JPH10258076A

JPH10258076A - 腰痛仰臥位下肢台

Info

Publication number: JPH10258076A
Application number: JP9106573A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Honmo; 博本望
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-03-18
Filing date: 1997-03-18
Publication date: 1998-09-29

Abstract

(57)【要約】【目的】腰痛の保存療法のために、腰部椎間板内圧
が最も減少する仰臥位で膝関節９０度屈曲・股関節９０
度屈曲にし、腰椎の前湾を無くし、電動型腰椎間歇牽引
装置または入院時のベッド上での安静療養及び持続牽引
の補助具としての下肢台の関する器具を提供する。【構成】ワゴン１の内側にガイドローラー２、上端
にストッパー４を設け、ワゴン１の上部に中空軸６を設
け、その上部に自由に上下するすべり軸７を設け、中空
軸６及びすべり軸７の内部にガスシリンダーを内蔵し、
すべり軸７の上部に下肢台８を設けた腰痛仰臥位下肢
台。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、腰痛の保存療法のた
めに、腰部椎間板内圧が最も減少する仰臥位で膝関節９
０度屈曲・股関節９０度屈曲にし、腰椎の前湾を無く
し、電動型腰椎間歇牽引装置又は入院時のベッド上での
安静療養及び持続牽引の補助具としての下肢台の関する
器具である。

【０００２】

【従来の技術】従来、腰痛のため仰臥位になるとき、腰
椎の前湾を減少させるため、膝を立てた状態を保持する
ために三角脚台、及び下腿部が水平になるだけのベッド
に乗せる骨盤牽引用脚台があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の機器には次のよ
うな欠点があった。（イ）三脚脚台を使用し、膝を立てることにより、腰
椎の前湾は軽度減少するが、それでも完全に無くすこと
は出来ない。（ロ）骨盤牽引用脚台は高さが一定しており、万人の
両大腿部に応じたものではない。本発明は、これらの欠点を解消するためになされたもの
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】ワゴン１の内側にガイド
ローラー２、及びワゴン１の上端にストッパー４を設け
る。そして、ワゴン１の上部に中空軸６を設け、その中
空軸６の上部に自由に上下するすべり軸７を設ける。中
空軸６及びすべり軸７の内部に、すべり軸７を上下させ
るガスシリンダーを内蔵し、すべり軸７の上部に下肢台
８を設ける。

【０００５】

【作用】電動型腰椎間歇牽引装置１０または入院時のベ
ッドに装備し、仰向きになった患者の両下腿部の下に下
肢台８を挿入し、ガスシリンダー昇降レバー９を操作し
高さを調整し、ストッパーレバー３でワゴン１を下半身
用シート１２に固定し、腰椎の安静療養、間歇牽引また
は持続牽引を行う。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。（イ）ワゴン１の内側に、ベッドフレーム１１に沿っ
て動くためのガイドローラー２を設ける。（ロ）ワゴン１の上端に、ワゴン１を下半身用シート
１２に固定するためのストッパー４を設ける。（ハ）ワゴン１の上部に、中空軸６を設ける。（ニ）中空軸６の上部に、自由に上下するすべり軸７
を設ける。（ホ）中空軸６及びすべり軸７の内部に、すべり軸７
を上下させるガスシリンダーを内蔵する。（ヘ）すべり軸７の上部に、下肢台８を設ける。本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、
電動型腰椎間歇牽引装置１０または入院時のベッドに応
じたワゴン１を装備し、仰向きになった患者の両下腿部
の下に下肢台８を挿入し、ガスシリンダー昇降レバー９
を操作し、患者の膝関節９０度屈曲・股関節９０度屈曲
になるよう下肢台８の高さを調整し、ストッパーレバー
３でワゴン１を下半身用シート１２に固定し、腰椎の間
歇牽引又は持続牽引を行う。ストッパー４の圧着部の位
置は、電動型腰椎間歇牽引装置１０の場合は下半身用シ
ート１２で、入院時のベッドの場合はベッドフレームと
仕様が異なる。なお、本発明は既存の電動型腰椎間歇牽
引装置１０又は入院時のベッドに装備し使用するもので
あるが、請求項２の様に従来の電動型腰椎間歇牽引装置
１０及び本考案のワゴン１を次のように改良を加えるこ
とにより下肢台装備の電動型腰椎間歇牽引装置として使
用することもできる。（ト）請求項１のワゴン１の脚部を図３の様に改良
し、脚部下部内側にガイドローラー２を設ける。レール１４を設ける。（リ）ガイドローラー２をガイドレール１４に取り付
ける。また、請求項３に基づく他の改良として、（ヌ）請求項１のワゴン１の脚部を図６の様に改良
し、脚部下部外側にガイドローラー２を設ける。（ル）電動型腰椎間歇牽引装置１０の下半身用シート
１２に中空軸６が移動できるる。（ヲ）ガイドローラー２をガイドレール１４に取り付
ける。さらに、請求項４に基づく他の改良として、（ワ）請求項１のワゴン１の脚部を図９の様に片側だ
けの支柱に改良し、脚部にベッドフレームストッパー１
６を設ける。（カ）下肢台８の側面に、ガスシリンダー１７で可動
する大腿支持台１８を設け、下肢台８の上部に側方落下
防止板１９を設ける。この発明は、片側の下肢の傷害の際、患側の挙上のみ行
い、健側は伸長できるようにした入院ベッド専用の下肢
台として腰痛仰臥位下肢台を応用したものである。全て
の発明において、ガスシリンダーの変わりに、ギヤーま
たはジャッキによる昇降装置を用いても良い。

【０００７】

【発明の効果】腰痛患者の大腿部の長さに応じ、下肢台
の高さを調節出来ることにより、仰臥位において膝関節
９０度屈曲・股関節９０度屈曲にし、腰椎の前湾を完全
に無くすことが出来、安静療養のみならず、間歇牽引ま
たは持続牽引する際に最も望ましい効果をもたらす。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の使用図である。

【図３】本発明の他の実施例を示す斜視図である。

【図４】本発明の他の実施例を示す使用斜視図である。

【図５】本発明の他の実施例の一部を切り欠いた図面で
ある。

【図６】本発明の他の実施例を示す斜視図である。

【図７】本発明の他の実施例を示す使用斜視図である。

【図８】本発明の他の実施例の一部を切り欠いた図面で
ある。

【図９】本発明の他の実施例を示す斜視図である。

【図１０】本発明の他の実施例を示す使用斜視図であ
る。

【図１１】本発明の他の実施例の一部を切り欠いた図面
である。

【符号の説明】

１ワゴン２ガイドローラー３ストッパー
レバー４ストッパー５キャスター６中空軸
７すべり軸８下肢台９ガスシリンダー昇降レバー１０電動型腰椎間歇牽引装置１１ベッドフレー
ム１２下半身用シート１３上半身用シート１
４ガイドレール１５有窓孔１６ベッドフレームストッパー
１７ガスシリンダー１８大腿支持台１９側方落下防止板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ワゴン１の内側にガイドローラー２、
上端にストッパー４を設け、ワゴン１の上部に中空軸６
を設け、その上部に自由に上下するすべり軸７を設け、
中空軸６及びすべり軸７の内部にガスシリンダーを内蔵
し、すべり軸７の上部に下肢台８を設けた腰痛仰臥位下
肢台。
【請求項２】請求項１のワゴン１の脚部を改良し、
内側にガイドローラー２を設け、既製の電動型腰椎間歇
牽引装置１０のベッドフレーム１１の外側に設けたガイ
ドレール１４に取り付けることが出来る腰痛仰臥位下肢
台。
【請求項３】請求項１のワゴン１の脚部を改良し、
外側にガイドローラー２を設け、既製の電動型腰椎間歇
牽引装置１０の下半身用シート１２に有窓孔１５を設
け、底面に設けたガイドレール１４に取り付けることが
出来る腰痛仰臥位下肢台。
【請求項４】請求項１のワゴン１の脚部を片側だけ
の支柱に改良し、脚部にベッドフレームストッパー１６
を設け、下肢台８の側面にガスシリンダー１７で可動す
る大腿支持台１８を設け、下肢台８の上部に側方落下防
止板１９を設けた腰痛仰臥位下肢台。