
金を使用することなく、被膜付金属板同志の接合を行な
えるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面が絶縁性
被膜が形成された非導電面であり裏面が導電面である被
膜付金属板同士を電気溶接により接合するための電気溶
接方法であって、一方の被膜付金属板に導電面が表面側
に露出するような折り返し部を形成し、前記一方の被膜
付金属板の端部に形成された折り返し部の導電面を、他
方の被膜付金属板の裏面側の導電面に電気的に接触さ
せ、一方の被膜付金属板の導電面と他方の被膜付金属板
の導電面との間に電圧を印加するにより電気溶接を行な
うことを特徴とする。
【0009】また本発明は。表面が絶縁性被膜が形成さ
れた非導電面であり裏面が導電面である被膜付金属板同
士を電気溶接により接合するための電気溶接構造であっ
て、一方の被膜付金属板に導電面が表面側に露出するよ
うな折り返し部を形成し、前記一方の被膜付金属板の端
部に形成された折り返し部の導電面を、他方の被膜付金
属板の裏面側の導電面に接触させた構造としたことを特
徴とする。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の電気溶接方法を適用した被
膜付き金属板同志の接合方法を示す説明図である。な
お、ここでは、電子複写機等の外郭カバーを、鋼板から
なる金属板を溶接することにより構成する場合を例に挙
げて説明する。
【0011】電子複写機等の外郭カバーを構成するため
に、それぞれ被膜21,22と金属板本体23,24か
ら成る一方及び他方の被膜付き金属板25,26が用意
される。そして、一方の被膜付き金属板25の端部と他
方の被膜付き金属板26の端部が重ね合わされた状態で
接合、すなわち、溶接が行われる。
【0012】他方の被膜付き金属板26の端部には、一
方の被膜付き金属板25の端部の下に潜り込むことが出
来るような形状を有する段部27が形成されている。こ
の段部27の水平部分28には、環状の折り返し部29
が形成されている。この折り返し部29は、たとえば、
以下に説明するような工程で形成される。
【0013】被膜付き金属板25,26は、板金プレス
により製造され、他方の被膜付き金属板26の段部27
も、この板金プレス時に同時に形成される。この板金プ
レスの際に、段部27の水平部分28に下穴を形成し、
この下穴に対してバーリング加工を施し、このバーリン
グ加工により形成されたバーリングを潰す。これによ
り、図1に示すような折り返し部29が形成される。な
お、下穴形成とバーリング加工は同一工程で処理するよ
うにしてもよい。また、上記の折り返し部29を形成す
る工程は、独立した工程として用意することができる
が、外郭カバーを加工する際の工程に組み入れることが
望ましく、この場合には新たな工程が追加になることは
ない。
【0014】図2は、折り返し部29の詳細を示す説明
図である。折り返し部29の外径d1は、たとえば4m
m、穴29aの直径d2はたとえば2.3mm、折り返
し部29の厚みd3はたとえば0.2〜0.3mmであ
る。
【0015】折り返し部29の外側表面には被膜が形成
されていないので導電面となっており、この折り返し部
29を一方の被膜付き金属板25の内側表面、すなわ
ち、導電面に圧接することにより、一方の被膜付き金属
板25の金属板本体23と他方の被膜付き金属板26の
金属板本体24との間の電気的導通を確保することがで
きる。
【0016】従って、一方の電極31を一方の被膜付き
金属板21の金属板本体23の裏面に圧接し、他方の電
極32を他方の被膜付き金属板6の段部27の水平部分
28の裏面に圧接し、電極9と電極10の間に電圧及び
圧力を加えることにより、二つの電極9,10の間に電
流通路が形成され、発熱による溶接が達成され、環状の
ナゲット30が形成される。
【0017】また、外郭カバーがそれぞれ異なる色の被
膜付き金属板を接合して構成される場合において、被膜
付き金属板を容易に接合できるので、それぞれ異なる色
で塗装されたカラー被膜付金属板を接合して、複数色か
らなるカラフルな外郭カバーを簡単に製造することがで
きる。また、複数色の外郭カバーがー体となるので、取
り付けや取り外しを一度に行なうことが出来、作業が簡
単化される。
【0018】なお、上述した実施例においては、折り返
し部29を環状としたがこれに限定されるものではな
い。たとえば、折り返し部、矩形であってもよく、更に
は、舌状の切り起こしであってもよい。また、折り返し
部が形成される場所は、被膜付き金属板の端部に限定さ
れるものでは無く、側部或いは中間部であってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明においては、折り返し部を介して
二つの被膜付金属板の電気的接続を確保することがで
き、被膜付金属板同志を簡単且つ容易に接合することが
できる。これにより、色の異なるカバーを容易に接合す
ることができる。また、色の異なるカバーが一体化され
るので、取扱いを容易にすることができる。また、被膜
の剥離や塗装の際のマスキングが不要であるので工程が
簡略化され、製造コストを下げることができる。また、
別ピースの板金を使用する必要がないので、部品点数及
び工数が削減され、製造コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の電気溶接方法が適用される
被膜付き金属板同志の接合方法を示す説明図である。
【図2】 折り返し部29の詳細を示す説明図である。
【図3】 従来の被膜付き金属板同志の接合方法を示す
説明図である。
【図4】 従来の他の被膜付き金属板同志の接合方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
21,22…被膜、23,24…金属板本体、25,2
6…被膜付き金属板、27…段部、28…水平部分、2
9…折り返し部、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が絶縁性被膜が形成された非導電面
    であり裏面が導電面である被膜付金属板同士を電気溶接
    により接合するための電気溶接方法であって、 一方の被膜付金属板に導電面が表面側に露出するような
    折り返し部を形成し、 前記一方の被膜付金属板の端部に形成された折り返し部
    の導電面を、他方の被膜付金属板の裏面側の導電面に電
    気的に接触させ、 一方の被膜付金属板の導電面と他方の被膜付金属板の導
    電面との間に電圧を印加するにより電気溶接を行なうこ
    とを特徴とする電気溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記折り返し部が、環状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電気溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記折り返し部が、一方の被膜付金属板
    に下穴を形成し、下穴に対してバーリング加工を施し、
    このバーリング加工により形成されたバーリングを潰す
    ことにより形成されることを特徴とする請求項2記載の
    電気溶接方法。
  4. 【請求項4】 表面が絶縁性被膜が形成された非導電面
    であり裏面が導電面である被膜付金属板同士を電気溶接
    により接合するための電気溶接構造であって、 一方の被膜付金属板に導電面が表面側に露出するような
    折り返し部を形成し、前記一方の被膜付金属板の端部に
    形成された折り返し部の導電面を、他方の被膜付金属板
    の裏面側の導電面に接触させた構造としたことを特徴と
    する電気溶接構造。
JP9059685A 1997-03-13 1997-03-13 電気溶接方法及び電気溶接構造 Pending JPH10258368A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104942113A (zh) * 2015-07-08 2015-09-30 山东建筑大学 激光拼焊板拉深成形过程焊缝移动快速预测方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60137580A (ja) * 1983-12-26 1985-07-22 Mazda Motor Corp 絶縁層を有する鋼板へのナツト溶接方法
JPH02280975A (ja) * 1989-04-19 1990-11-16 Mitsubishi Electric Corp 抵抗溶接用プロジェクションおよびプロジェクション溶接方法

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