JPH10258275A - 移送能力増大機能を有する浮遊油回収装置 - Google Patents

移送能力増大機能を有する浮遊油回収装置

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JPH10258275A
JPH10258275A JP9085839A JP8583997A JPH10258275A JP H10258275 A JPH10258275 A JP H10258275A JP 9085839 A JP9085839 A JP 9085839A JP 8583997 A JP8583997 A JP 8583997A JP H10258275 A JPH10258275 A JP H10258275A
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water
oil
floating oil
pump
floating
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JP9085839A
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Inventor
Toshinobu Araoka
俊宣 荒岡
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Toyo Denki Industrial Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denki Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪天候の場合であってもかつ経時変化によっ
て浮遊油が高粘性物又はある程度固形化されている場合
であっても、浮遊油を強力に回収することができる浮遊
油回収装置を提供する。 【解決手段】 フロート12によって水面10上に浮遊
されると共に、上部に水面10上に浮遊する浮遊油11
を水と共に吸引する吸引開口28aを有する水中ポンプ
13と、一端が水中ポンプ13の下部に設けられた吐出
開口28bに通連結されると共に、他端が浮遊油回収船
16上の油水分離装置17に連通連結される屈曲自在な
混合油水移送管18と、混合油水移送管内18を流れ、
浮遊油11と水10の混合物から形成される混合油水の
移送能力を増大させる移送能力増大手段15とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油タンカーの衝
突事故等によって海水面や湖水面上に大量に浮遊する石
油を回収するために用いる移送能力増大機能を有する浮
遊油回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した目的に用いられる浮遊油
回収装置Bとして、図11に示すように、浮遊油回収船
70から海面71に向けて伸延したラダー72の先部に
水中ポンプ73を取付け、水中ポンプ73の駆動によっ
て海面71上に浮遊する浮遊油74を海水と共に吸引
し、浮遊油移送管75及び真空ポンプ76を用いて浮遊
油回収船70上に載置されている油水分離装置77に供
給し、油水分離して、浮遊油74のみを図示しない回収
タンク中に回収すると共に、分離された海水は再度海中
に戻す構成のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の浮遊油回収装置Bは、未だ、以下の解決すべき課題を
有していた。即ち、図11に示すように、海面71が穏
やかな場合は水中ポンプ73の吸引口は常時海面71に
接しているので海面71上の浮遊油74を吸引・回収す
ることができるが、いったん海が荒れた場合は海面71
が一点鎖線で示すように上下に大きく揺れることにな
り、必然的に、海面71上の浮遊油74も大きく上下に
揺れるので、水中ポンプ73の吸引口を常時海面71に
接することは不可能となる。従って、このような浮遊油
回収装置Bでは、浮遊油74を効果的に吸引回収するこ
とができなかった。
【0004】また、浮遊油74が原油や重油等の重質油
である場合、経時的に硬化し、その結果、浮遊油74を
そのまま吸引すると、浮遊油74を塊状のままで吸引し
なくてはならず、その高い粘性及び固形化によって、浮
遊油移送管75が詰まり、浮遊油74の回収作業を不能
とする場合もあった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、悪天候の場合であってもかつ経時変化によっ
て浮遊油が高粘性物又はある程度固形化されている場合
であっても、浮遊油を強力に回収することができる移送
能力増大機能を有する浮遊油回収装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の移送能力増大機能を有する浮遊油回収装置は、フ
ロートによって水面上に浮遊されると共に、上部に前記
水面上に浮遊する浮遊油を水と共に吸引する吸引開口を
有する水中ポンプと、一端が前記水中ポンプの下部に設
けられた吐出開口に連通連結されると共に、他端が浮遊
油回収船上の油水分離装置に連通連結される屈曲自在な
混合油水移送管と、前記混合油水移送管内を流れ、前記
浮遊油と水の混合物から形成される混合油水の移送能力
を増大させる移送能力増大手段とを具備する。
【0007】請求項2記載の移送能力増大機能を有する
浮遊油回収装置は、請求項1記載の移送能力増大機能を
有する浮遊油回収装置において、前記移送能力増大手段
が、前記水中ポンプの吐出開口に垂直筒部と水平筒部か
らなる曲管を連設し、前記水平筒部内に軸流ポンプの回
転羽根と固定案内羽根とを配設すると共に、前記水平筒
部の後面に前記軸流ポンプの駆動部を取付けることによ
って構成される。請求項3記載の移送能力増大機能を有
する浮遊油回収装置は、請求項1記載の移送能力増大機
能を有する浮遊油回収装置において、前記移送能力増大
手段が、前記油水分離装置に真空ポンプを取付けること
によって構成される。請求項4記載の移送能力増大機能
を有する浮遊油回収装置は、請求項1記載の移送能力増
大機能を有する浮遊油回収装置において、前記移送能力
増大手段が、前記混合油水移送管の中途にラインポンプ
を取付けることによって構成される。
【0008】請求項5記載の移送能力増大機能を有する
浮遊油回収装置は、請求項1記載の移送能力増大機能を
有する浮遊油回収装置において、前記移送能力増大手段
が、前記混合油水移送管の中途にエジェクタ機構を設け
ると共に、前記浮遊油回収船上に揚水ポンプを設け、該
揚水ポンプの吸引口を吸引管を介して水中に連通連結す
ると共に、前記揚水ポンプの吐出口を吐出管を介して前
記エジェクタ機構に連通連結し、該エジェクタ機構より
水を前記混合油水移送管の下流側に向けて噴射するよう
に構成される。請求項6記載の移送能力増大機能を有す
る浮遊油回収装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記
載の移送能力増大機能を有する浮遊油回収装置におい
て、前記水中ポンプの出力軸には、前記浮遊油と水とを
混合攪拌する攪拌体が取付けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した幾つかの実施の形態につき説明
し、本発明の理解に供する。
【0010】(第1の実施の形態)図1〜図4を参照し
て、本実施の形態に係る浮遊油回収装置Aの構成につい
て説明する。まず、図1及び図2を参照して本実施の形
態に係る浮遊油回収装置Aの全体構成について説明する
と、図1に示すように、水の一例である海水10aの表
面を形成する水面の一例である海面10上にはタンカー
事故等で流出した浮遊油11が所定の厚みで浮遊してい
る。そして、本実施の形態では、3基の浮遊油回収装置
Aが、海面10上に浮遊した状態で配置されている。
【0011】図1〜図4に示すように、浮遊油回収装置
Aは、実質的に、海面10上を浮遊する漏斗状のフロー
ト12と、漏斗状のフロート12の下面に取付けられる
水中ポンプ13と、水中ポンプ13の下部に連設される
曲管14に取付けられる移送能力増大手段としての軸流
ポンプ15と、曲管14を浮遊油回収船16内の油水分
離装置17に連通連結する屈曲自在な混合油水移送管1
8とから構成されている。
【0012】次に、浮遊油回収装置Aの各部の構成につ
いて説明する。図3及び図4に示すように、漏斗状のフ
ロート12は、上下方向に所定の間隔を整合状態に配設
されている略同一形状の上、下環状壁19、20と、
上、下環状壁19、20の内縁部同士と外縁部同士とを
それぞれ連結する内、外側周壁21、22とからなる環
状箱体によって形成されている。かかる構成において、
漏斗状のフロート12の内部には空気が密封されている
ので、漏斗状のフロート12は十分な浮力を確保でき、
後述するように漏斗状のフロート12に水中ポンプ13
等が取付けられた場合であっても、浮遊油回収装置Aを
海面10上に浮遊させることができる。
【0013】即ち、本実施の形態では、漏斗状のフロー
ト12の内部は、複数の仕切壁23によってそれぞれ複
数のフロート空間24に区画形成されており、下環状壁
20には各フロート空間24内に海水10を流入・流出
させるための水出入孔12aが設けられており、各フロ
ート空間24内には容積可変自在な空気袋12bが収容
されており、さらに、各空気袋12bは、漏斗状のフロ
ート12の外側周壁22に設けられた常時閉の空気圧入
弁12cに連通連結されている。
【0014】従って、この空気圧入弁12cを用いて圧
搾空気を空気袋12b内に流入し、空気袋12b内の空
気量を調節することによって、容易に、漏斗状のフロー
ト12の浮力を調節することができる。従って、浮遊油
11の性質に応じて、浮遊油11と海水10aとの混合
比率を決定して、効率的にかつ確実に混合油水を油水分
離装置17に移送することができ、回収作業の円滑化を
図ることができる。また、いずれかのフロート空間24
内の空気袋12bが損壊しても、他のフロート空間24
の保有する浮力によって十分な浮力を確保できる。
【0015】上環状壁19の上面には、中央部が凹んで
いる環状テーパ面25が形成されており、その外縁部に
は浮遊油・水流入面26が形成されると共に、その内縁
部には油水流下開口27が形成されている。海面10に
対する浮遊油・水流入面26の相対的な高さは、浮遊油
11の性質及び状態によって決定される。具体的には、
浮遊油11の粘性が高いほど、固形化が進んでいるほ
ど、海水10aとの攪拌・混合が望ましいので、浮遊油
・水流入面26の高さを海面10より低くする必要があ
る。
【0016】また、漏斗状のフロート12の環状テーパ
面25は中央部が凹んでいるので、油水流下開口27に
向けて浮遊油・水流入面26の全周から浮遊油と水とが
円滑に流入できる構成となっている。
【0017】図3に示すように、漏斗状のフロート12
の下面には水中ポンプ13が同軸的に取付けられてい
る。水中ポンプ13は、実質的に、上下端にそれぞれ吸
引開口28aと吐出開口28bとが形成されている直筒
からなる筒状ケーシング28と、筒状ケーシング28内
に固定リブ29によって同心円的に取付けられる回転モ
ータ30と、回転モータ30の出力軸31に取付けられ
たプロペラ羽根や傾斜パドル等の下方向流発生羽根32
から構成されている。ここで、下方向流発生羽根32
は、浮遊油11と海水10aとを筒状ケーシング28内
に吸引するため用いられるものであり、また、本実施の
形態では、下方向流発生羽根32は、この吸引機能の他
に、浮遊油11と海水10aとを混合・攪拌して混合油
水を生成する機能も併有する。
【0018】筒状ケーシング28の下部には垂直筒部3
3と水平筒部34とからなる側面視でL字状の曲管14
が連設されており、垂直筒部33の上端開口部は筒状ケ
ーシング28の吐出開口28bに連通連結されており、
水平筒部34の下流側開口部には混合油水移送管18の
一端が、水平筒部34の一部を形成するテーパ状の連絡
管36を介して連通連結されている。一方、混合油水移
送管18の他端は、図1に示すように、油水分離装置1
7に連通連結されている。
【0019】図1及び図3に示すように、曲管14の水
平筒部34内には軸受37、38によって回転自在に支
持される回転軸39が配設されており、回転軸39の先
部には回転羽根41が固着されている。連絡管36の内
部であって、回転羽根41の前方をなす位置には固定案
内羽根36aが固着されている。また、曲管14の水平
筒部34の後面には台座42を介して駆動部の一例であ
る回転モータ43が取付けられており、回転モータ43
の出力軸44は回転軸39にカップリング45によって
一体的に回転可能に連結されている。そして、かかる構
成によって、軸流ポンプ15が形成される。
【0020】図1〜図4に示す実施の形態におけるその
他の構成について説明すると、図1及び図2に示すよう
に、3基の浮遊油回収装置Aからそれぞれ導出された混
合油水移送管18は浮遊油回収船16上に設置した中継
マニホールド47を介して混合油水集合移送管48の一
端に連通連結されており、混合油水集合移送管48の他
端は油水分離装置17に連通連結されている。図1及び
図2に示すように、油水分離装置17の上部に設けた浮
遊油取出口49は浮遊油回収タンク50に浮遊油移送管
51を介して連通連結されており、油水分離装置17の
下部に設けた海水取出口52に一端が連通連結された海
水戻し管53の他端は海水10a中に開口している。図
1及び図3に示すように、曲管14の下面には、先部が
下方に向けて伸延する棒状の回収装置転倒防止杆54の
基端が連結されており、荒波の場合であっても、浮遊油
回収装置Aが転倒するのを確実に防止することができ
る。
【0021】次に、上記した構成を有する浮遊油回収装
置Aによる海面10上を浮遊する浮遊油11を回収する
作業について説明する。まず、海面10上に浮遊油11
が浮遊している海域に向かい、図1及び図2に示すよう
に、3つの浮遊油回収装置Aを、浮遊油回収船16に混
合油水移送管18を介して係留した状態で、海面10上
に投下する。投下された各浮遊油回収装置Aは漏斗状の
フロート12が有する浮力によって図1及び図2に示す
ように浮遊し、その際、好ましくは、漏斗状のフロート
12の各フロート空間24内の空気袋12bに流入する
空気の量を調節することにより、浮力を調整し、図3に
示すように、漏斗状のフロート12の浮遊油・水流入面
26が略海面10と等しい高さになるようにする。
【0022】その後、水中ポンプ13の回転モータ30
と、軸流ポンプ15の回転モータ43を同時に作動す
る。この際、まず、水中ポンプ13の回転モータ30の
作動によって下方向流発生羽根32が回転し、筒状ケー
シング28の内部空間が負圧状態になる。従って、漏斗
状のフロート12内に、その上方に位置する浮遊油11
が流入すると共に、漏斗状のフロート12の周縁の海水
10aが浮遊油・水流入面26を越えて流入し、その
後、浮遊油11と海水10aとは油水流下開口27を通
して筒状ケーシング28内に流入することになる。
【0023】上記した筒状ケーシング28内において、
浮遊油11と海水10aは、下方向流発生羽根32の回
転によって、上記した吸引作用のみならず、強力な混合
・攪拌作用も受けることになり、低粘度の流動性の高い
混合油水が形成され、曲管14の内部に移送される。次
に、軸流ポンプ15の回転モータ43の作動によって回
転羽根41が回転し、この回転によって、曲管14内を
移送される混合油水に強力な移送エネルギーが付与され
ることになる。従って、混合油水の移動能力が著しく増
大されることになる。その後、混合油水は、混合油水移
送管18→中継マニホールド47→混合油水集合移送管
48を通して油水分離装置17内に円滑に移送されるこ
とになる。油水分離装置17において、浮遊油11は再
度海水10aから分離されて浮遊油回収タンク50内に
回収・貯留され、一方、海水10aは、海水戻し管53
を通して海中に戻されることになる。
【0024】このように、本実施の形態では、浮遊油回
収装置Aは漏斗状のフロート12によって海面10上を
浮遊可能としており、しかも、フロート空間24内の空
気袋12b中の空気量を適当に調整することによって浮
力を調整し、漏斗状のフロート12の浮遊油・水流入面
26が略海面10と等しい高さになるようにしているの
で、荒天時のように波が大きくうねる場合であっても、
浮遊油回収装置Aはその波の動きに追随しながら、浮遊
油11の回収作業を連続的に行うことができる。この
際、浮遊油回収装置Aの水中ポンプ13や、曲管14
や、軸流ポンプ15は重錘の役目を果たすので、波の波
動エネルギーによって海面10から空中に浮遊油回収装
置Aが突出するのを防止でき、この面からも、安定した
浮遊油回収作業を行うことができる。
【0025】また、本実施の形態では、水中ポンプ13
の下流側に軸流ポンプ15を設けたので、混合油水移送
管18を通して油水分離装置17に供給される混合油水
の移送能力を著しく増大することができ、浮遊油11の
回収作業を迅速に行なうことができる。さらに、水中ポ
ンプ13の下方向流発生羽根32は吸引機能のみならず
攪拌機能も有するので、浮遊油11を流動性の高い混合
油水の形態で移送することができ、経時変化によって浮
遊油が高粘性物又はある程度固形化されている場合であ
っても、上記した移送能力増大効果と相まって、容易か
つ効率的に浮遊油11を回収することができる。
【0026】(第2の実施の形態)図5及び図6を参照
して、第2の実施の形態に係る浮遊油回収装置A1の構
成について説明する。図示するように、本実施の形態で
は、水中ポンプ55は、実質的に、内部にインペラ56
を回転自在に収納するインペラケーシング57と、イン
ペラケーシング57の下部に同軸的に連設されると共に
内部にインペラ56を回転する回転モータ58を配設し
たモータケーシング59とから構成されている。
【0027】ここで、図6に示すように、インペラケー
シング57の上部に形成される油水吸引開口60は漏斗
状のフロート12の油水流下開口27に連通連結されて
いる。また、インペラ56を固着している回転モータ5
8の出力軸61が、上記したインペラケーシング57の
油水吸引開口60及び漏斗状のフロート12の油水流下
開口27を貫通して上方に伸延しており、伸延端には攪
拌体62が固着されている。また、攪拌体62は漏斗状
のフロート12の環状テーパ面25の内縁部よりわずか
上方に位置している。攪拌体62は、本実施の形態では
プロペラ羽根や傾斜パドル等のような攪拌羽根からな
る。
【0028】また、油水吸引開口60の下方に位置する
インペラケーシング57の一側部には混合油水吐出開口
63が設けられており、混合油水吐出開口63には、混
合油水移送管18の他端が連通連結されている。かかる
攪拌体62によっても、第1の実施の形態に係る下方向
流発生羽根32と同様に、浮遊油11を流動性の高い混
合油水の形態で移送することができるので、経時変化に
よって浮遊油が高粘性物又はある程度固形化されている
場合であっても、混合油水とすることによって容易かつ
効率的に回収することができる。
【0029】さらに、本実施の形態では、図5に示すよ
うに、浮遊油回収船16上に、移送能力増大手段とし
て、真空ポンプ64を設置したことを特徴とする。即
ち、本実施の形態では油水分離装置17は真空タンクと
して形成され、この油水分離装置17に真空配管48a
を介して真空ポンプ64が連結される。かかる構成によ
って、真空ポンプ64の吸引力を、浮遊油回収装置A1
の水中ポンプ55の吐出力と協働させることによって、
混合油水移送管18を通して油水分離装置17に供給さ
れる混合油水の移送能力を著しく増大することができ、
浮遊油11の回収作業を迅速に行なうことができる。ま
た、本実施の形態に係る浮遊油回収装置A1は、図5及
び図6に示すように、装置全体を前後左右方向に移動さ
せる移送装置64aを取付けている。即ち、水中ポンプ
55の底部に移動装置取付筒64bが固着されており、
この移動装置取付筒64bには、円周方向に間隔をあけ
て4つの移動装置64aが取付けられている。各移動装
置64aは、回転モータ64cと、回転モータ64cの
出力軸に取付けられた推進羽根64dとから構成され
る。かかる構成によって、いずれか任意の移動装置64
aを駆動して推進羽根64dを回転して推進力を出すこ
とによって、浮遊油回収装置A1を所望の方向に移動し
て、浮遊油11を効率的に回収することができる。な
お、図5及び図6において、第1の実施の形態と同一の
構成部材は同一の符号で示されている。また、図7に上
記した第2の実施の形態の変容例に係る浮遊油回収装置
A2の構成を示す。本変容例では、図7に示すように、
浮遊油回収船16上において、移送能力増大手段とし
て、混合油水移送管18の中途にラインポンプ64eを
取付けたことを特徴とする。かかる構成によって、ライ
ンポンプ64eの吸引力及び吐出力を、浮遊油回収装置
A2の水中ポンプ55の吐出力と協働させることによっ
て、混合油水移送管18を通して油水分離装置17に供
給される混合油水の移送能力を著しく増大することがで
き、浮遊油11の回収作業を迅速に行なうことができ
る。
【0030】(第3の実施の形態)図8及び図9を参照
して、第3の実施の形態に係る浮遊油回収装置A3の構
成について説明する。図示するように、本実施の形態に
係る浮遊油回収装置A3は、移送能力増大手段を、混合
油水移送管18の中途にエジェクタ機構65を設けると
共に、浮遊油回収船16上に揚水ポンプ66を設け、揚
水ポンプ66の吸引口66aを吸引管67を介して水中
に連通連結すると共に、揚水ポンプ66の吐出口66b
を吐出管68を介してエジェクタ機構65に連通連結
し、エジェクタ機構65より海水10aを混合油水移送
管18の下流側に向けて噴射するように構成したことを
特徴とする。
【0031】図9にエジェクタ機構65の一例を示す。
図示するように、エジェクタ機構65は、混合油水移送
管18の中途部を切断すると共に、下流側開口部65a
内に上流側開口部65bの先細テーパ状の先部65cを
同心円的に嵌入して、下流側開口部65aの内面と上流
側開口部65bの先部65cとの間に高速噴流ノズル6
5dを形成し、高速噴流ノズル65dを水密状態に囲繞
する状態で水流入ボックス65eを混合油水移送管18
に取付け、水流入ボックス65eの外周壁に吐出管68
の一端を連通連結することによって構成している。
【0032】かかる構成によって、揚水ポンプ66の作
動によってエジェクタ機構65に供給されてきた海水1
0aを、高速噴流ノズル65dを通して混合油水移送管
18内に噴出することができ、この噴出エネルギーによ
って、混合油水移送管18内を移送される混合油水の移
送能力を著しく増大することができ、浮遊油11の回収
作業を迅速に行なうことができる。
【0033】また、他のエジェクタ機構65の変容例に
係るエジェクタ機構69を図10に示す。図示するよう
に、エジェクタ機構69は、混合油水移送管18の一部
を絞ってスロート部69aを形成し、スロート部69a
の下流側で徐々に元の管径に戻すと共に、スロート部6
9aの上流側をなす混合油水移送管18の中央に、下流
側に向けて噴出口69bを有する高速噴流ノズル69c
を配設し、この高速噴出ノズル69cの基部を吐出管6
8に連絡することによって構成されている。なお、図7
〜図9において、第1及び第2の実施の形態と同一の構
成部材は同一の符号で示されている。
【0034】以上、本発明を、幾つかの実施の形態を参
照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形
態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他
の実施の形態や変容例も含むものである。
【0035】
【発明の効果】請求項1〜6記載の移送能力増大機能を
有する浮遊油回収装置においては、フロートによって水
面上に浮遊されると共に、上部に水面上に浮遊する浮遊
油を水と共に吸引する吸引開口を有する水中ポンプと、
一端が水中ポンプの下部に設けられた吐出開口に連通連
結されると共に、他端が浮遊油回収船上の油水分離装置
に連通連結される屈曲自在な混合油水移送管と、混合油
水移送管内を流れ、浮遊油と水の混合物から形成される
混合油水の移送能力を増大させる移送能力増大手段とを
具備する。
【0036】従って、荒天時のように波が大きくうねる
場合であっても、浮遊油回収装置はその波の動きに追随
しながら、浮遊油の回収作業を連続的に行うことができ
る。この際、浮遊油回収装置の水中ポンプが重錘の役目
を果たすので、波の波動エネルギーによって海面から空
中に浮遊油回収装置が突出するのを防止でき、この面か
らも、安定した浮遊油回収作業を行うことができる。
【0037】特に、請求項2記載の移送能力増大機能を
有する浮遊油回収装置においては、移送能力増大手段
が、水中ポンプの吐出開口に垂直筒部と水平筒部からな
る曲管を連設し、水平筒部内に軸流ポンプの回転羽根と
固定案内羽根とを配設すると共に、水平筒部の後面に前
記軸流ポンプの駆動部を取付けることによって構成され
ている。従って、軸流ポンプの駆動による回転羽根の回
転によって前方方向へ強大な推力を発生することがで
き、水中ポンプによって発生する吸引力と協働して、混
合油水移送管内を移送される混合油水の移送能力を著し
く増大することができ、浮遊油の回収作業を迅速に行な
うことができる。
【0038】請求項3記載の移送能力増大機能を有する
浮遊油回収装置においては、移送能力増大手段が、油水
分離装置に真空ポンプを取付けることによって構成され
ている。従って、この真空ポンプによって発生する吸引
力を、水中ポンプによって発生する吐出力と協働させる
ことによって、混合油水移送管内を移送される混合油水
の移送能力を著しく増大することができ、浮遊油の回収
作業を迅速に行なうことができる。
【0039】請求項4記載の移送能力増大機能を有する
浮遊油回収装置においては、移送能力増大手段が、混合
油水移送管の中途にラインポンプを取付けることによっ
て構成されている。従って、このラインポンプによって
発生する吐出力及び吸引力を、水中ポンプによって発生
する吐出力と協働させることによって、混合油水移送管
内を移送される混合油水の移送能力を著しく増大するこ
とができ、浮遊油の回収作業を迅速に行なうことができ
る。
【0040】請求項5記載の移送能力増大機能を有する
浮遊油回収装置においては、移送能力増大手段が、混合
油水移送管の中途にエジェクタ機構を設けると共に、浮
遊油回収船上に揚水ポンプを設け、揚水ポンプの吸引口
を吸引管を介して水中に連通連結すると共に、揚水ポン
プの吐出口を吐出管を介してエジェクタ機構に連通連結
し、エジェクタ機構より水を混合油水移送管の下流側に
向けて噴射するように構成されている。従って、このエ
ジェクタ機構によって発生する噴出エネルギーを、水中
ポンプによって発生する吐出力と協働させることによっ
て、混合油水移送管内を移送される混合油水の移送能力
を著しく増大することができ、浮遊油の回収作業を迅速
に行なうことができる。
【0041】請求項6記載の移送能力増大機能を有する
浮遊油回収装置においては、水中ポンプの出力軸には、
浮遊油と水とを混合攪拌する攪拌体が取付けられている
ので、浮遊油と水との混合攪拌を強力に行なうことによ
って、浮遊油を流動性の高い混合油水の形態で移送する
ことができ、経時変化によって浮遊油が高粘性物又はあ
る程度固形化されている場合であっても、上記した移送
能力増大効果と相まって、容易かつ効率的に浮遊油を回
収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る浮遊油回収装
置による浮遊油回収作業の側面視からの説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る浮遊油回収装
置による浮遊油回収作業の平面視からの説明図である。
【図3】同一部断面正面図である。
【図4】図3のI−I線による矢視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る浮遊油回収装
置による浮遊油回収作業の側面視からの説明図である。
【図6】同一部断面正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の変容例に係る浮遊
油回収装置による浮遊油回収作業の側面視からの説明図
である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る浮遊油回収装
置による浮遊油回収作業の側面視からの説明図である。
【図9】同エジェクタ機構の一部断面側面図である。
【図10】同エジェクタ機構の変容例の一部断面側面図
である。
【図11】従来の浮遊油回収装置による浮遊油回収作業
の側面視からの説明図である。
【符号の説明】
A 第1の実施の形態に係る浮遊油回収装置 A1 第2の実施の形態に係る浮遊油回収装置 A2 第2の実施の形態の変容例に係る浮遊油回収装置 A3 第3の実施の形態に係る浮遊油回収装置 10 海面 10a 海水 11 浮遊油 12 漏斗状の
フロート 12a 水出入孔 12b 空気袋 12c 空気圧入弁 13 水中ポン
プ 14 曲管 15 軸流ポン
プ 16 浮遊油回収船 17 油水分離
装置 18 混合油水移送管 19 上環状壁 20 下環状壁 21 内側周壁 22 外側周壁 23 仕切壁 24 フロート空間 25 環状テー
パ面 26 浮遊油・水流入面 27 油水流下
開口 28 筒状ケーシング 28a 吸引開
口 28b 吐出開口 29 固定リブ 30 回転モータ 31 出力軸 32 下方向流発生羽根 33 垂直筒部 34 水平筒部 36 連絡管 36a 固定案内羽根 37 軸受 38 軸受 39 回転軸 41 回転羽根 42 台座 43 回転モータ 44 出力軸 45 カップリング 47 中継マニ
ホールド 48 混合油水集合移送管 48a 真空配
管 49 浮遊油取出口 50 浮遊油回
収タンク 51 浮遊油移送管 52 海水取出
口 53 海水戻し管 54 回収装置
転倒防止杆 55 水中ポンプ 56 インペラ 57 インペラケーシング 58 回転モー
タ 59 モータケーシング 60 油水吸引
開口 61 出力軸 62 攪拌体 63 混合油水吐出開口 64 真空ポン
プ 64a 移動装置 64b 移動装
置取付筒 64c 回転モータ 64d 推進羽
根 64e ラインポンプ 65 エジェク
タ機構 65a 下流側開口部 65b 上流側
開口部 65c 先部 65d 高速噴
流ノズル 65e 水流入ボックス 66 揚水ポン
プ 66a 吸引口 66b 吐出口 67 吸引管 68 吐出管 69 エジェクタ機構 69a スロー
ト部 69b 噴出口 69c 高速噴
流ノズル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロートによって水面上に浮遊されると
    共に、上部に前記水面上に浮遊する浮遊油を水と共に吸
    引する吸引開口を有する水中ポンプと、 一端が前記水中ポンプの下部に設けられた吐出開口に連
    通連結されると共に、他端が浮遊油回収船上の油水分離
    装置に連通連結される屈曲自在な混合油水移送管と、 前記混合油水移送管内を流れ、前記浮遊油と水の混合物
    から形成される混合油水の移送能力を増大させる移送能
    力増大手段とを具備することを特徴とする移送能力増大
    機能を有する浮遊油回収装置。
  2. 【請求項2】 前記移送能力増大手段が、前記水中ポン
    プの吐出開口に垂直筒部と水平筒部からなる曲管を連設
    し、前記水平筒部内に軸流ポンプの回転羽根と固定案内
    羽根とを配設すると共に、前記水平筒部の後面に前記軸
    流ポンプの駆動部を取付けることによって構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の移送能力増大機能を有す
    る浮遊油回収装置。
  3. 【請求項3】 前記移送能力増大手段が、前記油水分離
    装置に真空ポンプを取付けることによって構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の移送能力増大機能を有す
    る浮遊油回収装置。
  4. 【請求項4】 前記移送能力増大手段が、前記混合油水
    移送管の中途にラインポンプを取付けることによって構
    成されることを特徴とする請求項1記載の移送能力増大
    機能を有する浮遊油回収装置。
  5. 【請求項5】 前記移送能力増大手段が、前記混合油水
    移送管の中途にエジェクタ機構を設けると共に、前記浮
    遊油回収船上に揚水ポンプを設け、該揚水ポンプの吸引
    口を吸引管を介して水中に連通連結すると共に、前記揚
    水ポンプの吐出口を吐出管を介して前記エジェクタ機構
    に連通連結し、該エジェクタ機構より水を前記混合油水
    移送管の下流側に向けて噴射するように構成されること
    を特徴とする請求項1記載の移送能力増大機能を有する
    浮遊油回収装置。
  6. 【請求項6】 前記水中ポンプの出力軸には、前記浮遊
    油と水とを混合攪拌する攪拌体が取付けられていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の移送
    能力増大機能を有する浮遊油回収装置。
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