JPH10258144A - バドミントンシャトルの製造方法 - Google Patents

バドミントンシャトルの製造方法

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JPH10258144A
JPH10258144A JP9084746A JP8474697A JPH10258144A JP H10258144 A JPH10258144 A JP H10258144A JP 9084746 A JP9084746 A JP 9084746A JP 8474697 A JP8474697 A JP 8474697A JP H10258144 A JPH10258144 A JP H10258144A
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Japan
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shuttle
aggregate
container
wing
resin
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JP9084746A
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Kazumi Motobayashi
一己 本林
Hiroshi Motobayashi
博志 本林
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TAKAOKA SEKIZAI KOGYO KK
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TAKAOKA SEKIZAI KOGYO KK
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】羽根部の軽量化をはかり、その骨材に十分な曲
げ強度を与えることができ、水鳥シャトルとほぼ同様な
軌道を採ることのできる樹脂シャトルを提供。 【構成】ヘッド部と該ヘッド部に取り付けられる羽根部
とからなると共に、該羽根部が羽材と骨材とからなるバ
ドミントンシャトルの製造方法において、上記羽根部の
各骨材を樹脂で形成すると共に、ブロー成形により該各
骨材を一体に形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、バドミントンシャトルの
製造方法に関するものであり、より詳しくは、羽根部が
樹脂素材であるにも拘わらず、水鳥などの羽根からなる
シャトルとほぼ同様な軌道及び重量を採り、かつ打撃時
に羽根等の曲がりに十分な強さを有して打撃感に問題が
生じないバドミントンシャトルの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】一般にバドミントンシャトルは、コルクか
らなるヘッド部とヘッド部に取り付けられる水鳥等の羽
根16本をヘッド部に刺して固定した羽根部とからな
る。かかる羽根シャトルは総重量が5.1gで、ヘッド
部が約2.8gで、羽根部が2.3gである。また羽根
部は水鳥羽根16本とこれらを束ねる2条の紐とからな
る。水鳥羽根は骨材と羽材とからなり、平均的な羽根部
の骨材は基端の太さが約3×2mmで先端に従って細く
なり1×1mm程度に成っている。骨材の長さは62m
mであり、尚、根部が15mmまでヘッド部に刺し込ま
れているため、実際の長さは根部を含めて77mmであ
る。骨材の基端から12mm及び24mmの位置に紐が
それぞれ取り付けられている。羽根部の羽材は骨材の基
端から24mmの位置から先端まで形成されている。即
ち羽材は、骨材の24mmから34mmまでの位置の幅
は0mmから10mm幅まで末広がりで、骨材の34m
mから57mmまで位置の幅は10mmから16mmま
で拡幅し、骨材の57mmから先端62mmまでの位置
幅は16mmから0mmまでの末窄みとなっている。そ
して、水鳥の羽根自体は基端から先端までの重量積分が
ほぼ均一である。ヘッド部は約26mmの外径の半球部
と26mm外径で長さ10mmの円柱部からなるコルク
である。そして、水鳥等の羽根16本は円柱部の平面部
の内径約20mmの円周に等間隔で差し込まれている。
羽根16本の先端部での内径は約68mmであり、そし
て、このときの羽根部の末広がり角度は約24度であっ
た。また最近、樹脂シャトルが提案されている。樹脂シ
ャトルは、コルクのヘッド部と一体成形されたナイロン
羽根部とからなる。ヘッド部が2.7gで羽根部が2.
7g程度で総重量が5.4gである。ナイロン羽根部は
精密な射出成形物で骨材及び羽材の太さ及び厚みは50
0μm程度まで細く形成してある。樹脂シャトルは水鳥
の羽根を使用せず、規格化できる点で優れ、自然物を用
いない点で望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の樹脂シ
ャトルは水鳥シャトルに対して以下の点で問題がある。
従来の樹脂シャトルは骨材及び羽材を含めた羽根部が水
鳥シャトルの羽根部より重量があり、重心が異なりシャ
トルの軌道が水鳥シャトルのような軌道を採らず、直ぐ
に失速する傾向にある。このため、競技に狂いが生じ
る。また、従来の樹脂シャトルの骨材は水鳥シャトルと
相違して腰がなく直ぐに曲がるため、ラケットでの衝打
時に直ぐにしなるため、衝打感と飛球軌道感が異なりラ
ケットコントロールを十分にできないからである。これ
は、従来の樹脂シャトルの羽根部が精密な射出成形によ
り一体成形され、骨材や羽材をできるだけ薄く、且つ細
く形成しようとするため、精密射出成形を要求する観点
から、樹脂粘度を低くして分子量を低く押さえる必要が
あり、また、延伸成形できないためであり、この結果、
骨材に太さの割には十分な腰を付与することができな
い。また、このような射出成形物による羽材の厚みは精
々で500μmであり、また、細かい凹凸形成も困難で
あるため、骨材にリブ強度を持たせる構造にできない。
従って、本発明は、羽根部の軽量化をはかり、その骨材
に十分な曲げ強度を与えることができ、水鳥シャトルと
ほぼ同様な軌道を採ることのできる樹脂シャトルを提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッド部と該
ヘッド部に取り付けられる羽根部とからなると共に、該
羽根部が羽材と骨材とからなるバドミントンシャトルの
製造方法において、上記羽根部の各骨材を樹脂で形成す
ると共に、ブロー成形により該各骨材を一体に形成する
ことを特徴とするバドミントンシャトルの製造方法を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
【0005】上記ヘッド部は従来の水鳥シャトルと同様
にコルク等を用いる。しかし、コルクに限らず、コルク
等と同様な構成、重量等であれば、その他の天然のクッ
ション部材あるいは、樹脂、ゴム等の合成部材を用いて
も良い。但し、従来の羽根シャトルの打撃感を得るため
にはコルク等を用いることが望ましい。上記羽根部の骨
材は、ブロー成形により一体形成される。骨材をブロー
成形により一体形成するとは、ダイレクトブローでも良
く、樹脂素材を押出成形又は射出成形により筒状或いは
試験管状のパリソン等とし、これを所定の形状をした容
器様の成形型の型内で延伸ブロー成形して、容器類似成
形物を成形する。但し、容器類似成形物は本当の容器の
ように底部等を確実に閉じている必要はない。上記成形
型の肩部に骨材の原形となる凹凸部を形成しておくこと
により、容器類似成形物の肩部に放射状に延びる骨材の
突条部を形成する。かかる突条部は放射状の基端から先
端に延びるに従って細くすることが望ましい。また、パ
リソン等の厚み及びブロー成形倍率を変えることによ
り、突条部における厚み、太さ及び重量をコントロール
して突条部を形成する。そして、かかる突条部を残し
て、不要部分を切り落とせば、骨材が一体として成形で
きる。尚、場合によっては、紐部及び羽材をも残して形
成できるようにして、羽根部全体を骨材と共に一体形成
しても良い。上記骨材に用いる樹脂素材として、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、セ
ルロース系樹脂等である。中でも、ポリオレフィン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロー
ス系樹脂等が望ましい。上記骨材と紐部或いは羽材を一
体形成しない場合には、紐材或いは羽材に上記樹脂を用
いることはない。紐材或いは羽材は必要により、紙類、
天然フェザー、繊維類を骨材に接着させて用いても良
い。上記骨材はヘッド部に取り付けられる。ヘッド部に
上記骨材を取り付ける場合は、骨材の根部をヘッド部に
埋め込んでも良く、また骨材の基端に接着部を形成して
ヘッド部に取り付けても良い。
【0006】このようなバドミントンシャトルの製造方
法にあっては、羽根部の骨材を樹脂とし、ブロー成形金
型の表面の形状を変えることにより、骨材の太さ及び断
面形状を簡単に選定できる。即ち、ブロー成形時のパリ
ソンなどの厚みを1mm程度にしても、そのブローによ
る膨張比率を選定することにより、厚みを10μm程度
までにできる。そして、ブロー成形金型の凹凸部の幅を
水鳥の骨材のように幅3mm〜0.5mmまで形成する
こともできる。従って、骨材はブロー成形であるため厚
みを上述の10μm程度まで選択でき、且つその断面形
状はV字或いはU字形状に形成して内部を空洞化するこ
ともできる。このようなブロー成形による骨材は従来の
射出成形による樹脂シャトルの骨材よりも細く、且つ精
密な断面形状を自由に選定するため、ラケット衝打面に
対して耐屈曲性のある形成にすることができ、水鳥のシ
ャトルとほぼ同様な骨材の重量を得ることができると共
に、水鳥シャトルの骨材に類似した腰のある樹脂の選定
が容易にできる。従って、羽根部の軽量化が可能とな
り、骨材に十分な強度を付与することができるので、か
かる製造方法によるバドミントンシャトルは、水鳥シャ
トルと同様な衝打感と飛球軌道感が得られ、競技者もラ
ケットコントロールに違和感を生じない。そして、樹脂
シャトル故に水鳥シャトルよりも耐久性が十分にあり、
製造上、正確な規格化ができる。
【0007】本発明に係る請求項2記載のバドミントン
シャトルの製造方法は、請求項1記載の製造方法におい
て、上記骨材の断面形状をU字又はV字形状に形成する
ことを特徴とする。骨材の断面形状は、三角形状、丸形
状、四角形状、多角形状でも良いが、中が空隙となるV
字形状、U字形状に形成することが望ましい。V字或い
はU字とは内部が開いている状態を意味し、コ字状の断
面形状などもU字形状に含めることができる。このよう
に骨材の断面形状をV字形状或いはU字形状にすること
により、骨材の重量を少なくすることができる一方、ラ
ケットの衝打面をV字或いはU字の底部とすることによ
り、骨材に十分な腰を持たせることができ、水鳥シャト
ルに近い骨材にすることができる。
【0008】本発明に係る請求項3記載のバドミントン
シャトルの製造方法は、請求項1記載の製造方法におい
て、上記骨材と共に上記羽材も一緒に形成することを特
徴とする。ブロー成形により骨材の部分の他に、羽材を
残して裁断するができる。羽材の厚みは10μm程度の
厚みまで選択できるため、羽材自体の重量も水鳥に近い
状態の重量ですませることができる。また、ブロー金型
を波打たせて形成することにより、羽材に所定の角度、
即ち、骨材に対して捻れた状態に羽材を広げて、水鳥シ
ャトルに近い状態にも形成することができる。更に、裁
断時に羽材面に切れ込みや空隙を設けることができる。
また、発泡樹脂を用いて厚みのある羽材を一体形成して
も良い。
【0009】
【実施態様】以下、添付図面に従って本発明に係るバド
ミントンシャトルの製造方法を詳説する。図1は、本発
明に係るバドミントンシャトルの製造方法によるバドミ
ントンシャトルの側面図である。図2は、本発明に係る
バドミントンシャトルの製造方法によるバドミントンシ
ャトルの上面図である。図3(A)及び(B)は、図1
及び図2のバドミントンシャトルの製造に用いられるブ
ロー成形金型の断面図である。図4は、図3のブロー成
形金型により形成した容器類似成形物の側面図である。
図5(A)及び(B)は、図4の容器類似成形物の所定
部分を裁断して形成した羽根部の側面図及び上面図であ
る。図6(A)及び(B)は、図5(B)におけるI−
I線及びII−II線に沿った骨材の断面図である。図
7(A)及び(B)は、本発明に係るバドミントンシャ
トルの別の製造方法における容器類似成形物の所定部分
を裁断して形成した羽根部の側面図及び上面図である。
図8は、図7の羽根部に紐材を取り付けて完全な羽根部
とする側面図である。
【0010】本実施態様に係るバドミントンシャトルの
製造方法は、図1〜図5に示す如くヘッド部2とヘッド
部2に取り付けられる羽根部3とからなると共に、羽根
部3が羽材5と各骨材4とからなるバドミントンシャト
ル1の製造方法である。羽根部5の各骨材4を樹脂で一
体に形成すると共に、ブロー成形により形成するもので
ある。骨材4の断面をU字又はV字形状に形成するもの
である。骨材5と共に羽材4も一緒に形成するものであ
る。骨材4の樹脂は曲げ弾性率が10000kg/cm
2(ASTM D790)以上である。
【0011】本実施態様に係るバドミントンシャトル1
の製造方法を更に詳しく説明すると、図1〜図6に示す
如く、本実施態様により製造されるバドミントンシャト
ル1は、コルクからなるヘッド部2と樹脂製の羽根部3
とからなる。ヘッド部2の総重量は2.8gであり、ヘ
ッド部2は25mmの外径の半球部と25mm外径で長
さ10mmの円柱部からなるコルク及びコルクを覆う皮
膜材からなる。羽根部3は図5(A)及び(B)に示す
如く、骨材4、羽材5及び紐材6が一体成形されてい
る。羽根部3の総量は2.3gである。羽根部3はポリ
エチレンテレフタレート(PET)からなり、その曲げ
弾性率(ASTM D790)が150000kg/c
2、比重:1.34である。骨材4は全長が62mm
で、16本からなる。骨材4の各基端部4Aは根部7に
一体に接続され、根部7は円筒状に形成されている。根
部7はヘッド部2内に挿入されてヘッド部2に固定され
ている。また、骨材4は、根部7のヘッド部2への挿入
角度に対して24度の方向に開いた角度で根部7に接続
されている。図6(A)に示す如く骨材4の基端部4A
はV字形状に形成され、V字形状の中央の曲がり角度が
60度でV字形状の幅が3.0mmで、厚みが100μ
mに形成されている。図6(B)に示す如く先端部4C
はほぼU字形状に形成され、U字形状の幅が1.0mm
に形成され、肉厚が60μmに形成されている。骨材4
の基端部4Aから12mmの位置に紐材6が形成され、
紐材6により16本の骨材4が束ねられた状態になって
いる。また、基端部4Aから24mmの位置から羽材5
が骨材4に一体形成され、羽材5は骨材4を中央に配し
て一対の台形を組み合わせた五角形状に形成されてい
る。各羽材5は隣接する羽材5同士が一体に接続され、
互いの平面を角度160度の曲げ状態で波打たせて接続
されている。また、羽材5の厚みは30μmとなってい
る。
【0012】次に、本実施態様に係るバドミントンシャ
トル1の製造方法について説明する。図3(A)に示す
如く、上記ポリエチレンテレフタレートからなる樹脂の
パリソン11を押出し成形し、かかるバリソン11を一
対の開放された容器様金型12、12に配する。容器様
金型12の肩部内面13に骨材4の窪み及び羽材5を形
成する部分の凹凸の折り曲げ面が形成されている。肩部
内面13は垂直方向に対して角度24度で広がり形成さ
れている。図3(B)に示す如く、容器様金型12、1
2を閉じると共に、パリソン11内にエアを吹き込み延
伸ブロー成形する。これにより、図4に示す羽根部3を
取り出す容器様体14を形成する。図4に示す如く、か
かる容器様体14の肩部15に羽根部3が形成され、か
かる肩部15は基端部の厚みが約100μmで先に膨ら
むに従って肉薄になっている。また、ブロー口16には
根部7の筒状部が形成されている。容器様体14の底部
17を切り取り、開口した底部17から裁断用カッター
をさし込み、骨材4、羽材5及び紐材6となる部分を残
して打ち抜き裁断し、図5(A)及び(B)に示す羽根
部3を形成する。かかる羽根部3の根部7をヘッド部2
に埋め込んで接着固定してバドミントンシャトル1を製
造する。
【0013】このように製造されたバドミントンシャト
ル1にあっては、図6に示す如く基端部4Aの断面はほ
ぼV字形状に形成されて、その肉厚は100μmに形成
され、また、先端部4Cの肉厚は60μmに形成されて
いる。先端部4Cと一体成形される羽材5の厚みは30
μmに形成される。即ち、羽根部3の骨材4は比較的空
隙が多く軽量になる一方、ラケットの衝打面がV字形状
の底部に当たり、また樹脂はブロー延伸されて伸びない
ため塑性延伸変形し難く、また樹脂は粘性のあるブロー
成形樹脂であるため骨材4に腰がある。このため、従来
の樹脂シャトルより軽量で水鳥の羽根部とほぼ同様な重
量に維持できると共に、水鳥骨材が持つような曲げ強度
も容易に維持する。このため、従来の樹脂シャトルと相
違して失速が避けられ、また衝打感も水鳥に酷似する。
一方、本製造による樹脂製の羽根部3は、水鳥の羽のよ
うにラケットの衝打で容易に破断することがない。ま
た、水鳥は製造上、厳しい規格試験を必要とするが、か
かる製造方法による樹脂シャトルはその規格にばらつき
が少なくなる。
【0014】次に、本発明に係る樹脂シャトルの別の実
施態様について図7及び図8に従って詳説する。図7及
び図8の樹脂シャトルの羽根部3’が図1〜図6の樹脂
シャトル1の羽根部3と相違する点は以下の点にある。
図7(A)及び(B)に示す如く、羽根部3’は、根部
7に対して骨材4が最初、約40度の角度を成すように
形成される。即ち、容器類成形物の肩部15’が約40
度の末広がりに形成される。また、羽材5は図7(B)
に示す如く、容器類似成形物から各骨材4のそれぞれに
独立して切り取られる。そして、図8に示す如く、羽根
部3’と同種の樹脂から形成されたリング状の紐材6’
が各骨材4の中間部に熱溶着される。各骨材4を紐材
6’で束ねる際に、各骨材4は窄められ、根部7に対し
てそれぞれの骨材4が角度が24度になるように弾性変
形させて窄められる。これにより、羽材5同士は一部重
なり、水鳥シャトルと同様な羽材5の形態を採る。この
ように製造された樹脂シャトルにあっては、衝打感とそ
の軌道がますます自然のシャトルに近くなる。即ち、シ
ャトルを衝打した瞬間、その速度を約300Km/時で
あり、羽材5はそのときかなりの空気抵抗を受ける。こ
のため、一瞬、シャトルの羽根部はその空気抵抗で各骨
材が肢成り窄む。しかし、相手のコートに行くに従っ
て、速度が急激に失速するため、またシャトルの羽根部
が広がりを回復する。この場合、上記羽根部3’のよう
に骨材4に弾性変形力を与えておけば、上記ような回復
応力が自然に働き、ますます自然の水鳥シャトルと同様
な軌道を採ることとなる。上記実施態様では、ポリエチ
レンテレフタレートをシャトルに用いたが、ポリプロピ
レン、塩化ビニル、ナイロン、セルロース等、又は異な
る樹脂のブレンド物を上記条件に合わせて適宜用いるこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るバドミントンシャトルの製
造方法にあっては、ヘッド部と該ヘッド部に取り付けら
れる羽根部とからなると共に、該羽根部が羽材と骨材と
からなるバドミントンシャトルの製造方法において、上
記羽根部の各骨材を樹脂で形成すると共に、ブロー成形
により該各骨材を一体に形成するので、羽根部の軽量化
をはかり、その骨材に十分な曲げ強度を与えることがで
き、水鳥シャトルとほぼ同様な軌道を採ることのでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るバドミントンシャトルの
製造方法によるバドミントンシャトルの側面図である。
【図2】図2は、本発明に係るバドミントンシャトルの
製造方法によるバドミントンシャトルの上面図である。
【図3】図3(A)及び(B)は、図1及び図2のバド
ミントンシャトルの製造に用いられるブロー成形金型の
断面図である。
【図4】図4は、図3のブロー成形金型により形成した
容器類似成形物の側面図である。
【図5】図5(A)及び(B)は、図4の容器類似成形
物の所定部分を裁断して形成した羽根部の側面図及び平
面図である。
【図6】図6(A)及び(B)は、図5(B)における
I−I線及びII−II線に沿った骨材の断面図であ
る。
【図7】図7(A)及び(B)は、本発明に係るバドミ
ントンシャトルの別の製造方法における容器類似成形物
の所定部分を裁断して形成した羽根部の側面図及び上面
図である。
【図8】図8は、図7の羽根部に紐材を取り付けて完全
な羽根部とする側面図である。
【符号の説明】
1 バドミントンシャトル 2 ヘッド部 3 羽根部 4 骨材 5 羽材 6 紐材 11 パリソン 12 容器様金型 13 肩部内面 16 ブロー口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド部と該ヘッド部に取り付けられる羽
    根部とからなると共に、該羽根部が羽材と骨材とからな
    るバドミントンシャトルの製造方法において、 上記羽根部の各骨材を樹脂で形成すると共に、ブロー成
    形により該骨材を一体に形成することを特徴とするバド
    ミントンシャトルの製造方法。
  2. 【請求項2】上記骨材の断面をU字又はV字形状に形成
    することを特徴とする請求項1記載のバドミントンシャ
    トルの製造方法。
  3. 【請求項3】上記骨材と共に上記羽材も一緒に形成する
    ことを特徴とする請求項1記載のバドミントンシャトル
    の製造方法。
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